JPH03121963A - アンチロックブレーキ用モジュレータ - Google Patents
アンチロックブレーキ用モジュレータInfo
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- JPH03121963A JPH03121963A JP25814089A JP25814089A JPH03121963A JP H03121963 A JPH03121963 A JP H03121963A JP 25814089 A JP25814089 A JP 25814089A JP 25814089 A JP25814089 A JP 25814089A JP H03121963 A JPH03121963 A JP H03121963A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
A1発明の目的
(1)産業上の利用分野
本発明は、車両用のアンチロックブレーキ装置において
マスタシリンダから車輪ブレーキに伝達されるブレーキ
油圧を制御するモジュレータに関する。
マスタシリンダから車輪ブレーキに伝達されるブレーキ
油圧を制御するモジュレータに関する。
(2)従来の技術
通常、車両用のアンチロックブレーキ装置のモジュレー
タは、マスタシリンダに連通ずる入力油圧室と車輪ブレ
ーキに連通ずる出力油圧室間の連通・遮断を司どるカッ
トバルブと、前記出力油圧室内に配設されてアンチロッ
クブレーキ制御作動時にカットバルブを閉弁するととも
に出力油圧室の容積を増大させてブレーキ油圧を減少さ
せるエキスパンダピストンを備えている。
タは、マスタシリンダに連通ずる入力油圧室と車輪ブレ
ーキに連通ずる出力油圧室間の連通・遮断を司どるカッ
トバルブと、前記出力油圧室内に配設されてアンチロッ
クブレーキ制御作動時にカットバルブを閉弁するととも
に出力油圧室の容積を増大させてブレーキ油圧を減少さ
せるエキスパンダピストンを備えている。
従来、かかるアンチロックブレーキ装置では、油圧ポン
プで発生した制御油圧をソレノイドバルブを介してモジ
ュレータに供給し、その油圧によって前記エキスパンダ
ピストンを作動させているが、かかる油圧による制御方
式は油圧ポンプやソレノイドバルブを含む複雑な油圧装
置を必要として構造が複雑化するとういう問題があるこ
のような不都合を回避するために、モジュレータにおけ
るエキスパンダピストンの駆動に電気モータを採用し、
その構造の簡略化と応答性の向上を図ったものが提案さ
れている(例えば、特開昭62−214042号公報参
照)。
プで発生した制御油圧をソレノイドバルブを介してモジ
ュレータに供給し、その油圧によって前記エキスパンダ
ピストンを作動させているが、かかる油圧による制御方
式は油圧ポンプやソレノイドバルブを含む複雑な油圧装
置を必要として構造が複雑化するとういう問題があるこ
のような不都合を回避するために、モジュレータにおけ
るエキスパンダピストンの駆動に電気モータを採用し、
その構造の簡略化と応答性の向上を図ったものが提案さ
れている(例えば、特開昭62−214042号公報参
照)。
(3)発明が解決しようとする課題
しかしながら、上記従来のアンチロックブレーキ用モジ
ュレータでは、電子制御装置がホイールスピードセンサ
からの検出信号に基づいて電気モータを駆動してエキス
パンダピストンの位置を制御する際、該エキスパンダピ
ストンの位置が電子制御装置にフィードバックされない
所謂開ループの制御系が採用されているため、必ずしも
エキスパンダピストンの最適な制御が行われないという
問題があった。
ュレータでは、電子制御装置がホイールスピードセンサ
からの検出信号に基づいて電気モータを駆動してエキス
パンダピストンの位置を制御する際、該エキスパンダピ
ストンの位置が電子制御装置にフィードバックされない
所謂開ループの制御系が採用されているため、必ずしも
エキスパンダピストンの最適な制御が行われないという
問題があった。
本発明は、前述の事情に鑑みてなされたもので、電気モ
ータによってエキスパンダピストンを駆動するアンチロ
ックブレーキ用モジュレータにおいて、そのエキスパン
ダピストンの駆動制御を効率的に行わしめることを目的
とする。
ータによってエキスパンダピストンを駆動するアンチロ
ックブレーキ用モジュレータにおいて、そのエキスパン
ダピストンの駆動制御を効率的に行わしめることを目的
とする。
B9発明の構成
(1)課題を解決するための手段
前記目的を達成するために、本発明は、マスタシリンダ
に連通ずる入力油圧室と、車輪ブレーキに連通する出力
