JPH02300316A - 導電性繊維 - Google Patents
導電性繊維Info
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- JPH02300316A JPH02300316A JP11946589A JP11946589A JPH02300316A JP H02300316 A JPH02300316 A JP H02300316A JP 11946589 A JP11946589 A JP 11946589A JP 11946589 A JP11946589 A JP 11946589A JP H02300316 A JPH02300316 A JP H02300316A
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- JP
- Japan
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- conductive
- fiber
- polymer
- weight
- nylon
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- Artificial Filaments (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(1)#東上の利用分野
本発明は除電性能に優れた複合繊維、とりわけ繊維物性
1着用耐久性に優れた除電性能をもつ白色系の導′成性
繊維に関するものであるっさらに詳しくは、導電性金属
酸化物と特定の極性を示す金属塩とを所定量含有するポ
リアミド系熱可塑性重合体からなる導電ポリマーNJ(
A)と、yI。
1着用耐久性に優れた除電性能をもつ白色系の導′成性
繊維に関するものであるっさらに詳しくは、導電性金属
酸化物と特定の極性を示す金属塩とを所定量含有するポ
リアミド系熱可塑性重合体からなる導電ポリマーNJ(
A)と、yI。
維形成性熱可・塑性重合体からなる保神ポリマー層(B
)とが接合されてなる除電性能に優れた白色系の複合繊
維でろって該複合繊維を通常の非導1繊維に0.01〜
1 g wt%添加するだけで優れた除電性能を有する
布帛が得られ、かつ実着用2年以上経過してもその除電
性能は低下しない導′框性[維に関するものである。
)とが接合されてなる除電性能に優れた白色系の複合繊
維でろって該複合繊維を通常の非導1繊維に0.01〜
1 g wt%添加するだけで優れた除電性能を有する
布帛が得られ、かつ実着用2年以上経過してもその除電
性能は低下しない導′框性[維に関するものである。
(2) 従来の技術
従来から除電性能に優れた繊維としての導電繊維につい
ては種々の提案がなされており1例えば導電性を有さな
い繊維の表面に金属メッキして導電性を付与せんとし念
ものや、導電性カーボンブラックを樹脂に分散させたあ
と、これを繊維表面にコートする事によって導電性被覆
層を形成せしめたもの等がある。しかし、これらは製造
工程が複雑化して技術的に困難な方法によって得られる
ものであったり、導電性線維を実用に供するため準備段
階例えば製織編のための精練工程での薬品処理や実際の
使用における摩耗ヤ繰り返し洗濯といった外的な作用に
よって導電性が容易に低下して実用の域を脱してしまう
という問題がある。他の導電繊維としてスチール繊維の
ような金属繊維が除電性能に優れたものとして知られて
いるが、金属繊維はコストが高く、シかも一般の有機素
材とはなじみにくく紡績性不良となつ念り、製織・染仕
上工程でのトラブルの原因となったり0着用時の洗濯に
よる断線・脱落が生じやすく、さらには通電性に基づく
感電・スパークの問題・布地の溶融トラブル等の原因と
なっていた。これらの問題を少しでも解消しようという
目的で、導電性カーボンブラックを混合したポリマーか
らなる導電成分と繊維形成性ポリマーからなる保護成分
とが接合された導電繊維が提案されている。
ては種々の提案がなされており1例えば導電性を有さな
い繊維の表面に金属メッキして導電性を付与せんとし念
ものや、導電性カーボンブラックを樹脂に分散させたあ
と、これを繊維表面にコートする事によって導電性被覆
層を形成せしめたもの等がある。しかし、これらは製造
工程が複雑化して技術的に困難な方法によって得られる
ものであったり、導電性線維を実用に供するため準備段
階例えば製織編のための精練工程での薬品処理や実際の
使用における摩耗ヤ繰り返し洗濯といった外的な作用に
よって導電性が容易に低下して実用の域を脱してしまう
という問題がある。他の導電繊維としてスチール繊維の
ような金属繊維が除電性能に優れたものとして知られて
いるが、金属繊維はコストが高く、シかも一般の有機素
材とはなじみにくく紡績性不良となつ念り、製織・染仕
上工程でのトラブルの原因となったり0着用時の洗濯に
よる断線・脱落が生じやすく、さらには通電性に基づく
感電・スパークの問題・布地の溶融トラブル等の原因と
なっていた。これらの問題を少しでも解消しようという
目的で、導電性カーボンブラックを混合したポリマーか
らなる導電成分と繊維形成性ポリマーからなる保護成分
とが接合された導電繊維が提案されている。
しかしながら、カーボンブラックを用いた導電性複合繊
維の1つの欠点は、m維が黒色又は灰色に着色している
ということである。そのために。
維の1つの欠点は、m維が黒色又は灰色に着色している
ということである。そのために。
用途が限定されているのが実状である。
この欠点を解決する方法として、近年、白色又は無色系
の導電性金属酸化物を用いた導電性繊維を得る方法が提
案されている。
の導電性金属酸化物を用いた導電性繊維を得る方法が提
案されている。
(8) 解決すべき昧題
例えば特公昭58−39175号公報にある如く。
合成重合体中に酸化第2スズの被膜を有する酸化チタン
微粒子を3〜20 wt%分散せしめた制電性合成重合
体組成物が提案されている。
微粒子を3〜20 wt%分散せしめた制電性合成重合
