JPH0237678Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0237678Y2 JPH0237678Y2 JP1985001723U JP172385U JPH0237678Y2 JP H0237678 Y2 JPH0237678 Y2 JP H0237678Y2 JP 1985001723 U JP1985001723 U JP 1985001723U JP 172385 U JP172385 U JP 172385U JP H0237678 Y2 JPH0237678 Y2 JP H0237678Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sprocket
- chain
- guide plate
- inner guide
- diameter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Transmissions By Endless Flexible Members (AREA)
Description
この考案は、歯数が異なる複数枚のスプロケツ
トを並設して構成される前ギヤの、選択したいず
れかのスプロケツトにチエンを掛け換えて変速を
行なうように構成された自転車用フロントデイレ
ーラに関し、詳しくは、3枚以上のスプロケツト
を備える前ギヤにおいて、最小径スプロケツトか
らそれより大径のスプロケツトにチエンを掛け換
える場合、および、中間スプロケツトから最大径
スプロケツトにチエンを掛け換える場合の双方の
場合の変速性能を向上させうるように改良された
ものに関する。
トを並設して構成される前ギヤの、選択したいず
れかのスプロケツトにチエンを掛け換えて変速を
行なうように構成された自転車用フロントデイレ
ーラに関し、詳しくは、3枚以上のスプロケツト
を備える前ギヤにおいて、最小径スプロケツトか
らそれより大径のスプロケツトにチエンを掛け換
える場合、および、中間スプロケツトから最大径
スプロケツトにチエンを掛け換える場合の双方の
場合の変速性能を向上させうるように改良された
ものに関する。
自転車用フロントデイレーラは従来、本願の第
5図および第6図に示す基本構成を備えていた。
まず、この従来の自転車用フロントデイレーラの
構成を第5図および第6図に基づいて説明する。 シートパイプ1の下部のハンガラツグ近傍に、
クランプバンド2によつてベース部材3が固定さ
れ、このベース部材3に、平行四辺形パンタグラ
フリンク機構4などで構成される制御機構を介し
て可動部材5が取付けられる。平行四辺形パンタ
グラフリンク機構4は、上記ベース部材3に対し
て外リンク部材6および内リンク部材7の上端を
ピン接合により揺動可能に連結するとともに、こ
れら内外のリンク部材6,7の下端部に可動部材
5がピン接合により連結されることにより構成さ
れる。内外のリンク部材6,7の上端をベース部
材3に対して連結するためのピンおよび内外のリ
ンク部材6,7の下端を可動部材5に対して連結
するためのピンは、平行四辺形の各頂点を形成す
るように位置しており、したがつて、上記内外の
リンク部材6,7をベース部材3に対して揺動さ
せると、可動部材5は、その方向性を一定に保つ
たまま、内外方向に平行移動する。普通、上記パ
ンタグラフリンク機構4は、上記内リンク部材7
と可動部材5とを連結するピンにねじりバネ8を
套挿するとともにその両端部をそれぞれベース部
材3側の固定部材、および、可動部材5に引つ掛
けることにより、一方向に変形する傾向が与えら
れており、内外のリンク部材6,7を操作ケーブ
ルWにより上記ねじりバネ8に抗して揺動させる
などして変形操作される。 上記可動部材5には、スプロケツトSとほぼ平
行に位置し、かつスプロケツトSの外周と対応す
る円弧状下縁9a,10aを備える内ガイドプレ
ート9と外ガイドプレート10が取付けられる。
これら内ガイドプレート9と外ガイドプレート1
0とは、前ギヤのスプロケツトSに掛かる前のチ
エンCを内外に挟むように配置されており、した
がつて、可動部材5が内方に移動すると外ガイド
プレート10の内面が上記チエンCを内側に押し
て大径スプロケツトs3からチエンCを離脱さ
せ、逆に、可動部材5が外方に移動すると内ガイ
ドプレート9の内面が上記チエンCを外側に押
し、小径スプロケツトs1に掛かつていたチエン
Cを大径スプロケツトs2,s3に引つ掛ける。
外ガイドプレート10によつて大径スプロケツト
s3を離脱させられたチエンCは、リヤデイレー
ラ(図示略)によつて与えられる張力によつて小
径の内側スプロケツトs2,s1に落とし込ま
れ、かつこれに掛け換えられる。一方、内ガイド
プレート9によつて外側大径スプロケツトs3に
引つ掛けられたチエンCは、その大径スプロケツ
トs3の回転に伴なつてこの大径スプロケツトs
3の歯に掛け換えられる。
5図および第6図に示す基本構成を備えていた。
まず、この従来の自転車用フロントデイレーラの
構成を第5図および第6図に基づいて説明する。 シートパイプ1の下部のハンガラツグ近傍に、
クランプバンド2によつてベース部材3が固定さ
れ、このベース部材3に、平行四辺形パンタグラ
