JPH0249831B2 - - Google Patents
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- JPH0249831B2 JPH0249831B2 JP57057328A JP5732882A JPH0249831B2 JP H0249831 B2 JPH0249831 B2 JP H0249831B2 JP 57057328 A JP57057328 A JP 57057328A JP 5732882 A JP5732882 A JP 5732882A JP H0249831 B2 JPH0249831 B2 JP H0249831B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode
- welding
- groove
- block
- swinging
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23K—SOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
- B23K9/00—Arc welding or cutting
- B23K9/12—Automatic feeding or moving of electrodes or work for spot or seam welding or cutting
- B23K9/127—Means for tracking lines during arc welding or cutting
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Plasma & Fusion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、電極を被溶接材に形成された開先
の幅方向に揺動させながら溶接を行うアーク溶接
方法に関するものである。
の幅方向に揺動させながら溶接を行うアーク溶接
方法に関するものである。
電極を被溶接材に形成された開先の幅方向に揺
動させながらアーク溶接を行なう場合、溶接電流
または溶接電圧は、開先の形状に応じて変動す
る。この変動する溶接電流または溶接電圧を検出
し、その検出信号によつて電極の開先面に対する
倣い、電極高さの制御、開先断面積に応じた溶着
金属の制御等を行なう方法が本出願人によつて開
発され、数多く特許出願されている。
動させながらアーク溶接を行なう場合、溶接電流
または溶接電圧は、開先の形状に応じて変動す
る。この変動する溶接電流または溶接電圧を検出
し、その検出信号によつて電極の開先面に対する
倣い、電極高さの制御、開先断面積に応じた溶着
金属の制御等を行なう方法が本出願人によつて開
発され、数多く特許出願されている。
しかしながら、上述の方法により実際の溶接作
業を行なうに当り、被溶接材の開先形状が、溶接
線方向に向けて必ずしも一定ではなく、突合わさ
れた被溶接材相互間が離隔して開先にギヤツプの
生ずることがある。
業を行なうに当り、被溶接材の開先形状が、溶接
線方向に向けて必ずしも一定ではなく、突合わさ
れた被溶接材相互間が離隔して開先にギヤツプの
生ずることがある。
このような開先にギヤツプが生じている状態の
ときに、電極を一定の幅で揺動させながら溶接を
行なうと、生成した溶接ビードが好ましい形状と
はならず、かつビードの高さも変動する。この結
果、次層の溶接を困難にし、遂には溶込み不足、
アンダーカツト等の溶接欠陥が発生する。
ときに、電極を一定の幅で揺動させながら溶接を
行なうと、生成した溶接ビードが好ましい形状と
はならず、かつビードの高さも変動する。この結
果、次層の溶接を困難にし、遂には溶込み不足、
アンダーカツト等の溶接欠陥が発生する。
第1図イは、突合わされた被溶接材3,4間に
ギヤツプがなく、開先2が正常状態のときの電極
1の揺動状態を示す図で、5は裏当金であり、電
極1が開先2をその幅方向に一定幅Wで揺動する
と、電極1が開先2の右端R、中央C、左端Lに
位置したときの溶接電流は第1図ロに示す波形と
なる。
ギヤツプがなく、開先2が正常状態のときの電極
1の揺動状態を示す図で、5は裏当金であり、電
極1が開先2をその幅方向に一定幅Wで揺動する
と、電極1が開先2の右端R、中央C、左端Lに
