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JPH0258511A - 光学材料の製造方法 - Google Patents

光学材料の製造方法

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Publication number
JPH0258511A
JPH0258511A JP63224504A JP22450488A JPH0258511A JP H0258511 A JPH0258511 A JP H0258511A JP 63224504 A JP63224504 A JP 63224504A JP 22450488 A JP22450488 A JP 22450488A JP H0258511 A JPH0258511 A JP H0258511A
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JP
Japan
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weight
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formulas
parts
tables
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Application number
JP63224504A
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English (en)
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JPH0643467B2 (ja
Inventor
Nobuhiro Watanabe
渡辺 展宏
Teruo Sakagami
輝夫 阪上
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Kureha Corp
Original Assignee
Kureha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by Kureha Corp filed Critical Kureha Corp
Publication of JPH0258511A publication Critical patent/JPH0258511A/ja
Publication of JPH0643467B2 publication Critical patent/JPH0643467B2/ja
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    • G02B1/04Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements made of organic materials, e.g. plastics
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
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    • C08F220/10Esters
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    • C08F220/36Esters containing nitrogen, e.g. N,N-dimethylaminoethyl (meth)acrylate containing oxygen in addition to the carboxy oxygen, e.g. 2-N-morpholinoethyl (meth)acrylate or 2-isocyanatoethyl (meth)acrylate
    • C08F220/365Esters containing nitrogen, e.g. N,N-dimethylaminoethyl (meth)acrylate containing oxygen in addition to the carboxy oxygen, e.g. 2-N-morpholinoethyl (meth)acrylate or 2-isocyanatoethyl (meth)acrylate containing further carboxylic moieties
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F226/00Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a single or double bond to nitrogen or by a heterocyclic ring containing nitrogen
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  • Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、光学材料、特に染色性に優れた光学材料に関
し、更に高い屈折率を有し、実用上優れた特性を有する
光学材料に関する。
〔従来技術〕
現在までにおいて、各種精密機械の光学部材や写真機の
レンズ、眼鏡用レンズ、サングラスなどの光学材料とし
ては無機ガラスが多用されて来た。
しかしながら近年は軽量化という観点から、無機ガラス
に代ってプラスチックよりなる光学材料が使用され始め
ている。
プラスチック光学材料は、軽量という利点の他に、無機
ガラスとは異なり、成型後においても染色することので
きる可能性を有している点で、注目されるべき特性を有
する。この染色性は、特に眼鏡用レンズにおいて重要で
ある。
従来においてプラスチック光学材料として多用されて来