フリンク機構4などで構成される制御機構を介し
て可動部材5が取付けられる。平行四辺形パンタ
グラフリンク機構4は、上記ベース部材3に対し
て外リンク部材6および内リンク部材7の上端を
ピン接合により揺動可能に連結するとともに、こ
れら内外のリンク部材6,7の下端部に可動部材
5がピン接合により連結されることにより構成さ
れる。内外のリンク部材6,7の上端をベース部
材3に対して連結するためのピンおよび内外のリ
ンク部材6,7の下端を可動部材5に対して連結
するためのピンは、平行四辺形の各頂点を形成す
るように位置しており、したがつて、上記内外の
リンク部材6,7をベース部材3に対して揺動さ
せると、可動部材5は、その方向性を一定に保つ
たまま、内外方向に平行移動する。普通、上記パ
ンタグラフリンク機構4は、上記内リンク部材7
と可動部材5とを連結するピンにねじりバネ8を
套挿するとともにその両端部をそれぞれベース部
材3側の固定部材、および、可動部材5に引つ掛
けることにより、一方向に変形する傾向が与えら
れており、内外のリンク部材6,7を操作ケーブ
ルWにより上記ねじりバネ8に抗して揺動させる
などして変形操作される。 上記可動部材5には、スプロケツトSとほぼ平
行に位置し、かつスプロケツトSの外周と対応す
る円弧状下縁9a,10aを備える内ガイドプレ
ート9と外ガイドプレート10が取付けられる。
これら内ガイドプレート9と外ガイドプレート1
0とは、前ギヤのスプロケツトSに掛かる前のチ
エンCを内外に挟むように配置されており、した
がつて、可動部材5が内方に移動すると外ガイド
プレート10の内面が上記チエンCを内側に押し
て大径スプロケツトs3からチエンCを離脱さ
せ、逆に、可動部材5が外方に移動すると内ガイ
ドプレート9の内面が上記チエンCを外側に押
し、小径スプロケツトs1に掛かつていたチエン
Cを大径スプロケツトs2,s3に引つ掛ける。
外ガイドプレート10によつて大径スプロケツト
s3を離脱させられたチエンCは、リヤデイレー
ラ(図示略)によつて与えられる張力によつて小
径の内側スプロケツトs2,s1に落とし込ま
れ、かつこれに掛け換えられる。一方、内ガイド
プレート9によつて外側大径スプロケツトs3に
引つ掛けられたチエンCは、その大径スプロケツ
トs3の回転に伴なつてこの大径スプロケツトs
3の歯に掛け換えられる。
ところで、最近の前ギヤは、第5図にも示され
ているように、たとえば3枚のスプロケツトとし
た場合に、その最も内側の最小径スプロケツトs
1の外径を最も外側の最大径スプロケツトs3の
外径に比較して相当小さくして登はん性能を高め
ている。このような多段式の前ギヤを備える自転
車のフロントデイレーラでは、とくに最小径スプ
ロケツトs1からその外隣の中間スプロケツトs
2へのチエンCの掛け換えを効果的に行なうため
に、第5図に示れているように、内ガイドプレー
ト9の円弧状の下縁9aの外ガイドプレート10
の下縁10aに対する高低差を通常のフロントデ
イレーラの場合のそれより大きくし、実質的にチ
エンCを押す上記下縁9aをできるだけ最小径ス
プロケツトs1の外周に近付けるという対策が講
じられる。このようにすると、最小径スプロケツ
トs1にかかろうとするチエンCの、最小スプロ
ケツトs1に近い部位を外向きに押すことができ
るので、可動部材5ないし内ガイドプレート9の
小さい移動量で、応答性良くチエンCを中間スプ
ロケツトs2に効率的に引つ掛け、かつ掛け換え
ることができるようになる。 しかしながら、上記のように内ガイドプレート
9の下縁9aをスプロケツトと同心状の円弧状と
したままで上下高さを低く設定することは、最小
径スプロケツトs1から中間スプロケツトs2へ
のチエンCの掛け換え性能を向上できる反面、中
間スプロケツトs2から最大径スプロケツトs3
にチエンCを掛け換える場合に次のような不都合
を招く。 第5図に表れているように、内ガイドプレート
9の下縁9aが一般的なフロントデイレーラの場
合に比べて下がつているため、この内ガイドプレ
ート9の下縁9aの最大径スプロケツトs3の内
側へのオーバラツプ量が多く、その結果、内ガイ
ドプレート9を外側に移行させて中間スプロケツ
トs2にかかるチエンCを最大径スプロケツトs
3側に押してこれに引つ掛けようとしても、第6
図に仮想線で示すように、チエンCが内ガイドプ
レート9の内壁と最大径スプロケツトs3との間
に挟圧されてしまうのである。 換言すると、第5図および第6図に示す従来の
トリプルスプロケツト対応型のフロントデイレー
ラにおいては、その内ガイドプレート9の下縁9
aを下げた結果、最小径スプロケツトs1から中
間スプロケツトs2への変速性は改善できても、
中間スプロケツトs2から最大径スプロケツトs
3への変速性はむしろ悪化していた。これは、上
に説明したことから明らかなように、変速時に実
質的にチエンCを押すべき、円弧状の内ガイドプ
レート下縁9aの位置を下げた果、最小径スプロ
ケツトs1から中間スプロケツトs2にチエンC
を掛け換える場合に、内ガイドプレートが実際に
チエンCを押す部位が最小スプロケツトs1に近
付く反面、中間スプロケツトs2から最大径スプ
ロケツトs3にチエンCを掛け換える場合には、