油圧室と、前記両油圧室間を連通・遮断するカットバル
ブと、前記出力油圧室に対面するように配設されて通常
制動時に前記カットバルブを開弁し、アンチロック制御
作動時に前記カットバルブを閉弁するとともに出力油圧
室の容積を増大させるエキスパンダピストンと、電子制
御装置に接続されて前記エキスパンダビスI・ンを駆動
する電気モータとを備えたアンチロックブレーキ用モジ
ュレータにおいて、前記電気モータの回転角を検出する
回転角検出器を設け、その出力信号を前記電子制御装置
にフィードバックすることにより閉ループの制御系を構
成するごとを特徴とする。
に連通ずる入力油圧室と、車輪ブレーキに連通する出力
油圧室と、前記両油圧室間を連通・遮断するカットバル
ブと、前記出力油圧室に対面するように配設されて通常
制動時に前記カットバルブを開弁し、アンチロック制御
作動時に前記カットバルブを閉弁するとともに出力油圧
室の容積を増大させるエキスパンダピストンと、電子制
御装置に接続されて前記エキスパンダビスI・ンを駆動
する電気モータとを備えたアンチロックブレーキ用モジ
ュレータにおいて、前記電気モータの回転角を検出する
回転角検出器を設け、その出力信号を前記電子制御装置
にフィードバックすることにより閉ループの制御系を構
成するごとを特徴とする。
(2)作 用
前述の本発明の特徴によれば、通常制動時には前進位置
にあるエキスパンダピストンに押圧されてカットバルブ
が開弁し、マスタシリンダに接続する入力油圧室と車輪
ブレーキに接続する出力油圧室が相互に連通ずる。アン
チロック制御作動時に電気モータが駆動されるとエキス
パンダピストンが後退し、前記カットバルブが閉弁して
マスタ6 シリンダと車輪ブレーキの連通を遮断するとともに、出
力油圧室の容積が増大してブレーキ油圧が減少する。こ
のとき、エキスパンダピストンを駆動する電気モーフの
回転角が回転角検出器によって検出され、その出力信号
は電子制御装置にフィードバックされる。これにより閉
ループの制御系を構成されて電子制御装置の指令による
エキスパンダピストンの駆動制御が精密に行われる。
にあるエキスパンダピストンに押圧されてカットバルブ
が開弁し、マスタシリンダに接続する入力油圧室と車輪
ブレーキに接続する出力油圧室が相互に連通ずる。アン
チロック制御作動時に電気モータが駆動されるとエキス
パンダピストンが後退し、前記カットバルブが閉弁して
マスタ6 シリンダと車輪ブレーキの連通を遮断するとともに、出
力油圧室の容積が増大してブレーキ油圧が減少する。こ
のとき、エキスパンダピストンを駆動する電気モーフの
回転角が回転角検出器によって検出され、その出力信号
は電子制御装置にフィードバックされる。これにより閉
ループの制御系を構成されて電子制御装置の指令による
エキスパンダピストンの駆動制御が精密に行われる。
(3)実施例
以下、図面に基づいて本発明の詳細な説明する。
第1図〜第4図は本発明の一実施例を示すもので、第1
図はそのモジュレータを搭載した自動二輪車の全体側面
図、第2図は第1図の■部拡大図、第3図は第2図の■
方向矢視図、第4図はモジュレータの縦断面を示す第2
図のIV−IV線断面図である。
図はそのモジュレータを搭載した自動二輪車の全体側面
図、第2図は第1図の■部拡大図、第3図は第2図の■
方向矢視図、第4図はモジュレータの縦断面を示す第2
図のIV−IV線断面図である。
第1図に示すように、自動二輪車Vの前輪ブレーキは、
ハンドル1に設けたブレーキレバー2によって駆動され
るマスタシリンダCmと前輪Wfを制動するキャリパシ
リンダCcを備えており、マスタシリンダCmとキャリ
パシリンダCcはフロントフォーク3の前部に装着した
モジュレータMを介して相互に接続されている。一方、
後輪ブレーキは、車体の後下部に設けたブレーキペダル
4によって駆動されるマスタシリンダCmと後輪Wrを
制動するキャリパシリンダCC1およびマスタシリンダ
CmとキャリパシリンダCc間に配設されるモジュレー
タMを備えている。後輪Wrと前輪Wfのモジュレータ
Mは同一の構造を備えており、以下前輪Wf側のモジュ
レータMについて説明する。
ハンドル1に設けたブレーキレバー2によって駆動され
るマスタシリンダCmと前輪Wfを制動するキャリパシ
リンダCcを備えており、マスタシリンダCmとキャリ
パシリンダCcはフロントフォーク3の前部に装着した
モジュレータMを介して相互に接続されている。一方、
後輪ブレーキは、車体の後下部に設けたブレーキペダル
4によって駆動されるマスタシリンダCmと後輪Wrを
制動するキャリパシリンダCC1およびマスタシリンダ
