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JPH03100579A - 画像形成装置の転写装置 - Google Patents

画像形成装置の転写装置

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Publication number
JPH03100579A
JPH03100579A JP23686589A JP23686589A JPH03100579A JP H03100579 A JPH03100579 A JP H03100579A JP 23686589 A JP23686589 A JP 23686589A JP 23686589 A JP23686589 A JP 23686589A JP H03100579 A JPH03100579 A JP H03100579A
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JP
Japan
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resistance
layer
image
roller
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Pending
Application number
JP23686589A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Goto
正弘 後藤
Koichi Hiroshima
広島 康一
Junichi Kato
淳一 加藤
Koichi Suwa
諏訪 貢一
Hideyuki Yano
秀幸 矢野
Takahiro Inoue
高広 井上
Tatsuichi Tsukida
辰一 月田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP23686589A priority Critical patent/JPH03100579A/ja
Publication of JPH03100579A publication Critical patent/JPH03100579A/ja
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (1)発明の目的 (産業上の利用分野) この発明は、静電複写機、同プリンタなど、静電記録プ
ロセスを利用する画像形成装置、とくにその転写装置に
関するものである。
(従来技術と解決すべき課題) 上記のような周知の画像装置において、感光体としてO
PC感光体を用い、これに形成された静電潜像に負帯電
トナーを付着させる反転現像方式を採用し、現像したト
ナー像が、感光体とこれに圧接する転写ローラ、転写ベ
ルトなどの接触型の転写手段とによって形成される転写
部位に到来したときに、該転写部位に紙などの転写材を
挿通するとともに、前記転写手段にトナーとは反対極性
のバイアス電圧を印加し、よって形成される電界の作用
で、感光体側のトナー像を転写材に転移させるように構
成したものが、ひろく実用されていることはよく知られ
ているとおりである。
このような画像形成装置においては、たとえば低湿環境
下に放置されていた紙、OHP用紙などのように、転写
材の抵抗が非常に高抵抗の場合には、所望の転写電流を
得るために強電界を必要とするが、過大な電流が流れる
と、ピンホールの発生など感光体を損傷するおそれがあ
り、このような事態は、とくにサイズの小さい転写材を
通紙して、転写手段の一部が感光体に直接接触するよう
な場合に顕著である。
このような問題に対処するために、特開昭50−150
483号公報にみるように、転写ローラを使用する場合
において、その導電性基材の表面に体積抵抗が107〜
5X10”Ωcmの半導電性の抵抗層を形成して感光体
に過大な電流が流れるのを阻止するようなもの、また転
写ベルトを使用する装置において、その体積抵抗を、1
06〜1013ΩcII+のものを用いるものが開示さ
れており、この種の転写手段を利用する画像形成装置に
おいて、感光体と接触する面に半導電性の抵抗層を設け
ることが有効であることが知られている。
しかしながら前述のような、OPC感光体を用い、反転
