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JPH0249015A - ブロック共重合体樹脂の製造方法 - Google Patents

ブロック共重合体樹脂の製造方法

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Publication number
JPH0249015A
JPH0249015A JP18255989A JP18255989A JPH0249015A JP H0249015 A JPH0249015 A JP H0249015A JP 18255989 A JP18255989 A JP 18255989A JP 18255989 A JP18255989 A JP 18255989A JP H0249015 A JPH0249015 A JP H0249015A
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JP
Japan
Prior art keywords
vinyl aromatic
aromatic hydrocarbon
conjugated diene
block copolymer
weight
Prior art date
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Granted
Application number
JP18255989A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0633328B2 (ja
Inventor
Toshinori Shiraki
利典 白木
Yasuro Hattori
服部 靖郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP18255989A priority Critical patent/JPH0633328B2/ja
Publication of JPH0249015A publication Critical patent/JPH0249015A/ja
Publication of JPH0633328B2 publication Critical patent/JPH0633328B2/ja
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  • Graft Or Block Polymers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、透明性、耐衝撃性及び表面硬度に優れ、反り
の少ない成形品を与える射出成形用ブロック共重合体樹
脂の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
共役ジエンとビニル芳香族炭化水素からなるブロック共
重合体は、比較的ビニル芳香族炭化水素含有量が多い場
合透明性に優れ、ポリスチレンよりも耐衝撃性の良好な
熱可塑性樹脂が得られることから食品包装容器、日用雑
貨品、玩具類、弱電部品などの分野を中心に近年その使
用量が増加しつつある。
この様なブロック共重合体の製造方法としては、特公昭
36−19286号公報、特公昭43−17979号公
報、特公昭4B −2423号公報、特公昭57−49
567号公報、特公昭5B−11446号公報などがあ
げられる。
〔発明が解決すべき課題〕
しかしながら、これらの方法に具体的に開示されている
ブロック共重合体は耐衝撃性、特に射出成形品のダート
衝撃性が充分でなく、その改良が望まれている。又、射
出成形は高剪断下で成形を行なうため成形品に異方性を
生じやすく、ある−方向に対して強度が弱くなるとか、
成形品に反りを生じるなどの問題を起こしやすい。特に
大型成形品や平板の成形においては反りを生じやすいた
め、反りの少ない素材が要望されている。更に、射出成
形においては表面硬度が良く、傷のつきにくい素材が望
まれるが、従来のブロック共重合体樹脂では表面硬度を
向上させると耐衝撃性が低下するという問題を生じてい
る。
かかる現状において、本発明者らは耐衝撃性及び表面硬
度に優れ、反りの少ない成形品を得ることについて検討
を進めた結果、ブロック共重合体中に組込まれているビ
ニル芳香族炭化水素重合体成分の分子量分布をある特定
の範囲に設定し、ビニル芳香族炭化水素の含有量とビニ