CmとキャリパシリンダCc間に配設されるモジュレー
タMを備えている。後輪Wrと前輪Wfのモジュレータ
Mは同一の構造を備えており、以下前輪Wf側のモジュ
レータMについて説明する。
第2図および第3図に示すように、自動二輪車Vのヘッ
ドパイプ5には左右のフロントフォーク3を支持するト
ップブリッジ6とボトムブリッジ7が軸支されている。
ドパイプ5には左右のフロントフォーク3を支持するト
ップブリッジ6とボトムブリッジ7が軸支されている。
モジュレータMは弾性材を挟んで巻き付けた上下一対の
取付板8をボルト9でトップブリッジ6およびボトムブ
リッジ7に締付けることにより、その前部空間に縦姿勢
で取付けられている。モジュレータMを上述のように取
付けることにより、前記弾性材の作用でハンドル1への
作動音と振動の伝達が防止されるとともに、該モジュレ
ータMがトップブリッジ6、ボトムブリッジ7、および
左右のフロントフォーク3に囲まれで保護され、しかも
操舵時にタイヤやフェングーと干渉することが防止され
る。また、モジュレータMが回動中心となるヘッドバイ
ブ5の近傍に位置することにより操舵時の配管の捩じれ
が最少眼に抑えられるだけでな(、モジュレータMがマ
スタシリンダCmとキャリパシリンダCcの略中間部に
位置することにより配管長の短縮化が可能となる。
取付板8をボルト9でトップブリッジ6およびボトムブ
リッジ7に締付けることにより、その前部空間に縦姿勢
で取付けられている。モジュレータMを上述のように取
付けることにより、前記弾性材の作用でハンドル1への
作動音と振動の伝達が防止されるとともに、該モジュレ
ータMがトップブリッジ6、ボトムブリッジ7、および
左右のフロントフォーク3に囲まれで保護され、しかも
操舵時にタイヤやフェングーと干渉することが防止され
る。また、モジュレータMが回動中心となるヘッドバイ
ブ5の近傍に位置することにより操舵時の配管の捩じれ
が最少眼に抑えられるだけでな(、モジュレータMがマ
スタシリンダCmとキャリパシリンダCcの略中間部に
位置することにより配管長の短縮化が可能となる。
第4図に示すように、モジュレータMは中央部において
直列に結合された概略円筒状の本体部10と、同じく概
略円筒状の駆動用の直流モータ11から構成されている
。本体収納部10の前端には連通孔I2で接続された入
力油圧室13と出力油圧室14が軸方向に形成されてお
り、この人力油圧室13は人力ボート15を介して前記
マスタシリンダCmに接続するとともに、出力油圧室↑
4は出力ボート16を介して前記キャリパシリンダCc
に接続している。入力油圧室13の内部に収納されるカ
ットバルブ17は連通孔12の入口に形成した弁座18
に当接可能な弁体19と、連通孔12に遊嵌する軸部2
0から構成されており、この弁体19ばフィルタ2Iに
連設したばね座22との間に縮設した弁ばね23によっ
て閉弁方向に付勢されている。前記出力油圧室14の内
0 部にはエキスパンダピストン24が摺動自在に嵌合して
おり、このエキスパンダピストン24が前進端位置(図
中左端位置)にあるとき前記軸部20を押圧してカット
バルブ17を開弁し、入力油圧室13と出力油圧室14
を相互に連通ずる。
直列に結合された概略円筒状の本体部10と、同じく概
略円筒状の駆動用の直流モータ11から構成されている
。本体収納部10の前端には連通孔I2で接続された入
力油圧室13と出力油圧室14が軸方向に形成されてお
り、この人力油圧室13は人力ボート15を介して前記
マスタシリンダCmに接続するとともに、出力油圧室↑
4は出力ボート16を介して前記キャリパシリンダCc
に接続している。入力油圧室13の内部に収納されるカ
ットバルブ17は連通孔12の入口に形成した弁座18
に当接可能な弁体19と、連通孔12に遊嵌する軸部2
0から構成されており、この弁体19ばフィルタ2Iに
連設したばね座22との間に縮設した弁ばね23によっ
て閉弁方向に付勢されている。前記出力油圧室14の内
0 部にはエキスパンダピストン24が摺動自在に嵌合して
おり、このエキスパンダピストン24が前進端位置(図
中左端位置)にあるとき前記軸部20を押圧してカット
バルブ17を開弁し、入力油圧室13と出力油圧室14
を相互に連通ずる。
本体収納部10の右側に形成したボールネジ室25の内
部には前記直流モータ11に接続されてエキスパンダピ
ストン24を駆動するボールネジ26が配設されている
。ボールネジ26はボールヘアリング27に回転自在に
支持されたスクリュウ軸28と、このスクリュウ軸28
に循環する多数のボール29を介して螺合するスクリュ