位置したときの溶接電流は第1図ロに示す波形と
なる。
第1図ロにおいて縦軸は溶接電流値、横軸は電
極の位置で、図面に示す如く、溶接電流は開先2
の中央Cでもつとも低く、右端Rおよび左端Lで
もつとも高い波形を示す。このときの最高電流値
I2と最低電流値I1との差ΔIが所定の値を示してい
るときは、電着したビードaの形状は第1図ハに
示した望ましい状態となつている。
極の位置で、図面に示す如く、溶接電流は開先2
の中央Cでもつとも低く、右端Rおよび左端Lで
もつとも高い波形を示す。このときの最高電流値
I2と最低電流値I1との差ΔIが所定の値を示してい
るときは、電着したビードaの形状は第1図ハに
示した望ましい状態となつている。
しかしながら第2図イに示すように、被溶接材
3,4間にギヤツプGが存在している状態で、電
極1が開先2を幅方向に第1図と同じ一定幅Wで
揺動すると、開先2の右端R1中央C1右端Lにお
ける溶接電流は、第2図ロに示す如く、最高電流
値I3と最低電流値I1との差ΔI′が小さい値となり、
開先倣い等の制御信号として検出しにくくなるば
かりか、溶着したビードa′の形状が第2図ハに示
した凸型の悪い形状となり、次層の溶接に悪影響
を及ぼす。
3,4間にギヤツプGが存在している状態で、電
極1が開先2を幅方向に第1図と同じ一定幅Wで
揺動すると、開先2の右端R1中央C1右端Lにお
ける溶接電流は、第2図ロに示す如く、最高電流
値I3と最低電流値I1との差ΔI′が小さい値となり、
開先倣い等の制御信号として検出しにくくなるば
かりか、溶着したビードa′の形状が第2図ハに示
した凸型の悪い形状となり、次層の溶接に悪影響
を及ぼす。
本発明者等は、上述した問題を解決すべく研究
を重ねた結果、被溶接材間に生じたギヤツプの幅
に応じて、開先内を幅方向に揺動する電極の揺動
幅を変え、溶接電流の最高値と最低値との差を常
に所定の基準値となるように制御すれば上述した
問題が解決されることを知見した。
を重ねた結果、被溶接材間に生じたギヤツプの幅
に応じて、開先内を幅方向に揺動する電極の揺動
幅を変え、溶接電流の最高値と最低値との差を常
に所定の基準値となるように制御すれば上述した
問題が解決されることを知見した。
この発明は上記知見に基づいてなされたもので
あつて、電極を開先の幅方向に揺動させながら溶
接線方向に移動させ、前記電極を流れる溶接電流
または前記電極の溶接電圧を検出し、その検出信
号より、前記電極を開先面に倣わせて溶接を行な
うアーク溶接方法において、 トーチを支持しそして揺動させるための水平ネ
ジ棒を有する揺動ブロツクと、前記揺動ブロツク
を支持し、前記揺動ブロツクを上下動させるため
の垂直ネジ棒を有するY軸ブロツクと、一端に前
記Y軸ブロツクが固定された、前記Y軸ブロツク
および前記揺動ブロツクを水平移動させるための
水平ネジ棒を有するX軸ブロツクとからなるトー
チ駆動機構により、前記電極が開先の中心部に位
置したときの検出信号と、前記電極を揺動させる
ための駆動機構として、トーチを支持しそして揺
動させるための水平ネジ棒を有する揺動ブロツク
と、前記揺動ブロツクを支持し、前記揺動ブロツ
クを上下動させるための垂直ネジ棒を有するY軸
ブロツクと、一端に前記Y軸ブロツクが固定され
た、前記Y軸ブロツクおよび前記揺動ブロツクを
水平移動させるための水平ネジ棒を有するX軸ブ
ロツクとからなるトーチ駆動機構を使用し、 前記電極の、検出された溶接電流または溶接電
圧が、予め設定された基準値と一致するように、
前記Y軸ブロツクを制御して、前記電極を開先面
から所定の高さに位置させ、 前記電極の、揺動中心を基点とした一方の半周
期の検出された溶接電流または溶接電圧と、揺動
中心を基点とした他方の半周期の検出された溶接
電流または溶接電圧との差が零となるように、前
記X軸ブロツクを制御して、前記電極の揺動中心
を、開先の幅方向中心に位置させ、 前記電極が開先の中心部に位置したときの、溶
接電流、溶接電圧およびトーチ軸の垂直方向の変
位の何れか1つになる検出信号と、前記電極が開
先の端部に位置したときの、溶接電流、溶接電圧
およびトーチ軸の垂直方向の変位の何れか1つに
よる検出信号との差が基準値と一致するように、
前記揺動ブロツクを制御することによつて、前記
電極の揺動幅を制御することに特徴を有するもの
である。
