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JPH0275670A - 含窒素アルキド樹脂系カチオン電着塗料 - Google Patents

含窒素アルキド樹脂系カチオン電着塗料

Info

Publication number
JPH0275670A
JPH0275670A JP63228112A JP22811288A JPH0275670A JP H0275670 A JPH0275670 A JP H0275670A JP 63228112 A JP63228112 A JP 63228112A JP 22811288 A JP22811288 A JP 22811288A JP H0275670 A JPH0275670 A JP H0275670A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
acid
nitrogen
resin
alkyd resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP63228112A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Inoue
裕 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kansai Paint Co Ltd
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kansai Paint Co Ltd filed Critical Kansai Paint Co Ltd
Priority to JP63228112A priority Critical patent/JPH0275670A/ja
Priority to US07/378,742 priority patent/US5055530A/en
Publication of JPH0275670A publication Critical patent/JPH0275670A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、主骨格中・こ窒素原子を有せしめた含窒素ア
ルキド樹脂のエポキシ樹脂変性物をビヒクル成分とする
含窒素アルキド樹脂系カチオン電着塗料に関する。
(従来の技術) 従来、電着塗装方法は水を溶媒として使用するために、
火災・爆発などの危険性がなく、工程を自動化して長期
間にわたって大量に連続塗装することが可能であること
、更に塗膜厚のコントロールが容易である等の多くの利
点を有しているため従来から広く利用されている。
該電着塗装方法に使用される塗料としては水溶性アルキ
ド樹脂を基体樹脂とするアニオン電着塗料が低コスト、
無公害等の理由により工業用塗料として使用されている
。しかしながら、該水溶性アルキド樹脂塗料はアルキド
樹脂が容易に加水分解され、該アルキド樹脂が水に不溶
化するため塗料の貯蔵安定性が悪いという欠点があり、
また、このものから形成される塗膜の耐蝕性も充分でな
いという欠点がある。
近年、アニオン電着塗料に代ってカチオン電着塗料が電
着機構や樹脂成分の有する塩基性から、本質的に耐蝕性
に優れた硬化塗膜を形成するので多く使用されてきた。
カチオン電着塗料としてはカチオン性基を導入したエポ
キシ樹脂を基体樹脂とするカチオン電着塗料が高耐蝕性
を有する塗膜が形成されることから広く使用されている
が、このものは前記水溶性アルキド樹脂と比較して、コ
ストが高いこと及び耐候性が劣ること等の問題点があり
、水溶性アルキド樹脂のカチオン電着塗料の出現が該分
野から望まれていた。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、これらの要望を達成することを目的になされ
たのであって、種々の見地からの研究努力の結果、主骨
格中に窒素原子を含有するアルキド樹脂をエポキシ樹脂
