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JPH0253341B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0253341B2
JPH0253341B2 JP56106481A JP10648181A JPH0253341B2 JP H0253341 B2 JPH0253341 B2 JP H0253341B2 JP 56106481 A JP56106481 A JP 56106481A JP 10648181 A JP10648181 A JP 10648181A JP H0253341 B2 JPH0253341 B2 JP H0253341B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
roller
rollers
placement plate
paper feed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP56106481A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5811437A (ja
Inventor
Norio Kajiwara
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP10648181A priority Critical patent/JPS5811437A/ja
Publication of JPS5811437A publication Critical patent/JPS5811437A/ja
Publication of JPH0253341B2 publication Critical patent/JPH0253341B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H1/00Supports or magazines for piles from which articles are to be separated
    • B65H1/08Supports or magazines for piles from which articles are to be separated with means for advancing the articles to present the articles to the separating device
    • B65H1/14Supports or magazines for piles from which articles are to be separated with means for advancing the articles to present the articles to the separating device comprising positively-acting mechanical devices

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、複写機等の給紙装置に関する。
複写機等の給紙装置で、昇降自在のシート束載
置板上に転写紙のようなシートの束を載置し、か
つ、シート束のうちの最上位シートの先端側に接
する給紙ローラをシート給送方向に回転せしめ、
同ローラとシートの間に発生する摩擦力によつ
て、シートを一枚ずつ転写部等へ給送するように
した給紙装置が知られている。斯る給紙装置にお
いては、シートが漸次、減るのに伴なつて給紙レ
ベルを一定に保つべく、シート束載置板が間欠上
昇するようになつている。さて、斯る給紙装置に
おいて、給紙ローラ部からはシートが必ずしも一
枚だけ給送されるとは限らないので、給紙ローラ
によつて送られるシートの進行方向に、次に述べ
るようなシート分離装置が設けられている。
シート分離装置は、例えば、一対の分離ローラ
から成つていて、上側の分離ローラにはシート給
送方向の回転力が付与され、下側の分離ローラは
停止状態に保たれている。今、上下分離ローラの