あつて、電極を開先の幅方向に揺動させながら溶
接線方向に移動させ、前記電極を流れる溶接電流
または前記電極の溶接電圧を検出し、その検出信
号より、前記電極を開先面に倣わせて溶接を行な
うアーク溶接方法において、 トーチを支持しそして揺動させるための水平ネ
ジ棒を有する揺動ブロツクと、前記揺動ブロツク
を支持し、前記揺動ブロツクを上下動させるため
の垂直ネジ棒を有するY軸ブロツクと、一端に前
記Y軸ブロツクが固定された、前記Y軸ブロツク
および前記揺動ブロツクを水平移動させるための
水平ネジ棒を有するX軸ブロツクとからなるトー
チ駆動機構により、前記電極が開先の中心部に位
置したときの検出信号と、前記電極を揺動させる
ための駆動機構として、トーチを支持しそして揺
動させるための水平ネジ棒を有する揺動ブロツク
と、前記揺動ブロツクを支持し、前記揺動ブロツ
クを上下動させるための垂直ネジ棒を有するY軸
ブロツクと、一端に前記Y軸ブロツクが固定され
た、前記Y軸ブロツクおよび前記揺動ブロツクを
水平移動させるための水平ネジ棒を有するX軸ブ
ロツクとからなるトーチ駆動機構を使用し、 前記電極の、検出された溶接電流または溶接電
圧が、予め設定された基準値と一致するように、
前記Y軸ブロツクを制御して、前記電極を開先面
から所定の高さに位置させ、 前記電極の、揺動中心を基点とした一方の半周
期の検出された溶接電流または溶接電圧と、揺動
中心を基点とした他方の半周期の検出された溶接
電流または溶接電圧との差が零となるように、前
記X軸ブロツクを制御して、前記電極の揺動中心
を、開先の幅方向中心に位置させ、 前記電極が開先の中心部に位置したときの、溶
接電流、溶接電圧およびトーチ軸の垂直方向の変
位の何れか1つになる検出信号と、前記電極が開
先の端部に位置したときの、溶接電流、溶接電圧
およびトーチ軸の垂直方向の変位の何れか1つに
よる検出信号との差が基準値と一致するように、
前記揺動ブロツクを制御することによつて、前記
電極の揺動幅を制御することに特徴を有するもの
である。
次に、この発明を実施例により図面と共に説明
する。
する。
第3図はこの発明方法に使用するトーチ駆動機
構の一例を示す概要図である。図面において、1
は電極、3,4は被溶接材、2は開先、5は裏当
金、6は溶接トーチ、7は溶接電源、8,9はケ
ーブル、10はトーチ軸、11はトーチ軸支持ブ
ロツク、12はトーチ軸10の揺動ブロツク、1
4は揺動ブロツク12に設けられた水平ネジ棒、
13はトーチ軸10を支持ブロツク11の部分で
水平ネジ棒14により一定の幅Wで左右に揺動さ
せるためのモータ、15はY軸ブロツクである。
構の一例を示す概要図である。図面において、1
は電極、3,4は被溶接材、2は開先、5は裏当
金、6は溶接トーチ、7は溶接電源、8,9はケ
ーブル、10はトーチ軸、11はトーチ軸支持ブ
ロツク、12はトーチ軸10の揺動ブロツク、1
4は揺動ブロツク12に設けられた水平ネジ棒、
13はトーチ軸10を支持ブロツク11の部分で
水平ネジ棒14により一定の幅Wで左右に揺動さ
せるためのモータ、15はY軸ブロツクである。
Y軸ブロツク15は揺動ブロツク12の一端1
2′が螺着されて揺動ブロツク12を支持する垂
直ネジ棒16を有し、その上部には垂直ネジ棒1
6を回転させるモータ17が設けられていて、前
記モータ17の駆動による垂直ネジ棒16の回転
により、トーチ軸10を上下動させる。
2′が螺着されて揺動ブロツク12を支持する垂
直ネジ棒16を有し、その上部には垂直ネジ棒1
6を回転させるモータ17が設けられていて、前
記モータ17の駆動による垂直ネジ棒16の回転
により、トーチ軸10を上下動させる。
18はその一端にY軸ブロツク15が固着され
たX軸ブロツクで、X軸ブロツク18は水平ネジ
棒20と、水平ネジ棒20を回転させるためのモ
ータ19とを有し、前記水平ネジ棒20は図示さ
れていない溶接台車に設けられた支持ブロツク2
1に螺合されている。従つて、モータ19の駆動
により水平ネジ棒20を回転させると、X軸ブロ
ツク18はX方向に移動し、これに伴つてY軸ブ
ロツク15およびY軸ブロツク15の垂直ネジ棒
16に螺合されている揺動ブロツク12並びに揺
動ブロツク12の水平ネジ棒14に螺合されてい
るトーチ軸10は、共に水平移動する。この結果
トーチ軸10の先端に取付けられた溶接トーチ6
から突出する電極1は、開先2を幅方向に移動