で変性した変性樹脂をカチオン電着用ビヒクル成分とし
て使用することによって上記目的を達成できることを見
い出し、本発明を完成させたのである。
(課題を解決するための手段) 本発明は1分子中に平均2個以上の活性水素を含有する
アミン化合物及び多塩基酸さらに必要に応じて多価アル
コール及び脂肪酸を縮合反応させて得られる含窒素アル
キド樹脂をエポキシ樹脂で変性してなるエポキシ樹脂変
性含窒素アルキド樹脂をビヒクル成分とする含窒素アル
キド樹脂系カチオン電着塗料に関する。
本発明塗料のビヒクル成分であるエポキシ樹脂変性含窒
素アルキド樹脂は、多塩基酸とアミン化合物を必須成分
とし、更に必要に応じて多価アルコール及び脂肪酸を配
合してなる成分を縮合反応させて1得られる含窒素アル
キド樹脂をエポキシ樹脂で変性してなるものである。
多塩基酸は、1分子中に2個以上のカルボキシル基をも
つ多価カルボン酸化合物からなっており、該化合物とし
ては例えば、コハク酸、アジピン酸、アゼライン酸、セ
バシン酸、ドデシニルコハク酸およびこれらの無水物な
どの脂肪族飽和二塩基酸、マレイン酸、フマル酸、イタ
コン酸およびこれらの無水物などの脂肪族不飽和二塩基
酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、トリメリ
ット酸、ピロメリット酸およびこれらの無水物などの芳
香族多塩基酸、テトラヒドロフタル酸、メチルシクロヘ
キセントリカルボン酸、ヘキサヒドロフタル酸、ハイミ
ック酸、ヘット酸、テトラクロロフタル酸、シクロヘキ
サンジカルボン酸、メチルへキサヒドロフタル酸、ヘキ
サヒドロトリメリット酸およびこれらの無水物などの脂
環族多塩基酸などがあげられ、これらから選ばれた1種
もしくは2種以上を使用できる。
多塩基酸を反応させるアミン化合物は、分子中に多塩酸
化合物中のカルボキシル基と反応し得る活性水素を有し
、しかも該活性水素が1分子中tこ平均2個以上、好ま
しくは平均2〜6個範囲を有するものである。上記活性
水素は、例えば0H1NH(C−NH−C結合した第2
級アミノ基)、NH,(C−NH,結合した第1級アミ
ノ基)等の官能基中に含まれる活性水素原子を意味する
該アミン化合物としては、例えば 一般式(I) CI) 式中、R8、R1、R1及びR4は同−又は異なって、
それぞれ水素原子、アルキル基、アリール基、シクロア
ルキル基を示し、nは1〜4の整数を示し、またmは0
〜4の整数を示す、ただし、mが0の場合、R1、R2
、R1及びR4の少なくとも2個は水素原子である。ま
たmが1の場合、R,、R,、R,及びR4の少なくと
も1個は水素原子を有する。
で表わされる第1級アミノ基及び/又は第2級アミノ基
を有するアミン化合物及び 一般式(II) 式中、R5及びR6は同−又は異なってそれぞれ水素原
子、アルキル基、アリール基、シクロアルキル基を示し
、n及びmは前記と同様の意味を示す、ただし、mがO
の場合、R6及びR6のいずれか1個は水素原子である
で表わされる1分子中に1個の水酸基と第1級アミノ基
又は第2級アミノ基を有するアルカノールアミン化合物
及び 一般式(Ill ) OH−C,H2n \ N −R、(Ill ) 0H−CnH,n 式中、R1は水素原子、アルキル基、アリール基、シク
ロアルキル基、−C,H,、−OH基を示し、nは前記
と同様の意味を示す。
で表わされる1分子中に2個以上の水酸基を有する多価
アルカノールアミン化合物 が挙げられる。
上記−数式(1)、(11)及び(III )において
は、「アルキル基」としては、例えばメチル、エチル、
n−プロピル、 1so−プロピル、n−ブチル、1s
o−ブチル、5ec−ブチル、 tert−ブチル、n
−ヘキシル、2エチルヘキシル及びラウリル等が挙げら
れ、中でも好ましくは01〜4の低級アルキル基である
。また「シクロアルキル基」としては、好ましくはシク
ロヘキシル基が挙げられる。更に「アリール基」として
は、フェニル基、トルイル基、キシリル基等が挙げられ
る。
−数式(1)の具体例としては、例えばNH、−C、H
