JPH02184247A - 突極形直流モータ - Google Patents
突極形直流モータInfo
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- JPH02184247A JPH02184247A JP75489A JP75489A JPH02184247A JP H02184247 A JPH02184247 A JP H02184247A JP 75489 A JP75489 A JP 75489A JP 75489 A JP75489 A JP 75489A JP H02184247 A JPH02184247 A JP H02184247A
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- rotor
- stator
- torque
- motor
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
本発明は、冷蔵庫やエアコンのコンプレッサ駆動用モー
タ等に使用される突極形直流モータに関する。
タ等に使用される突極形直流モータに関する。
(従来の技術)
従来、例えば冷蔵庫やエアコン等のコンプレッサを駆動
する突極形直流モータとしては、第10図乃至第13図
に示すような回転数の制御が容易なブラシレス形のもの
がある。
する突極形直流モータとしては、第10図乃至第13図
に示すような回転数の制御が容易なブラシレス形のもの
がある。
即ち、第10図において、1は固定子で、この内周壁側
には開口部2aを有する12個のスロット2が形成され
ており、これらのスロット2には図示のように6個の固
定子コイル3u、3v、3w、4u、4v+ 4wが収
納されている。この場合、固定子コイル3u乃至4Wは
三相の直流励磁電流が与えられるもので、固定子コイル
3u、4UはU相、固定子・コイル3v、4vはV相、
固定子コイル3w、4wはW相に対応しているものであ
る。5は回転子で、第11図にも示すように、直交状態
に配置された4個の突極部6a、6b。
には開口部2aを有する12個のスロット2が形成され
ており、これらのスロット2には図示のように6個の固
定子コイル3u、3v、3w、4u、4v+ 4wが収
納されている。この場合、固定子コイル3u乃至4Wは
三相の直流励磁電流が与えられるもので、固定子コイル
3u、4UはU相、固定子・コイル3v、4vはV相、
固定子コイル3w、4wはW相に対応しているものであ
る。5は回転子で、第11図にも示すように、直交状態
に配置された4個の突極部6a、6b。
6c、6dを有し、突極部6a乃至6dの夫々の間には
界磁用の永久磁石7a、7b、7c、7dが配設されて
いる。これらの永久磁石7a乃至7dは、夫々図示の極
性で配置されており、これにより、例えば突極部6a、
6cがN極に突極部6b、6dがS極に磁化されている
ものである。
界磁用の永久磁石7a、7b、7c、7dが配設されて
いる。これらの永久磁石7a乃至7dは、夫々図示の極
性で配置されており、これにより、例えば突極部6a、
6cがN極に突極部6b、6dがS極に磁化されている
ものである。
上記構成の固定子1の各固定子コイル3u乃至4wに対
して図示しない駆動装置からU、V、Wの各相に対して
二相ずつ所定の順序で120゜(電気角)通電されると
、これにより発生する磁気的な吸引力及び反発力により
回転子5が回転するものである。
して図示しない駆動装置からU、V、Wの各相に対して
二相ずつ所定の順序で120゜(電気角)通電されると
、これにより発生する磁気的な吸引力及び反発力により
回転子5が回転するものである。
(発明が解決しようとする課題)
ところで、このような従来構成の突極形直流モータにお
いて、固定子1と回転子5の突極部6a乃至6dとの間
の空隙部分の磁束分布は第12図に実線シで示す如く電
気角に対して正弦波形状となっている。一方、同定子コ
イル3u乃至4wは、直流の励磁電流が与えられ、夫々
略一定の磁束を発生する。従って、三相の各相に対応し
て発生するトルクは、空隙部の磁束分布の強度に比例す
るようになり、U、V、Wの各相に応じて等価的に実線
え、二点鎖線m、破線nのように表わすことができる。
いて、固定子1と回転子5の突極部6a乃至6dとの間
