JPH02305371A - 点火時期学習制御方法 - Google Patents
点火時期学習制御方法Info
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- JPH02305371A JPH02305371A JP1125134A JP12513489A JPH02305371A JP H02305371 A JPH02305371 A JP H02305371A JP 1125134 A JP1125134 A JP 1125134A JP 12513489 A JP12513489 A JP 12513489A JP H02305371 A JPH02305371 A JP H02305371A
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- 238000012937 correction Methods 0.000 claims description 73
- 230000000979 retarding effect Effects 0.000 claims description 4
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02P—IGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
- F02P5/00—Advancing or retarding ignition; Control therefor
- F02P5/04—Advancing or retarding ignition; Control therefor automatically, as a function of the working conditions of the engine or vehicle or of the atmospheric conditions
- F02P5/145—Advancing or retarding ignition; Control therefor automatically, as a function of the working conditions of the engine or vehicle or of the atmospheric conditions using electrical means
- F02P5/15—Digital data processing
- F02P5/152—Digital data processing dependent on pinking
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/40—Engine management systems
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、車両用エンジンにおいて各運転状態で点火時
期を学習しながら最適値に設定して制御する点火時期学
習制御方法に関し、詳しくは、ノッキング検出不可能な
高回転数域での最適な補正量の推定方法に関する。
期を学習しながら最適値に設定して制御する点火時期学
習制御方法に関し、詳しくは、ノッキング検出不可能な
高回転数域での最適な補正量の推定方法に関する。
一般に点火時期の学習制御は、ノッキングフィードバッ
ク制御と平行してノッキング発生の有無に応じ少しずつ
進角または遅角して補正量を学習しながら定め、点火時
期をノッキング限界に決定するようになっている。この
ため、ノッキングを正確に検出することが重要になるが
、このノッキングの検出は、エンジン本体側にノックセ
ンサを取付け、このノックセンサによる振動信号の中か
らノッキング周波数を選択して判断している。しかしな
がら、高回転数域では、吸・排気弁の着座音等の種々の
振動ノイズが増大し、このためノッキング周波数付近の
信号も判別が困難になる。
ク制御と平行してノッキング発生の有無に応じ少しずつ
進角または遅角して補正量を学習しながら定め、点火時
期をノッキング限界に決定するようになっている。この
ため、ノッキングを正確に検出することが重要になるが
、このノッキングの検出は、エンジン本体側にノックセ
ンサを取付け、このノックセンサによる振動信号の中か
らノッキング周波数を選択して判断している。しかしな
がら、高回転数域では、吸・排気弁の着座音等の種々の
振動ノイズが増大し、このためノッキング周波数付近の
信号も判別が困難になる。
従って、高回転数域では、誤ったノッキングの検出によ
るフィードバックおよび学習を回避するため、フィード
バック制御や学習制御を中断したり、制御幅を縮小する
。そして点火時期は、種々のバラツキを考慮してもノッ
キングが生じないように安全サイド側に定めることが多
く、このため進角不足で出力、燃費の悪化を招いている
。このことから、上記ノッキング検出の不可能な高回転
数域では、点火時期の補正量をできるだけ適切に推定す
ることが望まれる。
るフィードバックおよび学習を回避するため、フィード
バック制御や学習制御を中断したり、制御幅を縮小する
。そして点火時期は、種々のバラツキを考慮してもノッ
キングが生じないように安全サイド側に定めることが多
く、このため進角不足で出力、燃費の悪化を招いている
。このことから、上記ノッキング検出の不可能な高回転
数域では、点火時期の補正量をできるだけ適切に推定す
ることが望まれる。
そこで従来、上記点火時期の学習制御において、高回転
数域での点火時期推定に関しては、例えば特開昭61−
164076号公報の先行技術がある。ここで、点火時
期のフィードバック中に実際の点火時期と基本点火時期
との偏差に応じた補正値を記憶し、フィードバック停止
中はこの補正値より点火時期を決定することが示されて
いる。
数域での点火時期推定に関しては、例えば特開昭61−
164076号公報の先行技術がある。ここで、点火時
期のフィードバック中に実際の点火時期と基本点火時期
との偏差に応じた補正値を記憶し、フィードバック停止
中はこの補正値より点火時期を決定することが示されて
いる。
ところで、上記先行技術のものにあっては、フィードバ
ック中の補正値をフィードバック停止中もそのまま用い
ることで、補正値分道角できるが、この補正値の信頼性
が問題になる。即ち、運転状態、燃料オクタン価の変化
に対し、補正値は比較的大きく相違し、このうちのいず
れを使用するかで、エンジン出力、ノッキング発生に大
きく影響する。このため、補正値の選択等を明確にしな
い限り、不適切な補正値によりノッキング発生が多くな
る等の不都合を招く。
ック中の補正値をフィードバック停止中もそのまま用い
ることで、補正値分道角できるが、この補正値の信頼性
が問題になる。即ち、運転状態、燃料オクタン価の変化
に対し、補正値は比較的大きく相違し、このうちのいず
れを使用するかで、エンジン出力、ノッキング発生に大
きく影響する。このため、補正値の選択等を明確にしな
い限り、不適切な補正値によりノッキング発生が多くな
る等の不都合を招く。
ここで、点火時期の学習制御として、すべての運転状態
に共通の全体学習を行い、次いで各運転状態毎に部分学
習を実行し、これら両者の学習値を加算して補正量を定
める方法がある。この方法では、全体学習値については
高回転数域でもそのまま使用でき、更に部分学習のうち
から適切な値を選択すれば、高回転数域の補正量を充分
適正に推定できて好ましい。
に共通の全体学習を行い、次いで各運転状態毎に部分学
習を実行し、これら両者の学習値を加算して補正量を定