し、かくして電極1の揺動中心は、開先2の中心
に設定される。なお、22は溶接電流検出器、2
3は溶接電圧検出器で、この発明における検出信
号は、溶接電流または溶接電圧の何れでもよい。
たX軸ブロツクで、X軸ブロツク18は水平ネジ
棒20と、水平ネジ棒20を回転させるためのモ
ータ19とを有し、前記水平ネジ棒20は図示さ
れていない溶接台車に設けられた支持ブロツク2
1に螺合されている。従つて、モータ19の駆動
により水平ネジ棒20を回転させると、X軸ブロ
ツク18はX方向に移動し、これに伴つてY軸ブ
ロツク15およびY軸ブロツク15の垂直ネジ棒
16に螺合されている揺動ブロツク12並びに揺
動ブロツク12の水平ネジ棒14に螺合されてい
るトーチ軸10は、共に水平移動する。この結果
トーチ軸10の先端に取付けられた溶接トーチ6
から突出する電極1は、開先2を幅方向に移動
し、かくして電極1の揺動中心は、開先2の中心
に設定される。なお、22は溶接電流検出器、2
3は溶接電圧検出器で、この発明における検出信
号は、溶接電流または溶接電圧の何れでもよい。
第4図は、本発明方法の一実施例であつて、本
出願人が先に特許出願した溶接電流または溶接電
圧を検知する方式によるアーク溶接法(特開昭54
−26261)に、この発明を組合せた場合の制御ブ
ロツク図である。
出願人が先に特許出願した溶接電流または溶接電
圧を検知する方式によるアーク溶接法(特開昭54
−26261)に、この発明を組合せた場合の制御ブ
ロツク図である。
図面において、22は電極1の溶接電流を検出
する電流検出器(電流検出器22に替え溶接電圧
を検出する電圧検出器23を使用してもよい)、
24は電流検出器22の出力の高周波ノイズを除
去するノイズ除去回路、25は検出した溶接電流
を揺動の周期に同期して時間積分する積分器であ
る。
する電流検出器(電流検出器22に替え溶接電圧
を検出する電圧検出器23を使用してもよい)、
24は電流検出器22の出力の高周波ノイズを除
去するノイズ除去回路、25は検出した溶接電流
を揺動の周期に同期して時間積分する積分器であ
る。
積分器25の出力は、基準信号源26からの基
準信号と差動増幅器27で比較され、積分器出力
1/T∫T 0Idt(T:トーチの1サイクル揺動の周期、 I:溶接電流)が基準値となるように、Y軸モー
タ駆動器28を介してY軸モータ17の駆動を制
御せしめる。29は積分器25に揺動の周期信号
を与えるとともに切換器30に揺動の半周期毎に
切換信号を与えるトリガ回路であり、切換器30
は揺動中心を基点として、半周期毎にノイズ除去
回路24からの溶接電流検出出力を、2つの積分
器31と32とに交互に振りわけて与える。
準信号と差動増幅器27で比較され、積分器出力
1/T∫T 0Idt(T:トーチの1サイクル揺動の周期、 I:溶接電流)が基準値となるように、Y軸モー
タ駆動器28を介してY軸モータ17の駆動を制
御せしめる。29は積分器25に揺動の周期信号
を与えるとともに切換器30に揺動の半周期毎に
切換信号を与えるトリガ回路であり、切換器30
は揺動中心を基点として、半周期毎にノイズ除去
回路24からの溶接電流検出出力を、2つの積分
器31と32とに交互に振りわけて与える。
一方の積分器31では、揺動の0〜T/2の半
周期について、上記検出出力を積分してホールド
し、他方の積分器32では、揺動の残りのT/2
〜Tの半周期について、上記検出出力を積分す
る。両積分器31と32の出力2/T∫T/2 0Idtおよび 2/T∫T T/2Idtは、差動増幅器33によつて比較され
、 これによりX軸モータ駆動回路34を介して差動
増幅器33の出力が零となるようにX軸モータ1
9の駆動を制御する。
周期について、上記検出出力を積分してホールド
し、他方の積分器32では、揺動の残りのT/2
〜Tの半周期について、上記検出出力を積分す
る。両積分器31と32の出力2/T∫T/2 0Idtおよび 2/T∫T T/2Idtは、差動増幅器33によつて比較され
、 これによりX軸モータ駆動回路34を介して差動
増幅器33の出力が零となるようにX軸モータ1
9の駆動を制御する。
このように、モータ17,19の制御によつ
て、トーチ軸10の揺動中心は、開先幅方向の中
心に保持されると共に、被溶接材3,4からの距
離も基準信号源26に設定された値に保持され
る。
