JPH02263563A

JPH02263563A - 回転スライド式弁装置

Info

Publication number: JPH02263563A
Application number: JP1332984A
Authority: JP
Inventors: Dieter Beckers; ディター　ベッカース
Original assignee: Martin and Pagenstecher AG
Current assignee: Martin and Pagenstecher AG
Priority date: 1988-12-23
Filing date: 1989-12-25
Publication date: 1990-10-26
Also published as: US5027987A; EP0378818A1; EP0378818B1; DE58901700D1; DE3843865C1

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、底部に排出口を有する溶融金属容器用の回転
スライド式弁装置に関する。この弁装置は流路が形成さ
れた固定耐火上部ブロックと、流路が形成された回転耐
火排出ブロックとを有する。

前２己排出ブロツクは前記上部ブロックを密着状態で支
持する。また前記排出ブロックの回転軸は前記流路の垂
直中心軸に対して鋭角分形成し、前記回転軸と前記流路
の中心軸との交点は、前記排出ブロックの流路の排出口
の断面内に位置する。

［従来の技術］垂直な回転軸を有する従来の回転スライド式弁ＷＷの門
”　、、＋Ｌ、スライド弁仮によって開閉の調整動作を
行うと、スライド弁板と共に排出口の位置″４なわち排
出中の流れの位置が横方向にずれてしまうことである。

これに対し、本発明に基づくスライド弁板は、軸を中心
に回転させると、内部に位置する流路の開口が円弧に沿
って案内され、これによって前記流路が完全にまたは部
分的に開閉されるが、この間、排出口の位置は移動しな
い。

従って排出中の溶融金属の流れは変位しない、これは注
入の流れを変位させてはならないような鋳込み作業にお
いて有利である９例えば、連続チル鋳型に鋳込む場合や
、成型鋳物の製造において鋳型注入口に溶融金属の流れ
を案内する場合に有利である。

この種の回転スライド式弁装置は独ｒＥＩ特許第ＡＳ２
０４Ｂ５８８号に開示されているが、この開示は欠点を
有する０例えば、それぞれ円錐台形の部材である開口板
とスライド弁板とをスライド弁ケース内に配置し、この
ケースを上部と下部とで精成してネジ接続しているが、
このネジ接続は過酷な製鋼作業に１は不適当である。前
記スライド弁ケースの軸位置は、中間リングによって容
器底部の開口に対して調整される。しかしこの調整は製
鋼作業には実際的でなく組立精度を低下させる。

また開口板とスライド弁板とがスライド弁ケースに固定
されているため、開口板およびスライド弁板の密着面や
スライド面を均一に支持することが困難である。これは
耐火部材が製造上の寸法誤差を有するためである。

他の欠点は、この回転スライド式弁装置は多くの複雑な
部品で構成されているため、全高が高く、容器の排出口
に対して弁装置の全体を取り付けたり取り外すことが困
難なことである。このため使用済みの耐火部材を交換す
る作業が複雑になる。

これら欠点のため、この種の回転スライド式弁装置は広
（使用されていないが、製鋼作業や鋳造作業では排出さ
れる溶融金属の流れを変位させないスライド式弁装置が
必要とされている。

［発明が解決しようとする課ｌ！］本発明の課題は、前記した欠点を克服できる回転スライ
ド式弁装置を提供することである。特にこの回転スライ
ド式弁装置はｌＷ造が簡羊で全高が低くなければならな
い、またこの回転スライド式弁装置は容器の排出口にお
いて容易に組立ておよび取外しができ、使用済み耐火部
材′５：簡単に新しい耐火部材と交換できなければなら
ない、また開口板とスライド弁板との密着面と均一に支
持しなければならない。

［課題登解決するための手段］前記課題を解決するため、請求項１に記載の本発明の特
徴では、容器の底部に取り付けた取付板に接続部を設け
、この接続部を介して旋回可能なケースを設ける。該ケ
ースは閉止部材を、介して閉じられ、排出ブロックの密
着スライド面を固定上部ブロックの密着スライド面に対
して押し付ける。