める方法がある。この方法では、全体学習値については
高回転数域でもそのまま使用でき、更に部分学習のうち
から適切な値を選択すれば、高回転数域の補正量を充分
適正に推定できて好ましい。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、全体学習と部分学習とによる学習制御
において、高回転数域の学習制御中断条件での点火時期
を最適に推定することが可能な点火時期学習制御方法を
提供することにある。
とするところは、全体学習と部分学習とによる学習制御
において、高回転数域の学習制御中断条件での点火時期
を最適に推定することが可能な点火時期学習制御方法を
提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の点火時期学習制御方
法は、ノッキング発生の有無に応じ進・遅角しながら全
体学習値を設定する全体学習を実行し、次いで各運転状
態毎にノッキング発生の有無に応じ進・遅角して部分学
習値を設定する部分学習を実行し、これらの全体学習値
と部分学習値との和により点火時期を補正して決定する
方法において、エンジン高回転数域では、上記全体学習
および部分学習を中断し、上記全体学習値および部分学
習値に基づいて高回転数域補正量を算出し、高回転数域
の点火時期を高回転域補正量で補正して決定するもので
ある。
法は、ノッキング発生の有無に応じ進・遅角しながら全
体学習値を設定する全体学習を実行し、次いで各運転状
態毎にノッキング発生の有無に応じ進・遅角して部分学
習値を設定する部分学習を実行し、これらの全体学習値
と部分学習値との和により点火時期を補正して決定する
方法において、エンジン高回転数域では、上記全体学習
および部分学習を中断し、上記全体学習値および部分学
習値に基づいて高回転数域補正量を算出し、高回転数域
の点火時期を高回転域補正量で補正して決定するもので
ある。
上記方法により、ノッキング検出可能な条件では、ノッ
キング発生の有無との関係で全体学習および部分学習が
実行され、両者の学習値により補正量を学習しながら定
めて点火時期がノッキング限界付近に最適に決定される
。そしてノッキング検出不可能なエンジン高回転数域で
は、学習制御が中断され、学習制御の全体学習値と部分
学習値から選出された値とを用いることで高回転数域補
正量が、ノッキングを抑えて進角した信頼性の高いもの
に推定され、この補正量により高回転数域の点火時期が
最適に決定されるようになる。
キング発生の有無との関係で全体学習および部分学習が
実行され、両者の学習値により補正量を学習しながら定
めて点火時期がノッキング限界付近に最適に決定される
。そしてノッキング検出不可能なエンジン高回転数域で
は、学習制御が中断され、学習制御の全体学習値と部分
学習値から選出された値とを用いることで高回転数域補
正量が、ノッキングを抑えて進角した信頼性の高いもの
に推定され、この補正量により高回転数域の点火時期が
最適に決定されるようになる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第2図において、本発明が適用されるエンジンの概略に
ついて述べる。符号Iはエンジン本体であり、燃焼室2
に連通する吸入ポート3には吸気弁4が、排気ポート5
には排気弁6が設けられ、更に燃焼室2に点火プラグ7
が取付けられている。
ついて述べる。符号Iはエンジン本体であり、燃焼室2
に連通する吸入ポート3には吸気弁4が、排気ポート5
には排気弁6が設けられ、更に燃焼室2に点火プラグ7
が取付けられている。
吸気系としてエアクリーナ8が、吸気管9.スロットル
弁10を有するスロットルボデーII、吸気マニホール
ド12を介して吸入ポート3に連通し、排気系として排
気ポート5が、排気管I3に連通している5スロツトル
弁10をバイパスしてアイドル制御弁14を有するバイ
パス通路15が設けられ、吸入ポート3の入口にはイン
ジェクタ16がマルチポイント式に取付けられている。
弁10を有するスロットルボデーII、吸気マニホール
ド12を介して吸入ポート3に連通し、排気系として排
気ポート5が、排気管I3に連通している5スロツトル
弁10をバイパスしてアイドル制御弁14を有するバイ
パス通路15が設けられ、吸入ポート3の入口にはイン
ジェクタ16がマルチポイント式に取付けられている。
制御系としてクランク角センサ20.スロットル弁IO
下流の圧力センサ21を有し、これらセンサ信号が制御
ユニット30に入力してクランク角によりエンジン回転
数Neを、スロットル弁10下流の圧力によりエンジン
負荷としての吸入管圧力Pmを検出し、これらのエンジ
ン回転数Ne、吸入管圧力Pmにより基本燃料噴射量T
pを定める。また、水温センサ22の水温Tw、吸気温
センサ23の吸気温Ta、o2センサ24の信号等も制
御ユニット30に入力し、これらの信号により基本燃料
噴射量Tpに各種補正を加えて燃料噴射量Tiを算出し
、燃料噴射量TIに応じたパルス幅の燃料噴射信号番イ
ンジェクタ16に出力して、各運転状態に応じ燃料噴射
するようになっている。スロットル弁10の開度はスロ
ットル開度センサ25により検出されており、このスロ
ットル開度(あるいはアイドルスイッチ)でアイドリン
グと判定されるとアイドル制御弁14の開度を調整し、
エンジン回転数Neを所定のアイドル回転数にフィード
バック制御する。更に、点火系として上述のエンジン回
転数Ne、吸入管負圧Pmにより基本点火時期、進角限
界等を求め、エンジン本体1に取付けられたノックセン
サ26によるノッキング検出の有無により遅角または進
角の補正をし、最適点火時期IGTを学習して定める。
下流の圧力センサ21を有し、これらセンサ信号が制御
ユニット30に入力してクランク角によりエンジン回転
数Neを、スロットル弁10下流の圧力によりエンジン
負荷としての吸入管圧力Pmを検出し、これらのエンジ
ン回転数Ne、吸入管圧力Pmにより基本燃料噴射量T
pを定める。また、水温センサ22の水温Tw、吸気温
センサ23の吸気温Ta、o2センサ24の信号等も制
御ユニット30に入力し、これらの信号により基本燃料
噴射量Tpに各種補正を加えて燃料噴射量Tiを算出し
、燃料噴射量TIに応じたパルス幅の燃料噴射信号番イ
ンジェクタ16に出力して、各運転状態に応じ燃料噴射
するようになっている。スロットル弁10の開度はスロ
ットル開度センサ25により検出されており、このスロ
ットル開度(あるいはアイドルスイッチ)でアイドリン
グと判定されるとアイドル制御弁14の開度を調整し、
エンジン回転数Neを所定のアイドル回転数にフィード
バック制御する。更に、点火系として上述のエンジン回
転数Ne、吸入管負圧Pmにより基本点火時期、進角限
界等を求め、エンジン本体1に取付けられたノックセン
サ26によるノッキング検出の有無により遅角または進
角の補正をし、最適点火時期IGTを学習して定める。
そして最適点火時期IGTに応じた点火信号を、イグナ
イタ271点火コイル28゜ディストリビュータ29を
介して点火プラグ7に出力し、ピストン上死点前の所定
のクランク角で着火燃焼するようになっている。
イタ271点火コイル28゜ディストリビュータ29を
介して点火プラグ7に出力し、ピストン上死点前の所定
のクランク角で着火燃焼するようになっている。
第1図において、上述の点火系の点火時期学習制御系に
ついて述べる。
ついて述べる。
先ず、点火時期設定制御系について述べると、クランク
角センサ20.圧力センサ21.水温センサ22および
ノックセンサ26の信号は、制御ユニット30のエンジ
ン回転数算出手段31.吸入管圧力算出 ′手段32.
