JPH02211957A - 連続鋳造機のモールド内湯面レベル制御装置 - Google Patents
連続鋳造機のモールド内湯面レベル制御装置Info
- Publication number
- JPH02211957A JPH02211957A JP3292389A JP3292389A JPH02211957A JP H02211957 A JPH02211957 A JP H02211957A JP 3292389 A JP3292389 A JP 3292389A JP 3292389 A JP3292389 A JP 3292389A JP H02211957 A JPH02211957 A JP H02211957A
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- Japan
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- mold
- level
- oscillation
- control
- continuous casting
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は連続鋳造機におけるモールド内の場面レベル制
御装置に関する。
御装置に関する。
連続鋳造機におけるモールド内の溶鋼場面のレベル制御
は、モールド上に臨ませたモールドレベル計にて検出さ
れるモールド内湯面レベル等に基づいて、PID制御器
にてPID演算を行って制御出力値を求め、これをタン
デイツシユのノズル開閉用油圧サーボ系に出力し、ノズ
ル開度を調節し、モールド内の場面レベルを目標値に設
定維持するようになっている。
は、モールド上に臨ませたモールドレベル計にて検出さ
れるモールド内湯面レベル等に基づいて、PID制御器
にてPID演算を行って制御出力値を求め、これをタン
デイツシユのノズル開閉用油圧サーボ系に出力し、ノズ
ル開度を調節し、モールド内の場面レベルを目標値に設
定維持するようになっている。
ところでこのような従来の制御系にあっては、例えばモ
ールドレベル計として高感度な渦流式レベル計を用い、
或いはコントローラの制御ゲインを高めるとモールドオ
シレーションがモールドレベル計出力のノイズ、所謂オ
シレーションノイズとなり、制御系が発振現象を起こし
、逆に制御精度が悪化するという問題があった。
ールドレベル計として高感度な渦流式レベル計を用い、
或いはコントローラの制御ゲインを高めるとモールドオ
シレーションがモールドレベル計出力のノイズ、所謂オ
シレーションノイズとなり、制御系が発振現象を起こし
、逆に制御精度が悪化するという問題があった。
本発明はかかる事情に鑑みなされたものであって、その
目的とするところはモールドレベル計出力のノイズを制
御し、制御系の発振現象を防止し得るようにしたモール
ド内湯面レベル制御装置を提供するにある。
目的とするところはモールドレベル計出力のノイズを制
御し、制御系の発振現象を防止し得るようにしたモール
ド内湯面レベル制御装置を提供するにある。
本発明に係るモールド内湯面レベル制御装置は、モール
ド内湯面レベルを検出するモールドレベル針と、該モー
ルドレベル針出力に基づいて、レベルを一定に維持する
に必要なノズル開度の制御出力値を演算する手段と、鋳
込速度、モールドオシレーションに基づきオシレーショ
ン周期を求める手段と、前記制御出力値をオシレーショ
ン周期にて平均化し、ノズル開度設定値を演算する手段
とを具備する。
ド内湯面レベルを検出するモールドレベル針と、該モー
ルドレベル針出力に基づいて、レベルを一定に維持する
に必要なノズル開度の制御出力値を演算する手段と、鋳
込速度、モールドオシレーションに基づきオシレーショ
ン周期を求める手段と、前記制御出力値をオシレーショ
ン周期にて平均化し、ノズル開度設定値を演算する手段
とを具備する。
本発明はこれによって制御ゲインを高め、また高感度モ
ールドレベル計を用いても制御系の発振現象を抑制し得
る。
ールドレベル計を用いても制御系の発振現象を抑制し得
る。
以下本発明をその実施例を示す図面に基づき具体的に説
明する。
明する。
第1図は本発明に係るモールド内湯面レベル制御装置(
以下本発明装置という)の模式図であり、図中1はレー
ドル、2はタンデイツシュ、3はモールド、4は連続鋳
造材を示している。
以下本発明装置という)の模式図であり、図中1はレー
ドル、2はタンデイツシュ、3はモールド、4は連続鋳
造材を示している。
溶鋼はレードルlからノズル1aを通じてタンデイツシ
ュ2に流下し、このタンデイツシュ2から油圧シリンダ
5にて開度設定されるゲート2a、ノズル2bを通じて
モールド3内に供給されるようになっている。
ュ2に流下し、このタンデイツシュ2から油圧シリンダ
5にて開度設定されるゲート2a、ノズル2bを通じて
モールド3内に供給されるようになっている。