4−NH、、 NH、−C、H、−NH−C、H、−NHa、NHx 
+C* H−−NH)yC* H4−NHa、NH2−
C3Hfi−NH−C、H、−NH,、(C2H@)、
−N−C3H,−NH。
等が挙げられる。
また、−数式(1■)の具体例としては、例えば 0H−CH、−NH、, 0H−C、H4−NH、, 0H−CH、−NH−CHl、 0H−C、H4−NH−CH、, 0l−1−C、H、−NH−C、H、,0H−C、H4
−NH−C、H、, 0H−C、H、−N)I−Cffi H4CH、,0H
−C、H、−NH−C、H、、 CHオーCH2 CH* −CH、, 0H−C、H、−NH、, 0H−C、H、−N)(−CH、、 OH−C−Ha −N H−Ca H7,0)1−CI
 H@−NH−C3H? 、0H−C3H、−NH−C
、H、CH、,0H−C、H、−NH−C4H、、 CH、−CH1, 0H−C、H4−NH−C! H、−NH、、OH−+
C2H4−NHhC*H4−NHx、CH、−CH−C
Ha−NH−CI H、−NH。
OH 等が挙げられる。
更に、−数式(Ill )の具体例としては、例^(O
H−C* H−hNHl (CH、−CH−CH−h−NHl OH (CH5−CH−CH* )yNCH−1OH (OH−Cm H4)  s −N、 (OH−Cw H4)  *−N  CHa、(OH−
Cz H4)  * −N  C* Hs、(OH−C
霊H4)  m −N  Cs Ht、(OH−C,t
H,)、−N−C4H,、(CHs −CHCH* h
−N ■ OH 等が挙げられる。
上記の多塩基酸とアミン化合物とを縮合反応せしめるに
あたっての両成分の比率は、多塩基酸/アミン化合物(
モル比)にもとずいて、0.5〜12の範囲が適してお
り、特に0.7〜1.0が特に好ましい、そして上記ア
ミン化合物の使用割合は、多塩基酸成分とアミン化合物
との合計量(下記多価アルコール及び脂肪酸を併用する
系ではそれも含めた合計量)を基準として、3〜55重
量%、好ましくは5〜40重量%が望ましい。
アミン化合物が3重量%より少ないと塗料の水溶解性及
び塗膜の耐蝕性が劣り、一方、55重量%より多いと塗
膜の耐候性及び耐水性が劣るので好ましくない。
必要に応じて使用できる多価アルコールとしては、例え
ばエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエ
チレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレ
ングリコール、ブタンジオール、ネオペンチルグリコー
ル、1,2−1l、3−12,3−11.4−ブチレン
グリコール、ベンタンジオール、°2.3−ジメチルプ
ロパンジオール、1.6−12.5−ヘキサンジオール
、水素化ビスフェノールA、シクロヘキサンジメタツー
ル、トリメチレングリコール、テトラメチレングリコー
ル、ヘキサメチレングリコール、′トリメチロールエタ
ン、トリメチロールプロパン、グリセリン、ジグリセリ
ン、ジペンタエリスリトール、ソルビトールなどがあり
、これらから選ばれた1種もしくは2種以上を使用する
ことができる。
また、前記脂肪酸としては乾性油(半乾性油も含む〕脂
肪酸(ヨウ素価約100以上)、不乾性油脂肪酸(ヨウ
素価約100未満)及びこれらの油脂などが使用できる
。乾性油脂肪酸としては、例えば、サフラワー油脂肪酸
、アマニ油脂肪酸、ダイズ油脂肪酸、ゴマ油脂肪酸、ケ
シ油脂肪酸、エノ油脂肪酸、麻実油脂肪酸、ブドウ核脂
肪酸、トウモロコシ油脂肪酸、トール油脂肪酸、ヒマワ
リ油脂肪酸、綿実油脂肪酸、クルミ油脂肪酸、桐油脂肪
酸、脱水ヒマシ油脂肪酸、米ヌカ油脂肪酸およびこれら
のダイマー酸などがあげられ、不乾性油脂肪酸としては
例えばヤシ油脂肪酸などがある。これらの脂肪酸の使用
量は、上記多塩基酸成分、多価アルコール成分および該
脂肪酸との合計量にもとすいて、0〜60重量%、好ま
しくは5〜60重量%、さらに好ましくは10〜45重
量%の範囲が適している。
前記含窒素アルキド(耐脂は、多塩基酸とアミン化合物