たものとしては、ポリメチルメタクリレート、ポリスチ
レン、ポリカーボネート、rCR−39」と称されるポ
リジエチレングリコールビスアリルカーボネートが知ら
れている。
しかしながら、ポリスチレンは、成型後は例えば水分散
性染料によっては全く染色することが不可能であり、ま
た有機溶媒に接するだけで表面が侵され、クラックが生
ずる場合もある。しかも耐熱性が不十分であり、光学材
料としては実用性に乏しい材料である。
一方、ポリメチルメタクリレートやポリカーボネートは
、成型後においても水分散性染料によって染色すること
が可能である。しかしこれらの材料は有機溶媒に侵され
易いことに加え、ポリメチルメタクリレートは耐熱性が
十分でないために、またポリカーボネートは光学歪が大
きいために、光学材料としての用途が大きく制限される
という問題点がある。
これに対してCR−39は射出成型性は有していないけ
れども十分高度な架橋構造を有しており、良好な耐熱性
と、通常の有機溶媒に侵されない耐溶剤性を備え、しか
も染色性を有する点においては一応好ましいものである
。しかしながら、この光学材料は、屈折率がn+=1,
49と低い欠点を有し、このため、例えば眼鏡用レンズ
を作製した場合には、屈折率の高い材料による場合に比
較してレンズの厚みが相当に大きくなり、軽量であるこ
との利点が実際には失われてしまう。
このような事情から、CR−39の特性を活かしながら
屈折率を高くする試みもなされており、具体的には、ジ
エチレングリコールビスアリルカーボネートと、屈折率
の高いモノマーとを共重合させることの研究が行われて
いる。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、ジエチレングリコールビスアリルカーボネー
トのラジカル重合性官能基はアリル基であり、このアリ
ル基は、アクリル基などの多くのモノマーの重合性基と
比較して、ラジカル重合性が低い官能基である。
従ってジエチレングリコールビスアリルカーボネートと
好適に共重合するモノ7−は、実際上、アリル基を官能
基として有するものに限定され、アクリル基、メタクリ
ル基、ビニル基などの有用なラジカル重合性に富んだ官
能基を有する多くのモノマーとは共重合させることが困
難である。このような理由から、実際には、CR−39
の優れた物性を保有しながら高い屈折率を有する共重合
体は得られていないのが実情である。
以上のような事情から、アクリル基、メタクリル基、ビ
ニル基などのラジカル重合性に富んだ官能基を有するモ
ノマーと容易に共重合することができ、十分高度な架橋
構造を有し、しかも良好な染色性を有する優れた特性の
光学材料の提供が望まれている。
また既述のように、高い屈折率を有する光学材料の出現
が求められており、種々の提案がなされ、一部は実用化
されている。そして高屈折率の光学材料を得るためには
、芳香族化合物やハロゲン置換芳香族化合物などを成分
として含有させることが有効であることが知られており
、この技術を利用して種々の研究がなされているが、そ
のよ°うな成分を導入すると、得られる光学材料の耐衝
撃性がtJiさくなったり、あるいは比重が大きくなっ
たりしてプラスチック光学材料の本来的特長が犠牲にさ
れてしまい、実際には、屈折率が高く、しかも耐衝撃性
が大きくて更に比重の小さいプラスチックレンズを与え
る光学材料は得られていない。
〔発明の目的〕
本発明は以上のような事情に基づいてなされたものであ
り、その目的は、ラジカル重合法によって製造すること
ができて高度の架橋構造を有し、しかも良好な染色性を
有する重合体よりなる優れた特性の光学材料を提供する
ことにある。
本発明の他の目的は、高い屈折率を有し、しかも耐衝撃
性が大きくて比重の小さい光学材料を提供することにあ
る。
〔課題を解決するだめの手段〕
本発明の光学材料は、下記一般式[A]で示される三官
能性モノマーよりなるA成分30重量部以上と、このA
成分と共重合可能なモノマー70重1部以下とよりなる
モノマー組成物を重合して得られる共重合体よりなるこ
とを特徴とする。
一般式(A) \ / ここで、R1は+CH,裾R2 +CH2裾N−C−R’または (ただし、nは2〜8の整数であり、 ・R2は −O+CH,CH2O〜CH,CH=CH,、(mは0
〜2の整数である。)で表わされるラジカル重合性官能
基である。) 本発明の他の態様による光学材料は、上記A成分30〜
65重1部と、下記一般式CB)で示される脂肪族二官
能性モノマーよりなるB成分10〜30重量部と、上記
A成分右よびB成分と共重合可能な、芳香族基を有する
共重合性モノマーよりなるC成分30〜55重量部とよ
りなるモノマー組成物を重合して得られる共重合体より
なることを特徴とする。
一般式CB) R’−0−R’−0−R’ ここで、R3は炭素数2〜8の炭化水素基、R4および
R5は同一もしくは異なってもよい+cH,CH,0e
tCH,CH=CH,、(ただし、pはO〜2の整数で
あう。)で表わされるラジカル重合性官能基である。
〔効果〕
上記の共重合体は、特定のトリアジン環構造を有する三
官能性モノマーであるA成分を含有するモノマー組成物
であって当該モノマー組成物100重量部中に当該A成
分を30重量部以上のpノ合で含有するものを重合して
得られるものであるため、高い透明性を有し、十分高度
の三次元架橋構造を有するので耐熱性が大きくて有機溶
媒に侵されず、しかも良好な染色性を有していて通常の
水分散性染料によって染色することが可能である。
また、上記A成分をB成分およびC成分と特定の割合で
共重合することによって得られる共重合体は、n、=1
.53以上と十分に高い屈折率を有し、比重は1.25
以下と小さく、しかも十分大きい耐衝撃性を有するもの
である。すなわち、A成分、B成分およびC成分を、特
定の相対的比率において共重合することによって得られ
る光学材料は、A成分が特定の三官能性七ツマ−である
ので、得られる共重合体において高度の架橋構造が形成
されるため大きな耐衝撃性が得られると共に高い屈折率
が得られ、また慢れた耐熱性を有し、しかもそれらのバ
