JPH02502350A - ガス清浄サイクロン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ガス清浄サイクロン この発明は、少なくとも１個の汚染ガス注入ノズルと、１個のガス放出口と、１ 個の汚染物質放出口と、汚染物質を収集する漏斗とを有するガス清浄サイクロン に関する。

汚染ガスから塵のような粒子を分離する装置には幾つかの種類がある。中でも最 も広く知られているのはガスをフィルターに通すシステムであり、真空掃除機に 類似している。この種の装置の欠点は高価で、火に弱いことである。別の種類の 装置としては、水を用いてガスを洗浄するいわゆるスクラバーというガス洗浄シ ステムが知られている。この種のシステムのある例では、水が潅注された幾つか のボールが設けられていて、ガスはボール床を上昇し、ボール床の通過後に水が ガスから分離される。この種の装置も高価であり、しかもかなりのスペースが必 要であるという欠点がある。更に、場合によっては水を浄化する必要がある。

・　更に別のガス清浄システムとして、汚染ガス流が固定シリンダ内を接線方向 にガイドされ、塵粒子が壁に押付けられてシリンダの底部に集められ、塵の除去 されたガスが中央から取り出されるサイクロンも知られている。この種の装置は 効率がかなり悪い。

この発明に基づくガス清浄サイクロンは、衝突面を回転させることによって、ガ スの清浄効率を飛躍的に高めている。

この効果は請求の範囲の特徴部に記載されている要件によって達成される。

この発明によるガス清浄サイクロンは、非常に簡単な構造で外部から動力の供給 を一切受けずに９５％以上もの浄化効率を達成している。浄化されるガスの流れ が内部ロータに衝突して不純物がガスから分離されるが、このガスの流れが内部 ロータを回転させるために用いられている。

以下図面を参照してこの発明のサイクロンを説明する。この発明のサイクロンの 利点は、以下の説明により明らかになる。第１図はこの発明のサイクロンを一部 断面にして示す側面図であり、第２図は第１図の線１１−１１に沿って第１図の サイクロンを一部断面にして示す平面図である。

第１図はこの発明に基づくガス清浄サイクロンである。ガス清浄サイクロンはハ ウジングを有している。ハウジングは下部に漏斗９を有しており、漏斗９の最下 端部には分離された不純物を放出するための放出口１０が設けられている。ハウ ジングの上端部はカバーで閉じられている。このカバーにはハウジングと共軸に 突設された放出口６、及びガスの注入口が設けられている。ガスの注入口はハウ ジングの内部にガス注入ノズル５を有している。ガス注入ノズル５はハウジング の上部側の内部に設けられているロータｌの内面に向かってガスを実質的に水平 に噴射する。ガス注入ノズル５はガスの噴射方向とハウジングの上部側の内部に 設けられているロータｌの内面にガスが衝突する点の正接面とが鋭角Ａをなすよ うに設けられている。ロータ１は円錐台形状をしており、半径方向に配置された ウェブ４により軸部１２に回転可能に取付けられている。軸部１２は上下のベア リング７及び８により中実軸に載置されている。ウェブ４は半径方向の大部分が ディスク２で覆われている。ウェブ４の半径方向の大部分を覆うディスク２とロ ータｌとの間には環状の空間が形成されていて、この空間が環状の通路３を構成 している。

サイクロンはガス注入ノズル５を１個又は２個有している。

汚染ガスは送風機（図示せず）を備えた導管１１に供給される。

汚染ガスは、第２図に示すようにロータｌの内面とある角度をなすようにガス注 入ノズル５から実質的に水平に外方に向かって噴射される。噴射方向と衝突点の 正接面とのなす角度Ａは、汚染ガスの種類などのような状況に従って調節するこ とができる。この角度をほぼ４５°にすると良い結果が得らロータ１は汚染ガス 注入ノズル５から噴射される汚染ガス噴射流により回転する。裾の広がっている ロータ１の内面に衝突した不純物は、遠心力の作用を受けながら落下してガスの 流れから分離され、環状の通路３を通って漏斗９に収集される。

この発明に基づくガス清浄サイクロンであれば、角度Ａ。

円錐台形状のロータ１の頂点の角度、及びガスの流量に対するロータ１、環状の 通路３、ディスク２の寸法を適切に調節することによって９５％以上のガス清浄 化を達成することができる。

国際調査報告

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 少なくとも１個の汚染ガス注入ノズル（５）と、清浄化されたガスの放出口（６ ）と、不純物の放出口（１０）と、ロータを囲み下部に不純物収集部を有するハ ウジングとを備えたガス清浄サイクロンにおいて、 底部側の広がった円錐台形状のロータ（１）が汚染ガス注入ノズル（５）を囲ん で漏斗（９）と共軸に回転可能に配置され、ディスク（２）がロータ（１）と一 緒に回転可能に汚染ガス注入ノズル（５）の下方に配置され、ディスク（２）の 径はロータ（１）の下端の内径よりも小さいので、ディスク（２）とロータ（１ ）との間に環状の通路（３）を構成する環状の空間が形成され、回転するロータ （１）から不純物が落下してこの環状の通路（３）を通って漏斗（９）に収集さ れ、汚染ガス注入ノズル（５）は汚染ガスとロータ（１）の内面とが衝突する点 の正接面に対して鋭角（Ａ）をなすように実質的に水平方向に汚染ガスを噴射し 、ロータ（１）の内面に対して汚染ガスの流れが傾斜しているためにロータ（１ ）と汚染ガスの流れとの間に摩擦力が生じてロータ（１）が回転することを特徴 とするガス清浄化サイクロン。