JPH0226576A - スキー板 - Google Patents
スキー板Info
- Publication number
- JPH0226576A JPH0226576A JP17838188A JP17838188A JPH0226576A JP H0226576 A JPH0226576 A JP H0226576A JP 17838188 A JP17838188 A JP 17838188A JP 17838188 A JP17838188 A JP 17838188A JP H0226576 A JPH0226576 A JP H0226576A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- component
- polyethylene resin
- ski
- surface component
- sliding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Road Paving Structures (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は、滑走性能を追求したスキー板に関するもの
である。
である。
(従来技術)
従来より、スキー板の底面には滑走面材として秀れてい
るポリエチレン、特に高分子量ポリエチレンが使用され
ている。この高分子量ポリエチレンは、雪、氷の付着が
少ない上、雪面との摩擦係数も非常に小さいため、はと
んど全てのスキー板の滑走面材として使用されている。
るポリエチレン、特に高分子量ポリエチレンが使用され
ている。この高分子量ポリエチレンは、雪、氷の付着が
少ない上、雪面との摩擦係数も非常に小さいため、はと
んど全てのスキー板の滑走面材として使用されている。
(発明が解決しようとする課題)
ところで、スキースポーツ界では、レースで1/100
0秒を競うのが現状であり、より滑走性能が秀れ、より
高速で滑走できるスキー板を求めている。しかしながら
、従来のスキー板ではスキー板の下面構成部材の滑走面
にだけポリエチレン樹脂を用いていたため、スキー板の
沈み時、エツジ使用時、逆に流し時にスキー板の側面で
も雪と接する様な場合、スキー板側面の摩擦抵抗が大き
く。
0秒を競うのが現状であり、より滑走性能が秀れ、より
高速で滑走できるスキー板を求めている。しかしながら
、従来のスキー板ではスキー板の下面構成部材の滑走面
にだけポリエチレン樹脂を用いていたため、スキー板の
沈み時、エツジ使用時、逆に流し時にスキー板の側面で
も雪と接する様な場合、スキー板側面の摩擦抵抗が大き
く。
スピードアップ阻止の大きな原因となっていた。
(S題を解決するための手段)
そこで、この発明は、スキー板の外表面である側面の少
なくとも一部をポリエチレン樹脂で形成するように側面
構成部材をなすことにより、より高速を追求しうるスキ
ー板を提供することを目的としている。
なくとも一部をポリエチレン樹脂で形成するように側面
構成部材をなすことにより、より高速を追求しうるスキ
ー板を提供することを目的としている。
(作 用)
スキー板の側面でも雪と接する様な場合、滑走面材とし
て秀れたポリエチレン樹脂が接触し、その摩擦抵抗が他
の材料より小さいので抵抗が減じられ、より高速を出し
得る。
て秀れたポリエチレン樹脂が接触し、その摩擦抵抗が他
の材料より小さいので抵抗が減じられ、より高速を出し
得る。
(実施例)
次に図面に基づいてこの発明を説明する。
第1図〜第5図はこの発明のスキー板の一実施例を示す
ものである0図中10はスキー板で、第1図および第5
図から明らかなように、足を支持する上面構成部材20
、滑走面となる下面構成部材30゜両側の側面構成部材
40.およびこれら各面構成部材20,30.40で囲
まれた中の芯材50とから構成されている。
ものである0図中10はスキー板で、第1図および第5
図から明らかなように、足を支持する上面構成部材20
、滑走面となる下面構成部材30゜両側の側面構成部材
40.およびこれら各面構成部材20,30.40で囲
まれた中の芯材50とから構成されている。
上面構成部材20は、例えばFRP(繊維強化プラスチ