体組成物が提案されている。
しかし、この場合下記2点の理由により我々が目的とす
る@電性能を有する導電性繊維を得ることは困難でるる
。
る@電性能を有する導電性繊維を得ることは困難でるる
。
■ 金属酸化物の多くのものは絶縁体に近い半導体であ
って、除電性能を有する導電性線維を得るためには金属
酸化物に適当な第2成分(ドーピング剤)を必要とする
。
って、除電性能を有する導電性線維を得るためには金属
酸化物に適当な第2成分(ドーピング剤)を必要とする
。
■ 記載の低粒子混合率では目的の導電性繊維は得られ
にくい。
にくい。
本発明者等の検討結果では、導電性金A1!酸化物の配
合量は少なくとも55wt%以上を必要とし。
合量は少なくとも55wt%以上を必要とし。
好ましくは60 wt%以上を必要とする。又特開昭5
7−6762号公報、特公昭62−29526号公報で
は、溶融紡糸後導電性金属酸化物を含有する熱可塑性重
合体と繊維形成性熱可塑性重合体とが接合された複合原
糸は延伸工程で中の導電層が切断され、得られた複合繊
維は除電性能を有しないために、この導電層の修復を目
的として、熱可塑性重合体と繊維形成性重合体の溶点(
Tm)差(ΔTm)を3θ℃以上にして、熱処理によっ
て導1繊維を得る事が提案されている。しかし本発明者
等の鋭意検討結果では、ΔTmが30℃以下の場合には
例えば熱可塑性重合体および繊維形成性重合体が共にナ
イロン−6の場合(ΔTm=0℃)、あるいは熱可塑性
重合体がナイロン−6、繊維形成性重合体がポリブチレ
ンテレフタレートの場合(ΔTm=8℃)、工程性を維
持した熱処理条件においては。
7−6762号公報、特公昭62−29526号公報で
は、溶融紡糸後導電性金属酸化物を含有する熱可塑性重
合体と繊維形成性熱可塑性重合体とが接合された複合原
糸は延伸工程で中の導電層が切断され、得られた複合繊
維は除電性能を有しないために、この導電層の修復を目
的として、熱可塑性重合体と繊維形成性重合体の溶点(
Tm)差(ΔTm)を3θ℃以上にして、熱処理によっ
て導1繊維を得る事が提案されている。しかし本発明者
等の鋭意検討結果では、ΔTmが30℃以下の場合には
例えば熱可塑性重合体および繊維形成性重合体が共にナ
イロン−6の場合(ΔTm=0℃)、あるいは熱可塑性
重合体がナイロン−6、繊維形成性重合体がポリブチレ
ンテレフタレートの場合(ΔTm=8℃)、工程性を維
持した熱処理条件においては。
切断された導電層の修復はできない。さらにΔTmが3
0℃以上の場合においても1例えば熱可塑性重合体がナ
イロン−6、繊維形成性重合体がポリエチレンテレフタ
レートの場合(ΔTm=38℃)でも工程性を維持した
熱処理条件においては、切断されな導電層の修復は困難
であり、除電性能を有する導電繊維は得られなかった。
0℃以上の場合においても1例えば熱可塑性重合体がナ
イロン−6、繊維形成性重合体がポリエチレンテレフタ
レートの場合(ΔTm=38℃)でも工程性を維持した
熱処理条件においては、切断されな導電層の修復は困難
であり、除電性能を有する導電繊維は得られなかった。
熱処理によって、切断され丸環電層が修復できたのは1
例えば熱可塑性重合体がポリエチレン。
例えば熱可塑性重合体がポリエチレン。
#!維影形成性重合体ポリエチレンテレフタレート。
ポリブチレンテレフタレート、ナイロン−6のようにΔ
Tmが非常に大きい組み合わせのみ可能であり、除電性
能を有する導電性繊維は得られる。しかし後述するが、
熱可塑性重合体がポリエチレンの場合、実着用耐久性は
不十分であり、特に作業服等危険な作業場での使用は不
適であるという事が我々の検討結果で判明し、実着用耐
久性があるのは導電性金属酸化物を含有する熱可塑性樹
脂がポリアミド系の場合だけであった。
Tmが非常に大きい組み合わせのみ可能であり、除電性
能を有する導電性繊維は得られる。しかし後述するが、
熱可塑性重合体がポリエチレンの場合、実着用耐久性は
不十分であり、特に作業服等危険な作業場での使用は不
適であるという事が我々の検討結果で判明し、実着用耐
久性があるのは導電性金属酸化物を含有する熱可塑性樹
脂がポリアミド系の場合だけであった。
本発明者らはすてVC特願昭63−130745号に2
いて以−ヒのような従来の多数の公知の導電性繊維に関
する欠点や問題点を克服し次除電性能に優れた白色系の
導電性複合繊維を提案している。
いて以−ヒのような従来の多数の公知の導電性繊維に関
する欠点や問題点を克服し次除電性能に優れた白色系の
導電性複合繊維を提案している。
本発明者らは、更に詳細な検討、とりわけ実着用耐久性
を更に向上させることを目的に鋭意検討し念結果、実際
に着用を続は之場合の除電性能の低下がほとんどなく、
性能が長期にわたり維持されている優7′L之導電性複
合繊維を見出し、本発明に到達したものである。。
を更に向上させることを目的に鋭意検討し念結果、実際
に着用を続は之場合の除電性能の低下がほとんどなく、
性能が長期にわたり維持されている優7′L之導電性複
合繊維を見出し、本発明に到達したものである。。
(4)腺題を解決するための手段
本発明の骨子とするところは、導電性金属酸化物を50
〜85重量慢、極性を示す金属塩を0.1〜15重量%
含有するポリアミド系熱可塑性重合体からなる導電ポリ
マー層体)と、#J!維形成形成性熱可塑性重合体なる
保護ポリマー層(B)とが接合されてなる複合繊維であ
り、かつ少なくとも保膿ポリマー層が繊維表面局長の6
0%以上を占有し。
〜85重量慢、極性を示す金属塩を0.1〜15重量%
含有するポリアミド系熱可塑性重合体からなる導電ポリ
マー層体)と、#J!維形成形成性熱可塑性重合体なる
保護ポリマー層(B)とが接合されてなる複合繊維であ
り、かつ少なくとも保膿ポリマー層が繊維表面局長の6
0%以上を占有し。
繊維全体重量の30重量−以上95重量%以下を形成し
ていることを特徴とする導電性複合繊維であるO 本発明において、導電ポリマー層へ混入する金属酸化物
とは、白色あるいは無色系で導電性の金属酸化物を指し