ランスが良好であり、またB成分は架橋構造の形成に寄
与して十分に高い耐衝撃性を実現し、更にC成分によっ
て高い屈折率が実現される。
従って、本発明の光学材料は、プラスチックレンズ用光
学材料として単に優れた特性を有するのみでなく、各物
性のバランスが良いという利点があり、軽量でかつ厚み
が小さく、しかも高度の安全性を有するプラスチックレ
ンズを実際に提供することができる。
以下、本発明について具体的に説明する。
本発明で用いられるA成分は、一般式(A)から明らか
なように、三官能性のトリアジンLll造を有するモノ
マーである。トリアジン環構造は化学的に極めて安定で
あり、耐熱性の大きい骨格構造である。A成分は、斯か
るトリアジン環構造を存するラジカル重合性の三官能性
モノマーであるため、得られる共重合体は、発達した三
次元網状架橋構造ををするものとなる。この架橋構造に
より、当該共重合体は耐衝撃性の大きいものとなり、耐
熱性も優れたものとなる。
このA成分の第1の特長は、既述のように高度に発達し
た安定な架橋構造を形成すると共に、他のモノマーとの
相溶性が大きいことであり、これによって他のモノマー
との共重合が容易に行われ、得られる共重合体が優れた
透明性を有するものとなり、光学材料として有用なもの
が得られる。
A成分の第2の特長は、嵩高いトリアジン環構造を有す
ることにより、通常の脂肪族モノマーによる架橋重合体
に比して、低比重でしかも高い屈折率の共重合体が形成
されることである。
A成分において、トリアジン骨格に結合されるラジカル
重合性の官能基は、アリル基、アクリル基またはメタク
リル基であり、これらの官能基はエーテル結合、ウレタ
ン結合またはカーボネート結合によって結合される。
一般式〔A〕におけるnおよびmの宣は本発明において
重要であり、特にnの値がきわめて重要である。nの値
が小さくて炭素鎖が短かい場合には、得られる共重合体
は、屈折率が高くなる点では有利であるが、耐衝撃性が
小さいものとなる。
そして本発明においては、A成分としてはnの値が2〜
8の範囲のものが用いられるが、特にnの値が3以上の
ものが好ましい。このnの値が2未満であると、共重合
体の耐衝撃性は相当に小さくなり、一方、nが8を超え
る場合には高い屈折率を得ることができない。そしてn
が3以上のものによる場合には、確実に優れた耐衝撃性
を有し、また比重の小さい共重合体が得られる。またm
の値が小さくてエチレンオキシド鎖が短かい場合にも、
共重合体の屈折率が高くなると共に耐衝撃性が減少する
が、上記のようにnの値が2以上、特に3以上である条
件が満足されることにより、mの値は0〜2の範囲のも
のを好ましく用いることができる。従って、A成分にお
けるnおよびmの値は、光学材料の使用目的に応じ、上
述の範囲内において適宜選択することができる。
A成分におけるラジカル重合性官能基がアクリル基また
はメタクリル基であるときは、当該A成分を、屈折率の
高いアクリル系モノマーやメタクリル系モノマーと比較
的自由な割合で好適に共重合することができる。そして
、この場合においても、既述のようにこのA成分は三官
能性であるので、得られる共重合体は嵩高い高度の三次
元架橋構造を有するものとなり、このために光学材料と
して十分な耐熱性が得られると共に、常用される有機溶
媒に全く浸されることがなく、化学薬品に対する安定憧
が優れたものであり、また比重も小さいものとなる。
更にこのA成分による共重合体は、水分散性染料の水溶
液により、例えば加温下において浸漬するだけの処理に
よって染色することができる。−般に屈折率の高い重合
体は、芳香族性が強くて疎水性が大きいため、水分散性
染料によっては染色不可能な場合が多いが、このA成分
によれば、十分良好な染色性を有する共重合体を得るこ
とができる。
A成分のR1は、メチレン鎖と、アリル基、アクリル基
またはメタクリル基が結合されたエチレンオキサイド(
すなわちR”)  とが直接結合されたもののほか、ウ
レタン結合もしくはカーボネート結合を介してそれらが
結合されたものであってもよい。このようにウレタン結
合もしくはカーボネート結合を含むA成分を用いた場合
には、共重合体の染色性が一段と良好になるので好まし
い。
本発明で用いられるAt分の具体例としては、例えばト
リス(2−アリロキシエチル)イソシアヌレート、トリ
ス(2−アクリロキシエチル)インシアヌレート、トリ
ス(2−メタクリロキシエチル)イソシアヌレート、ト
リス(アクリロキシエトキシエチル)インシアヌレート
、トリス(メタクリロキシエトキシエチル)インシアヌ
レート、トリス(アリロキシジェトキシエチル)イソシ
アヌレート、トリス(アクリロキンジェトキシエチル)
インシアヌレート、トリス(3−アリロキシプロピル)
インシアヌレート、トリス(メタクリロキシエトキシエ
チル)インシアヌレート、インシアヌル酸トリス(N−
へキシルカルバミン酸)のトリメタクリロキンエチルエ
ステル、インシアヌル酸トリス(N−へキシルカルバミ
ン酸)のトリアクリロキシエトキシエチルエステル、ト
リス(2−ヒドロキシエチル)インシアヌレートのトリ
アリルカーボネート、トリス(2−ヒドロキシエチル)
インシアヌレートのトリ (アリロキシエトキシエチル
)カーボネートなどを挙げることができるが、これらの
みに限定されるものではない。
A成分は、これと共重合可能なモノマーと共重合されて
光学材料とされる。斯かるモノマーは、通常のラジカル
重合性のアクリル基、メタクリル基、ビニル基などを有
するモノマーであれば特に限定されるものではなく、そ
の具体例としては、例えば、スチレン、α−メチルスチ
レン、ジビニルベンゼン、インプロペニルベンゼン、ビ
ニルフェノール、アクリロニトリル、p−メチルスチレ
ン、ビニルナフタレン、クロルスチレン、ブロモスチレ
ンなどのビニル化合物またはその混合物、フェニルメタ
クリレート、アクリロキシエトキシベンゼン、メタクリ
ロキシエトキンベンゼン、1−メタクリロキシ−2,4
,6−トリブロモベンゼン、2.2−ヒス〔4−(メタ
