JPH0236648B2 - Kokyodokoenseikonoseiho - Google Patents
KokyodokoenseikonoseihoInfo
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- JPH0236648B2 JPH0236648B2 JP11191983A JP11191983A JPH0236648B2 JP H0236648 B2 JPH0236648 B2 JP H0236648B2 JP 11191983 A JP11191983 A JP 11191983A JP 11191983 A JP11191983 A JP 11191983A JP H0236648 B2 JPH0236648 B2 JP H0236648B2
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D1/00—General methods or devices for heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering
- C21D1/18—Hardening; Quenching with or without subsequent tempering
- C21D1/19—Hardening; Quenching with or without subsequent tempering by interrupted quenching
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- Organic Chemistry (AREA)
- Heat Treatment Of Sheet Steel (AREA)
Description
本発明は、高い強度と優れた延性および靭性を
備える熱処理鋼を短時間の熱サイクル下で製造す
る方法に係り、より詳しくは、マルテンサイト、
ベイナイトおよび残留オーステナイトの3相共存
鋼を、ベイナイト変態を加速させる一方で残留オ
ーステナイトの安定化を図りながら製造する高強
度高延性鋼の製法に関するものであり、同一出願
人に係る先の特願昭57−21654号に提案した“引
上げオーステンパー法”の一層の改善に関するも
のである。 従来より、熱処理鋼としてオーステンパー処理
された鋼と焼入れ焼戻し処理された鋼がよく知ら
れている。両者を比較すると、前者は一般的に靭
性に富むが、オーステンパー処理でベーナイトを
生成させるさいに、処理温度が高い場合は後者に
比べて著しく軟質となり、処理温度を低下させる
場合は保持時間が著しく増大して製造性がわるく
なるという制約を受ける。他方、後者は、高強度
材を得やすいが靭性が前者に劣る。 このようなことから、先の先願昭57−21654号
において、処理時間を短縮しながら高い強度と優
れた靭性を得る方法として、本発明者らが引上げ
オーステンパー法と呼んだ新しい製法を提案し
た。 本発明の目的は、この引上げオーステンパー法
を一層進展させることにあり、特に、先の引上げ
オーステンパー法では直接的には意図しなかつた
残留オーステナイトを積極的に安定化させること
にある。本発明者らのその後の追試研究による
と、残留オーステナイトを安定化させ、マルテン
サイト、ベイナイトおよび残留オーステナイトの
3相共存鋼とすることにより、引上げオーステン
パー法の特徴である処理時間の短縮を享受しなが
ら、刃物材やバネ材に要求される高い強度と高延
性(T.S150Kg/mm2、T.S×El1500)を満足す
る鋼が得られることが判明し、特にこの引上げオ
ーステンパー法を適用して残留オーステナイトを
もつ3相鋼を得る場合に、適切含量のSiがこの残
留オーステナイトの安定化に極めて有効に作用す
ることがわかつた。 すなわち本発明は、鋼中元素のうち、Cが0.40
〜1.10重量%、Siが0.8〜2.7重量%の中高炭素鋼
を当該鋼のAc3変態点〜Ac3変態点+150℃の温度
域に保持してオーステナイト化処理し、このオー
ステナイト域から当該鋼のMs点〜M80%点の温
度域に焼入れし、ついで、少なくとも20容量%以