水温算出手段33.ノッキング判定手段34に入力し、
エンジン回転数Ne、吸入管圧力Pm。
角センサ20.圧力センサ21.水温センサ22および
ノックセンサ26の信号は、制御ユニット30のエンジ
ン回転数算出手段31.吸入管圧力算出 ′手段32.
水温算出手段33.ノッキング判定手段34に入力し、
エンジン回転数Ne、吸入管圧力Pm。
水温Tw、ノッキング発生の有無を得る。エンジン回転
数Ne、吸入管圧力Pmは基本点火時期検索手段35.
進角限界検索手段36に入力し、各運転状態に応じた基
本点火時期IGBと進角限界MBT(基本点火時期IG
Bに対する進角量で設定)とを基本点火時期マツプおよ
び進角限界マツプを用いて検索する。
数Ne、吸入管圧力Pmは基本点火時期検索手段35.
進角限界検索手段36に入力し、各運転状態に応じた基
本点火時期IGBと進角限界MBT(基本点火時期IG
Bに対する進角量で設定)とを基本点火時期マツプおよ
び進角限界マツプを用いて検索する。
この2つのマツプは例えば第4図のような特性に基づい
て設定されており、進角限界MBTは、エンジン回転数
Neの上昇に応じ小さくなる。レギュラーガソリンのノ
ッキング限界に対応する基本点火時期IGBは、エンジ
ン回転数Neの上昇に応じ進角側に設定され、オクタン
価が高くなるに応じてノッキング限界は進角側に平行移
動した特性になる。また、進角限界MBT、基本点火時
期IGBは、吸入管圧力Pm等のエンジン負荷に対して
も同様な特性を有しており、これらのエンジン回転数N
e、吸入管圧力Pn+のパラメータにより各運転状態に
応じた進角限界MBT、基本点火時期IGBがマツプ検
索される。
て設定されており、進角限界MBTは、エンジン回転数
Neの上昇に応じ小さくなる。レギュラーガソリンのノ
ッキング限界に対応する基本点火時期IGBは、エンジ
ン回転数Neの上昇に応じ進角側に設定され、オクタン
価が高くなるに応じてノッキング限界は進角側に平行移
動した特性になる。また、進角限界MBT、基本点火時
期IGBは、吸入管圧力Pm等のエンジン負荷に対して
も同様な特性を有しており、これらのエンジン回転数N
e、吸入管圧力Pn+のパラメータにより各運転状態に
応じた進角限界MBT、基本点火時期IGBがマツプ検
索される。
上記進角限界MBTと後述する学習補正量IGL(基本
点火時期IGBに対する進角量で設定)とは領域判別手
段37に入力し、第4図のように両者を比較し、点火時
期として進角限界MBTが取れる領域Da(MBT≦I
GL)、進角限界MBTが取れない領域Db(MB T
> I G L)を判断し、この判断結果が点火時期
算出手段38に入力する。
点火時期IGBに対する進角量で設定)とは領域判別手
段37に入力し、第4図のように両者を比較し、点火時
期として進角限界MBTが取れる領域Da(MBT≦I
GL)、進角限界MBTが取れない領域Db(MB T
> I G L)を判断し、この判断結果が点火時期
算出手段38に入力する。
点火時期算出手段38には進角限界MBT、基本点火時
期IGB、学習補正量IGL、および後述するノッキン
グフィードバック補正量AKが入力しており、点火時期
IGTを以下のように算出して決定する。
期IGB、学習補正量IGL、および後述するノッキン
グフィードバック補正量AKが入力しており、点火時期
IGTを以下のように算出して決定する。
I GT= I GB+ I GL+AKここで、MB
T≦IGLの進角限界MBTが取れる領域では、進角限
界MBTの値を尋のまま用いることで最適点火時期に設
定し得るのであり、このためMBT≦IGLの領域では
、IGLの代わりにMBTを代用して点火時期IGTを
算出する。
T≦IGLの進角限界MBTが取れる領域では、進角限
界MBTの値を尋のまま用いることで最適点火時期に設
定し得るのであり、このためMBT≦IGLの領域では
、IGLの代わりにMBTを代用して点火時期IGTを
算出する。
こうして算出された点火時期IGTの値とクランク角セ
ンサ20のクランク角信号とはイグナイタ駆動手段39
に入力し、点火時期IGTに応じたクランク角で点火信
号を出力するようになっている。
ンサ20のクランク角信号とはイグナイタ駆動手段39
に入力し、点火時期IGTに応じたクランク角で点火信
号を出力するようになっている。
次いで、点火時期学習値更新制御系について述べると、
上述のニシジン回転数Ne、吸入管圧力Pi、水温Tw
および領域判別手段37の領域判断結果が入力する学習
条件判別手段40を有する。ここで、現在の運転状態が
エンジン回転数Ne、吸入管圧力Pm、水温Twにより
暖機後でノッキング検出を高い精度で行い得る運転状態
(低負荷側。
上述のニシジン回転数Ne、吸入管圧力Pi、水温Tw
および領域判別手段37の領域判断結果が入力する学習
条件判別手段40を有する。ここで、現在の運転状態が
エンジン回転数Ne、吸入管圧力Pm、水温Twにより
暖機後でノッキング検出を高い精度で行い得る運転状態
(低負荷側。
極低回転数側、高回転数側を除く)にあり、更にMBT
> I GLの進角限界MBTが取れない領域Dbの場
合に学習条件の成立を判定するのであり、この判定結果
が学習値更新手段41に入力する。
> I GLの進角限界MBTが取れない領域Dbの場
合に学習条件の成立を判定するのであり、この判定結果
が学習値更新手段41に入力する。
学習値更新手段41には、エンジン回転数Neおよび吸
入管圧力Pmの運転状態、ノッキング判定手段34のノ
ッキングの有無の信号が入力しており、学習条件成立の
判定結果により全体学習あるいは部分学習を選択的に実
行する。先ず、エンジン始動時等には全体学習が行われ
、全体学習値記憶手 11一 段42から全体学習値ATを読出し、ノッキングの有無
により学習値ATを更新し、学習値ATを燃料のオクタ
ン価に対応したノッキング限界に近似させる。即ち、ノ
ッキングの無い場合は、一定時間毎に一定の割合で全体
学習値ATを進角側に更新し、ノッキング発生の場合は
、ノッキング発生毎に一定の割合で全体学習値ATを遅
