JPH03130147A - 特殊生地 - Google Patents
特殊生地Info
- Publication number
- JPH03130147A JPH03130147A JP26819089A JP26819089A JPH03130147A JP H03130147 A JPH03130147 A JP H03130147A JP 26819089 A JP26819089 A JP 26819089A JP 26819089 A JP26819089 A JP 26819089A JP H03130147 A JPH03130147 A JP H03130147A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fabric
- shape memory
- special
- resin film
- film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Manufacturing Of Multi-Layer Textile Fabrics (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
この発明は、織物、編物、不織布、紙地あるいはフィル
ムなどの生地に、形状記憶樹脂製フィルムを貼合せて、
形状回復性の特性を持たした特殊生地に関する。
ムなどの生地に、形状記憶樹脂製フィルムを貼合せて、
形状回復性の特性を持たした特殊生地に関する。
(従来の技術〉
従来、生地としての例えば織物や編物などは後染加工し
た後の精練、仕上工程で各種の樹脂加工処理を施すこと
が知られている。その生地に樹脂加工処理を施すことは
、例えば防水、防汚、防皺、衛生あるいは風合改善の目
的で行なわれている。
た後の精練、仕上工程で各種の樹脂加工処理を施すこと
が知られている。その生地に樹脂加工処理を施すことは
、例えば防水、防汚、防皺、衛生あるいは風合改善の目
的で行なわれている。
(発明が解決しようとする¥1題)
ところで、上述した従来技術のうち、特に防皺加工の目
的では熱硬化性樹脂による樹脂加工処理を施している。
的では熱硬化性樹脂による樹脂加工処理を施している。
しかしながら、このように生地としての例えば織物に防
皺加工を施したものでも裁断して二次製品として使用し
た際に、例えば帯、ワイシャツやネクタイなどで着用し
た場合には、防皺加工の効果が薄れて皺や折目がどうし
ても再度発生してしまう。
皺加工を施したものでも裁断して二次製品として使用し
た際に、例えば帯、ワイシャツやネクタイなどで着用し
た場合には、防皺加工の効果が薄れて皺や折目がどうし
ても再度発生してしまう。
そのため、この皺や折目が発生つると、ワイシャツ、ネ
クタイなどの場合には洗B後アイロンで高温による熱処
理を施して皺や折目を除去している。この皺や折目を除
去するために、いちいち洗濯後高温による熱処理を行わ
なければならず大変面倒であると共に完全に皺や折目が
除去できないという問題を抱えている。
クタイなどの場合には洗B後アイロンで高温による熱処
理を施して皺や折目を除去している。この皺や折目を除
去するために、いちいち洗濯後高温による熱処理を行わ
なければならず大変面倒であると共に完全に皺や折目が
除去できないという問題を抱えている。
また、例えば帯の場合には、洗濯して汚れを落したり、
あるいは皺や折目を除去するための高温による熱処理が
できないため、取扱いに注意を払っているだけで皺や折
目が除去できにくいという問題がある。
あるいは皺や折目を除去するための高温による熱処理が
できないため、取扱いに注意を払っているだけで皺や折
目が除去できにくいという問題がある。
この発明の目的は、上記問題点を改善するため、形状記
憶がし易く、環境の温度に左右されないで回復させるこ
とができる形状記憶樹脂製フィルムを生地に貼合せるこ
とにより、従来使用した際に発生する皺や折目などを容
易かつ簡単に除去できるようにした特殊生地を提供する
ことにある。
憶がし易く、環境の温度に左右されないで回復させるこ
とができる形状記憶樹脂製フィルムを生地に貼合せるこ
とにより、従来使用した際に発生する皺や折目などを容
易かつ簡単に除去できるようにした特殊生地を提供する
ことにある。
[発明の構成1
(課題を解決するための手段)
上記目的を達成づるために、この発明は、織物、編物、
不織布、紙地あるいはフィルムなどの生地の少なくとも
片面に、形状記憶樹脂製フィルムを貼合せ、あるいは貼
合わせた上生地における組織の中に融和させて特殊生地
を構成した。
不織布、紙地あるいはフィルムなどの生地の少なくとも
片面に、形状記憶樹脂製フィルムを貼合せ、あるいは貼
合わせた上生地における組織の中に融和させて特殊生地
を構成した。
(作用)
この発明の特殊生地を採用することにより、織物、編物