とを、さらに必要に応じて多価アルコール及び脂肪酸も
含めて、通常のアルキド樹脂と同様な条件、例えば15
0〜250℃で1−t5時間反応せしめることによって
製造することができる。
次に、前記含窒素アルキド樹脂の変性樹脂・であるエポ
キシ樹脂は、1分子当り平均2個以上のエポキシ基を有
するポリエポキシド及び該ポリエポキシドを一塩基酸で
変性してなる1分子当り平均1個以上のエポキシ基を有
するエポキシドである。ポリエポキシドとしては例えば
ビスフェノールとエビハロヒドリンから得られるエポキ
シ樹脂、水添ビスフェノールとエビハロヒドリンあるい
はビスフェノールとβ−エビハロヒドリンから得られる
エポキシ樹脂が挙げられる。これらのうちで特に好まし
いものはビスフェノールとエビハロヒドリンより得られ
るエポキシ樹脂であり、具体的番こは、例λば商品名と
してシェル化学社製、エピコート828、エピコート8
12、エピコート152、エピコート154、エピコー
ト1001、エピコート1002.エピコート1003
、エピコート1055、エピコート1004、エピコー
ト1007.エピコート1009、エピコート1olO
、チバ・ガイギー社製アラルダイト6071、アラルダ
イト6084、アラルダイト6097、アラルダイト6
099、アラルダイト7004、大日本インキ社製エビ
クロンN−730,エビクロンN−740等が挙げられ
る。
また、前記以外にも a)ノボラック樹脂のポリグリシジルエーテル、 b)エチレングリコール、プロピレングリコール、グリ
セリン、トリメチロールプロパン等の多価アルコールの
ポリグリシジルエーテル、C)アジピン酸、フタル酸、
ダイマー酸等のボリカルボン酸のポリグリシジルエーテ
ル、d)脂環式オレフィン、1.2−ポリブタジェンを
エポキシ化して得られるポリエポキシド等が使用できる
。これらのポリエポキシドは前記エポキシ樹脂と併用し
てその耐食性を損なわない範囲(一般に、前記エポキシ
樹脂100重量部に対して50重量部以下)で使用する
ことが好ましい。
前記ポリエポキシドを変性するための一塩基酸としては
1例^ば前記含窒素アルキド樹脂で使用した脂肪酸が使
用できる。
エポキシ樹脂の配合割合は、含窒素アルキド樹脂100
重量部に対して約1〜50重量部、好ましくは約3〜3
0重量部範囲である。配合割合が約1重量部より少ない
と、素材に対する付着性、耐腐食性、耐薬品性、可どう
性等の塗膜性能が十分でなく、他方、配合割合が約50
重量部より多いと、顔料分散性が劣るので、塗膜にブツ
、色別れ、ツヤポケ等の欠陥を生じたり、また塗料貯蔵
中に顔料成分と樹脂成分との分離が起こって顔料成分が
貯蔵容器の底部に沈降しハードケーキングするために再
分散が困難となるので好ましくない。
本発明において用いるエポキシ樹脂変性含窒素アルキド
樹脂は、前記含窒素アルキドfit脂とエポキシ樹脂と
を従来公知の反応条件(エポキシ基とカルボキシル基又
はアミノ基)に基づいて、通常的130〜200℃で約
1〜6時間付加反応を読本発明塗料は、前記エポキシ樹
脂変性含窒素アルキド樹脂中の塩基性基を酸性中和剤で
中和後、水中に分散することにより製造するか、もしく
はエポキシ樹脂変性含窒素アルキド131脂の窒素原子
の一部又は全部をエポキシ樹脂、グリシジルエーテル等
のエポキシ基含有の樹脂又は化合物で四級化後、水中に
分散することにより製造できる。
該エポキシ樹脂変性含窒素アルキド樹脂の水分散性を補
う目的で前記含窒素アルキド樹脂の末端に塩基性基を付
与したエポキシ樹脂変性含窒素アルキド樹脂を使用する
ことができる。
エポキシ樹脂変性含窒素アルキド樹脂は、約lO〜20
0.特に30〜150アミン価を有することが好ましい
、アミン価がIOより小さいと、エポキシ樹脂変性含窒
素アルキド樹脂の水分散性に劣り、一方、アミン価が2
00より大きいと、塗膜の耐候性に劣るので好ましくな
い。
上記酸性中和剤としては1例えばギ酸、酢酸、ヒドロキ
シ酢酸、プロピオン酸、ジメチロールプロピオン酸及び
酪酸等が好適に使用できる。酸性中和剤は、通常、含窒