角側に更新する。そしてこの場合のノッキング回数、全
体学習値ATの進角量をノッキング回数検出手段43゜
進角量検出手段44で検出し、ノッキング回数が設定値
αに達したり、または全体学習値ATが所定の最大進角
量AMに達した場合はノッキング限界に近似したと判断
し、このときの全体学習値ATを記憶して全体学習を終
了する。
入管圧力Pmの運転状態、ノッキング判定手段34のノ
ッキングの有無の信号が入力しており、学習条件成立の
判定結果により全体学習あるいは部分学習を選択的に実
行する。先ず、エンジン始動時等には全体学習が行われ
、全体学習値記憶手 11一 段42から全体学習値ATを読出し、ノッキングの有無
により学習値ATを更新し、学習値ATを燃料のオクタ
ン価に対応したノッキング限界に近似させる。即ち、ノ
ッキングの無い場合は、一定時間毎に一定の割合で全体
学習値ATを進角側に更新し、ノッキング発生の場合は
、ノッキング発生毎に一定の割合で全体学習値ATを遅
角側に更新する。そしてこの場合のノッキング回数、全
体学習値ATの進角量をノッキング回数検出手段43゜
進角量検出手段44で検出し、ノッキング回数が設定値
αに達したり、または全体学習値ATが所定の最大進角
量AMに達した場合はノッキング限界に近似したと判断
し、このときの全体学習値ATを記憶して全体学習を終
了する。
また、上述の全体学習に対し、部分学習として各運転状
態毎に細かくアドレスを備えた部分学習値記憶手段45
を有し、学習値更新手段41は上述の全体学習終了後に
部分学習値記憶手段45から部分学習値APを読出す。
態毎に細かくアドレスを備えた部分学習値記憶手段45
を有し、学習値更新手段41は上述の全体学習終了後に
部分学習値記憶手段45から部分学習値APを読出す。
そして各運転状態毎に部分学習値APに対しても上述と
同様にノッキングの−]2− 有無との関係で、この部分学習値APを進角または遅角
側に更新しながら点火時期を精度よくノッキング限界付
近に設定する。そしてこれらの全体学習値ATと部分学
習値APとは、学習補正量算出手段46に入力して学習
補正量IGLを、I GL−AT+AP により算出するのであり、学習補正量IGLが既に述べ
た点火時期設定制御系に用いられるようになっている。
同様にノッキングの−]2− 有無との関係で、この部分学習値APを進角または遅角
側に更新しながら点火時期を精度よくノッキング限界付
近に設定する。そしてこれらの全体学習値ATと部分学
習値APとは、学習補正量算出手段46に入力して学習
補正量IGLを、I GL−AT+AP により算出するのであり、学習補正量IGLが既に述べ
た点火時期設定制御系に用いられるようになっている。
次いて、ノッキングフィードバック制御系について述べ
ると、ノッキング判定手段34のノッキング有無の信号
が入力するノッキングフィードバック補正量設定手段4
7を有する。このノッキングフィードバック補正量設定
手段47は、ノッキング発生時にのみ遅角側補正量AK
を設定するものであり、ノッキング発生時に学習制御の
1回の遅角量γに対し、その数倍の大きい遅角量γFを
定め、ノッキング回避後は学習制御の進角量aと略同−
の進角量apを定め、これらの遅角量γF、進角量a、
によりノッキングフィードバック補正量A−13= Kを点火時期算出手段38に出力する。また、ノッキン
グフィードバック制御中の学習制御との相互干渉を防ぎ
、学習補正量IGLのバラツキを防ぐため、ノッキング
フィードバック補正量設定手段47のノッキングフィー
ドバック補正量AKが入力する進角禁止手段48を有し
、ノッキングフィードバック補正量AK=0となる迄の
学習値更新手段41での学習補正量IGLの進角を禁止
するようになっている。
ると、ノッキング判定手段34のノッキング有無の信号
が入力するノッキングフィードバック補正量設定手段4
7を有する。このノッキングフィードバック補正量設定
手段47は、ノッキング発生時にのみ遅角側補正量AK
を設定するものであり、ノッキング発生時に学習制御の
1回の遅角量γに対し、その数倍の大きい遅角量γFを
定め、ノッキング回避後は学習制御の進角量aと略同−
の進角量apを定め、これらの遅角量γF、進角量a、
によりノッキングフィードバック補正量A−13= Kを点火時期算出手段38に出力する。また、ノッキン
グフィードバック制御中の学習制御との相互干渉を防ぎ
、学習補正量IGLのバラツキを防ぐため、ノッキング
フィードバック補正量設定手段47のノッキングフィー
ドバック補正量AKが入力する進角禁止手段48を有し
、ノッキングフィードバック補正量AK=0となる迄の
学習値更新手段41での学習補正量IGLの進角を禁止
するようになっている。
更に、高回転数域の点火時期推定制御系について述べる
と、部分学習値記憶手段45に対して選出手段50を有
し、部分学習値APのいずれか1つを高回転数用として
選出する。ここで部分学習値APは、第5図のようにエ
ンジン回転数Noと吸入管圧力PI11とにより各運転
状態毎に区画されたマツプに、APj〜APmとして設
定されており、この際に高回転数域用として選ぶ場合、
最も高回転数側の部分学習値の信頼性が高い。そこで、
選出手段50で部分学習値APから高回転数域用の値を
選出する1つの方法として、現在の吸入管圧力Pmυつ
領域で最も高回転数側の部分学習値APh(第5図中A
P1〜AP4のいずれか1つ)を選出するのであり、こ
の部分学習値APhと全体学習値ATとが補正量算出手
段51に入力し、補正量ALを、 AL−AT+APh −K (Kは定数でに≧0)によ
り算出する。補正量ALは更に高回転数域補正量設定手
段52に入力し、進角限界MBTと比較されてAL<M
BTの場合は、補正量ALを高回転数域補正量IGLと
して出力する。
と、部分学習値記憶手段45に対して選出手段50を有
し、部分学習値APのいずれか1つを高回転数用として
選出する。ここで部分学習値APは、第5図のようにエ
ンジン回転数Noと吸入管圧力PI11とにより各運転
状態毎に区画されたマツプに、APj〜APmとして設