、好適な具体例としては、アンチモンを含有する酸化ス
ズ又は酸化徂鉛の微粒子。
ていることを特徴とする導電性複合繊維であるO 本発明において、導電ポリマー層へ混入する金属酸化物
とは、白色あるいは無色系で導電性の金属酸化物を指し
、好適な具体例としては、アンチモンを含有する酸化ス
ズ又は酸化徂鉛の微粒子。
あるいはま念、これ等を酸化チタンもしくは硫酸バリウ
ムの表面にコーティングした平均粒子0.01μ以上0
.3μ以下の微粒子が挙げられる。
ムの表面にコーティングした平均粒子0.01μ以上0
.3μ以下の微粒子が挙げられる。
金属酸化物の多くのものは絶縁体に近い半導体であって
充分な導電性を示さないことが多い。しかしながら、例
えば、金属酸化物に適当な第2成分を少量添加するなど
の方法により、導電性を強化することができる。このよ
うな導電性強化剤(ドーピング剤)としては、酸化スズ
又は酸化亜鉛に対して酸化アンチモンなどの酸化物が知
られている。j例えば酸化スズのみの平均粒径0.1μ
の粒子では約1030・画の比抵抗であり、酸化アンチ
モンとの固溶体微粒子では1〜10Ω・個となる。
充分な導電性を示さないことが多い。しかしながら、例
えば、金属酸化物に適当な第2成分を少量添加するなど
の方法により、導電性を強化することができる。このよ
うな導電性強化剤(ドーピング剤)としては、酸化スズ
又は酸化亜鉛に対して酸化アンチモンなどの酸化物が知
られている。j例えば酸化スズのみの平均粒径0.1μ
の粒子では約1030・画の比抵抗であり、酸化アンチ
モンとの固溶体微粒子では1〜10Ω・個となる。
導電性微粒子中に占める酸化アンチモンの割合(重量比
)は0.01以上0.10以下とするのが総合的な性能
からいって必要である。さらに導電性微粒子中に占める
酸化スズの割合(重量比)は0.(15〜0.20が好
ましい。コート量が少ないと導電性が不足し、多過き゛
ると目的の白色系の方向から遠ざかってしまう1、 また本発明に9いて、A成分に含まれる導電性金属酸化
物微粒子の量は50〜85wt%である。
)は0.01以上0.10以下とするのが総合的な性能
からいって必要である。さらに導電性微粒子中に占める
酸化スズの割合(重量比)は0.(15〜0.20が好
ましい。コート量が少ないと導電性が不足し、多過き゛
ると目的の白色系の方向から遠ざかってしまう1、 また本発明に9いて、A成分に含まれる導電性金属酸化
物微粒子の量は50〜85wt%である。
好ましくは60〜75 wt%である。ここで導電性金
属酸化物微粒子の含j1が50wt%より少ない場合に
おいては、好ましい導電性が得られず、充分な除電性能
は発揮されない。一方、85vtチを越える量にした場
合は、導電性のより一層の同上は認詐られず、芯成分の
流動性が著しく低下して紡糸性が極端に悪化【2.とり
わけフィルター詰り等バック寿命が著しく短かくなり工
程安定性がないので好ましくない。
属酸化物微粒子の含j1が50wt%より少ない場合に
おいては、好ましい導電性が得られず、充分な除電性能
は発揮されない。一方、85vtチを越える量にした場
合は、導電性のより一層の同上は認詐られず、芯成分の
流動性が著しく低下して紡糸性が極端に悪化【2.とり
わけフィルター詰り等バック寿命が著しく短かくなり工
程安定性がないので好ましくない。
次に1本発明で重要な点は、A成分中に極性を示す金属
塩を0.1〜15重tS含有せしめることである。極性
を示す金属塩としては、周期率表第1族及び第1族の金
属塩で、ハロゲン化物、過塩素酸塩、過臭素酸塩、塩素
酸塩、臭素酸塩、チオシアン酸塩、硝酸塩、硫酸塩、リ
ン酸塩、脂肪酸塩等が挙げられ、具体的な化合物として
はチオシアン酸カリタム、チオシアン酸ナトリ9ム、チ
オシアン酸リチウム、硫酸クチ9ム≠ 過塩素酸リチウム等である。
塩を0.1〜15重tS含有せしめることである。極性
を示す金属塩としては、周期率表第1族及び第1族の金
属塩で、ハロゲン化物、過塩素酸塩、過臭素酸塩、塩素
酸塩、臭素酸塩、チオシアン酸塩、硝酸塩、硫酸塩、リ
ン酸塩、脂肪酸塩等が挙げられ、具体的な化合物として
はチオシアン酸カリタム、チオシアン酸ナトリ9ム、チ
オシアン酸リチウム、硫酸クチ9ム≠ 過塩素酸リチウム等である。
上記金属塩を含有させることにより、長期にわ九る実着
用を経てもすぐれた除電性能が維持されていることが1
本発明により初めて明らかとなった。通常導電性繊維は
制電気発生により爆発が発生するような場所での作業服
等に用いられるが。
用を経てもすぐれた除電性能が維持されていることが1
本発明により初めて明らかとなった。通常導電性繊維は
制電気発生により爆発が発生するような場所での作業服
等に用いられるが。
長期間使用している過程で、過酷な曲げ、引張り。
屈曲、摩耗等の繰返しと同時に洗濯も繰返し行なわれ、
その結果として必然的に導電性繊維の導電層部分の性能
低下が進み布帛としての除電性能が低下してこざるを得
なかった。通常導電層を構成する部分は一度クラック等
の歪により連続性が失なわれると修復は困難であり、長
期間の実着用は難しく、一定年月で交換せざるを得ない
のが現状であった。しかるに、本発明の如く、極性を示
す金属塩を導電性金属酸化物含有ポリアミド層へ介在さ
せることにより、長期間の実着用をしても布帛の除電性
能があまり低下しないことを見出した。
その結果として必然的に導電性繊維の導電層部分の性能
低下が進み布帛としての除電性能が低下してこざるを得
なかった。通常導電層を構成する部分は一度クラック等
の歪により連続性が失なわれると修復は困難であり、長
期間の実着用は難しく、一定年月で交換せざるを得ない
のが現状であった。しかるに、本発明の如く、極性を示
す金属塩を導電性金属酸化物含有ポリアミド層へ介在さ
せることにより、長期間の実着用をしても布帛の除電性
能があまり低下しないことを見出した。
更に1 もう一つ重要な要件は、導電性ポリマー層に用
いる樹脂と12てポリアミドを使用することが不可欠で
ある。本発明に用いるポリアミド系樹脂としては、アミ