て、トーチ軸10の揺動中心は、開先幅方向の中
心に保持されると共に、被溶接材3,4からの距
離も基準信号源26に設定された値に保持され
る。
この発明においては、上述した制御回路におけ
る、溶接電流検出器22で検出され、ノイズ除去
回路24でノイズが除去された溶接電流を、揺動
端部スイツチ回路35と揺動中心部スイツチ回路
35′とに入力する。揺動端部スイツチ回路35
に入力された揺動端部の溶接電流IRは、メモリ3
7に一旦記憶される。同様に揺動中心部スイツチ
回路35′に入力された揺動中心部における溶接
電流ICは、メモリ37′に一旦記憶される。
る、溶接電流検出器22で検出され、ノイズ除去
回路24でノイズが除去された溶接電流を、揺動
端部スイツチ回路35と揺動中心部スイツチ回路
35′とに入力する。揺動端部スイツチ回路35
に入力された揺動端部の溶接電流IRは、メモリ3
7に一旦記憶される。同様に揺動中心部スイツチ
回路35′に入力された揺動中心部における溶接
電流ICは、メモリ37′に一旦記憶される。
38は前記メモリ37と37′の出力値の差動
増幅器で、差動増幅器38の出力値ΔI′は、次の
差動増幅器39により基準信号源40の値ΔIと
比較され、その偏差が零となるように揺動幅制御
器41により揺動モータ13を制御し、かくして
トーチ軸は被溶接材間に生じたギヤツプの幅に応
じた適切な揺動幅で開先内を揺動する。
増幅器で、差動増幅器38の出力値ΔI′は、次の
差動増幅器39により基準信号源40の値ΔIと
比較され、その偏差が零となるように揺動幅制御
器41により揺動モータ13を制御し、かくして
トーチ軸は被溶接材間に生じたギヤツプの幅に応
じた適切な揺動幅で開先内を揺動する。
42は揺動幅を検出するポテンシヨメータで、
その信号は現揺動幅の値として揺動幅制御器41
に送られると共にパルス発生器43にも送られ
る。パルス発生器43は、揺動端部パルス信号4
4および揺動中心パルス信号45を発生し、これ
らの信号を揺動端部スイツチ回路35と揺動中心
部スイツチ回路35′とに送つて、両回路35,
35′を導通状態にする。またパルス発生器43
の信号は、メモリ37,37′のリセツトパルス
信号46,47としても作用する。
その信号は現揺動幅の値として揺動幅制御器41
に送られると共にパルス発生器43にも送られ
る。パルス発生器43は、揺動端部パルス信号4
4および揺動中心パルス信号45を発生し、これ
らの信号を揺動端部スイツチ回路35と揺動中心
部スイツチ回路35′とに送つて、両回路35,
35′を導通状態にする。またパルス発生器43
の信号は、メモリ37,37′のリセツトパルス
信号46,47としても作用する。
第5図は、本発明方法の他の例として、本出願
人が先に特許出願した、定アーク長制御の開先做
い方式であるアーク溶接法(特開昭54−18447)
に、この発明を組合わせた場合の制御ブロツク図
である。
人が先に特許出願した、定アーク長制御の開先做
い方式であるアーク溶接法(特開昭54−18447)
に、この発明を組合わせた場合の制御ブロツク図
である。
図面において、22は電極1の溶接電流を検出
する電流検出器、24はノイズ除去回路で、電流
検出器22の替りに電圧検出器23を使用しても
よいことは、前述の実施例と同様である。
する電流検出器、24はノイズ除去回路で、電流
検出器22の替りに電圧検出器23を使用しても
よいことは、前述の実施例と同様である。
電流検出器22で検出され、ノイズ除去回路で
ノイズの除去された溶接電流は、差動増幅器48
により基準信号源49の基準値と比較され、Y軸
モータ制御器50でその偏差が零となる如くY軸
モータ17の駆動を制御する。この結果、第3図
に示した支持ブロツク12′が上下動し、溶接ト
ーチ6の被溶接材3,4との間隔が一定となるよ
うに制御される。
ノイズの除去された溶接電流は、差動増幅器48
により基準信号源49の基準値と比較され、Y軸
モータ制御器50でその偏差が零となる如くY軸
モータ17の駆動を制御する。この結果、第3図
に示した支持ブロツク12′が上下動し、溶接ト
ーチ6の被溶接材3,4との間隔が一定となるよ
うに制御される。
上述した支持ブロツク12′の移動量は、ポテ
ンシヨメータ51により電圧信号eとして検出さ
れ、増幅器52で増幅された後、トリカ回路53
からの半周期毎の切換信号より切換器54によつ
