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JPH02158809A - 自走車の操向位置検出装置 - Google Patents

自走車の操向位置検出装置

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Publication number
JPH02158809A
JPH02158809A JP63313539A JP31353988A JPH02158809A JP H02158809 A JPH02158809 A JP H02158809A JP 63313539 A JP63313539 A JP 63313539A JP 31353988 A JP31353988 A JP 31353988A JP H02158809 A JPH02158809 A JP H02158809A
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JP
Japan
Prior art keywords
self
propelled vehicle
reference point
reference points
azimuth
Prior art date
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Granted
Application number
JP63313539A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2688960B2 (ja
Inventor
Kenji Kamimura
健二 上村
Sadachika Tsuzuki
都築 貞親
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP63313539A priority Critical patent/JP2688960B2/ja
Priority to US07/442,371 priority patent/US5025377A/en
Publication of JPH02158809A publication Critical patent/JPH02158809A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2688960B2 publication Critical patent/JP2688960B2/ja
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D1/00Control of position, course, altitude or attitude of land, water, air or space vehicles, e.g. using automatic pilots
    • G05D1/02Control of position or course in two dimensions
    • G05D1/021Control of position or course in two dimensions specially adapted to land vehicles
    • G05D1/0268Control of position or course in two dimensions specially adapted to land vehicles using internal positioning means
    • G05D1/027Control of position or course in two dimensions specially adapted to land vehicles using internal positioning means comprising intertial navigation means, e.g. azimuth detector
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D1/00Control of position, course, altitude or attitude of land, water, air or space vehicles, e.g. using automatic pilots
    • G05D1/02Control of position or course in two dimensions