上の未変態オーステナイトを保持させた状態より
300℃〜450℃の温度域に再加熱し、この再加熱段
階においてマルテンサイトの焼戻しと未変態オー
ステナイトのベイナイト変態を行なわせると共
に、この再加熱温度域での保持時間を常温で安定
な残留オーステナイト量が少なくとも5容量%以
上となる時間内に規制して常温に冷却し、この保
持時間の規制によりベイナイト変態を中断するこ
とからなる高強度高延性鋼の製法を提供するもの
である。この本発明によると、熱処理時間(より
具体的には、再加熱温度での保持時間)を著しく
短縮させた状態で(例えば4分以内)、焼戻しマ
ルテンサイト、ベイナイトおよび残留オーステナ
イトの3相組織の高強度高延性鋼を得ることがで
きる。この3相組織の好ましい態様としては、焼
戻しマルテンサイトが10〜80容量%、残留オース
テナイトが5容量%以上、残部が実質的にベイナ
イトからなる組織であり、板厚1mmとした場合の
機械的特性がT.S150Kg/mm2、T.S×El1500を
満足するものである。 以下に本発明法の詳細を説明する。 第1図は本発明の引上げオーステンパー法の各
熱処理段階を説明するための基本図であり、図示
のように、本法は、 段階…温度T1、保持時間t1 段階…温度T2、保持時間t2 段階…温度T3、保持時間t3 の3段階の処理からなる。 まず、段階は材料のオーステナイト化のため
の処理であり、T1はA3〜A3+150℃の温度範囲
である。T1に上限(A3+150℃)を設けたのは、
これを超える温度になるとオーステナイト粒が粗
大化して成品の靭性を低下させる原因となるから
である。t1は加熱方法や材料寸法によつて適切な
時間に定められ、未溶解炭化物が10%以下となる
に要する時間、例えば0.5〜15分であれば、ほぼ
均一なオーステナイト化が達成される。 段階は、段階からT2温度に保持された媒
体中に材料を浸漬して焼入れする処理である。 この焼入れのための媒体(冷媒)としては、塩
浴、オイル浴、非鉄金属または合金浴、その他の
公知の浴を使用する。T2温度はMs〜M80%の温
度域、すなわち、その温度で80%(容積比)未満
のマルテンサイトが生成する温度域であり、通常
のMf点以下までの焼入れ温度とは異なる。マル
テンサイト変態は無拡散変態であるので、その生
成量は焼入れ温度には支配されるがその温度での
保持時間t2にはほとんど影響されない。しかし、
冷媒の種類や材料寸法によつてこのT2温度に材
料が完全に冷却されるまでの時間には若干の差が
現われる。したがつて、このt2時間は目標とする
T2温度に材料温度が達するに必要な時間であれ
ばよいが、長すぎてはいけない。なぜなら、この
温度(Ms〜M80%)への焼入によつて20容量%
以上の過冷オーステナイトが存在するようにする
のであるが、この過冷オーステナイトはT2の温
度に長時間保持されると下部ベーナイトに変態し
てしまい、残留オーステナイトの確保が出来なく
なるからである。つまり、この冷媒浴への保持時
間t2は、20容量%以上の未変態オーステナイトが
存在している時間とすることが必要である。 段階は、段階からMs以上の300〜450℃の
温度T3に材料を再加熱する処理である。この加
熱もこのT3温度に保持された加熱炉または浴を
使用する。この段階では、段階で生成した初
晶マルテンサイトが焼戻されると共に、未変態オ
ーステナイトはベーナイトに変態する。しかし、
本発明ではこのT3温度での保持時間t3は、ベーナ
イト変態が終了する時間以前とすることが必要で
ある。このt3を体積割合で5%以上の未変態オー
ステナイトが存在するような時間で打切ることに
本発明の1つの特徴がある。段階の処理が終了
してから室温まで冷却させるさい、この冷却の態
様としては、適当量のベーナイト変態が終了して
いれば、水中急冷と徐冷のどちらでもよく、両者
に材質の差は実質上あらわれない。 このような3段階処理からなる本発明法を実施
すると、従来のオーステンパー処理に比べて、焼
入れストレツシングとも言うべき、ベーナイト変
態の加速化を行なわせることができる。そして、
適切量のSi含有によつて残留オーステナイトを安
定化させることができ、短時間処理でも延性が向