の空隙部分の磁束分布は第12図に実線シで示す如く電
気角に対して正弦波形状となっている。一方、同定子コ
イル3u乃至4wは、直流の励磁電流が与えられ、夫々
略一定の磁束を発生する。従って、三相の各相に対応し
て発生するトルクは、空隙部の磁束分布の強度に比例す
るようになり、U、V、Wの各相に応じて等価的に実線
え、二点鎖線m、破線nのように表わすことができる。
この結果、各固定子コイル3u乃至4wに二相ずつ12
0°通電したときに回転子5に発生する合成トルクは第
13図に示すように波状のトルクリップルを伴なったも
のとなる。このトルクリップルが原因となって従来では
振動及びこれに伴なう騒音が発生してしまうという不具
合があった。
0°通電したときに回転子5に発生する合成トルクは第
13図に示すように波状のトルクリップルを伴なったも
のとなる。このトルクリップルが原因となって従来では
振動及びこれに伴なう騒音が発生してしまうという不具
合があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目
的は、トルクリップルを極力低減し得て、振動、騒音の
小さい突極形直流モータを提供するにある。
的は、トルクリップルを極力低減し得て、振動、騒音の
小さい突極形直流モータを提供するにある。
[発明の構成コ
(課題を解決するための手段)
本発明の突極形直流モータの第1の特徴点は、三相の固
定子コイルを有する固定子と、永久磁石によりN、Sの
各極性に磁化される突極部を有する回転子とを備え、隣
接する二相ずつの固定子コイルに順次通電させるように
したものであって、前記突極部の外周面に電気角で60
°及び120に相当する部位に軸方向に沿う溝部が形成
されている点にある。
定子コイルを有する固定子と、永久磁石によりN、Sの
各極性に磁化される突極部を有する回転子とを備え、隣
接する二相ずつの固定子コイルに順次通電させるように
したものであって、前記突極部の外周面に電気角で60
°及び120に相当する部位に軸方向に沿う溝部が形成
されている点にある。
本発明の突極形直流モータの第2の特徴点は、固定子コ
イルを有する固定子と、永久磁石によりN、Sの各極性
に磁化された突極部を有する回転子とを備えたものであ
って、前記突極部の外周面に軸方向に沿う溝部が形成さ
れ、この溝部に永久磁石が配設されている点にある。
イルを有する固定子と、永久磁石によりN、Sの各極性
に磁化された突極部を有する回転子とを備えたものであ
って、前記突極部の外周面に軸方向に沿う溝部が形成さ
れ、この溝部に永久磁石が配設されている点にある。
また、上記第1或は第2の特徴を備えたものにおいて、
突極部の溝部は軸方向に沿ってジグザグ状に形成しても
良い。
突極部の溝部は軸方向に沿ってジグザグ状に形成しても
良い。
(作用)
請求項1記載の突極形直流モータによれば、固定子と回
転子の突極部との間の空隙磁束分布は、各突極部の電気
角で60°及び120°に相当する部分で突極部に形成
された溝部により弱められるので、三相分の合成トルク
は従来のピークとなっていたトルクリップル部分が弱め
られるようになり、従って、回転中の振動及びこれに伴
う騒音が低減される。
転子の突極部との間の空隙磁束分布は、各突極部の電気
角で60°及び120°に相当する部分で突極部に形成
された溝部により弱められるので、三相分の合成トルク
は従来のピークとなっていたトルクリップル部分が弱め
られるようになり、従って、回転中の振動及びこれに伴
う騒音が低減される。
請求項2紀載の突極形直流モータによれば、回転子の突
極部の外周面にその突極部と同極性の永久磁石を配設す
ることにより各突極部と固定子との間の空隙磁束分布を
略−様に成し得、従って、固定子からの磁束に対して回
転子に発生するトルクはリップルのない略−様なものと
なり、振動及びこれに伴う騒音が少なくなる。また、固
定子コイルが三相のものであった場合に、回転子の突極
部の外周面にその突極部と異なる極性の永久磁石を配設
すれば、三相分の合成トルクにおいて従来トルクリップ
ルとなっていた部分を弱めるようにすることができ、従
って、回転中の振動及びこれに伴う騒音が低減される。
極部の外周面にその突極部と同極性の永久磁石を配設す
ることにより各突極部と固定子との間の空隙磁束分布を
略−様に成し得、従って、固定子からの磁束に対して回
