JPH0242121A - 車両用エンジンの吸気制御装置 - Google Patents
車両用エンジンの吸気制御装置Info
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- JPH0242121A JPH0242121A JP19114888A JP19114888A JPH0242121A JP H0242121 A JPH0242121 A JP H0242121A JP 19114888 A JP19114888 A JP 19114888A JP 19114888 A JP19114888 A JP 19114888A JP H0242121 A JPH0242121 A JP H0242121A
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- Characterised By The Charging Evacuation (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
本発明は、車両用エンジンにおいて、2つの吸る。
近年、車両用エンジンでは、低速域から高速域までの広
い領域において、常に高い吸入効率を確保するために、
吸気系に可変吸気制御装置を採用したものがある。かか
る可変吸気制御装置は、吸入空気量の少ない低、中速の
場合は、小径ロングの吸気通路を用いて吸気慣性やスワ
ールに効果を生じ、これにより吸気効率、燃焼を向上す
る。また高速の場合は、大径ショートの吸気通路により
多量の空気を吸入抵抗の小さい状態で供給するもので、
これによりエンジン出力の向上を図っている。そしてこ
のような吸気制御装置は、その効果を充分発揮するため
に、2吸気弁式エンジンに採用されることが多い。 そこで従来、上記可変吸気制御の吸気制御装置に関して
は、例えば特開昭60−224933号公報の先行技術
がある。ここで、燃焼室に開口する2つの吸気口にそれ
ぞれ高速用吸気路を連通し、1つの吸気口に低速用吸気
路を連通ずる。そして高速用吸気路において吸気口に近
い個所に開閉弁を取付け、その制御手段によりエンジン
低回転域で閉じ、エンジン高回転域で開くように構成す
ることが示されている。
い領域において、常に高い吸入効率を確保するために、
吸気系に可変吸気制御装置を採用したものがある。かか
る可変吸気制御装置は、吸入空気量の少ない低、中速の
場合は、小径ロングの吸気通路を用いて吸気慣性やスワ
ールに効果を生じ、これにより吸気効率、燃焼を向上す
る。また高速の場合は、大径ショートの吸気通路により
多量の空気を吸入抵抗の小さい状態で供給するもので、
これによりエンジン出力の向上を図っている。そしてこ
のような吸気制御装置は、その効果を充分発揮するため
に、2吸気弁式エンジンに採用されることが多い。 そこで従来、上記可変吸気制御の吸気制御装置に関して
は、例えば特開昭60−224933号公報の先行技術
がある。ここで、燃焼室に開口する2つの吸気口にそれ
ぞれ高速用吸気路を連通し、1つの吸気口に低速用吸気
路を連通ずる。そして高速用吸気路において吸気口に近
い個所に開閉弁を取付け、その制御手段によりエンジン
低回転域で閉じ、エンジン高回転域で開くように構成す
ることが示されている。
ところで、上記先行技術のものにあっては、高速用吸気
路の開閉弁がエンジン回転数との関係のみで開閉するよ
うに制御されるため、エンジン空炊かしの場合も開閉弁
が開き、これに伴い吸入空気量、燃料噴射量が増大して
燃料を無駄に消費する。また、走行中におけるエンジン
高回転での低。 中負荷領域で開閉弁が開き、これによっても燃料消費率
が悪化する等の問題がある。 本発明は、かかる点に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、可変吸気制御の開閉弁を適切に開閉制
御して、空吹かし時、あるいは、走行中におけるエンジ
ン高回転での低、中負荷領域での無駄な燃料消費を防ぐ