現像によって作像する装置にあっては、感光体表面の帯
電極性は負帯電であり、トナーの極性も負帯電であるの
で、転写バイアスは正極性となり、転写バイアスが直接
感光体に印加されると正帯電メモリーが生じ、このため
に、次の画像形成のために感光体を一次帯電するさいに
、十分な暗電位が得られず、カブリや濃度ムラの発生な
ど画質の劣化を招来する。
このような欠陥は、転写部位における転写材の有無によ
るムラとなって表われるので、“紙跡”と呼ばれ、転写
電界の強度が強い場合に顕著に表われる。
この問題を解決するために、転写手段として転写ローラ
を用いる場合、前述のようにその表面に抵抗層を形成す
ることは有効ではあるが、実際には、紙跡の発生防止に
は、従来例で示されている程度の抵抗値では不十分で、
抵抗層の厚み、周速などによって一部にはいえないが、
該層の体積抵抗をio”ΩCm以上にする必要がある。
ところが、高抵抗の抵抗層を設けた場合、該層表面の電
荷密度が不均一になりやす(、抵抗値の高い転写材を用
いた場合転写ムラが生じ、このことは、とくに網点画像
、ハーフトーン画像で著しい。
以上の事態は転写ベルトにおいても同様であり、さらに
、高温環境下に放置された紙のような低抵抗の転写材に
対する、ベルトへの静電吸着力を得るためにも、抵抗層
の体積抵抗率として1010Ωc11以上を必要とする
ので、前述の場合と同様の問題が生ずる。
本発明は以上のような事態に対処すべくなされたもので
あって、高抵抗の転写材でも、また網点画像、ハーフト
ーン画像などでも、カブリ、濃度ムラなどを生ずること
のない、良好な転写を遂行できるような転写装置を提供
することを目的とするものである。
(2)発明の構成 (課題を解決する技術手段、その作用)上記の目的を達
成するため、本発明は、像担持体と、これに当接する接
触型の転写手段をそなえた画像形成装置の転写装置にお
いて、該転写手段の、像担持体に接触す、る側に抵抗層
を形成するとともに、この抵抗層の像担持体に接する面
の表面抵抗を、抵抗層の厚み方向の体積抵抗よりも小さ
い値としたことを特徴とするものである。
このように構成することによって、高抵抗の転写材に対
しても良好な転写性が得られ、紙跡の発生、ハーフトー
ン画像などにおける転写ムラの発生もな(、常時良好な
転写性を維持できる。
〔実施例の説明) 第1図は本発明の実施態様を示す画像形成装置の概略側
面図であって、紙面に垂直方向に軸線を有し、矢印A方
向に回転走行する円筒状のOPC感光体2の表面が、帯
電ローラ4によって一様に負帯電され、該帯電面に画像
変調されたレーザビームが照射され、当該部分の電位が
減衰して静電潜像が形成される。
ついで現像器6から、負帯電トナーが前記潜像に供給さ
れてトナー像となる。その後、このトナー像が、感光体
2と転写ローラ1とが当接するニップ部として形成され
ている転写部位に到来すると、これにタイミングを合わ
せて搬送路7から転写材(不図示)が供給され、これと
ともに、転写ローラ1に正極性の転写バイアスが印加さ
れ、感光体側のトナー像は転写材に転移する。
その後、トナー像を担持する転写材は感光体から分離し
て、不図示の定着部位に搬送される。
転写の際に、転写材に転移しなかった残留トナーは、感
光体2の回転につれてクリーニング装置3によって除去
されて、次の画像形成工程に入りつる状態になる。
このような装置において、図示の装置では、第2図から
判るような構成の転写ローラ1を備えているものとする
転写ローラ1は、SuS、鉄などからなる芯金11に、
導電性の弾性層12さらにその表面に抵抗層13を形成
してなっている。
弾性層12は、クロロブレンゴム、NBRゴム、ウレタ
ンゴム、EPDM、シリコンゴムなどにカーボンブラッ
クのような低抵抗物質を分散させて体積抵抗を107Ω
CII+以下に調整したもので、弾性をもたせるために
スポンジ状に形成するのがよい。
上記弾性層の厚みは2〜lom+n、硬度は15〜50
度(アスカC硬度)に設定する。
表面抵抗層13は、ポリフッ化ビニリデンのようなフッ
素樹脂、塩化ビニル、ポリエチレン、ポリ塩化ビニリデ
ン、ポリウレタンなどの熱可塑性樹脂、ポリオレフィン
系エラストマー、ポリアミド系エラストマー、ウレタン
系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、フッ素