ウアウタ30から構成されており、このスクリュウアウ
タ30の先端内周にはエキスパンダピストン24の背面
に当接する円盤状の押圧部材31が装着されている。ス
クリュウアウタ30の先端外周に形成したフランジに摩
擦係合するリング状のハネ座32はボールネジ室25内
に縮設した2木のリターンスプリング33a、32bが
係合し、その弾発力によって前記スクリュウアウタ3o
を押圧部材31がエキスパンダピストン24の背面に当
接する方向に付勢している。
部には前記直流モータ11に接続されてエキスパンダピ
ストン24を駆動するボールネジ26が配設されている
。ボールネジ26はボールヘアリング27に回転自在に
支持されたスクリュウ軸28と、このスクリュウ軸28
に循環する多数のボール29を介して螺合するスクリュ
ウアウタ30から構成されており、このスクリュウアウ
タ30の先端内周にはエキスパンダピストン24の背面
に当接する円盤状の押圧部材31が装着されている。ス
クリュウアウタ30の先端外周に形成したフランジに摩
擦係合するリング状のハネ座32はボールネジ室25内
に縮設した2木のリターンスプリング33a、32bが
係合し、その弾発力によって前記スクリュウアウタ3o
を押圧部材31がエキスパンダピストン24の背面に当
接する方向に付勢している。
一対のボールベアリング34.35で支持された直流モ
ータ11の出力軸36の先端は前記スクリュウ軸28の
後端に同軸に連結されており、これにより直流モータ1
1の駆動力がボールネジ26に伝達される。而して、直
流モータ11によってスクリュウ軸28を駆動すると前
記ばね座32に摩擦係合して回転を規制されたスクリュ
ウアウタ30は図中右方向に移動する。スクリュウアウ
タ30が移動端部に達してそれ以上の移動ができなくな
ると、該スクリュウアウタ3oはスクリュウ軸28と一
体化されて前記ばね座32に対してスリップしながら相
対回転し、これにより直流モータ11の過負荷が防止さ
れる。
ータ11の出力軸36の先端は前記スクリュウ軸28の
後端に同軸に連結されており、これにより直流モータ1
1の駆動力がボールネジ26に伝達される。而して、直
流モータ11によってスクリュウ軸28を駆動すると前
記ばね座32に摩擦係合して回転を規制されたスクリュ
ウアウタ30は図中右方向に移動する。スクリュウアウ
タ30が移動端部に達してそれ以上の移動ができなくな
ると、該スクリュウアウタ3oはスクリュウ軸28と一
体化されて前記ばね座32に対してスリップしながら相
対回転し、これにより直流モータ11の過負荷が防止さ
れる。
一方、直流モータ11の出力軸36の後端には回転角検
出器としてのロータリエンコーダ37の入力軸38が同
軸に嵌合してビン39で連結されており、このロークリ
エンコーダ37によって直流モータ11の回転角が検出
される。マイクロコンピュータよりなる電子制御装置4
0にはホイールスピードセンサ41からの信号と前記ロ
ークリエンコーダ37からの信号が人力されて演算処理
され、その結果に基づいてバッテリ42から直流モータ
11への給電が制御される。
出器としてのロータリエンコーダ37の入力軸38が同
軸に嵌合してビン39で連結されており、このロークリ
エンコーダ37によって直流モータ11の回転角が検出
される。マイクロコンピュータよりなる電子制御装置4
0にはホイールスピードセンサ41からの信号と前記ロ
ークリエンコーダ37からの信号が人力されて演算処理
され、その結果に基づいてバッテリ42から直流モータ
11への給電が制御される。
次に、前述の構成を備えた本発明の実施例の作用につい
て説明する。
て説明する。
通常制動時にはリターンスプリング33a、33bの弾
発力によってボールネジ26のスクリュウアウタ30は
第4図に示す前進端にあり、押圧部材31がエキスパン
ダピストン24の背面を押3 圧している。その結果エキスパンダピストン24が前進
して軸部20に当接することによりカットバルブ17が
弁ばね23の弾発力に抗して開弁し、マスタシリンダC
mにおいて発生したブレーキ油圧は入力ボート15、フ
ィルタ21、入力油圧室13、連通孔12、出力油圧室
14、および出力ボート16を介してキャリパシリンダ
Ccに伝達される。
発力によってボールネジ26のスクリュウアウタ30は
第4図に示す前進端にあり、押圧部材31がエキスパン
ダピストン24の背面を押3 圧している。その結果エキスパンダピストン24が前進
して軸部20に当接することによりカットバルブ17が
弁ばね23の弾発力に抗して開弁し、マスタシリンダC
mにおいて発生したブレーキ油圧は入力ボート15、フ