ック)板21と表面化粧板22とから構成され、下面構
成部材30は例えばFRY’板31.スペーサ32.ス
チールエツジ33および滑走面板34で構成され、さら
に芯材50は例えば木材や発泡ウレタン樹脂等で形成さ
れている。ここに滑走面板34は前述しているようにポ
リエチレン樹脂で作られている。ポリエチレン樹脂は、
分子構造が非常に安定で不活性であるため、接着剤を用
いても完全接着が難しい。
ック)板21と表面化粧板22とから構成され、下面構
成部材30は例えばFRY’板31.スペーサ32.ス
チールエツジ33および滑走面板34で構成され、さら
に芯材50は例えば木材や発泡ウレタン樹脂等で形成さ
れている。ここに滑走面板34は前述しているようにポ
リエチレン樹脂で作られている。ポリエチレン樹脂は、
分子構造が非常に安定で不活性であるため、接着剤を用
いても完全接着が難しい。
特に、高密度ポリエチレン樹脂や超高分子量ポリエチレ
ン樹脂である高分子量ポリエチレン樹脂の場合には顕著
である。したがって、下面構成部材30での滑走面板3
4のスペーサ32等との接着には。
ン樹脂である高分子量ポリエチレン樹脂の場合には顕著
である。したがって、下面構成部材30での滑走面板3
4のスペーサ32等との接着には。
まず、ポリエチレン樹脂の表面に、薬品や火炎等による
表面活性化処理を施した後にエポキシ樹脂系の接着剤を
用いている。
表面活性化処理を施した後にエポキシ樹脂系の接着剤を
用いている。
また、側面構成部材40は複数の材料により積層。
組み付け、インサートまたはアウトサート成形等による
一体成形によって形成されている。この複数の材料のう
ちポリエチレン樹脂の層41はスキー板lOの外表面の
少なくとも一部を形成するようにされており、このポリ
エチレン樹脂と他の材料42との接合は、前述のように
接着性が良くはないので1表面活性化処理を施した上で
の接着接合と第1図に示すようなアリ溝形式の機械構造
的(物理的)接合との単独あるいは組合せで行なわれて
いる。他の材料42としては、比較的接着性のよい樹脂
として、 ABS樹脂、フェノール樹脂、アイオノマー
樹脂、FRP等である。
一体成形によって形成されている。この複数の材料のう
ちポリエチレン樹脂の層41はスキー板lOの外表面の
少なくとも一部を形成するようにされており、このポリ
エチレン樹脂と他の材料42との接合は、前述のように
接着性が良くはないので1表面活性化処理を施した上で
の接着接合と第1図に示すようなアリ溝形式の機械構造
的(物理的)接合との単独あるいは組合せで行なわれて
いる。他の材料42としては、比較的接着性のよい樹脂
として、 ABS樹脂、フェノール樹脂、アイオノマー
樹脂、FRP等である。
ところで、この側面構成部材40は、第5図からも明ら
かなように先端から後端まで同じ高さでなく、アーチベ
ンドカーブにより高さが変化しているため、上端および
下端の面は切削加工により形成するが、この時この上下
端面には、ポリエチレン樹脂の層41と接着性の良い他
の材料42との層が出現する。その後、このポリエチレ
ン樹脂の層41の両面部分は、先述の表面活性化処理を
行ない。
かなように先端から後端まで同じ高さでなく、アーチベ
ンドカーブにより高さが変化しているため、上端および
下端の面は切削加工により形成するが、この時この上下
端面には、ポリエチレン樹脂の層41と接着性の良い他
の材料42との層が出現する。その後、このポリエチレ
ン樹脂の層41の両面部分は、先述の表面活性化処理を
行ない。
接着性を良くして、上下面構成部材2G、30に接着を
確実にしている。この位置の接着(シール)が確実にで
きていないと、水が侵入しスキー板の寿命が著しく低下
することになる。
確実にしている。この位置の接着(シール)が確実にで
きていないと、水が侵入しスキー板の寿命が著しく低下
することになる。
この場合、前記ポリエチレン樹脂の層41の上下端面に
行なう表面活性化処理は技術的にむずかしいため、不完
全になる場合であっても、あるいはスキー製造の工程短
縮のためこの部分の表面活性化処理を省略する場合であ
っても、側面構成部材40のうちの接着性の良い他の材
料42と、前記上下面構成部材20.30との接着は確
実であるため、水分の侵入を阻止することができる。