内ガイドプレートが実際にチエンCを押す部位が
中間スプロケツトs2に近付きすぎることになる
からである。 本考案は上記のような事情のもとで考え出され
たものであつて、最大径スプロケツトs3と最小
径スプロケツトs1との外径差の大きい3枚以上
のスプロケツトを備える自転車において、その最
小径スプロケツトs1からそれより大径のスプロ
ケツトにチエンCを掛け換える場合の変速性が良
好であるのみならず、中間径のスプロケツトs2
から最大径のスプロケツトs3にチエンCを掛け
換える場合の変速性をも良好としうる自転車用フ
ロントデイレーラを提供するものである。
ているように、たとえば3枚のスプロケツトとし
た場合に、その最も内側の最小径スプロケツトs
1の外径を最も外側の最大径スプロケツトs3の
外径に比較して相当小さくして登はん性能を高め
ている。このような多段式の前ギヤを備える自転
車のフロントデイレーラでは、とくに最小径スプ
ロケツトs1からその外隣の中間スプロケツトs
2へのチエンCの掛け換えを効果的に行なうため
に、第5図に示れているように、内ガイドプレー
ト9の円弧状の下縁9aの外ガイドプレート10
の下縁10aに対する高低差を通常のフロントデ
イレーラの場合のそれより大きくし、実質的にチ
エンCを押す上記下縁9aをできるだけ最小径ス
プロケツトs1の外周に近付けるという対策が講
じられる。このようにすると、最小径スプロケツ
トs1にかかろうとするチエンCの、最小スプロ
ケツトs1に近い部位を外向きに押すことができ
るので、可動部材5ないし内ガイドプレート9の
小さい移動量で、応答性良くチエンCを中間スプ
ロケツトs2に効率的に引つ掛け、かつ掛け換え
ることができるようになる。 しかしながら、上記のように内ガイドプレート
9の下縁9aをスプロケツトと同心状の円弧状と
したままで上下高さを低く設定することは、最小
径スプロケツトs1から中間スプロケツトs2へ
のチエンCの掛け換え性能を向上できる反面、中
間スプロケツトs2から最大径スプロケツトs3
にチエンCを掛け換える場合に次のような不都合
を招く。 第5図に表れているように、内ガイドプレート
9の下縁9aが一般的なフロントデイレーラの場
合に比べて下がつているため、この内ガイドプレ
ート9の下縁9aの最大径スプロケツトs3の内
側へのオーバラツプ量が多く、その結果、内ガイ
ドプレート9を外側に移行させて中間スプロケツ
トs2にかかるチエンCを最大径スプロケツトs
3側に押してこれに引つ掛けようとしても、第6
図に仮想線で示すように、チエンCが内ガイドプ
レート9の内壁と最大径スプロケツトs3との間
に挟圧されてしまうのである。 換言すると、第5図および第6図に示す従来の
トリプルスプロケツト対応型のフロントデイレー
ラにおいては、その内ガイドプレート9の下縁9
aを下げた結果、最小径スプロケツトs1から中
間スプロケツトs2への変速性は改善できても、
中間スプロケツトs2から最大径スプロケツトs
3への変速性はむしろ悪化していた。これは、上
に説明したことから明らかなように、変速時に実
質的にチエンCを押すべき、円弧状の内ガイドプ
レート下縁9aの位置を下げた果、最小径スプロ
ケツトs1から中間スプロケツトs2にチエンC
を掛け換える場合に、内ガイドプレートが実際に
チエンCを押す部位が最小スプロケツトs1に近
付く反面、中間スプロケツトs2から最大径スプ
ロケツトs3にチエンCを掛け換える場合には、
内ガイドプレートが実際にチエンCを押す部位が
中間スプロケツトs2に近付きすぎることになる
からである。 本考案は上記のような事情のもとで考え出され
たものであつて、最大径スプロケツトs3と最小
径スプロケツトs1との外径差の大きい3枚以上
のスプロケツトを備える自転車において、その最
小径スプロケツトs1からそれより大径のスプロ
ケツトにチエンCを掛け換える場合の変速性が良
好であるのみならず、中間径のスプロケツトs2
から最大径のスプロケツトs3にチエンCを掛け
換える場合の変速性をも良好としうる自転車用フ
ロントデイレーラを提供するものである。
上記の問題を解決するため、本考案では、次の
技術的手段を講じている。 すなわち、本考案は、最小径スプロケツトと、
これより大径の少なくとも一枚の中間スプロケツ
トと、さらにこれより大径の最大径スプロケツト
とを備える多段式の前ギヤと組合せて使用され、
スプロケツトに掛かろうとするチエンを内外に挟
むように対向し、それぞれ単一部材からなる内ガ
イドプレートおよび外ガイドプレートを備え、制
御機構により前記内ガイドプレートおよび外ガイ
ドプレートを内外方向に平行移動させるように構
成された自転車用フロントデイレーラにおいて、 前記内ガイドプレートの後方下縁を前記前ギヤ
の外周と略対応した円弧状とすることによつて形
成される、最小径スプロケツトに掛かかるチエン
を中間スプロケツトに掛け換える場合に押す部位
Bに対し、前記内ガイドプレートの中間部ないし
前方部において前記中間スプロケツトに掛かるチ
エンをそれより大径のスプロケツトに掛け換える
場合に押す部位Aの上下方向の位置を、前記部位
Bを形成する円弧の延長線よりも明確に上方に偏
位させて設けたことを特徴とする。 中間スプロケツトs2に掛かるチエンCを大径