クリロキシエトキシ)フェニル〕プロパン、2.2−ビ
ス(4−(アクリロキシポリエトキシフェニル)〕プロ
パン、メチルメタクリレート、インブチルメタクリレー
ト、1.3−ブタンジオールジメタクリレート、エチレ
ングリコールジメタクリレート、ジエチレングリコール
ジメタクリレートなどの脂肪族もしくは芳香族アクリレ
ート類もしくはメタクリレート類、並びにこれらの混合
物を挙げることができるが、これらのみに限定されるも
のではない。
本発明の光学材料において、A成分の割合は、目的とす
る光学材料に応じて多様に変化させることが可能である
。例えば、耐熱性や耐溶剤性を重視する用途に用いられ
るものを得る場合、染色性の良好なものを得る場合、高
い屈折率のものを得る場合など、種々の目的に応じてA
成分の割合を変化させることが可能である。しかしなが
ら、モノマー組成物100重量部におけるA成分の割合
が30重量部以上であることが、良好な染色性および架
橋性の優れた共重合体を得るために必要である。
モノマー組成物100重量部におけるA成分の割合が3
0重量部未満であると、形成される共重合体はA成分に
よる良好な特性が発現されたものとならないため、耐熱
性や耐溶剤が劣ったものとなり、十分な染色性が得られ
ない。
本発明の光学材料は、一般に公知のラジカル重合開始剤
を用いる通常のラジカル重合法によって製造することが
できる。これはA成分の重合性官能基がラジカル重合性
のものだからである。しかし、得られる共重合体は架橋
体であってこれを射出成型法によって成型することは困
難であるので、実際には、注型容器を使用する注型重合
法を利用して光学材料を得ることが好ましい。すなわち
、モノマー組成物100重1部当りA成分を30重量部
以上の割合で含有するモノマー組成物に通常のラジカル
重合開始剤を添加し、この混合物を、板状、レンズ状、
円筒状、角柱状、円錐状、球状、その他用途に応じて設
計された、ガラス、プラスチック、金属などを材買とす
る鋳型または型枠内に流し込み、昇温することにより重
合を行えばよい。
ラジカル重合開始剤が添加されたモノマー組成物には、
得られる光学材料に期待する用途に応じて、着色剤、紫
外線吸収剤、抗酸化剤、熱安定剤、その他の補助資材を
含有させることができる。
以上の注型型合法以外にも、上記モノマー混合物より例
えば板状その他の共重合体を得、これに切削および研磨
を施すことにより、目的とするレンズその他の光学材料
を製造することも可能である。また必要に応じて、表面
研磨、帯電防止処理を行うことにより、光学材料の緒特
性を更に改善し、向上させることもできる。
更に表面硬度を上げるために、無機あるいは有機のハー
ドコート剤を被覆して硬化させること、あるいは無反射
コーティングを施すことができる。
そして、これらの二次加工工程中に、希望に応じて染色
を施すこともできる。
本発明において、上記A成分をB成分およびC成分と共
重合する場合において、上記Δ成分の割合は、モノマー
組成物100重量部当り30乃至65重量部、好ましく
は35乃至65重IIとされる。この割合が35重量部
以上であれば、屈折率および耐衝撃性のバランスの良い
共重合体を得ることができる。しかしこの割合が65重
量部を越えると、モノマー組成物の粘性が大きくなって
常温下において注型重合を行うことが困難となる。そし
て、実際の工業的生産性の観点からは、この割合が特に
55重量部以下であることが望ましい。
B成分は、脂肪族二官能性モノマーである。このB成分
は、脂肪族化合物であるので共重合体に柔軟性が付与さ
れ、その結果、耐衝撃性の向上に大きな効果があり、し
かも二官能性モノマーであるので架橋構造に取り込まれ
、従って共重合体の耐熱性を低下させることがない。一
般式CB)におけるR3は炭化水素基であり、その炭素
数が大きいもの程共重合体の耐衝撃性が向上するが、方
屈折率は低下する。同様に、官能基R4またはR’ 中
のエチレンオキサイドの数を示すpも、これが大きいと
き程共重合体の耐衝撃性が大きくなるが屈折率は低下す
るようになる。従って、目的に応じて、R3の炭素数お
よびpの値が選定されるが、耐衝撃性と屈折率とのバラ
ンスの良い共重合体を得るためには、一般に、R1の炭
素数が6〜8である場合にはR4およびR5はpがO−
1のもの、R’の炭素数が4〜6である場合にはpが1
であるもの、R3の炭素数が2〜4である場合にはpが
1〜2であるものが好ましい。
B成分の具体例としては、エチレングリコールジアリル
エーテル、ジエチレングリコールジアリルエーテル、プ
ロピレングリコールジアリルエーテル、■、3−ブタン
ジオールジアリルエーテル、エチレングリコールジメタ
リレート、プロピレングリコールジアクリレート、ジエ
チレングリコールジメタクリレート、1,3−ブタンジ
オールジメタクリレート、プロピレングリコールジアク
リレート、1.6−ヘキサンシオールジメタクリレート
、ヘキサメチレングリコールジアクリレートなどを挙げ
ることができるが、これらに限定されるものではない。
このB成分の割合は、モノマー組成物100重量部当り
lO乃至30重量部とされる。この割合が10重1t8
E未満であると、共重合体に十分な耐衝撃性が得られず
、また30重量部を越えると耐衝撃性は良好であるが屈
折率の低い共重合体となる。
C成分は、芳香族基を有する共重合性モノマーであり、
これがA成分およびB成分と共重合されることにより、
r+、=1.53以上と屈折率の高い共重合体を得るこ
とができる。このC成分は、芳香族基を含有し、かつ、
A成分およびB成分とラジカル共重合性を有するもので
あれば特に限定されるものではない。しかしながら、ハ
ロゲン原子によって置換されたモノマーは、一般に共重
合体の比重を大きくするので好ましくないが、これをC
成分の一部として使用されることが禁止されるものでは
ない。
C成分の具体例としては、例えばアリルフェノール、ジ
アリルフタレート、スチレン、α−メチルスチレン、ジ
ビニルベンゼン、p−クロルスチレン、フェニルメタク
リレート、アクリロキシエトキンベンゼン、メタクリロ
