JPH0255302B2 - - Google Patents
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- JPH0255302B2 JPH0255302B2 JP56192481A JP19248181A JPH0255302B2 JP H0255302 B2 JPH0255302 B2 JP H0255302B2 JP 56192481 A JP56192481 A JP 56192481A JP 19248181 A JP19248181 A JP 19248181A JP H0255302 B2 JPH0255302 B2 JP H0255302B2
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- NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N novaluron Chemical compound C1=C(Cl)C(OC(F)(F)C(OC(F)(F)F)F)=CC=C1NC(=O)NC(=O)C1=C(F)C=CC=C1F NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 12
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Landscapes
- Packages (AREA)
- Table Devices Or Equipment (AREA)
- Telephone Function (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は紙カツプに関する。
飲料水等を飲む際用いる紙カツプ、あるいはス
ナツク食品等を収容する紙カツプとして、従来、
第1図aに示す構造のものが使用されている。こ
の紙カツプ1は扇形状のブランクを巻き付けて筒
状とした胴体2と、この胴体2の一端底部に取り
付けられる底板3とからなつている。胴体2は紙
を主体とする扇形状のブランクを巻き付けて一部
を貼り合せることによつて形作られる。また、底
板3は同様に紙を主体とする円板を第1図bに示
すように周縁で絞り込んで環状の台座4を一面周
縁に有する形状としている。そして、両者の組み
合せ時には、底板3を台座4が外方に向くように
して胴体2に嵌合するとともに、胴体2の一端底
部側縁を内側に折り込み(カール)、端縁で台座
4を巻き込んで固着し、第1図aで示すような構
造の紙カツプ1を製作している。なお、紙カツプ
1は一般に同図で示すように、上部(トツプ)を
外側に巻き込んでトツプカール5を形作り、唇と
の当たりを柔らげるように配慮している。また、
胴体2および底板3の内面には撥水性の樹脂がコ
ーテイングされている。
ナツク食品等を収容する紙カツプとして、従来、
第1図aに示す構造のものが使用されている。こ
の紙カツプ1は扇形状のブランクを巻き付けて筒
状とした胴体2と、この胴体2の一端底部に取り
付けられる底板3とからなつている。胴体2は紙
を主体とする扇形状のブランクを巻き付けて一部
を貼り合せることによつて形作られる。また、底
板3は同様に紙を主体とする円板を第1図bに示
すように周縁で絞り込んで環状の台座4を一面周
縁に有する形状としている。そして、両者の組み
合せ時には、底板3を台座4が外方に向くように
して胴体2に嵌合するとともに、胴体2の一端底
部側縁を内側に折り込み(カール)、端縁で台座
4を巻き込んで固着し、第1図aで示すような構
造の紙カツプ1を製作している。なお、紙カツプ
1は一般に同図で示すように、上部(トツプ)を
外側に巻き込んでトツプカール5を形作り、唇と
の当たりを柔らげるように配慮している。また、
胴体2および底板3の内面には撥水性の樹脂がコ
ーテイングされている。
しかし、このような構造の紙カツプ1は、底板
3の形成時円板状の紙をプレスで絞り込んで形成
するため、第1図bに示すように、台座4に多数
の皺6が発生してしまう。この結果、胴体2との
嵌合部での接着が不確実となり易く、液体の洩れ
の原因となる。
3の形成時円板状の紙をプレスで絞り込んで形成
するため、第1図bに示すように、台座4に多数
の皺6が発生してしまう。この結果、胴体2との
嵌合部での接着が不確実となり易く、液体の洩れ
の原因となる。
また、この紙カツプ1の底板3は紙に樹脂をコ