ド結合を繰返し縮重合したもので、具体的にはナイロン
12.ナイロン11、ナイロン6、ティ0ン66、ナイ
ロンエラストマー等が挙げられる。なぜポリアミド系が
顕著な効果があるかについては、現時点では明確にはわ
かっていないが、ポリアミドはある種の金属塩をポリマ
ー中に溶解分散させるためその結果一種のイオン伝導機
構が発現し、導を性が得られてくると考えられる。導電
性金属酸化物の導電性機溝は電子伝導とぎわれでいるが
、その電子伝導性とポリアミド中に1@解している金属
塩のイオン伝導性が相乗効果をおよぼし合いすぐれた耐
久性のある導電性繊維が得られ九と考えられる。
いる樹脂と12てポリアミドを使用することが不可欠で
ある。本発明に用いるポリアミド系樹脂としては、アミ
ド結合を繰返し縮重合したもので、具体的にはナイロン
12.ナイロン11、ナイロン6、ティ0ン66、ナイ
ロンエラストマー等が挙げられる。なぜポリアミド系が
顕著な効果があるかについては、現時点では明確にはわ
かっていないが、ポリアミドはある種の金属塩をポリマ
ー中に溶解分散させるためその結果一種のイオン伝導機
構が発現し、導を性が得られてくると考えられる。導電
性金属酸化物の導電性機溝は電子伝導とぎわれでいるが
、その電子伝導性とポリアミド中に1@解している金属
塩のイオン伝導性が相乗効果をおよぼし合いすぐれた耐
久性のある導電性繊維が得られ九と考えられる。
ボリアずド中への極性を有する金属塩の溶解分散を助け
る助剤として適当な水溶性有機化合物及び水溶性高分子
化合物を添加してもよい。例えばグリセリン、ポリグリ
セリン、ポリエチレングリコール、ポリビニルアルコー
ル、各種ポリエチレングリコール−ポリプロピレングリ
コール共重合体変性水溶性ナイロン等があるが、紡糸時
の耐熱性があシ、かつ電気伝導性のできるだけ良いもの
が好ましい。
る助剤として適当な水溶性有機化合物及び水溶性高分子
化合物を添加してもよい。例えばグリセリン、ポリグリ
セリン、ポリエチレングリコール、ポリビニルアルコー
ル、各種ポリエチレングリコール−ポリプロピレングリ
コール共重合体変性水溶性ナイロン等があるが、紡糸時
の耐熱性があシ、かつ電気伝導性のできるだけ良いもの
が好ましい。
導電性金属酸化物と極性を示す金属塩とポリアミド樹脂
の組合わせにより初めて本発明が見い出され念わけであ
シ、この3者のうちのどの成分が欠けても1本発明繊維
のすぐれた着用耐久性を有する除電性能は発現しない。
の組合わせにより初めて本発明が見い出され念わけであ
シ、この3者のうちのどの成分が欠けても1本発明繊維
のすぐれた着用耐久性を有する除電性能は発現しない。
極性を示す金属塩の適切な含有量は0.1〜15重量%
、好ましくは0.5〜10重量%である。含有量が0.
1重量%よシ少ない場合は、金属塩による十分なイオン
伝導性が発揮されてこないため、好ましい効果が認めら
れない。一方、15’7i量・チを越える場合には、イ
オン伝導性の効果が飽和状態となり特に顕著な効果が発
現しなくなると共に繊維化工程性が島化し、断糸、単糸
切れが頻発してくるので好ましくない。また、繊維物性
、特に繊維強度が低下してくる点からも15重量%以上
含有場せることは避ける必要がある。後で更に詳しく述
べるが保獲層ポリマーにより繊維化工程性。
、好ましくは0.5〜10重量%である。含有量が0.
1重量%よシ少ない場合は、金属塩による十分なイオン
伝導性が発揮されてこないため、好ましい効果が認めら
れない。一方、15’7i量・チを越える場合には、イ
オン伝導性の効果が飽和状態となり特に顕著な効果が発
現しなくなると共に繊維化工程性が島化し、断糸、単糸
切れが頻発してくるので好ましくない。また、繊維物性
、特に繊維強度が低下してくる点からも15重量%以上
含有場せることは避ける必要がある。後で更に詳しく述
べるが保獲層ポリマーにより繊維化工程性。
繊維物性低下をある程度はカバーできるが、完全なカバ
ーは峻しい。
ーは峻しい。
また、用いる極性を有する金属塩も、ポリアミド樹脂も
十分な耐熱性と毒性がないものを選ぶ必要があることは
言うまでもない。特に保MfFiポリマーをポリエチレ
ンテレフタレートを用いて複合線維を得る場合には、紡
糸湿度が300℃近い高温で繊維化するため、耐熱性が
不良のものは、紡糸時に分解等のトラブルが発生するた
め好ましくない。
十分な耐熱性と毒性がないものを選ぶ必要があることは
言うまでもない。特に保MfFiポリマーをポリエチレ
ンテレフタレートを用いて複合線維を得る場合には、紡
糸湿度が300℃近い高温で繊維化するため、耐熱性が
不良のものは、紡糸時に分解等のトラブルが発生するた
め好ましくない。
又、導電性金属酸化物を高含量練込まれた樹脂は、たと
えマトリックスとなる樹脂が繊維形成性を有していたと
しても、紡糸性及び延伸性が不良で、単独でのlIL#
a化は離しく、9jA護層ポリマーとの複合化によシ繊
維化工程性及び繊維物性の維持を行なうのが好適である
。
えマトリックスとなる樹脂が繊維形成性を有していたと
しても、紡糸性及び延伸性が不良で、単独でのlIL#
a化は離しく、9jA護層ポリマーとの複合化によシ繊
維化工程性及び繊維物性の維持を行なうのが好適である
。
しかしながら、導電性金属酸化物含有ポリマー(A成分
)が繊維重量の50重′hk%以上を越えると紡糸時の
曳糸性が著しく低下してしまい、紡糸断糸、延伸断糸が
頻発し好ましくない。従って保護ポリマー層成分は繊維
重量の500重量%上、更に好ましくは70重量褒以上
占有していることが好ましい。
)が繊維重量の50重′hk%以上を越えると紡糸時の
曳糸性が著しく低下してしまい、紡糸断糸、延伸断糸が
頻発し好ましくない。従って保護ポリマー層成分は繊維
重量の500重量%上、更に好ましくは70重量褒以上
占有していることが好ましい。
保護ポリマー層(B成分)が95重1を襲を越えて多く
なり、導電性のA成分が5重M%未満になると、安定し
た複合構造として紡糸することが困難となってくる。と