て積分器55,56に、半周期毎のトーチの高さ
信号として与えられる。
ンシヨメータ51により電圧信号eとして検出さ
れ、増幅器52で増幅された後、トリカ回路53
からの半周期毎の切換信号より切換器54によつ
て積分器55,56に、半周期毎のトーチの高さ
信号として与えられる。
一方の積分器55で、揺動の0〜T/2の半周
期について上記電圧信号eを積分してホールド
し、他方の積分器56では、揺動の残りのT/2
〜Tの半周期について上記電圧信号eを積分す
る。両積分器55と56の出力2/T∫T/2 0edtおよび 2/T∫T T/2edtは差動増幅器57で比較され、これに よりX軸モータ駆動制御回路58を介して差動増
幅器57の出力が常に零となるようにX軸モータ
19の駆動を制御する。
期について上記電圧信号eを積分してホールド
し、他方の積分器56では、揺動の残りのT/2
〜Tの半周期について上記電圧信号eを積分す
る。両積分器55と56の出力2/T∫T/2 0edtおよび 2/T∫T T/2edtは差動増幅器57で比較され、これに よりX軸モータ駆動制御回路58を介して差動増
幅器57の出力が常に零となるようにX軸モータ
19の駆動を制御する。
このようなモータ17,19の制御によつて、
トーチ軸10の揺動中心は、開先幅方向の中心に
保持される。
トーチ軸10の揺動中心は、開先幅方向の中心に
保持される。
この発明においては、上述した制御回路におけ
るポテンシヨメータ51により電圧信号eとして
検出され増幅器52で増幅された支持ブロツク1
2′即ちトーチ軸10の変位量を、揺動端部スイ
ツチ回路35と揺動中心部スイツチ回路35′と
に入力し、第4図について述べた実施例と同様の
作動により、揺動幅制御器41によつて揺動モー
タ13を制御し、トーチ軸を被溶接材間に生じた
ギヤツプの幅に応じた適切な揺動幅で開先内を揺
動させる。
るポテンシヨメータ51により電圧信号eとして
検出され増幅器52で増幅された支持ブロツク1
2′即ちトーチ軸10の変位量を、揺動端部スイ
ツチ回路35と揺動中心部スイツチ回路35′と
に入力し、第4図について述べた実施例と同様の
作動により、揺動幅制御器41によつて揺動モー
タ13を制御し、トーチ軸を被溶接材間に生じた
ギヤツプの幅に応じた適切な揺動幅で開先内を揺
動させる。
第6図乃至第8図は、電極の揺動状態とその変
位電圧波形を示す図で、第6図イは被溶接材3,
4間にギヤツプのない基準状態の場合の電極の揺
動状態(W0は揺動幅を示す)を、また同図ロは
その変位波形を示しており、ecは電極が開先中央
部に位置したときの電圧、esは電極が開先両端部
に位置したときの電圧、Δepは両者間の差電圧で
ある。
位電圧波形を示す図で、第6図イは被溶接材3,
4間にギヤツプのない基準状態の場合の電極の揺
動状態(W0は揺動幅を示す)を、また同図ロは
その変位波形を示しており、ecは電極が開先中央
部に位置したときの電圧、esは電極が開先両端部
に位置したときの電圧、Δepは両者間の差電圧で
ある。
第7図イは被溶接材3,4間にギヤツプGが生
じた場合に、第6図の基準状態と同じくW0の揺
動幅で揺動する電極の揺動状態を、また同図ロは
その変位波形を示しており、このときの電極が開
先中央部に位置したときの電圧ecと、開先両端部
に位置したときの電圧e′sとの差Δeは、上記第6
図の基準状態の場合の差電圧Δe0より小となる。
じた場合に、第6図の基準状態と同じくW0の揺
動幅で揺動する電極の揺動状態を、また同図ロは
その変位波形を示しており、このときの電極が開
先中央部に位置したときの電圧ecと、開先両端部
に位置したときの電圧e′sとの差Δeは、上記第6
図の基準状態の場合の差電圧Δe0より小となる。
第8図イは第7図の状態のときに、この発明方
法により電極の揺動幅をW0からWに広げた状態
を、また同図ロはその変位波形を示しており、電
極が開先中央部に位置したときの電圧ecと、開先
両端部に位置したときの電圧esとの差Δeは、第
6図の基準状態の場合の差電圧Δe0と等しい。
法により電極の揺動幅をW0からWに広げた状態
を、また同図ロはその変位波形を示しており、電
極が開先中央部に位置したときの電圧ecと、開先
両端部に位置したときの電圧esとの差Δeは、第
6図の基準状態の場合の差電圧Δe0と等しい。
以上述べたように、この発明方法によれば、電