ーテイングした構造であることから、機械的強度
が低く、液体を封入した際変形し易く、外観的に
も好ましいものではない。
ーテイングした構造であることから、機械的強度
が低く、液体を封入した際変形し易く、外観的に
も好ましいものではない。
したがつて、本発明の目的は液体の洩れが発生
せずかつ変形し難い機械的強度の強い紙カツプを
提供することにある。
せずかつ変形し難い機械的強度の強い紙カツプを
提供することにある。
このような目的を達成するために本発明は、周
縁に環状の台座を有する樹脂製の底板と、紙を主
体とするブランクを巻き込んで筒状とした胴体
と、からなるとともに、胴体の一端は前記底板に
嵌合しかつ嵌合端縁で底板の台座を巻き込んで固
定してなるものであつて、以下実施例により本発
明を説明する。
縁に環状の台座を有する樹脂製の底板と、紙を主
体とするブランクを巻き込んで筒状とした胴体
と、からなるとともに、胴体の一端は前記底板に
嵌合しかつ嵌合端縁で底板の台座を巻き込んで固
定してなるものであつて、以下実施例により本発
明を説明する。
第2図は本発明の一実施例による紙カツプを示
す断面図、第3図は同じく底板の斜視図、第4図
は第2図の−線に沿う拡大断面図、第5図
a,bは同じく胴体の製造段階を示す一部の拡大
断面図、第6図a〜cは同じく紙カツプの製造方
法を示す断面図である。
す断面図、第3図は同じく底板の斜視図、第4図
は第2図の−線に沿う拡大断面図、第5図
a,bは同じく胴体の製造段階を示す一部の拡大
断面図、第6図a〜cは同じく紙カツプの製造方
法を示す断面図である。
第2図に示すように、この実施例の紙カツプ1
は従来の紙カツプ1と同様に台座4を有する底板
3に胴体2の一端底部を嵌合させ、かつその端縁
を折り返して台座4を巻き込み固着固定した構造
となつている。また、上部にはトツプカール5も
設けられている。胴体2は従来と同様に、第5図
aに示すように、紙7の内周面にポリエチレン等
の樹脂からなるコーテイング層8を有したブラン
ク9によつて形作られている。すなわち、ブラン
ク9はあらかじめ扇形状に形成されているので、
同図bで示すように、両側縁10,11を巻き込
んでその両側縁を部分的に重ね合せ、重合部で貼
り付け固定している。なお、この重合部はいわゆ
るスカイブと称する洩れ防止構造を採用してい
る。この構造は第5図aに示すように、ブランク
9の内周側側縁の外面の紙部分をブランク9の厚
さtの半分だけ削り取つて1/2・tの厚さの折返
部12を形作つた後、この折返部12の中央で外
側に折り返して重なり部分を貼着する。その後、
内外周面および端縁にコーテイング層8が露出す
る先端部分をブランク9の他の側端内周面に重ね
合せて第5図bで示すように貼着することによつ
て形作られ、紙カツプ1内の液体の染み出し経路
を断ち切ることによつて、液体の紙カツプ1外へ
の洩れを防止する構造となる。
は従来の紙カツプ1と同様に台座4を有する底板
3に胴体2の一端底部を嵌合させ、かつその端縁
を折り返して台座4を巻き込み固着固定した構造
となつている。また、上部にはトツプカール5も
設けられている。胴体2は従来と同様に、第5図
aに示すように、紙7の内周面にポリエチレン等
の樹脂からなるコーテイング層8を有したブラン
ク9によつて形作られている。すなわち、ブラン
ク9はあらかじめ扇形状に形成されているので、
同図bで示すように、両側縁10,11を巻き込
んでその両側縁を部分的に重ね合せ、重合部で貼
り付け固定している。なお、この重合部はいわゆ
るスカイブと称する洩れ防止構造を採用してい
る。この構造は第5図aに示すように、ブランク
9の内周側側縁の外面の紙部分をブランク9の厚
さtの半分だけ削り取つて1/2・tの厚さの折返
部12を形作つた後、この折返部12の中央で外
側に折り返して重なり部分を貼着する。その後、
内外周面および端縁にコーテイング層8が露出す
る先端部分をブランク9の他の側端内周面に重ね
合せて第5図bで示すように貼着することによつ
て形作られ、紙カツプ1内の液体の染み出し経路
を断ち切ることによつて、液体の紙カツプ1外へ
の洩れを防止する構造となる。
また、この実施例の底板3は透明な成形樹脂板
によつて形成されている。また、樹脂であること
から形状は自由に選ぶことができる。そこで、こ
の実施例では、第4図に示すように、ブランク9
の重なり部分でブランク9の厚さ分だけの段差t
が生じるため、この段差tによる空隙が生じない