モールド3内に供給された溶鋼は漸次冷却され、凝固さ
れつつ、モールド3のオシレーション、並びにピンチロ
ール6等にてモールド3の下方に引き下げられて、連続
鋳造材4に鋳造されてゆ(こととなる。
れつつ、モールド3のオシレーション、並びにピンチロ
ール6等にてモールド3の下方に引き下げられて、連続
鋳造材4に鋳造されてゆ(こととなる。
モールド3の上方にはモールド3内の場面レベルを検出
する渦流レベル計等のモールドレベル計31が配置され
、またモールド3にはそのオシレーションストロークを
検出するストローク検出器Stが、更に連続鋳造材4を
引き降ろすピンチロール6には回転計S、が夫々設けら
れている。
する渦流レベル計等のモールドレベル計31が配置され
、またモールド3にはそのオシレーションストロークを
検出するストローク検出器Stが、更に連続鋳造材4を
引き降ろすピンチロール6には回転計S、が夫々設けら
れている。
モールドレベル計81の検出出力は増幅器11にて増幅
された後、PID演算装置12にてPID演算を施され
、制御出力値として制御出力値平均化演算装置13へ出
力される。
された後、PID演算装置12にてPID演算を施され
、制御出力値として制御出力値平均化演算装置13へ出
力される。
モールド3のオシレーションストローク検出器S2の検
出出力及び回転計S、の検出出力は夫々オシレーション
周期演算装置14へ取り込まれ、下記(11式に従って
オシレーション周期を演算し、これを制御出力値平均化
演算装置13へ出力する。
出出力及び回転計S、の検出出力は夫々オシレーション
周期演算装置14へ取り込まれ、下記(11式に従って
オシレーション周期を演算し、これを制御出力値平均化
演算装置13へ出力する。
X5TR
但し、vc :鋳込速度(m/分)
STR:オシレーションストローク(鶴)NS:ネガテ
ィブストリップ率(%) 制御出力値平均化演算装置13は入力された制御出力値
とオシレーション周期とに基づき下記(2)式に従って
ノズル開度設定値を演算し、これを油圧サーボ系15へ
出力する。
ィブストリップ率(%) 制御出力値平均化演算装置13は入力された制御出力値
とオシレーション周期とに基づき下記(2)式に従って
ノズル開度設定値を演算し、これを油圧サーボ系15へ
出力する。
但し、肝、・・・ノズル開度設定値
MV、・・・制御出力値
N”Tosc /ΔT (ΔT:制御周期(秒))次に
本発明装置と従来装置とを用いて行った比較試験結果に
ついて説明する。試験に用いた連続鋳造機の諸条件は次
のとおりである。
本発明装置と従来装置とを用いて行った比較試験結果に
ついて説明する。試験に用いた連続鋳造機の諸条件は次
のとおりである。
モールドサイズ:縦長・・・2350111横長=b
鋳込速度二0.2〜lb/秒
オシレーションストローク=4酊
ネガティブストリップ率835%
この結果は第2図及び第3図に示すとおりである。
第2図は本発明装置を用いたときの、また第3図(イ)
、(ロ)は従来装置を用いたときの各モールド内湯面レ
ベルを示しており、いずれも横軸に時間(秒)を、また
縦軸にモールド内湯面レベルをとって示している。
、(ロ)は従来装置を用いたときの各モールド内湯面レ
ベルを示しており、いずれも横軸に時間(秒)を、また
縦軸にモールド内湯面レベルをとって示している。
このグラフから明らかな如く、本発明装置によった場合
には制御ゲインを適正に設定させることによりモールド
内湯面レベル変動(±2m)が大幅に改善され、高い制
御精度が得られているのに対し、第3図に示す従来装置
にあっては制御ゲインが低い時には第3図(イ)に示す
如くモールドオシレーシッンによる発振現象は認められ
ないが、低周波数(30秒)のレベル変動(±7鰭)が
発生し、また制御ゲインを高くしたときは、第3図(ロ
)に示す如く低周波数のレベル変動は存在しないがオシ
レーションノイズによる高周波数のレベル変動(±5鶴
)が発生していることが解る。
には制御ゲインを適正に設定させることによりモールド
内湯面レベル変動(±2m)が大幅に改善され、高い制
御精度が得られているのに対し、第3図に示す従来装置
にあっては制御ゲインが低い時には第3図(イ)に示す
如くモールドオシレーシッンによる発振現象は認められ
ないが、低周波数(30秒)のレベル変動(±7鰭)が
発生し、また制御ゲインを高くしたときは、第3図(ロ
)に示す如く低周波数のレベル変動は存在しないがオシ
レーションノイズによる高周波数のレベル変動(±5鶴
)が発生していることが解る。
表1は本発明装置と従来装置とについてのレベル変動量
±2M以下の割合(%)及びスリパー班の発生率(%)
を示しである。
±2M以下の割合(%)及びスリパー班の発生率(%)
を示しである。
表 1
表1から明らかな如くレベル変動量が大幅に低減され、
またスリパー疵の発生も著しく低下していることが解る
。
またスリパー疵の発生も著しく低下していることが解る