間に、複数枚のシートがつき当たつたとき、下側
の分離ローラは停止しているから、最上位のシー
トに対して次位シート以降のシートはその進行を
阻害され、最上位シートのみが、上側の分離ロー
ラのシート搬送力によつて搬送されることにな
る。このようにして一枚のみが分離されたシート
は、例えば、レジストローラ対を経て複写機の転
写部へ送られるようになつている。
さて、斯る給紙装置で、昇降自在のシート束載
置板を内部に格納した給紙筐体を複写機本体に対
して出入自在にし、シート交換やシート補給を行
なうようにしたものが知られている。このような
給紙装置を備えた複写機等において、コピー中、
シートの全搬送路中のある部分で、ジヤムを生じ
た場合、給紙装置は稼動状態から直ちに停止状態
に保持されるようになつており、この場合、シー
トの先端側が上下分離ローラにくわえられ、後端
側が給紙筐体側に入り込んでいる状態で、シート
が停止することを起き得る。
このような状態においては、例えば、シート束
載置板を所定位置まで下降せしめ、給紙ローラと
シート束の上面とを互に離隔させておいて、分離
ローラ部で停止しているシートをそのローラ部か
ら引き抜き除去するようになつている。従来にお
いては、斯る作業を手作業にて行なうようになつ
ていて、この種の作業が極めて煩しい欠点があつ
た。
また、ジヤムを生じた場合、シヤムシートを除
去すべく、装置本体に対して出入自在の給紙筐体
をシート給送方向と直交する方向に引き出すもの
とすると、ジヤムシートの後端側は給紙筐体内に
入り込んでいるから、給紙筐体内のガイド板等の
何らかの部材がシートに衝突し、使用に耐えられ
ない程度にシートに皺がよつたり、あるいはシー
トが破損したりするおそれがある。また、ジヤム
を生じていないものの、シートが上下分離ローラ
の間に介在し、かつ、シート後端側が給紙筐体内
に入り込んだ状態で、複写機を停止せしめ、シー
ト交換を行なうべく、給紙筐体を引き出すものと
すれば、同様にシートが破損する等のおそれがあ
る。
本発明の目的は、上述の欠点を除去すべく、シ
ートが、シート一枚分離のための上下分離ローラ
の間に介在した状態で、給紙装置が停止したと
き、両分離ローラのうちの少なくとも一方をシー
ト給送方向と反対方向に逆転駆動せしめ、介在シ
ートを給紙筐体側へ自動的に戻すようにした給紙
装置を提供することにある。
以下、図示の実施例により本発明を説明する。
第1図は本発明一実施例の給紙装置を示してお
り、符号1で示すシート束載置板はシート束を載
置するものであつて、給紙筐体2内に格納され、
昇降自在となつている。給紙筐体2は両軸受装置
3,4によつて、装置本体、例えば、複写機であ
れば複写機本体に対して出入自在となつている。
この出入方向はシート給送方向と直交する方向に
なつている。給紙筐体2はシート交換時や新たな
シート供給時やシート補給時等において、手前側
に引き出され、別のシートや新たらしいシートを
収容した後、複写機内に押し込まれるようになつ
ている。
シート束載置板1を昇降させる駆動手段は、駆
動モータ5、ウオーム6、ウオームホイール7、
プーリ8,9,10,11,12,13、および
各プーリに掛け渡されるワイヤ14等から構成さ
れている。シート束載置板1は、水平態位でワイ
ヤ14に係止せしめられ、駆動モータ5が正逆転
することにより、昇降するようになつている。
給紙ローラ16は、給紙時、シート束載置板1
上に載置されたシート束のうちの最上位シートの
先端側に接し、シート給送方向(矢印方向)に回
転することにより、同シートをその給送方向に給
送する。支承部材17は第2図に示す如く基端が
軸18に揺動自在に支持されていて、支承部材1
7に横架された軸19には一方向回転クラツチ2
1を介して給紙ローラ16が装着されている。な
お、給紙ローラ16は、軸18に固着されたギア
22、アイドギア23および軸19に固着された
ギア24等から成る伝達系により回転駆動され
る。
給紙ローラ16は、支承部材17等と共に、第
2図に示すように、平面領域において所定の間隔
を置いて2箇、配置されている。分離上ローラ2
5は、シート給送方向において、給紙ローラ16
の下流側に配置されていて、軸18上の、両支承