素アルキド樹脂の塩基性基に対して約0.2〜1.5当
量、好ましくは約0.3〜1.0当量配合される。
また、本発明塗料は、上記エポキシ樹脂変性含窒素アル
キド樹脂に架橋性樹脂を配合して加熱又は常乾により三
次元網状的に架橋硬化せしめることができる。該架橋性
樹脂は、エポキシ樹脂変性含窒素アルキド樹脂中のOH
,NH,N)(を等の官能基と架橋反応する官能基(例
えば、アミノ基、アルキルエーテル基、ブロックもしく
は未ブロックイソシアネート基など)を有する化合物で
ある。具体的にはメチロール化もしくは1価アルコール
(炭素数1〜5)から選ばれたlf1以上で変性したア
ルキルエーテル化されたメラミン(M脂、尿素樹脂、ベ
ンゾグアナミン樹脂などがある。イソシアネート化合物
としては1例えばトリレンジイソシアネート、トリレン
ジイソシアネートとトリメチロールプロパンとの付加物
、ジフェニルメタンジイソシアネート、メチレンジイソ
シアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、ヘキサ
メチレンジイソシアネートとトリメチロールプロパンと
の付加物、キシリレンジイソシアネート、リジンジイソ
シアネートなどがあり、またブロック剤としてはフェノ
ール、チオ尿素、メタノール、プロパツール、n−ブタ
ノール、七−ブタノール、アセト酢酸エチル、マロン酸
ジメチル、ε−カプロラクタムなどが挙げられる。
本発明塗料においてエポキシ樹脂変性含窒素アルキド樹
脂と架橋性樹脂との構成比率は、該両成分の合計量にも
とすいて、エポキシ樹脂変性含窒素アルキド樹脂100
〜60重量%、特に85〜70重量%、架橋性樹脂0〜
40重量%、特に15〜30重量%が好ましい。
本発明塗料において、前記OHの官能基を有するエポキ
シ樹脂変性含窒素アルキド樹脂に前記メラミン樹脂、尿
素樹脂、ベンゾグアナミン樹脂等の架橋性樹脂を配合し
て加熱により架橋硬化させるには、OHの官能基を有す
るエポキシ樹脂変性含窒素アルキド樹脂として水酸基価
20〜300、好ましくは30〜200及び酸価0.5
〜50、好ましくは1〜25のものを使用することが好
ましい、架橋硬化させる加熱条件は約120〜200℃
で約10〜40分間で充分と思われる。
本発明塗料は、前記成分に加えて、それ自体すでに公知
の着色顔料、体質顔料、防錆顔料、塗面調整剤、硬化促
進剤及び親水性有機溶剤などを添加することができる。
本発明塗料を用いて、塗膜を形成するには、例えば固形
分約5〜30重量%に調整した電着浴を作り、°該浴中
で液温約5〜30℃で被塗物を陰極にし対極との間に電
圧を印加し、被塗物に電着塗膜を形成させ、常乾もしく
は焼付け(例えば約40〜200℃で約10〜40分間
)によって実施できる。被塗物としては導電性を有する
ものであれば特に制限なしに使用でき、例えば鉄鋼板、
アルミニウム板、合金(ターンシート等)、鉄鋼板の表
面に亜鉛、スズ、クロム、アルミニウム等をメツキした
メツキ鋼板、あるいは鉄鋼板の表面をリン酸、リン酸亜
鉛、リン酸鉄等で表面処理した処理鋼板等が使用できる
(作用及び発明の効果) 本発明において、多塩基酸とアミン化合物との反応で生
成する窒素原子に隣接するエステル結合及びアミド結合
は加水分解促進物質(例えば水、アルカリ、酸等)に対
して化学的に安定な結合であることから、該結合を有す
るエポキシ樹脂変性含窒素アルキド樹脂をビヒクル成分
とした本願の塗料は、該結合を有さない水溶性アルキド
樹脂をビヒクル成分とした従来の塗料と比較して貯蔵安
定性に優れた効果が発現できる。
また、例えば水酸基を有するカチオン電着樹脂とアミノ
樹脂等の硬化剤を含有する塗料から形成される電着塗膜
は、樹脂中のカチオン性基が負触媒に作用し硬化性に優
れた塗膜が形成されず、従来から水溶性アルキド(M脂
系カチオン電着塗料の硬化塗膜を形成することは困難で
あったが、本発明で使用するエポキシ樹脂変性含窒素ア
ルキド樹脂は、前記構成を有することから、その塩基性
は弱く、該硬化反応を阻害せずに硬化性に優れた塗膜が
形成でき、しかもエポキシ樹脂変性含窒素アルキド樹脂