上した鋼を得ることができる。 表1は、供試鋼の化学成分および変態特性点を
示す。供試鋼は、常法の熱間圧延を経て、板厚
1.0mmに仕上げた冷延鋼帯である。材質特性の評
価は、JIS13号B引張り試験片で求めたものであ
る。
備える熱処理鋼を短時間の熱サイクル下で製造す
る方法に係り、より詳しくは、マルテンサイト、
ベイナイトおよび残留オーステナイトの3相共存
鋼を、ベイナイト変態を加速させる一方で残留オ
ーステナイトの安定化を図りながら製造する高強
度高延性鋼の製法に関するものであり、同一出願
人に係る先の特願昭57−21654号に提案した“引
上げオーステンパー法”の一層の改善に関するも
のである。 従来より、熱処理鋼としてオーステンパー処理
された鋼と焼入れ焼戻し処理された鋼がよく知ら
れている。両者を比較すると、前者は一般的に靭
性に富むが、オーステンパー処理でベーナイトを
生成させるさいに、処理温度が高い場合は後者に
比べて著しく軟質となり、処理温度を低下させる
場合は保持時間が著しく増大して製造性がわるく
なるという制約を受ける。他方、後者は、高強度
材を得やすいが靭性が前者に劣る。 このようなことから、先の先願昭57−21654号
において、処理時間を短縮しながら高い強度と優
れた靭性を得る方法として、本発明者らが引上げ
オーステンパー法と呼んだ新しい製法を提案し
た。 本発明の目的は、この引上げオーステンパー法
を一層進展させることにあり、特に、先の引上げ
オーステンパー法では直接的には意図しなかつた
残留オーステナイトを積極的に安定化させること
にある。本発明者らのその後の追試研究による
と、残留オーステナイトを安定化させ、マルテン
サイト、ベイナイトおよび残留オーステナイトの
3相共存鋼とすることにより、引上げオーステン
パー法の特徴である処理時間の短縮を享受しなが
ら、刃物材やバネ材に要求される高い強度と高延
性(T.S150Kg/mm2、T.S×El1500)を満足す
る鋼が得られることが判明し、特にこの引上げオ
ーステンパー法を適用して残留オーステナイトを
もつ3相鋼を得る場合に、適切含量のSiがこの残
留オーステナイトの安定化に極めて有効に作用す
ることがわかつた。 すなわち本発明は、鋼中元素のうち、Cが0.40
〜1.10重量%、Siが0.8〜2.7重量%の中高炭素鋼
を当該鋼のAc3変態点〜Ac3変態点+150℃の温度
域に保持してオーステナイト化処理し、このオー
ステナイト域から当該鋼のMs点〜M80%点の温
度域に焼入れし、ついで、少なくとも20容量%以
上の未変態オーステナイトを保持させた状態より
300℃〜450℃の温度域に再加熱し、この再加熱段
階においてマルテンサイトの焼戻しと未変態オー
ステナイトのベイナイト変態を行なわせると共
に、この再加熱温度域での保持時間を常温で安定
な残留オーステナイト量が少なくとも5容量%以
上となる時間内に規制して常温に冷却し、この保
持時間の規制によりベイナイト変態を中断するこ
とからなる高強度高延性鋼の製法を提供するもの
である。この本発明によると、熱処理時間(より
具体的には、再加熱温度での保持時間)を著しく
短縮させた状態で(例えば4分以内)、焼戻しマ
ルテンサイト、ベイナイトおよび残留オーステナ
イトの3相組織の高強度高延性鋼を得ることがで
きる。この3相組織の好ましい態様としては、焼
戻しマルテンサイトが10〜80容量%、残留オース
テナイトが5容量%以上、残部が実質的にベイナ
イトからなる組織であり、板厚1mmとした場合の
機械的特性がT.S150Kg/mm2、T.S×El1500を
満足するものである。 以下に本発明法の詳細を説明する。 第1図は本発明の引上げオーステンパー法の各
熱処理段階を説明するための基本図であり、図示
のように、本法は、 段階…温度T1、保持時間t1 段階…温度T2、保持時間t2 段階…温度T3、保持時間t3 の3段階の処理からなる。 まず、段階は材料のオーステナイト化のため
の処理であり、T1はA3〜A3+150℃の温度範囲
である。T1に上限(A3+150℃)を設けたのは、
これを超える温度になるとオーステナイト粒が粗
大化して成品の靭性を低下させる原因となるから