極の揺動幅が、電極が開先両端部に位置したとき
の電圧信号と、開先中央部に位置したときの電圧
信号との差が基準値と一致するように制御される
ので、被溶接材間にギヤツプが生じ、開先幅が変
動しても、これに追従して電極の揺動幅が制御さ
れ、従つて、トーチを適確に開先の幅方向および
高さ方向に倣わせることができ、良好な形状のビ
ードを安定して得ることができる等、工業上優れ
た効果がもたらされる。
極の揺動幅が、電極が開先両端部に位置したとき
の電圧信号と、開先中央部に位置したときの電圧
信号との差が基準値と一致するように制御される
ので、被溶接材間にギヤツプが生じ、開先幅が変
動しても、これに追従して電極の揺動幅が制御さ
れ、従つて、トーチを適確に開先の幅方向および
高さ方向に倣わせることができ、良好な形状のビ
ードを安定して得ることができる等、工業上優れ
た効果がもたらされる。
第1図は開先が正常状態のときの電極の揺動状
態と溶接電流の波形とビード形状を示す図、第2
図は被溶接材間にギヤツプが存在している状態の
ときの電極の揺動状態と溶接電流の波形とビード
形状を示す図、第3図はこの発明方法に使用する
トーチ駆動機構の一例を示す概要図、第4図は本
発明方法の一実施例を示す制御ブロツク図、第5
図は本発明方法の他の実施例を示す制御ブロツク
図、第6図乃至第8図は電極の揺動状態とその変
位電圧波形を示す図である。図面において、 1……電極、2……開先、3,4……被溶接
材、5……裏当金、6……溶接トーチ、7……溶
接電源、8,9……ケーブル、10……トーチ
軸、11……トーチ軸支持ブロツク、12……揺
動ブロツク、13……モータ、14……水平ネジ
棒、15……Y軸ブロツク、16……垂直ネジ
棒、17……Y軸モータ、18……X軸ブロツ
ク、19……X軸モータ、20……水平ネジ棒、
21……支持ブロツク、22……溶接電流検出
器、23……溶接電圧検出器、24……ノイズ除
去回路、25,31,32,55,56……積分
器、26,40,49……基準信号源、28,5
0……Y軸モータ駆動器、29,53……トリガ
回路、30,54……切換器、27,33,3
8,39,48,57……差動増幅器、34,5
8……X軸モータ駆動回路、35……揺動端部ス
イツチ回路、35′……揺動中心部スイツチ回路、
37,37′……メモリ、41……揺動幅制御器、
42……ポテンシヨメータ、43……パルス発生
器。
態と溶接電流の波形とビード形状を示す図、第2
図は被溶接材間にギヤツプが存在している状態の
ときの電極の揺動状態と溶接電流の波形とビード
形状を示す図、第3図はこの発明方法に使用する
トーチ駆動機構の一例を示す概要図、第4図は本
発明方法の一実施例を示す制御ブロツク図、第5
図は本発明方法の他の実施例を示す制御ブロツク
図、第6図乃至第8図は電極の揺動状態とその変
位電圧波形を示す図である。図面において、 1……電極、2……開先、3,4……被溶接
材、5……裏当金、6……溶接トーチ、7……溶
接電源、8,9……ケーブル、10……トーチ
軸、11……トーチ軸支持ブロツク、12……揺
動ブロツク、13……モータ、14……水平ネジ
棒、15……Y軸ブロツク、16……垂直ネジ
棒、17……Y軸モータ、18……X軸ブロツ
ク、19……X軸モータ、20……水平ネジ棒、
21……支持ブロツク、22……溶接電流検出
器、23……溶接電圧検出器、24……ノイズ除
去回路、25,31,32,55,56……積分
器、26,40,49……基準信号源、28,5
0……Y軸モータ駆動器、29,53……トリガ
回路、30,54……切換器、27,33,3
8,39,48,57……差動増幅器、34,5
8……X軸モータ駆動回路、35……揺動端部ス
イツチ回路、35′……揺動中心部スイツチ回路、
37,37′……メモリ、41……揺動幅制御器、
42……ポテンシヨメータ、43……パルス発生
器。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 トーチに支持された電極を開先の幅方向に揺
動させながら溶接線方向に移動させ、前記電極を
流れる溶接電流または前記電極の溶接電圧を検出
し、その検出信号により前記電極を開先面に倣わ
せて溶接を行なうアーク溶接方法において、 前記電極を揺動させるための駆動機構として、
トーチを支持しそして揺動させるための水平ネジ