系エラストマーなどの熱可塑性エラストマーを用いるも
のとし、上記材料に側鎖として−OH,−COOHl−
CONHRなどの極性基を導入したもの、カーボン、金
属粉(Al、鉄など)、金属酸化物(酸化スズ、酸化亜
鉛、酸化チタンなど〕のような導電性乃至は半導電性フ
ィーラーを分散させて、体積抵抗を1010〜10′4
Ωcmに調整したものを使用する。また、該表面抵抗層
13の厚みは、30〜300 amに定める。
さらに、該表面抵抗層の表面は、コロナ放電処理、グロ
ー放電処理等の低温プラズマ処理、放射線処理のような
表面活性化処理、アクリル酸、メタクリル酸の第4級ア
ンモニウム塩エステルを含有するポリマー等の界面活性
剤を表面に塗布しあるいは練り込んで表面抵抗値を、体
積抵抗値よりも1〜2桁低下させる。
次に実験例について説明する。
感光体としては、直径40mmのOPC感光体を用い、
暗電位を一600■、明電位を一100■に設定し、現
像剤としてはl成分系磁性トナーを用いて、反転現像を
行ない、転写材としては、室温15℃、湿度10%RH
の環境に2日間放置した、秤量64 gr/ m’のコ
ピー用紙を使用した。
また、転写材が通過するときに所定の電流を流すのに必
要な転写ローラへの印加電圧を、転写材が存在しないと
きに転写ローラに印加して、そのときの感光体に流れる
電流を比較した。
転写ローラとしては、体積抵抗が106Ωcm以下のE
PDMを発泡させてスポンジ状としたものを直径18m
m、肉厚41の円筒状に形成し、これに、200μm厚
のポリエステル系エラストマーチェーブを被覆し、酸化
スズ、酸化チタン、酸化亜鉛などの金属酸化物を分散さ
せて、体積抵抗を108〜1012Ωcmに調整したも
のを用いた。
この転写ローラの表面に界面活性剤を5〜20μmコー
ティングすることによって、表面抵抗を体積抵抗より2
桁下げる処理を行なった。
実験は、プロセススピード40 ++m/ see 、
最大紙サイズA4のレーザビームプリンタによって行な
った。
前記環境に放置した紙で良好な転写性を得るには、転写
ローラから紙に2μmの電流を流す必要が有り(A4サ
イズの場合)、この電流値は転写材の抵抗値には殆ど依
存しない。
表1は、上記の紙に2u+++の電流を流すのに必要な
転写ローラへの印加電圧を、感光体と転写ローラとの間
に転写紙が存在しないときに印加した場合の、感光体へ
流れる電流を示し、この電流が小さいほど紙跡が出来に
くいことを示している。
(以下余白) 転写ローラの抵抗値はエラスト7−層の値で示しである
上記の表から、転写紙に充分な転写電流を流すとともに
、感光体へ流入する電流を抑制するには、転写ローラの
抵抗値が1010Ωcm必要であることが判る。
転写ムラについては、転写ローラの表面抵抗が高いほど
生じ易く、上記の表で云えば、1010Ωcm以下で良
好な結果が得られている。ここで、表面抵抗は表面処理
を行なわない場合には体積抵抗値とほぼ同じオーダであ
り、表面処理を行なった場合には2桁さがる。
上述の場合の抵抗値は以下に示すような仕方で測定した
厚み方向の抵抗値は体積固有抵抗と同じ定義によって定
められる。
第3A図、第3B図に示すように、直径50mmの第1
 N t!!21とこれと10mmの間隔を隔てて、第
1電極を囲繞するように配置した内径701のガード電
極22と、該ガード電極よりも充分に大きい面積を有す
る第2電極23とを図示のように配設し、厚み方向抵抗
値は、第4図に示した回路で測定した電流値Iと電圧値
Vとから、次式によって求められる。
厚み方向抵抗値ρ、 =19.6xV/I (Ωcml
tは試料としての抵抗層の厚みであり、抵抗値は印加電
圧■に依存するので、これを100■とした。
表面抵抗は、第5図に示すような回路で測定される電流
値I、電圧■から、次式によって求められる。このとき
も、印加電圧Vは100■とした。
表面抵抗ρ、 =18.8 xV/I (Ω)i!l+
1定f5境は23℃、60 % RH”’Q アッタ。
また、前述のように、転写ローラの抵抗価は表面エラス
トマーの抵抗価で代表しているので、該エラストマーの
チューブと同様の製法で製造したシートで代用した。
以上の説明から、体積抵抗が1010Ωcm以上の抵抗
層を形成し、該層の表面抵抗を、体積抵抗値より1〜2
桁下げることによって、紙跡の形成、転写ムラのない良
好な転写性を得ることができる。