駆動可能な環状の随伴ケースを前記ケース内に旋回可能
に設け、該随伴ケース内に円錐台形の前記排出ブロック
を収容する。前記排出ブロックの周面の上部は前記密着
スライド面の下部において球状となっており、これに対
応して前記排出ブロックを支持する前記随伴ケースの内
面は凹面に形成されている。

前記回転スライド式弁装置の他の特徴は従諷請求項に示
す通りである。

すなわち請求項２では、前記随伴ケースと排出ブロック
とを共に回転させるウオーム歯車装置をさらに設ける。

請求項３では、前記接続部の旋回中心軸が前記ウオーム
歯車装置のウオームの軸を兼ね、該ウオームと噛み合う
ウオームホイールを前記随伴ケースの下部に配置する。

請求項４では、前記随伴ケースの下部を冠状の輪郭とし
、該冠状の輪郭は前記スライド弁ケースの内壁に配置さ
れた対応する谷形のスライドリングに支持される。

請求項５では、前記取１寸板の開口内に移動可能に保持
される球状端部とケースとを有するネジ付ロッドで前記
閉止部材を梢成し、前記ケースに１組のバネと調節ナツ
トとを配置し、該ケースを前記スライド弁ケースの対応
する凹部に収容する。

さらに請求項６では、前記上部ブロックを受けるための
支持面を有する支持リングを前記取付板の上部に配置し
、前記上部ブロックのボアに結合するピンによって該上
部ブロックを固定する。

［実施例］本発明の実施例を図面を参照して以下に詳細に説明する
。

第１図および第３図に示すように、本発明に基づく回転
スライド式弁装置は容器１の底部に配置される。容器１
は例えば製鋼所や鋳造所で使用されるとりべや、連ｉｔ
鋳遺において使用される中間容器である。容器１の底部
は金属被覆２を有する。

金属被覆２は耐火内層３を有し、耐火内層３には耐火底
部ブロック５が設けられる。底部プロ・ｌり５には金属
被覆２の流出開口４の領域において耐火開口ブロック６
が設けられる。

特に第１図に示すように、本発明Ω回転スライド式弁装
置の主要部は、固定された上部ブロック７と、回転可能
な排出ブロック８と、支持リング１０を有する取付板つ
と、スライド弁ケース１１である。スライド弁ケース１
１は取付板９に揺動可能に取り付けられ、接続部１２と
閉止部材１３と随伴ケース１５とを有する。随伴ケース
１５はウオーム歯車装置１４によって動かされ、耐火排
出ブロック８な支持する。

第１図に示すように、排出ブロック８の回転軸１６は垂
線に対して傾斜している。このため上部ブロック７と排
出ブロック８との密着スライド面２０は水平線に対して
傾斜している。

第１図に示すように、排出ブロック８の回転軸１６は、
排出ブロック８の流路１８の外側排出開口１つの面内に
おいて、上部ブロック７と排出ブロック８との流路１７
，１８の中心軸と交差し、さらに容器の内部方向に鋭角
で偏向している。排出ブロック８が回転軸１６を中心と
して回転すると、密着スライド面２０側の排出ブロック
８の流路１８の開口が円弧に沿って案内され、前記流路
１８は部分的に開閉される。この時、Ｍ　Ｂ　１８の排
出開口１つはその位置が移動しないので、排出中の溶融
金属の流れは変位することがない。

第３図に特に示すように、開口２１を有する取付板９は
、開口４の下方において金属被覆２に取り付けられる。

取付板９の上側には支持リング１０が取り付けられる。

支持リング１０は金属被覆２の開口４内に延びて耐火底
部ブロック５に接続される。

閉止部材１３は球状端部２３を有するネジ付ロッド２２
と、バネおよび調節ナツト２５を有するケース２４とを
備える０球状端部２３は、それに対応して取付板９の端
部に形成された開口２６内に収容され、閉止板２７によ
って移動可能に保持される。