    • G05D1/021Control of position or course in two dimensions specially adapted to land vehicles
    • G05D1/0231Control of position or course in two dimensions specially adapted to land vehicles using optical position detecting means
    • G05D1/0244Control of position or course in two dimensions specially adapted to land vehicles using optical position detecting means using reflecting strips
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D1/00Control of position, course, altitude or attitude of land, water, air or space vehicles, e.g. using automatic pilots
    • G05D1/02Control of position or course in two dimensions
    • G05D1/021Control of position or course in two dimensions specially adapted to land vehicles
    • G05D1/0231Control of position or course in two dimensions specially adapted to land vehicles using optical position detecting means
    • G05D1/0246Control of position or course in two dimensions specially adapted to land vehicles using optical position detecting means using a video camera in combination with image processing means

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  • Physics & Mathematics (AREA)
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  • Remote Sensing (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自走車の操向位置検出装置に関し、特に、自
動車、工場内の無人移動搬送装置、農業および土木機械
等の自走車をあらかじめ設定された走行コースに従って
走行させるための、自走車の操向位置検出装置に関する
(従来の技術) 従来、上記自走車のような移動体の現在位置を検出する
装置として、移動体で発生された光ビームを、移動体を
中心として円周方向に走査する手段と、移動体とは離れ
た少なくとも3カ所に固定され、入射方向に光を反射す
る光反射手段と、該光反射手段からの反射光を受光する
受光手段とを具備した装置が提案されている(特開昭5
9−67476号公報)。
該従来装置では、前記受光手段の受光出力に基づいて移
動体を中心とする3つの光反射手段間の開き角を検出し
、その検出した開き角と、あらかじめ設定された光反射
手段の位置情報とに基づいて移動体位置を演算するよう
にしている。
このような従来装置においては、受光手段を搭載した移
動体が、前記3カ所に固定された各光反射手段を各頂点
とする三角形の中心部近傍に位置している場合は、相当
高い精度で該移動体の位置を検出することができる。し
かしながら、前記三角形の中心部近傍から離れた位置で
は、高い測定精度が得られにくいという問題点があった
このような問題を解決する手段として、例えば特開昭6
0−14114号公報および特開昭60−15508号
公報、並びに特願昭63−262191号に記載されて
いるように、移動体の移動区域を囲む四角形の頂点に基
準点を設置し、該基準点のうち、高い測定精度が期待で
きる最適の基準点を3力所選択して、該3カ所の基準点
の位置情報および移動体から見た該基準点の方位角に基
づき、移動体の位置検出を行うようにした移動体の位置
測定方法が提案されている。
また、特願昭63−257912号には、移動体(以下
、自走車という)の進行方向に対する4カ所の基準点の
