JPH025326Y2 - - Google Patents
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- JPH025326Y2 JPH025326Y2 JP5188482U JP5188482U JPH025326Y2 JP H025326 Y2 JPH025326 Y2 JP H025326Y2 JP 5188482 U JP5188482 U JP 5188482U JP 5188482 U JP5188482 U JP 5188482U JP H025326 Y2 JPH025326 Y2 JP H025326Y2
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- Japan
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- refrigerant
- evaporator
- center
- flow path
- flows
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- Expired
Links
- 239000003507 refrigerant Substances 0.000 claims description 29
- 238000004891 communication Methods 0.000 claims description 6
- 238000003756 stirring Methods 0.000 claims description 2
- 238000001704 evaporation Methods 0.000 claims 1
- 230000008020 evaporation Effects 0.000 claims 1
- 238000005192 partition Methods 0.000 claims 1
- 230000005855 radiation Effects 0.000 claims 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 4
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 3
- 238000004378 air conditioning Methods 0.000 description 2
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- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 2
- 238000007664 blowing Methods 0.000 description 1
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- 238000007710 freezing Methods 0.000 description 1
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- 238000005057 refrigeration Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、蒸発器に係り、特に車輛空調用冷凍
サイクルに使用するに好適な蒸発器に関する。
サイクルに使用するに好適な蒸発器に関する。
内部に複数に仕切られた通路を持つ偏平チユー
ブをコルゲート状に曲げ、その間にフインを設け
た実開昭53−1100171号公報に示される様な技術
のコルゲート型蒸発器(第1図)においては、次
の様な欠点があつた。すなわち、冷媒の流入する
偏平チユーブの右端付近は常に冷たい液冷媒が流
れており、この部分を通過する空気の冷却度は大
きい。これに対し、偏平チユーブの左端付近で
は、上流より流れて来る間に、空気により加熱さ
れ、温度の上昇した冷媒ガスまたは液冷媒が流れ
ており、この部分を通過する空気の冷却度は小さ
い。したがつてこの蒸発器を通過した空気は、蒸
発器の幅方向(左右方向)に大きな温度差が生じ
る事となる。一方、蒸発器凍結防止の為の温度ス
イツチの感熱部は、蒸発器通過後の吹出温度の最
も低い部分に設置されるのが通例であるから、こ
の部分の吹出し温度が設定値まで下がり温度スイ
ツチが作動した時点でも、蒸発器全幅に渡つての
平均吹出し温度は、前記吹出温度よりかなり高い
温度となつてしまい、エアコンの冷えが甘くなつ
てしまうという欠点があつた。
ブをコルゲート状に曲げ、その間にフインを設け
た実開昭53−1100171号公報に示される様な技術
のコルゲート型蒸発器(第1図)においては、次
の様な欠点があつた。すなわち、冷媒の流入する
偏平チユーブの右端付近は常に冷たい液冷媒が流
れており、この部分を通過する空気の冷却度は大
きい。これに対し、偏平チユーブの左端付近で
は、上流より流れて来る間に、空気により加熱さ
れ、温度の上昇した冷媒ガスまたは液冷媒が流れ
ており、この部分を通過する空気の冷却度は小さ
い。したがつてこの蒸発器を通過した空気は、蒸
発器の幅方向(左右方向)に大きな温度差が生じ
る事となる。一方、蒸発器凍結防止の為の温度ス
イツチの感熱部は、蒸発器通過後の吹出温度の最