抵抗層の抵抗値としては1010〜10口Ωcm、その
厚みは30〜300 umの範囲が好適であり、これに
ついて捕捉すると、抵抗値の下限については公知技術に
関連して述べたが、上限については、転写ムラおよび転
写ローラ表面に蓄積される電荷の除電効果によって定め
られる。即ち、転写ローラ表面に蓄積される、転写とは
逆極性の電荷の除電が不十分であると、以後の画像形成
工程時に充分な転写電界が得られなくなるからである。
抵抗層の厚みについては、該層の厚みが上記範囲より薄
い場合には、使用による摩耗の問題、ローラ製造土庄ず
るピンホールの問題等があるので、これらを勘案して下
限が定められる。
厚みの上限は、厚みの増大によるローラ全体としての硬
度の上昇、これによる中抜けの問題、抵抗層内部の抵抗
ムラが画質に悪影響を生ずる等によって決定される。
第6図は転写ローラの他の実施態様を示す断面図であっ
て、二〇ローラは、芯金11、導電性の弾性層12、高
抵抗層13および該高抵抗層よりも低抵抗の表面抵抗層
14から構成されている。
芯金11、弾性層12は前述の転写ローラの構成ととく
に変りはない。
高抵抗層13は前述の場合と同様、過大な電流が感光体
に流れるのを阻止する作用を奏するものとし、このため
に1010〜1014Ωcm程度の体積抵抗値を必要と
する。
高抵抗層13の材料としては、前述の実施例に示したも
のの他に、EPDM、ウレタン、エピクロルヒドリンゴ
ム、フッ素ゴム、シリコンゴムなどに、カーボンブラッ
ク、金属粉などの導電性乃至は半導電性フィラーを分散
させて、上述のような範囲に抵抗値を調整するものとし
、厚みはlOO〜500μm程度とすることができる。
表面抵抗層14は、高抵抗層13に比して1〜2桁低抵
抗の、10”〜10+2Ωのものを使用する。この層の
体積抵抗値はおおむね表面抵抗と同じオーダーとなるの
で、体積抵抗値が上記の値の材料を用いることが可能で
ある。
表面抵抗層I4の材質としては、ポリフッ化ビニリデン
などのフッ素樹脂、塩化ビニル、ポリエチレン、ポリ塩
化ビニリデン、ポリウレタンなどの熱可塑性樹脂、ポリ
オレフィン系エラストマ、ポリアミド系エラストマー、
ウレタン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー
、フッ素系エラストマーなどを用いることができ、上記
材料に側鎖として一0H1−COOHl−CONHRな
どの極性基を導入したもの、カーボン、金属粉(AI、
鉄など)酸化スズ、酸化亜鉛、酸化チタン等の金属酸化
物を分散して抵抗値を調整したものが用いられる。
高抵抗層13と表面抵抗層14の間には、接着剤を使用
してもしなくてもよいが、用いる場合の、接着剤の抵抗
は高抵抗層と同程度のものが好適である。
また表面抵抗層の厚みは、あまり薄いと耐久性に欠け、
厚過ぎると、表面抵抗層の抵抗にローラ全体の抵抗値が
支配されて、高抵抗層の電流抑制機能が劣化するので、
10〜100μmとするのが好適である。
このような構成の転写ローラを使用することによって、
前記実施例の場合と同様に、抵抗値が高い転写材を用い
た場合にも充分な転写電荷を転写材に付与出来るととも
に、この時に強電界が印加去れても高抵抗層の作用によ
って感光体に過大な電流が流れるのを阻止して、紙跡の
発生を防止することが可能である。
さらに、表面抵抗層の存在によって、転写ローラの表面
電荷分布が均一になって、ハーフトーン、網点画像など
における転写ムラをも防止できる。
さらにまた、以上のように、転写ローラ表面近傍の構成
を、高抵抗層、表面抵抗層と機能分離することによって
、それぞれに要求される抵抗値を得るのに最適の材料を
選択する事が容易となり、夫々の硬度を適当に選定する
ことによって、ローラ全体としての総合硬度、耐久性に
より優れたローラをより容易に得ることが可能となる。
つぎにこのようなローラによる実験例について説明する
直径18mmのステンレス捧を芯金として用い、その表
面をサンドブラスト処理した後ブライマーを塗布し、こ
れに、カーボンブラックを分散して体積抵抗106Ωc
m以下に調整したEPDMを発泡処理したスポンジを被
覆し、直径18mmの円筒状ないしは中央部のを若干大
きくした太鼓状に形成した。
この表面に導電性接着剤を介して、厚み0.45mmで
体積抵抗1010〜10′2Ω cmのウレタンゴムを
被覆し、さらにその上に厚み0.05mm、体積抵抗1