ように、底板3の断面形状を胴体2の内部中空断
面と同一にして、底板3の外周面と胴体2の内周
面との完全密着化を計つている。
によつて形成されている。また、樹脂であること
から形状は自由に選ぶことができる。そこで、こ
の実施例では、第4図に示すように、ブランク9
の重なり部分でブランク9の厚さ分だけの段差t
が生じるため、この段差tによる空隙が生じない
ように、底板3の断面形状を胴体2の内部中空断
面と同一にして、底板3の外周面と胴体2の内周
面との完全密着化を計つている。
また、底板3はインジエクシヨン、ブロー、真
空、圧空等の樹脂成形によつて形成するため、第
3図に示すように、台座4には従来のような皺は
発生せず、滑らかな嵌合面を形作つている。
空、圧空等の樹脂成形によつて形成するため、第
3図に示すように、台座4には従来のような皺は
発生せず、滑らかな嵌合面を形作つている。
底板3と胴体2との組み合せは従来と同様に、
第6図a〜cに示すように、金型13上に底板3
を裏返しにした状態で載置した後、同図bで示す
ように、胴体2を金型13に挿入し、同図cで示
すように、胴体2の嵌合端縁を内側に折り返して
その先端で台座4を巻き込み(カール)重ね合せ
るとともに、熱風あるいは超音波等によるヒート
シールで固着して紙カツプ1を製造する。
第6図a〜cに示すように、金型13上に底板3
を裏返しにした状態で載置した後、同図bで示す
ように、胴体2を金型13に挿入し、同図cで示
すように、胴体2の嵌合端縁を内側に折り返して
その先端で台座4を巻き込み(カール)重ね合せ
るとともに、熱風あるいは超音波等によるヒート
シールで固着して紙カツプ1を製造する。
この紙カツプ1は第2図に示すように、図示し
ない内容物を収容した後、キヤツプシール、缶シ
ーマー、樹脂成形品貼付等によつてキヤツプ14
を取り付ける。あるいは、単にコツプとして使用
する。
ない内容物を収容した後、キヤツプシール、缶シ
ーマー、樹脂成形品貼付等によつてキヤツプ14
を取り付ける。あるいは、単にコツプとして使用
する。
このような実施例の紙カツプはつぎのような効
果を奏する。
果を奏する。
(1) 底板3は樹脂成形によつて形成されるため、
嵌合面は滑らかで、胴体2の内周面によく密着
する。また、底板3の嵌合部の断面形状は胴体
2の中空断面と同一となつている。さらに、胴
体2の重ね合せ部はスカイブ構造を採用してい
る等のことから、液体の洩れが発生しない。
嵌合面は滑らかで、胴体2の内周面によく密着
する。また、底板3の嵌合部の断面形状は胴体
2の中空断面と同一となつている。さらに、胴
体2の重ね合せ部はスカイブ構造を採用してい
る等のことから、液体の洩れが発生しない。
(2) 底板3は樹脂で形成されていることから、機
械強度が従来の紙を主とする底板または合成樹
脂薄板よりなる底板に比較して大きい。このた
め、わずかな外力によつて底板3が内方あるい
は外方に簡単に反り返つたりしないとともに、
内容物収容によつても紙カツプ1の底部の変形
は生じない強固な構造となつている。
械強度が従来の紙を主とする底板または合成樹
脂薄板よりなる底板に比較して大きい。このた
め、わずかな外力によつて底板3が内方あるい
は外方に簡単に反り返つたりしないとともに、
内容物収容によつても紙カツプ1の底部の変形
は生じない強固な構造となつている。
(3) 底板3は樹脂成形で形成できるので、大量生
産も容易でかつ安価に製造できる。また、樹脂
は非透水性であることから、耐湿性に富むとと
もに、従来のような樹脂のコーテイングも不要
となる。
産も容易でかつ安価に製造できる。また、樹脂
は非透水性であることから、耐湿性に富むとと
もに、従来のような樹脂のコーテイングも不要
となる。
(4) 紙カツプ1の胴部は紙を主とする材料である
ことから、廃棄処理が容易であり、また、印刷
もし易く、美麗な印刷が可能である。
ことから、廃棄処理が容易であり、また、印刷
もし易く、美麗な印刷が可能である。
(5) 底板3を透明体とすれば、充填した内容物の
確認が外部から行なえ便利である。
確認が外部から行なえ便利である。
(6) 紙カツプ成形機は従来のものを一部改造する
だけで使用できることから、この実施例の紙カ
ツプ成形に際する設備費は安価なものとなる。
だけで使用できることから、この実施例の紙カ
ツプ成形に際する設備費は安価なものとなる。
(7) 底板3は樹脂で形作られることから、底板構
造はニーズに応じて種々な形状構造のものを提
