JPH0217524Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、おしろい、フアンデーシヨン、ア
イシヤドウ、口紅、眉墨等の化粧品をそれぞれ任
意に組合せて収納することができるコンパクトケ
ースに関するものである。

従来のコンパクトケースは、その容器内部が所
定数の収納部に分割され、それぞれの収納部にフ
アンデーシヨン、アイシヤドウ等が別々に収納さ
れている。

しかしながら、上記従来のコンパクトケース
は、その収納部を任意の位置に変化させることが
できないため、フアンデーシヨン、マスカラー、
チークカラー、アイシヤドウ等は所定の収納部に
しか収納することができず、需要者の趣味に応じ
て上記化粧品を組合せて収納することができない
という不便があつた。

この考案は、コンパクトケース内部に取外し自
在の化粧品皿を収納することによつて、上記従来
のコンパクトケースの問題点を解消することを目
的とする。

以下、この考案を添付図面に示す実施例に基づ
いて説明する。

コンパクトケース１は、ケース本体２と蓋体３
とから成り、ヒンジ４によつて開閉自在になつて
いる。

上記コンパクトケース１には、適宜の化粧品を
収納しうる小色皿５、大色皿６等の化粧品皿７が
収納されており、通常、小色皿５にはアイシヤド
ウ、口紅、眉墨、アイライナー等８を、大色皿６
にはフアンデーシヨン、おしろい等９を収納する
ことができる。

上記大色皿６の上下方向の長さは、ケース本体
２内部の上下方向の長さと同一に形成されてい
る。また、上記小色皿５の上下方向の長さは、ケ
ース本体２内部の上下方向の長さの1/2に形成さ
れている。上記大色皿６及び小色皿５の周壁の上
下縁上面には、固定溝１０が形成されている。

上記ケース本体２の開口部には、その開口縁に
沿つて化粧品皿７の固定枠１１が設けられてお
り、この固定枠１１の裏面には、上記化粧品皿７
に形成された固定溝１０と嵌合する凸部１２が形
成されている。上記固定枠１１は、ケース本体２
とヒンジ１３によつて結合されていると共に、こ
の固定枠１１には上記ヒンジ１３と対向する側に
突起１４が設けられ、この突起１４をケース本体
２に形成した係合凹部１５に嵌合せしめることに
よつて固定枠１１をケース本体２に固定すること
ができるようになつている。

上記蓋体３の内面には、鏡１６が設けられてい
る。また、上記蓋体３の開口縁にはフツク１７が
形成されており、このフツク１７は、これと対応
して形成されているケース本体２の係合溝１８と
係合するようになつている。

なお、図中１９は小色皿５に設けられた粉よけ
用の透明蓋を示している。

以上のように、この考案のコンパクトケース
は、ケース本体とこのケース本体に開閉自在に設
けられた蓋体とから成り、上記ケース本体に化粧
品皿を収納すると共に、ケース本体に取外し自在
の固定枠を設け、この固定枠によつて上記化粧品
皿をケース本体に固定せしめたものであり、上記
固定枠を取外すことによつて容易に化粧品皿を取
替えることができると共に、任意の大きさの化粧
品皿を組合せて収納することが可能である。した
がつて、この考案のコンパクトケースは、需要者
の趣味に応じた種々の化粧品を収納することがで
きると共に、化粧品の詰め替えもきわめて簡単に
することができるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案のコンパクトケースの蓋体を
開いた状態を示す斜視図、第２図は蓋体を閉じた
状態を示す断面図である。 １……コンパクトケース、２……ケース本体、
３……蓋体、７……化粧品皿、１１……固定枠。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ケース本体とこのケース本体に開閉自在に設け
   られた蓋体とから成り、上記ケース本体に大小組
   合せた複数の化粧品皿を収納し、上記ケース本体
   に蝶番によつて開閉自在なる固定枠を設け、上記
   化粧品皿の上面に凹溝を形成し、この凹溝に嵌合
   する突部を上記開閉自在なる固定枠の下面に形成
   し、この開閉自在なる固定枠の突部を上記化粧品
   皿の凹溝に嵌合せしめて上記化粧品皿を取外し自
   在に装着したことを特徴とするコンパクトケー
   ス。