スプロケツトs3に掛け換える場合に押す部位A
を上記のように位置させるためには、たとえば、
通常、スプロケツトsの外周と略対応した円弧状
に形成される内ガイドプレート9の下縁9aの前
方部を、内ガイドプレート9のチエンCの横断方
向所定幅にわたつて凹ませるほか、内ガイドプレ
ート9の下縁9aを、その後方部より前方部の方
がスプロケツトから遠ざかるような階段状にする
ことが考えられる。さらには、内ガイドプレート
9の前方部の内面における、下縁9aから所定距
離上方の部位に膨出部を設けてこの膨出部を中間
スプロケツトs2に掛かるチエンCを大径スプロ
ケツトs3に掛け換える場合にチエンを押す部位
Aとしてもよい。
技術的手段を講じている。 すなわち、本考案は、最小径スプロケツトと、
これより大径の少なくとも一枚の中間スプロケツ
トと、さらにこれより大径の最大径スプロケツト
とを備える多段式の前ギヤと組合せて使用され、
スプロケツトに掛かろうとするチエンを内外に挟
むように対向し、それぞれ単一部材からなる内ガ
イドプレートおよび外ガイドプレートを備え、制
御機構により前記内ガイドプレートおよび外ガイ
ドプレートを内外方向に平行移動させるように構
成された自転車用フロントデイレーラにおいて、 前記内ガイドプレートの後方下縁を前記前ギヤ
の外周と略対応した円弧状とすることによつて形
成される、最小径スプロケツトに掛かかるチエン
を中間スプロケツトに掛け換える場合に押す部位
Bに対し、前記内ガイドプレートの中間部ないし
前方部において前記中間スプロケツトに掛かるチ
エンをそれより大径のスプロケツトに掛け換える
場合に押す部位Aの上下方向の位置を、前記部位
Bを形成する円弧の延長線よりも明確に上方に偏
位させて設けたことを特徴とする。 中間スプロケツトs2に掛かるチエンCを大径
スプロケツトs3に掛け換える場合に押す部位A
を上記のように位置させるためには、たとえば、
通常、スプロケツトsの外周と略対応した円弧状
に形成される内ガイドプレート9の下縁9aの前
方部を、内ガイドプレート9のチエンCの横断方
向所定幅にわたつて凹ませるほか、内ガイドプレ
ート9の下縁9aを、その後方部より前方部の方
がスプロケツトから遠ざかるような階段状にする
ことが考えられる。さらには、内ガイドプレート
9の前方部の内面における、下縁9aから所定距
離上方の部位に膨出部を設けてこの膨出部を中間
スプロケツトs2に掛かるチエンCを大径スプロ
ケツトs3に掛け換える場合にチエンを押す部位
Aとしてもよい。
上記のように内ガイドプレートの後方下縁を前
記前ギヤの外周と略対応した円弧状とすることに
よつて形成される、最小径スプロケツトs1に掛
かるチエンCを中間スプロケツトs2に掛け換え
る場合に押す部位Bに対し、前記内ガイドプレー
トの中間部ないし前方部において前記中間スプロ
ケツトs2に掛かるチエンをそれより大径のスプ
ロケツトs3に掛け換える場合に押す部位Aの上
下方向の位置を、前記部位Bを形成する円弧の延
長線よりも明確に上方に偏位させて設けた結果、
内ガイドプレート9は、中間スプロケツトs2に
掛かるチエンCを大径スプロケツトs3側に押す
場合、従来に比べて中間スプロケツトs2から遠
い部位を押すことになる。このことは、実際上中
間スプロケツトs2に掛かるチエンCを押す部位
Aの最大径スプロケツトs3に対するオーバラツ
プ量が従来に比べて少ないか、または存在しない
ことを意味し、したがつて、従来のこの種のフロ
ントデイレーラに見られたような、中間スプロケ
ツトs2から大径スプロケツトs3にチエンCを
掛け換える場合にチエンを押す部位が最大径スプ
ロケツトs3にオーバラツプして、その結果、内
ガイドプレート9と最大径スプロケツトs3との
間にチエンCが挟み込まれるという問題はなくな
り、中間スプロケツトs2から最大径スプロケツ
トs3へのチエンCの掛け換えがきめて円滑に行
なえるようになる。 一方、最小径スプロケツトs1に掛かるチエン
Cを中間スプロケツトs2に掛け換える場合に内
ガイドプレート9がチエンCを押す部位Bは、従
来と同様、最小径スプロケツトs1に最大限近付
いた位置となるので、最小径スプロケツトs1に
掛かるチエンCを中間スプロケツトs2に掛け換
える機能は減殺されない。 以上の結果、本考案の自転車用フロントデイレ
ーラは、最小スプロケツトs1の外径をかなり小
さくし、かつ、3枚以上のスプロケツトを有する
前ギヤの選択したスプロケツトにチエンCを掛け
換える場合において、従来から一般的な内ガイド
プレートの形状では困難とされていた、最小径ス
プロケツトs1から中間スプロケツトs2へのチ
エンの掛け換え、および中間スプロケツトs2か
ら最大径スプロケツトs3へのチエンCの掛け換
えの双方の効率の向上を達成することができる。
しかも本考案を実施するためには、特別に作成し
た部品を付加しなくとも、内ガイドプレート9を
形状的に変更するだけでよいので、コスト的に非
常に有利である。
記前ギヤの外周と略対応した円弧状とすることに
よつて形成される、最小径スプロケツトs1に掛
かるチエンCを中間スプロケツトs2に掛け換え
る場合に押す部位Bに対し、前記内ガイドプレー
トの中間部ないし前方部において前記中間スプロ