第１図に示すように、スライド弁ケース１１は環状に形
成される。スライド弁ケース１１の一側には閉止部材１
３用の支持面２つを有する凹Ｍ２８が形成され、他側に
は接続部１２の回転軸３１を収容する管状部３０が形成
される。接続部１２はウオーム歯車装置１４のウオーム
３２の回転軸３１を有する。

第２図番ご詳細を示すように、回転軸３１は取付板９の
２つの横軸受箱３３に取り付けられる０回転軸３１は２
つの機能すなわち接続部１２の揺動軸としてのＩ！能と
ウオーム歯車装置１４の回転軸としてのｉ能とを提供す
る。これを可能にするため、回転軸３１は２つの管状軸
受３４に支持される。これら軸受３４は、スライド弁ケ
ース１１の管状Ｍ３０にフランジ３５を介してネジで接
続される。各軸受３４は、軸受箱３３内で回転するため
の外軸受面３６と、ウオーム歯車装置ｆ１４の駆動軸と
しての回転軸３１を回転させるための内軸受面３７とを
有する。

一方の軸受ｎ３３にはフランジ３９を有する接続Ｍ材３
８が取り付けられる。フランジ３９には減速装置を有す
る駆動モータ４０がフランジ４１を介して取り付けられ
る。接続部材３８の内部に延びる回転軸３１の端部は、
駆動モータ４０の駆動軸４２の軸端゛に継手部材４３を
介して接続される。第３図に示すように、組立を確実に
するため、軸受箱３３と接続部材３８との側面は開放さ
れている。軸受３４は螺旋固定具によって軸受箱３３内
に固定される。

第１図に示すように、結合リング分有する耐火上部ブロ
ック７は支持リング１０に支持される。

容器の内部を向いた上部ブロツク７の面４５は、支持リ
ング１０の支持面４６に押し当てられる。

支持リング１０に保持されるピン４７は、上部プロｙり
７のボア４８と結合することによって上部ブロック７を
固定保持する。

耐火排出ブロック８は、環状の随伴ケース１５内に配置
される。密着スライド面２０の下部において、排出ブロ
ック８の周面４９の上部は球状である。これに対応して
、排出ブロック８を支持する随伴ケース１５の内面５０
は中空の球状である。

これにより、スライド弁ケース１１が閉じられた場合、
製造誤差に起因する寸法差が存在しても、排出ブロック
８はそれ自体で前記球状面に案内され、その密封スライ
ド面２０は上部ブロック７の対応する面に対して密着状
耶で押し当てられる。

随伴ケース１５はスラ°イド弁ケ〜ス１１内に回転自在
に配置される。このため随伴ケース１５は冠状部５１を
有する。これに対応して冠状のスライドリング５２がス
ライド弁ケースＩＩの内壁５３に配置され、随伴ケース
１５の回転に対して滑べり軸受として作用する。

随伴ケース１５を回転させるため、ウオームホイール５
４が随伴ケース１５に設けられる。ウオームホイール５
４はウオーム歯車装！１４の回転軸３１のウオーム３２
と噛み合う。

第１図に示すように、随伴ケース１５の上部内側には凹
部５５が形成され、この凹部５５に排出ブロック８の突
８５６が結合する。これにより、回転の際、排出ブロッ
ク８は随伴ケース１５内で滑べることがない。

スライド弁ケース１１を閉じるには、ケース２４を上部
に備えたネジ付ロッド２２をスライド弁ケース１１の凹
部２８に押し込む、バネを有するケース２４は支持面２
つに押し当てられる９次に操作者は、ネジ付ロッド２２
の調節ネジ２５を締めることにより、上部ブロック７と
排出ブロック８との密着スライド面間の接触圧力を調整
する。

以上の説明により、本発明に基づく回転スライド式弁装
置の利点は明らかであろう。

［発明の効果］１　本発明に基づく回転スライド式弁装置は椹造が簡単
で全高が低い、連！！鋳造設備における中間容器などの
溶融金属容器にはこの種の装置を取り付けるスペースが
ないことが多いため、本発明装置は特にこれらに適して
いる。排出される溶融金属の流れは変位せず、狭い連続
鋳造チル鋳型にも確実に溶融金属と注入できる９ｇＪ造
所に本発明装置を使用した場合、鋳型注入ゲートに適用
しても信頼性が高い。

