JPH0229024Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0229024Y2 JPH0229024Y2 JP1986071728U JP7172886U JPH0229024Y2 JP H0229024 Y2 JPH0229024 Y2 JP H0229024Y2 JP 1986071728 U JP1986071728 U JP 1986071728U JP 7172886 U JP7172886 U JP 7172886U JP H0229024 Y2 JPH0229024 Y2 JP H0229024Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- driven sprocket
- sprocket wheel
- side frame
- cover
- track link
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Gears, Cams (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は、油圧シヨベル、クレーン等の無限
軌道式走行体における泥詰り防止装置に関する。
軌道式走行体における泥詰り防止装置に関する。
つぎに、従来の油圧シヨベルの一例を、第6図
および第7図を参照して説明する。
および第7図を参照して説明する。
第6図に示すように、走行体を構成するサイド
フレーム1の後端部には油圧モータにより回転さ
せる駆動スプロケツトホイル2が支持されてお
り、前端部には従動スプロケツトホイル3が設け
られている。両スプロケツトホイル2,3には無
端状のトラツクリンク4が掛け回されている。走
行体の上部には旋回体5が旋回自在に装架されて
おり、旋回体5の前部には作業機(フロントアタ
ツチメント)が取付けられている。
フレーム1の後端部には油圧モータにより回転さ
せる駆動スプロケツトホイル2が支持されてお
り、前端部には従動スプロケツトホイル3が設け
られている。両スプロケツトホイル2,3には無
端状のトラツクリンク4が掛け回されている。走
行体の上部には旋回体5が旋回自在に装架されて
おり、旋回体5の前部には作業機(フロントアタ
ツチメント)が取付けられている。
第7図に示すように、従動スプロケツトホイル
3はヨーク7に支持されており、ヨーク7は調整
シリンダ8に連結されている。調整シリンダ8は
トラツクリンク4の張り具合いを調整するための
もので、サイドフレーム1に設置されている。ト
ラツクリンク4の下脚部は下ローラ9により受け
られ、上側部は上ローラ10により受けられてい
る。従動スプロケツトホイル3が前後方向(矢印
F,B方向)に移動することによつてトラツクリ
ンク4の張りが調整される。
3はヨーク7に支持されており、ヨーク7は調整
シリンダ8に連結されている。調整シリンダ8は
トラツクリンク4の張り具合いを調整するための
もので、サイドフレーム1に設置されている。ト
ラツクリンク4の下脚部は下ローラ9により受け
られ、上側部は上ローラ10により受けられてい
る。従動スプロケツトホイル3が前後方向(矢印
F,B方向)に移動することによつてトラツクリ
ンク4の張りが調整される。
従動スプロケツト3が後方(矢印B方向)に移
動したときに、サイドフレーム1に当らないよう
に、サイドフレーム1と従動スプロケツトホイル
3との間には空間が設けられている。このため、
走行中にトラツクリンク4、シユー等に付着した
土砂が落ちたり、掘削時に土砂が巻込まれたりし
て、前記の空間に土砂11が詰まる。そうする
と、従動スプロケツトホイル3が後方(矢印B方
向)に移動することが困難となり、トラツクリン
ク4が常に張られた状態になる場合がある。トラ
ツクリンク4が常に張られた状態で後方(矢印B
方向)に縮むことができないと、走行中にトラツ
クリンク4に異常張力が加わり、操向操作が困難
になつたり、走行駆動装置等の故障を引き起こす
原因にもなつたりする。
動したときに、サイドフレーム1に当らないよう
に、サイドフレーム1と従動スプロケツトホイル
3との間には空間が設けられている。このため、
走行中にトラツクリンク4、シユー等に付着した
土砂が落ちたり、掘削時に土砂が巻込まれたりし
て、前記の空間に土砂11が詰まる。そうする
と、従動スプロケツトホイル3が後方(矢印B方
向)に移動することが困難となり、トラツクリン
ク4が常に張られた状態になる場合がある。トラ
ツクリンク4が常に張られた状態で後方(矢印B
方向)に縮むことができないと、走行中にトラツ
クリンク4に異常張力が加わり、操向操作が困難
になつたり、走行駆動装置等の故障を引き起こす
原因にもなつたりする。
この考案は、上述した土砂の詰りを容易に防止
することを目的とするものである。
することを目的とするものである。
上記の目的を達成するため、この考案は、サイ
ドフレームの後端部に駆動スプロケツトホイル
を、前端部に従動スプロケツトホイルを支持さ
せ、両スプロケツトホイルに無端状のトラツクリ
ンクを掛け回した建設機械の無限軌道式走行体に
おいて、サイドフレームの前端部の上板に、柔軟
性のある材質からなるカバーの一端部を固定し、
その他端部を、従動スプロケツトホイルの前後の