ことが可能な車両用エンジンの吸気制御′A置を提供す
ることにある。
路の開閉弁がエンジン回転数との関係のみで開閉するよ
うに制御されるため、エンジン空炊かしの場合も開閉弁
が開き、これに伴い吸入空気量、燃料噴射量が増大して
燃料を無駄に消費する。また、走行中におけるエンジン
高回転での低。 中負荷領域で開閉弁が開き、これによっても燃料消費率
が悪化する等の問題がある。 本発明は、かかる点に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、可変吸気制御の開閉弁を適切に開閉制
御して、空吹かし時、あるいは、走行中におけるエンジ
ン高回転での低、中負荷領域での無駄な燃料消費を防ぐ
ことが可能な車両用エンジンの吸気制御′A置を提供す
ることにある。
上記目的を達成するため、本発明の吸気制御装置は、1
つの気筒に低速用吸気通路と高速用吸気通路とを有し、
上記高速用吸気通路に開閉弁を設けて可変吸気制御する
吸気制御系において、クランク角センサ、車速センサ、
スロッl−ル開度センサと、上記各センサの信号を処理
する制御ユニットとを有し、上記制御ユニットは、上記
各センサの信号により少なくとも高負荷での走行中のエ
ンジン高回転状態を判断する判定手段を有し、高負荷走
行中のエンジン高回転条件の場合にのみ、上記判定手段
の出力信号により上記開閉弁を開くように構成するもの
である。
つの気筒に低速用吸気通路と高速用吸気通路とを有し、
上記高速用吸気通路に開閉弁を設けて可変吸気制御する
吸気制御系において、クランク角センサ、車速センサ、
スロッl−ル開度センサと、上記各センサの信号を処理
する制御ユニットとを有し、上記制御ユニットは、上記
各センサの信号により少なくとも高負荷での走行中のエ
ンジン高回転状態を判断する判定手段を有し、高負荷走
行中のエンジン高回転条件の場合にのみ、上記判定手段
の出力信号により上記開閉弁を開くように構成するもの
である。
上記構成に基つき、エンジン運転時の走行条件がエンジ
ン回転数、車速、およびスロ・ソトル開度の要素により
常に判断され、高負荷走行中のエンジン高回転条件の場
合にのみ、開閉弁が開いて低速用吸気通路と高速用吸気
通路とにより多量に吸気される。そしてこの条件以外の
低、中負荷時、停車中の空吹かし時には、開閉弁が閉じ
て低速用吸気通路のみにより吸気するようになる。
ン回転数、車速、およびスロ・ソトル開度の要素により
常に判断され、高負荷走行中のエンジン高回転条件の場
合にのみ、開閉弁が開いて低速用吸気通路と高速用吸気
通路とにより多量に吸気される。そしてこの条件以外の
低、中負荷時、停車中の空吹かし時には、開閉弁が閉じ
て低速用吸気通路のみにより吸気するようになる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図において、本発明を水平対向型エンジンに適用し
た場合について述べる。符号1はエンジン本体であり、
クランクケース2の右側バンク3のシリンダヘッド4に
燃焼室5を有し、この燃焼室5には第3図のように2つ
の吸気弁6a、 6bと2つの排気弁7a、7bとが設
けられ、燃焼室5の略中心に点火プラグ8が取付けられ
る。そして2つの吸気弁6a、6bには二叉状の吸気ボ
ート9が、2つの排気弁7a、7bには独立した排気ボ
ート10a、10bが連通し、吸気弁6a、6bおよび
排気弁?a、7bをダブル・オーバヘッド・カム<DO
HC)型の動弁機構11により開閉動作するようになっ
ている。 ここで、4気筒エンジンとして上記右側バンク3にはも
う1つの気筒に対し同様に構成されている。また、左側
バンク3゛のシリンダヘッド4°には2つの気筒の燃焼
室5°を有して上述と同様に構成されており、図面中で
同一部分には同一符号にダッシュを付して説明を省略す
る。 左右バンク3,3゛からの排気管12,12”は触媒コ
ンバータ13の部分で集合し、更に1本の排気管14に
連通構成される。 次いで、吸気系について述べると、エアクリーナ20が
ホットワイヤ式のエアフローメータ21.吸気管22を