ケツトs2に掛かるチエンをそれより大径のスプ
ロケツトs3に掛け換える場合に押す部位Aの上
下方向の位置を、前記部位Bを形成する円弧の延
長線よりも明確に上方に偏位させて設けた結果、
内ガイドプレート9は、中間スプロケツトs2に
掛かるチエンCを大径スプロケツトs3側に押す
場合、従来に比べて中間スプロケツトs2から遠
い部位を押すことになる。このことは、実際上中
間スプロケツトs2に掛かるチエンCを押す部位
Aの最大径スプロケツトs3に対するオーバラツ
プ量が従来に比べて少ないか、または存在しない
ことを意味し、したがつて、従来のこの種のフロ
ントデイレーラに見られたような、中間スプロケ
ツトs2から大径スプロケツトs3にチエンCを
掛け換える場合にチエンを押す部位が最大径スプ
ロケツトs3にオーバラツプして、その結果、内
ガイドプレート9と最大径スプロケツトs3との
間にチエンCが挟み込まれるという問題はなくな
り、中間スプロケツトs2から最大径スプロケツ
トs3へのチエンCの掛け換えがきめて円滑に行
なえるようになる。 一方、最小径スプロケツトs1に掛かるチエン
Cを中間スプロケツトs2に掛け換える場合に内
ガイドプレート9がチエンCを押す部位Bは、従
来と同様、最小径スプロケツトs1に最大限近付
いた位置となるので、最小径スプロケツトs1に
掛かるチエンCを中間スプロケツトs2に掛け換
える機能は減殺されない。 以上の結果、本考案の自転車用フロントデイレ
ーラは、最小スプロケツトs1の外径をかなり小
さくし、かつ、3枚以上のスプロケツトを有する
前ギヤの選択したスプロケツトにチエンCを掛け
換える場合において、従来から一般的な内ガイド
プレートの形状では困難とされていた、最小径ス
プロケツトs1から中間スプロケツトs2へのチ
エンの掛け換え、および中間スプロケツトs2か
ら最大径スプロケツトs3へのチエンCの掛け換
えの双方の効率の向上を達成することができる。
しかも本考案を実施するためには、特別に作成し
た部品を付加しなくとも、内ガイドプレート9を
形状的に変更するだけでよいので、コスト的に非
常に有利である。
第1図ないし第3図に本考案のフロントデイレ
ーラの一例を示す。なお、これらの図において、
第5図および第6図に示す従来例と同等の部材に
は、同一の符号を付してある。 本考案のフロントデイレーラは、その内ガイド
プレート9以外の構成は、第5図および第6図に
示す従来例の構成と同等の構成を採用することが
できる。すなわち、シートパイプ2の方にクラン
プバンド2を介してベース部材3が固定され、こ
のベース部材3に、パンタグラフリンク機構4な
どの制御機構を介して可動部材5が内外方向に往
復移動可能に支持されている。可動部材5には、
前ギヤのスプロケツトs1,s2,s3に掛かろ
うとするチエンCを挟んで内外に対向するよう
に、ほぼスプロケツトと平行な内ガイドプレート
9と外ガイドプレート10とが取付けられてい
る。 外ガイドプレート10は、第1図に示すよう
に、ほぼ最大径スプロケツトs3の頂部から所定
角後方にいたる周縁と対応する円弧状の下縁10
aを持つた、大略三日月状の側面視形状を有し、
その上部を可動部材5に接続されている。そして
この外ガイドプレート10の上下位置は、クラン
プバンド2のシートパイプに対する締め付け位置
を調整することにより、下縁10aが最大径スプ
ロケツトs3の外周に干渉しないように設定され
る。 また、外ガイドプレート10の後方端は、最小
径スプロケツトs1の外径に対応し、最小径スプ
ロケツトs1に掛かろうとするチエンC(第1図
に実線で示す)に対して正面から見て十分交差し
うるまで延ばされる。 一方、本例での内ガイドプレート9は、その正
面視形状は第5図に示す従来例のそれと同様であ
る。すなわち、その下縁9aが、外ガイドプレー
ト10の下縁10aの置に比べてかなり下がつた
円弧状を呈した略三日月状の正面視形状を有し、
その上部が可動部材5に接続されている。 さて、第1図に示されているように、チエンC
の走行路は、これが掛かつてるスプロケツトの外
径に対応して異なる。すなわち、最小径スプロケ
ツトs1に掛かつている場合(図に実線で示され
ている)、中間スプロケツトs2に掛かつている
場合(図に仮想線で示されている)、および最大
径スプロケツトs3に掛かつている場合(図示
略)とでは、スプロケツトに掛かろうとする部分
の走行路に高低差が生じる。これをガイドプレー
トを基準として見ると、チエンCがどのスプロケ
ツトに掛かつてるかによつて、チエンCが横断す
る部位がガイドプレートの前後方向に異なつてい
る。 本考案では、中間スプロケツトs2に掛かつて
いるチエンC、すなわち第1図に仮想線で示すチ
エンCを大径スプロケツトs3に掛け換えるとき
に内ガイドプレート9が押す部位Aを、最小径ス
プロケツトs1に掛かつているチエン、すなわち
第1図に実線で示すチエンCを中間スプロケツト
s2に掛け換えるときに内ガイドプレート9が押
す部位Bを通り、かつスプロケツトと同心状の円
弧の外側に位置させている。 そのために本例では、第2図および第3図に詳
示するように、内ガイドプレート9の下縁9a側
の所定幅を、前後方向略中央部から前端にわたつ
て凹ませることにより達成している。これによ
