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JPH0311539Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0311539Y2
JPH0311539Y2 JP17864685U JP17864685U JPH0311539Y2 JP H0311539 Y2 JPH0311539 Y2 JP H0311539Y2 JP 17864685 U JP17864685 U JP 17864685U JP 17864685 U JP17864685 U JP 17864685U JP H0311539 Y2 JPH0311539 Y2 JP H0311539Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slurry fuel
plug
hole
supply hole
medium supply
Prior art date
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Expired
Application number
JP17864685U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6288135U (ja
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Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP17864685U priority Critical patent/JPH0311539Y2/ja
Publication of JPS6288135U publication Critical patent/JPS6288135U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0311539Y2 publication Critical patent/JPH0311539Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はスラリー燃料用のバーナに関するもの
である。
[従来の技術] 近年、化石燃料の中で石炭がエネルギー資源と
して見直しされる傾向にあり、該石炭を微粒状に
粉砕し、これを水、油、メタノール等に懸濁した
スラリー燃料が使用されるようになつてきてい
る。
該スラリー燃料用バーナのアトマイザにおいて
は、スラリー噴孔内面の摩耗が激しく、通常の油
燃料用アトマイザに使用される合金工具鋼の場
合、10数時間の寿命であり、実用に耐えない。
この摩耗対策のため、従来は第3図に示すよう
に噴孔部aに耐摩耗材である炭化ケイ素(SiC)、
窒化ケイ素(Si3N4)等のセラミツクスで形成し
たスリーブb,c又はブツシユを挿入、嵌合し、
無機性の接着剤により金属製のプレートdに固着
している。
該セラミツクス製のスリーブb等によりスラリ
ー噴孔内面の摩耗を低減することができる。
[考案が解決しようとする問題点] しかし、スリーブbとプレートdの孔内面の隙
間は約0.1mmで、無機物接着剤の粒子径は約0.01
〜0.03mmであり、該隙間に数層の接着剤粒子層が
形成されるが、該接着剤層は100℃以上の蒸気又
は温水に可溶なため、プラグeの噴霧媒体供給孔
fから送給される噴霧用蒸気により溶け出し、該
スリーブbのガタつきが生じ不具合となる。
[問題点を解決するための手段] 上述の従来の問題点を解決することを目的とし
て本考案では、スラリー燃料供給孔の周囲に噴霧
媒体供給孔を複数穿設したプラグと第2混合室及
び噴霧孔を有するチツプとの間に、前記プラグの
各噴霧媒体供給孔と連通し得る該噴霧媒体供給孔
と同数の第1混合室及び前記スラリー燃料供給孔
からスラリー燃料を前記各第1混合室に導くため
のスラリー燃料導入孔を有するセラミツクス製の
プレートを介在せしめることによりバーナを構成
した。
[作用] プラグの噴霧媒体供給孔から供給される噴霧蒸
気はセラミツクス製のプレートの第1混合室に入
り、スラリー燃料導入孔からのスラリー燃料と1
次混合される。
噴霧蒸気がセラミツクス接合部に接触するとい
うことがないので、ガタつき、抜け等のおそれは
ない。
[実施例] 以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明す
る。
第1図は本考案の一実施例を示すもので、1は
プラグ、2はスラリー燃料供給孔、3は噴霧媒体
供給孔、4はチツプ、5はセラミツクススリー
ブ、6は接着剤層、7は噴霧孔であり、プラグ1
とチツプ4の間にSiC、Si3N4等のセラミツクス
で形成したプレート8を介在せしめてある。
該プレート8には、プラグ1側端部中央に分流
室9を設け、該分流室9の周囲に前記噴霧媒体供
給孔3と同数の第1混合室10を穿設し、該各第
1混合室10のプラグ1側端部を絞つて噴霧媒体
入口11とし、更に前記分流室9と各第1混合室
10との間を連通させるスラリー燃料導入孔12
を夫々穿設してある。更に又該プレート8のチツ
プ4側端部中心に中空部13を設けて該プレート
8をできるだけ薄肉としてある。
以上のように構成したので、プレート8はセラ
ミツクスにより一体に形成されているため、プラ
グ1の噴霧媒体供給孔3から供給される100℃以