くに芯本数の多い場合には芯の長さ方向への連続性繊維
を得るのがむつかしくなる。一方、導電性のA成分が5
0重jl1%を越えると、前述したように、保護ポリマ
ー層(B成分)が充分線維形成性を持っていたとしても
複合した糸の紡糸性及び延伸性はさらに悪くなシ繊維物
性が極端に低下し、実用性は全く失なわれてしまう。
なり、導電性のA成分が5重M%未満になると、安定し
た複合構造として紡糸することが困難となってくる。と
くに芯本数の多い場合には芯の長さ方向への連続性繊維
を得るのがむつかしくなる。一方、導電性のA成分が5
0重jl1%を越えると、前述したように、保護ポリマ
ー層(B成分)が充分線維形成性を持っていたとしても
複合した糸の紡糸性及び延伸性はさらに悪くなシ繊維物
性が極端に低下し、実用性は全く失なわれてしまう。
これは導電性金属酸化物を含有することによって曳糸性
が著しく低下してしまう。ポリマー(A)の性質が顕在
化し北ためであろう。したがって、導電性ポリマー層(
A)と保護ポリマー層(B)の複合重量比率はA:B=
5:g5〜50:50.好ましくは10:90〜30ニ
ア0の範囲である。
が著しく低下してしまう。ポリマー(A)の性質が顕在
化し北ためであろう。したがって、導電性ポリマー層(
A)と保護ポリマー層(B)の複合重量比率はA:B=
5:g5〜50:50.好ましくは10:90〜30ニ
ア0の範囲である。
また、訓電性の見地からは導電性ポリ7一層が繊維表面
へ露出している方が望ましいわけであるが、あまシ露出
面積が多すぎると繊維製造工程中および加工工程中ある
いは実着用中における変11゜劣化、脱落等が導電ポリ
マー層に発生し、本発明の重要な目的である、長期間に
よる実着用を続けてもすぐれ念除電性能を維持させるこ
とが不可能になってしまう。以上の点から繊維表面周長
の60チ以上を保護ポリマー層が占有することが望まし
い。具体的な導電層と保護層との複合形状は任意である
が例えば第1図〜第9図のようなものが挙げられる。
へ露出している方が望ましいわけであるが、あまシ露出
面積が多すぎると繊維製造工程中および加工工程中ある
いは実着用中における変11゜劣化、脱落等が導電ポリ
マー層に発生し、本発明の重要な目的である、長期間に
よる実着用を続けてもすぐれ念除電性能を維持させるこ
とが不可能になってしまう。以上の点から繊維表面周長
の60チ以上を保護ポリマー層が占有することが望まし
い。具体的な導電層と保護層との複合形状は任意である
が例えば第1図〜第9図のようなものが挙げられる。
保護ポリマー層成分のポリマーとしては、融点が150
℃以−ヒの繊維形成性良好なポリマーであればどれでも
よい。しかしながら保護層B成分は本発明線維の繊維化
の際の良好な工程性を維持するための重要な役割を担っ
ているため、曳糸性の劣るポリマーは基本的ては本発明
の目的には不適切である。好ましくは、ポリエチレンテ
レフタレート又はポリブチレンテレフタレートを主成分
とするポリエステルか、ナイロン6又はナイロン66又
はナイロン12又はメタキシ1/ンジアミンナイロンを
主成分とするポリアミドであることが望ましい。
℃以−ヒの繊維形成性良好なポリマーであればどれでも
よい。しかしながら保護層B成分は本発明線維の繊維化
の際の良好な工程性を維持するための重要な役割を担っ
ているため、曳糸性の劣るポリマーは基本的ては本発明
の目的には不適切である。好ましくは、ポリエチレンテ
レフタレート又はポリブチレンテレフタレートを主成分
とするポリエステルか、ナイロン6又はナイロン66又
はナイロン12又はメタキシ1/ンジアミンナイロンを
主成分とするポリアミドであることが望ましい。
ボリエ、ステルとしては、例えばテレフタール酸。
インフタール酸、ナフタリン2,6−ジカルボン酸、フ
タール酸、α、β−(4−カルボキシフェノキシ)エタ
ン、4.4’−ジカルボキシジフェニル、5−ナトリウ
ムスルホインフタル酸などの芳香族ジカルボン酸もしく
はアジピン酸、セバシン酸などの脂肪族ジカルボン酸、
マ念はこれらのエステル類トエチレンクリコール、ジエ
チレングリコール、1、4−ブタンジオール、ネオペン
チルグリコール、シクロヘキプンー1.4−ジメタツー
ル、ポリエチレングリコール、ポリテトラメチレングリ
コールなどのジオール化合物とから合成される繊維形成
性ポリエステルであり、構成単位の80モルチ以上が、
特には90モルチ以上がポリエチレンテレフタレート単
位又はポリブチレンテレフタレート単位であるポリエス
テルが好ましい。またポリエステル中には、少量の添加
剤、螢光増白剤、安定剤あるいは紫外線吸収剤などを含
んでいても良い。
タール酸、α、β−(4−カルボキシフェノキシ)エタ
ン、4.4’−ジカルボキシジフェニル、5−ナトリウ
ムスルホインフタル酸などの芳香族ジカルボン酸もしく
はアジピン酸、セバシン酸などの脂肪族ジカルボン酸、
マ念はこれらのエステル類トエチレンクリコール、ジエ
チレングリコール、1、4−ブタンジオール、ネオペン
チルグリコール、シクロヘキプンー1.4−ジメタツー
ル、ポリエチレングリコール、ポリテトラメチレングリ
コールなどのジオール化合物とから合成される繊維形成
性ポリエステルであり、構成単位の80モルチ以上が、
特には90モルチ以上がポリエチレンテレフタレート単
位又はポリブチレンテレフタレート単位であるポリエス
テルが好ましい。またポリエステル中には、少量の添加
剤、螢光増白剤、安定剤あるいは紫外線吸収剤などを含
んでいても良い。
また、ポリアミドとしては、ナイロン6、ナイロン66
、ナイロン12、メタキシレンジアミンナイロンを主成
分とするポリアミドであり、少量の第3成分を含むポリ
アミドでも良い。これらに少量の添加剤、螢光増白剤、
安定剤等を含んでいても良い。
、ナイロン12、メタキシレンジアミンナイロンを主成
分とするポリアミドであり、少量の第3成分を含むポリ
アミドでも良い。これらに少量の添加剤、螢光増白剤、
安定剤等を含んでいても良い。
繊維化の手段としては、通常の紡糸を行ないその後延伸
する方式で製造してもよいし、高速紡糸を行ない延伸省