り、第2図において、実際にチエンCを押す部位
Aが、上記の凹みを設けないとした場合にチエン
Cを押すと想定される部位A′よりチエンCの走
行方向後方に移る。したがつて、内ガイドプレー
ト9を第2図手前方向に移動させたとき、上記符
号Aで示す部分がチエンCを外側に押し、つづい
てこのチエンCが最大径スプロケツトs3に引つ
掛けられ、かつ掛け換えられることになる。 一方、最小径スプロケツトs1に掛かつている
チエンCを中間スプロケツトs2に掛け換える場
合には、符号Bで示す部位、すなわち、ガイドプ
レート9の下縁9aの後方部において実線で示す
チエンCの走行路と交差する部位がチエンCを外
側に押し、つづいてこのチエンCが中間スプロケ
ツトs2に引つ掛けられ、かつ掛け換えられる。 第2図において、上記の凹みを設けない場合に
内ガイドプレート9が中間スプロケツトs2に掛
かるチエンCを押すと想定される部位A′と本考
案の内ガイドプレート9が同様の状態のチエンC
を押す部位Aのチエン走行方向の位置を比較すれ
ば明らかなように、符号Aで示す部位の方が符号
A′で示す部位より中間スプロケツトs2から遠
ざかつており、しかも、最大径スプロケツトs3
ともオーバラツプしていない。したがつて、本考
案の自転車用フロントデイレーラでは、第5図に
示す従来のフロントデイレーラの場合の問題、す
なわち、中間スプロケツトs2に掛かつているチ
エンCを最大径スプロケツトs3に掛け換えると
きにチエンCが内ガイドプレート9と最大径スプ
ロケツトs3との間に挟圧されるという問題はな
くなる。 第4図は、本考案の自転車用フロントデイレー
ラの内ガイドプレート9の他の実施例を示す。こ
の例では、第1図ないし第3図の実施例におい
て、凹ませた部分に相当する部分を削除してい
る。このようにしても、中間スプロケツトs2に
かかるチエンCを押す部位Aは、従来においてチ
エンCを押すと想定される部位A′よりチエンの
走行方向後方に移行しており、第1図ないし第3
図に示す例と同等の作用、および効果を期待する
ことができる。 もちろん、本考案の範囲は上述した実施例に限
定されることはない。内外ガイドプレート9,1
0の全体形状は設計変更可能である。要するに、
内ガイドプレートにおいて、最小スプロケツトに
掛かるチエンCを実質的に押す部位Bと、中間ス
プロケツトに掛かるチエンCを実質的に押す部位
Aとの正面視における上下位置関係が上述した関
係となつておれば、他の部分はどのように形成し
てもよい。すなわち、上記部位Aと上記部位Bと
の自転車車幅方向(ガイドプレートの厚み方向)
の位置関係は問われない。したがつて、実施例で
は、上記部位Aを部位Bに対してスプロケツトの
半径方向外側に位置させるために、内ガイドプレ
ート9の下縁9aの前方部を凹ませ、あるいは当
該箇所を削除して下縁9aを正面視にいて階段状
としたが、逆に、内ガイドプレート9の前方部内
面における下縁から上方にむけて離れた所定部位
を、他の部位に対して膨出させても、この膨出部
が実質的に中間スプロケツトs2から大径スプロ
ケツトs3にチエンCを掛け換える場合にチエン
Cを押圧する部位Aとして機能し、この場合も当
然に本願考案の範囲に含まれる。 また、可動部材5を動かせるための制御機構と
してのパンタグラフリンク機構についても、図示
例では、いわゆるローノーマル式のものを示して
いるが、トツプノーマル式のものを採択しても、
もちろんよい。
ーラの一例を示す。なお、これらの図において、
第5図および第6図に示す従来例と同等の部材に
は、同一の符号を付してある。 本考案のフロントデイレーラは、その内ガイド
プレート9以外の構成は、第5図および第6図に
示す従来例の構成と同等の構成を採用することが
できる。すなわち、シートパイプ2の方にクラン
プバンド2を介してベース部材3が固定され、こ
のベース部材3に、パンタグラフリンク機構4な
どの制御機構を介して可動部材5が内外方向に往
復移動可能に支持されている。可動部材5には、
前ギヤのスプロケツトs1,s2,s3に掛かろ
うとするチエンCを挟んで内外に対向するよう
に、ほぼスプロケツトと平行な内ガイドプレート
9と外ガイドプレート10とが取付けられてい
る。 外ガイドプレート10は、第1図に示すよう
に、ほぼ最大径スプロケツトs3の頂部から所定
角後方にいたる周縁と対応する円弧状の下縁10
aを持つた、大略三日月状の側面視形状を有し、
その上部を可動部材5に接続されている。そして
この外ガイドプレート10の上下位置は、クラン
プバンド2のシートパイプに対する締め付け位置
を調整することにより、下縁10aが最大径スプ
ロケツトs3の外周に干渉しないように設定され
る。 また、外ガイドプレート10の後方端は、最小
径スプロケツトs1の外径に対応し、最小径スプ
ロケツトs1に掛かろうとするチエンC(第1図
に実線で示す)に対して正面から見て十分交差し
うるまで延ばされる。 一方、本例での内ガイドプレート9は、その正
面視形状は第5図に示す従来例のそれと同様であ
る。すなわち、その下縁9aが、外ガイドプレー
ト10の下縁10aの置に比べてかなり下がつた
円弧状を呈した略三日月状の正面視形状を有し、