介してスロットル弁23を有するスロットルボデー24
に連通し、このスロットルボデー24の下流に脈動防止
等を行う箱形のチャンバ25が連結される。 ここでチャンバ25は、クランクケース2の上方で左右
バンク3,3°の中間に配置されており、チャンバ25
の左右から左右バンク3.3゛に略直角に弯曲した等長
の吸気マニホールド26.26’が連結しである。吸気
マニホールド26.26°の端部にはインジェクタ取付
部27が一体化され、このインジェクタ取付部27にイ
ンジェクタ28が、吸気ボート9゜9゛に向けて燃料噴
射するように取付けられる。 なおスロットル弁23に対しては、アイドル調整ネジ2
9.アイドル回転数制御弁30のバイパス通路31.3
2が設けてあり、チャンバ25には、ブローバイガスの
ポジティブ・クランクロータ・ベンチレーション(PC
V)弁33が取付けられている。 第2図、第3図、第4図(a)、 (b)および第5図
において、チャンバ25と吸気マニホールド26.26
゜の部分について述べる。 チャンバ25は、本体40の後方にスロットルボテ−2
4と連結するフランジ41を有する。また本体40の左
右にフランジ42,42°を有する吸気マニホールド2
6.26’の端部のフランジ43がガスゲット44.4
4’を介して連結するようになっている。 ここで右側吸気マニホールド26は、上下方向に略直角
に弯曲しており、下の内周側は管長が短かく上の外周D
]は管長が長くなることを利用し、下部に大径D1で中
心線01に沿うショートの高速用吸気通路45が設けら
れる。また、上部には小径D2で中心線02に沿うロン
グの低速用吸気通路46が設けられ、高速用吸気通路4
5および低速用吸気通路46は、仕切壁47が吸気マニ
ホールド26の入口から所定長さで中断され、仕切壁4
7の端部と吸気マニホールド出口端部43aとの間に集
合室26aが形成されている。 一方、チャンバ25の本体40の右側フランジ42の上
下には、低速用吸気通路46.高速用吸気通路45と同
径の孔48.47が開口して相互に連通しており、下部
の孔47の部分が開閉弁50が設置される。左側の吸気
マニホールド26”にも同様に高速用吸気通路45°お
よび低速用吸気通路46°1図示しない仕切壁、集合室
が設けられ、チャンバ25の左側のフランジ42°の孔
47°にも開閉弁50°が設置される。 チャンバ25の本体40の後部には更にダイヤフラム式
のアクチュエータ55が取付けられ、このアクチュエー
タ55は第5図のようにケース5Gのダイヤフラム57
の一方に負圧室58が区画され、ダイヤフラム57の両
側にリターン用スプリング59aと全開位置決め用スプ
リング59bとが付勢されて成り、このアクチュエータ
55が動作a楕60を介して開閉弁so、so’に連動
構成される。 動作機構60は、チャンバ25の7ランジ42に配設さ
れた開閉弁50の弁軸51の一端にアクチュエータ55
のダイヤフラム57がリンク61を介して連結し、弁軸
51の他端がフランジ42“に配設された開閉弁50゛
の弁軸51°にレバー62とロッド63とにより連結し
て成る。そしてレバー62の突起62aが、チャンバ2
5側のストッパ64に当って全閉位置決めを行うように
なっている。 第5図において制御系について述べると、吸気マニホー
ルド26において常に連通ずる低速用吸気通路46から
、チエツク弁65.負圧タンク66、ソレノイド弁67
を有する負圧通路68によりアクチュエータ55の負圧
室58に接続し、チエツク弁65により負圧タンク66
に常に一定の負圧を貯えている。また外周に各気筒の基
準クランク角を示す突起を形成したクランクロータ1b
がエンジン本体1のクランクシャフト1aに固設されて
おり このクランクロータ1bに対設されたクランク角
センサ69.車速センサ70およびスロットル弁23に
連設したスロットル開度センサ71を有し、これらのセ
ンサ信号をマイクロコンピュータ等からなる制御ユニッ
ト75で処理してソレノイド弁67を動作するようにな