２、本発明の回転スライド式弁装置は容器に対する組立
および分解が簡単である。

３、使用済み耐火部材を迅速にしかも極めて簡単に交換
でき、新しい部材を迅速にしかも極めて簡単に取り付け
ることができる。

４、回転排出ブロックは調整Ｉ！能を有するため、耐火
部材が製造誤差による寸法差を有していても、前記排出
ブロックは上部ブロックを均一に確実に支持できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、容器の底部に配置された回転スライド式弁装
置を示す断面図、第２図は、第１図の■−■線に沿った断面図、および第３図は、スライド弁ケースとそれに付属する耐火部材
とを取り除いた第１図に対応する断面図である。７・・上部ブロック８・・排出ブロック９−・・収付板１０・・・支持リング１１・・・スライド弁ケース１２・接続部１３・・・閉止部材１４・・・ウオーム歯車装置１５・・・随伴ケース２０・・密着スライド面２２・・・ネジ付ロッド３１・・・回転軸３２・・ウオーム３３・・・軸受箱４０・・・駆動モータ５２・・・スライドリング５４・・ウオームホイールト・・？８融金属用容器２・・・金属被覆

Claims

【特許請求の範囲】１、流路を有して固定された耐火上部ブロック（７）と
、流路を有し回転可能であり前記上部ブロックを密着状
態で支持する耐火排出ブロック（８）とを有し、前記排
出ブロックの回転軸が前記流路の垂直中心軸に対して鋭
角を形成し、前記回転軸と前記流路の中心軸との交点の
位置が前記排出ブロック内の流路の排出開口の断面内に
あり、ａ）容器（１）の底部に取り付けられた取付板（９）の
接続部（１２）を介して揺動可能であって、前記排出ブ
ロック（８）と上部ブロック（７）との密着スライド面
（２０）の押圧下で閉止部材（１３）を介して閉じられ
るスライド弁ケース（１１）と、ｂ）前記スライド弁ケース（１１）内に回転可能に支持
され前記排出ブロック（８）を収容する駆動可能な環状
随伴ケース（１５）とを備え、ｃ）前記排出ブロック（
８）の周面の上部が前記密着スライド面（２０）の下部
において球状に形成され、ｄ）それに対応して、前記排出ブロック（８）を支持す
る前記随伴ケース（１５）の内面が中空の球状に形成さ
れた、底部排出口を有する溶解金属容器用の回転スライ
ド式弁装置。２、前記随伴ケース（１５）と排出ブロック（８）とを
共に回転させるウォーム歯車装置（１４）をさらに備え
る、請求項１に記載の装置。３、前記接続部（１２）が旋回中心軸（３１）を有し、
該中心軸（３１）が前記ウォーム歯車装置（１４）のウ
ォーム（３２）の軸を兼ね、該ウォーム（３２）と噛み
合うウォームホィール（５４）が前記随伴ケース（１５
）の下部に配置される、請求項１または２のいずれかに
記載の装置。４、前記随伴ケース（１５）の下部が冠状の輪郭（５１
）を有し、該冠状の輪郭が前記スライド弁ケース（１１
）の内壁（５３）に配置された対応する谷形のスライド
リング（５２）に支持される、請求項１〜３のいずれか
に記載の装置。５、前記閉止部材（１３）が、前記取付板（９）の開口
（２６）内に移動可能に保持される球状端部（２３）と
ケース（２４）とを有するネジ付ロッド（２２）であり
、前記ケース（２４）が１組のバネと調節ナット（２５
）とを有して前記スライド弁ケース（１１）の対応する
凹部（２８）に収容される、請求項１〜４のいずれかに
記載の装置。６、前記上部ブロック（７）を受けるための支持面（４
６）を有する支持リング（１０）が前記取付板（９）の
上部に配置され、前記上部ブロック（７）が該上部ブロ
ックのボア（４８）に結合するピン（４７）によって固
定される、請求項１〜５のいずれかに記載の装置。