も低い部分に設置されるのが通例であるから、こ
の部分の吹出し温度が設定値まで下がり温度スイ
ツチが作動した時点でも、蒸発器全幅に渡つての
平均吹出し温度は、前記吹出温度よりかなり高い
温度となつてしまい、エアコンの冷えが甘くなつ
てしまうという欠点があつた。
この欠点を解消しようとした例として第2図に
示す様なものが考えられる。液冷媒はまず、偏平
チユーブの一端よりチユーブ内通路の一部を通り
他端まで流れて行き、そこに設けられた連絡室内
で撹拌された後、偏平チユーブ内通路の残りの部
分を通つて戻つて来る。この時偏平チユーブの各
断面では、ある位置を境にして、温度の異なる冷
媒が逆方向に流れている事になるが、それらの平
均的な温度は蒸発器の幅方向(左右方向)に渡つ
てほぼ平均的な値となる。したがつて蒸発器吹出
し温度も蒸発器の幅方向に渡つて均一となる事が
期待される。
示す様なものが考えられる。液冷媒はまず、偏平
チユーブの一端よりチユーブ内通路の一部を通り
他端まで流れて行き、そこに設けられた連絡室内
で撹拌された後、偏平チユーブ内通路の残りの部
分を通つて戻つて来る。この時偏平チユーブの各
断面では、ある位置を境にして、温度の異なる冷
媒が逆方向に流れている事になるが、それらの平
均的な温度は蒸発器の幅方向(左右方向)に渡つ
てほぼ平均的な値となる。したがつて蒸発器吹出
し温度も蒸発器の幅方向に渡つて均一となる事が
期待される。
しかし第2図の例では、冷媒流路断面積が小さ
くなる上に逆に流路の長さは長くなり、蒸発器入
口から出口までの流路抵抗は第1図の場合に比較
しかなり大きくなつてしまうという欠点があつ
た。
くなる上に逆に流路の長さは長くなり、蒸発器入
口から出口までの流路抵抗は第1図の場合に比較
しかなり大きくなつてしまうという欠点があつ
た。
本考案の目的は、吹出し温度が各部にわたり均
一であり、しかも従来の蒸発器のスペース内に収
めた時、冷媒に対する流路抵抗が小さく、熱交換
効率の良い蒸発器を提供することにある。
一であり、しかも従来の蒸発器のスペース内に収
めた時、冷媒に対する流路抵抗が小さく、熱交換
効率の良い蒸発器を提供することにある。
本考案は、コルゲート型蒸発器において、冷媒
入口および出口を、偏平チユーブ中央付近に設
け、冷媒をまず中央よりチユーブ両端部へ、次に
両端部から中央部へと、2系路に分けて流す事に
より前記目的を達成しようとするものである。
入口および出口を、偏平チユーブ中央付近に設
け、冷媒をまず中央よりチユーブ両端部へ、次に
両端部から中央部へと、2系路に分けて流す事に
より前記目的を達成しようとするものである。
以下、本考案の一実施例を第3図により説明す
る。第3図において、冷媒は、まずコルゲート状
に曲げられた偏平チユーブの幅方向(左右方向)
の中央付近に設けられた入口より蒸発器に流入
し、チユーブ内の複数に仕切られた通路の一部を
通つて、両端に向つて2系路に分かれて流れ出
す。次に、チユーブ両端部に達した冷媒は、
各々、チユーブ端部に設けられた連絡室内で撹拌
された後、偏平チユーブ内の残りの通路を通つて
蒸発器中央部へ向つて戻つて来て、中央部付近に
設けられた出口部で合流して蒸発器外へ流出す
る。
る。第3図において、冷媒は、まずコルゲート状
に曲げられた偏平チユーブの幅方向(左右方向)
の中央付近に設けられた入口より蒸発器に流入
し、チユーブ内の複数に仕切られた通路の一部を
通つて、両端に向つて2系路に分かれて流れ出
す。次に、チユーブ両端部に達した冷媒は、
各々、チユーブ端部に設けられた連絡室内で撹拌
された後、偏平チユーブ内の残りの通路を通つて
蒸発器中央部へ向つて戻つて来て、中央部付近に
設けられた出口部で合流して蒸発器外へ流出す
る。
本実施例によれば、蒸発器の厚み方向を2つに
大きく分割し、その一方は上流の冷たい冷媒が流
れ、他方を加熱された温度上昇した冷媒が流れる
事になり、その温度差は中央部程大であり両端部
に近い程小さくなる。しかし、それらの平均的な
温度は、蒸発器の幅方向のどこをとつてもほぼ同
程度となり、第2図の場合同様蒸発器を通過する
空気を均一に冷却する事が可能となる。
大きく分割し、その一方は上流の冷たい冷媒が流
れ、他方を加熱された温度上昇した冷媒が流れる
事になり、その温度差は中央部程大であり両端部
に近い程小さくなる。しかし、それらの平均的な
温度は、蒸発器の幅方向のどこをとつてもほぼ同
程度となり、第2図の場合同様蒸発器を通過する
空気を均一に冷却する事が可能となる。
また、冷媒は2つの系路に分かれて流れている
為、そのうちの一系路の流路断面積は第1図の場
合に対して減少するものの合計の断面積の変化は
少く、また、流路長さもほとんど変化しないの
で、蒸発器入口より出口までの流路抵抗は、第1
図の場合と大差なく、第2図の場合の様に、流路
抵抗が大きくなるという欠点もない。
為、そのうちの一系路の流路断面積は第1図の場
合に対して減少するものの合計の断面積の変化は
少く、また、流路長さもほとんど変化しないの
で、蒸発器入口より出口までの流路抵抗は、第1
図の場合と大差なく、第2図の場合の様に、流路
抵抗が大きくなるという欠点もない。
更に第2図の従来例では、空気の風速が蒸発器
の幅方向(左右方向)で、不均一の場合(蒸発器
前後のダクト形状により発生するケースが多い)
には、空気の吹出し温度が幅方向(左右方向)で