行なう表面活性化処理は技術的にむずかしいため、不完
全になる場合であっても、あるいはスキー製造の工程短
縮のためこの部分の表面活性化処理を省略する場合であ
っても、側面構成部材40のうちの接着性の良い他の材
料42と、前記上下面構成部材20.30との接着は確
実であるため、水分の侵入を阻止することができる。
側面構成部材40の他の変形例を第2図〜第4図に示す
が、これに限定されるものでもない、第2図〜第4図に
おける右側がスキー板10の外表面となるものである。
が、これに限定されるものでもない、第2図〜第4図に
おける右側がスキー板10の外表面となるものである。
第2図は、側面構成部材60をポリエチレン樹脂の層6
1と他の材料62とを接着剤接合と矩形断面溝による機
械構造的接合との併用により面接合している。したがっ
て、この側面構成部材60は、芯材50との接合は勿論
、上下両端面がポリエチレン樹脂の層61と他の材料6
2とが現われており、上下面構成部材20.30との接
着も良好であり、ポリエチレン樹脂の層61を表面活性
化処理すれば一層接着が強力になる。
1と他の材料62とを接着剤接合と矩形断面溝による機
械構造的接合との併用により面接合している。したがっ
て、この側面構成部材60は、芯材50との接合は勿論
、上下両端面がポリエチレン樹脂の層61と他の材料6
2とが現われており、上下面構成部材20.30との接
着も良好であり、ポリエチレン樹脂の層61を表面活性
化処理すれば一層接着が強力になる。
第3図は、第2図がポリエチレン樹脂の層61全てを外
表面としたのに対し、側面構成部材70のポリエチレン
樹脂の層71とこの層71を包むようにした他の材料7
2との両方が外表面にでるようになっており、芯材50
と上下面構成部材20.30との接合も接着剤だけでよ
い、この例もポリエチレン樹脂の層71と他の材料72
とからなる側面構成部材70は。
表面としたのに対し、側面構成部材70のポリエチレン
樹脂の層71とこの層71を包むようにした他の材料7
2との両方が外表面にでるようになっており、芯材50
と上下面構成部材20.30との接合も接着剤だけでよ
い、この例もポリエチレン樹脂の層71と他の材料72
とからなる側面構成部材70は。
接着剤接合と機械構造的接合との併用がなされる。
この場合、側面構成部材70は、上下面構成部材20゜
30と接する部位およびその近傍外表がポリエチレン樹
脂より接着性および耐W1撃性の秀れた合成樹脂材料で
形成することにより、比較的柔らかいポリエチレン樹脂
を上下方向から保護するので、上下面構成部材20.3
0からの入力に対して損傷する心配がない。勿論、上下
構成部材20.30との間は表面活性化処理などを行な
う必要もなく、接着剤で十分な接合を確保することがで
きる。
30と接する部位およびその近傍外表がポリエチレン樹
脂より接着性および耐W1撃性の秀れた合成樹脂材料で
形成することにより、比較的柔らかいポリエチレン樹脂
を上下方向から保護するので、上下面構成部材20.3
0からの入力に対して損傷する心配がない。勿論、上下
構成部材20.30との間は表面活性化処理などを行な
う必要もなく、接着剤で十分な接合を確保することがで
きる。
第4図に示す側面構成部材80は、ポリエチレン樹脂の
層81を最外側として外表面を構成させ、他の材料82
.83.ここでは2枚を用いて全体で3枚を積層接着し
たものである。この積層接着は、ポリエチレン樹脂の層
81と他の材料82.83との間は先述の表面活性化処
理がなされた後に接着されている。また上下面構成部材
20.30との間の接合もまた第1図および第2図と同
様に行なわれる。
層81を最外側として外表面を構成させ、他の材料82
.83.ここでは2枚を用いて全体で3枚を積層接着し
たものである。この積層接着は、ポリエチレン樹脂の層
81と他の材料82.83との間は先述の表面活性化処
理がなされた後に接着されている。また上下面構成部材
20.30との間の接合もまた第1図および第2図と同
様に行なわれる。
以上の説明では、上下面構成部材20.30、側面構成
部材40.60.70.80、芯材50等を夫々別個に
製作してその後一体に組み付ける例の説明をしたが、各
小部材を金型内に組み込むことにより同時成形すること
もできる。