っている。 上記ソレノイド弁67は、ソレノイドコイル67aが通
電状態のとき負圧タンク側ボート67cが遮断され、大
気側ボート67bが開放されてアクチュエータ55の負
圧室58が大気開放されると共に、ソレノイドコイル6
7aが非通電状態のときには負圧タンク側ボート67C
が開放され、大気側ボート67bが遮断されてアクチュ
エータ55の負圧室58と負圧タンク66とが連通ずる
よう構成されている。 制御ユニット75は、クランク角センサ69の信号によ
りエンジン回転数Nを算出するエンジン回転数算出手段
76を有し、このエンジン回転数N、車速センサ70の
車速■、スロットル開度センサ71のスロットル開度θ
は、高負荷走行中のエンジン高回転を判断する判定手段
77に入力する6判定手段77は、エンジン回転数Nに
対しては例えば4000〜4400rpnのエンジン回
転数設定値NOと、車速■に対しては走行の有無を判断
する例えば5 kn/hの車速設定値Voと、スロット
ル開度θに対しては比較的多きい例えば30〜45度の
スロットル開度設定値θ0とそれぞれ比較し、N≧No
、V≧Vo。 θ≧θ0の場合に、高負荷走行中のエンジン高回転状態
と判定する。そして、かかる判定時には駆動手段78を
介してソレノイド弁67のソレノイドコイル67aに通
電し、これ以外の場合は非通電するように制御系が構成
される。 次いで、かかる構成の吸気制御装置の作用を、第6図の
制御ユニット75の制御手順を示すフローチャートを用
いて説明する。 制御ユニット75における制御プログラムは、エンジン
運転時、所定時間毎に繰返される。 先ず、ステップS1において、クランク角センサ69の
出力信号に基づきエンジン回転数Nを算出すると共に、
車速センサ70による車速■およびスロットル開度セン
サ71によるスロットル開度θを読込む。次いで、ステ
ップS2に進み、車速Vが車速設定値Vo (例えば5
hm/h)以上が否かを判定し、車速■が車速設定値V
o以上(V≧Vo)のどきにはステップS4へ進み、車
速Vが車速設定値V。 よりも低い(V<Vo )ときにはステップS3へ進む
。 ステップS3に進んだ場合には、ソレノイド弁67のソ
レノイドコイル67aを非通電とする。これにより、ソ
レノイド弁67の大気側ボート67bが閉じられ、負圧
タンク側ボート67cが開放されて、負圧タンク66内
の負圧がアクチュエータ55の負圧室に導入されるため
、ダイヤフラム57によりリンク61を吸引作用する。 これにより弁軸51が一方に回転して開閉弁50は閉じ
、この回転がレバー62とロッド63とにより他の弁軸
51゛にも伝わって開閉弁50°も閉じるのであり、こ
うして左右の開閉弁50゜50°が共に全閉して高速用
吸気通路45.45”を遮断する。 従って、スロットル弁23により絞られてチャンバ25
に流入する空気は、小径ロングの低速用吸気通路46,
46°のみにより左右バンク3,3゛の吸気ボート9.
9゛に吸入され、インジェクタ28により噴射された燃
料を伴って燃焼室5,5゛に供給される。 このためこの場合には、空炊がしによりスロットル開度
θが一時的に大きくなっても、実際の吸入空気量は小径
ロングの低速用吸気通路46,413’の口径、吸入抵
抗等により制限され、同時にインジェクタ28の燃料噴
射量も少なくなる。 一方、上記ステップS2において、車速Vが車速設定値
70以上と判定されるとステップs4に進み、上記スロ
ットル開度θがスロットル開度設定値θ0(例えば30
〜40度)以上が否がか判定されるθくθ0の場合はス
テップS3へ進み、上述と同様にソレノイド弁67のソ
レノイドコイル67aを非通電とし、開閉弁51.51
°を閉じる。また、θ≧θ0の場合にはステップS5へ
進み、エンジン回転数Nかエンジン回転数設定値No
(例えば4000〜4400rpn)以上か否かが判定
される。エンジン回転数Nがエンジン回転数設定値No
よりも低い(N<No)場合にはステップS3へ進み、
上述と同様にソレノイド弁67非通電とする。これによ
り、開閉弁50.50’が閉じて低速用吸気通路46.