不均一となるのを防止できないが、第3図の本実
施例では、冷媒の出入口を、中央部より左右に適
当量だけずらす事により、2つの冷媒系路の長さ
比を変化させ対処する事が出来る。
の幅方向(左右方向)で、不均一の場合(蒸発器
前後のダクト形状により発生するケースが多い)
には、空気の吹出し温度が幅方向(左右方向)で
不均一となるのを防止できないが、第3図の本実
施例では、冷媒の出入口を、中央部より左右に適
当量だけずらす事により、2つの冷媒系路の長さ
比を変化させ対処する事が出来る。
その他の長所としては、一系路の厚み(前後方
向)が小さい為、それを更に細分化した隣りの通
路間の流量のばらつきが小さい事、またチユーブ
両端に設けられた連絡通路内で撹拌が行われる為
上記ばらつきが一層減少する事、空気を冷媒の下
流側より流して、対抗流とする事が出来る事など
により、熱交換効率の高い蒸発器が得られる事が
拳げられる。
向)が小さい為、それを更に細分化した隣りの通
路間の流量のばらつきが小さい事、またチユーブ
両端に設けられた連絡通路内で撹拌が行われる為
上記ばらつきが一層減少する事、空気を冷媒の下
流側より流して、対抗流とする事が出来る事など
により、熱交換効率の高い蒸発器が得られる事が
拳げられる。
本考案によれば、蒸発器全面にわたつて、空気
を均一に冷却し、吹き出し温度の分布を小さくす
る事が出来るので、温度スイツチ作動時の平均吹
出温度を低くする事が出来、冷却効果のすぐれた
カーエアコンシステムが得られるという効果があ
る。また、蒸発器の熱交換効率を高める事が出来
るので、形状の小型化および省エネルギ化をはか
る事が出来る。
を均一に冷却し、吹き出し温度の分布を小さくす
る事が出来るので、温度スイツチ作動時の平均吹
出温度を低くする事が出来、冷却効果のすぐれた
カーエアコンシステムが得られるという効果があ
る。また、蒸発器の熱交換効率を高める事が出来
るので、形状の小型化および省エネルギ化をはか
る事が出来る。
第1図,第2図は従来実施例の斜視図、第3図
は本考案の実施例の斜視図である。 1…偏平チユーブ、2…フイン、3…冷媒入
口、4…冷媒出口、5…連絡通路。
は本考案の実施例の斜視図である。 1…偏平チユーブ、2…フイン、3…冷媒入
口、4…冷媒出口、5…連絡通路。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 コルゲート状に形成された冷媒流路と、それ
らのすき間に設けられた放熱フインとからなる
コルゲート型蒸発器において、前記冷媒流路を
前後2つの流路に分け、かつ、両端部に冷媒撹
拌を兼ねた連絡通路を設け、前後に分かれた2
つの冷媒流路のうち一方の中央部付近に冷媒入
口を設け、他方の流路の中央部付近に冷媒出口
を設け、冷媒が、まず一方の流路の中央部入口
より両端部へ向つて2つに分かれて流れ、それ
ぞれ連絡通路を通つた後、両端部から中央部へ
向つて流れ、中央部付近の出口で合流して外部
へ流出する2つの冷媒系路を持つ事を特徴とす
る蒸発器。 2 請求の範囲第1項において、コルゲート状の
冷媒流路を内部にこまかい仕切を有する一体の
偏平チユーブで形成した事を特徴とする蒸発
器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5188482U JPS58155578U (ja) | 1982-04-12 | 1982-04-12 | 蒸発器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5188482U JPS58155578U (ja) | 1982-04-12 | 1982-04-12 | 蒸発器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58155578U JPS58155578U (ja) | 1983-10-18 |
JPH025326Y2 true JPH025326Y2 (ja) | 1990-02-08 |
Family
ID=30062594
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5188482U Granted JPS58155578U (ja) | 1982-04-12 | 1982-04-12 | 蒸発器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58155578U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016102628A (ja) * | 2014-11-28 | 2016-06-02 | 株式会社ケーヒン・サーマル・テクノロジー | 蒸発器 |
CN106524594A (zh) * | 2016-10-13 | 2017-03-22 | 杭州三花家电热管理系统有限公司 | 蛇形管式换热器 |
-
1982
- 1982-04-12 JP JP5188482U patent/JPS58155578U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58155578U (ja) | 1983-10-18 |
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