略方式で製造してもよい。
する方式で製造してもよいし、高速紡糸を行ない延伸省
略方式で製造してもよい。
導電ポリマー層のポリマーとしてポリアミドが性能上一
番ベストであることを前述したが、更につけくわえて説
明する。即ち導電性金属酸化物をポリマーに分散して導
電性を発現しこれを一成分とした導電性複合繊維を得よ
うとする際に重要なことは。
番ベストであることを前述したが、更につけくわえて説
明する。即ち導電性金属酸化物をポリマーに分散して導
電性を発現しこれを一成分とした導電性複合繊維を得よ
うとする際に重要なことは。
(1) 金属酸化物を分散することによって高い導電
性が得られること。
性が得られること。
(2)得られた導電性ポリマー中の金属酸化物の分散性
が良好で紡糸時に異常なフィルター詰りを発生しないこ
と。
が良好で紡糸時に異常なフィルター詰りを発生しないこ
と。
(8)得られた導電性ポリマーの流動が良好であること
。
。
(4)得られた導電性ポリマーの機械的物性が良好であ
ること。
ること。
等である。
本発明者らはこの観点から各種ポリマーに金属酸化物を
分散せしめて検討したところ、ポリアミド系ポリマーが
最適であることを見つけた。これはポリアミドが適当な
極性基を持つために金属酸化物と相溶性、接着性が良好
で、高濃度に金属酸化物を配合しても流動性があまり低
下せず、高い導電性と良好な流動性を兼ね備えたものと
なるからである。さらに金4酸化物とボリアばドは強固
な接着をするためか機械的物性もきわめて良好である。
分散せしめて検討したところ、ポリアミド系ポリマーが
最適であることを見つけた。これはポリアミドが適当な
極性基を持つために金属酸化物と相溶性、接着性が良好
で、高濃度に金属酸化物を配合しても流動性があまり低
下せず、高い導電性と良好な流動性を兼ね備えたものと
なるからである。さらに金4酸化物とボリアばドは強固
な接着をするためか機械的物性もきわめて良好である。
これに対して、ポリエステル系ポリマーに対して金踊酸
化物を混練配合したポリマーでは理由は明確でないが、
低配合比でもポリマーの粘度が急上昇して流動性を失な
う。従って、所望の導電性を持ちかつ繊維化できるよう
な導電性ポリマーになりに<<、ポリアミド系ポリマー
には全く対抗できない。又、ポリエチレン等のポリオレ
フィン系ポリマーは金属酸化物の混線配合によって流動
性をある程度持ち、かつ導電性も良好な導電性ポリマー
を得る事は容易である。しかしポリオレフィン系ポリマ
ーと金属酸化物の接着性が小さく、得られ九ポリマーの
機械的物性はポリアミド系ポリマーの場合に比べるとか
なりもろいためか短期間での実着用で、導電層が切断さ
れ、除電性能を失ない実着用耐久性能がない事が判明し
念。
化物を混練配合したポリマーでは理由は明確でないが、
低配合比でもポリマーの粘度が急上昇して流動性を失な
う。従って、所望の導電性を持ちかつ繊維化できるよう
な導電性ポリマーになりに<<、ポリアミド系ポリマー
には全く対抗できない。又、ポリエチレン等のポリオレ
フィン系ポリマーは金属酸化物の混線配合によって流動
性をある程度持ち、かつ導電性も良好な導電性ポリマー
を得る事は容易である。しかしポリオレフィン系ポリマ
ーと金属酸化物の接着性が小さく、得られ九ポリマーの
機械的物性はポリアミド系ポリマーの場合に比べるとか
なりもろいためか短期間での実着用で、導電層が切断さ
れ、除電性能を失ない実着用耐久性能がない事が判明し
念。
以上のように、汎用ポリマーのうちではポリアミド系ポ
リマーが金属酸化物を含有せしめて導電性複合繊維用導
電性ポリマーをつくるベースのポリマーとしての点から
ももつとも好適である。
リマーが金属酸化物を含有せしめて導電性複合繊維用導
電性ポリマーをつくるベースのポリマーとしての点から
ももつとも好適である。
前述したよってある桟の極性を有する金属塩を溶解分散
させイオン伝導性を発揮せしめるのもポリアミドが好適
であり、電子伝導性とイオン伝導性の相乗効果を発現さ
せる上でもポリアミドがベストであるという結論に至っ
た。
させイオン伝導性を発揮せしめるのもポリアミドが好適
であり、電子伝導性とイオン伝導性の相乗効果を発現さ
せる上でもポリアミドがベストであるという結論に至っ
た。
本発明において、R雄の除電性能評価は、それを布帛中
に混合含有せしめたときの布帛の摩擦における帯電電荷
量の測定を以って行った。
に混合含有せしめたときの布帛の摩擦における帯電電荷
量の測定を以って行った。
即ち、労働省産業安全研究所発行の静電気安全指針であ
る311STR78−1によって行なった。
る311STR78−1によって行なった。
測定は、22℃、3チ…の部屋に24時間放置し、同室
内にて行なった。
内にて行なった。
本発明の繊維は優れ念除電性能を有することから、なと
えげポリエステル綿混紡製品のようにそのままでは帯電
するものに0.01〜10重量%混用することによって
効果的に除電し静電気によるトラブルのないものとする
。とくに、長期間の使用や繰返し洗濯などを経てもその
制電性能が低下しないので1作業服や防塵衣あるいは学
生服など耐久性のある訓電性が強く要求される分野にお
いて極めて有用性が高く、さらに種々の用途たとえハ外
トう、フォーマル、ユニフォーム、カーペット、テープ
マット、インテリア、カーテン等の展開がoJ能である
。
えげポリエステル綿混紡製品のようにそのままでは帯電
するものに0.01〜10重量%混用することによって
効果的に除電し静電気によるトラブルのないものとする
。とくに、長期間の使用や繰返し洗濯などを経てもその
制電性能が低下しないので1作業服や防塵衣あるいは学
生服など耐久性のある訓電性が強く要求される分野にお
いて極めて有用性が高く、さらに種々の用途たとえハ外
トう、フォーマル、ユニフォーム、カーペット、テープ
マット、インテリア、カーテン等の展開がoJ能である
。
以下に実施例によって本発明を詳述するが、これKよっ
て本発明はなんら限定されるものではない。