46°により吸気される。そしてかかる吸気状態では、
低速用吸気通路46.46°の形状により吸気流速が高
くなり、吸気慣性効果を生じて効率よく吸気されると共
に良好に燃焼する。 また、中負荷時の空気量が比較的多い場合は、高速用吸
気通路45,45°との集合室26aで吸気流の過度の
流速が防止されて安定的に吸気されることで燃焼が安定
し、燃料消費率の悪化が防止される。 更に、上記ステップS5でエンジン回転数Nがエンジン
回転数設定値No以上(N≧No)と判定されるとステ
ップS6へ進み、駆動手段78を介してソレノイド弁6
7のソレノイドコイル67aを通電する。これにより、
ソレノイド弁67の大気側ボート67bが開かれ、負圧
タンク側ボート67cが遮断されてアクチュエータ55
の負圧室58は大気開放する。 このためダイヤフラム57によりリンク61は、突出作
用して弁軸51,51’と共に開閉弁50.50’を全
開位置に戻すようになり、これにより高速用吸気通路4
5,45°も連通状態になる。従って高負荷走行中のエ
ンジン高回転の場合は、高速用吸気通路45゜45
と低速用吸気通路46,4f3°とにより小さい吸気抵
抗で多量の空気が供給されて出力アップする。 以上、本発明の実施例について述べたが、これのみに限
定されない。また、水平対向型エンジン。 高低速用吸気系および開閉弁の構成、取付状態が異なる
場合にも適用できるのは勿論である。
た場合について述べる。符号1はエンジン本体であり、
クランクケース2の右側バンク3のシリンダヘッド4に
燃焼室5を有し、この燃焼室5には第3図のように2つ
の吸気弁6a、 6bと2つの排気弁7a、7bとが設
けられ、燃焼室5の略中心に点火プラグ8が取付けられ
る。そして2つの吸気弁6a、6bには二叉状の吸気ボ
ート9が、2つの排気弁7a、7bには独立した排気ボ
ート10a、10bが連通し、吸気弁6a、6bおよび
排気弁?a、7bをダブル・オーバヘッド・カム<DO
HC)型の動弁機構11により開閉動作するようになっ
ている。 ここで、4気筒エンジンとして上記右側バンク3にはも
う1つの気筒に対し同様に構成されている。また、左側
バンク3゛のシリンダヘッド4°には2つの気筒の燃焼
室5°を有して上述と同様に構成されており、図面中で
同一部分には同一符号にダッシュを付して説明を省略す
る。 左右バンク3,3゛からの排気管12,12”は触媒コ
ンバータ13の部分で集合し、更に1本の排気管14に
連通構成される。 次いで、吸気系について述べると、エアクリーナ20が
ホットワイヤ式のエアフローメータ21.吸気管22を
介してスロットル弁23を有するスロットルボデー24
に連通し、このスロットルボデー24の下流に脈動防止
等を行う箱形のチャンバ25が連結される。 ここでチャンバ25は、クランクケース2の上方で左右
バンク3,3°の中間に配置されており、チャンバ25
の左右から左右バンク3.3゛に略直角に弯曲した等長
の吸気マニホールド26.26’が連結しである。吸気
マニホールド26.26°の端部にはインジェクタ取付
部27が一体化され、このインジェクタ取付部27にイ
ンジェクタ28が、吸気ボート9゜9゛に向けて燃料噴
射するように取付けられる。 なおスロットル弁23に対しては、アイドル調整ネジ2
9.アイドル回転数制御弁30のバイパス通路31.3
2が設けてあり、チャンバ25には、ブローバイガスの
ポジティブ・クランクロータ・ベンチレーション(PC
V)弁33が取付けられている。 第2図、第3図、第4図(a)、 (b)および第5図
において、チャンバ25と吸気マニホールド26.26
゜の部分について述べる。 チャンバ25は、本体40の後方にスロットルボテ−2
4と連結するフランジ41を有する。また本体40の左
右にフランジ42,42°を有する吸気マニホールド2
6.26’の端部のフランジ43がガスゲット44.4
4’を介して連結するようになっている。 ここで右側吸気マニホールド26は、上下方向に略直角
に弯曲しており、下の内周側は管長が短かく上の外周D
]は管長が長くなることを利用し、下部に大径D1で中
心線01に沿うショートの高速用吸気通路45が設けら
れる。また、上部には小径D2で中心線02に沿うロン
グの低速用吸気通路46が設けられ、高速用吸気通路4
5および低速用吸気通路46は、仕切壁47が吸気マニ
ホールド26の入口から所定長さで中断され、仕切壁4
7の端部と吸気マニホールド出口端部43aとの間に集
合室26aが形成されている。 一方、チャンバ25の本体40の右側フランジ42の上
下には、低速用吸気通路46.高速用吸気通路45と同
径の孔48.47が開口して相互に連通しており、下部
の孔47の部分が開閉弁50が設置される。左側の吸気
マニホールド26”にも同様に高速用吸気通路45°お