部材17,17の間に一方向回転クラツチ27を
介して装着されている。第1図において、分離下
ローラ26は、分離上ローラ25と対をなしてい
て、軸28に、一方向回転クラツチ29を介して
装着されている。なお、分離下ローラ26は、圧
付与部材34とばね35によつて分離上ローラ2
5に圧接している。
第1図および第2図において、軸18と軸20
とは継手部31において継がれていて、一方の軸
20の軸端には入力駆動ギア32を付設した電磁
スプリングクラツチ33が設けられている。両分
離上下ローラ25,26の下流側には、一対の搬
送ローラ36,37が配設され、これらのローラ
は、軸18と共に両側板38,39に支承された
軸41,42にそれぞれ固定されている。
一対の搬送ローラの内、右側の搬送ローラ36
は、駆動側のローラとなつていて、入力駆動ギア
32、アイドルギア43および軸41上に設けら
れるギア44を介して回転駆動せられるようにな
つており、これに対し左側の搬送ローラ37は駆
動側のローラ36の回転に対して従動回転するよ
うになつている。
第1図において、プーリ12の軸上にはギア4
5が設けられていて、このギア45の回転は、両
アイドルギア46,47を介して軸28上に固定
されたギア48に伝達され、分離下ローラ26が
点線矢印の向きに回転するようになつている。こ
れについては後述する。なお、プーリ12、分離
上ローラ25および搬送ローラ36につき、これ
らの軸上にはギアがそれぞれ装着されているが、
図面の煩瑣を避けるために、便宜上、同一の線で
表すものとする。
ここで、第1図および第2図において、当該複
写機の図示されないプリント釦が押下されると、
入力駆動ギア32が回転を始めると同時に、電磁
スプリングクラツチ33がオンするようになつて
いる。すると、入力駆動ギア32の回転はアイド
ルギア43、ギア44を介して搬送ローラ36に
伝達され、同ローラ36は矢印方向に回転し、こ
の回転に従動して他方のローラ37が矢印方向に
回転する。
一方、電磁スプリングクラツチ33のオンによ
つて、軸20と18とが一体で回転するようにな
つていて、この回転によつて一方向回転クラツチ
27を介して分離上ローラ25が矢印方向に回転
する。なお一方向回転クラツチ27は、軸18が
時計方向に回転するときに、その回転をローラ2
5に伝達するように軸18に取付けられている。
また、軸18の回転によつて、ギア22、アイド
ルギア23およびギア24等を介して軸19が回
転し、この回転は一方向回転クラツチ21を介し
て給紙ローラ16に伝達され、同ローラ16は矢
印方向に回転する。なお、一方向回転クラツチ2
1は軸19が時計方向に回転するときに、その回
転をローラ16に伝達するように軸19に取付け
られている。
ここで、分離下ローラ26側の一方向回転クラ
ツチ29は、軸28が時計方向に回転するとき
に、その回転をローラ26に伝達するように軸2
8に取付けられており、従つて、分離上ローラ2
5が矢印方向に回転するのに対して、そのローラ
に圧接する分離下ローラ26は、停止状態に保持
される。即ち、分離上ローラ25は摩擦力により
分離下ローラ26を反時計方向に回転させようと
するが、一方向回転クラツチ29の機能により、
分離下ローラ26は回転し得ないからである。従
つて分離上ローラ25は分離下ローラ26に対し
てスリツプし乍ら回転することになる。
ここで、説明を元に戻して、給紙ローラ16が
矢印方向に回転すると、ローラ16とシートの間
の摩擦力により、最上位シートがシート給送方向
に送られる。なお、ノズル49はシート先端縁け
向けて空気を噴射し、シート間に空気を侵入させ
る。
今、給紙ローラ部からシートが複数枚、送られ
てしまつたとして、この複数枚のシートの先端は
両分離上下ローラ25,26の間へ向けて進行
し、このローラ部、具体的には分離下ローラの部
分で次位シート以降は制止せしめられ、これに対
し最上位シートのみが分離上ローラ25の搬送力
によつて送られる。そして、シート先端がシート
検出センサ−51に達すると、この検出信号によ
つて電磁スプリングクラツチ33がオフし、シー
トは一旦、停止するようになつている。