定されており、この際に高回転数域用として選ぶ場合、
最も高回転数側の部分学習値の信頼性が高い。そこで、
選出手段50で部分学習値APから高回転数域用の値を
選出する1つの方法として、現在の吸入管圧力Pmυつ
領域で最も高回転数側の部分学習値APh(第5図中A
P1〜AP4のいずれか1つ)を選出するのであり、こ
の部分学習値APhと全体学習値ATとが補正量算出手
段51に入力し、補正量ALを、 AL−AT+APh −K (Kは定数でに≧0)によ
り算出する。補正量ALは更に高回転数域補正量設定手
段52に入力し、進角限界MBTと比較されてAL<M
BTの場合は、補正量ALを高回転数域補正量IGLと
して出力する。
一方、エンジン回転数Neが入力する高目数域判定手段
53を有し、例えばN e > 5000rpmのノッ
キング検出不可能な場合に高回転数域と判断する。
53を有し、例えばN e > 5000rpmのノッ
キング検出不可能な場合に高回転数域と判断する。
そして学習補正量IGLと高回転数域補正量IGLのい
ずれかを、高回転数域か否かにより選択手段54で選択
して点火時期算出手段38に出力するようになっている
。
ずれかを、高回転数域か否かにより選択手段54で選択
して点火時期算出手段38に出力するようになっている
。
次いで、かかる構成の点火時期学習制御系の作用を、第
3図(a)ないしくe)のフローチャートを用いて述べ
る。
3図(a)ないしくe)のフローチャートを用いて述べ
る。
先ず、第3図(a)のルーチンのステップ5tooない
し5103でエンジン回転数Ne、吸入管圧力Pm。
し5103でエンジン回転数Ne、吸入管圧力Pm。
水温Twが読込まれると共に、ノッキング発生の有無が
判定され、ステップ9104.5105でエンジン回転
数Neと吸入管圧力Pmにより進角限界マツプと基本点
火時期マツプから進角限界MBT、基本点火時期IGB
が検索される。そしてステップ5106ないし5108
で学習実施条件がチェックされ、ノッキング検出信号に
外乱の多い高回転数側、センサ出力の小さい低負荷側、
冷態時が除かれ、これ以外の運転状態で学習条件が成立
してステップ5109の学習値更新ルーチンが実行され
る。
判定され、ステップ9104.5105でエンジン回転
数Neと吸入管圧力Pmにより進角限界マツプと基本点
火時期マツプから進角限界MBT、基本点火時期IGB
が検索される。そしてステップ5106ないし5108
で学習実施条件がチェックされ、ノッキング検出信号に
外乱の多い高回転数側、センサ出力の小さい低負荷側、
冷態時が除かれ、これ以外の運転状態で学習条件が成立
してステップ5109の学習値更新ルーチンが実行され
る。
即ち、エンジン始動時等においては、第3図(b)のル
ーチンのステップ5200で先ず全体学習が選択され、
ステップ82吋で全体学習値ATのアドレスをインデッ
クスレジスタXに入れておく。ステップ5203でノッ
キングの有無が判定され、ノッキング有りの場合は、ス
テップ5204で全体学習値ATを一定量γ遅角し、ス
テップ5205てタイマ]、2をクリアし、ステップ8
20Gでカウンタをインクリメントしてノッキング回数
をカウントする。ノッキング無しの場合は、ステップ5
207で進角限界MBTと学習補正量IGL (−AT
+AP)とを比較し、MBT≦IGLの領域に入った場
合は、これ以上進角させても進角限界MBTを越えて逆
に出力トルクは低下してしまうため学習値の更新は行わ
ない。そしてステップ8208でノッキング無しの時間
を計るタイマ1をチェックし、ノッキング無しが一定時
間11 (例えば1秒)し、ステップ5217でノッキ
ングフィードバック補正量AK=0であると、ステップ
5209で全体学習値ATを一定量aだけ進角側に更新
し、ステップ5210でタイマ1がクリアされる。
ーチンのステップ5200で先ず全体学習が選択され、
ステップ82吋で全体学習値ATのアドレスをインデッ
クスレジスタXに入れておく。ステップ5203でノッ
キングの有無が判定され、ノッキング有りの場合は、ス
テップ5204で全体学習値ATを一定量γ遅角し、ス
テップ5205てタイマ]、2をクリアし、ステップ8
20Gでカウンタをインクリメントしてノッキング回数
をカウントする。ノッキング無しの場合は、ステップ5
207で進角限界MBTと学習補正量IGL (−AT
+AP)とを比較し、MBT≦IGLの領域に入った場
合は、これ以上進角させても進角限界MBTを越えて逆
に出力トルクは低下してしまうため学習値の更新は行わ
ない。そしてステップ8208でノッキング無しの時間
を計るタイマ1をチェックし、ノッキング無しが一定時
間11 (例えば1秒)し、ステップ5217でノッキ
ングフィードバック補正量AK=0であると、ステップ
5209で全体学習値ATを一定量aだけ進角側に更新
し、ステップ5210でタイマ1がクリアされる。
ステップ8211以降では全体学習の終了条件がチェッ
クされ、ステップ5212で所定の最大進角量AMに対
する全体学習値ATの大きさが判断され、AT<AMの
場合はステップ821Bでタイマ2をクリアし、ステッ
プ5214でノッキング回数がチェックされて設定値α
(例えば5回)以上の場合は、全体学習値ATがノッキ
ング限界に収束したと判−17= 断して全体学習を終了し、ステップ5215でその終了
フラグがセットされる。また、ノッキング無しで進角が
進みAT≧AMに達すると、ステップ5212から52
13に進んでタイマ2の累積時間12 (例えば3秒)
経過後に同様に全体学習を終了する。
クされ、ステップ5212で所定の最大進角量AMに対
する全体学習値ATの大きさが判断され、AT<AMの
場合はステップ821Bでタイマ2をクリアし、ステッ
プ5214でノッキング回数がチェックされて設定値α
(例えば5回)以上の場合は、全体学習値ATがノッキ
ング限界に収束したと判−17= 断して全体学習を終了し、ステップ5215でその終了
フラグがセットされる。また、ノッキング無しで進角が
進みAT≧AMに達すると、ステップ5212から52