方位角に基づいて、前記自走車から見た前記4カ所の基
準点のうち、対角位置に配置された2カ所の基準点間の
開き角を演算し、前記4カ所の基準点の方位角、および
2カ所の基準点間の開き角、並びに前記各基準点の位置
情報から自走車の位置および進行方向を検出する装置が
記載されている。
ところで、上記システムにおいては、自走車の傾斜や、
振動に起因して基準点に配置された光反射手段に光ビー
ムを照射できなかったり、自走車に搭載された受光手段
が、前記光反射手段以外の物体からの反射光を受光して
しまう場合があった。
このように、受光手段によって光ビームの反射光が確実
に受光されないと、自走車の位置が誤って算出され、そ
の結果、予定されたコースに沿って自走車を走行させら
れなくなる。
このように、反射光を受光できなくて基準点を見失った
場合、見失った基準点の方位を推定し、該推定された基
準点の方位角を使用して自走車の位置を算出するように
構成された検出装置が、特願昭63−262192号に
記載されている。
(発明が解決しようとする課題) 上記、基準点の方位角を推定して自走車の位置を算出す
る技術では、基準点の見失い回数が多くなると、推定に
よる誤差が蓄積されて、自走車の正確な位置検出ができ
なくなってしまう。そのために、計数手段で見失い回数
を計数して、該計数された見失い回数が予定の回数を超
過した時には、例えば自走車の走行を中止させるような
構成をとることも考えられている。
しかし、基準点の見失いは一時的な現象である場合が多
く、このような−時的な現象のために頻繁に自走車を停
止させて作業を中断したのでは作業能率が低下してしま
う。
本発明の目的は、上記従来技術の問題点を解消し、基準
点見失いに起因する自走車の走行中断頻度を極力減少さ
せることによって、自走車の作業能率を向上させること
ができる自走車の操向位置検出装置を提供することにあ
る。
(課題を解決するための手段および作用)前記の問題点
を解決し、目的を達成するために、本発明は、自走車か
ら離れた位置に固定された4カ所の基準点からの光信号
を受光して、該受光信号に基づいて自走車の位置および
進行方位を検出する自走車の操向位置検出装置において
、前記自走車に搭載され、水平方向で回動される受光手
段と、該受光手段の受光出力に基づいて自走車の進行方
向に対する基準点の方位角を検出する手段と、前記4カ
所の基準点の、位置情報、および該基準点の前記方位角
に基づいて自走車の位置および進行方位を算出する第1
演算手段と、前記4カ所の基準点のうちの任意の3カ所
の基準点の、予め設定された位置情報、および該基準点
の前記方位角に基づいて自走車の位置および進行方位を
算出する第2演算手段と、該第1および第2演算手段の
いずれか一方からの出力を選択する切換手段とを具備し
、前記受光手段によって前記4カ所の基準点のうちの1
カ所からの受光信号が検出されなかった場合には、前記
切換手段によって前記第2演算手段からの出力を選択し
、前記1カ所の基準点以外の3カ所の基準点の位置情報
および前記方位角に基づいて自走車の位置および進行方
位を算出するように構成された点に第1の特徴がある。
また、本発明は、前記第1の特徴に加え、前記受光手段
と共に回転する発光手段を具備し、前記基準点から光ビ
ームを発する手段が、前記発光手段からの照射光を、そ
の入射方向に反射する光反射手段とした点に第2の特徴
がある。
上記構成を有する本発明では、4カ所に設けられた基準
点のうちの1カ所からの受光信号が検出されなかった場
合、すなわち、基準点を見失った場合にも、見失った基
準点を除外した、残りの3カ所の基準点の位置情報と方
位角とに基づいて、引続き自走車の位置検出ができるの
で、自走車の走行を継続でき、作業を中断させる必要が
ない。
(実施例) 以下に図面を参照して、本発明の一実施例を説明する。
第10図は本発明の制御装置を搭載した自走車、および
該自走車の走行区域に配設された光反射器の配置状態を
示す斜視図である。
同図において、自走車1は例えば芝刈り機等の農作業用
自走車である。該自走車1の上部にはモータ5によって
駆動される回転テーブル4が設けられている。そして、
該回転テーブル4には光ビームを発生する発光器2およ
び該光ビームの反射光を受ける受光器3が搭載されてい
る。
前記発光器2は光を発生する発光ダイオードを備え、受
光器3は入射された光を受けて該光信号を電気的信号に
変換するフォトダイオードを備えている(共に図示しな
い)。また、ロータリエンコーダ7は回転テーブル4の
駆動軸と連動するように設けられていて、該ロータリエ
ンコーダ7から出力されるパルス信号の計数値に基いて
、回転テーブル4の回転角度が検出できる。
