JPH0232803Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0232803Y2 JPH0232803Y2 JP1985122719U JP12271985U JPH0232803Y2 JP H0232803 Y2 JPH0232803 Y2 JP H0232803Y2 JP 1985122719 U JP1985122719 U JP 1985122719U JP 12271985 U JP12271985 U JP 12271985U JP H0232803 Y2 JPH0232803 Y2 JP H0232803Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- oil cooler
- pipe members
- heat dissipation
- pipe member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000017525 heat dissipation Effects 0.000 claims description 14
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 230000002452 interceptive effect Effects 0.000 description 1
- 238000010030 laminating Methods 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、自動2輪車や3輪車等の車両に用い
られるオイルクーラに関する。
られるオイルクーラに関する。
(従来の技術)
従来、この種オイルクーラとして、例えば第1
図に示す如く、左右方向に長手のパイプ部材aを
放熱フインbを介して上下複数に積層して成るオ
イルクーラ本体cの左右両側面部に、これらパイ
プ部材aを互に連通する上下方向に長手のオイル
連通部d,dを形成し、一側のオイル連通部dに
導入されるエンジンからのオイルを該各パイプ部
材aを介して他側のオイル連通部dに導いてエン
ジン側に戻すようにしたものは知られる。
図に示す如く、左右方向に長手のパイプ部材aを
放熱フインbを介して上下複数に積層して成るオ
イルクーラ本体cの左右両側面部に、これらパイ
プ部材aを互に連通する上下方向に長手のオイル
連通部d,dを形成し、一側のオイル連通部dに
導入されるエンジンからのオイルを該各パイプ部
材aを介して他側のオイル連通部dに導いてエン
ジン側に戻すようにしたものは知られる。
(考案が解決しようとする問題点)
上記のものでは、各パイプ部材aを左右方向に
真直に形成して、その両端部にオイル連通部d,
dを形成するため、放熱フインbの配置長さLが
該連通部d,dの存在により狭められ、オイルの
冷却に必要な放熱面積を確保することが困難にな
る問題がある。本考案は、かかる問題点を解決し
たオイルクーラを提供することをその目的とす
る。
真直に形成して、その両端部にオイル連通部d,
dを形成するため、放熱フインbの配置長さLが
該連通部d,dの存在により狭められ、オイルの
冷却に必要な放熱面積を確保することが困難にな
る問題がある。本考案は、かかる問題点を解決し
たオイルクーラを提供することをその目的とす
る。
(問題点を解決するための手段)
本考案では、上記目的を達成すべく、左右方向
に長手のパイプ部材を放熱フインを介して上下複
数段に積層して成るオイルクーラ本体の左右両側
部に、これらパイプ部材を互に連通する上下方向
に長手のオイル連通部を形成するものにおいて、
これらパイプ部材の左右両端部から後方に屈曲す
る屈曲部を設けて該パイプ部材を上面視コ字状に
形成し、この屈曲部後部に上下方向のオイル連通
部を形成すると共に、該放熱フインを該各パイプ
部材の左右方向略全長に亘つて設けた。
に長手のパイプ部材を放熱フインを介して上下複
数段に積層して成るオイルクーラ本体の左右両側
部に、これらパイプ部材を互に連通する上下方向
に長手のオイル連通部を形成するものにおいて、
これらパイプ部材の左右両端部から後方に屈曲す
る屈曲部を設けて該パイプ部材を上面視コ字状に
形成し、この屈曲部後部に上下方向のオイル連通
部を形成すると共に、該放熱フインを該各パイプ
部材の左右方向略全長に亘つて設けた。
(作用)
オイル連通部がオイルクーラ本体の左右両側部
に後方にオフセツトして設けられることになり、
放熱フインをパイプ部材の左右方向全長、即ちオ
イルクーラ本体の前面全長に亘つて該連通部との
干渉を生ずることなく設けられ、放熱面積を大き
く確保してオイルの冷却性能を向上できる。
に後方にオフセツトして設けられることになり、
放熱フインをパイプ部材の左右方向全長、即ちオ
イルクーラ本体の前面全長に亘つて該連通部との