キシ−シェドキンベンゼン、2.2−ビス[4−(メタ
クリロキシエトキシ)フェニル〕プロパンなどを挙げる
ことができるが、これらのみに限定されるものではない
C成分の割合は、モノマー組成物100重量部当り30
乃至55重型部とされる。この割合が30重量部未満で
あると共重合体は屈折率が低いものとなり、55重量部
を越えると、得られる共重合体は、屈折率は高いけれど
も耐衝撃性の小さいものとなる。
A成分におけるラジカル重合性の官能基は、アリル基、
アクリル基またはメタクリル基であるが、アリル基は、
通常、アクリル基やメタクリル基に比べてラジカル重合
性が低く、このため、官能基がアリル基であるA成分を
用いる場合には、共重合成分であるB成分およびC成分
として、ラジカル重合性の官能基がアリル基であるモノ
マーを用いることが望ましい。またA成分の官能基がア
クリル基またはメタクリル基である場合には、B成分お
よびC成分として、その官能基がアクリル基またはメタ
クリル基であるものを用いることが好ましい。これらの
場合には、モノマー組成物の重合を円滑にまた好適に実
施することができる。
以上の特定の種類のモノマー、すなわちA成分、B成分
およびC成分を上記のような特定の割合で含有してなる
モノマー組成物を重合することにより、優れた染色性を
有し、屈折率がn 、 = 1.53以上と高く、比重
が1.3以下と小さくてしかも十分大きな耐衝撃性を有
する共重合体が得られる。なお、A成分をB成分および
C成分と重合させる場合においても、既述の重合の手段
をそのまま適用することができる。
〔実施例〕
以下本発明の実施例について説明するが、本発明がこれ
らによって限定されるものではない。
実施例1 一般式[A)におけるR’ が であるトリス(2−メタクリロキシエトキシエチル)イ
ンシアヌレート50重1部と、スチレン50重1部とを
混合してなるモノマー組成物に、重合開始剤としてラウ
ロイルパーオキサイドを1重量部添加し、これをステン
レスB製の型枠中に流し込んだ。そして温度50℃で4
時間、更に50℃から90℃まで20時間をかけて昇温
しで重合し、厚さ2鵬の板状に成型された共重合体を得
た。
この共重合体の屈折率をアツベ屈折計により測定したと
ころ、屈折率はnd=1,551、アツベ数は38、ま
た比重は1.20であった。
この成型された共重合体の表面を研磨して光学面を形成
した後、150Wキセノンランプを光源とする瞬間マル
チ測光ンステムrMCPD−1004(大塚電子側製)
により可視域の光線透過率を測定したところ91%であ
り、高い透明性を有するものであった。
この成型された共重合体を、アセトン、トルエン、テト
ラヒドロフランなどの有機溶媒中に30℃で30分間浸
漬させたが、浸漬による重量変化並びに表面状態の変化
は全く認められず、優れた耐溶媒性を有する共重合体で
あることが認められた。
この共重合体の染色性を調べるため、この共重合体を「
スミカロンブルーE−FBL+(住友化学用製)の0.
15%水溶液中に80℃で10分間浸漬させたところ、
鮮やかな青色に染色された。
このように、この共重合体は、ポリスチレンに対しては
染色不可能な条件で十分染色することができ、しかも高
い屈折率を有するものである。
更に上記モノマー組成物をレンズ作製用のガラスモール
ド中に注入して重合することにより、外径70mm、中
心厚みl、 13+t+n+、度数−3,00ジオプト
リーの凹レンズを作製した。
このレンズを試料として落球法による耐衝撃性テストを
行った。すなわち、温度20℃において高さ1.27m
の位置より重さ16.3 gの鋼球を試料上に自由落下
させ、試料が破砕するか否かを調べた。
そして10枚の試料についてテストしたところ、破砕し
たものは1枚もなかった。このことより、この共重合体
よりなるレンズは、優れた耐衝撃性を有することが認め
られた。
実施例2 一般式(A)におけるR1 が τCH,C1−(2CH,QC−CH=CH2であるト
リス(3−アクリロキノプロピル)イソンアヌレート5
5重量部と、式 で表わされる l−メタクリロキシ−2,4,6−トリ
ブロモベンゼン25重量部と、スチレン20重量部とを
混合してなるモノマー組成物に、重合開始剤としてラウ
ロイルパーオキサイドを1重量部添加し、これを実施例
1に準する方法により重合して無色透明の厚さ約2玉の
板状に成型された共重合体を得た。
この共重合体の屈折率はn 、、+ = 1.559、
アツベ数は378、比重は1.24であった。また成型
された共重合体について、実施例1と同様にして可視域
の光線透過率を測定したところ92%であった。
この成型された共重合体を、実施例1と同様にアセトン
、トルエン、テトラヒドロフランなどの有機溶媒中に浸
漬したが全く侵されなかった。
この共重合体を、実施例1と同様の染料の水溶液中に8
0℃で10分間浸漬させて染色処理したところ、鮮やか
な青色に染色された。
一方、比較のために、スチレン60重量部と、1−メタ
クリロキシ−2,4,6〜トリブロモベンゼン40重量
部とにより板状に成型された共重合体を得、これを実施
例1と同様の染料の水溶液中に80℃で30分間浸漬し
たが、染色は全く不可能であった。
また、この比較用の共重合体をトルエン中に浸漬したと
ころ、直ちに表面から溶解が始まった。
以上のことから、本発明による光学材料は、耐溶媒性に
優れたものでありながら染色が可能であり、屈折率が高
い有用なものであることが明らかである。
更に上記モノマー組成物により実施例1と同様にして、
外径7Qmm、中心7みt、 6mm、度数−325ジ
オプトリーの凹レンズを作製し、これを試料としてその
10枚について実施例1と同様の落球法による耐衝撃性
テストを行ったところ、破砕したものは1枚もなかった
実施例3 一般式(A〕におけるR1が であるイソンアヌル酸トリス(N−へキシルカルバミン
酸)のトリメタクリロキシエチルエステル60重量部と
、スチレン30重量部と、α−メチルスチレンlO重I
Mとを混合してなるモノマー組成物に、重合開始剤とし
てラウロイルパーオキサイドを1重量部添加し、これを