、不織布、紙地あるいはフィルムなどの生地の少なくと
も片面に、例えば接着剤や加熱処理などで形状記憶性フ
ィルムを貼合せたり、あるいは貼合わせた上生地におけ
る組織の中に融和させることにより特殊生地が得られる
。
、不織布、紙地あるいはフィルムなどの生地の少なくと
も片面に、例えば接着剤や加熱処理などで形状記憶性フ
ィルムを貼合せたり、あるいは貼合わせた上生地におけ
る組織の中に融和させることにより特殊生地が得られる
。
こうして得られた特殊生地には形状回復特性が保有され
るので、この特殊生地に皺や折目などが発生した際には
、低温の熱処理で元の状態に回復でき除去される。
るので、この特殊生地に皺や折目などが発生した際には
、低温の熱処理で元の状態に回復でき除去される。
(実施例)
以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
る。
この発明による特殊生地は、織物、編物、不織布、紙地
あるいはフィルムなどの生地そのものと、その生地に貼
合わせられた形状記憶樹脂製フィルムからなっている。
あるいはフィルムなどの生地そのものと、その生地に貼
合わせられた形状記憶樹脂製フィルムからなっている。
例えば、第2図に示すごとく、熱可塑性フィラメント糸
のタテ糸1と、絹糸のヨコ糸3の糸使いからなる平織で
製織した織物5が得られる。この織物5の少なくとも片
面に第1図に示づごとく、形状記憶樹脂製フィルム7を
貼合せて特殊生地9にしたものである。
のタテ糸1と、絹糸のヨコ糸3の糸使いからなる平織で
製織した織物5が得られる。この織物5の少なくとも片
面に第1図に示づごとく、形状記憶樹脂製フィルム7を
貼合せて特殊生地9にしたものである。
前記第1図に示した織物5のタテ糸1とヨコ糸3の糸使
いは、熱可塑性フィラメント糸と絹糸との組合せだけで
なく、各種の綿、ウール、麻、レーヨン、アセテート、
伸縮糸、あるいは箔糸例えば芯糸のまわりに全加工を施
した和紙やフィルムなどの細断糸をからませた箔糸など
を適宜組合せたものを使用しても構わない。織物5の織
方としても単なる平織だけでなく、朱子、斜較、あるい
は二重組織さらには変化組織などであってもよい。
いは、熱可塑性フィラメント糸と絹糸との組合せだけで
なく、各種の綿、ウール、麻、レーヨン、アセテート、
伸縮糸、あるいは箔糸例えば芯糸のまわりに全加工を施
した和紙やフィルムなどの細断糸をからませた箔糸など
を適宜組合せたものを使用しても構わない。織物5の織
方としても単なる平織だけでなく、朱子、斜較、あるい
は二重組織さらには変化組織などであってもよい。
また、織物5以外の編物、不織布、紙地あるいはフィル
ムなどであってもよく、その場合の材料は上記の各種の
糸や紙バイブ、フィルムが使用される。
ムなどであってもよく、その場合の材料は上記の各種の
糸や紙バイブ、フィルムが使用される。
形状記憶樹脂製フィルム7としての例えばポリノルボル
ネンからなるフィルムは、エヂレンシクロペンタジェン
をディース・アルダ−反応せしめてノルボルネンとし、
そのノルボルネンを開環重合せしめてなるものである。
ネンからなるフィルムは、エヂレンシクロペンタジェン
をディース・アルダ−反応せしめてノルボルネンとし、
そのノルボルネンを開環重合せしめてなるものである。
しかも、このポリノルボルネンの特性は、白色粉体の形
状をしていて、粒子径がIn+a+以下95%、平均0
.3〜0.4nuaのものである。さらに分子量は30
0万以上で、ガラス転移点が約35℃で、かつ水、アル
コールに溶けず、芳香族系、ナフテン系、パラフィン系
の油に溶ける性質を有している。すなわち、ポリノルボ
ルネンは、ガラス転位点以上の例えば150℃前後の温
度(変形加工しうる温度)で賦形しそれを保持し、ガラ
ス転位点以下例えば常温で固定化され、しかも、ガラス
転移点以上の再加熱温度例えば40〜60℃程度で形状
を回復するものである。
状をしていて、粒子径がIn+a+以下95%、平均0
.3〜0.4nuaのものである。さらに分子量は30
0万以上で、ガラス転移点が約35℃で、かつ水、アル
コールに溶けず、芳香族系、ナフテン系、パラフィン系
の油に溶ける性質を有している。すなわち、ポリノルボ
ルネンは、ガラス転位点以上の例えば150℃前後の温
度(変形加工しうる温度)で賦形しそれを保持し、ガラ
ス転位点以下例えば常温で固定化され、しかも、ガラス
転移点以上の再加熱温度例えば40〜60℃程度で形状
を回復するものである。
したがって、例えば熱可塑性フィラメント糸のタテ糸1
と、絹糸のヨコ糸3で平織の組織により製織した織物5
にポリノリボルネンのフィルムを例えば加熱処理で貼合
せることによって第2図に示したようなポリノルボルネ
ンの形状記憶樹脂フィルム7を片面に設けた特殊生地9
が得られるのである。
と、絹糸のヨコ糸3で平織の組織により製織した織物5