ル芳香族炭化水素のブロック率を調整することによりそ
の目的が達成することを見い出し本発明を完成するに到
った。
〔課題を解決するための手段〕
即ち、本発明は、 ポリマー構造が、−数式 %式%) で表わされる線状ブロック共重合体、あるいは、−数式 %式% で表わされるラジアルブロック共重合体(上式において
、Aは共役ジエンとビニル芳香族炭化水素とのランダム
共重合体部分とビニル芳香族炭化水素重合体部分から構
成され、ビニル芳香族炭化水素の含有量が50重量%以
上である重合体セグメント又はビニル芳香族炭化水素単
独重合体部分のみから構成される重合体セグメントを示
r、Bは共役ジエンとビニル芳香族炭化水素とのランダ
ム共重合体部分及び/又は共役ジエン重合体部分から構
成され、ビニル芳香族炭化水素含有量が50重世%未満
の重合体セグメントを示す。
nは1〜5の整数である。Xはカップリング剤の残基ま
たは多官能有機リチウム化合物の開始剤の残基を示す。
) のいずれかで表わされるブロック共重合体において (i)ビニル芳香族炭化水素と共役ジエンとの重量比が
65/35〜85/15で、しかもビニル芳香族炭化水
素のブロック率が88重量%を超えるか、 又は、 ビニル芳香族炭化水素と共役ジエンとの重量比が75/
25〜9515で、しかもビニル芳香族炭化水素のブロ
ック率が70〜88重量%であり、 (ii)ブロック共重合体を、四酸化オスミウムを触媒
としてジ・ターシャリ−ブチルハイドロパーオキサイド
により酸化分解した後、分解物にメタノールを添加して
得たビニル芳香族炭化水素重合体成分の重量平均分子量
と数平均分子量の比が1.2〜2.0であり、(iii
 )メルトフローインデックス(JIS K−6870
により測定。条件はG条件で温度200°C1加重5k
g)が2〜50 g/ 10mfn。
であるブロック共重合体樹脂を炭化水素溶媒中、有機リ
チウム化合物を開始剤として製造するに際し、ビニル芳
香族炭化水素のブロック率を、(a)ビニル芳香族炭化
水素と共役ジエンとの混合物を連続的に重合系に供給し
て重合する、及び/又は (b)極性化合物或いはランダム化剤を使用してビニル
芳香族炭化水素と共役ジエンを共重合する ことにより調整することを特徴とするブロック共重合体
樹脂の製造方法に関する。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明の方法におけるブロック共重合体は少なくとも2
個のビニル芳香族炭化水素を主とする重合体セグメント
と少な(とも1個の共役ジエンを主とする重合体セグメ
ントを有し、ビニル芳香族炭化水素と共役ジエンとの重
量比が65/35〜9515、好ましくは70/30〜
90/10のブロック共重合体である。ビニル芳香族炭
化水素の含有量が65重量%未満の場合は剛性や表面硬
度が劣り、95重量%を超えると耐衝撃性が劣るため好
ましくない。本発明においてビニル芳香族炭化水素を主
とする重合体セグメントとは、ビニル芳香族炭化水素の
含有量が50重量%以上の重合体セグメントであり、共
役ジエンとビニル芳香族炭化水素とのランダム共重合体
部分とビニル芳香族炭化水素重合体部分から構成される
か又はビニル芳香族炭化水素単独重合体部分のみから構
成さる。又共役ジエンを主とする重合体セグメントとは
、ビニル芳香族炭化水素含有量が50重世%未満の重合
体セグメントであり、共役ジエンとビニル芳香族炭化水
素とのランダム共重合体部分及び/又は共役ジエン重合
体部分から構成される。
共重合体部分のビニル芳香族炭化水素は均一に分布して
いても、又テーパー状に分布していてもよい。
本発明においてビニル芳香族炭化水素を主とする重合体
セグメントとしては、ガラス転移温度(Tg)が87°
Cを超える、好ましくは89°C以上のものが耐熱性の
点で好ましい。該セグメントのTgが87°Cを超える
ブロック共重合体は、それ以下のTgを有するブロック
共重合体に比較してより高温での使用が可能である。T
gは、パイブロン(東洋ボールドウィン社製)で測定し
た動的弾性率の変曲点から求めることができる。
本発明の方法におけるブロック共重合体は、該ブロック
共重合体中に含まれるビニル芳香族炭化水素重合体成分
の重量平均分子量(以下「Wとよぶ)と数平均分子量(
以下Mnとよぶ)の比が1.2〜2.0、好ましくは1
.3〜1.8の範囲で、メルトフローインデックス(J
IS K−6870により測定。
