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JPH031219Y2 - - Google Patents

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Publication number
JPH031219Y2
JPH031219Y2 JP1986083249U JP8324986U JPH031219Y2 JP H031219 Y2 JPH031219 Y2 JP H031219Y2 JP 1986083249 U JP1986083249 U JP 1986083249U JP 8324986 U JP8324986 U JP 8324986U JP H031219 Y2 JPH031219 Y2 JP H031219Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting edge
cutting
blade
rotary blade
cut
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1986083249U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62194008U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986083249U priority Critical patent/JPH031219Y2/ja
Publication of JPS62194008U publication Critical patent/JPS62194008U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH031219Y2 publication Critical patent/JPH031219Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

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  • Dovetailed Work, And Nailing Machines And Stapling Machines For Wood (AREA)
  • Nonmetal Cutting Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は木工用面取り機、木工用溝切り機、木
工用ルーター機等木工用切削機に使用され木質系
被切削材の一面を切削する回転刃に関する。
〔従来技術〕
木工用回転刃の一形式として、基台に設けた駆
動部材にトルク伝達可能に組付けられて回転する
本体の外周に、同本体の回転方向に対して交差状
に延びる所定幅の刃先を同本体の回転方向に所定
間隔を保つて複数具備し、被切削材の一面を切削
する木工用回転刃がある。この種形式の回転刃に
おいては、第10図および第11図に示すよう
に、各刃先1〜4の先端が幅方向の全体にわたつ
て刃部1a〜4aに形成されていて、被切削材
(木材)を各刃先1〜4の幅方向全体で均等に切
削する構成となつている。
しかして、この種形式の回転刃においては一般
に、被切削材に対する切削抵抗が小さくて軽くか
つ切れ味よく切削できること、切削加工の仕上り
が良好であること、耐久性にすぐれていること、
価格が廉価であること等が望まれている。また、
これらに影響を及ぼす要因には種々のものが存在
する。
かかる要因として、切削時回転刃の被切削材に
対する衝撃力により同被切削材がその幅方向に局
部的に圧縮変形すること、被切削材が木材である
ことから木目に対する逆目という固有の要因が挙
げられるが、これらの要因に対処する手段として
各刃先1〜4を被切削材の送り方向に対して傾斜
する形状に形成する手段があり、かかる回転刃に
おける上記傾斜角をリード角と称している。かか
る回転刃においては、各刃先が被切削材の幅方向
に対して傾斜線状に衝撃力を与えることになるた
め、同被切削材における幅方向の局部的な圧縮変
形が減少して切削性が向上し、かつ木目の逆目に
よるササクレの発生が減少する。しかしながら、
かかる回転刃においても切削抵抗が低減されるこ
とがないとともに、耐久性が向上することがな
い。これらの問題に対処すべく、本出願人は、上
記した形式の回転刃における各刃先がそれらの幅
方向に所定幅の略方形の刃部と溝部とを交互に多
数備え、互に隣合う各刃先の各刃部は各溝部と同
一幅またはこれより広幅に形成されかつこれらを