にポリノリボルネンのフィルムを例えば加熱処理で貼合
せることによって第2図に示したようなポリノルボルネ
ンの形状記憶樹脂フィルム7を片面に設けた特殊生地9
が得られるのである。
また、形状記憶樹脂製フィルム7としての例えばポリス
チレンと結晶化ポリブタジェンのブロック共重合体から
なるフィルムは、分子量がトータルで数十万、ポリブタ
ジェンが海、ポリスチレンが島の海aI/il造となっ
ている。結晶化ポリブタジェンの融点が60℃、ポリス
チレンの軟化点が100℃、ポリスチレンは100℃以
下では固く、ポリブタジェンの高分子同士の結び目とな
っている。
チレンと結晶化ポリブタジェンのブロック共重合体から
なるフィルムは、分子量がトータルで数十万、ポリブタ
ジェンが海、ポリスチレンが島の海aI/il造となっ
ている。結晶化ポリブタジェンの融点が60℃、ポリス
チレンの軟化点が100℃、ポリスチレンは100℃以
下では固く、ポリブタジェンの高分子同士の結び目とな
っている。
したがって、形状記憶温度は120’C前後で、形状回
復温度は30〜110℃程度好ましくは40〜100℃
となっている。さらにこの共重合体の特性は、白色でベ
レット状をしており、また、高弾性、高強度、耐候性、
耐熱性に優れている。
復温度は30〜110℃程度好ましくは40〜100℃
となっている。さらにこの共重合体の特性は、白色でベ
レット状をしており、また、高弾性、高強度、耐候性、
耐熱性に優れている。
さらに耐屈曲性、耐薬品性にも優れている。特に、トリ
クロロエタンなどの溶剤に溶けて危険性がなく取扱い易
く、染料との結合性も良好である。
クロロエタンなどの溶剤に溶けて危険性がなく取扱い易
く、染料との結合性も良好である。
而して例えば熱可塑性フィラメント糸のタテ糸1と、絹
糸のヨコ糸3で平織の組織により製織した織物5にポリ
スチレンと結晶化ポリブタジェンのブロック共重合体の
形状記憶樹脂製フィルム7を例えば加熱処理で貼合せる
ことによって第2図に示したような特殊生地9が得られ
るのである。
糸のヨコ糸3で平織の組織により製織した織物5にポリ
スチレンと結晶化ポリブタジェンのブロック共重合体の
形状記憶樹脂製フィルム7を例えば加熱処理で貼合せる
ことによって第2図に示したような特殊生地9が得られ
るのである。
さらに、形状記憶樹脂製フィルム7としての例えばポリ
ウレタン樹脂からなるフィルムは結晶部分とアモルファ
ス部分からなっている。しかも、このフィルム7はアモ
ルファス部分のガラス転移点(Tg)以上、結晶部分の
融点以下の温度範囲でゴム弾性を示し、自由に変形でき
るものである。
ウレタン樹脂からなるフィルムは結晶部分とアモルファ
ス部分からなっている。しかも、このフィルム7はアモ
ルファス部分のガラス転移点(Tg)以上、結晶部分の
融点以下の温度範囲でゴム弾性を示し、自由に変形でき
るものである。
この温度範囲では、アモルファス部分の分子運動は自由
になるが、結晶部分が溶けていないためここが架橋点の
ように振る舞う。変形したまま1g以下に冷すとその形
のままli!i1定するが内部応力は残っており、温め
ると記憶した形状に戻ることになる。
になるが、結晶部分が溶けていないためここが架橋点の
ように振る舞う。変形したまま1g以下に冷すとその形
のままli!i1定するが内部応力は残っており、温め
ると記憶した形状に戻ることになる。
形状の再記憶は結晶部分の融点以上の温度例えば200
℃前後に加熱し、樹脂を流動状態にして成形し、冷却の
過程で部分結晶し架橋点を新しく作り直すことによって
行なわれる。
℃前後に加熱し、樹脂を流動状態にして成形し、冷却の
過程で部分結晶し架橋点を新しく作り直すことによって
行なわれる。
本実施例におけるポリウレタン樹脂からなるフィルム7
はTQが一30℃から+60℃まで自由に変えられるが
、通常の常温におけるコンディショニング状態すなわち
、10℃〜55°C程度でこのフィルム7を放置してお
くことによって、元の状態に回復されるのである。好ま
しくは20〜40℃の雰囲気中に放置しておくことによ
って、自然と元の状態に回復するし、アイロンなどの熱
処理で行えば短111i間に回復させることができる。
はTQが一30℃から+60℃まで自由に変えられるが
、通常の常温におけるコンディショニング状態すなわち
、10℃〜55°C程度でこのフィルム7を放置してお
くことによって、元の状態に回復されるのである。好ま
しくは20〜40℃の雰囲気中に放置しておくことによ
って、自然と元の状態に回復するし、アイロンなどの熱
処理で行えば短111i間に回復させることができる。
さらに、この形状記憶樹脂製フィルム7は透明で着色が
自由であり、かつ耐候性がよく、耐薬品性も従来のポリ
ウレタン並みの特性を有している。
自由であり、かつ耐候性がよく、耐薬品性も従来のポリ
ウレタン並みの特性を有している。