条件はG条件で温度200 ’C1加重5kg)が2〜
50 g/ 10m1n、、好ましくは3〜35g/1
0m1n、である。M w / HnO比が1.2未満
の場合は耐衝撃性に劣り、2.0を超える場合は成形異
方性を生じ、成形品が反るという問題を生じる。またメ
ルトフローインデックスが2未満の場合は流動性が悪い
ため射出成形性に劣り、50を超える場合は耐衝撃性に
劣る。
ビニル芳香族炭化水素重合体成分のM w / M n
は次の様にして測定できる。ブロック共重合体を、四酸
化オスミウムを触媒としてジ・ターシャリ−ブチルハイ
ドロパーオキサイドにより酸化分解した後、分解物にメ
タノールを添加して得たビニル芳香族炭化水素重合体成
分(L、 M、 KOLTtlOFF、 etal、、
 J、 Polym、 sci、 1.429 (19
46)に記載の方法)をゲルパーミェーションクロマト
グラフィー(GPC)で測定し、常法(例えば、「ゲル
クロマトグラフィーく基磁編〉」講談社発行に記載の方
法)に従って算出した値を云う。GPCにおける検量線
は、GPC用として市販されている標準ポリスチレンを
用いて作成したものを使用する。
本発明の方法におけるプロ・ンク共重合体は耐衝撃性及
び剛性に優れる。
該ブロック共重合体は、ビニル芳香族炭化水素と共役ジ
エンとの重量比が65/35〜85/15、好ましくは
70/30〜80/20で、しかもビニル芳香族炭化水
素のブロック率が88重量%を超える、好ましくは90
重量%以上のブロック共重合体、又はビニル芳香族炭化
水素と共役ジエンとの重量比が75/25〜9515、
好ましくは80/20〜90/10で、しかもビニル芳
香族炭化水素のブロック率が70〜88重量%、好まし
くは75〜85重量%のブロック共重合体である。
特に後者は表面硬度が極めて優れるという特徴を有する
。尚、ここでビニル芳香族炭化水素のブロック率とは、
前述の酸化分解法でブロック共重合体を分解して得たビ
ニル芳香族炭化水素重合体成分の量を定量し、その量を
ブロック共重合体に含まれているビニル芳香族炭化水素
の量で徐した値(百分率)をいう。
本発明のブロック共重合体は、前述したようにポリマー
構造が一般式 %式%) (上式において、Aはビニル芳香族炭化水素を主とする
重合体セグメントであり、Bは共役ジエンを主とする重
合体セグメントである。AブロックとBブロックとの境
界は必ずしも明瞭に区別される必要はない。nは1〜5
の整数である。)で表わされる線状ブロック共重合体は
、あるいは−数式 %式% (上式において、A、Bは前記と同じであり、Xは例え
ば四塩化ケイ素、4塩化スズ、エポキシ化大豆油、カル
ボン酸のエステルなどのカップリング剤の残基または多
官能有機リチウム化合物の開始剤の残基を示す。m及び
nは1〜5の整数である。) で表わされるラジアルブロック共重合体である。
本発明のブロック共重合体は炭化水素溶媒中、有機リチ
ウム化合物を開始剤として重合することにより得られる
炭化水素溶媒としてはブタン、ペンタン、ヘキサン、イ
ソベンクン、ヘプタン、オクタン、イソオクタン等の脂
肪族炭化水素;シクロペンタン、メチルシクロペンクン
、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、エチルシク
ロヘキサン等の脂環式炭化水素; 或いはベンゼン、ト
ルエン、エチルベンゼン、キシレン等の芳香族炭化水素
などが使用できる。有機リチウム化合物は、分子中に1
個以上のリチウム原子を結合した有機リチウム化合物で
あり、例えばエチルリチウム、n−プロピルリチウム、
イソプロピルリチウム、n−ブチルリチウム、5ec−
ブチルリチウム、ter t−ブチルリチウム、ヘキサ
メチレンジリチウム、ブタジェニルジリチウム、イソプ
レニルジリチウムなどがあげられる。
本発明において、ビニル芳香族炭化水素としてはスチレ
ン、0−メチルスチレン、p−メチルスチレン、p−t
ert−ブチルスチレン、1.3−ジメチルスチレン、
α−メチルスチレン、ビニルナフタレン、ビニルアント
ラセンなどがあるが、特に一般的なものとしてはスチレ
ンが挙げられる。これらは1種のみならず2種以上混合
して使用してもよい。共役ジエンとしては、1対の共役
二重結合を有するジオレフィンであり、たとえば1,3
ブタジエン、2−メチル−1,3−ブタジェン(イソプ
レン)、2.3−ジメチル1,3−ブタジェン、1.3
−ペンタジェン、1.3−へキサジエンなどであるが、