転子に発生するトルクはリップルのない略−様なものと
なり、振動及びこれに伴う騒音が少なくなる。また、固
定子コイルが三相のものであった場合に、回転子の突極
部の外周面にその突極部と異なる極性の永久磁石を配設
すれば、三相分の合成トルクにおいて従来トルクリップ
ルとなっていた部分を弱めるようにすることができ、従
って、回転中の振動及びこれに伴う騒音が低減される。
回転子の突極部に形成された溝部をジグザグ状とした場
合には、上記請求項1または請求項2紀載のものは溝部
形成に起因したコギングトルクが弱められるようになり
、さらにトルクリップルの少ないものとなり、振動及び
これに伴なう騒音が低減される。
合には、上記請求項1または請求項2紀載のものは溝部
形成に起因したコギングトルクが弱められるようになり
、さらにトルクリップルの少ないものとなり、振動及び
これに伴なう騒音が低減される。
(実施例)
以下、本発明を三相4極の突極形直流モータに適用した
第1の実施例について第1図乃至第5図を参照しながら
説明する。
第1の実施例について第1図乃至第5図を参照しながら
説明する。
先ず、全体構成の断面を示す第1図において、11は固
定子であり、この内周壁側には例えば12個の半閉形の
スロット11aが形成されている。
定子であり、この内周壁側には例えば12個の半閉形の
スロット11aが形成されている。
これらのスロットllaには図示のように6個の固定子
コイル12u、12v、12w及び13u。
コイル12u、12v、12w及び13u。
13v、13wが所定の位置に収納されている。
この場合、固定子コイル12u、13uはU相に、固定
子コイル12V、13VはV柑に、固定子コイル12W
、13WはW相に対応されている。14は回転軸15に
嵌着された回転子であり、これは、第2図にも示すよう
に、直交する位置に4個の突極部16,17.18及び
19が形成されており、これらの突極部16乃至19の
夫々隣接する部位に4個の界磁用永久磁石20,21.
22及び23が埋設されている。この場合、永久磁石2
0乃至23により、突極部16及び18がN極に、突極
部17及び19がS極に磁化されている。
子コイル12V、13VはV柑に、固定子コイル12W
、13WはW相に対応されている。14は回転軸15に
嵌着された回転子であり、これは、第2図にも示すよう
に、直交する位置に4個の突極部16,17.18及び
19が形成されており、これらの突極部16乃至19の
夫々隣接する部位に4個の界磁用永久磁石20,21.
22及び23が埋設されている。この場合、永久磁石2
0乃至23により、突極部16及び18がN極に、突極
部17及び19がS極に磁化されている。
16a、16bは突極部16の外周面に形成された溝部
であり、これらは、電気角にして突極部1.6の60°
及び120°に相当する部分を中心にして図示のように
ジグザグ状に形成されており(この場合、機械的には3
0°及び60°に相当する。)、これらの溝部16a、
16bは、固定子11と回転子14の突極部16との間
の空隙部の磁束を部分的に少な(するものである。また
、突極部17.18及び19にも全く同様にして夫々溝
部17a、17b、18a、18b及び19a、19b
が形成されており、固定子11と回転子14との間の空
隙部の磁束分布は、電気角に応じて第4図に示すように
、正弦波形に対して60120’ 、240°及び30
0°に磁束の少ない部分が形成される。
であり、これらは、電気角にして突極部1.6の60°
及び120°に相当する部分を中心にして図示のように
ジグザグ状に形成されており(この場合、機械的には3
0°及び60°に相当する。)、これらの溝部16a、
16bは、固定子11と回転子14の突極部16との間
の空隙部の磁束を部分的に少な(するものである。また
、突極部17.18及び19にも全く同様にして夫々溝
部17a、17b、18a、18b及び19a、19b
が形成されており、固定子11と回転子14との間の空
隙部の磁束分布は、電気角に応じて第4図に示すように
、正弦波形に対して60120’ 、240°及び30
0°に磁束の少ない部分が形成される。
さて、第3図は電気的構成を示すもので、24は直流電
源、25はこの直流電源24に接続されたスイッチング
主回路である。このスイッチング主回路25は、6対の