自走車1の作業区域の周囲の4カ所の基準点には反射器
6が配設されている。該反射器6は、入射した光を、そ
の入射方向に反射する反射面を具備しており、従来より
市販されている、いわゆるコーナキューブプリズム等が
使用できる。
次に、本実施例の制御装置の構成を第1図および第2図
に示したブロック図に従って説明する。
第1図において、発光器2から射出される光ビームは、
回転テーブル4の回動方向に走査され、反射器6によっ
て反射される。反射器6によって反射された該光ビーム
は受光器3に入射される。
カウンタ9では、回転テーブル4の回転に伴ってロータ
リエンコーダ7から出力されるパルス数が計数される。
そして、該パルスの計数値は受光器3で反射光が受光さ
れる毎に識別処理部11に転送される。
識別処理部11では反射光の受光毎に転送される前記パ
ルスの計数値に基づいて、自走車1の進行方向に対する
各反射器6の方位角が算出される。
該識別処理部11で検出された実際の方位角、および基
準点の見失いがあった場合の推定方位角(該方位角につ
いての詳細は後述する)は、切換手段36を介して、対
角開き角演算部37および位置・進行方位第1演算部(
以下、単に第1演算部という)34と、隣接開き角演算
部10および位置・進行方位第2演算部(以下、単に第
2演算部という)13とに人力される。
該切換手段36は、識別処理部11から出力される基準
点見失い信号dの有無に応答して切換られる。第1図で
は、信号dが出力され、その結果、切換手段36が隣接
開き角演算部10および第2演算部13側に切換えられ
ている状態が示されている。
対角開き角演算部37では、4ヵ所に配置された反射器
6のうちの、対角位置に配置された反射器6間の、自走
車1から見た開き角が演算される。
該開き角に基いて第1演算部34では自走車1の現在位
置の座標が算出されると共に、前記4カ所の反射器6の
方位角に基づいて自走車1の進行方位が算出される。
また、隣接開き角演算部10では、4ヵ所に配置された
反射器6のうち、3カ所の反射器6の互いに隣接する反
射器6間の開き角が演算され、第2演算部13では、該
開き角に基づいて自走車1の現在位置の座標が算出され
ると共に、前記3カ所の反射器6の方位角に基づいて自
走車1の進行方位が算出される。ここで、3カ所の反射
器6とは、前記見失い信号dによって検出される見失い
基準点に配置された反射器6を除く3カ所の反射器6を
意味する。
前記第1演算部34および第2演算部13の演算結果は
比較部25に入力される。比較部25では、走行コース
設定部16に設定されている走行コースを表すデータと
、前記第1演算部34または第2演算部13で得られた
自走車1の座標および進行方位とが比較される。
この比較結果は操舵部14に入力され、該比較結果に基
づいて自走車の前輪17に連結された操舵モータ(図示
せず)が駆動される。該操舵モータによる前輪17の操
舵角は、自走車1の前輪に設けられた舵角センサ15で
検出され操舵部14にフィードバックされる。
駆動部18はエンジン19の始動・停止、および該エン
ジン19の動力を後輪21に伝達するクラッチ20の動
作を制御する。
なお、第1図に示された構成要素のうち、鎖線で示され
た範囲内9部分は、マイクロコンピュータによって構成
することができる。
次に、前記識別処理部11の詳細の構成について、第2
図を参照して説明する。該識別処理部11では前述のよ
うに、方位角が求められるのと共に、該方位角に基づい
て、光反射器6の識別および見失い処理が行われる。
第2図において、方位角演算部23では、カウンタ9の
計数値に基づいて、自走車1の進行方向に対する各反射
器6の方位角が演算される。
方位角記憶部35には、同じ反射器6に関して、前回検
出時の方位角と前々回検出時の方位角との2回で検出さ
れた方位角が記憶される。該記憶部35には、後述する
基準点A、  B、  C,Dにそれぞれ配置された反
射器6の方位角θa、θb。
θC1θdの、それぞれ、前回および前々回検出時の値
が記憶できる。
そして、前回の方位角に基づき、予測方位角演算部26
において、次に同一反射器6が検出されるべき方位角の
予aPJ値、つまり予測方位角が演算される。該予測方
位角は予定の幅を有している。
識別部24では、前記予測方位角と、前記方位角演算部
23で演算された実際の方位角とが比較される。
ポールカウンタ27は、基準点A、 B、  C,Dの
それぞれに配置された各反射器6が検出される毎に、そ
のカウント値が、該各反射器6のそれぞれに対応させた
カウント値に更新されるように構成されている。そして
、該ボールカウンタ27のカウント値は識別部24に入
力され、識別部24に設定されている予定の数値と比較