である。t1は加熱方法や材料寸法によつて適切な
時間に定められ、未溶解炭化物が10%以下となる
に要する時間、例えば0.5〜15分であれば、ほぼ
均一なオーステナイト化が達成される。 段階は、段階からT2温度に保持された媒
体中に材料を浸漬して焼入れする処理である。 この焼入れのための媒体(冷媒)としては、塩
浴、オイル浴、非鉄金属または合金浴、その他の
公知の浴を使用する。T2温度はMs〜M80%の温
度域、すなわち、その温度で80%(容積比)未満
のマルテンサイトが生成する温度域であり、通常
のMf点以下までの焼入れ温度とは異なる。マル
テンサイト変態は無拡散変態であるので、その生
成量は焼入れ温度には支配されるがその温度での
保持時間t2にはほとんど影響されない。しかし、
冷媒の種類や材料寸法によつてこのT2温度に材
料が完全に冷却されるまでの時間には若干の差が
現われる。したがつて、このt2時間は目標とする
T2温度に材料温度が達するに必要な時間であれ
ばよいが、長すぎてはいけない。なぜなら、この
温度(Ms〜M80%)への焼入によつて20容量%
以上の過冷オーステナイトが存在するようにする
のであるが、この過冷オーステナイトはT2の温
度に長時間保持されると下部ベーナイトに変態し
てしまい、残留オーステナイトの確保が出来なく
なるからである。つまり、この冷媒浴への保持時
間t2は、20容量%以上の未変態オーステナイトが
存在している時間とすることが必要である。 段階は、段階からMs以上の300〜450℃の
温度T3に材料を再加熱する処理である。この加
熱もこのT3温度に保持された加熱炉または浴を
使用する。この段階では、段階で生成した初
晶マルテンサイトが焼戻されると共に、未変態オ
ーステナイトはベーナイトに変態する。しかし、
本発明ではこのT3温度での保持時間t3は、ベーナ
イト変態が終了する時間以前とすることが必要で
ある。このt3を体積割合で5%以上の未変態オー
ステナイトが存在するような時間で打切ることに
本発明の1つの特徴がある。段階の処理が終了
してから室温まで冷却させるさい、この冷却の態
様としては、適当量のベーナイト変態が終了して
いれば、水中急冷と徐冷のどちらでもよく、両者
に材質の差は実質上あらわれない。 このような3段階処理からなる本発明法を実施
すると、従来のオーステンパー処理に比べて、焼
入れストレツシングとも言うべき、ベーナイト変
態の加速化を行なわせることができる。そして、
適切量のSi含有によつて残留オーステナイトを安
定化させることができ、短時間処理でも延性が向
上した鋼を得ることができる。 表1は、供試鋼の化学成分および変態特性点を
示す。供試鋼は、常法の熱間圧延を経て、板厚
1.0mmに仕上げた冷延鋼帯である。材質特性の評
価は、JIS13号B引張り試験片で求めたものであ
る。
【表】
第2図は、供試鋼Dを、T1=880℃、t1=
20minにてオーステナイト化後、T2=204℃、t2
=1minとして、初晶マルテンサイトを約20%得
た後、T3350℃として、t3保持時間を変えた場合
の引上げオーステンパー処理材の引張試験特性
と、恒温保持温度を350℃とした通常のオーステ
ンパー処理材の特性とを比較して示す。 引上げオーステンパー処理材では、伸びは30秒
〜2分の範囲で高く、極大値は1分にある。一
方、通常のオーステンパーでは、伸びは2分以下
では著しく低く、4分〜20分の範囲で高く8分で
極大値を示す。 第3図は、このときの残留オーステナイト中の
C%を示すが、通常のオーステンパー処理では、
ベイナイト変態が遅いためにオーステナイトへの
C濃化が進まず、冷却過程で未変態オーステナイ
トより二次生成のマルテンサイト(α″)を生じ
やすい。このため不安定破壊を生じ伸びは極端に
低くなる。一方、引上げオーステンパーでは、ベ
イナイト変態が加速され、短時間にオーステナイ
トのC濃化が進む。また、通常のオーステンパー
よりも低いC%で(残留オーステナイト量がピー
クを示すときの残留オーステナイト中のC%は、
通常オーステンパーで1.2%、引上げオーステン
パーで1.0%)で残留オーステナイトが安定化す
る。これは、引上げオーステンパーでは組織が微