トランジスタ26及びダイオード27を三相ブリッジ接
続してなるもので、アーム部25u、25v及び25w
の夫々のトランジスタ26の共通接続点は出力線U、V
及びWに接続されている。これらの出力線U、■及びW
は前記固定子コイル12u、13uと12v、13vと
12w、13wとをY結線した各端子に接続されている
。28はスイッチング主回路25のトランジスタ26に
制御信号を与える制御回路であり、固定子コイル12u
、13u、12v、13v及び12w、13wの隣接す
る二相分に対応して電気角で120°ずつ位相をずらし
て通電する構成となっている。また、この制御回路28
は出力線U、V、Wの各線に接続されており、回転子1
4の回転により固定子コイル12u乃至13Wに誘起さ
れる電圧を検出して回転子14の位置を示すフィードバ
ッグ制御信号を得るようになっている。
源、25はこの直流電源24に接続されたスイッチング
主回路である。このスイッチング主回路25は、6対の
トランジスタ26及びダイオード27を三相ブリッジ接
続してなるもので、アーム部25u、25v及び25w
の夫々のトランジスタ26の共通接続点は出力線U、V
及びWに接続されている。これらの出力線U、■及びW
は前記固定子コイル12u、13uと12v、13vと
12w、13wとをY結線した各端子に接続されている
。28はスイッチング主回路25のトランジスタ26に
制御信号を与える制御回路であり、固定子コイル12u
、13u、12v、13v及び12w、13wの隣接す
る二相分に対応して電気角で120°ずつ位相をずらし
て通電する構成となっている。また、この制御回路28
は出力線U、V、Wの各線に接続されており、回転子1
4の回転により固定子コイル12u乃至13Wに誘起さ
れる電圧を検出して回転子14の位置を示すフィードバ
ッグ制御信号を得るようになっている。
次に、本実施例の作用について第5図をも参照しながら
述べる。先ず、制御回路28によりスイッチング主回路
25のトランジスタ26に制御信号が与えられると、隣
接する二相ずつの固定子コイル12u乃至13wに順次
120°通電される。
述べる。先ず、制御回路28によりスイッチング主回路
25のトランジスタ26に制御信号が与えられると、隣
接する二相ずつの固定子コイル12u乃至13wに順次
120°通電される。
このように、固定子コイル12u乃至13wに通電され
ると固定子11による回転磁界が発生し、回転子14は
磁気吸引力及び反発力により回転するようになる。この
とき、回転子14に生じているトルクは、次に°述べる
ようにトルクリップルの少ないものとなっている。即ち
、固定子11と回転子14との間の空隙部分の磁束分布
が第4図に示す如くなっているので、三相の各相から受
けるトルクも同様に比例したものとなっている。このよ
うなトルクを合成すると、従来のトルクリップルのピー
クとなっていた60° 120” 180°・・
・(電気角)といった部分のトルクが小さくなっている
ので、全体として第5図に実線にで示すように略一定の
大きさとなるものである。この結果、回転子14は振動
及びこれに伴う騒音の発生の少ない回転状態となるもの
である。
ると固定子11による回転磁界が発生し、回転子14は
磁気吸引力及び反発力により回転するようになる。この
とき、回転子14に生じているトルクは、次に°述べる
ようにトルクリップルの少ないものとなっている。即ち
、固定子11と回転子14との間の空隙部分の磁束分布
が第4図に示す如くなっているので、三相の各相から受
けるトルクも同様に比例したものとなっている。このよ
うなトルクを合成すると、従来のトルクリップルのピー
クとなっていた60° 120” 180°・・
・(電気角)といった部分のトルクが小さくなっている
ので、全体として第5図に実線にで示すように略一定の
大きさとなるものである。この結果、回転子14は振動
及びこれに伴う騒音の発生の少ない回転状態となるもの
である。
また、溝部16a乃至19bをジグザグ状に形成してい
るので、直線状に形成した場合に比べてトルクリップル
が更に分散されるようになり、合成トルクは平均化され
たものとなる。
るので、直線状に形成した場合に比べてトルクリップル
が更に分散されるようになり、合成トルクは平均化され
たものとなる。