実施例1に準する方法により重合して無色透明の板状に
成型された共重合体を得た。
この共重合体の屈折率はn、=1.552、アツベ数は
38,8、比重は1.14であった。また成型された共
重合体について、実施例1と同様にして可視域の光線透
過率を測定したところ94%であった。
この成型された共重合体を、実施例1と同様にアセトン
、トルエン、テトラヒドロフランなどの有機溶媒中に浸
漬したが全く侵されなかった。
この共重合体を実施例1と同様に染色処理したところ、
鮮やかな青色に染色することができた。
更に上記モノマー組成物により実施例1と同様にして、
外径70n+m、中心厚み1.6mm、度数−300ジ
オブ) IJ−の凹レンズを作製し、これを試料として
その10枚について実施例1と同様の落球法による耐衝
撃性テストを行ったところ、破砕したものは1枚もなか
った。
実施例4 一般式〔A〕におけるR1 が −(CH,L○Co−(CH2L−0(CH,)。
0−C−CH=CH。
であるイソシアヌル酸トリス(エチルアルコール)のト
リアクリロキシエトキンエチルカーボネート50重量部
と、式 で表わされるフェニルメタクリレート30型土部と、ス
チレン20重量部とを混合してなるモノマー組成物に、
ラウロイルパーオキサイドを1重1部添加し、これを実
施例1に準する方法により重合して無色透明の板状に成
型された共重合体を得た。
この共重合体の屈折率はna=1.548、アツベ数は
42、比重は1.16であった。また成型された共重合
体について、実施例1と同様にして可視域の光線透過率
を測定したところ92%であった。
この成型された共重合体を、実施例1と同様にアセトン
、トルエン、テトラヒドロフランなどの有機溶媒中に浸
漬したが全く侵されなかった。
この共重合体を実施例1と同様に染色処理したところ、
鮭やかな青色に染色することができた。
更に上記モノマー組成物により実施例1と同様にして、
外径70mm、中心厚みl、 5mm、度R−2.75
ジオブ) IJ−の凹レンズを作製し、これを試料とし
てその10枚について実施例1と同様の落球法による耐
衝撃性テストを行ったところ、破砕したものは1枚もな
かった。
一方、比較のために、フェニルメタクリレート50重量
部と、スチシン50重中部とにより板状に成型された共
重合体を得、これをアセトン中に浸漬したところ、直ち
に表面から溶解が始まった。
実施例5 一般式(A〕におけるR1 が −CH2CH,QCト(2−CF(=CH2であるトリ
ス(2−アリロキンエチル)インシアヌレート45重量
部と、式 %式%) で表わされるジエチレングリコールジアリルエーテル2
0重量部と、式 で表わされるジアリルフタレート35重量部とを混合し
てなるモノマー組成物に、重合開始剤としてイソプロピ
ルパーオキシジカーボネート3重1部を添加し、これを
レンズ形状のガラスモールド中に注入し、温度40℃で
5時間放置した後、40℃から85℃まで16時間をか
けて昇温させて重合を行い、外径7 Q+r+m、中心
厚み1.9mm、度数−275ジオプトリーの無色透明
の凹レンズを作製した。
このレンズの屈折率はn d= 1.535、アツベ数
は43、比重は1.24であった。またこのレンズにつ
いて、実施例1と同様にして可視域の光線透過率を測定
したところ91%であった。
このレンズを、実施例1と同様にアセトン、トルエン、
テトラヒドロフランなどの有機溶媒中に浸漬したが全く
侵されなかった。
このレンズを実施例1と同様に染色処理したところ、鮮
やかな青色に染色することができた。
更に上記レンズを試料としてその10枚について実施例
1と同様の落球法による耐衝撃性テストを行ったところ
、破砕したものは1枚もなかった。
比較例1 重版のジエチレングリコールビスアリルカーボネート1
00重!i1にイソプロビルパーオキンジカーボネート
を3重量部添加したものを、実施例5に準する方法によ
り重合して、中心厚みl、 9+nmの凹レンズを作製
した。
このレンズの屈折率はnd=1.496、アツベ数は5
6、上り重はl、31であっtこ。
比較例2 実施例5においてトリス(2−アリロキシエチル)イソ
/アメレートの割合を25重量部、ジエチレングリコー
ルジアリルエーテルの割合を20重型部、ジアリルフタ
レートの割合を55重量部に変更した他は実施例5と同
様にして、中心厚みが1.9mmの凹レンズを作製した
このレンズの屈折率はnd=1.541であった。また
、このレンズを試料としてその10枚について実施例1
と同様の落球法による耐衝撃性テストを行ったところ、
8枚が破砕した。
以上のことより、このレンズは屈折率は高いが耐衝撃性
が小さいことが理解される。これはA成分の割合が過少
であるためである。
実施例6 トリス(2−アリロキシエチル)イソシアヌレート(実
施例5参照)40重量部と、式%式% で表わされる1、3−ブタンジオールジアリルエーテル
20重量部と、式 で表わされるアリルフェノール40重量部とを混合して
なるモノマー組成物に、重合開始剤としてイソブロビル
バヘオキシジカーボネート3重量部を添加し、これを実
施例5に準する方法により重合して、外径75mm、中
心厚みl、 3mm、度数−2,50ジオプ)IJ−の
凹レンズを作製した。
このレンズの屈折率はn d= 1.538、アツベ数
は41、比重は1.22であった。またこのレンズにつ
いて、実施例1と同様にして可視域の光線透過率を測定
したところ92%であった。
このレンズを、実施例1と同様にアセトン、トルエン、
テトラヒドロフランなどの有機溶媒中に浸漬したが全く
侵されなかった。
このレンズを実施例1と同様に染色処理したところ、鮮
やかな青色に染色することができた。
更に上記レンズを試料としてその30枚について実施例
1止同様の落球法による耐衝撃性テストを行ったところ
、破砕したものは6枚であった。このことより、このレ
ンズは、優れた耐衝撃性を有することが認められた。
比較例3 一般式(/MにおけるR1が CH,−CH=C)12 であるトリアリルイソシアヌレート40重量部と、1.