干渉を生ずることなく設けられ、放熱面積を大き
く確保してオイルの冷却性能を向上できる。
(実施例)
本考案の実施例を図面に基いて説明する。第2
図を参照して、1は前輪2と後輪3との中間にエ
ンジン4を搭載した自動2輪車を示し、その車体
前部のダウンチユーブ5にオイルクーラAを取付
けるものとした。第3図乃至第5図は該クーラA
の詳細を示し、図中6はオイルクーラ本体であ
り、該本体6は、2枚の帯板を接合して形成され
る左右方向に長手の中空偏平形状のパイプ部材7
を夫々波板状の放熱フイン8を介して上下複数段
に積層して成るもので、その左右両側部に、これ
らパイプ部材7を互に連通する上下方向に長手の
オイル連通部9,9と、これに連る下端の接続口
10,10とを形成し、一側のオイル連通部9に
その下端の接続口10に連るオイルホース11を
介してエンジン4側からオイルを導入し、これを
該各パイプ部材7を介して他側のオイル連通部9
に導き、その間に該放熱フイン8による走行風を
利用した空冷作用でオイルを冷却し、これを他側
のオイル連通部9からその下端の接続口10に連
るオイルホース11を介してエンジン4側に戻す
ようにした。図面で12はオイルクーラ本体6の
上下に突設した取付ステーを示す。ここで前記各
パイプ部材7は、本考案の特徴とするところに従
い、その左右両端に後方に屈曲させた屈曲部7
a,7aを有する上面視コ字状に形成されるもの
とし、この屈曲部7aに位置させて前記各オイル
連通部9を形成し、前記各放熱フイン8をその両
端が該各オイル連通部9の前方部分に位置するよ
う該各パイプ部材7の左右方向略全長に亘つて延
設した。而して、これによれば放熱フイン8の配
置長さLはオイルクーラ本体6の左右長に略等し
くなり、該本体6の前面全体に亘る大きな放熱面
積を確保できる。又、第6図に示すようにオイル
クーラAをラジエータBの上方に配置する場合、
従来のものでは仮想線で示すように接続口10′
を本体上面に設けてこれにオイルホース11′を
上方から接続するため、オイルクーラAの上方に
配管用のスペースを確保する必要があるが、本考
案の如く屈曲部7aにオイル連通部9を設けれ
ば、その下端の接続口10にオイルホース11を
ラジエータBの背側の空間において接続でき、オ
イルクーラAの上下に配管用のスペースを特別に
確保する必要がなく有利である。
図を参照して、1は前輪2と後輪3との中間にエ
ンジン4を搭載した自動2輪車を示し、その車体
前部のダウンチユーブ5にオイルクーラAを取付
けるものとした。第3図乃至第5図は該クーラA
の詳細を示し、図中6はオイルクーラ本体であ
り、該本体6は、2枚の帯板を接合して形成され
る左右方向に長手の中空偏平形状のパイプ部材7
を夫々波板状の放熱フイン8を介して上下複数段
に積層して成るもので、その左右両側部に、これ
らパイプ部材7を互に連通する上下方向に長手の
オイル連通部9,9と、これに連る下端の接続口
10,10とを形成し、一側のオイル連通部9に
その下端の接続口10に連るオイルホース11を
介してエンジン4側からオイルを導入し、これを
該各パイプ部材7を介して他側のオイル連通部9
に導き、その間に該放熱フイン8による走行風を
利用した空冷作用でオイルを冷却し、これを他側
のオイル連通部9からその下端の接続口10に連
るオイルホース11を介してエンジン4側に戻す
ようにした。図面で12はオイルクーラ本体6の
上下に突設した取付ステーを示す。ここで前記各
パイプ部材7は、本考案の特徴とするところに従
い、その左右両端に後方に屈曲させた屈曲部7
a,7aを有する上面視コ字状に形成されるもの
とし、この屈曲部7aに位置させて前記各オイル
連通部9を形成し、前記各放熱フイン8をその両
端が該各オイル連通部9の前方部分に位置するよ
う該各パイプ部材7の左右方向略全長に亘つて延
設した。而して、これによれば放熱フイン8の配
置長さLはオイルクーラ本体6の左右長に略等し
くなり、該本体6の前面全体に亘る大きな放熱面
積を確保できる。又、第6図に示すようにオイル
クーラAをラジエータBの上方に配置する場合、
従来のものでは仮想線で示すように接続口10′
を本体上面に設けてこれにオイルホース11′を
上方から接続するため、オイルクーラAの上方に
配管用のスペースを確保する必要があるが、本考
案の如く屈曲部7aにオイル連通部9を設けれ
ば、その下端の接続口10にオイルホース11を
ラジエータBの背側の空間において接続でき、オ
イルクーラAの上下に配管用のスペースを特別に
確保する必要がなく有利である。
(考案の効果)
以上の如く本考案によるときは、パイプ部材の
長手方向の略全長に亘つて放熱フインを設けるか
ら、従来のものに比べて、オイルクーラの長手方
向の幅を連通路の分だけ小さくして車体への装着
性を向上させることができ、又は、従来のものと
同一幅であつても連通路の分だけ放熱フインの長