次いで、給紙時機に達すると、電磁スプリング
クラツチ33は再びオンし、分離上ローラ25が
回転してシートは搬送ローラ36,37へ向けて
搬送され、かつ、同ローラ間にくわえ込まれ、シ
ートが同ローラ間に確実にくわえ込まれたのち、
電磁スプリングクラツチ33がオフし、今度は搬
送ローラ36,37のみでシートが上方へ搬送さ
れる。上方へ搬送されたシートは、さらに、複写
機の転写部へ送られて、転写が行なわれるように
なつている。なお、シートの後端がシート検出セ
ンサー51を通過すると、この時点で、電磁スプ
リングクラツチ33が再びオンし、次のシート給
送が行なわれるようになつていて、以后、上述し
た動作を繰り返えす。
ところで、シート束載置板1上のシートが反復
給送されるのに伴なつて、シート高さが漸次、低
くなつていくが、この場合に、駆動モータ5が回
転(正回転)し、ウオームホイール8が実線矢印
の向きに回転することにより、各プーリおよびワ
イヤを介してシート束載置板1が間欠的に上昇
し、給紙レベルを一定に保つようになつている。
なお、シート高さの検知は、第2図に示すよう
に、支承部材17に固定された遮光板52と、光
学的なシート高さ検知センサー53とにより、行
なわれる。即ち、シート束載置板1が間欠上昇
し、最上位シートが給紙位置に達したとき、シー
ト高さ検知センサー53による検知信号をもつ
て、駆動モータ5が停止する。
シート束載置板1上のシートが給送されつくす
と、この状態を検知して、駆動モータ5が自動的
に逆転するようになつており、これに伴なつてウ
オームホイール7が点線矢印の向きに回転し、上
昇したシート束載置板1が仮想線で示す位置まで
下降するようになつている。なお、シート束載置
板1の下降に伴なつて支承部材17は自由端の自
重により軸18の周りに時計方向に回動しようと
するが、支承部材17に設けた突子17aがスト
ツパ54によつて受け止められるため、支承部材
17はある程度の角度、回動するのみである。な
お、符号55で示す、比較的弾力の弱い伸張性ば
ねは、給紙ローラ16の、シートに対する圧接力
を適度に定めるものである。
シート束載置板1が下降して、仮想線で示す最
下降位置に達すると、駆動モータ5は停止するよ
うになつており、この状態で、給紙筐体2を引き
出し、新たなシートをシート束載置板1上に装填
する。次いで、給紙筐体2を複写機本体内に押し
込むと、駆動モータ5が回転し、シート載置板1
が上昇し、この際、シート束上面は給紙ローラ1
6を僅かにばね55の弾力に抗して押し上げる。
この状態で、給紙ローラ16の、シートに対する
圧接力が定められ、かつ、最上位シートは給紙レ
ベルに設定される。この際においても、シート高
さ検知センサー53が働くことになる。
なお、ワイヤ14、駆動モータ5等は給紙筐体
2内に格納されており、一方、プーリ12の軸上
に同軸的に設けたギア45は、給紙筐体2が引き
出されているとき、給紙筐体に対して独立したギ
ア46には噛み合わず、給紙筐体2が押し込まれ
かつ、電源がオンしたときに、ギア46に噛み合
うようなつている。
ところで、当該複写機においては、ジヤムを生
じたとき、ジヤム信号が発せられ、このジヤム信
号をもつて複写機の複写動作が停止するようにな
つている。これと同時に、当該給紙装置も停止
し、前記ジヤム信号をもつて駆動モータが働き、
シート束載置板1が自動的に下降するようになつ
ている。給紙装置の停止状態で、シートが分離上
ローラ25と分離下ローラ26との間にくわえら
れ、かつ、シートの中央部から後端側までの部分
が給紙筐体2内に入り込んでいる場合も起き得
る。この状態で、両ローラ25,26から給紙筐
体2までの間に停止しているシートを除去しない
まま、給紙筐体を引き出してしまえば、給紙筐体
内に入り込んでいるシートは同筐体内の部材に衝
突し、使用に耐えられない程度に皺がよつたり、
あるいは、破損したりする。
本給紙装置においては、上述の不具合を防止す
べく、両分離上下ローラ25,26間に介在する
シートが給紙筐体側へ自動的に戻るようになつて
いる。即ち、前述したジヤム信号が発せられる
と、この信号をもつて駆動モータ5が逆転し、ウ
オームホイール8が点線矢印の向きに回転し、ワ
