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JPH0239066Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0239066Y2
JPH0239066Y2 JP1984145305U JP14530584U JPH0239066Y2 JP H0239066 Y2 JPH0239066 Y2 JP H0239066Y2 JP 1984145305 U JP1984145305 U JP 1984145305U JP 14530584 U JP14530584 U JP 14530584U JP H0239066 Y2 JPH0239066 Y2 JP H0239066Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluid
orifice
partition
hole
partition member
Prior art date
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Expired
Application number
JP1984145305U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6159941U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1984145305U priority Critical patent/JPH0239066Y2/ja
Publication of JPS6159941U publication Critical patent/JPS6159941U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0239066Y2 publication Critical patent/JPH0239066Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

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  • Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は流体封入マウント、特にそのオリフイ
ス構造に関する。
(従来の技術) 本出願人は特願昭58−134826号にて固定部材に
連結されるベース部材と、振動源に連結される取
付部材とを剪断型の弾性部材で結合するととも
に、弾性部材の中間部にオリフイスを有する仕切
板を設け、且つオリフイスにて連通する上下の流
体室の一方の容積を可変とするダイヤフラムを備
えた流体封入マウントを開示した。これによれ
ば、共振時以外のダンピング(減衰力)も可動オ
リフイスにより得られる。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、オリフイスを流体が通過する際の抵
抗を増すことでダンピングをアツプできることは
知られるが、前記マウントは、流体の共振を利用
してダンピングを発生させる構造のため、薄板1
枚程度のオリフイス長では必要な低周波数領域
(5〜15Hz)でダンピングを高めるのは不可能で
ある。
本考案の目的は、必要な低周波数領域でのダン
ピングをアツプさせるよう経路長が長く、且つ流
動抵抗を大きくしたオリフイスを備える流体封入
マウントを提供するにある。
(問題点を解決するための手段) 従つて本考案は固定部材に連結されるベース部
材と、振動源に連結される取付部材とを弾性部材
で結合して内部に流体室を形成するとともに、該
流体室を上下に区画し、且つ上下の流体室を連通
するオリフイスが形成された仕切部材を設けてな
る流体封入マウントにおいて、前記上下の流体室
のうち一方の流体室の容積を可変とするダイヤフ
ラムを前記ベース部材側もしくは取付部材側に設
け、前記仕切部材を前記弾性部材の中間部に設け
て該仕切部材をベース部材、取付部材に対してフ
ローテイング支持し、少なくともダイヤフラムを
設けた側の流体室の弾性部材を軸方向力に対して
弾性変形可能なアンブレラ状に形成し、前記仕切
部材の内部に渦巻状オリフイスを形成したことを
特徴とする。
具体的には、円盤体30を上下に分割された半
体31,36と、上下の半体間に介設された隔板
41とから構成し、各半体31,36の中心には
通孔33,37を形成するとともに、対向面には
各通孔33,37を中心とする渦巻状溝34,3
8を形成し、隔板41には各渦巻状溝34,38
を中心以外の部分で連通する通孔42を形成す
る。
(実施例) 以下に本考案の好適一実施例を添付図面を基に
説明する。
第1図は本考案の流体封入マウントの中央縦断
面図で、上方に拡径されたテーパ状筒体11の上
端に外径方向に延出する取付フランジ12を形成
したベース部材10の下端に環状凹部14を折曲
形成し、この環状凹部14内に円板状の底板15
の周縁を挿入し、環状凹部14をカシメ結合し、
密着接合して筒体11の底部を閉じる。尚、フラ
ンジ12には固定部材への取付孔13,13を対
向して形成する。
一方、逆カツプ状の基体21と下方に拡径され
たテーパ状筒体25とから成る取付部材20の基
体21の下端に環状凹部22を折曲形成し、この
環状凹部22内に筒体25の上端に形成した外方
フランジ26とともに、自由状態において上方に
膨出して半球面状を成す薄肉ゴム性のダイヤフラ
ム29の周縁を挿入し、環状凹部22をカシメ結
合し、密着接合して筒体25及びダイヤフラム2
9を挟持して組付ける。尚、基体21の中央には
振動源への取付ボルト23を起設する。
そしてベース部材10と取付部材20の中間に
配設される仕切部材30を円盤体で構成し、その
内部に渦巻状オリフイス44を形成する。
即ち仕切部材30は円錐台形状の上下の円盤半
体31,36と、両半体の対向面間に介設する円
板形の隔板41とから成り、これら部品は軽量材
質の合成樹脂製若しくはアルミ製である。実施例
では、上部円盤半体31の下面に隔板41を収容
する凹部32を形成し、この半体31の中心に縦
方向の通孔33を形成するとともに、凹部32面
に第2図に示すように通孔33を中心とする渦巻
状溝34を形成する。また下部円盤半体36の中
心にも同様の通孔37を形成するとともに、この
半体36の上面に前記溝34と同位相の渦巻状溝
38を形成する。更に、隔板41には上下の渦巻
状溝34,38を中心以外の中間部乃至外端部の
適所で連通する通孔42を形成する。