よび低速用吸気通路46°1図示しない仕切壁、集合室
が設けられ、チャンバ25の左側のフランジ42°の孔
47°にも開閉弁50°が設置される。 チャンバ25の本体40の後部には更にダイヤフラム式
のアクチュエータ55が取付けられ、このアクチュエー
タ55は第5図のようにケース5Gのダイヤフラム57
の一方に負圧室58が区画され、ダイヤフラム57の両
側にリターン用スプリング59aと全開位置決め用スプ
リング59bとが付勢されて成り、このアクチュエータ
55が動作a楕60を介して開閉弁so、so’に連動
構成される。 動作機構60は、チャンバ25の7ランジ42に配設さ
れた開閉弁50の弁軸51の一端にアクチュエータ55
のダイヤフラム57がリンク61を介して連結し、弁軸
51の他端がフランジ42“に配設された開閉弁50゛
の弁軸51°にレバー62とロッド63とにより連結し
て成る。そしてレバー62の突起62aが、チャンバ2
5側のストッパ64に当って全閉位置決めを行うように
なっている。 第5図において制御系について述べると、吸気マニホー
ルド26において常に連通ずる低速用吸気通路46から
、チエツク弁65.負圧タンク66、ソレノイド弁67
を有する負圧通路68によりアクチュエータ55の負圧
室58に接続し、チエツク弁65により負圧タンク66
に常に一定の負圧を貯えている。また外周に各気筒の基
準クランク角を示す突起を形成したクランクロータ1b
がエンジン本体1のクランクシャフト1aに固設されて
おり このクランクロータ1bに対設されたクランク角
センサ69.車速センサ70およびスロットル弁23に
連設したスロットル開度センサ71を有し、これらのセ
ンサ信号をマイクロコンピュータ等からなる制御ユニッ
ト75で処理してソレノイド弁67を動作するようにな
っている。 上記ソレノイド弁67は、ソレノイドコイル67aが通
電状態のとき負圧タンク側ボート67cが遮断され、大
気側ボート67bが開放されてアクチュエータ55の負
圧室58が大気開放されると共に、ソレノイドコイル6
7aが非通電状態のときには負圧タンク側ボート67C
が開放され、大気側ボート67bが遮断されてアクチュ
エータ55の負圧室58と負圧タンク66とが連通ずる
よう構成されている。 制御ユニット75は、クランク角センサ69の信号によ
りエンジン回転数Nを算出するエンジン回転数算出手段
76を有し、このエンジン回転数N、車速センサ70の
車速■、スロットル開度センサ71のスロットル開度θ
は、高負荷走行中のエンジン高回転を判断する判定手段
77に入力する6判定手段77は、エンジン回転数Nに
対しては例えば4000〜4400rpnのエンジン回
転数設定値NOと、車速■に対しては走行の有無を判断
する例えば5 kn/hの車速設定値Voと、スロット
ル開度θに対しては比較的多きい例えば30〜45度の
スロットル開度設定値θ0とそれぞれ比較し、N≧No
、V≧Vo。 θ≧θ0の場合に、高負荷走行中のエンジン高回転状態
と判定する。そして、かかる判定時には駆動手段78を
介してソレノイド弁67のソレノイドコイル67aに通
電し、これ以外の場合は非通電するように制御系が構成
される。 次いで、かかる構成の吸気制御装置の作用を、第6図の
制御ユニット75の制御手順を示すフローチャートを用
いて説明する。 制御ユニット75における制御プログラムは、エンジン
運転時、所定時間毎に繰返される。 先ず、ステップS1において、クランク角センサ69の
出力信号に基づきエンジン回転数Nを算出すると共に、
車速センサ70による車速■およびスロットル開度セン
サ71によるスロットル開度θを読込む。次いで、ステ
ップS2に進み、車速Vが車速設定値Vo (例えば5
hm/h)以上が否かを判定し、車速■が車速設定値V
o以上(V≧Vo)のどきにはステップS4へ進み、車
速Vが車速設定値V。 よりも低い(V<Vo )ときにはステップS3へ進む
。 ステップS3に進んだ場合には、ソレノイド弁67のソ
レノイドコイル67aを非通電とする。これにより、ソ
レノイド弁67の大気側ボート67bが閉じられ、負圧
タンク側ボート67cが開放されて、負圧タンク66内
の負圧がアクチュエータ55の負圧室に導入されるため
、ダイヤフラム57によりリンク61を吸引作用する。 これにより弁軸51が一方に回転して開閉弁50は閉じ
、この回転がレバー62とロッド63とにより他の弁軸
51゛にも伝わって開閉弁50°も閉じるのであり、こ
うして左右の開閉弁50゜50°が共に全閉して高速用
吸気通路45.45”を遮断する。 従って、スロットル弁23により絞られてチャンバ25
に流入する空気は、小径ロングの低速用吸気通路46,
46°のみにより左右バンク3,3゛の吸気ボート9.