13に進んでタイマ2の累積時間12 (例えば3秒)
経過後に同様に全体学習を終了する。
こうして全体学習値ATが学習して決定されると、ステ
ップ5200から5202に進んで現在の運転状態の部
分学習値APが格納されているアドレスをインデックス
レジスタXに入れ、ステップ8203以降部分学習が同
様に実行される。即ち、ノッキング有りの場合は部分学
習値APが遅角側に更新され、ノッキング無しの場合は
MBT> I GLの条件で部分学習値APが進角側に
更新されるのであり、これらの部分学習値APの学習更
新が学習条件が成立している限り運転中宮に行われる。
ップ5200から5202に進んで現在の運転状態の部
分学習値APが格納されているアドレスをインデックス
レジスタXに入れ、ステップ8203以降部分学習が同
様に実行される。即ち、ノッキング有りの場合は部分学
習値APが遅角側に更新され、ノッキング無しの場合は
MBT> I GLの条件で部分学習値APが進角側に
更新されるのであり、これらの部分学習値APの学習更
新が学習条件が成立している限り運転中宮に行われる。
これにより、上述の全体学習値ATと部分学習値APと
を加算した学習補正量IGLは、各運転状態で実際のノ
ッキング限界に非常に近い値となる。
を加算した学習補正量IGLは、各運転状態で実際のノ
ッキング限界に非常に近い値となる。
一方、ステップ5I13でノッキングフィードバック補
正量AKを設定した後、ステップ911.0で上記全体
学習値ATと部分学習値APとの和による学習補正量I
GLにノッキングフィードバック補正量AKを加算した
値を進角限界MBTと比較する。
正量AKを設定した後、ステップ911.0で上記全体
学習値ATと部分学習値APとの和による学習補正量I
GLにノッキングフィードバック補正量AKを加算した
値を進角限界MBTと比較する。
MBT≦I GL+AKの場合はステップ5111で進
角限界MBTと基本点火時期IGBとにより点火時期I
GTが算出される。このため、第4図の太い実線のよう
に進角限界MBT特性で点火時期■GTが決定される。
角限界MBTと基本点火時期IGBとにより点火時期I
GTが算出される。このため、第4図の太い実線のよう
に進角限界MBT特性で点火時期■GTが決定される。
また、MBT> I GLの場合は、ステップ5112
てI GT−I GB+ I GL+AKとする。ここ
でAK−0であると、学習補正量IGLと基本点火時期
IGBとにより点火時期工GTが算出され、このため点
火時期IGTは第4図の太い実線のように基本点火時期
IGBと平行になり、成るオクタン価の実際のノッキン
グ限界IGT’ に近接して沿った値になるのである。
てI GT−I GB+ I GL+AKとする。ここ
でAK−0であると、学習補正量IGLと基本点火時期
IGBとにより点火時期工GTが算出され、このため点
火時期IGTは第4図の太い実線のように基本点火時期
IGBと平行になり、成るオクタン価の実際のノッキン
グ限界IGT’ に近接して沿った値になるのである。
次いて、ノッキング発生の場合について述べると、ステ
ップ8113により第3図(C,)のルーチンが実行さ
れてノッキングフィードバック制御される。
ップ8113により第3図(C,)のルーチンが実行さ
れてノッキングフィードバック制御される。
即ち、ステップ5300から5304に進んでノッキン
グフィードバック補正量AKが遅角量γ、により大きく
遅角側に更新され、ステップ5305でタイマ3がクリ
アされる。この時、学習制御の第3図(b)のルーチン
のステップ8208.3204により学習補正量IGL
も遅角側に更新され、第3図(a)のルーチンのステッ
プ5118の点火時期IGTは、遅角量γとγFとによ
り遅角制御される。その後ノッキング回避されると、ノ
ッキングフィードバック補正量設定の第3図(e)のル
ーチンのステップ5300からステップ5301に進ん
で、タイマ3によりノッキング無しの時間がチェックさ
れ、一定時間t3継続してノッキング無しの場合は、ス
テップ5302でノッキングフィードバック補正量AK
が進角量a、により進角側に徐々に更新され、ステップ
5303でタイマ3がクリアされる。またこの場合は、
第3図(b)のルーチンのステップ5217から521
1に進んで学習補正量IGLの部分学習値APは進角禁
止されることになる。こうしてノッキング発生時には、
学習制御とノッキングフィードバック制御とにより大き
く遅角制御され、2回目以降のノッキングが続けて生じ
ることを防止する。その後、ノッキング無しでは先ずノ
ッキングフィードバック補正量AKが零になる迄進角側
に更新され、次いで学習補正量IGLが進角側に更新可
能になり、この2者択一の制御で相互干渉、学習補正量
IGLのバラツキが防止される。
グフィードバック補正量AKが遅角量γ、により大きく
遅角側に更新され、ステップ5305でタイマ3がクリ
アされる。この時、学習制御の第3図(b)のルーチン
のステップ8208.3204により学習補正量IGL
も遅角側に更新され、第3図(a)のルーチンのステッ
プ5118の点火時期IGTは、遅角量γとγFとによ
り遅角制御される。その後ノッキング回避されると、ノ
ッキングフィードバック補正量設定の第3図(e)のル
ーチンのステップ5300からステップ5301に進ん
で、タイマ3によりノッキング無しの時間がチェックさ
れ、一定時間t3継続してノッキング無しの場合は、ス
テップ5302でノッキングフィードバック補正量AK
が進角量a、により進角側に徐々に更新され、ステップ
5303でタイマ3がクリアされる。またこの場合は、
第3図(b)のルーチンのステップ5217から521
1に進んで学習補正量IGLの部分学習値APは進角禁
止されることになる。こうしてノッキング発生時には、
学習制御とノッキングフィードバック制御とにより大き
く遅角制御され、2回目以降のノッキングが続けて生じ
ることを防止する。その後、ノッキング無しでは先ずノ
ッキングフィードバック補正量AKが零になる迄進角側