て本発明はなんら限定されるものではない。
〔実施例1〕
導電層ポリマー成分(A)として、表面を15重量%の
酸化スズ(酸化アンチモンを2重量%含む)でコーティ
ングした酸化チタン微粒子(平均粒径0、2μ以下)(
以後W−1と略記する)65重重量%、チオシアン酸カ
リウム(KSCN) 3重量%を含有したナイロン−6
を用い、保護ポリマー成分(B)としてポリエチレンテ
レフタレートを用い、複合比率A/B=13/87で二
芯芯鞘型断面で複合紡糸し、その後延伸を実施【725
デニール/2フイラメントの導電性複合繊維を得た。繊
維化工程性は良好で問題なかった。
酸化スズ(酸化アンチモンを2重量%含む)でコーティ
ングした酸化チタン微粒子(平均粒径0、2μ以下)(
以後W−1と略記する)65重重量%、チオシアン酸カ
リウム(KSCN) 3重量%を含有したナイロン−6
を用い、保護ポリマー成分(B)としてポリエチレンテ
レフタレートを用い、複合比率A/B=13/87で二
芯芯鞘型断面で複合紡糸し、その後延伸を実施【725
デニール/2フイラメントの導電性複合繊維を得た。繊
維化工程性は良好で問題なかった。
得られた磯椎については、ポリエステル(ポリエチレン
テレフタレート) / filB = 65/35 ノ
?+%/13糸でカバーリングし、ポリエステル(ポリ
エチレンテレフタレート)/綿=65/35、細番手2
O8/2のタテ糸に80本に1本の割合で打込んでタテ
80本/inヨコ50本/inの2/1ツイル織物とし
fc、、つづいて、通常ポリエステル綿混載物の条件で
染色加工仕上げを行なった。
テレフタレート) / filB = 65/35 ノ
?+%/13糸でカバーリングし、ポリエステル(ポリ
エチレンテレフタレート)/綿=65/35、細番手2
O8/2のタテ糸に80本に1本の割合で打込んでタテ
80本/inヨコ50本/inの2/1ツイル織物とし
fc、、つづいて、通常ポリエステル綿混載物の条件で
染色加工仕上げを行なった。
織物の帯電電荷1は3.1μクーロン/2であった。2
年間実着用し、その間約500回繰り返し洗濯を行なっ
たのちの帯電電荷量は4.8μクーロン/iであシ、優
れた除電性能、つまり労働省産業安全研究所発行の静電
気安全指針の基準値(以下基準値と略記する)7μク一
ロン/m′以下をクリヤーしておシ耐久性も非常に優れ
たものであった。
年間実着用し、その間約500回繰り返し洗濯を行なっ
たのちの帯電電荷量は4.8μクーロン/iであシ、優
れた除電性能、つまり労働省産業安全研究所発行の静電
気安全指針の基準値(以下基準値と略記する)7μク一
ロン/m′以下をクリヤーしておシ耐久性も非常に優れ
たものであった。
〔実施例2.3〕
導電層ポリマー成分に添加する極性を有する金属塩とし
て、実施例2はチオシアン酸ナトリウム(NaSCN)
、実施例3はチオシアン酸リチウム。
て、実施例2はチオシアン酸ナトリウム(NaSCN)
、実施例3はチオシアン酸リチウム。
(LiSCN)を用い、他は実施例1と同様にして実施
した。いずれも工程性及び除電性能耐久性も良好であっ
た。
した。いずれも工程性及び除電性能耐久性も良好であっ
た。
〔実施例4.5〕
実施例4はチオシアン酸カリウムを8重t%、実施例5
はチオシアン酸カリウムを0.5重量%添加し、他の条
件は実施例1と同一の条件で実施した。いずれも工程性
及び除電性能耐久性は良好であった。
はチオシアン酸カリウムを0.5重量%添加し、他の条
件は実施例1と同一の条件で実施した。いずれも工程性
及び除電性能耐久性は良好であった。
〔実施例6〜8〕
実施例6は導電層ポリマー成分としてナイロン12を用
い、実施例7は保護ポリマー成分としてナイロン6を用
い、実施例8はポリブチレンテレフタレートを用いて実
施した。表1に示す如くいずれも工程性及び除電性能耐
久性も良好であった。
い、実施例7は保護ポリマー成分としてナイロン6を用
い、実施例8はポリブチレンテレフタレートを用いて実
施した。表1に示す如くいずれも工程性及び除電性能耐
久性も良好であった。
実施例7は実施例1より若干除電性能が劣るものの優れ
た除電性能つまり基準値7μクーロン/rr!をクリヤ
ーしておシ耐久性も良好であった。
た除電性能つまり基準値7μクーロン/rr!をクリヤ
ーしておシ耐久性も良好であった。
〔実施例9.10〕
実施例9.10は複合形状を変更し、実施例9は第4図
で示した三層芯鞘複合、実施例10は第9図で示した芯
鞘複合で実施した。いずれも工程性及び除電性能耐久性
も良好であった。
で示した三層芯鞘複合、実施例10は第9図で示した芯
鞘複合で実施した。いずれも工程性及び除電性能耐久性
も良好であった。
[実施例11]
導電層ポリマー成分(A)と保護ポリマー成分(均の複
合比率(A/B)=20/80とし、他は実施例1と同
様の条件で実施した。工程性及び除電性能耐久性も良好
であった。
合比率(A/B)=20/80とし、他は実施例1と同
様の条件で実施した。工程性及び除電性能耐久性も良好
であった。
〔実施例12〕
導電層ポリマー中の導電性金属微粒子W−1の混合割合
を60重量%にし、他は実施例1と同様の条件で実施し
た。工程性及び除電性能耐久性も良好であった。
を60重量%にし、他は実施例1と同様の条件で実施し
た。工程性及び除電性能耐久性も良好であった。
〔比較例1,2〕
比較例1は導電ポリ−r−成分へ極性を有する金属塩を
添加しないで実施し、比較例2はチオシアン酸カリウム
を0.01重1%添加し、他は実施例1と同様の条件で
実施した。いずれも実着用2年後の帯電電荷量は基準値
の7μクーロン/♂を超えて耐久性の乏しいものとなっ
た。
添加しないで実施し、比較例2はチオシアン酸カリウム
を0.01重1%添加し、他は実施例1と同様の条件で
実施した。いずれも実着用2年後の帯電電荷量は基準値
の7μクーロン/♂を超えて耐久性の乏しいものとなっ
た。
〔比較例3〕
導電ポリマー成分へチオシアン酸カリウムを20重量%
添加して、実施したが、断糸、単糸切れが激しく多発し
、良好な繊維を得ることができなかった。