3−ブタンジオールジアリルエーテル(実施例6参照)
20重量部と、アリルフェノール(実施例6参照)40
重量部とを混合してなるモノマー組成物について、実施
例6に準する方法によって重合して、外径75n+m、
中心厚みl、 8mmの凹レンズを作製した。
このレンズの屈折率はn d= 1.540であったが
、実施例6と同様の耐衝撃性テストを行ったところ、す
べての試料が破砕した。
上記実施例6および比較例3の結果より、トリアジン骨
格の窒素原子に結合する置換基が小さいものであるとき
は、得られる共重合体は耐衝撃性が劣ることが理解され
る。
実施例7 一般式C、A、 ]におけるR1が −CH2CH,○C−CH=CH。
であるトリス(2−アクリロキンエチル)イソシアヌレ
ート40重量部と、式 で表わされる1、3−ブタンジオールジメタクリレート
25重量部と、α メチルメチレフ10重1部と、 式 で表わされる2、2−ビス〔4 (メタクリロキシ エトキシ)フェニル〕プロパン25重!!fflとを混
合してなるモノマー組成物に、重合開始剤としてラウロ
イルパーオキサイド1.0重量部を添加し、これを実施
例5に準する方法により重合して、外径75開、中心厚
み1.8mm、度数−3,00ジオプトリーの凹レンズ
を作製した。
このレンズの屈折率はn a = 1.538 、アツ
ベ数は40、比重は1.20であった。またこのレンズ
について、実施例1と同様にして可視域の光線透過率を
測定したところ91%であった。
このレンズを、実施例1と同様にアセトン、トルエン、
テトラヒドロフランなどの有機溶媒中に浸漬したが全く
侵されなかった。
このレンズを実施例1と同様に染色処理したところ、鮮
やかな青色に染色することができた。
更に上記レンズを試料としてその10枚について実施例
1と同様の落球法による耐衝撃性テストを行ったところ
、破砕したものは1枚もなかった。
比較例4 トリス(2−アクリロキンエチル)イソシアヌレート 
(実施例7参照N5重量部と、1,3−ブタンジオール
ジメタクリレート (実施例7参照)25重量部と、α
−メチルスチレン30重量部と、2,2ビス〔4−(メ
タクリロキシエトキン)フェニル〕プロパン(実施例7
参照)30重1部とを混合し、実施例7に準する方法に
より重合を行って中心厚み1.8コmの凹レンズを作製
した。
このレンズのm折率はn s = 1.542てあった
。また、このレンズを試料としてその10枚について実
施例1と同様の落球法による耐衝撃性テストを行ったと
ころ、10枚全部が破砕した。
このようにA成分の割合が小さい場合には、共重合体は
耐衝撃性の小さいものとなる。
実施例8 イソシアヌレートリス(N−へキンル力ルバミン酸)の
トリメタクリロキシエチルエステル(実施例3参照)4
5重量部と、1.3−ブタンジオールジメタクリレート
(実施例7参照)25重量部と、α−メチルスチレンI
O重量部と、2.2−ビス〔4−(メタクリロキシエト
キン)フェニル〕プロパン(実施例7参照)20重量部
とを混合してなるモノマー組成物に、重合開始剤として
ラウロイルパーオキサイド1.0重1部を添加し、これ
を重合して、外径75mm、中心厚みl、 3mm、度
数−2,50ジオブ) IJ−の凹レンズを作製した。
このレンズの屈折率はnd=1.536、アツベ数は4
2、比重は1.21であった。またこのレンズについて
、実施例1と同様にして可視域の光線透過率を測定した
ところ91%であった。
このレンズを、実施例1と同様にアセトン、トルエン、
テトラヒドロフランなどの有機溶媒中に浸漬したが全く
侵されなかった。
このレンズを実施例1と同様に染色処理したところ、鮮
やかな青色に染色することができた。
更に上記レンズを試料としてその10枚について実施例
1と同様の落球法による耐衝撃性テストを行ったところ
、破砕したものは1枚もなかった。
実施例9 一般式CA)におけるR1が CHxCH−OCH2CH−OCCH=CH2であるト
リス(アクリロキシエトキシエチル)イソ/重量−−ト
50重量邪と、式 で表わされる1、6−ヘキサフシオールジメタクリレー
ト15重量部と、α−メチルスチレン10重量部と、式 で表わされる2、2−ビス〔4−(メタクリロキ/ジエ
トキ/)フェニル〕プロパン25重1部とを混合してな
るモノマー組成物に、ラウロイルパーオキサイド1.0
重量部を添加し、これを重合して、外径75mm、中心
厚み1.8mm、度数−2,50ジオプトリーの凹レン
ズを作製した。
このレンズの屈折率はn、=1.532、アツベ数は4
5、比重は1.20であった。またこのレンズについて
、実施例1と同様にして可視域の光線透過率を測定した
ところ92%であった。
コルンスヲ、実施例1と同様にアセトン、トルエン、テ
トラヒドロフランなどの有機溶媒中に浸漬したが全く侵
されなかった。
このレンズを実施例1と同様に染色処理したところ、鮮
やかな青色に染色することができた。
更に上記レンズを試料としてその10枚について実施例
1と同様の落球法による耐1i撃性テストを行ったとこ
ろ、破砕したものは1枚もなかった。
実施例1〇 一般式[A〕におけるR’が (CH,)、○C0−CH,−CH:CH。
であるイソシアヌル酸トリス(エチルアルコール)のト
リアリルカーボネート45重量部と、1,3−ブタンジ
オールジアリルエーテル(実施例6参照)20重1部と
、アリルフェノール(実施例6参照)15重量部と、ジ
アリルフタレート(実施例5参照)20重1部とを混合
してなるモノ7−組成物に、イソプロピルバーオキ/ジ
カーボネート3.0重1部を添加し、これを重合して、