イヤ14を介してシート束載置板1が下降する
(第3図参照)。一方、プーリ12の点線矢印の向
きの回転によつて、このプーリの軸上のギア4
5、アイドルギア46、およびアイドルギア47
を介して、ギア48が点線矢印の向きに回転す
る。
ギア48が点線矢印の向きに回転すると、これ
と一体の軸28も同方向に回転し、一方向回転ク
ラツチ29を介して分離下ローラ26が点線矢印
の向きに回転する。なお、一方向回転クラツチ2
9は、軸28が時計方向に回転するときに、この
回転が分離下ローラ26に伝達されるように取付
けられている。一方、分離下ローラ26の回転に
従動して分離上ローラ25は反時計方向(実線矢
印の向きと反対)に回転し、さらに、一方向回転
クラツチ27を介して軸18が同方向に回転する
が、この場合、第2図に示す電磁スプリングクラ
ツチ33はオフとなつており、分離上ローラ25
の従動回転に対してさほどの負荷を与えない。
第3図は、シートSを給紙筐体2側へ戻してい
る状態を示しており、シートSの先端Saが両分
離ローラ25,26から抜け出てしまえば、給紙
筐体2を引き出しても、シートが破損する等の不
具合は生じない。また、従来においては、シート
が両分離ローラ25,26の間で介在していると
き、シート束載置板1を下降せしめたのち、シー
トを除去すべく、同シートを両分離ローラ25,
26の間から引き抜いていたのであるが、両ロー
ラは所定の圧力をもつて互に接しており、シート
を引き抜く際、これを破損させたりする不具合が
あつた。このような不具合が本発明の給紙装置に
おいては防止されるのである。
なお、分離下ローラ26を逆転(点線矢印の向
き)駆動せしめる手段として、本実施例では、ギ
ア45、アイドルギア46、アイドルギア47、
ギア48および一方向回転クラツチ29等から成
る伝達系を用いたものであるが、この他、分離上
ローラ25の方を逆転駆動せしめ、分離下ローラ
26の方を従動回転せしめる構成としてもよい。
ところで、複写動作中、複写機を停止せしめ、
急きよ、シート交換を行なつたり、シートを補給
する場合がある。この場合に、シートが両分離ロ
ーラ25,26から給紙筐体2の間で停止してい
るものとし、この状態で、給紙筐体2を引き出せ
ば、同様にシートを破損させたりすることにな
る。本給紙装置においては斯る不具合をも防止す
ることができる。
即ち、複写機が停止した状態で、図示されない
シート束載置板下降用釦を押下すると、駆動モー
タ5が逆転し、シート束載置板1が下降し、同時
に、アイドルギア46,47等を介して分離下ロ
ーラ26が点線矢印の向きに回転するようになつ
ている。従つて、シートは、第3図に示す如く、
給紙筐体2側へ戻されるため、上述の不具合を防
止することができる。
以上のように、シートが分離上ローラおよび分
離下ローラの間でくわえられている状態で、給紙
装置が停止し、シート載置板が下降したとき、両
分離ローラ間に介在するシートが給紙筐体側へ自
動的に戻されるようになつているので、両分離ロ
ーラ間に介在するシートの除去作業を必要としな
いし、また、給紙筐体の引き出し作業に伴なうシ
ートの破損等を防止することができる。なお、こ
の実施例に当たつては、第2図に示す如く、シー
トの給送は、Aを基準とする片側基準方式で行な
われるようになつている。
ところで、本給紙装置においては、第4図に示
すように、両分離ローラ25,26が所定の間隔
を置いた両給紙ローラ16,16の中央位置に置
かれており、この特徴的な構成により次に述べる
ような効果を奏する。
例えば、今、分離ローラ25が第5図に示す位
置に置かれているものとして、例えば、シートを
2枚送つてしまつたとすると、最上位のシートは
両分離ローラの間を通過するも、次位シートS2
分離下ローラ26の部分で停止している。この場
合、シートS2に対して、一方のシート側縁S2a
の給紙ローラ16の送り力により、その側縁S2a
側が先行しようとし、このため、シートにM方向
のモーメントが作用してスキユーを生じ易くな
る。このような点が、各ローラを第4図のような
配置構成とすることにより、両モーメントM1
M2が相殺され、スキユーを生じにくくするので
ある。
また、第5図において、側縁S2a側の給紙ロー