各刃部と各溝部とが互に対向して位置している回
転刃を実願昭61−31671号にて出願している。
かかる構成の回転刃においては、各刃先の刃部
が従来の回転刃の各刃先の刃部に比して少ないた
め切削抵抗が減少し、被切削材の切削が軽快にな
される。また、各刃先においては各刃部と各溝部
とが被切削材の幅方向に交互に位置しているた
め、同被切削材に対する衝撃力が小さく、このた
め同被切削材の幅方向における局部的な圧縮変形
が小さくて切削性が向上するとともに、逆目に起
因するササクレの発生が防止される。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかして、かかる構成の回転刃においては、各
刃先による切削部に各溝部に対応する畝状の多数
の非切削部が形成されるが、これらの非切削部は
隣合う刃先により順次切削される。また、被切削
材の送り速度に対する回転刃の回転速度が極めて
速いことから、各刃先間に残留する非切削部は極
めて小さく切削加工面の面粗度は従来の回転刃に
おける場合に比し見掛上何等遜色ない。
しかしながら、かかる回転刃においてはその本
体、刃先の各部の精度が低い場合、同回転刃を組
付ける装置の組付部、回転刃を軸支する軸受等の
各部の精度が低くてガタがある場合には、回転刃
による被切削材の切削深さが変動して切削部にお
ける高低差が助長され、回転刃の各溝部に起因す
る被切削材の送り方向の筋が発生することがあ
る。本考案はかかる問題に対処しようとするもの
である。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記形式の回転刃における各刃先とし
て幅方向全体に刃部を備えた第1の刃先と、幅方
向に所定幅の略方形の刃部と溝部とを交互に多数
備えた第2の刃先と、この第2の刃先と同様略方
形の多数の刃部と溝部とを交互に備えこれらの刃
部と溝部が前記第2の刃先の溝部と刃部に対向し
て位置する第3の刃先を採用し、前記第1の刃先
を前記第2の刃先と第3の刃先との間に配置する
とともに、これら第2、第3の刃先における各刃
部を対向する各溝部と同一幅またはこれより広幅
に形成したことを特徴とする。
〔考案の作用・効果〕
かかる構成によれば、各刃先として幅方向全体
に刃部を備えた第1の刃先を全て採用した従来の
回転刃に比し、多数の刃部と溝部とを交互備に備
えた第2、第3の刃先に起因して被切削材に対す
る切削が軽快で切削性が良好であり、かつ逆目に
よるササクレの発生が防止されとともに、第1の
刃先に起因して次のごとき効果を奏する。すなわ
ち、第1の刃先が第2の刃先と第3の刃先との間
に配置されているため、第2の刃先または第3の
刃先にて残された畝状の非切削部は第3の刃先ま
たは第2の刃先による切削の以前に第1の刃先に
より切削される。このため、切削部における高低
差は第1の刃先の作用にて是正され、同高低差に
起因する筋は見掛上発生しない。
〔実施例〕
以下本考案を図面に基づいて説明するに、第1
図には本考案の第1実施例に係る回転刃10Aを
組付けた高速立軸型の面取り盤(面取り機)が示
されている。当該面取り盤は木工用面取り盤とし
て常用されているもので、回転刃10Aは図示し
ない基台に配置した電動モータにて駆動し定盤2
1上に突出する回転軸22に嵌合固定され、同回
転軸22と一体回転可能に組付けられている。ま
た、回転軸22と回転刃10Aは前記基台に突設
されて定盤21上に突出する支柱23にアーム2
4を介して支持された主軸押え25にて回転可能
に押圧支持され、安定な状態で高速回転し得るよ
うになつている。当該面取り盤においては、被切
削材である木材が定盤21上に突設した定規に沿
つて第1図の紙面の表裏を貫通する方向に搬送さ
れ、回転刃10Aにより切削されて所要の面取り
加工がなされる。
しかして、回転刃10Aは第1図〜第4図に示
すように本体11と3種類の4枚の刃先12,1
3、14とからなるもので、本体11は回転軸2
2に嵌合固定される筒部11aと、筒部11aの
外周にて同一間隔に位置し外方へフツク状に突出
する4本の腕部11b〜11eを備えている。各
腕部11b〜11eは所定幅(上下方向)に形成
されていて、互に180゜偏位する一対の腕部11
b,11dの内側面に第1刃先12がロウ付け等
により固着され、かつ他の各腕部11c,11e
の内側面に第2刃先13、第3刃先14がロウ付
け等により固着されている。
これらの刃先において、第1刃先12は幅方向
全体に刃部12aを備えたそれ自体公知のもの
で、被切削材の搬送方向に直交して延びている。
また、第2刃先13および第3刃先14はそれら
の内側面に多数の溝部13a,14aを備えてい