に更新され、次いで学習補正量IGLが進角側に更新可
能になり、この2者択一の制御で相互干渉、学習補正量
IGLのバラツキが防止される。
ところで、N e > 500Orpmの高回転数域で
は、ステップ510Bの学習条件が不成立し、ステップ
5109の学習値更新は中断する。そしてステップ81
15から5tie、 5L17に進んで全体学習値AT
と、現在の吸入管圧力Pmに対応した部分学習値APの
最も高回転数側の値APhとで補正量ALが推定される
。また、ステップ5121でノッキングフィードバック
補正量AKを設定した後、ステップ8118に進んで補
正量ALとノッキングフィードバック補正量AKを加算
した値が進角限界MBTと比較され、小さい方の値を高
回転数域補正量として、ステップ5L19.8120で
基本点火時期IGBに加算することにより、点火時期I
GLが算出される。
は、ステップ510Bの学習条件が不成立し、ステップ
5109の学習値更新は中断する。そしてステップ81
15から5tie、 5L17に進んで全体学習値AT
と、現在の吸入管圧力Pmに対応した部分学習値APの
最も高回転数側の値APhとで補正量ALが推定される
。また、ステップ5121でノッキングフィードバック
補正量AKを設定した後、ステップ8118に進んで補
正量ALとノッキングフィードバック補正量AKを加算
した値が進角限界MBTと比較され、小さい方の値を高
回転数域補正量として、ステップ5L19.8120で
基本点火時期IGBに加算することにより、点火時期I
GLが算出される。
これにより、高回転数側の点火時期IGTは各吸入管圧
力Pm毎に最も高回転数側で設定される値と同一になり
、運転状態が類似することでノッキングの発生が少なく
て充分進角されることになる。
力Pm毎に最も高回転数側で設定される値と同一になり
、運転状態が類似することでノッキングの発生が少なく
て充分進角されることになる。
一方、かかる高回転数域でもノッキングが生じると、ス
テップ5121により第3図(e)のルーチンが実行さ
れ、ノッキングフィードバック制御により点火時期IG
’Tは遅角される。この場合のノッキングフィードバッ
ク制御では、学習制御の場合に比べてステップ8306
ないし8308によりノッキングフィードバック補正量
AKが設定値AKoてガードされ遅角制御される。
テップ5121により第3図(e)のルーチンが実行さ
れ、ノッキングフィードバック制御により点火時期IG
’Tは遅角される。この場合のノッキングフィードバッ
ク制御では、学習制御の場合に比べてステップ8306
ないし8308によりノッキングフィードバック補正量
AKが設定値AKoてガードされ遅角制御される。
以上、高回転数域の点火時期を、学習制御の全体学習値
と、部分学習値の運転状態が似ている部分学習値の選出
値とで補正することについて述べたが、これ以外の方法
も可能である。
と、部分学習値の運転状態が似ている部分学習値の選出
値とで補正することについて述べたが、これ以外の方法
も可能である。
即ち、学習制御の全体学習値ATにより進角量は成る程
度確保され、この他にノッキングの発生を抑制する点で
部分学習値APの最小値を選出して用いてもよい。更に
、これらの方法による全体学習値AT、部分学習値AP
の値に所定の値を減算または乗算して遅角側に定めても
よい。
度確保され、この他にノッキングの発生を抑制する点で
部分学習値APの最小値を選出して用いてもよい。更に
、これらの方法による全体学習値AT、部分学習値AP
の値に所定の値を減算または乗算して遅角側に定めても
よい。
= 22 −
〔発明の効果〕
以上述べてきたように、本発明によれば、車両用エンジ
ンの点火時期学習制御において、ノッキング検出不可能
な高回転数域では、学習制御の全体学習値と部分学習値
とにより最適な補正量を求めて点火時期を推定するので
、補正量の信頼性が高く、ノッキングの発生を抑えて充
分進角し、出力、燃費を向上することができる。
ンの点火時期学習制御において、ノッキング検出不可能
な高回転数域では、学習制御の全体学習値と部分学習値
とにより最適な補正量を求めて点火時期を推定するので
、補正量の信頼性が高く、ノッキングの発生を抑えて充
分進角し、出力、燃費を向上することができる。
さらに、学習制御の全体学習値と部分学習値とを共に用
いることで、補正量推定の自由度、適正度が高くなり、
制御形態も同一化して好ましい。
いることで、補正量推定の自由度、適正度が高くなり、
制御形態も同一化して好ましい。
さらにまた、高回転数域のノッキングフィードバック制
御ではノッキングフィードバック補正量にガードをかけ
るため、該補正量が機械的ノイズによって間違っても大
きくなりすぎず、誤作動を防止できる。
御ではノッキングフィードバック補正量にガードをかけ
るため、該補正量が機械的ノイズによって間違っても大
きくなりすぎず、誤作動を防止できる。
また、全体学習値に運転状態の類似した最も高回転数側
の部分学習値を加算したものでは、ノッキングを抑えて
最大限進角することができる。
の部分学習値を加算したものでは、ノッキングを抑えて
最大限進角することができる。
またさらに、全体学習値に部分学習値の最小値を加算し
たものでは、ノッキング発生の抑制効果が高い。
たものでは、ノッキング発生の抑制効果が高い。
第1図は本発明の点火時期学習制御方法の実施例を示す
ブロック図、 第2図は本発明が適用される車両用エンジンの概略を示
す構成図、 第3図(a)ないしくC)は点火時期学習制御の作用を
示すフローチャート図、 第4図はマツプの特性図、 第5図は部分学習値のマツプを示す図である。 1・・・エンジン本体、7・・・点火プラグ、30・・
・制御ユニット、35・・・基本点火時期検索手段、3
6・・・進角限界検索手段、37・領域判別手段、38
・・・点火時期算出手段、40・・・学習条件判別手段
、41・・・学習値更新手段、45・・・部分学習値記
憶手段、46・・・学習補正量算出手段、50・・・選
出手段、52・・・高回転数域補正量設定手段、53・
・高回転数域判定手段、54・・・選択手段。