棒を有する揺動ブロツクと、前記揺動ブロツクを
支持し、前記揺動ブロツクを上下動させるための
垂直ネジ棒を有するY軸ブロツクと、一端に前記
Y軸ブロツクが固定された、前記Y軸ブロツクお
よび前記揺動ブロツクを水平移動させるための水
平ネジ棒を有するX軸ブロツクとからなるトーチ
駆動機構を使用し、 前記電極の、検出された溶接電流または溶接電
圧が、予め設定された、開先面からの前記電極の
所定高さにおける基準値と一致するように、前記
Y軸ブロツクを制御して、前記電極を開先面から
所定の高さに位置させ、 前記電極の、揺動中心を基点とした一方の半周
期の検出された溶接電流または溶接電圧と、揺動
中心を基点とした他方の半周期の検出された溶接
電流または溶接電圧との差が零となるように、前
記X軸ブロツクを制御して、前記電極の揺動中心
を、開先の幅方向中心に位置させ、 前記電極が開先の中心部に位置したときの、溶
接電流、溶接電圧およびトーチ軸の垂直方向の変
位の何れか1つによる検出信号と、前記電極が開
先の端部に位置したときの、溶接電流、溶接電圧
およびトーチ軸の垂直方向の変位の何れか1つに
よる検出信号との差が、開先にギヤツプがない場
合または所定幅のギヤツプがあるときの基準値と
一致するように、前記揺動ブロツクを制御するこ
とによつて、前記電極の揺動幅を制御し、かくし
て、前記電極を、開先幅の変動に追従させて、開
先内を幅方向に揺動させることを特徴とするアー
ク溶接方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5732882A JPS58176076A (ja) | 1982-04-08 | 1982-04-08 | ア−ク溶接方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5732882A JPS58176076A (ja) | 1982-04-08 | 1982-04-08 | ア−ク溶接方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58176076A JPS58176076A (ja) | 1983-10-15 |
JPH0249831B2 true JPH0249831B2 (ja) | 1990-10-31 |
Family
ID=13052499
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5732882A Granted JPS58176076A (ja) | 1982-04-08 | 1982-04-08 | ア−ク溶接方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58176076A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100421637B1 (ko) * | 2001-05-18 | 2004-03-18 | 광 호 옥 | 회전반경이 조정되는 회전토오치 |
CN102554407B (zh) * | 2012-01-09 | 2014-10-08 | 东南大学 | 机器人焊接v型工件焊接起点的控制方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5545577A (en) * | 1978-09-29 | 1980-03-31 | Nippon Steel Corp | Automatic narrow gap welding method |
-
1982
- 1982-04-08 JP JP5732882A patent/JPS58176076A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5545577A (en) * | 1978-09-29 | 1980-03-31 | Nippon Steel Corp | Automatic narrow gap welding method |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58176076A (ja) | 1983-10-15 |
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