供することができる。この点については、第7
図a〜hおよび第8図a,bを用いて後述す
る。
造はニーズに応じて種々な形状構造のものを提
供することができる。この点については、第7
図a〜hおよび第8図a,bを用いて後述す
る。
なお、本発明は前記実施例に限定されるもので
はなく、本発明の技術思想に基いてその変形が可
能である。
はなく、本発明の技術思想に基いてその変形が可
能である。
たとえば、紙カツプの形状は角形でもよい。ま
た、上部、下部に亘つて同一径となる構造でもよ
い。なお、トツプカールは必ずしも必要としな
い。
た、上部、下部に亘つて同一径となる構造でもよ
い。なお、トツプカールは必ずしも必要としな
い。
また、胴体を形作るブランクは耐水性の必要の
ない場合には紙だけでもよい。また、紙の両面を
樹脂でコーテイングしたブランク構造としてもよ
い。さらに、第5図bの内側をスカイプ構造とし
たものに対して、外側の端部をもスカイプ構造と
すれば、レトルトにも使用できる。
ない場合には紙だけでもよい。また、紙の両面を
樹脂でコーテイングしたブランク構造としてもよ
い。さらに、第5図bの内側をスカイプ構造とし
たものに対して、外側の端部をもスカイプ構造と
すれば、レトルトにも使用できる。
つぎに、第7図a〜hおよび第8図a,bに示
す本発明の他の実施例による紙カツプについて説
明する。第7図a〜hは底板と胴体をヒートシー
ルによつて固着した各種の例を示し、第8図a,
bは底板と胴体を嵌合のみによつて固定した例を
示す。前者は収容物を選ばないが、後者は気密性
がないことから液体等の収容は不適当である。し
かし、収容物として固形物、粉粒体等を選べば充
分紙カツプとしての用を足すことができる。な
お、このように紙カツプ構造を自由に選択できる
のは、底板を樹脂で成形することによる。
す本発明の他の実施例による紙カツプについて説
明する。第7図a〜hは底板と胴体をヒートシー
ルによつて固着した各種の例を示し、第8図a,
bは底板と胴体を嵌合のみによつて固定した例を
示す。前者は収容物を選ばないが、後者は気密性
がないことから液体等の収容は不適当である。し
かし、収容物として固形物、粉粒体等を選べば充
分紙カツプとしての用を足すことができる。な
お、このように紙カツプ構造を自由に選択できる
のは、底板を樹脂で成形することによる。
第7図a,b,eは底板3に収容部(収容窪
み)15を設けた例を示すものであり、同図a,
bは底板3の内側に収容部15を設けた例を、同
図eは底板3の外側に収容部15を設けた例を示
す。内部に収容部15を設ける同図a構造では、
底板3の中央部を下方(外方)に窪ませて収容部
15を形成し、同図b構造では底板3の上面周縁
に収容部形成のための環体16を設けることによ
つて収容部15を形作つている。前者は使用して
いない空間を利用することから空間利用効率が高
い。後者は環体16が補強部分となることから、
紙カツプ1の機械的強度がより高くなる。また、
両者とも、収容部15をタブ17の付いた中蓋1
8で塞ぐことによつて収容部15は補助収容部と
して使用できる。外部に収容部15を設ける同図
e構造は、底板3の外面(下面)に環体19を形
成して収容部15の側壁を形作るとともに、この
環体19の一部に連接するキヤツプ20を形成す
る。このキヤツプ20は成形で一体成形され、樹
脂であることから弾力的に幾度も開閉が自由とな
つている。この構造も空間利用効率が高い例であ
る。また、この構造は、紙カツプ1の上部の主た
るキヤツプ14を取り外さなくとも、収容部15
内を開閉できる実益もある。
み)15を設けた例を示すものであり、同図a,
bは底板3の内側に収容部15を設けた例を、同
図eは底板3の外側に収容部15を設けた例を示
す。内部に収容部15を設ける同図a構造では、
底板3の中央部を下方(外方)に窪ませて収容部
15を形成し、同図b構造では底板3の上面周縁
に収容部形成のための環体16を設けることによ
つて収容部15を形作つている。前者は使用して
いない空間を利用することから空間利用効率が高
い。後者は環体16が補強部分となることから、
紙カツプ1の機械的強度がより高くなる。また、
両者とも、収容部15をタブ17の付いた中蓋1
8で塞ぐことによつて収容部15は補助収容部と
して使用できる。外部に収容部15を設ける同図
e構造は、底板3の外面(下面)に環体19を形
成して収容部15の側壁を形作るとともに、この
環体19の一部に連接するキヤツプ20を形成す