0’〜1010Ωcmのポリエステル系の熱可塑性エラ
ストマーチューブを被覆した。
このように構成した転写ローラは、硬度が35゜(アス
カ−C硬度)と柔らかく、表層に引っ張り強度200 
k g/Cm”以上のエラストマー層を有するので耐久
性に優れている。
この転写ローラは高抵抗層として比較的柔らかい材質の
もの(J I S硬度で30〜60°)を利用でき、該
層を柔らかくするのに可塑剤あるいは低分子量のポリマ
ーを混入しても、表層が強靭であるために、混入物が滲
出して画質の劣化を招来するようなことがない。
また表層は薄いので、多少硬度の高い(シヨアD硬度7
0〜90°)材質を使用してもローラ全体としての硬度
に対する影響が少ないので、引っ張り強度、対摩耗性、
表面の平滑性など耐久性を重視した材料の選択が可能と
なる。
この構成を備えた転写ローラを用い、プロセススピード
40 mm/ seeで、最大サイズA4の転写紙を、
レーザビームプリンタで通紙したところ、lO万枚通紙
後にも、転写ローラの摩耗、トナーの固着は実質的に無
く1画像の中抜け、紙跡の発生も無く、高抵抗の転写材
に対しても常時良好な転写性を示すことが確認された。
第7図は転写手段として転写ベルトを使用する実施例を
示す概略側面図である。
転写手段として転写ベルトを使用した以外は前記第1図
々示の装置と同様の構成を備えているものとし、それら
についての説明は、とくに必要ない限り省略する。
転写ベルト71は導電性ローラ対73.74に懸架され
て感光体2と同期走行し、図示右方から供給される転写
材Pは、該ベルト71に静電的に吸着されて走行して転
写部位に至る。
転写部位に達した転写材は、電極ローラ72による電界
の作用で、感光体2表面のトナー像を受容したのちこれ
から分離して、不図示の定着部位に搬送される。
転写ベルト71は、押し出し、遠心分離成型可能な熱可
塑性樹脂、熱可塑性エラストマーからなる無端状のベル
トであって、材料は、ポリフッ化ビニリデンのようなフ
ッ素樹脂、ポリエーテルエテルケトン、ポリエステル、
ポリイミド、ポリアミド、ポリフェニレンサルファイド
、塩化ビニル、ポリエチレン、ポリ塩化ビニリデンポリ
ウレタン等の熱可塑性樹脂、ポリオレフィン系エラスト
マー、ポリアミド系エラストマー、ウレタン系エラスト
マー、ポリエステル系エラストマーフッ素系エラストマ
ーなとの熱可塑性エラストマーを用い、上記材料に側鎖
として一0H1−COOH−COHNRなどの極性基を
導入したもの、カーボン、At、鉄などからなる金属粉
、酸化スズ、酸化亜鉛、酸化チタンのような金属酸化物
等の導電性、半導電性フィラーを分散させて、体積抵抗
をto”−10”0cmに調整したものを用いる。
さらに、転写材に当接する面の層の表面抵抗を10’ 
〜10”Ωcrnとし7、裏面側の抵抗を1010〜1
0+4Ωcmに構成して転写ベルトを得る。
実験例について説明すると、転写ベルトとしては、抵抗
値が10”〜10′4ΩCmの間の値に調整され、厚み
が250mmのポリエステル系エラストマー層に抵抗値
が1010〜1012Ωcmに調整され、厚み50μm
のフッ素系エラストマーを接着したものを用いた。
電極ローラ72にはウレタン、EPDM、CRなどの導
電性ゴムまたは導電性スポンジを用い、不図示の電源に
よって2KVの定電圧または5LLAの定電流を印加し
て転写を行なった。
プロセススピードは80 mml secとし、転写ベ
ルトへの除電手段はとくに設けなかった。
このような条件で転写性を検討したが、低温低湿Tm境
(15℃、10%RH)から高温高温環境(35℃、8
0%RH)までの各環境下で80%以上の転写効率が得
られ、転写後の画像良好でハフトーン、網点画像におい
ても転写ムラを生ずることがなく、転写材の種類を問わ
ず、転写材との良好な吸着力が得られることを確認した
さらに紙跡の発生もなかった。
このように、転写ベルトの体積抵抗を10′2〜10′
4Ωcmの範囲内にあるように設定することによって、
転写材との静電吸着力を得るために十分な電荷保持能を
確保するとともに、適度の電荷易動性を有することによ
って除電手段の必要性が小さくなり、クリーナを全(必
要としないか、簡単なりリーチですむことになる。
また、転写材に当接する転写ベルトの表面層の抵抗を該
ベルトの体積抵抗より1〜2桁下げであるので表面電荷