動きに応じて、上下方向に移動できるように従動
スプロケツトホイルの上側外周部に密着させたこ
とを特徴とする。
ドフレームの後端部に駆動スプロケツトホイル
を、前端部に従動スプロケツトホイルを支持さ
せ、両スプロケツトホイルに無端状のトラツクリ
ンクを掛け回した建設機械の無限軌道式走行体に
おいて、サイドフレームの前端部の上板に、柔軟
性のある材質からなるカバーの一端部を固定し、
その他端部を、従動スプロケツトホイルの前後の
動きに応じて、上下方向に移動できるように従動
スプロケツトホイルの上側外周部に密着させたこ
とを特徴とする。
板状体により従動スプロケツトホイルとサイド
フレームとの間に土砂類が侵入することが防止さ
れる。
フレームとの間に土砂類が侵入することが防止さ
れる。
まず、第1図および第2図に示すこの考案の一
実施例を説明する。同図において、第7図と同じ
符号をつけたものは同じものを表わす。
実施例を説明する。同図において、第7図と同じ
符号をつけたものは同じものを表わす。
サイドフレーム1の前端部の上板1aには、柔
軟性のある材質、たとえばゴムからなるカバ12
の一端部(後端部)が固定されており、そのカバ
ー12の他端部(前端部)は上下方向(矢印U,
D方向)に移動できるように従動スプロケツトホ
イル3の上側外周部に密着させられている。従動
スプロケツトホイル3の前後方向(矢印F,B方
向)の移動に対して、カバー12の前端部は下、
上方向(矢印D,U方向)に追従して動くことが
できる。
軟性のある材質、たとえばゴムからなるカバ12
の一端部(後端部)が固定されており、そのカバ
ー12の他端部(前端部)は上下方向(矢印U,
D方向)に移動できるように従動スプロケツトホ
イル3の上側外周部に密着させられている。従動
スプロケツトホイル3の前後方向(矢印F,B方
向)の移動に対して、カバー12の前端部は下、
上方向(矢印D,U方向)に追従して動くことが
できる。
第3図ないし第5図はカバーの両側縁部にアン
グル形の押え板を取付けたこの考案の他の実施例
を示す。
グル形の押え板を取付けたこの考案の他の実施例
を示す。
サイドフレーム1の前端部の上板1aには、複
数のねじ穴13aを設けたねじ座13が固定され
ており、これにはねじ穴13aに合致する穴14
aを設けたゴム製のカバー14の一端部(後端
部)が押え板15を介して固定されている。すな
わち、カバー14、押え板15は、ばね座16を
介在させたボルト17により締付けられている。
ボルト17は押え板15の穴15a、カバー14
の穴14aを通してねじ座13のねじ穴13aに
ねじこまれる。カバー14の他端部(前端部)の
中間には、従動スプロケツトホイル3の中央凸部
に対してカバー14がなじむようにスリツト14
bが設けられている。
数のねじ穴13aを設けたねじ座13が固定され
ており、これにはねじ穴13aに合致する穴14
aを設けたゴム製のカバー14の一端部(後端
部)が押え板15を介して固定されている。すな
わち、カバー14、押え板15は、ばね座16を
介在させたボルト17により締付けられている。
ボルト17は押え板15の穴15a、カバー14
の穴14aを通してねじ座13のねじ穴13aに
ねじこまれる。カバー14の他端部(前端部)の
中間には、従動スプロケツトホイル3の中央凸部
に対してカバー14がなじむようにスリツト14
bが設けられている。
カバー14の両側縁部には、ボルト18、ばね
座19、平座20、ナツト21によりアングル形
の押え板22が取付けられている。ボルト18は
ばね座19、押え板22の穴22a、カバー14
の両側縁部に設けた穴14c、平座20に通さ
れ、その下端部にナツト21がはめこまれる。平
座20はナツト21がカバー14にくい込みすぎ
ないようにするためのものである。押え板22は
横からの土砂の侵入を防止するとともにおもりの
役目をする。すなわち、従動スプロケツトホイル
3に対するカバー14の密着性を良くする。
座19、平座20、ナツト21によりアングル形
の押え板22が取付けられている。ボルト18は
ばね座19、押え板22の穴22a、カバー14
の両側縁部に設けた穴14c、平座20に通さ
れ、その下端部にナツト21がはめこまれる。平
座20はナツト21がカバー14にくい込みすぎ
ないようにするためのものである。押え板22は
横からの土砂の侵入を防止するとともにおもりの
役目をする。すなわち、従動スプロケツトホイル
3に対するカバー14の密着性を良くする。
従動スプロケツトホイル3とサイドフレーム1
との間への土砂の侵入は、カバー14および押え
板22により防止される。
との間への土砂の侵入は、カバー14および押え
板22により防止される。
以上説明したこの考案によれば、サイドフレー
ムと従動スプロケツトホイルとの間から土砂類が
侵入することを容易に防止でき、したがつて、泥
詰りに起因してトラツクリンクに異常な張力が加
わることをなくし、かつ、泥詰りによる調整シリ
ンダの汚れ、あるいは損傷を防止できる。また、
トラツクリンクの異常張力に起因するトラツクリ
ンクならびに走行駆動装置の異常摩耗、走行モー
タの過負荷も防止できる。さらに、従来は運転員
が毎日点検時に泥詰りを排除していた手数を省
き、稼動率を向上することができる。しかも、泥