9゛に吸入され、インジェクタ28により噴射された燃
料を伴って燃焼室5,5゛に供給される。 このためこの場合には、空炊がしによりスロットル開度
θが一時的に大きくなっても、実際の吸入空気量は小径
ロングの低速用吸気通路46,413’の口径、吸入抵
抗等により制限され、同時にインジェクタ28の燃料噴
射量も少なくなる。 一方、上記ステップS2において、車速Vが車速設定値
70以上と判定されるとステップs4に進み、上記スロ
ットル開度θがスロットル開度設定値θ0(例えば30
〜40度)以上が否がか判定されるθくθ0の場合はス
テップS3へ進み、上述と同様にソレノイド弁67のソ
レノイドコイル67aを非通電とし、開閉弁51.51
°を閉じる。また、θ≧θ0の場合にはステップS5へ
進み、エンジン回転数Nかエンジン回転数設定値No
(例えば4000〜4400rpn)以上か否かが判定
される。エンジン回転数Nがエンジン回転数設定値No
よりも低い(N<No)場合にはステップS3へ進み、
上述と同様にソレノイド弁67非通電とする。これによ
り、開閉弁50.50’が閉じて低速用吸気通路46.
46°により吸気される。そしてかかる吸気状態では、
低速用吸気通路46.46°の形状により吸気流速が高
くなり、吸気慣性効果を生じて効率よく吸気されると共
に良好に燃焼する。 また、中負荷時の空気量が比較的多い場合は、高速用吸
気通路45,45°との集合室26aで吸気流の過度の
流速が防止されて安定的に吸気されることで燃焼が安定
し、燃料消費率の悪化が防止される。 更に、上記ステップS5でエンジン回転数Nがエンジン
回転数設定値No以上(N≧No)と判定されるとステ
ップS6へ進み、駆動手段78を介してソレノイド弁6
7のソレノイドコイル67aを通電する。これにより、
ソレノイド弁67の大気側ボート67bが開かれ、負圧
タンク側ボート67cが遮断されてアクチュエータ55
の負圧室58は大気開放する。 このためダイヤフラム57によりリンク61は、突出作
用して弁軸51,51’と共に開閉弁50.50’を全
開位置に戻すようになり、これにより高速用吸気通路4
5,45°も連通状態になる。従って高負荷走行中のエ
ンジン高回転の場合は、高速用吸気通路45゜45
と低速用吸気通路46,4f3°とにより小さい吸気抵
抗で多量の空気が供給されて出力アップする。 以上、本発明の実施例について述べたが、これのみに限
定されない。また、水平対向型エンジン。 高低速用吸気系および開閉弁の構成、取付状態が異なる
場合にも適用できるのは勿論である。
以上述べてきたように、本発明によれば、車両用エンジ
ンの可変吸気制御においてエンジン回転数、車速および
スロットル開度により条件を定め、高負荷走行中のエン
ジン高回転時にのみ高速用吸気通路の開閉弁を開くよう
に制御するので、この走行条件で適確に出力アップが図
られて、空吹かし時、あるいはエンジン高回転での低、
中負荷走行時の燃料消費率の悪化を確実に防止し得る。 さらに、開閉弁は不必要に開閉しないので、耐久性が向
上し、負圧タンクの負圧の浪費を抑えて動作の信顆性を
向上し得る。
ンの可変吸気制御においてエンジン回転数、車速および
スロットル開度により条件を定め、高負荷走行中のエン
ジン高回転時にのみ高速用吸気通路の開閉弁を開くよう
に制御するので、この走行条件で適確に出力アップが図
られて、空吹かし時、あるいはエンジン高回転での低、
中負荷走行時の燃料消費率の悪化を確実に防止し得る。 さらに、開閉弁は不必要に開閉しないので、耐久性が向
上し、負圧タンクの負圧の浪費を抑えて動作の信顆性を
向上し得る。
第1図は本発明の車両用エンジンの吸気制御装置の実施
例を示す全体構成図、 第2図、第3図は吸気系の分解斜視図と断面図、第4図
(a)、 (b)はチャンバと吸気マニホールドの部分
を一部切欠いた平面図と正面図、第5図は副脚系の構成
図、 第6図は制御手順を示すフローチャートである。 2f3,2f3°・・・吸気マニホールド、45.45
’・・・高速用吸気通路、46.46°・・・低速用吸
気通路、so、 so ’・・・開閉弁、55・・・ア
クチュエータ、67・・・ソレノイド弁、69・・・ク