の密度が均一になり、ハーフトーン画像などの転写ムラ
が発生しにくく、均質な画像を得ることが出来、さらに
、転写電流を感光体に直接流入するほど強(する必要が
ないので、紙跡の発生回避することが出来る。
上記の構成において、さらに優れた耐久性、走行性能を
得、低電圧で良好な転写を可能とするには、以下のよう
な条件を満足させる要がある。
転写ベルトの厚みは使用材料の強度、延びなどによって
その下限が定まり、転写性の良否からその上限が決定さ
れ、熱可塑性エラストマーを用いた場合には、150〜
400um、好ましくは200〜350μmに設定する
のが好適で、熱可塑性樹脂をもちいた場合には20〜2
00μm5とくに30〜150μmとするのがよい。
(3)発明の詳細 な説明したように、本発明によるときは、像担持体とこ
れに当接する接触型の転写手段をそなえた画像形成装置
において、該転写手段の、像担持体に当接する側に抵抗
層を形成し、その表面抵抗値を、前記抵抗層の厚み方向
の体積抵抗値よりも小さ(することによって、高抵抗の
転写材に対しても良好な転写性が得られるとともに、O
PC感光体を使用するさいにおける紙跡の発生を防止し
、さらに抵抗層を設けることによる転写ムラの発生を阻
止し、表面の平滑性も良好でクリーニング性も優れた転
写装置を得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す画像形成装置の概略側面
図、 第2図は本発明に使用する転写ローラの他の実施態様を
示す断面図、 第3A図は抵抗層の抵抗を測定する手段を示す側面図、 第3B図は同上平面図、 第4図、第5図は抵抗層の抵抗測定回路を示す図、 第6図は転写ローラの他の実施態様を示す断面図、 第7図は本発明の他の実施例を示す画像形成装置の概略
側面図である。 1・・・転写ローラ、2・・・像担持体(感光体)、3
・・・クリーニング装置、4・・・−広帯電器、5・・
・画像信号、6・・・現像器、7・・・搬送路。 図面の浄書 第1図 第4図 第2図 第3A図 第3B図 第 6 図 第 図 手続補正書 (方式) %式% 1、事件の表示 特願平1−236865号 2゜ 発明の名称 画像形成装置の転写装置 3゜ 補正をする者 事件との関係

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)像担持体と、これに当接する接触型の転写手段を
    そなえた画像形成装置において、 該転写手段の、像担持体に接触する側に抵抗層を形成す
    るとともに、この抵抗層の像担持体に接する面の表面抵
    抗を、抵抗層の厚み方向の体積抵抗よりも小さい値とし
    たことを特徴とする転写装置。
  2. (2)転写手段が転写ローラである特許請求の範囲第1
    項記載の転写装置。
  3. (3)転写手段が転写ベルトである特許請求の範囲第1
    項記載の転写装置。
  4. (4)転写手段の抵抗層の厚み方向の体積抵抗が10^
    1^0〜10^1^4Ωcmの範囲にある特許請求の範
    囲第1項ないし第3項のいずれか記載の転写装置。
JP23686589A 1989-09-14 1989-09-14 画像形成装置の転写装置 Pending JPH03100579A (ja)

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JP23686589A JPH03100579A (ja) 1989-09-14 1989-09-14 画像形成装置の転写装置

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JP23686589A JPH03100579A (ja) 1989-09-14 1989-09-14 画像形成装置の転写装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002229305A (ja) * 2001-02-05 2002-08-14 Bridgestone Corp 帯電ローラおよびそれを用いた帯電装置
JP2015165290A (ja) * 2014-02-05 2015-09-17 富士ゼロックス株式会社 転写部材および画像形成装置

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