その上部が可動部材5に接続されている。 さて、第1図に示されているように、チエンC
の走行路は、これが掛かつてるスプロケツトの外
径に対応して異なる。すなわち、最小径スプロケ
ツトs1に掛かつている場合(図に実線で示され
ている)、中間スプロケツトs2に掛かつている
場合(図に仮想線で示されている)、および最大
径スプロケツトs3に掛かつている場合(図示
略)とでは、スプロケツトに掛かろうとする部分
の走行路に高低差が生じる。これをガイドプレー
トを基準として見ると、チエンCがどのスプロケ
ツトに掛かつてるかによつて、チエンCが横断す
る部位がガイドプレートの前後方向に異なつてい
る。 本考案では、中間スプロケツトs2に掛かつて
いるチエンC、すなわち第1図に仮想線で示すチ
エンCを大径スプロケツトs3に掛け換えるとき
に内ガイドプレート9が押す部位Aを、最小径ス
プロケツトs1に掛かつているチエン、すなわち
第1図に実線で示すチエンCを中間スプロケツト
s2に掛け換えるときに内ガイドプレート9が押
す部位Bを通り、かつスプロケツトと同心状の円
弧の外側に位置させている。 そのために本例では、第2図および第3図に詳
示するように、内ガイドプレート9の下縁9a側
の所定幅を、前後方向略中央部から前端にわたつ
て凹ませることにより達成している。これによ
り、第2図において、実際にチエンCを押す部位
Aが、上記の凹みを設けないとした場合にチエン
Cを押すと想定される部位A′よりチエンCの走
行方向後方に移る。したがつて、内ガイドプレー
ト9を第2図手前方向に移動させたとき、上記符
号Aで示す部分がチエンCを外側に押し、つづい
てこのチエンCが最大径スプロケツトs3に引つ
掛けられ、かつ掛け換えられることになる。 一方、最小径スプロケツトs1に掛かつている
チエンCを中間スプロケツトs2に掛け換える場
合には、符号Bで示す部位、すなわち、ガイドプ
レート9の下縁9aの後方部において実線で示す
チエンCの走行路と交差する部位がチエンCを外
側に押し、つづいてこのチエンCが中間スプロケ
ツトs2に引つ掛けられ、かつ掛け換えられる。 第2図において、上記の凹みを設けない場合に
内ガイドプレート9が中間スプロケツトs2に掛
かるチエンCを押すと想定される部位A′と本考
案の内ガイドプレート9が同様の状態のチエンC
を押す部位Aのチエン走行方向の位置を比較すれ
ば明らかなように、符号Aで示す部位の方が符号
A′で示す部位より中間スプロケツトs2から遠
ざかつており、しかも、最大径スプロケツトs3
ともオーバラツプしていない。したがつて、本考
案の自転車用フロントデイレーラでは、第5図に
示す従来のフロントデイレーラの場合の問題、す
なわち、中間スプロケツトs2に掛かつているチ
エンCを最大径スプロケツトs3に掛け換えると
きにチエンCが内ガイドプレート9と最大径スプ
ロケツトs3との間に挟圧されるという問題はな
くなる。 第4図は、本考案の自転車用フロントデイレー
ラの内ガイドプレート9の他の実施例を示す。こ
の例では、第1図ないし第3図の実施例におい
て、凹ませた部分に相当する部分を削除してい
る。このようにしても、中間スプロケツトs2に
かかるチエンCを押す部位Aは、従来においてチ
エンCを押すと想定される部位A′よりチエンの
走行方向後方に移行しており、第1図ないし第3
図に示す例と同等の作用、および効果を期待する
ことができる。 もちろん、本考案の範囲は上述した実施例に限
定されることはない。内外ガイドプレート9,1
0の全体形状は設計変更可能である。要するに、
内ガイドプレートにおいて、最小スプロケツトに
掛かるチエンCを実質的に押す部位Bと、中間ス
プロケツトに掛かるチエンCを実質的に押す部位
Aとの正面視における上下位置関係が上述した関
係となつておれば、他の部分はどのように形成し
てもよい。すなわち、上記部位Aと上記部位Bと
の自転車車幅方向(ガイドプレートの厚み方向)
の位置関係は問われない。したがつて、実施例で
は、上記部位Aを部位Bに対してスプロケツトの
半径方向外側に位置させるために、内ガイドプレ
ート9の下縁9aの前方部を凹ませ、あるいは当
該箇所を削除して下縁9aを正面視にいて階段状
としたが、逆に、内ガイドプレート9の前方部内
面における下縁から上方にむけて離れた所定部位
を、他の部位に対して膨出させても、この膨出部
が実質的に中間スプロケツトs2から大径スプロ
ケツトs3にチエンCを掛け換える場合にチエン
Cを押圧する部位Aとして機能し、この場合も当
然に本願考案の範囲に含まれる。 また、可動部材5を動かせるための制御機構と
してのパンタグラフリンク機構についても、図示
例では、いわゆるローノーマル式のものを示して
いるが、トツプノーマル式のものを採択しても、
もちろんよい。
第1図ないし第4図は本考案の自転車用フロン
トデイレーラの実施例を示し、第1図は全体正面
図、第2図は内ガイドプレートと各スプロケツト
ないしチエンとの関係を示すとともに作用を説明
するための図、第3図は第2図の−線断面
図、第4図は内ガイドプレートの他の態様を示す
正面図、第5図は本考案が基礎とする従来のフロ
ントデイレーラの全体正面図、第6図は第5図の
方向矢視図である。 4……制御機構(パンタグラフリンク機構)、
9……内ガイドプレート、10……外ガイドプレ