部材40.60.70.80、芯材50等を夫々別個に
製作してその後一体に組み付ける例の説明をしたが、各
小部材を金型内に組み込むことにより同時成形すること
もできる。
(効 果)
以上説明したように、この発明によるスキー板は、側面
構成部材がスキー板の外表面をなす部分の少なくとも一
部をポリエチレン樹脂で形成したから、下面だけを滑走
面とするのみならず側面を滑走面としうるので、エツジ
をたてたりして側面が雪と接する場合でも摩擦抵抗が小
さくなり、スピードを落とすことなく滑走することがで
きる。
構成部材がスキー板の外表面をなす部分の少なくとも一
部をポリエチレン樹脂で形成したから、下面だけを滑走
面とするのみならず側面を滑走面としうるので、エツジ
をたてたりして側面が雪と接する場合でも摩擦抵抗が小
さくなり、スピードを落とすことなく滑走することがで
きる。
したがって、従来のスキー板に比較し、より高速を追求
することができるスキー板を提供することができる。
することができるスキー板を提供することができる。
第1図〜第5図はこの発明に係るスキー板の一実施例を
示すもので、第1図は第5図の1−1断面図、第2図〜
第4図はそれぞれ側面構成部材の変形例を示す断面図、
第5図はスキー板の側面図である。 10・・・スキー板 20・・・上面構成部材 30・・・下面構成部材
示すもので、第1図は第5図の1−1断面図、第2図〜
第4図はそれぞれ側面構成部材の変形例を示す断面図、
第5図はスキー板の側面図である。 10・・・スキー板 20・・・上面構成部材 30・・・下面構成部材
Claims (5)
- (1)足を支持する上面構成部材と滑走面となる下面構
成部材との間に挟まれ、上端と下端とがそれぞれ前記上
面構成部材と前記下面構成部材とに接合して形成される
両側の側面構成部材を有するスキー板において、 前記側面構成部材は複数の材料により構成されていてポ
リエチレン樹脂が外表面の少なくとも一部を形成してい
ることを特徴とするスキー板。 - (2)請求項1において、側面構成部材の上端および下
端の面の少なくとも一部はポリエチレン樹脂以外の合成
樹脂材料で形成されていることを特徴とするスキー板。 - (3)請求項1において、側面構成部材は、上面構成部
材および下面構成部材と接する部位およびその近傍外表
面がポリエチレン樹脂より接着性および耐衝撃性の秀れ
た合成樹脂材料で形成されていることを特徴とするスキ
ー板。 - (4)請求項1〜3において、側面構成部材は、ポリエ
チレン樹脂とその他の構成部材との接合を機械構造的(
物理的)接合と接着接合との併用でなしたことを特徴と
するスキー板。 - (5)請求項1〜4において、ポリエチレン樹脂は高分
子量ポリエチレン樹脂であることを特徴とするスキー板
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17838188A JPH0226576A (ja) | 1988-07-18 | 1988-07-18 | スキー板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17838188A JPH0226576A (ja) | 1988-07-18 | 1988-07-18 | スキー板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0226576A true JPH0226576A (ja) | 1990-01-29 |
Family
ID=16047498
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17838188A Pending JPH0226576A (ja) | 1988-07-18 | 1988-07-18 | スキー板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0226576A (ja) |
-
1988
- 1988-07-18 JP JP17838188A patent/JPH0226576A/ja active Pending
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