ラ16を取り除き、分離ローラ25と給紙ローラ
16から成る一対のローラ配置構成とすると、特
にシート給送方式が片側基準の場合、シートの重
心に対してモーメントが働き、矢張、スキユーを
生じ易くなる。このような点が第4図に示すよう
な構成とすることにより防止される。
ところで、第1図において、一対の搬送ローラ
36,37は、シートが同ローラにくわえられた
あと、同シートを、両分離ローラ25,26と給
紙ローラ16の部分とから、引き出す機能を達成
するものである。然るに、シートが搬送ローラ3
6,37にくわえられたあと、電磁スプリングク
ラツチ33(第2図参照)が切れるようになつて
いるのであるが、この場合、分離上ローラ25は
駆動力の付与されない状態となり、同ローラとシ
ートとの間の摩擦力によつて強制的に従動回転さ
せられることになる。つまり、電磁スプリングク
ラツチ33が切れると同時に、搬送ローラ36,
37に対して負荷が一気に増大することになる。
これと共に、分離下ローラ26は一方向回転クラ
ツチを介してあるため、反時計方向には回転し得
ないから、搬送ローラ36,37はさらに負荷を
受けることになる。
このような負荷の増大を来たす中で、搬送ロー
ラ36,37とシートとの間の摩擦力が不足すれ
ば、同ローラはシートに対してスリツプしてしま
うことになり、本来のシート送り機能を達成し得
なくなつたり、あるいはスキユーを生じたりす
る。
今、第6図において、所定の間隔を置いた両給
紙ローラ16,16の外側の側面16a,16a
の距離と略等しい長さをLとすると、この長さL
の範囲にある搬送ローラ36の周面の摩擦係数
は、他方の搬送ローラ37の周面の摩擦係数より
も大きくなるように設定されている。搬送ローラ
36は、駆動側のローラとなつていて、しかも、
このローラ周面の摩擦係数は従動側の搬送ローラ
37の摩擦係数よりも大きくなつているから、こ
のローラ部分でのシート送り力は充分に保証さ
れ、前述したようなスリツプを生ぜず、スキユー
を生じることなく、シートを確実に搬送すること
ができる。なお、駆動側搬送ローラの摩擦係数を
変える手段としては、表面を粗したり、あるいは
硬度を変えたりする方式とすることもできる。例
えば、硬度に関しては、搬送ローラ36の方を軟
質ゴムとし、今一方の搬送ローラ37の方を硬質
ゴムとする。また、表面を粗すことに関しては、
ローレツトを刻んだり、あるいは、梨子地状にし
たりする。
なお、搬送ローラをすべてに亘つてではなく、
Lの範囲に対してだけ摩擦係数を変えることによ
り、次に述べるような効果を奏する。即ち、今、
第2図および第6図において、搬送ローラ36の
すべてに対して、従動側の搬送ローラ37の摩擦
係数よりも大きく設定してしまうと、Lの範囲以
外の搬送ローラ部のシート送り力と、Lの範囲の
搬送ローラ部のシート送り力は同等であつて、し
かも、Lの範囲にはシートの進行を阻害する分離
ローラ25,26が存在するから、第2図に示す
ように、シートの一方の側縁S2b側がどうしても
先行し易くなり、スキユーを生じるおそれがあ
る。このような点が、L範囲のみに対して摩擦係
数を変えることにより防止されるのである。
なお、第6図において、Lの範囲の両端側の搬
送ローラ36a,36bのみに対して、摩擦係数
を変えるようにしても同様の機能を達成すること
ができる。要するに、Lの範囲の搬送ローラのう
ち、少なくとも、Lの範囲の両端の搬送ローラの
摩擦係数を変えればよいのである。
第7図は、Lの範囲の従動側の搬送ローラ37
に、加圧用ローラ56を圧接させた例を示すもの
である。通常、ローラ軸長が長い場合、軸がたわ
み、中央部の圧力が抜けることになる。このた
め、その部分においてシート搬送力が弱くなり、
スキユーを生じたりする。特に、先に述べたよう
に、電磁スプリングクラツチ33が切れたとき、
搬送ローラ36,37には大きな負荷が加わり、
さらにスキユーを生じ易くなる。。このような点
が、L範囲に加圧用ローラ56を設けることによ
り、軸のたわみが防止され、シート搬送力を充分
に保証することができ、もつてスキユーが防止さ
れる。なお、Lの範囲に加圧用ローラ56を設け