詰り防止装置の部品の交換は容易に行える。
ムと従動スプロケツトホイルとの間から土砂類が
侵入することを容易に防止でき、したがつて、泥
詰りに起因してトラツクリンクに異常な張力が加
わることをなくし、かつ、泥詰りによる調整シリ
ンダの汚れ、あるいは損傷を防止できる。また、
トラツクリンクの異常張力に起因するトラツクリ
ンクならびに走行駆動装置の異常摩耗、走行モー
タの過負荷も防止できる。さらに、従来は運転員
が毎日点検時に泥詰りを排除していた手数を省
き、稼動率を向上することができる。しかも、泥
詰り防止装置の部品の交換は容易に行える。
第1図はこの考案の一実施例を示す平面図、第
2図は第1図の断面側面図、第3図ないし第5図
はこの考案の他の実施例を示し、第3図は平面
図、第4図は断面側面図、第5図は分解拡大斜視
図である。第6図は従来の油圧シヨベルの一例を
示す側面図、第7図は第6図の従動スプロケツト
ホイル近傍部を示す断面側面図、である。
2図は第1図の断面側面図、第3図ないし第5図
はこの考案の他の実施例を示し、第3図は平面
図、第4図は断面側面図、第5図は分解拡大斜視
図である。第6図は従来の油圧シヨベルの一例を
示す側面図、第7図は第6図の従動スプロケツト
ホイル近傍部を示す断面側面図、である。
Claims (1)
- サイドフレームの後端部に駆動スプロケツトホ
イルを、前端部に従動スプロケツトホイルを支持
させ、両スプロケツトホイルに無端状のトラツク
リンクを掛け回した建設機械の無限軌道式走行体
において、サイドフレームの前端部の上板に、柔
軟性のある材質からなるカバーの一端部を固定
し、その他端部を、従動スプロケツトホイルの前
後の動きに応じて、上下方向に移動できるように
従動スプロケツトホイルの上側外周部に密着させ
たことを特徴とする泥詰り防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986071728U JPH0229024Y2 (ja) | 1986-05-13 | 1986-05-13 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986071728U JPH0229024Y2 (ja) | 1986-05-13 | 1986-05-13 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62182878U JPS62182878U (ja) | 1987-11-20 |
JPH0229024Y2 true JPH0229024Y2 (ja) | 1990-08-03 |
Family
ID=30914544
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986071728U Expired JPH0229024Y2 (ja) | 1986-05-13 | 1986-05-13 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0229024Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20160064589A (ko) * | 2014-11-28 | 2016-06-08 | 엘에스엠트론 주식회사 | 이물질 제거 기능을 가지는 무한 궤도용 중앙 가이드 조립체 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6298222B1 (ja) * | 2016-12-14 | 2018-03-20 | 芝海株式会社 | 履帯車両 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6147780B2 (ja) * | 1981-03-30 | 1986-10-21 | Naka Gijutsu Kenkyusho |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6147780U (ja) * | 1984-09-03 | 1986-03-31 | ヤンマーディーゼル株式会社 | クロ−ラ走行装置の土侵入防止装置 |
-
1986
- 1986-05-13 JP JP1986071728U patent/JPH0229024Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6147780B2 (ja) * | 1981-03-30 | 1986-10-21 | Naka Gijutsu Kenkyusho |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20160064589A (ko) * | 2014-11-28 | 2016-06-08 | 엘에스엠트론 주식회사 | 이물질 제거 기능을 가지는 무한 궤도용 중앙 가이드 조립체 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62182878U (ja) | 1987-11-20 |
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