第6図乃至第9図は本発明の第2の実施例を示すもので
、第1の実施例と同一部分には同一符号を付し、以下、
異なる点についてのみ述べる。
、第1の実施例と同一部分には同一符号を付し、以下、
異なる点についてのみ述べる。
第6図において、29は第1の実施例における回転子1
4に代わる回転子であり、これは前記回転子14の突極
部16乃至19に形成した溝部16a乃至19bの夫々
に永久磁石16A乃至19Bを埋設したものである。こ
の場合、永久磁石16A乃至19Bの極性は、突極部1
6乃至19と同極性にするものと、異極性にするものと
の2通りがあり、以下、夫々についてその作用を述べる
。
4に代わる回転子であり、これは前記回転子14の突極
部16乃至19に形成した溝部16a乃至19bの夫々
に永久磁石16A乃至19Bを埋設したものである。こ
の場合、永久磁石16A乃至19Bの極性は、突極部1
6乃至19と同極性にするものと、異極性にするものと
の2通りがあり、以下、夫々についてその作用を述べる
。
先ず、永久磁石16A乃至19Bの極性を突極部16乃
至19と同極性にしたものにおいては、各文極部16乃
至19は、第7図に示すように界磁用永久磁石20乃至
23によって発生している磁束(破線)に加えて図中電
気角で60°及び120°にピークをもつ磁束(−点鎖
線)が発生しているので、固定子11と回転子29との
間の空隙部の磁束分布は実線で示すようにこれらを合成
した略60°から120°の範囲で平坦な形状をしたも
のとなる。従って、固定子コイル12u乃至13Wの各
相に対応した磁束は第8図(b)。
至19と同極性にしたものにおいては、各文極部16乃
至19は、第7図に示すように界磁用永久磁石20乃至
23によって発生している磁束(破線)に加えて図中電
気角で60°及び120°にピークをもつ磁束(−点鎖
線)が発生しているので、固定子11と回転子29との
間の空隙部の磁束分布は実線で示すようにこれらを合成
した略60°から120°の範囲で平坦な形状をしたも
のとなる。従って、固定子コイル12u乃至13Wの各
相に対応した磁束は第8図(b)。
(C)、(d)に示すような波形で等価的に表わされ、
これらを重ね合わせた第8図(a)に示す波形から三相
通電したときの合成トルクを求めると、第9図に示すよ
うな平坦な波形となる。これにより、回転子29はトル
クリップルの少ない略一定のトルクで回転するようにな
り、振動及びこれに伴なう騒音も少ないものとなる。
これらを重ね合わせた第8図(a)に示す波形から三相
通電したときの合成トルクを求めると、第9図に示すよ
うな平坦な波形となる。これにより、回転子29はトル
クリップルの少ない略一定のトルクで回転するようにな
り、振動及びこれに伴なう騒音も少ないものとなる。
次に、永久磁石16A乃至19Bの極性を突極部16乃
至19と異極性にしたものにおいては、各文極部16乃
至19は、界磁用永久磁石20乃至23によって発生し
ている磁束のうち電気角で60°及び120°の位置に
相当する部分が弱められた磁束を発生するようになる。
至19と異極性にしたものにおいては、各文極部16乃
至19は、界磁用永久磁石20乃至23によって発生し
ている磁束のうち電気角で60°及び120°の位置に
相当する部分が弱められた磁束を発生するようになる。
これにより、固定子11と回転子2つとの間の空隙部の
磁束分布は第1の実施例と略同様の波形となり、従って
、合成トルクについても同様に、従来の合成トルクでピ
ークとなっていたトルクリップル部分が弱められたもの
となって、全体として略一定のものが得られるようにな
る。この結果、この場合についても回転子29は略一定
のトルクの回転状態が得られ、振動及びこれに伴なう騒
音が減少するものである。
磁束分布は第1の実施例と略同様の波形となり、従って
、合成トルクについても同様に、従来の合成トルクでピ
ークとなっていたトルクリップル部分が弱められたもの
となって、全体として略一定のものが得られるようにな
る。この結果、この場合についても回転子29は略一定
のトルクの回転状態が得られ、振動及びこれに伴なう騒
音が減少するものである。
勿論、溝部16a乃至19bがジグザグ状に形成されて
いることから、埋設される永久磁石16A乃至19Bに
よる磁束も所定角度に集中することなく分散されて、合