自体の性質により耐蝕性に優れた塗膜が形成できその効
果は著しい。
(実施例) 次に、実施例を掲げて本発明の詳細な説明する。
製造例1 トリエタノールアミン18,0重量部、エチレングリコ
ール17.5重量部、無水フタル酸47.6重量部、ヤ
シ油脂肪酸16.9重量部、エピコート1001を23
.1重量部からなる混合物を窒素ガス雰囲気下で攪拌し
ながら160〜230℃で10時間反応させ含窒素アル
キド樹脂(A−1)を得た。
該樹脂(A−1)は、酸価2、アミン価66.4、エポ
キシ含有量10重量%、油長16.6であった。
製造例2 トリプロパツールアミン14.3重量部、ジエ54.2
重量部、エピコート1004を20重量部からなる混合
物を窒素ガス雰囲気下で撹拌しながら160〜230℃
で9時間反応させ含窒素アルキド樹脂(B−1)を得た
該樹脂は酸価lO、アミン価37.4、エポキシ含有量
20重量%であった。
製造例3 メチルジェタノールアミン11.3重量部、エチレング
リコール5.9重量部、グリセリン11.7重量部、無
水フタル酸44.5重量部、トール油脂肪酸26.6重
量部、エピコート1007を15重量部からなる混合物
を窒素ガス雰囲気下で撹拌しながら160〜230℃で
11時間反応させ含窒素アルキド樹脂(C−1)を得た
製造例4 製造例1で得た含窒素アルキド樹脂(A−1)100重
量部に対し酢酸7.8重量部、ブチルグリシジルエーテ
ル16.9重量部、脱イオン水1.3重量部を加え80
℃で2時間反応しA−1の四級アンモニウム塩(D−1
)を得た。
製造例5 2.4−トルエンジイソシアネート87.1部を143
部の2−エチルヘキサノールに外部冷却して反応混合物
を100℃未満に維持しながら徐々に加えて2.4−ト
ルエンジイソシアネートの2−エチルヘキサノールジウ
レタン(E−1)を得た。
製造例6 トリメチロールプロパン16.7重量部、エチレングリ
コール17.7重量部、無水フタル酸48.4重量部、
ヤシ油脂肪酸17.2重量部からなる混合物を窒素ガス
雰囲気下で撹拌しながら160〜230℃で、10時間
反応させアルキド樹脂(F−1)を得た。該樹脂(F−
1)は酸価2、水酸基価125.7、油長18.5であ
った。
製造例7 製造例4で得た四級アンモニウム塩(D−1)100重
量部をブチルセロソルブ24重量部に溶解し、脱イオン
水を加えて固形分20重量%の水溶液を調整した。
上記水溶液600g、チタン白R602190g、カー
ボンブラックMA3.6g、珪酸アルミニウム107g
にガラスピーズを入れ高速回転ミキサーで2時間はげし
く攪拌し、水分散性の良好な顔料ペーストCG−1)を
得た。
実施例1 製造例1で得た樹脂(A−1)100重量部、製造例5
で得た樹脂(E−1)31.8鳳凰部をブチルセロソル
ブ24重量部、イソプロパツール22.8重量部で溶解
したのち酢酸7.8重量部を加え中和した。脱イオン水
を加え固形分濃度20重量%の水分散液を調整した。こ
の分散液に製造例7で製造した顔料ペースト(G−1)
を130重量部を加え脱イオン水で固形分濃度15重量
%の電着塗料液を得た。
実施例2 製造例2で得た樹脂(B−1)100重量部、製造例5
で得た樹脂(E−1)31.8重量部をブチルセロソル
ブ24重量部、イソプロパツール22.8重量部で溶解
したのち酢酸7.8重量部を加え中和した。脱イオン水
を加え固形分濃度20重量%の水分散液を調整した。こ
の分散液に製造例7で製造した顔料ペースト(G−1)
を130重量部加え脱イオン水で固形分濃度15重量%
の電着塗料液を得た。
実施例3 製造例2で得た樹脂(B−1)100重量部、二カラツ
クMX40(三相ケミカル社製、商品名、メラミン樹脂
)30重量部をブチルセロソルブ24重量部、イソプロ
パツール22.8重量部で溶解したのち酢酸7.8重量
部を加え中和した0次に脱イオン水を加え固形分濃度2
0重量%の水分散液を調整した。この分散液に製造例7
で製造した顔料ペースト(G−1)を130重量部加え
脱イオン水で固形分濃度15重量%の電着塗料液を得た