ィルタ21、入力油圧室13、連通孔12、出力油圧室
14、および出力ボート16を介してキャリパシリンダ
Ccに伝達される。
ホイールスピードセンサ41が前輪W[がロック状態に
入りそうになったことを検出すると、電子制御装置40
によって直流モータ11が駆動され、その出力軸36の
回転はボールネジ26のスクリュウ軸28に伝達される
。スクリュウ軸28が回転すると該スクリュウ軸28に
多数のボール29を介して螺合するスクリュウアウタ3
0がリターンスプリング33a、33bの弾発力に抗し
て後退し、前記スクリュウアウタ30の先端に設置4 けた押圧部月31がエキスパンダピストン24の背面か
ら離間する。これにより、キスパンダピストン24はそ
の頂面に作用するブレーニド油圧によって後退し、これ
まで前記エキスパンダピストン24によって開弁位置に
保持されていたカットバルブ17が弁ばね23の弾発力
で閉弁するとともに、出力油圧室14の容積が増大して
キャリパシリンダCcに伝達されるブレーキ油圧が減少
する。
入りそうになったことを検出すると、電子制御装置40
によって直流モータ11が駆動され、その出力軸36の
回転はボールネジ26のスクリュウ軸28に伝達される
。スクリュウ軸28が回転すると該スクリュウ軸28に
多数のボール29を介して螺合するスクリュウアウタ3
0がリターンスプリング33a、33bの弾発力に抗し
て後退し、前記スクリュウアウタ30の先端に設置4 けた押圧部月31がエキスパンダピストン24の背面か
ら離間する。これにより、キスパンダピストン24はそ
の頂面に作用するブレーニド油圧によって後退し、これ
まで前記エキスパンダピストン24によって開弁位置に
保持されていたカットバルブ17が弁ばね23の弾発力
で閉弁するとともに、出力油圧室14の容積が増大して
キャリパシリンダCcに伝達されるブレーキ油圧が減少
する。
ブレーキ油圧が所定の値に減少すると直流モータ11の
トルりを調整することによりコニキスバンタ゛ビス1−
ン24がその位置に保持され、これにより前輪Wfは路
面との滑り速度差を充分に回復することができる。この
ようにして前輪Wfがロック状態に入ることが回避され
ると直流モータ11に対する給電が停止され、スクリュ
ウアウタ30はリターンスプリング33a、33bの弾
発力で該直流モータ11を逆回転させながら前進してエ
キスパンダピストン24を押圧し、ブレーキ油圧を再び
上昇させる。このようにしで、電子制御装置40によっ
て直流モータ11に対する給電を制御することによりブ
レーキ油圧の減圧、ホールト、昇圧を繰り返えし、前輪
Wrのアンチロック制動が行われる。
トルりを調整することによりコニキスバンタ゛ビス1−
ン24がその位置に保持され、これにより前輪Wfは路
面との滑り速度差を充分に回復することができる。この
ようにして前輪Wfがロック状態に入ることが回避され
ると直流モータ11に対する給電が停止され、スクリュ
ウアウタ30はリターンスプリング33a、33bの弾
発力で該直流モータ11を逆回転させながら前進してエ
キスパンダピストン24を押圧し、ブレーキ油圧を再び
上昇させる。このようにしで、電子制御装置40によっ
て直流モータ11に対する給電を制御することによりブ
レーキ油圧の減圧、ホールト、昇圧を繰り返えし、前輪
Wrのアンチロック制動が行われる。
さ°ζ、上記アンチロック制動の過程において、エキス
パンダピストン24の停止位置はホールネジ26のスク
リュウ軸28の回転角、ずなわら直流モータ11の出力
軸36の回転角によって一義的に決定されるが、この出
力軸36の回転角はl:1−タリエンコーダ37が発生
するパルス数として電子制御装置40にフィートバンク
される。これにより閉ループの制御系が構成され、直流
モータ11は電子制御装置40の指定する位置にエキス
パンダピストン24を正確に停」1−させるべくきめ細
かく制御される。特に、前記ブレーキ油圧のボールド時
にリターンスプリング33a、33bの弾発力に抗して
エキスパンダピストン24を停止させる際、直流モータ
11のトルクを最適に調整することが可能となる。
パンダピストン24の停止位置はホールネジ26のスク
リュウ軸28の回転角、ずなわら直流モータ11の出力
軸36の回転角によって一義的に決定されるが、この出
力軸36の回転角はl:1−タリエンコーダ37が発生
するパルス数として電子制御装置40にフィートバンク
される。これにより閉ループの制御系が構成され、直流
モータ11は電子制御装置40の指定する位置にエキス
パンダピストン24を正確に停」1−させるべくきめ細