特に、ジメヂルフロンなどの溶剤に溶けて危険性がなく
取扱い易く、染料との結合性も良好である。
取扱い易く、染料との結合性も良好である。
而して、例えば熱可塑性フィラメント糸のタテ糸1と、
絹糸のヨコ糸3で平織の組織により製織した織物5にポ
リウレタン樹脂からなるフィルム7を例えば加熱処理で
貼合せることによって第2図に示したような特殊生地9
が得られるのである。
絹糸のヨコ糸3で平織の組織により製織した織物5にポ
リウレタン樹脂からなるフィルム7を例えば加熱処理で
貼合せることによって第2図に示したような特殊生地9
が得られるのである。
第3図には特殊生地9を得る一例の製造方法の工程図が
示されている。第3図において、ローラ11に巻かれた
タテ糸1とヨコ糸3で織成された織物5がローラ13上
に置かれ、ローラ13を例えば矢印に示したごとく回転
せしめることにょってローラ11に巻かれた織物5が送
り出されるのである。
示されている。第3図において、ローラ11に巻かれた
タテ糸1とヨコ糸3で織成された織物5がローラ13上
に置かれ、ローラ13を例えば矢印に示したごとく回転
せしめることにょってローラ11に巻かれた織物5が送
り出されるのである。
一方、ローラ15に巻かれた薄い例えば0.1〜0.3
μm程度の形状記憶樹脂製フィルム7がO−ラ17上に
置かれ、ローラ17を例えば矢印で示したごとく回転せ
しめることによって、ロー515に巻かれた形状記憶樹
脂製フィルム7が送り出されるのである。
μm程度の形状記憶樹脂製フィルム7がO−ラ17上に
置かれ、ローラ17を例えば矢印で示したごとく回転せ
しめることによって、ロー515に巻かれた形状記憶樹
脂製フィルム7が送り出されるのである。
送り出された織物5は複数のガイドローラ19を経て一
対の供給ローラ21A、218間に供給される。また、
送り出された形状記憶樹脂製フ・イルム7は複数のガイ
ドローラ23を経て前記一対の供給ローラ21A、21
B間に供給される。したがって、送り出された織物5と
形状記憶樹脂製フィルム7とは一対の供給ローラ21A
、21B間で一績になり、さらに一対の送り出しローラ
23A、23B間より送り出される。
対の供給ローラ21A、218間に供給される。また、
送り出された形状記憶樹脂製フ・イルム7は複数のガイ
ドローラ23を経て前記一対の供給ローラ21A、21
B間に供給される。したがって、送り出された織物5と
形状記憶樹脂製フィルム7とは一対の供給ローラ21A
、21B間で一績になり、さらに一対の送り出しローラ
23A、23B間より送り出される。
一対の供給ローラ21A、21Bと送り出しローラ23
A、23Bとの間には、温度を制御できる加熱ヒータ2
5が設けられている。この加熱ヒ−タ25によって織物
5と形状記憶樹脂製フィルム7に加熱処理を施すことに
より、織物5の少なくとも片面に形状記憶樹脂製フィル
ム7が貼合せられて、巻取りローラ27上のローラ29
上に特殊生地9が巻取られることになる。
A、23Bとの間には、温度を制御できる加熱ヒータ2
5が設けられている。この加熱ヒ−タ25によって織物
5と形状記憶樹脂製フィルム7に加熱処理を施すことに
より、織物5の少なくとも片面に形状記憶樹脂製フィル
ム7が貼合せられて、巻取りローラ27上のローラ29
上に特殊生地9が巻取られることになる。
加熱ヒータ25の代わりに、プレスや接着剤でもって貼
合せるようにしても構わない。
合せるようにしても構わない。
こうして得られた特殊生地9は、外観が美麗で強靭かつ
耐久性に優れたものとなる。また、二次製品になるまで
の過程や、裁断して二次製品にして使用したり、又は着
用した際に折曲げられ特に皺や折目が発生したとしても
、例えば10〜110℃程度の熱処理を施すことによっ
て、元の状態に復元することができるから、皺や折目な
どを容易かつ簡単に除去することができる。
耐久性に優れたものとなる。また、二次製品になるまで
の過程や、裁断して二次製品にして使用したり、又は着
用した際に折曲げられ特に皺や折目が発生したとしても
、例えば10〜110℃程度の熱処理を施すことによっ
て、元の状態に復元することができるから、皺や折目な
どを容易かつ簡単に除去することができる。
織物の代わりに編物、不織布、紙地又はフィルムなどそ
れ以外の生地であってもよい。特に二次製品として皺や
折目の発生しやすい帯地やワイシャツ、ネクタイ、ドレ
ス、スカート、スラックスなどに適用すると著しく効果
が発揮される。
れ以外の生地であってもよい。特に二次製品として皺や
折目の発生しやすい帯地やワイシャツ、ネクタイ、ドレ
ス、スカート、スラックスなどに適用すると著しく効果
が発揮される。
二次製品としては、衣料以外の産業用資材のカーシート
やシートカバー類、インテリアの壁紙、カーペット、カ
ーテンなどに適用することも可能で広範囲の用途に応用