さを増加できるため、オイルに対する冷却性能を
向上させることができる効果を有する。しかも、
パイプ部材の両端を後方に屈曲させてオイル連通
部を形成し、同一構造のパイプ部材を積層してオ
イルクーラ本体を構成するから、構造簡単で安価
に得られると共に、所望の冷却能力を有する積層
数とすることが任意にできる効果を有する。更に
オイルクーラとラジエータ等の他の部材とを上下
に隣接配置する場合、該部材の背側の空間を利用
してオイルクーラへの配管を行うことができ、特
別に配管用のスペースを確保せずに済みスペース
効率の向上も図れる効果を有する。
長手方向の略全長に亘つて放熱フインを設けるか
ら、従来のものに比べて、オイルクーラの長手方
向の幅を連通路の分だけ小さくして車体への装着
性を向上させることができ、又は、従来のものと
同一幅であつても連通路の分だけ放熱フインの長
さを増加できるため、オイルに対する冷却性能を
向上させることができる効果を有する。しかも、
パイプ部材の両端を後方に屈曲させてオイル連通
部を形成し、同一構造のパイプ部材を積層してオ
イルクーラ本体を構成するから、構造簡単で安価
に得られると共に、所望の冷却能力を有する積層
数とすることが任意にできる効果を有する。更に
オイルクーラとラジエータ等の他の部材とを上下
に隣接配置する場合、該部材の背側の空間を利用
してオイルクーラへの配管を行うことができ、特
別に配管用のスペースを確保せずに済みスペース
効率の向上も図れる効果を有する。
第1図は従来のオイルクーラの正面図、第2図
は本案オイルクーラを搭載した自動2輪車の側面
図、第3図は本案オイルクーラの一例の正面図、
第4図及び第5図は夫々その側面図と平面図、第
6図は本案オイルクーラをラジエータの上方に配
置した場合の配管の取回しを説明する側面図であ
る。 6……オイルクーラ本体、7……パイプ部材、
7a……屈曲部、8……放熱フイン、9……オイ
ル連通部。
は本案オイルクーラを搭載した自動2輪車の側面
図、第3図は本案オイルクーラの一例の正面図、
第4図及び第5図は夫々その側面図と平面図、第
6図は本案オイルクーラをラジエータの上方に配
置した場合の配管の取回しを説明する側面図であ
る。 6……オイルクーラ本体、7……パイプ部材、
7a……屈曲部、8……放熱フイン、9……オイ
ル連通部。
Claims (1)
- 左右方向に長手のパイプ部材を放熱フインを介
して上下複数段に積層して成るオイルクーラ本体
の左右両側部に、これらパイプ部材を互に連通す
る上下方向に長手のオイル連通部を形成するもの
において、これらパイプ部材の左右両端部から後
方に屈曲する屈曲部を設けて該パイプ部材を上面
視コ字状に形成し、この屈曲部後部に上下方向の
オイル連通部を形成すると共に、放熱フインを該
各パイプ部材の左右方向略全長に亘つて設けたこ
とを特徴とする車両用オイルクーラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985122719U JPH0232803Y2 (ja) | 1985-08-12 | 1985-08-12 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985122719U JPH0232803Y2 (ja) | 1985-08-12 | 1985-08-12 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6231707U JPS6231707U (ja) | 1987-02-25 |
JPH0232803Y2 true JPH0232803Y2 (ja) | 1990-09-05 |
Family
ID=31013175
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985122719U Expired JPH0232803Y2 (ja) | 1985-08-12 | 1985-08-12 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0232803Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60143020U (ja) * | 1984-03-06 | 1985-09-21 | 三菱アルミニウム株式会社 | オ−トバイの冷却器 |
-
1985
- 1985-08-12 JP JP1985122719U patent/JPH0232803Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6231707U (ja) | 1987-02-25 |
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