かく制御される。特に、前記ブレーキ油圧のボールド時
にリターンスプリング33a、33bの弾発力に抗して
エキスパンダピストン24を停止させる際、直流モータ
11のトルクを最適に調整することが可能となる。
また、ロークリエンコーダ37の出力信号を微分するこ
とにより直流モータ11の回転速度を演算すれば一層精
密な制御が可能となり、エキスパンダピストン24を目
標点を大きく行き過ぎることなく速やかに停止させるこ
とができる。更に、エキスパンダピストン24の停止位
置に対応するロータリエンコーダ37の出力信号の大き
さを予め記憶させておけば、電子制御装置40の指令に
よってエキスパンダピストン24を直接目標点まで移動
させることができ、応答性を格段に向1させることがで
きる。
とにより直流モータ11の回転速度を演算すれば一層精
密な制御が可能となり、エキスパンダピストン24を目
標点を大きく行き過ぎることなく速やかに停止させるこ
とができる。更に、エキスパンダピストン24の停止位
置に対応するロータリエンコーダ37の出力信号の大き
さを予め記憶させておけば、電子制御装置40の指令に
よってエキスパンダピストン24を直接目標点まで移動
させることができ、応答性を格段に向1させることがで
きる。
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実
施例に限定されるものでなく、特許請求の範囲 々の小設計変更を行うことが可能である。
施例に限定されるものでなく、特許請求の範囲 々の小設計変更を行うことが可能である。
例えば、回転角検出器としてロータリエンコーダ37を
用いる代わりにボテンショメー夕等の他の手段を用いる
ことが可能であり、直流モータI1の出力軸36の回転
をエキスパンダピス1・ン24の直線運動に変換する機
構も実施例のボール不ジ26に限定されず、他の適宜の
機構を採用することができる。また、直流モータ11の
回転角を検出する回転角検出器は必ずしも該直流モータ
11の出力軸36に直結する必要はなく、その動力伝達
経路におけるいずれかの回転軸に連結してもよい。なお
、直流モータ11に代えて交流モータを使用することも
勿論可能である。
用いる代わりにボテンショメー夕等の他の手段を用いる
ことが可能であり、直流モータI1の出力軸36の回転
をエキスパンダピス1・ン24の直線運動に変換する機
構も実施例のボール不ジ26に限定されず、他の適宜の
機構を採用することができる。また、直流モータ11の
回転角を検出する回転角検出器は必ずしも該直流モータ
11の出力軸36に直結する必要はなく、その動力伝達
経路におけるいずれかの回転軸に連結してもよい。なお
、直流モータ11に代えて交流モータを使用することも
勿論可能である。
C.発明の効果
以上のように本発明によれば、モジュレータに装着した
エキスパンダピストンを駆動する電気−〔8 −タの回転角を回転角検出器によって検出し、その出力
信号を電子制御装置にフィードハックすることにより閉
ループの制御系を構成しているので、電子制御装置の指
令によるエキスパンダピストンの駆動制御をきめ細かく
精密に行うことができるたけてなく、その電気モータの
駆動エネルギーを必要最小限に抑えることが可能となる
。また、エキスパンダピストンを素早く目標点に到達さ
せることができるので、応答性の高いアンチロック制動
が可能となる。
エキスパンダピストンを駆動する電気−〔8 −タの回転角を回転角検出器によって検出し、その出力
信号を電子制御装置にフィードハックすることにより閉
ループの制御系を構成しているので、電子制御装置の指
令によるエキスパンダピストンの駆動制御をきめ細かく
精密に行うことができるたけてなく、その電気モータの
駆動エネルギーを必要最小限に抑えることが可能となる
。また、エキスパンダピストンを素早く目標点に到達さ
せることができるので、応答性の高いアンチロック制動
が可能となる。
第1図〜第4図は本発明の一実施例を示すもので、第1
図はそのモジュレータを搭載した自動二輪車の全体側面
図、第2図は第1図の■部拡大図、第3図は第2図の■
方向矢視同、第4図はモジュレータの縦断面を示す第2
図のIV−IV線断面図である。 11・・・直流モータ(電気モータ)、13・・・入力
油圧室、14・・・出力油圧室、17・・・カットバル
ブ、24・・・エキスパンダピストン、37・・・ロー
クリエンコーダ(回転角検出器)、 Cm・・・マスタシリンダ 特許
図はそのモジュレータを搭載した自動二輪車の全体側面
図、第2図は第1図の■部拡大図、第3図は第2図の■
方向矢視同、第4図はモジュレータの縦断面を示す第2