細であり、オーステナイト生成にともなうオース
テナイトへのC濃化が平均的に起こりやすいのに
対し、通常のオーステンパーでは組織(ベイナイ
トのラス)が粗くC濃化が不均質となるためと考
える。 このように、引上げオーステンパーでは、初晶
マルテンサイトを生成させることにより、ベイナ
イト変態が短時間化し、かつ、残留オーステナイ
トが安定化されやすい。このような効果は、初晶
マルテンサイト量を増加されるほど、大きくな
る。しかし、初晶マルテンサイト量を80%以上に
すると、得られる残留オーステナイト量の絶対値
が少なくなるという問題がある。そこで、本発明
では、初晶マルテンサイト量を80%以内とするよ
う、焼入浴温度T1はM80%点以上とする。 第4図は、表1のA〜Dの4種の鋼について、
前記同様の通常のオーステンパー処理(恒温保持
時間4〜20分)と前記同様の本発明の引上げオー
ステンパー処理(保持時間0.5〜2分)に供した
ときの機械的性質並びに残留オーステナイト量
(γR)を、Si含有量で整理したものである。この
第4図から明らかなように、T.Sは本発明による
引上げオーステンパー処法の方が著しく向上して
いるうえ、Si含有量が高くなるにつれて残留オー
ステナイト量が多くなり、延性が高くなることが
わかる。このように、Siは、安定な残留オーステ
ナイトを得るうえで有効な作用を供するが、Siが
0.8%未満では、残留オーステナイトの安定化が
不充分となり、目標とする特性が得られない。ま
た、Siを2.7%を超えて含有させても、非金属介
在物が増加しやすくなり表面肌や延・靭性の劣化
を生じやすいためSiは2.7%以下とするのがよい。 一方、Cについては、Siとともに残留オーステ
ナイトの安定化を図るうえで重要な元素である
が、C;0.40%未満ではオーステナイトの安定化
度が低減し、安定な残留オーステナイトを得るこ
とが困難となる。他方、Cが1.10%を超えると、
残留オーステナイトによる延性向上効果が認めら
れにくくなる。なお、その他の通常の元素例えば
Mn、Ni、等の添加量は、Ms点が常温以上とな
る成分系の範囲において許容される。 実施例 前揚の表1に示した化学成分のC、DおよびE
鋼について、表2に表示の条件で熱処理し、得ら
れた鋼のその組織構成と引張試験特性を表2に併
記した。同表において、比較法と記したのは通常
のオーステンパー処理、発明法と記したのは引上
げオーステンパー処理を表わしている。 (1) No.1〜7は、鋼Cについて恒温処理温度
(T3)を300℃とした場合である。 比較法(No.1〜3)では、保持時間(t3)が
4分未満では不安定破壊を示し、T.S×Elは
1500未満である。これに対して、発明法(No.4
〜7)では、保持時間(t3)が4分未満でも、
T.S>150Kg/mm2、T.S×El>1500を示す。 (2) No.8〜11は鋼Dについて、恒温処理温度
(T3)を350℃とした場合である。 比較法のNo.8は、ベイナイト変態量が44%と
充分ではないため、二次生成のマルテンサイト
を33%生じ伸びが低い(ただし、保持時間
(t3)を4分と長時間にすれば良好な延性を示
す)。これに対して、発明法(No.10〜11)では、
保持時間(t3)が2分以下でも、良好な強度と
伸びを示す。 (3) No.12〜15は、恒温処理温度を400℃とした場
合である。 比較法(No.12、13)は良好な伸びを示すが、
T.S<150Kg/mm2となるのに対して、発明法
(No.13、14)はT.S>150Kg/mm2、T.S×El>
1500を示す。 (4) No.16は鋼Cを恒温処理温度を450℃として発
明法にて処理した結果を示す。T.S>150Kg/
mm2でT.S×El>1500を示す。 (5) No.17〜20は、鋼Eについて初晶(1次)マル
テンサイト量を変えた場合の結果である。 初晶マルテンサイト量が75%以下(No.17〜
19)では、良好な強度と延性を示し、T.S×El
>1500を満足するが、初晶マルテンサイト量を
85%(No.20)とした場合、残留オーステナイト
量が5%以下となり、T.S×El<1500となる。 なお、T.S×El値については、板厚1.0mmの焼