できる。
やシートカバー類、インテリアの壁紙、カーペット、カ
ーテンなどに適用することも可能で広範囲の用途に応用
できる。
本実施例で得られた特殊生地は高温でない例えば120
〜150℃前後の温度で形状記憶され、この処理が危険
性のない溶剤に溶かして行なうことができるので取扱い
が容易である。
〜150℃前後の温度で形状記憶され、この処理が危険
性のない溶剤に溶かして行なうことができるので取扱い
が容易である。
また、形状を回復させる温度を例えば10〜110℃で
行ない得るので、人体の温度や夏の気温に左右されない
で処理できて取扱いが容易となるものである。
行ない得るので、人体の温度や夏の気温に左右されない
で処理できて取扱いが容易となるものである。
なお、この発明は前述した実施例に限定されることなく
、適宜の変更を行なうことにより、その他の態様で実施
し得るものである。例えば、織物5の片面だけでなく、
両面に形状記憶樹脂製フィルム7を貼合せることも可能
である。さらに、生地の少なくとも片面に形状記憶樹脂
製フィルム7を貼合わせた上生地における組織の中に融
和させてもよい。
、適宜の変更を行なうことにより、その他の態様で実施
し得るものである。例えば、織物5の片面だけでなく、
両面に形状記憶樹脂製フィルム7を貼合せることも可能
である。さらに、生地の少なくとも片面に形状記憶樹脂
製フィルム7を貼合わせた上生地における組織の中に融
和させてもよい。
[発明の効果]
以上のごとき実施例の説明より理解されるように、この
発明によれば、特許請求の範囲に記載したように、織物
、編物、不織布、紙地あるいはフィルムなどの生地の少
なくとも片面に形状記憶樹脂製フィルムを貼合わせ、あ
るいは貼合わせた上生地における組織の中に融和させて
なる特殊生地であるから、二次製品になるまでの過程や
、裁断して二次製品にし、その二次製品を使用したり、
あるいは着用した際に、特に発生する少くとも皺や折目
などは10〜110℃程度の熱処理を施すことにより元
の状態に復元するから、容易かつ簡単に除去できるとい
う効果を奏する。
発明によれば、特許請求の範囲に記載したように、織物
、編物、不織布、紙地あるいはフィルムなどの生地の少
なくとも片面に形状記憶樹脂製フィルムを貼合わせ、あ
るいは貼合わせた上生地における組織の中に融和させて
なる特殊生地であるから、二次製品になるまでの過程や
、裁断して二次製品にし、その二次製品を使用したり、
あるいは着用した際に、特に発生する少くとも皺や折目
などは10〜110℃程度の熱処理を施すことにより元
の状態に復元するから、容易かつ簡単に除去できるとい
う効果を奏する。
また、形状記憶温度が120〜150℃前後で、従来の
温度より低いため形状記憶処理が容易に処理できる。
温度より低いため形状記憶処理が容易に処理できる。
さらに、この発明の生地には形状記憶樹脂製フィルムが
貼合せているから、外観が美観でかつ強靭でJしかも耐
久性、耐候性に優れたものとなる。
貼合せているから、外観が美観でかつ強靭でJしかも耐
久性、耐候性に優れたものとなる。
第1図はこの発明の一実施例である特殊生地の一部断面
図、第2図は特殊生地になる前の織物の平面図、第3図
はこの発明の特殊生地を得るための概略処理工程図であ
る。 1・・・タテ糸 3・・・ヨコ糸 5・・・織物 7・・・形状記憶樹脂製フィルム 9・・・特殊生地
図、第2図は特殊生地になる前の織物の平面図、第3図
はこの発明の特殊生地を得るための概略処理工程図であ
る。 1・・・タテ糸 3・・・ヨコ糸 5・・・織物 7・・・形状記憶樹脂製フィルム 9・・・特殊生地
Claims (1)
- 織物、編物、不織布、紙地あるいはフィルムなどの生地
の少なくとも片面に、形状記憶樹脂製フィルムを貼合せ
、あるいは貼合わせた上生地における組織の中に融和さ
せてなることを特徴とする特殊生地。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26819089A JPH03130147A (ja) | 1989-10-17 | 1989-10-17 | 特殊生地 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26819089A JPH03130147A (ja) | 1989-10-17 | 1989-10-17 | 特殊生地 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03130147A true JPH03130147A (ja) | 1991-06-03 |
Family
ID=17455171