外径75mm 、中心厚みl、 8mm、度数−2,5
0ジオブ) IJ−の凹レンズを作製した。
このレンズの屈折率はn d= 1.536、アツベ数
は43、比重は1.21であった。またこのレンズにつ
いて、実施例1と同様にして可視域の光線透過率を測定
したところ92%であった。
このレンズを、実施例1と同様にアセトン、トルエン、
テトラヒドロフランなどの有機溶媒中に浸漬したが全く
侵されなかった。
このレンズを実施例1と同様に染色処理したところ、鮮
やかな青色に染色することができた。
更に上記レンズを試料としてその10枚について実施例
1と同様の落球法による耐衝撃性テストを行ったところ
、破砕したものは1枚もなかった。
実施例11 一般式(A 〕におけるR1が OCH3 であるトリス(メタクリロキンエトキンプロビル)イン
ンアヌレート40重INと、式 で表わされるジエチレングリコールジメタクリレート2
5重量部と、ジビニルベン上210重筆部と、α−メチ
ルスチレン25重量部と混合してなるモノマ;組成物に
、ラウロイルパーオキサイド10重量部を添加し、これ
を重合して、外i75mL中心厚み1.3mm、度数−
400ジオブ) IJ−の凹レンズを作製した。
このレンズの屈折率はn a =1.564 、アツベ
数は40、比重は1.22であった。またこのレンズに
ついて、実施例1と同様にして可視域の光線透過率を測
定したところ91%であった。
このレンズを、実施例1と同様にアセトン、トルエン、
テトラヒドロフランなどの有機溶媒中に浸漬したが全く
侵されなかった。
このレンズを実施例1と同様に染色処理したところ、鮮
やかな青色に染色することができた。
更に上記レンズを試料としてその10枚について実施例
1と同様の落球法による耐衝撃性テストを行ったところ
、破砕したものは1枚もなかった。
実施例12 イソノアヌル酸トリス(N−へキ/ル力ルノイミン酸)
のトリメタクリロキ/エチルエステル(実施例3参照)
 40@J、部と、ジエチレングリコールジメタ7 ’
Jレート (実施例i1参照)15重量部と、式%式%
) で表わされるフタル酸エステルの重縮合物(n3とn=
4の混合物)20重量部と、α−メチルスチレン25重
量部とを混合してなるモノマー組成物を実施例5に準す
る方法によって重合して、外径75111[+1、中心
厚み1.7n++n、度数−400ジオプトリーの凹レ
ンズを作製した。
このレンズの屈折率はnd=1.542、アツベ数は4
4、比重は1.20であった。またこのレンズについて
、実施例1と同様にして可視域の光線透過率を測定した
ところ91%であった。
このレンズを、実施例1と同様にアセトン、トルエン、
テトラヒドロフランなどの有機溶媒中に浸漬したが全く
侵されなかった。
このレンズを実施例1と同1子に染色処理したところ、
鮮やかな青色に染色することができた。
更に上記レンズを試料としてその10枚について実施例
1と同様の落球法による耐衝撃性テストを行ったところ
、破砕したものは1枚もなかった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)下記一般式〔A〕で示される三官能性モノマーより
    なるA成分30重量部以上と、このA成分と共重合可能
    なモノマー70重量部以下とよりなるモノマー組成物を
    重合して得られる共重合体よりなることを特徴とする光
    学材料。 一般式〔A〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ ここで、R^1は▲数式、化学式、表等があります▼、 ▲数式、化学式、表等があります▼または ▲数式、化学式、表等があります▼を表わす。 (ただし、nは2〜8の整数であり、 R^2は ▲数式、化学式、表等があります▼、 ▲数式、化学式、表等があります▼、または ▲数式、化学式、表等があります▼ (mは0〜2の整数である。)で表わされるラジカル重
    合性官能基である。) 2)下記一般式〔A〕で示される三官能性モノマーより
    なるA成分30〜65重量部と、下記一般式〔B〕で示
    される脂肪族二官能性モノマーよりなるB成分10〜3
    0重量部と、上記A成分およびB成分と共重合可能な、
    芳香族基を有する共重合性モノマーよりなるC成分30
    〜55重量部とよりなるモノマー組成物を重合して得ら
    れる共重合体よりなることを特徴とする光学材料。 一般式〔A〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ ここで、R^1は▲数式、化学式、表等があります▼、 ▲数式、化学式、表等があります▼または ▲数式、化学式、表等があります▼表わす。 (ただし、nは2〜8の整数であり、 R^2は ▲数式、化学式、表等があります▼、 ▲数式、化学式、表等があります▼または ▲数式、化学式、表等があります▼ (mは0〜2の整数である。)で表わされるラジカル重
    合性官能基である。) 一般式〔B〕 ▲数式、化学式、表等があります▼  ここで、R^3は炭素数2〜8の炭化水素基、R^4お
    よびR^5は同一もしくは異なってもよい▲数式、化学
    式、表等があります▼、 ▲数式、化学式、表等があります▼または ▲数式、化学式、表等があります▼ (ただし、pは0〜2の整数である。)で表わされるラ
    ジカル重合性官能基である。
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