実施例1〜3のカチオン電着塗料液を硬化膜厚25〜3
0uになるようにリン酸亜鉛処理鋼板に陰極電着塗装を
行ない、水洗後焼付は電着塗膜を得た。
比較例・ 製造例6で得た(F−1)100重量部、製造例5で得
た樹脂(E−1)31.8重量部、製造比較塗料を得た
該塗料を硬化膜厚2511になるようにリン酸亜鉛処理
鋼板に塗布し、焼付は硬化塗膜を得た。
これらの結果をまとめて表に示す。
(×1)塗面状態:目視による判定、平滑性、ハジキ、
ヘコミの有無について調べた。
(※2)耐腐食性:塗膜を素地に達するようにクロスカ
ットし、ツルトスプレーで500時間試験後、該カット
部に粘着セロハンテープを貼着し、それをはがして該カ
ット部からの塗膜の両側剥離中を調べた。
(※3)耐酸性:水平に支持した塗面にN/lO硫酸水
溶液を滴下し、48時間放置した後の塗面状態を調べた
。○は全く異常が認められないことを示す。
(※4)耐アルカリ性二N15カセイソーダ水溶液を用
いた以外は上記(※3)と同様に行なった。Oは全く異
常が認められない、Δは白化、ツヤピケの発生が認めら
れたことを示す。
(※5)耐折曲げ性:塗膜を外側にして、曲率半径4m
mで折曲げたときの塗面の状態を調べた。0は全く異常
が認められない、Δはワレ、ハガレの発生が認められた
ことを示す。
(※6)耐溶剤性:塗板をトルエン(20℃)中に5時
間浸漬したのちの塗面状態を調べた。○は全く異常が認
められないことを示す。
(※7)付着性:塗板を40℃で48時間水に浸漬して
から、引き上げ1時間放置後、次に、該塗膜にカミソリ
で素地に達するようにして、大きさ1×11のゴバン目
を100個作り、その表面に粘着セロハンテープを貼着
せしめ、それをはがしたあとの残存ゴバン目塗膜数を調
べた。
(※8)貯蔵性=30℃で20日間貯蔵した着色塗料位
ついて試験した。塗料状態は顔料沈降の有無を調べたも
のであり、Oは異常が認められない、Δは顔料沈降が明
らかに認められたことを表わす。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、1分子中に平均2個以上の活性水素を含有するアミ
    ン化合物及び多塩基酸さらに必要に応じて多価アルコー
    ル及び脂肪酸を縮合反応させて得られる含窒素アルキド
    樹脂をエポキシ樹脂で変性してなるエポキシ樹脂変性含
    窒素アルキド樹脂をビヒクル成分とする含窒素アルキド
    樹脂系カチオン電着塗料。
JP63228112A 1988-07-13 1988-09-12 含窒素アルキド樹脂系カチオン電着塗料 Pending JPH0275670A (ja)

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JP63228112A JPH0275670A (ja) 1988-09-12 1988-09-12 含窒素アルキド樹脂系カチオン電着塗料
US07/378,742 US5055530A (en) 1988-07-13 1989-07-12 Epoxy resin-modified polyamide resin

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JP63228112A JPH0275670A (ja) 1988-09-12 1988-09-12 含窒素アルキド樹脂系カチオン電着塗料

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015113439A (ja) * 2013-12-13 2015-06-22 関西ペイント株式会社 カチオン電着塗料組成物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015113439A (ja) * 2013-12-13 2015-06-22 関西ペイント株式会社 カチオン電着塗料組成物

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