入・焼戻し処理鋼帯にあつては、T.S=150〜
200Kg/mm2の強度を有するものは、JIS13号B試
験で800〜1100の範囲にあるのが通常である。
20minにてオーステナイト化後、T2=204℃、t2
=1minとして、初晶マルテンサイトを約20%得
た後、T3350℃として、t3保持時間を変えた場合
の引上げオーステンパー処理材の引張試験特性
と、恒温保持温度を350℃とした通常のオーステ
ンパー処理材の特性とを比較して示す。 引上げオーステンパー処理材では、伸びは30秒
〜2分の範囲で高く、極大値は1分にある。一
方、通常のオーステンパーでは、伸びは2分以下
では著しく低く、4分〜20分の範囲で高く8分で
極大値を示す。 第3図は、このときの残留オーステナイト中の
C%を示すが、通常のオーステンパー処理では、
ベイナイト変態が遅いためにオーステナイトへの
C濃化が進まず、冷却過程で未変態オーステナイ
トより二次生成のマルテンサイト(α″)を生じ
やすい。このため不安定破壊を生じ伸びは極端に
低くなる。一方、引上げオーステンパーでは、ベ
イナイト変態が加速され、短時間にオーステナイ
トのC濃化が進む。また、通常のオーステンパー
よりも低いC%で(残留オーステナイト量がピー
クを示すときの残留オーステナイト中のC%は、
通常オーステンパーで1.2%、引上げオーステン
パーで1.0%)で残留オーステナイトが安定化す
る。これは、引上げオーステンパーでは組織が微
細であり、オーステナイト生成にともなうオース
テナイトへのC濃化が平均的に起こりやすいのに
対し、通常のオーステンパーでは組織(ベイナイ
トのラス)が粗くC濃化が不均質となるためと考
える。 このように、引上げオーステンパーでは、初晶
マルテンサイトを生成させることにより、ベイナ
イト変態が短時間化し、かつ、残留オーステナイ
トが安定化されやすい。このような効果は、初晶
マルテンサイト量を増加されるほど、大きくな
る。しかし、初晶マルテンサイト量を80%以上に
すると、得られる残留オーステナイト量の絶対値
が少なくなるという問題がある。そこで、本発明
では、初晶マルテンサイト量を80%以内とするよ
う、焼入浴温度T1はM80%点以上とする。 第4図は、表1のA〜Dの4種の鋼について、
前記同様の通常のオーステンパー処理(恒温保持
時間4〜20分)と前記同様の本発明の引上げオー
ステンパー処理(保持時間0.5〜2分)に供した
ときの機械的性質並びに残留オーステナイト量
(γR)を、Si含有量で整理したものである。この
第4図から明らかなように、T.Sは本発明による
引上げオーステンパー処法の方が著しく向上して
いるうえ、Si含有量が高くなるにつれて残留オー
ステナイト量が多くなり、延性が高くなることが
わかる。このように、Siは、安定な残留オーステ
ナイトを得るうえで有効な作用を供するが、Siが
0.8%未満では、残留オーステナイトの安定化が
不充分となり、目標とする特性が得られない。ま
た、Siを2.7%を超えて含有させても、非金属介
在物が増加しやすくなり表面肌や延・靭性の劣化
を生じやすいためSiは2.7%以下とするのがよい。 一方、Cについては、Siとともに残留オーステ
ナイトの安定化を図るうえで重要な元素である
が、C;0.40%未満ではオーステナイトの安定化
度が低減し、安定な残留オーステナイトを得るこ
とが困難となる。他方、Cが1.10%を超えると、
残留オーステナイトによる延性向上効果が認めら
れにくくなる。なお、その他の通常の元素例えば
Mn、Ni、等の添加量は、Ms点が常温以上とな
る成分系の範囲において許容される。 実施例 前揚の表1に示した化学成分のC、DおよびE
鋼について、表2に表示の条件で熱処理し、得ら
れた鋼のその組織構成と引張試験特性を表2に併
記した。同表において、比較法と記したのは通常
のオーステンパー処理、発明法と記したのは引上
げオーステンパー処理を表わしている。 (1) No.1〜7は、鋼Cについて恒温処理温度
(T3)を300℃とした場合である。 比較法(No.1〜3)では、保持時間(t3)が
4分未満では不安定破壊を示し、T.S×Elは
1500未満である。これに対して、発明法(No.4