図のIV−IV線断面図である。 11・・・直流モータ(電気モータ)、13・・・入力
油圧室、14・・・出力油圧室、17・・・カットバル
ブ、24・・・エキスパンダピストン、37・・・ロー
クリエンコーダ(回転角検出器)、 Cm・・・マスタシリンダ 特許
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 マスタシリンダ(Cm)に連通する入力油圧室(13)
と、車輪ブレーキに連通する出力油圧室(14)と、前
記両油圧室(13、14)間を連通・遮断するカットバ
ルブ(17)と、前記出力油圧室(14)に対面するよ
うに配設されて通常制動時に前記カットバルブ(17)
を開弁し、アンチロック制御作動時に前記カットバルブ
(17)を閉弁するとともに出力油圧室の容積を増大さ
せるエキスパンダピストン(24)と、電子制御装置(
40)に接続されて前記エキスパンダピストン(24)
を駆動する電気モータ(11)とを備えたアンチロック
ブレーキ用モジュレータにおいて、 前記電気モータ(11)の回転角を検出する回転角検出
器(37)を設け、その出力信号を前記電子制御装置(
40)にフィードバックすることにより閉ループの制御
系を構成することを特徴とするアンチロックブレーキ用
モジュレータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25814089A JPH03121963A (ja) | 1989-10-03 | 1989-10-03 | アンチロックブレーキ用モジュレータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25814089A JPH03121963A (ja) | 1989-10-03 | 1989-10-03 | アンチロックブレーキ用モジュレータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03121963A true JPH03121963A (ja) | 1991-05-23 |
Family
ID=17316074
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25814089A Pending JPH03121963A (ja) | 1989-10-03 | 1989-10-03 | アンチロックブレーキ用モジュレータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03121963A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5385394A (en) * | 1993-05-11 | 1995-01-31 | General Motors Corporation | Antilock brake system with controlled pressure augmentation |
WO2009050961A1 (ja) * | 2007-10-18 | 2009-04-23 | Bosch Corporation | ブレーキ液圧制御装置 |
JP2012210891A (ja) * | 2011-03-31 | 2012-11-01 | Honda Motor Co Ltd | 自動二輪車 |
-
1989
- 1989-10-03 JP JP25814089A patent/JPH03121963A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5385394A (en) * | 1993-05-11 | 1995-01-31 | General Motors Corporation | Antilock brake system with controlled pressure augmentation |
WO2009050961A1 (ja) * | 2007-10-18 | 2009-04-23 | Bosch Corporation | ブレーキ液圧制御装置 |
JPWO2009050961A1 (ja) * | 2007-10-18 | 2011-02-24 | ボッシュ株式会社 | ブレーキ液圧制御装置 |
JP2012210891A (ja) * | 2011-03-31 | 2012-11-01 | Honda Motor Co Ltd | 自動二輪車 |
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