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26819089A Pending JPH03130147A (ja) | 1989-10-17 | 1989-10-17 | 特殊生地 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03130147A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997042026A1 (en) * | 1996-05-02 | 1997-11-13 | The Secretary Of State For Defence In Her Britannic Majesty's Government Of The United Kingdom Of Great Britain And Northern Ireland | Thermally insulating textile |
GB2328401A (en) * | 1996-05-02 | 1999-02-24 | Secr Defence Brit | Thermally insulating textile |
JP2013512119A (ja) * | 2009-11-24 | 2013-04-11 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 形状記憶ポリマーを使用した物品及び方法 |
CN103386785A (zh) * | 2013-08-06 | 2013-11-13 | 常熟市恒沁制衣有限责任公司 | 一种免熨烫衬衫 |
JP2020204146A (ja) * | 2012-08-27 | 2020-12-24 | ナイキ イノベイト シーブイ | 物品に調整可能な物理的透過性を与える動的材料 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59204541A (ja) * | 1983-05-07 | 1984-11-19 | 日東電工株式会社 | 補強用の接着性シ−ト |
JPS61252353A (ja) * | 1985-04-25 | 1986-11-10 | 金井 宏之 | 形状記憶樹脂製不織布シ−ト |
JPH01174605A (ja) * | 1987-12-26 | 1989-07-11 | Art Neichiyaa:Kk | かつら用ベース |
JPH01229879A (ja) * | 1988-03-02 | 1989-09-13 | Motohisa Yoshida | 特殊生地 |
JPH0224932B2 (ja) * | 1983-12-16 | 1990-05-31 | Murata Machinery Ltd | |
JPH02223443A (ja) * | 1988-11-11 | 1990-09-05 | Nippon Zeon Co Ltd | 構造材及びその使用方法 |
-
1989
- 1989-10-17 JP JP26819089A patent/JPH03130147A/ja active Pending
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59204541A (ja) * | 1983-05-07 | 1984-11-19 | 日東電工株式会社 | 補強用の接着性シ−ト |
JPH0224932B2 (ja) * | 1983-12-16 | 1990-05-31 | Murata Machinery Ltd | |
JPS61252353A (ja) * | 1985-04-25 | 1986-11-10 | 金井 宏之 | 形状記憶樹脂製不織布シ−ト |
JPH01174605A (ja) * | 1987-12-26 | 1989-07-11 | Art Neichiyaa:Kk | かつら用ベース |
JPH01229879A (ja) * | 1988-03-02 | 1989-09-13 | Motohisa Yoshida | 特殊生地 |
JPH02223443A (ja) * | 1988-11-11 | 1990-09-05 | Nippon Zeon Co Ltd | 構造材及びその使用方法 |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997042026A1 (en) * | 1996-05-02 | 1997-11-13 | The Secretary Of State For Defence In Her Britannic Majesty's Government Of The United Kingdom Of Great Britain And Northern Ireland | Thermally insulating textile |