〜7)では、保持時間(t3)が4分未満でも、
T.S>150Kg/mm2、T.S×El>1500を示す。 (2) No.8〜11は鋼Dについて、恒温処理温度
(T3)を350℃とした場合である。 比較法のNo.8は、ベイナイト変態量が44%と
充分ではないため、二次生成のマルテンサイト
を33%生じ伸びが低い(ただし、保持時間
(t3)を4分と長時間にすれば良好な延性を示
す)。これに対して、発明法(No.10〜11)では、
保持時間(t3)が2分以下でも、良好な強度と
伸びを示す。 (3) No.12〜15は、恒温処理温度を400℃とした場
合である。 比較法(No.12、13)は良好な伸びを示すが、
T.S<150Kg/mm2となるのに対して、発明法
(No.13、14)はT.S>150Kg/mm2、T.S×El>
1500を示す。 (4) No.16は鋼Cを恒温処理温度を450℃として発
明法にて処理した結果を示す。T.S>150Kg/
mm2でT.S×El>1500を示す。 (5) No.17〜20は、鋼Eについて初晶(1次)マル
テンサイト量を変えた場合の結果である。 初晶マルテンサイト量が75%以下(No.17〜
19)では、良好な強度と延性を示し、T.S×El
>1500を満足するが、初晶マルテンサイト量を
85%(No.20)とした場合、残留オーステナイト
量が5%以下となり、T.S×El<1500となる。 なお、T.S×El値については、板厚1.0mmの焼
入・焼戻し処理鋼帯にあつては、T.S=150〜
200Kg/mm2の強度を有するものは、JIS13号B試
験で800〜1100の範囲にあるのが通常である。
【表】
第1図は本発明に従う熱処理段階を示すパター
ン図、第2図は恒温処理時間と機械的性質の関係
を通常のオーステンパー法と本発明による引上げ
オーステンパー法とを比較して示した図、第3図
は恒温処理時間と残留オーステナイトの組織成分
の関係を通常のオーステンパー法と本発明による
引上げオーステンパー法とを比較して示した図、
第4図は鋼中のSi含有量と機械的性質並びに残留
オーステナイト量(γR)との関係を通常のオース
テンパー法と本発明による引上げオーステンパー
法とを比較して示した図である。
ン図、第2図は恒温処理時間と機械的性質の関係
を通常のオーステンパー法と本発明による引上げ
オーステンパー法とを比較して示した図、第3図
は恒温処理時間と残留オーステナイトの組織成分
の関係を通常のオーステンパー法と本発明による
引上げオーステンパー法とを比較して示した図、
第4図は鋼中のSi含有量と機械的性質並びに残留
オーステナイト量(γR)との関係を通常のオース
テンパー法と本発明による引上げオーステンパー
法とを比較して示した図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 鋼中元素のうち、Cが0.40〜1.10重量%、Si
が0.8〜2.7重量%の中高炭素鋼を当該鋼のAc3変
態点〜Ac3変態点+150℃の温度域に保持してオ
ーステナイト化処理し、このオーステナイト域か
ら当該鋼のMs点〜M80%点の温度域に焼入れし、
ついで、少なくとも20容量%以上の未変態オース
テナイトを保持させた状態より300℃〜450℃の温
度域に再加熱し、この再加熱段階においてマルテ
ンサイトの焼戻しと未変態オーステナイトのベイ
ナイト変態を行なわせると共に、この再加熱温度
域での保持時間を常温で安定な残留オーステナイ
ト量が少なくとも5容量%以上となる時間内に規
制して常温に冷却し、この保持時間の規制により
ベイナイト変態を中断することからなる高強度高
延性鋼の製法。 2 常温に冷却された鋼は、焼もどしマルテンサ
イトが10〜80容量%、残留オーステナイトが5容
量%以上で、残余の大部分がベイナイトからなる
組織を有し、板厚1mmとした場合の機械的特性が
T.S150Kg/mm2、T.S×El1500である特許請求
の範囲第1項記載の製法。 3 再加熱温度域300℃〜450℃での保温時間が4
分以内である特許請求の範囲第1項または第2項