。
以上の如く本発明装置にあってはレベル調節のための制
御出力値をオシレーション周期にて平均化し、ノズル開
度設定値とすることとしているから、制御ゲインを高め
、また高感度モールドレベル計を用いてもモールドオシ
レーシッンによるオシレーションノイズを効果的に抑制
し得て制御系の発振を防止することが出来て高い制御精
度が得られる等本発明は優れた効果を奏するものである
。
御出力値をオシレーション周期にて平均化し、ノズル開
度設定値とすることとしているから、制御ゲインを高め
、また高感度モールドレベル計を用いてもモールドオシ
レーシッンによるオシレーションノイズを効果的に抑制
し得て制御系の発振を防止することが出来て高い制御精
度が得られる等本発明は優れた効果を奏するものである
。
第1図は本発明装置の模式図、第2図は本発明装置を用
いたときのモールドレベル波形図、第3図(イ)、(ロ
)は従来装置を用いたときのモールドレベル波形図であ
る。 ■・・・し−ドル 2・・・タンデイツシュ 3・・・
モールド 4・・・連続鋳造材 5・・・油圧シリンダ
6・・・ピンチロール 11・・・渦流レベル計の出力
増幅器 12・・・PID演算装置 13・・・制御出
力値平均化演算装置 14・・・オシレーション周期演
算装置藁 2 図 30秒 弔 図 弔 図
いたときのモールドレベル波形図、第3図(イ)、(ロ
)は従来装置を用いたときのモールドレベル波形図であ
る。 ■・・・し−ドル 2・・・タンデイツシュ 3・・・
モールド 4・・・連続鋳造材 5・・・油圧シリンダ
6・・・ピンチロール 11・・・渦流レベル計の出力
増幅器 12・・・PID演算装置 13・・・制御出
力値平均化演算装置 14・・・オシレーション周期演
算装置藁 2 図 30秒 弔 図 弔 図
Claims (1)
- 1、モールド内湯面レベルを検出するモールドレベル計
と、該モールドレベル計出力に基づいて、レベルを一定
に維持するに必要なノズル開度の制御出力値を演算する
手段と、鋳込速度、モールドオシレーションに基づきオ
シレーション周期を求める手段と、前記制御出力値をオ
シレーション周期にて平均化し、ノズル開度設定値を演
算する手段とを具備することを特徴とする連続鋳造機の
モールド内湯面レベル制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3292389A JPH02211957A (ja) | 1989-02-13 | 1989-02-13 | 連続鋳造機のモールド内湯面レベル制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3292389A JPH02211957A (ja) | 1989-02-13 | 1989-02-13 | 連続鋳造機のモールド内湯面レベル制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02211957A true JPH02211957A (ja) | 1990-08-23 |
Family
ID=12372428
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3292389A Pending JPH02211957A (ja) | 1989-02-13 | 1989-02-13 | 連続鋳造機のモールド内湯面レベル制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02211957A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020505235A (ja) * | 2017-11-15 | 2020-02-20 | ノベリス・インコーポレイテッドNovelis Inc. | 流速要求の移行時における金属レベルのオーバーシュートまたはアンダーシュートの軽減 |
-
1989
- 1989-02-13 JP JP3292389A patent/JPH02211957A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020505235A (ja) * | 2017-11-15 | 2020-02-20 | ノベリス・インコーポレイテッドNovelis Inc. | 流速要求の移行時における金属レベルのオーバーシュートまたはアンダーシュートの軽減 |
US10632528B2 (en) | 2017-11-15 | 2020-04-28 | Novelis Inc. | Metal level overshoot or undershoot mitigation at transition of flow rate demand |
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