る。このキヤツプ20は成形で一体成形され、樹
脂であることから弾力的に幾度も開閉が自由とな
つている。この構造も空間利用効率が高い例であ
る。また、この構造は、紙カツプ1の上部の主た
るキヤツプ14を取り外さなくとも、収容部15
内を開閉できる実益もある。
第7図c,dは底板3の中央に取り外し領域2
1がそれぞれ設けられた構造となつている。取り
外し領域21は底板3の中央に環状に設けた薄肉
線22によつて形成されるとともに、それぞれの
の外面にプルタブ23を設けている。同図c構造
はプルタブ23を引つ張つて薄肉線22で破断さ
せ、取外領域21を取り去るいわゆるプルタブ式
である。同図d構造は小さい空気孔としての取外
領域21が形成されているものであつて、同図の
ように、収容したプリンなど24を取り出す際、
プルタブ23を折り倒して紙カツプ1の底に孔を
開けてプリンなど24の脱落を容易とするもので
ある。
1がそれぞれ設けられた構造となつている。取り
外し領域21は底板3の中央に環状に設けた薄肉
線22によつて形成されるとともに、それぞれの
の外面にプルタブ23を設けている。同図c構造
はプルタブ23を引つ張つて薄肉線22で破断さ
せ、取外領域21を取り去るいわゆるプルタブ式
である。同図d構造は小さい空気孔としての取外
領域21が形成されているものであつて、同図の
ように、収容したプリンなど24を取り出す際、
プルタブ23を折り倒して紙カツプ1の底に孔を
開けてプリンなど24の脱落を容易とするもので
ある。
第7図fは底枠3の中央に蝶番状に取り付けら
れたキヤツプ25を有する排出口26を設けた構
造となつている。この構造の紙カツプ1はふりか
け食品等の容器に適している。この構造と類似す
るものとして、図示はしないが、排出口に着脱自
在のキヤツプを付ける構造あるいはねじを利用し
てキヤツプを取り付ける構造がある。これらの構
造においては、キヤツプが紙カツプ1の下縁から
突出しないようにすることが、紙カツプ載置時の
安定性の面から望ましい。
れたキヤツプ25を有する排出口26を設けた構
造となつている。この構造の紙カツプ1はふりか
け食品等の容器に適している。この構造と類似す
るものとして、図示はしないが、排出口に着脱自
在のキヤツプを付ける構造あるいはねじを利用し
てキヤツプを取り付ける構造がある。これらの構
造においては、キヤツプが紙カツプ1の下縁から
突出しないようにすることが、紙カツプ載置時の
安定性の面から望ましい。
第7図gはフアツシヨン性を高めた紙カツプ1
であつて、底板3の外面中央に長く脚27を設け
たものである。
であつて、底板3の外面中央に長く脚27を設け
たものである。
第7図hは底板3の中央に段付環状部28を設
け、この段付環状部28をダイヤフラム的に作用
させる構造であつて、紙カツプ1内に収容物を封
入した後の内部の減圧(増圧)に対して対応して
圧力吸収部として動作させ、紙カツプ1の変形を
防止するものである。
け、この段付環状部28をダイヤフラム的に作用
させる構造であつて、紙カツプ1内に収容物を封
入した後の内部の減圧(増圧)に対して対応して
圧力吸収部として動作させ、紙カツプ1の変形を
防止するものである。
一方、第8図aは底板3の台座4の内側に嵌合
窪み29を設け、この嵌合窪み29に胴体2の折
り返し部分を嵌合させる構造である。この構造は
液体以外のものを収容するのに適している。
窪み29を設け、この嵌合窪み29に胴体2の折
り返し部分を嵌合させる構造である。この構造は
液体以外のものを収容するのに適している。
第8図bは前記実施例と同様に底板3と胴体2
との結合が単なる嵌合構造である例を示す。この
構造では胴体2は上部から下部に亘つて同一径の
例を示している。また、この例では、底板3の下
部に突出棒30を設けている。したがつて、この
突出棒30を押し上げることによつて、紙カツプ
1内の内容物を押し出すことができる。
との結合が単なる嵌合構造である例を示す。この
構造では胴体2は上部から下部に亘つて同一径の
例を示している。また、この例では、底板3の下
部に突出棒30を設けている。したがつて、この
突出棒30を押し上げることによつて、紙カツプ
1内の内容物を押し出すことができる。
なお、紙カツプの形状構造は他の構造でもよ
い。
い。
以上説明したように、本発明によれば、底板を
環状台座を有する樹脂製底板としたので、底板を
簡単に任意形状とすることが可能となり、底板面