る。各溝部13aは略方形の所定の幅および深さ
に形成されて刃先13の幅方向に同一間隔で配列
されており、これにより各溝部13a間が多数の
刃部13bになつている。各刃部13bは各溝部
13aよりわずかに広幅に形成されている。ま
た、第3刃先14の各溝部14aおよび各刃部1
4bも第2刃先13の各溝部13aおよび各刃部
13bと同様に形成されている。各刃先13,1
4間においては、各溝部13aと各刃部14bお
よび各刃部13bと各溝部14aが互に対向して
位置している。
かかる構成の回転刃10Aにおいては、当該面
取り盤の電動モータの駆動により回転軸22と一
体的に例えば5000rpmで回転し、搬送速度が例え
ば6m/minで搬送される被切削材(木材)の一
側を切削して面取り加工する。この場合、第2、
第3刃先13,14は多数の刃部13b,14b
と溝部13a,14aを交互に備えているため、
各刃先13,14による切削部には各溝部13
a,14aに対応する畝状の多数の非切削部が形
成されることとなる。しかしながら、第2刃先1
3と第3刃先14間および第3刃先14と第2刃
先13間に第1刃先12がそれぞれ位置し、これ
ら各第1刃先12が第2刃先13または第3刃先
14にて残された非切削部を、第3刃先14また
は第2刃先13が切削するに先立つて切削する。
しかして、回転刃10Aの第2、第3刃先13,
14における各刃部13b,14bの合計の刃渡
りは従来のこの種の回転刃の各刃先に比較して30
〜50%少なくこれにより切削抵抗が減少し切削が
軽快になされ、かつ木目に対する逆目によるササ
クレが少くて加工面の仕上りが向上する。また、
切削時における被切削材の幅方向における局部的
な圧縮変形が小さくて、切削性が向上する。
ところで、かかる回転刃10Aによる被切削材
の切削状態は第5図に示す状態となり、回転刃1
0Aの各刃先12,13は,14は被切削材Eを
搬送方向に間隔P毎に切削する。このため、被切
削材Eの加工面には間隔P毎に微小な突起e1,
e2・・・が残留するが、これらの微小突起e
1,e2・・・は下記に示すように一般の切削加
工においては無視し得る大きさであり、加工面の
面粗度は見掛上従来と何等遜色がない。
(1) 切削間隔Pは回転刃の回転数をN、被切削材
の搬送速度をF、刃先数をnとした場合 P=F/(nN) (2) 微小突起e1,e2…の高さeは回転刃の回
転半径をRとした場合 (3) 高速立軸型面取り盤の嫁働条件として、回転
刃の回転半径Rを50mm、回転数Nを5000rpm、
被切削材の搬送速度Fを6m/minとした場合 回転刃の刃先数2…P=0.6mm,e=0.001mm 回転刃の刃先数4…P=0.3mm,e=0.0002
mm かかる条件で切削加工する際、回転刃として第
2刃先13と第3刃先14とを交互に配設してな
る本出願人の前記先願考案の回転刃を採用した場
合には、微小突起e1,e2…の高さeは刃先数
2に相当する0.001mmとなり、この大きさは一般
の切削加工においては無視し得る値である。しか
しながら、採用する回転刃の本体、刃先等の精度
が低い場合、回転刃を組付ける装置の組付部、回
転刃を軸支する軸受等の各部の精度が低くてガタ
がある場合には、回転刃による被切削材の切削深
さが変動し、微小突起e1,e2…の高さeの少
くとも1つが助長される。これに対して、本実施
例の回転刃10Aにおいては、各第1刃先12が
第2、第3刃先13,14の間に交互に配置され
ているため、微小突起の高さeは刃先数4または
これに近以するさらに微小な値となる。従つて、
微小突起の高さeが上記した精度上の問題から助
長されたとしても、微小突起は無視し得てこれに
起因する筋は見掛上発生しない。
第6図〜第9図には、本考案の第2、第3実施
例に係る回転刃10B,10Cが示されている。
これら各回転刃10B,10Cにおいては、各本
体は第1実施例の回転刃10Aの本体と類以し、
各刃先が同回転刃10Aとは相違する。しかし
て、第6図および第7図に示す第2実施例の回転
刃10Bの第2、第3刃先15,16において
は、各溝部15a,16aが刃先15,16の外
側面に形成されている。なお、各刃先15,16
においても各溝部15aと各刃部16b、各刃部
15bと各溝部16aが互に対向して位置してい
る。また、第8図および第9図に示す第3実施例
の回転刃10Cの第2、第3刃先17,18にお
いては、それらの幅方向の中央部に向つて漸時窪
んだ円弧状に形成されている。なお、これらの刃
先17,18においても各溝部17aと各刃部1
8b、各刃部17bと各溝部18aが互に対向し
て位置している。従つて、これら各実施例の回転