される。
識別部24での前記予測方位角および実際の方位角の比
較結果と、ボールカウンタ27のカウント値および予定
の数値の比較結果とから、受光器3で検出された信号が
、予定の反射器6がらの反射光の検出信号か否かの判断
がなされる。
予定通りの反射器6からの反射光が検出された場合には
、信号aによりゲート12が開かれて、実際の方位角が
、切換手段36を介して対角開き角演算部37および第
1演算部34と、隣接開き角演算部10および第2演算
部13に入力される。
受光器3の検出信号が、予定の反射器6以外からの反射
器6からの信号であると判断された場合は、予定の反射
器6を見失ったとして、信号すによって見失い回数カウ
ンタ30のカウント値がインクリメントされる。
予定の反射器6を2個見失ったと判断された場合は、信
号Cによって複数見失い回数カウンタ31のカウント値
がインクリメントされる。
また、受光器3の検出信号が、反射器6以外の反射物体
または発光源からの信号である場合は、ノイズとして処
理され、ノイズ記憶部29にノイズ受信時の自走車1の
位置および自走車1から見たノイズ発生源の方位角が記
憶される。
第1比較部32では、前記見失い回数カウンタ30のカ
ウント値としきい値TIとが比較され、第2比較部33
では、前記複数見失いカウンタ31のカウント値としき
い値T2とが比較される。
そして、該比較部32.33における比較の結果、見失
い回数が各しきい値T1. T2以下の場合は、見失い
処理部28で、方位角記憶部35に記憶されている前回
方位角および前々回方位角に基いて、方位角を推定する
処理が行われる。該見失い処理部28の処理によって、
方位角記憶部35の前回方位角および前々回方位角は更
新される。
また、見失い回数がしきい値T1を超過した場合は、前
記切換手段36に対し信号dが出力され、切換手段36
が第1図に示した状態に切換えられる。
一方、複数見失い回数がしきい値T2を超過した場合は
、駆動手段18に対し信号eが出力され、自走車lの走
行が停止される。
基準点を1カ所見失うよりも、2ヵ所見失う方が、自走
車1の位置検出精度に、より大きな影響を与えるので、
前記しきい値T2はTIより少ない回数が設定される。
そして、基弗点を2ヵ所見失った場合は、その見失い回
数がしきい値を超過した時点でただちに自走車1を停止
させるようにしている。
これに対して、基準点1カ所見失いの場合は、その見失
い回数がしきい値を超過した時点で、該見失い基準点を
除く3カ所の基準点に配置された反射器6の位置および
方位角に基いて自走車1の位置および進行方位を演算す
るようにしている。
識別部24で、予定された反射器6からの反射光が受光
されたと判断されると、信号aにより、見失い回数カウ
ンタ30および複数見失いカウンタ31には回数“0′
がセットされる。
ポールカウンタ27の値は、識別部24の判断によって
、予定の反射器6が正常に検出された場合と、見失い処
理が終了した時点とに更新される。
また、予定の反射器6が正常に検出された場合にはゲー
ト34が開かれ、方位角記憶部35の値のうち、前回方
位角が最新の方位角で更新され、前々回方位角が前回方
位角で更新される。
第7図、第8図は、自走車1の作業範囲を指示するため
の座標系における自走車1および反射器6の位置を示す
第7図において、反射器6は4カ所の基準点A。
B、C,Dに配置される。同図において、4カ所に配置
された反射器6の位置は、x−y座標系で表される。自
走車1の位置はT (x、y)で示され、X軸に対する
自走車1の進行方位はθfで示される。
自走車1の進行方向に対する各基準点A、  B。
C,Dの方位角は、θa、θb、θC9θdでそ\ れぞれ示され、対角位置にある基準点間の開き角はφ1
およびφ2で示される。
一方、第8図には1カ所の基準点(同図では基準点D)
を見失った場合の、残り3カ所の基準点A、  B、 
Cと自走車1との関係が示されている。
同図において、自走車1の進行方向に対する各基準点A
、B、Cの方位角は、θa、θb、θCでそれぞれ示さ
れ、互いに隣接する基準点Aおよび8間と、Bおよび0
間の開き角は、それぞれαおよびβで示される。
前記方位角θa、θb、θC2θdと、開き角φ1およ
びφ2とに基いて自走車1の位置T(x、y)および進
行方位θfを算出する式は前記第1演算部34に格納さ
れ、前記方位角θa。
θb、θCと、開き角αおよびβとに基いて自走車1の
位置T(x、y)および進行方位θfを算出する式は、
前記第2演算部13に格納される。
前記第1演算部34に格納される算出式の一例は、特願
昭63−257912号に示され、第2演算部13に格
納される算出式の一例は、特願昭63−116689号