特に一般的なものとしては1,3−ブタジェン、イソプ
レンが挙げられる。これらは1種のみならず2種以上混
合して使用してもよい。
本発明のブロック共重合体を製造するに際し、ビニル芳
香族炭化水素のブロック率を調整する方法としては、 (i)ビニル芳香族炭化水素と共役ジエンとの混合物を
連続的に重合系に供給して重合する。
及び/又は (ii>極性化合物或いはランダム化剤を使用してビニ
ル芳香族炭化水素と共役ジエンを共重合する 方法が採用できる。極性化合物やランダム化剤としては
、テトラヒドロフラン、ジエチレングリコルジメチルエ
ーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテルなどの
エーテル類、トリエチルアミン、テトラメチルエチレン
ジアミンなどのアミン類、チオエーテル類、ホスフィン
類、ホスホルアミド類、アルキルベンゼンスルホン酸塩
、カリウムやナトリウムのアルコキシドなどが挙げられ
る。
本発明の方法で得られるブロック共重合体には、本発明
で規定する範囲外のビニル芳香族炭化水素台を量が60
〜95重量%のビニル芳香族炭化水素と共役ジエンとの
ブロック共重合体樹脂、ビニル芳香族炭化水素含有量が
60重量%未満のビニル芳香族炭化水素と共役ジエンと
のブロック共重合体エラストマー、前記のビニル芳香族
炭化水素系モノマーの重合体、前記のビニル芳香族炭化
水素系モノマーと他のビニルモノマー、例えばエチレン
、プロピレン、ブチレン、塩化ビニル、塩化ビニリデン
、酢酸ビニル、アクリル酸メチル等のアクリル酸エステ
ル;メタクリル酸メチル等のメタクリル酸エステル;ア
クリロニトリル等との共重合体、ゴム変性耐衝撃性スチ
レン系樹脂(HIPS)等から選ばれる少なくとも1種
の重合体を配合して剛性や耐衝撃性等を改良することが
できる。
本発明の方法により得られるブロック共重合体には目的
に応じて種々の添加剤を添加することができる。好適な
添加剤としては30重量部以下のクマロン−インデン樹
脂、テルペン樹脂、オイル等の軟化剤、可塑剤があげら
れる。また、各種の安定剤、顔料、ブロッキング防止剤
、帯電防止剤、滑剤等も添加できる。尚、ブロッキング
防止剤、滑剤、帯電防止剤としては、例えば脂肪酸アマ
イド、エチレンビスステアロアミド、ソルビタンモノス
テアレート、脂肪族アルコールの飽和脂肪酸エステル、
ペンタエリストール脂肪酸エステル等、又紫外線吸収剤
としては、p−t−プチルフェニルサリシレート、2−
 (2’ −ヒドロキシ−5′−メチルフェニル)ベン
ゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3′−L−
ブチル−5′メチルフエニル)−5−クロロベンゾトリ
アゾル、2.5−ビス−(5’−t−プチルベンゾキ勺
ゾリル−(2)]チオフェン等、「プラスチックおよび
ゴム用添加剤実用便覧J (化学工業社)に記載された
化合物類が使用できる。これらは一般に0゜01〜5重
量%、好ましくは0.1〜2重量%の範囲で用いられる
(実施例〕 以下に実施例を示し、本発明をより具体的に説明する。
実施例1.2及び比較例1〜6 シクロヘキサン中、n−ブチルリチウムを触媒としてポ
リマー構造が一般弐A+  B  Azで表わされるス
チレン・ブタジェンブロック共重合体を製造した。ブロ
ック共重合体の製造においてブロック共重合体に組込ま
れているポリスチレン成分の「匈/石はA1部に使用す
るスチレン量と、A2部に使用するスチレン量との比率
を変えることで調整し、スチレンのブロック率は、B部
のモノマーとしてスチレンとブタジェンの混合モノマー
を重合器に連続的に供給すると同時にその比率を変える
ことで調整した。又、メルトフローインデックス(M 
i (G))は、n−ブチルリチウム量を変えることで
調整した。得られたブロック共重合体は押出機でペレッ
ト化した後、東芝機械■社製l5−80八(5oz射出
成形機)を用い200°Cで厚さ3鵬の平板を射出成形
した。
得られた射出成形品の物性を第1表に示す。本発明で規
定する範囲内のブロック共重合体は透明性、耐衝撃性及
び表面硬度に優れ、しかも反りの少ない成形品であった
。なお、実施例1及び2のブロック共重合体のガラス転
移温度は、何れも約93°Cであった。
(以下余白) ブロック共重合体に組込まれているポリスチレン成分の
Mw/Mnを示す。
(注1)ASTM  D−1709に準拠(注2)AS
TM  D−790に準拠(注3)JIS  K−54