に別収容部分、振出口、プルタブ付取り外し領
域、圧力吸収部などを設けることもできるばかり
でなく、しかも、液体の洩れが発生せず、かつ変
形し難い機械的強度の強い紙カツプを得ることが
できる。
環状台座を有する樹脂製底板としたので、底板を
簡単に任意形状とすることが可能となり、底板面
に別収容部分、振出口、プルタブ付取り外し領
域、圧力吸収部などを設けることもできるばかり
でなく、しかも、液体の洩れが発生せず、かつ変
形し難い機械的強度の強い紙カツプを得ることが
できる。
第1図a,bは従来の紙カツプの断面図および
底板の斜視図である。第2図は本発明の一実施例
による紙カツプの断面図、第3図は同じく底板の
斜視図、第4図は第2図の−線に沿う拡大断
面図、第5図a,bは同じく胴体の形成状態を示
す一部の拡大断面図、第6図a〜cは同じく紙カ
ツプ製造状態を示す断面図である。第7図a〜h
は本発明の他の実施例による紙カツプの断面図、
第8図a,bは同じく他の実施例による紙カツプ
の断面図である。 1……紙カツプ、2……胴体、3……底板、4
……台座、6……皺、7……紙、8……コーテイ
ング層、9……ブランク、10,11……両側
縁、13……金型、14……キヤツプ、15……
収容部、18……中蓋、21……取外領域、22
……薄肉線、23……プルタブ、26……排出
口、27……脚、28……段付環状部、30……
突出棒。
底板の斜視図である。第2図は本発明の一実施例
による紙カツプの断面図、第3図は同じく底板の
斜視図、第4図は第2図の−線に沿う拡大断
面図、第5図a,bは同じく胴体の形成状態を示
す一部の拡大断面図、第6図a〜cは同じく紙カ
ツプ製造状態を示す断面図である。第7図a〜h
は本発明の他の実施例による紙カツプの断面図、
第8図a,bは同じく他の実施例による紙カツプ
の断面図である。 1……紙カツプ、2……胴体、3……底板、4
……台座、6……皺、7……紙、8……コーテイ
ング層、9……ブランク、10,11……両側
縁、13……金型、14……キヤツプ、15……
収容部、18……中蓋、21……取外領域、22
……薄肉線、23……プルタブ、26……排出
口、27……脚、28……段付環状部、30……
突出棒。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 紙を主体とするブランクを巻き込んで筒状と
した胴体の下部分に、環状の下向き台座を備えた
合成樹脂成形底板を嵌合して、胴体下縁で底板の
台座を巻き込み固定してなる紙カツプ。 2 紙を主体とするブランクを巻き込んで筒状と
した胴体の下部分に、前記胴体のブランク両側縁
部分を重ね合せて生じた段差を有する内部中空断
面形状に相当する外形及び環状の下向き台座を備
えた合成樹脂成形底板を嵌合して、胴体下縁で底
板の台座を巻き込み固定してなる特許請求の範囲
第1項記載の紙カツプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19248181A JPS5899341A (ja) | 1981-11-30 | 1981-11-30 | 紙カツプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19248181A JPS5899341A (ja) | 1981-11-30 | 1981-11-30 | 紙カツプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5899341A JPS5899341A (ja) | 1983-06-13 |
JPH0255302B2 true JPH0255302B2 (ja) | 1990-11-27 |
Family
ID=16292004
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19248181A Granted JPS5899341A (ja) | 1981-11-30 | 1981-11-30 | 紙カツプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5899341A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002178421A (ja) * | 2000-12-14 | 2002-06-26 | Dainippon Printing Co Ltd | 電子レンジ対応紙カップの製造方法 |