刃10B,10Cは第1実施例の回転刃10Aと
同様の効果を奏する。
なお、以上の各実施例においてはいずれも高速
立軸型の面取り盤に採用される回転刃の例につい
て示したが、本考案は木材の一面、複数面を適宜
形状に切削加工しまたは溝加工する各種の木工用
切削機の回転刃に実施し得る。また、第1実施例
および第2実施例においては、第1、第2、第3
刃先12〜18の先端が被切削材の送り方向に対
して直交して延びる例について示したが、本考案
においてはこれら先端を上記送り方向に対して傾
斜して延びるリード角を有する形状としてもよ
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例に係る回転刃を組
付けた面取り盤の一部を示す部分側面図、第2図
は同回転刃の拡大平面図、第3図は第2図の矢印
−方向の縦断面図、第4図a,b、cは各刃
先の正面図、第5図は同回転刃による切削状態を
説明する模型図、第6図および第7図は第2実施
例に係る回転刃の第2図および第3図に対応する
平面図および断面図、第8図および第9図は第3
実施例に係る回転刃の第2図および第3図に対応
する平面図および断面図、第10図および第11
図は従来の回転刃の第2図および第3図に対応す
る平面図および断面図である。 符号の説明、10A,10B,10C……回転
刃、11……本体、11b〜11e……腕部、1
2……第1刃先、13,15,17……第2刃
先、14,16,18……第3刃先、13a〜1
8a……溝部、13b〜18b……刃部、21…
…定盤、22……回転軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基台に設けた駆動部材にトルク伝達可能に組付
    けられて回転する本体の外周に、同本体の回転方
    向に対して交差状に延びる所定幅の刃先を同本体
    の回転方向に所定間隔を保つて複数具備し、被切
    削材の一面を切削する木工用回転刃において、前
    記各刃先として幅方向全体に刃部を備えた第1の
    刃先と、幅方向に所定幅の略方形の刃部と溝部と
    を交互に多数備えた第2の刃先と、この第2の刃
    先と同様略方形の多数の刃部と溝部とを交互に備
    えこれらの刃部と溝部とが前記第2の刃先の溝部
    と刃部に対向して位置する第3の刃先を採用し、
    前記第1の刃先を前記第2の刃先と第3の刃先と
    の間に配置するとともに、これら第2,第3の刃
    先における各刃部を対向する各溝部と同一幅また
    はこれより広幅に形成したことを特徴とする木工
    用回転刃。
JP1986083249U 1986-05-30 1986-05-30 Expired JPH031219Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986083249U JPH031219Y2 (ja) 1986-05-30 1986-05-30

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JP1986083249U JPH031219Y2 (ja) 1986-05-30 1986-05-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62194008U JPS62194008U (ja) 1987-12-10
JPH031219Y2 true JPH031219Y2 (ja) 1991-01-16

Family

ID=30936663

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986083249U Expired JPH031219Y2 (ja) 1986-05-30 1986-05-30

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4910497A (ja) * 1972-05-31 1974-01-29

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4910497A (ja) * 1972-05-31 1974-01-29

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Publication number Publication date
JPS62194008U (ja) 1987-12-10

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