00に準拠(注4)JIS  K−6714に準拠(注
5)射出成形品の反りは、成形品の流動方向とその直角
方向における成形収縮率の差との関連性が大きく、その
差が大きい方が射出成形品の反りが大きいことより成形
収縮率の差で判断した。
成形収縮率の差により以下の様にラン ク分けした。
0.2%以下        ◎ 0.2%を超え 0.4%以下 0 0.4%を超え 0.6%以下 八 〇、6%を超える      × 尚、流動方向とは直角方向の成形収縮 率は、ゲート側とは反対側の成形収縮率を測定した。
実施例3〜6 実施例1.2と同様の方法によりポリマー構造が一般式
A+  B  Amで表わされるスチレン・ブタジェン
ブロック共重合体を製造し、得られたブロック共重合体
の性能を第2表に示した。
なお、実施例3〜6のブロック共重合体のガラス転移温
度は、何れも88”C以上であった。
(以下余白) *ブロック共重合体に組込まれているポリスチレン成分
のMw/Mnを示す。
ブロック共重合体に組込まれているポリスチレン成分の
111w/Mnを示す。
実施例7,8 ポリマー構造が一般式B+  At  BZ  At及
びA、  B+  Az  Bz  Anで表わされる
スチレン・ブタジェンブロック共重合体を前記と同様の
方法で製造した。尚、重合溶媒にはテトラヒドロフラン
を0.1wt%含有するシクロヘキサンを用いた。
射出成形品の物性を第3表に示した。なお、実施例7及
び8のブロック共重合体のガラス転移温度は、それぞれ
約90°C1約93°Cであった。
(以下余白) 実施例9 ポリマー構造が一般式A、−A’、−B −A部2A2
で表わされる[A、及びAtはポリスチレンブロック、
A部 +及びA部2はスチレン/ブタジェンの重量比が
80/20のランダム共重合体ブロック(それぞれポリ
マー鎖中10重量%含まれる。)であり、Bはポリブタ
ジェンブロックである〕スチレン含有量81重量%、ス
チレンのブロック率80%、M I (G)が10 g
/ 10m1n、ブロック共重合体に組込まれているポ
リスチレン成分のM w / M nが1.5のブロッ
ク共重合体を製造した。このブロック共重合体のA部に
対応する部分のガラス転移温度は80°Cであり、ビカ
ット軟化点(JIS K−7206に準拠)は約75°
Cであった。
一方、前記実施例2及び実施例5のブロック共重合体は
A部に対応する部分のガラス転移温度はそれぞれ93°
C189°Cであり、これらのビカット軟化点はそれぞ
れ90°C183°Cであった。
これらの結果より、A部に対応する部分のガラス転移温
度が87°Cを超えるブロック共重合体の方が、耐熱性
は良好であった。
実施例10 n−ブチルリチウム量を変える以外は実施例1と同様の
方法によりA、−B−A、構造を有するリビング重合体
を製造した後、四塩化シリカでカップリングしてポリマ
ー構造が一般式(A、−B−A2→4 S iで表わさ
れ、スチレン含有量が82重量%、スチレンのブロック
率92%、M I (G)が6 g/10m1n、ブロ
ック共重合体に組込まれているポリスチレン成分のM 
w / M nが1.7のスチレン・ブタジェンブロッ
ク共重合体を製造した。
得られたブロック共重合体のダート衝撃値は12kg−
cm 、曲げ弾性率18000 kg/c+iN、鉛筆
硬度2B、Haze  2  %、成形品の成形収縮率
は0.2%未満であった。
実施例11 モノマーの添加順序とn−ブチルリチウム量を変える以
外は実施例7と同様の方法によりA2B2  At  
B+構造を有するリビング重合体を製造した後、アジピ
ン酸ジメチルエステルでカップリングしてポリマー構造
が一般式(At  Bg−AIB+−)−X(Xアジピ
ン酸ジメチルエステルの残基)で表わされ、スチレン含
有量が75重1%、チレンのブロック率85%、M i
 (G)が10g/l Qmin 、ブロック共重合体
に組込まれているポリスチレン成分のM W / M 
nが1.3のスチレン・ブタジェンブロック共重合体を
製造した。
得られたブロック共重合体のダート衝撃値は150kg
−cmを超え、曲げ弾性率9000 kg/c+fl。
鉛筆硬度6 B、 Haze 3%、成形収縮率は0,
2%未満であった。     ′ 〔効 果〕 本発明の方法により得られるブロック共重合体は、透明
でかつ耐衝撃性、表面硬度に優れるため射出成形用素材
として好適に利用できる。特に、本発明の方法により得
られるブロック共重合体は射出成形した場合の反りが少