添加して、実施したが、断糸、単糸切れが激しく多発し
、良好な繊維を得ることができなかった。
〔比較例4〕
導電ポリマーとしてポリエチレンを用いて実施した。繊
維化工程は良好であったが、実着用後の帯電電荷量が1
1μクーロン/rI!と基準値をはるかに超え除電性能
耐久性が著しく劣る結果が得られ念。
維化工程は良好であったが、実着用後の帯電電荷量が1
1μクーロン/rI!と基準値をはるかに超え除電性能
耐久性が著しく劣る結果が得られ念。
〔比較例5.6〕
比較例5.6は導電ポリマー層(A)と保護ポリマー膚
(B)の複合比率(A/B)を変更した結果を記載した
。比較例5は複合比率をA/B=3797で実施し念。
(B)の複合比率(A/B)を変更した結果を記載した
。比較例5は複合比率をA/B=3797で実施し念。
しかしなが・ら除電性能は基準値をオーバーするもので
あった。比較例6は複合比率をA/B=50150で実
施したが断糸が多発し、繊維化工程性が不良であつfc
6 (本発明の効果) 以上1本発明は、導電性金1f4@化物と極性を示す金
W4塩を所定量含有したボリアばドと繊維形成性熱HJ
塑性ポリマーとを所定の条件を満足する方法で複合紡糸
することによって、実着用を長期間実施し念後でも優れ
た除電性能を有している白色系の導電繊維を提供するも
のである。
あった。比較例6は複合比率をA/B=50150で実
施したが断糸が多発し、繊維化工程性が不良であつfc
6 (本発明の効果) 以上1本発明は、導電性金1f4@化物と極性を示す金
W4塩を所定量含有したボリアばドと繊維形成性熱HJ
塑性ポリマーとを所定の条件を満足する方法で複合紡糸
することによって、実着用を長期間実施し念後でも優れ
た除電性能を有している白色系の導電繊維を提供するも
のである。
第1図〜第9図は、本発明繊維の典を的な複合形状のモ
デル図である。
デル図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)導電性金属酸化物を50〜85重量%、極性を示す
金属塩を0.1〜15重量%含有するポリアミド系熱可
塑性重合体からなる導電ポリマー層間と、繊維形成性熱
可塑性重合体からなる保護ポリマー層(B)とが接合さ
れてなる複合繊維であり、かつ少なくとも保護ポリマー
層が繊維表面周長の60%以上を占有し、繊維全体重量
の30重量%以上95重量%以下を形成していることを
特徴とする導電性複合繊維。 2)極性を示す金属塩がチオシアン酸カリウム、チオシ
アン酸ナトリウム、チオシアン酸リチウム、硫酸リチウ
ム、塩化リチウム、過塩素酸リチウム、臭化リチウムか
ら選ばれた一種類以上の金属塩であることを特徴とする
請求項第1項記載の導電性複合繊維。 3)保護ポリマー層がポリエチレンテレフタレートある
いはポリブチレンテレフタレートを主成分とするポリエ
ステル、またはナイロン−6、ナイロン−12あるいは
メタキシレンジアミンナイロンを主成分とするポリアミ
ドであることを特徴とする請求項第1項記載の導電性複
合繊維。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11946589A JPH02300316A (ja) | 1989-05-12 | 1989-05-12 | 導電性繊維 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11946589A JPH02300316A (ja) | 1989-05-12 | 1989-05-12 | 導電性繊維 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02300316A true JPH02300316A (ja) | 1990-12-12 |
Family
ID=14762011
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11946589A Pending JPH02300316A (ja) | 1989-05-12 | 1989-05-12 | 導電性繊維 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02300316A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006316373A (ja) * | 2005-05-12 | 2006-11-24 | Kb Seiren Ltd | 導電性複合繊維 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59192718A (ja) * | 1983-04-12 | 1984-11-01 | Asahi Chem Ind Co Ltd | 制電ポリエステル系複合繊維 |
JPS61132626A (ja) * | 1984-11-30 | 1986-06-20 | Kanebo Ltd | 導電性複合繊維 |
-
1989
- 1989-05-12 JP JP11946589A patent/JPH02300316A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59192718A (ja) * | 1983-04-12 | 1984-11-01 | Asahi Chem Ind Co Ltd | 制電ポリエステル系複合繊維 |
JPS61132626A (ja) * | 1984-11-30 | 1986-06-20 | Kanebo Ltd | 導電性複合繊維 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006316373A (ja) * | 2005-05-12 | 2006-11-24 | Kb Seiren Ltd | 導電性複合繊維 |
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