および特願昭63−149619号に詳細が示されてい
るので、ここではその説明は省略する。
次に、前記演算部で算出された自走車1の位置情報に基
づく、自走車1の操向制御について説明する。第9図は
自走車1の走行コースと反射器6の配置状態を示す図で
あり、第3図は操向制御のフローチャートである。
第9図において、A、  B、  C,D点は反射器6
の配置位置を示しており、点Bを原点とし、点Bおよび
点Cを通る線をX軸とする座標系で自走車1の位置およ
び作業区域22を表している。点R(Xret、Yre
t)は自走車1の戻り位置を示し、作業区域22は座標
(Xs t、 Ys t)。
(Xs t、Ye)、(Xe、Ys t)、(Xe、Y
e)で示される点を結ぶ領域である。ここでは自走車1
の位置Tは(Xp、Yp)で示す。
なお、第9図においては、説明を簡単にするため、作業
区域22の4辺をX軸またはy軸に平行にした例を示し
たが、作業区域22の周囲に反射器6を設けるようにさ
えしてあれば、作業区域22の各変の向きおよび作業区
域22の形状は任意である。
第3図のフローチャートに従って制御手順を説明する。
まず、ステップS1では、自走車1を点Rから作業開始
位置まで無線操縦により移動させる。
ステップS2では、自走車1を停車させたままで発光器
2.受光器3を回転させ、各基準点A。
B、C,Dの検出を行うと共に、自走車1から見た各基
準点の方位角を識別処理部11の記憶部35に記憶させ
る。
ステップS3では、走行コースのX座標XnとしてXs
tをセットし、走行コースを決定する。
ステップS4では、自走車1の走行が開始される。
ステップS5では、受光器3が基準点からの反射光を受
光したか否かの判断がなされる。反射光が受光されるま
で該ステップS5は繰返される。
反射光が検出されると、ステップS6に進んで、後述の
サブルーチンによって基準点識別処理が実行される。
ステップS7では、前記第1比較部32から出力される
基準点見失い信号dの有無によって、基準点を見失った
か否かの判断がなされる。
該ステップS7の判断が否定の場合、すなわち、4カ所
の基準点のうちの1カ所の基準点を予定回数(しきい値
Tl)を超えて連続して見失ってはいないと判断された
場合は、ステップS8に進んで、第1演算部34におい
て4カ所の基準点による自走車1の位置および進行方位
が演算される。
一方、ステップS7の判断が肯定の場合、すなわち、4
カ所の基準点のうちの1カ所の基準点をp定回数(しき
い値Tl)を超えて連続して見失ったと判断された場合
は、ステップS9に移行してにおいて第2演算部13に
おいて3カ所の基準点による自走車1の位置および進行
方位が演算される。
ステップSIOでは、走行コースからのずれ量(ΔX−
Xp−Xn、Δθf)が演算され、ステップSllでは
、前記ずれ量に応じて操舵部14により操舵角制御が行
われる。
ステップS12では、自走車1がy軸方向において、原
点から遠ざかる方向(行き方向)に走行しているか、原
点に近づく方向(戻り方向)に走行しているかが判断さ
れる。
行き方向であれば、ステップS13において、−行程が
終了したか(Yp>Ye)否かが判断され、戻り方向で
あれば、ステップS14において、−行程終了(Yp<
Ys t)L、、たか否かが判断される。ステップS1
3またはS14において、−行程が終了していないと判
断されればステップS5に戻る。
ステップS13またはS14において、−行程が終了し
たと判断されれば、次はステップS15において全行程
が終了した(Xp>Xe)か否かの判断が行われる。
全行程が終了していなければ、ステップS15からステ
ップS16に移って自走車のUターン制御が行われる。
Uターン制御は、前記第1演算部34、第2演算部13
で演算された自走車1の位置情報を操舵部14にフィー
ドバックする処理によって行われる直線行程の操向制御
とは別の方式%式% すなわち、旋回行程では自走車1の操舵角をあらかじめ
設定された角度に固定して走行させる制御に移行し、各
基準点A、  B、  C,Dの方位角のうち、少なく
とも1つが予定の角度範囲内に合致した時点で、直線行
程の操向制御に戻るようにしている。
ステップS17では、XnにXn+Lがセットされ、次
の走行コースが設定される。次の走行コースが設定され
ればステップS5に戻って、前記処理が行われる。
全行程が終了したならば、戻り位置 R(Xret、Yret)へ戻って(ステップ518)
、走行が停止される(ステップ519)。
次に前記ステップS6の基準点識別処理について説明す
る。
基準点を讃別する手法として、本実施例では各基準点A
、B、C,Dとボールカウンタ27のカウント値とを、