JP2002193236A (ja) * | 2000-12-28 | 2002-07-10 | Dainippon Printing Co Ltd | 電子レンジ対応紙カップ |
JP2002211533A (ja) * | 2001-01-19 | 2002-07-31 | Dainippon Printing Co Ltd | 断熱電子レンジ対応紙カップ |
JP2002211534A (ja) * | 2001-01-19 | 2002-07-31 | Dainippon Printing Co Ltd | 断熱電子レンジ対応紙カップ |
JP2002240818A (ja) * | 2000-12-14 | 2002-08-28 | Dainippon Printing Co Ltd | 電子レンジ対応紙カップ |
JP2002292762A (ja) * | 2001-04-02 | 2002-10-09 | Dainippon Printing Co Ltd | 電子レンジ用紙カップの製造方法 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4849499B2 (ja) * | 2001-09-21 | 2012-01-11 | 東罐興業株式会社 | 電子レンジ加熱用紙容器及びその製造方法 |
JP4956952B2 (ja) * | 2005-09-30 | 2012-06-20 | 大日本印刷株式会社 | 食品用紙容器及びその製造方法 |
JP2013237480A (ja) * | 2012-05-17 | 2013-11-28 | Toppan Printing Co Ltd | カップ型紙容器 |
JP7490933B2 (ja) * | 2019-08-01 | 2024-05-28 | 大日本印刷株式会社 | 包装体 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS3625090Y1 (ja) * | 1959-06-16 | 1961-09-25 | ||
JPS55176112U (ja) * | 1979-06-07 | 1980-12-17 |
-
1981
- 1981-11-30 JP JP19248181A patent/JPS5899341A/ja active Granted
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002178421A (ja) * | 2000-12-14 | 2002-06-26 | Dainippon Printing Co Ltd | 電子レンジ対応紙カップの製造方法 |
JP2002240818A (ja) * | 2000-12-14 | 2002-08-28 | Dainippon Printing Co Ltd | 電子レンジ対応紙カップ |
JP4659975B2 (ja) * | 2000-12-14 | 2011-03-30 | 大日本印刷株式会社 | 電子レンジ対応紙カップの製造方法 |
JP2002193236A (ja) * | 2000-12-28 | 2002-07-10 | Dainippon Printing Co Ltd | 電子レンジ対応紙カップ |
JP2002211533A (ja) * | 2001-01-19 | 2002-07-31 | Dainippon Printing Co Ltd | 断熱電子レンジ対応紙カップ |
JP2002211534A (ja) * | 2001-01-19 | 2002-07-31 | Dainippon Printing Co Ltd | 断熱電子レンジ対応紙カップ |
JP2002292762A (ja) * | 2001-04-02 | 2002-10-09 | Dainippon Printing Co Ltd | 電子レンジ用紙カップの製造方法 |
JP4659999B2 (ja) * | 2001-04-02 | 2011-03-30 | 大日本印刷株式会社 | 電子レンジ用紙カップの製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5899341A (ja) | 1983-06-13 |
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