ブロック図、 第2図は本発明が適用される車両用エンジンの概略を示
す構成図、 第3図(a)ないしくC)は点火時期学習制御の作用を
示すフローチャート図、 第4図はマツプの特性図、 第5図は部分学習値のマツプを示す図である。 1・・・エンジン本体、7・・・点火プラグ、30・・
・制御ユニット、35・・・基本点火時期検索手段、3
6・・・進角限界検索手段、37・領域判別手段、38
・・・点火時期算出手段、40・・・学習条件判別手段
、41・・・学習値更新手段、45・・・部分学習値記
憶手段、46・・・学習補正量算出手段、50・・・選
出手段、52・・・高回転数域補正量設定手段、53・
・高回転数域判定手段、54・・・選択手段。
Claims (3)
- (1)ノッキング発生の有無に応じ進・遅角しながら全
体学習値を設定する全体学習を実行し、次いで各運転状
態毎にノッキング発生の有無に応じ進・遅角して部分学
習値を設定する部分学習を実行し、これらの全体学習値
と部分学習値との和により点火時期を補正して決定する
方法において、エンジン高回転数域では、上記全体学習
および部分学習を中断し、 上記全体学習値および部分学習値に基づいて高回転数域
補正量を算出し、高回転数域の点火時期を高回転域補正
量で補正して決定することを特徴とする点火時期学習制
御方法。 - (2)上記高回転数域補正量は、少なくとも全体学習値
に各エンジン負荷毎の最も高回転数側の部分学習値を加
算して算出する請求項(1)記載の点火時期学習制御方
法。 - (3)上記高回転数域補正量は、少なくとも全体学習値
に部分学習値の最小値を加算して算出する請求項(1)
記載の点火時期学習制御方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1125134A JP2832299B2 (ja) | 1989-05-18 | 1989-05-18 | 点火時期学習制御方法 |
DE4015759A DE4015759C2 (de) | 1989-05-18 | 1990-05-16 | Verfahren zum Einstellen des Zündzeitpunktes einer Brennkraftmaschine und Vorrichtung zur Durchführung des Verfahrens |
GB9011101A GB2232441A (en) | 1989-05-18 | 1990-05-17 | I.c. engine ignition timing control |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1125134A JP2832299B2 (ja) | 1989-05-18 | 1989-05-18 | 点火時期学習制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02305371A true JPH02305371A (ja) | 1990-12-18 |
JP2832299B2 JP2832299B2 (ja) | 1998-12-09 |
Family
ID=14902702
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1125134A Expired - Lifetime JP2832299B2 (ja) | 1989-05-18 | 1989-05-18 | 点火時期学習制御方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2832299B2 (ja) |
DE (1) | DE4015759C2 (ja) |
GB (1) | GB2232441A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012166573A (ja) * | 2011-02-09 | 2012-09-06 | Suzuki Motor Corp | 船外機の制御装置、最適トリム角の学習方法及びプログラム |
Families Citing this family (3)
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DE4109433A1 (de) * | 1991-03-22 | 1992-09-24 | Audi Ag | Klopfregelung einer fremdgezuendeten brennkraftmaschine |
DE19618403A1 (de) * | 1996-05-08 | 1997-11-13 | Bayerische Motoren Werke Ag | Regeleinrichtung für die Leerlauf-Drehzahl einer Fahrzeug-Brennkraftmaschine |
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JPS63306282A (ja) * | 1987-06-08 | 1988-12-14 | Fuji Heavy Ind Ltd | 内燃機関の点火時期制御方法 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS61157768A (ja) * | 1984-12-28 | 1986-07-17 | Fuji Heavy Ind Ltd | 内燃機関の点火時期制御方式 |
JPS6296780A (ja) * | 1985-10-22 | 1987-05-06 | Nissan Motor Co Ltd | 点火時期制御装置 |
JP2731905B2 (ja) * | 1987-06-08 | 1998-03-25 | 富士重工業株式会社 | 内燃機関の点火時期制御方法 |
-
1989
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