ないため、平板状の成形品や、平板状部分の多い成形品
、大型成形品に適する。本発明の方法により得られるブ
ロック共重合体の射出成形品は、玩具、日用品、食品容
器、雑貨品、弱電部品の分野など、通常の汎用熱可塑性
樹脂の射出成形品が用いられる種々の用途に使用するこ
とができる。尚、本発明の方法により得られるブロック
共重合体は、必要に応じてシート、フィルムなどの押出
成形品並びにそれら真空、圧空などによって熱成形した
成形品、具体的には食品容器包装類、ブリスター包装材
、青果物、菓子類の包装フィルムなど広範な容器包装材
分野に使用することもできる。
特許出願人  旭化成工業株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ポリマー構造が、一般式 (イ)(A−B)_n_+_1 (ロ)▲数式、化学式、表等があります▼ (ハ)▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる線状ブロック共重合体、あるいは、一般式 (ニ)▲数式、化学式、表等があります▼ (ネ)▲数式、化学式、表等があります▼ (ヘ)▲数式、化学式、表等があります▼ (ト)▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされるラジアルブロック共重合体 (上式において、Aは共役ジエンとビニル芳香族炭化水
    素とのランダム共重合体部分とビニル芳香族炭化水素重
    合体部分から構成され、ビニル芳香族炭化水素の含有量
    が50重量%以上である重合体セグメント又はビニル芳
    香族炭化水素単独重合体部分のみから構成される重合体
    セグメントを示す、Bは共役ジエンと、ビニル芳香族炭
    化水素とのランダム共重合体部分及び/又は共役ジエン
    重合体部分から構成され、ビニル芳香族炭化水素含有量
    が50重量%未満の重合体セグメントを示す。 nは1〜5の整数である。Xはカップリング剤の残基ま
    たは多官能有機リチウム化合物の開始剤の残基を示す。 ) のいずれかで表わされるブロック共重合体において (i)ビニル芳香族炭化水素と共役ジエンとの重量比が
    65/35〜85/15で、しかもビニル芳香族炭化水
    素のブロック率が88重量%を超えるか、 又は、 ビニル芳香族炭化水素と共役ジエンとの重量比が75/
    25〜95/5で、しかもビニル芳香族炭化水素のブロ
    ック率が70〜80重量%であり、 (ii)ブロック共重合体を、四酸化オスミウムを触媒
    としてジ・ターシヤリ−ブチルハイドロパーオキサイド
    により酸化分解した後、分解物にメタノールを添加して
    得たビニル芳香族炭化水素重合体成分の重量平均分子量
    と数平均分子量の比が1.2〜2.0であり、 (iii)メルトフローインデックス(JIS K−6
    870により測定、条件はG条件で温度200℃、加重
    5kg)が2〜50g/10min. であるブロック共重合体樹脂を炭化水素溶媒中、有機リ
    チウム化合物を開始剤として製造するに際し、ビニル芳
    香族炭化水素のブロック率を、(a)ビニル芳香族炭化
    水素と共役ジエンとの混合物を連続的に重合系に供給し
    て重合する、及び/又は (b)極性化合物或いはランダム化剤を使用してビニル
    芳香族炭化水素と共役ジエンを共重合する ことにより調整することを特徴とするブロック共重合体
    樹脂の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100425244B1 (ko) * 2001-11-14 2004-03-30 주식회사 엘지화학 가공성이 우수한 블록 공중합체와 그의 제조방법, 및 이를포함하는 수지 조성물
JP2006519914A (ja) * 2003-03-03 2006-08-31 ザ リージェンツ オブ ザ ユニバーシティ オブ カリフォルニア エチレン単独重合及び5−ノルボルネン−2−イルアセテートとの共重合のための準リビング金属触媒
WO2016047762A1 (ja) * 2014-09-25 2016-03-31 電気化学工業株式会社 ブロック共重合体含有樹脂組成物及びその成形体

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