上の噴霧用蒸気が該プレート8の噴霧媒体入口1
1から第1混合室10に入る際、セラミツクスの
接合部と接触することがない。
従つて、該プレートを有するバーナは長時間安
定に使用することができる。
第2図は本考案の他の実施例の説明図であり、
前記実施例と略同様の構成において、分流室体1
4とプレート本体15とをセラミツクスにより別
体に構成し、各スラリー燃料導入孔16,17を
夫夫連通せしめた状態で無機系接着剤で接合した
例である。該分流室9′の外径は同一円周上に配
列した各噴霧媒体供給孔13の内接円よりも小さ
くしてある。
本実施例の場合には噴霧媒体供給孔3から供給
される噴霧媒体は、プレート8′とプラグ1との
間が高シール性の加工仕上により気密性が高いた
め、接着部に直接に接触することは勿論間接的に
接触することをも防止することができる。従つ
て、高温の噴霧蒸気により接着部の無機系接着剤
が溶かされることがないため、分流室体14がガ
タついたりすることはない。
以上の各実施例において、中空部13を設けて
全体を薄肉としてあるので、耐熱衝撃性が高く、
割れ難く長寿命となる。
尚、本考案のバーナは上述の実施例のみに限定
されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない
範囲内において種々変更を加え得ることは勿論で
ある。
[考案の効果] 以上説明したように本考案のバーナによれば、
下記の如き種々の優れた効果を奏し得る。
() プレートをセラミツクスにより形成した
ので、プラグの噴霧媒体供給孔から供給される
高温の噴霧用蒸気は第1混合室に直ちに入り、
接着剤層と接触しない。従つて、従来のような
セラミツクススリーブのガタつき、抜け等の問
題が全くなくなる。
() 硬度が高く且つ耐熱衝撃性が高いので長
寿命となる。
() 成型が比較的容易で、加工もプラグ及び
チツプとの接触面だけを行なえばよいので、安
価となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のバーナの一実施例の部分説明
図、第2図は本考案のバーナの他の実施例の部分
説明図、第3図は従来のバーナの一例を示す説明
図である。 1はプラグ、2はスラリー燃料供給孔、3は噴
霧媒体供給孔、4はチツプ、8,8′はプレート、
9は分流室、10は第1混合室、12,16,1
7はスラリー燃料導入孔、13は中空部、14は
分流室体、15はプレート本体を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スラリー燃料供給孔の周囲に噴霧媒体供給孔を
    複数穿設したプラグと第2混合室及び噴霧孔を有
    するチツプとの間に、前記プラグの各噴霧媒体供
    給孔と連通し得る該噴霧媒体供給孔と同数の第1
    混合室及び前記スラリー燃料供給孔からスラリー
    燃料を前記各第1混合室に導くためのスラリー燃
    料導入孔を有するセラミツクス製のプレートを介
    在せしめてなることを特徴とするバーナ。
JP17864685U 1985-11-20 1985-11-20 Expired JPH0311539Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17864685U JPH0311539Y2 (ja) 1985-11-20 1985-11-20

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17864685U JPH0311539Y2 (ja) 1985-11-20 1985-11-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6288135U JPS6288135U (ja) 1987-06-05
JPH0311539Y2 true JPH0311539Y2 (ja) 1991-03-20

Family

ID=31120974

Family Applications (1)

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JP17864685U Expired JPH0311539Y2 (ja) 1985-11-20 1985-11-20

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Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2739746B2 (ja) * 1992-01-24 1998-04-15 宇部興産株式会社 スラリー燃料用バーナ
JP2739748B2 (ja) * 1992-01-24 1998-04-15 宇部興産株式会社 スラリー燃料用バーナ
JP2739747B2 (ja) * 1992-01-24 1998-04-15 宇部興産株式会社 スラリー燃料用バーナ
JP2739749B2 (ja) * 1992-01-31 1998-04-15 宇部興産株式会社 スラリー燃料用バーナ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6288135U (ja) 1987-06-05

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