ート、S……スプロケツト、s1……最小径スプ
ロケツト、s2……中間スプロケツト、s3……
最大径スプロケツト、C……チエン。
トデイレーラの実施例を示し、第1図は全体正面
図、第2図は内ガイドプレートと各スプロケツト
ないしチエンとの関係を示すとともに作用を説明
するための図、第3図は第2図の−線断面
図、第4図は内ガイドプレートの他の態様を示す
正面図、第5図は本考案が基礎とする従来のフロ
ントデイレーラの全体正面図、第6図は第5図の
方向矢視図である。 4……制御機構(パンタグラフリンク機構)、
9……内ガイドプレート、10……外ガイドプレ
ート、S……スプロケツト、s1……最小径スプ
ロケツト、s2……中間スプロケツト、s3……
最大径スプロケツト、C……チエン。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 最小径スプロケツトと、これより大径の少なく
とも一枚の中間スプロケツトと、さらにこれより
大径の最大径スプロケツトとを備える多段式の前
ギヤと組合せて使用され、スプロケツトに掛かろ
うとするチエンを内外に挟むように対向し、それ
ぞれ単一部材からなる内ガイドプレートおよび外
ガイドプレートを備え、制御機構により前記内ガ
イドプレートおよび外ガイドプレートを内外方向
に平行移動させるように構成された自転車用フロ
ントデイレーラにおいて、 前記内ガイドプレートの後方下縁を前記前ギヤ
の外周と略対応した円弧状とすることによつて形
成される、最小径スプロケツトに掛かるチエンを
中間スプロケツトに掛け換える場合に押す部位B
に対し、前記内ガイドプレートの中間部ないし前
方部において前記中間スプロケツトに掛かるチエ
ンをそれより大径のスプロケツトに掛け換える場
合に押す部位Aの上下方向の位置を、前記部位B
を形成する円弧の延長線よりも明確に上方に偏位
させて設けたことを特徴とする、自転車用フロン
トデイレーラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985001723U JPH0237678Y2 (ja) | 1985-01-09 | 1985-01-09 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985001723U JPH0237678Y2 (ja) | 1985-01-09 | 1985-01-09 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61117788U JPS61117788U (ja) | 1986-07-25 |
JPH0237678Y2 true JPH0237678Y2 (ja) | 1990-10-11 |
Family
ID=30474725
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985001723U Expired JPH0237678Y2 (ja) | 1985-01-09 | 1985-01-09 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0237678Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2511209Y2 (ja) * | 1989-11-14 | 1996-09-25 | 株式会社シマノ | フロントディレ―ラ― |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5931594B2 (ja) * | 1979-08-10 | 1984-08-02 | 東邦化学工業株式会社 | 防錆剤 |
JPS60206793A (ja) * | 1984-03-29 | 1985-10-18 | 株式会社シマノ | 3段変速用フロントデイレ−ラ− |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5223038U (ja) * | 1975-08-05 | 1977-02-18 | ||
JPS5931594U (ja) * | 1982-08-24 | 1984-02-27 | マエダ工業株式会社 | 自転車用フロントデイレ−ラ− |
-
1985
- 1985-01-09 JP JP1985001723U patent/JPH0237678Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5931594B2 (ja) * | 1979-08-10 | 1984-08-02 | 東邦化学工業株式会社 | 防錆剤 |
JPS60206793A (ja) * | 1984-03-29 | 1985-10-18 | 株式会社シマノ | 3段変速用フロントデイレ−ラ− |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61117788U (ja) | 1986-07-25 |
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