記載の製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11191983A JPH0236648B2 (ja) | 1983-06-23 | 1983-06-23 | Kokyodokoenseikonoseiho |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11191983A JPH0236648B2 (ja) | 1983-06-23 | 1983-06-23 | Kokyodokoenseikonoseiho |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS605820A JPS605820A (ja) | 1985-01-12 |
JPH0236648B2 true JPH0236648B2 (ja) | 1990-08-20 |
Family
ID=14573399
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11191983A Expired - Lifetime JPH0236648B2 (ja) | 1983-06-23 | 1983-06-23 | Kokyodokoenseikonoseiho |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0236648B2 (ja) |
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US5454883A (en) * | 1993-02-02 | 1995-10-03 | Nippon Steel Corporation | High toughness low yield ratio, high fatigue strength steel plate and process of producing same |
DE19849681C1 (de) * | 1998-10-28 | 2000-01-05 | Skf Gmbh | Verfahren zur Wärmebehandlung von Bauteilen aus Stahl oder Gußeisen |
FR2847274B1 (fr) | 2002-11-19 | 2005-08-19 | Usinor | Piece d'acier de construction soudable et procede de fabrication |
US20070131319A1 (en) * | 2005-12-08 | 2007-06-14 | Pullman Industries, Inc. | Flash tempering process and apparatus |
WO2009086461A2 (en) * | 2007-12-26 | 2009-07-09 | Wayne State University | Development of a high strength high toughness bainitic steel |
JP2013036087A (ja) * | 2011-08-09 | 2013-02-21 | Nhk Spring Co Ltd | ばね用材料およびその製造方法並びにばね |
JP5792108B2 (ja) * | 2012-03-30 | 2015-10-07 | 出光興産株式会社 | 熱処理方法 |
ES2765274T3 (es) * | 2013-03-08 | 2020-06-08 | Nhk Spring Co Ltd | Elemento de resistencia y procedimiento de fabricación del mismo |
-
1983
- 1983-06-23 JP JP11191983A patent/JPH0236648B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS605820A (ja) | 1985-01-12 |
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