GB2328401A (en) * | 1996-05-02 | 1999-02-24 | Secr Defence Brit | Thermally insulating textile |
GB2328401B (en) * | 1996-05-02 | 1999-12-08 | Secr Defence Brit | Thermally insulating textile |
US6312784B2 (en) | 1996-05-02 | 2001-11-06 | The Secretary Of State For Defence In Her Britannic Majesty's Government Of The United Kingdom Of Great Britain And Northern Ireland | Thermally insulating textile |
JP2013512119A (ja) * | 2009-11-24 | 2013-04-11 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 形状記憶ポリマーを使用した物品及び方法 |
JP2020204146A (ja) * | 2012-08-27 | 2020-12-24 | ナイキ イノベイト シーブイ | 物品に調整可能な物理的透過性を与える動的材料 |
US11419371B2 (en) | 2012-08-27 | 2022-08-23 | Nike, Inc. | Dynamic materials integrated into articles for adjustable physical dimensional characteristics |
CN103386785A (zh) * | 2013-08-06 | 2013-11-13 | 常熟市恒沁制衣有限责任公司 | 一种免熨烫衬衫 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR920007066B1 (ko) | 형상기억성을 가진 섬유제시이트 및 섬유제시이트제품으로의 형상기억성 부여방법 | |
JPH02112433A (ja) | 形状記憶性ポリマーによる織布 | |
US2450948A (en) | Method of making elastic fabrics | |
US3067482A (en) | Sheet material and process of making same | |
NO124547B (ja) | ||
JPS59228060A (ja) | 不織シ−トの処理方法および得られる生成物 | |
CN112538764B (zh) | 用阳离子染料染色过的立毛状人造革及其制造方法 | |
CN103126140A (zh) | 一种羊绒衬布的生产工艺 | |
CN103156315A (zh) | 一种粘胶水刺西服衬的生产工艺 | |
JPH03130147A (ja) | 特殊生地 | |
US20030166369A1 (en) | Durable nonwoven garment exhibiting recoverable extensibility | |
CN103767198B (zh) | 一种波浪形缝丝衬的制备工艺 | |
KR100351508B1 (ko) | 불규칙한 모양의 주름이 형성된 원단 및 의류의 제조방법 | |
JPH07197355A (ja) | 複合不織布及びそれを用いた芯地 | |
US3239586A (en) | Process of molding polyester textile fabrics | |
US7802705B2 (en) | Method for forming pleat on fabric composed of polylactic acid yarn, and pleated fabric | |
JPH01229879A (ja) | 特殊生地 | |
KR100743988B1 (ko) | 인공 스웨이드 제조방법 | |
JPS6392443A (ja) | 凹凸伸縮布帛およびその製造方法 | |
WO2014054543A1 (ja) | ハイパイル布帛及びその製造方法 | |
JP4092615B2 (ja) | 伸縮性起毛布帛及びその製造方法 | |
JPH02307975A (ja) | 特殊生地 | |
JP2847214B2 (ja) | 立体構造物成形用素材及びこれを用いた立体構造物の製造方法 | |
US1972923A (en) | Process of producing textile materials and product thereof | |
NO151828B (no) | Polysiloxanmasser som kan fornettes til elastomerer |