ランク角センサ、70・・・車速センサ、71・・・ス
ロットル開度センサ、75・・・制御ユニット、76・
・・エンジン回転数算出手段、77・・・判定手段特許
出願人 富士重工業株式会社代理人 弁理士
小 橘 信 浮 量
例を示す全体構成図、 第2図、第3図は吸気系の分解斜視図と断面図、第4図
(a)、 (b)はチャンバと吸気マニホールドの部分
を一部切欠いた平面図と正面図、第5図は副脚系の構成
図、 第6図は制御手順を示すフローチャートである。 2f3,2f3°・・・吸気マニホールド、45.45
’・・・高速用吸気通路、46.46°・・・低速用吸
気通路、so、 so ’・・・開閉弁、55・・・ア
クチュエータ、67・・・ソレノイド弁、69・・・ク
ランク角センサ、70・・・車速センサ、71・・・ス
ロットル開度センサ、75・・・制御ユニット、76・
・・エンジン回転数算出手段、77・・・判定手段特許
出願人 富士重工業株式会社代理人 弁理士
小 橘 信 浮 量
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1つの気筒に低速用吸気通路と高速用吸気通路とを有し
、上記高速用吸気通路に開閉弁を設けて可変吸気制御す
る吸気制御系において、 クランク角センサ、車速センサ、スロットル開度センサ
と、上記各センサの信号を処理する制御ユニットとを有
し、 上記制御ユニットは、上記各センサの信号により少なく
とも高負荷での走行中のエンジン高回転状態を判断する
判定手段を有し、 高負荷走行中のエンジン高回転条件の場合にのみ、上記
判定手段の出力信号により上記開閉弁を開くように構成
することを特徴とする車両用エンジンの吸気制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19114888A JPH0242121A (ja) | 1988-07-30 | 1988-07-30 | 車両用エンジンの吸気制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19114888A JPH0242121A (ja) | 1988-07-30 | 1988-07-30 | 車両用エンジンの吸気制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0242121A true JPH0242121A (ja) | 1990-02-13 |
Family
ID=16269696
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19114888A Pending JPH0242121A (ja) | 1988-07-30 | 1988-07-30 | 車両用エンジンの吸気制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0242121A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011190701A (ja) * | 2010-03-12 | 2011-09-29 | Fuji Heavy Ind Ltd | エンジンの吸気装置 |
JP2012077628A (ja) * | 2010-09-30 | 2012-04-19 | Fuji Heavy Ind Ltd | エンジンの吸気装置 |
-
1988
- 1988-07-30 JP JP19114888A patent/JPH0242121A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011190701A (ja) * | 2010-03-12 | 2011-09-29 | Fuji Heavy Ind Ltd | エンジンの吸気装置 |
JP2012077628A (ja) * | 2010-09-30 | 2012-04-19 | Fuji Heavy Ind Ltd | エンジンの吸気装置 |
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