成トルクの小さなトルクリップルまで減じられるように
なり、従って、さらにトルクが均一化され、振動及びこ
れに伴なう騒音が低減されるものである。
いることから、埋設される永久磁石16A乃至19Bに
よる磁束も所定角度に集中することなく分散されて、合
成トルクの小さなトルクリップルまで減じられるように
なり、従って、さらにトルクが均一化され、振動及びこ
れに伴なう騒音が低減されるものである。
[発明の効果]
請求項1記載の突極形直流モータによれば、回転子の突
極部の外周面に電気角で60°及び120°に相当する
部位に軸方向に沿う溝部を形成したので、これにより、
空隙部分の磁束が部分的に弱められ、二相の固定子コイ
ルに通電したときに従来生じていたトルクのピークとな
るトルクリップル部が弱められるようになる。従って、
合成トルクを略一定の大きさとすることができ、回転子
の回転中の振動及びこれに伴なう騒音の発生を極力低減
することができるという優れた効果を奏する。
極部の外周面に電気角で60°及び120°に相当する
部位に軸方向に沿う溝部を形成したので、これにより、
空隙部分の磁束が部分的に弱められ、二相の固定子コイ
ルに通電したときに従来生じていたトルクのピークとな
るトルクリップル部が弱められるようになる。従って、
合成トルクを略一定の大きさとすることができ、回転子
の回転中の振動及びこれに伴なう騒音の発生を極力低減
することができるという優れた効果を奏する。
請求項2記載の突極形直流モータによれば、回転子の突
極部の外周面に軸方向に沿う溝部を形成し、この溝部に
永久磁石を配設し、空隙部分の磁束を部分的に強めたり
或いは弱めたりすることによりその磁束分布を平坦な形
状としたり或いは従来のトルクのピークとなるトルクリ
ップル部分の磁束を弱めるようにした。これにより、合
成トルクを略一定の大きさとすることができ、回転子の
回転中の振動及びこれに伴なう騒音の発生を極力低減す
ることができるという優れた効果を奏する。
極部の外周面に軸方向に沿う溝部を形成し、この溝部に
永久磁石を配設し、空隙部分の磁束を部分的に強めたり
或いは弱めたりすることによりその磁束分布を平坦な形
状としたり或いは従来のトルクのピークとなるトルクリ
ップル部分の磁束を弱めるようにした。これにより、合
成トルクを略一定の大きさとすることができ、回転子の
回転中の振動及びこれに伴なう騒音の発生を極力低減す
ることができるという優れた効果を奏する。
請求項3記載の突極形直流モータによれば、突極部の溝
部を軸方向に沿ってジグザグ状に形成したので、溝部に
よる小さなトルクリップル成分も分散され、合成トルク
はさらにトルクリップルの小さなものとすることができ
、回転子の回転中の振動及びこれに伴なう騒音をより一
層低減することができるという優れた効果を奏する。
部を軸方向に沿ってジグザグ状に形成したので、溝部に
よる小さなトルクリップル成分も分散され、合成トルク
はさらにトルクリップルの小さなものとすることができ
、回転子の回転中の振動及びこれに伴なう騒音をより一
層低減することができるという優れた効果を奏する。
第1図乃至第5図は本発明の第1の実施例を示し、第1
図は全体の断面図、第2図は回転子の斜視図、第3図は
電気的構成図、第4図及び第5図は作用説明図であり、
第6図乃至第9図は本発明の第2の実施例を示し、m6
図は回転子の斜視図、第7図乃至第9図は作用説明図で
ある。第10図乃至第13図は従来例を示し、第10図
は第1図相当図、第11図は回転子の平面図、第12図
及び第13図は作用説明図である。 図面中、11は固定子、llaはスロット、12u、1
2v、12w、13u、13v、13wは固定子コイル
、14.29は回転子、16,17.18.19は突極
部、16a、16b、17a、17b、18a、18b
、1’9a、19bはンi’T 部、 16A、
16B、 17A、 17B、 18A
。 18B、19A、19Bは永久磁石、20,21゜22
.23は界磁用永久磁石、25はスイッチング主回路を
示す。
図は全体の断面図、第2図は回転子の斜視図、第3図は
電気的構成図、第4図及び第5図は作用説明図であり、
第6図乃至第9図は本発明の第2の実施例を示し、m6
図は回転子の斜視図、第7図乃至第9図は作用説明図で
ある。第10図乃至第13図は従来例を示し、第10図