たことによる効果に関しては、先に述べた摩擦係
数を変えた場合の実施例におけるものと同様であ
る。なお、加圧用ローラ56は第8図に示す如
く、従動側の搬送ローラ37の回転に従動して回
動する。第9図は加圧用ローラを符号57で示す
ように円筒状のものとした例を示している。
ところで、第2図において、分離上ローラ25
を、中央部が凹状に、両端側が円周面となるよう
に、構成したものであるが、このように構成する
ことにより、シートとの接触面が2箇所となり、
円筒状のものと比して、接触圧力が均衡し、スキ
ユー送りを生じさせない効果を奏する。なお、分
離上下ローラ25,26の両方を同じ形状構成と
してもよいし、また、分離下ローラ26について
は円筒状のものとしてもよい。
ところで、第2図において、支承部材17や分
離上ローラ25等を装着する軸18と、電磁スプ
リングクラツチ33等を装着する入力側の軸20
とは、継手部31において継ながれており、ま
た、入力側の軸20は軸ホルダー58によつて支
持されている。
このような構成にあつては、継手部31におい
て、ピンやねじ等をはずし、かつ、側板38側の
Eリング59を取りはずすことにより、軸18の
脱着を極めて容易に行ない得るもので、給紙ロー
ラ16や分離上ローラ25等の交換作業が頗る簡
単となる。
入力側の軸20には、通常、ベルトやチエーン
やワイヤ等の回転伝達系が装備されており、もし
も、軸18と20とが一体のものであれば、斯る
回転伝達系を取りはずす必要があり、上述の交換
作業が極めて面倒なものとなる。
以上本発明の給紙装置によれば、シートが、一
対のシート分離用ローラの間に介在している状態
で、給紙装置が停止したとき、そのシートが自動
的に給紙筐体側へ戻る構成となつているから、斯
るシートの手作業による除去作業を必要としない
し、また、給紙筐体を引き出す際のシートの破損
等を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明一実施例の給紙装置の構成図、
第2図は同上給紙装置のシート給搬送系を示す平
面図、第3図は上記給紙装置によつてシートが給
紙筐体側へ戻されている状況を示す図、第4図は
分離ローラを両給紙ローラの中央位置に設けるこ
とによる効果を説明するための図、第5図は分離
ローラを給紙ローラの後方側に設けた場合の不具
合を説明するための図、第6図は駆動側の搬送ロ
ーラの摩擦係数を従動側の搬送ローラのそれより
も大きくする実施例の説明図、第7図は従動側の
搬送ローラに加圧用ローラを圧接させた実施例の
説明図、第8図は上記加圧用ローラの配置態様を
示す図、第9図は加圧用ローラとして円筒状ロー
ラを用いた例を示す図である。 1…シート束載置板、2…給紙筐体、16…給
紙ローラ、25…分離上ローラ、26…分離下ロ
ーラ、45…ギア、46,47…アイドルギア、
48…ギア、29…一方向回転クラツチ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 シート束を載置する上下動自在のシート束載
    置板と、上記シート束載置板を上下方向に駆動す
    るシート束載置板駆動手段と、給紙時、上記シー
    ト束載置板上の最上位のシートに接して該シート
    を給送する給紙ローラと、シート給送方向におけ
    る上記給紙ローラの下流側に配置された分離第1
    ローラと、分離第1ローラと対をなし、分離第1
    ローラが給送方向に回転するのに対し停止状態を
    保持し、上記給紙ローラによつてシートが複数枚
    給送されたとき分離第1ローラと協働して最上位
    シートのみを分離給送する分離第2ローラとを有
    する給紙装置において、 上記シート束載置板駆動手段によつて上記シー
    ト束載置板が下方に駆動されるとき、これに連動
    して上記両分離ローラの少なくとも一方を、シー
    ト給送方向とは反対の向きに駆動するための、上
    記両分離ローラのうちの一つと上記シート束載置
    板との間に設けられた連動手段を具備する給紙装
    置。
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