斯かる隔板41を上部円盤半体31の凹部32
内に嵌合し、その通孔42を渦巻状溝34の所定
位置(実施例では溝34の先端部)に臨ませて接
合し、この半体31に下部円盤半体36を重ね、
通孔42をその渦巻状溝38の所定位置(実施例
では溝38の先端部)に臨ませて接合し、これに
より両半体31,36の通孔33,37及び渦巻
状溝34,38と隔板41の通孔42とから成る
渦巻状オリフイス44を内部に構成した円盤体3
0を合体する。
以上の円盤体30の下半体36とベース部材1
0の筒体11内周とを厚肉ゴム製のアンブレラ形
弾性部材46で焼付けて結合し、上半体31と取
付部材20の筒体25内周とを厚肉ゴム製の逆ア
ンブレラ形弾性部材47で焼付けて結合する。
斯くして仕切部材を成す円盤体30の下方には
弾性部材46及び底板15で囲まれた主流体室5
1が、また円盤体30の上方には弾性部材47及
びダイヤフラム29で囲まれた副流体室52が画
成され、この両流体室51,52内には液体が充
填されて封入される。
このように上下の流体室51,52を連通する
オリフイスを経路長の非常に長い渦巻状オリフイ
ス44としたため、オリフイス44を液体が通過
する際の抵抗が大きくなるので大きなダンピング
(減衰力)を発生することとなる。
ここで、実験結果を示せば、周波数15Hzでマウ
ント変位±0.5mmのときの損失係数(tanδ)は、
従来タイプの仕切板に設けた単なるオリフイスで
は0.3であつたが、渦巻状オリフイス44によれ
ば、1.0以上という高い値を得ることができた。
そして渦巻状オリフイス44であるため、仕切
部材30の高さを低く抑えることができ、更に通
孔42の位置を異ならせた隔板41を取替えるこ
とでオリフイス長を自由に変えることができる。
又、取付部材20とベース部材10は上下2つ
の流体室52,51を介して連結され、又一方の
流体室52にダイヤフラム29を設けたため、高
周波微振幅の振動入力時にはダイヤフラム29側
の流体室52の圧力変動をダイヤフラム29が吸
収する。従つて振動伝達を効果的に吸収すること
ができる。
また実施例のようにダイヤフラム29を上方の
取付部材20側に配置すれば、当該マウント内に
エアが発生しても、上方の副流体室52内にエア
が存在するので、マウント変位はエアに吸収され
ることなく下方の主流体室51に作用し、液体が
オリフイス44を通過して所期のダンピングを発
生する。
尚、ダイヤフラムをベース部材側に設けても勿
論良い。また弾性部材を略鼓形の一体形状とする
ことも可能である。
(考案の効果) 以上のように本考案の流体封入マウントによれ
ば、特に仕切部材を円盤体で構成し、この円盤体
の内部に渦巻状オリフイスを形成したため、必要
な低周波数領域でのダンピング性能をアツプする
ことができ、またオリフイス長と径のチユーニン
グも可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は流体封入マウントの中央縦断面図、第
2図はその−線断面図である。 尚、図面中10はベース部材、12は取付フラ
ンジ、15は底板、20は取付部材、23は取付
ボルト、29はダイヤフラム、30は仕切部材、
31,36は円盤半体、33,37は通孔、3
4,38は渦巻状溝、41は隔板、42は通孔、
44はオリフイス、46,47は弾性部材、5
1,52は流体室である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 固定部材に連結されるベース部材と、振動源
    に連結される取付部材とを弾性部材で結合して
    内部に流体室を形成するとともに、該流体室を
    上下に区画し、且つ上下の流体室を連通するオ
    リフイスが形成された仕切部材を設けてなる流
    体封入マウントにおいて、前記上下の流体室の
    うち一方の流体室の容積を可変とするダイヤフ
    ラムを前記ベース部材側もしくは取付部材側に
    設け、前記仕切部材を前記弾性部材の中間部に
    設けて該仕切部材をベース部材、取付部材に対
    してフローテイング支持し、少なくともダイヤ
    フラムを設けた側の流体室の弾性部材を軸方向
    力に対して弾性変形可能なアンブレラ状に形成
    し、前記仕切部材の内部に渦巻状オリフイスを
    形成したことを特徴とする流体封入マウント。 (2) 前記実用新案登録請求の範囲第1項におい
    て、前記仕切部材は、上下に分割された半体
    と、上下の半体間に介設された隔板とから成
    り、上下の半体の中心には縦方向の通孔を形成
    するとともに、該上下の半体の対向面には各通
    孔を中心とする渦巻状溝を形成し、隔板には各
    渦巻状溝を中心以外の部分で連通する通孔を形
    成した流体封入マウント。
JP1984145305U 1984-09-26 1984-09-26 Expired JPH0239066Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984145305U JPH0239066Y2 (ja) 1984-09-26 1984-09-26

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JP1984145305U JPH0239066Y2 (ja) 1984-09-26 1984-09-26

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Publication Number Publication Date
JPS6159941U JPS6159941U (ja) 1986-04-22
JPH0239066Y2 true JPH0239066Y2 (ja) 1990-10-19

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JP1984145305U Expired JPH0239066Y2 (ja) 1984-09-26 1984-09-26

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JPS6131213Y2 (ja) * 1980-10-30 1986-09-11
JPS6073147A (ja) * 1983-09-30 1985-04-25 Nissan Motor Co Ltd 流体入りマウント装置

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