は第1図相当図、第11図は回転子の平面図、第12図
及び第13図は作用説明図である。 図面中、11は固定子、llaはスロット、12u、1
2v、12w、13u、13v、13wは固定子コイル
、14.29は回転子、16,17.18.19は突極
部、16a、16b、17a、17b、18a、18b
、1’9a、19bはンi’T 部、 16A、
16B、 17A、 17B、 18A
。 18B、19A、19Bは永久磁石、20,21゜22
.23は界磁用永久磁石、25はスイッチング主回路を
示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、三相の固定子コイルを有する固定子と、永久磁石に
よりN、Sの各極性に磁化される突極部を有する回転子
とを備え、隣接する二相ずつの固定子コイルに順次通電
させるようにした突極形直流モータにおいて、前記突極
部の外周面に電気角で60°及び120°に相当する部
位に軸方向に沿う溝部が形成されていることを特徴とす
る突極形直流モータ。 2、固定子コイルを有する固定子と、永久磁石によりN
、Sの各極性に磁化された突極部を有する回転子とを備
えた突極形直流モータにおいて、前記突極部の外周面に
軸方向に沿う溝部が形成され、この溝部に永久磁石が配
設されていることを特徴とする突極形直流モータ。 3、突極部の溝部は軸方向に沿ってジグザグ状に形成さ
れていることを特徴とする請求項1または請求項2記載
の突極形直流モータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP75489A JPH02184247A (ja) | 1989-01-05 | 1989-01-05 | 突極形直流モータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP75489A JPH02184247A (ja) | 1989-01-05 | 1989-01-05 | 突極形直流モータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02184247A true JPH02184247A (ja) | 1990-07-18 |
Family
ID=11482487
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP75489A Pending JPH02184247A (ja) | 1989-01-05 | 1989-01-05 | 突極形直流モータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02184247A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2748358A1 (fr) * | 1996-04-17 | 1997-11-07 | Dana Corp | Machine electrique comprenant un stator et un rotor a poles divises en une pluralite de sections longitudinales |
JP2011097752A (ja) * | 2009-10-30 | 2011-05-12 | Minebea Co Ltd | モータ、およびマグネット |
-
1989
- 1989-01-05 JP JP75489A patent/JPH02184247A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2748358A1 (fr) * | 1996-04-17 | 1997-11-07 | Dana Corp | Machine electrique comprenant un stator et un rotor a poles divises en une pluralite de sections longitudinales |
JP2011097752A (ja) * | 2009-10-30 | 2011-05-12 | Minebea Co Ltd | モータ、およびマグネット |
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