基準点Aはカウント値1、基準点Bはカウント値2、基
準点Cはカウント値3、基準点りはカウント値4に予め
対応づけておき、該カウント値に基いて各基準点を識別
するようにしている。
すなわち、受光器3が反射光を検出する毎にボールカウ
ンタ27がカウント値1. 2. 3. 4を順に出力
するようにしてあり、カウント値を監視することによっ
て基準点が識別できる。
該手法においては、基準点を見失っtこり、基準点以外
の反射物体の反射光を受光したような場合には、基準点
とカウント値とカ一対応しなくなるため、基準点を見失
ったり、基準点以外の反射物体の反射光を受光したりし
たということを知ることができる。
第3図のフローチャートで示す基準点識別処理では、予
測した位置範囲内で検出された光のみを、予定した基準
点からの正常な反射光であると仮定し、該仮定の下で、
ボールカウンタ27から出力されているカウント値が基
準点に対応するか否かを判断し、その結果、最終的に、
予定された基準点の正常な検出がなされたという判断を
行うように構成されている。
前記判断の結果、基準点を見失っていたと判断された場
合、および基準点以外の反射物体から受光したと判断さ
れた場合には、後述の基準点見失い処理に従って位置検
出を継続し、1カ所の基準点を連続して見失った回数が
予定の回数を超過した場合には、該基準点を除いた3カ
所の基準点に基いて自走車1の操向制御を継続し、複数
の基準点を連続して見失った回数が予定の回数を超過し
た場合には自走車1の走行を停止するようにしている。
次に、前記、検出された光が予定された基準点からの光
であると判断するための基準点の方位角予測方法につい
て、その−例を基準点Aに関して説明する。第11図は
自走車1の進行に伴う該自走車1から見た基準点Aの方
位角の変化を示す図である。同図において、自走車1が
m1点にある時の方位角はθan−1x自走車1がm2
点にある時の方位角はθanである。そして、自走車1
がm2点にある時点で、自走車1がm3点にある時の方
位角をθan±θにと予測する。ここで、固定値θには
実験的に求められる角度(θan−(θan−1) )
に基いて設定される。
本発明者等の実験によれば、自走車1が旋回中の場合を
除くと(θan −(θan−1) ] はほぼ数度以
内に収まっており、本実施例では固定値θKを3″に設
定した。
ただし、自走車1が旋回中は方位角の変化が急激であり
、この場合には固定値θには直線走行中よりも大きい設
定値に切換えられる。本実施例では、旋回中の固定値θ
には30°に設定した。
なお、固定値θには、前述のように実験によって得られ
た結果に基づいて設定しても良いし、方位角記憶部35
に格納された前回および前々回に検出された方位角に基
づいて、その差を算出し、これを固定値θにとして使用
しても良い。
第11図では基準点Aの方位角予測方法について説明し
たが、他の基準点B、C,Dの方位角予測も同様に行わ
れる。
以上説明した、基準点識別処理を第4図のフローチャー
トに従って説明する。
まず、ステップ361では、最新の受光信号に基いて算
出された、自走車1の進行方向に対する反射物体の方位
角をθXとして読込む。
ステップS62では、θXがθan±θにの範囲内か否
かが判断される。該ステップS62の判断が肯定であれ
ば、前記受光信号は基準点Aからの反射信号であると仮
定し、ステップS67に進む。
ステップS67では、ボールカウンタ27のカウント値
が、基準点Aの前に検出されるべき基準点りに対応する
値“4″であるか否かの判断がなされる。
カウント値が“4”であれば、前記ステップ362にお
いて仮定した「受光信号は基準点Aからの反射信号であ
る」との判断は正しいとされて、第4図(その2)のス
テップS6gに進み、自走車1から見た基準点Aの方位
角θaの決定処理が行われる。この方位角θa決定処理
の詳細は、第6図に関して後述する。
ステップ869では、ボールカウンタ27のカウント値
を“1”にする。
ステップS69の処理が終了すると、前記ステップS7
(第3図)に進む。
一方、ステップS67で、ボールカウンタ27のカウン
ト値が4”でないと判断されると、ステップS70に進
んでボールカウンタ27のカウント値が“3”か否かの
判断がなされる。
ステップS70の判断が肯定ならば、基準点りを見失っ
たと判断され、ステップSヵに進み、基準点りの見失い
処理が行われる。この基準点り見失い処理の詳細は第5
図に関して後述する。
基準点りの見失い処理が終わるとステップS72に進む
ステップS72では、基準点りの見失い回数I Los
tDがしきい値T1を超過したか否かの判断がなされる
。基準点りの見失い回数I LostDがしきい値Tl
を超過していない場合は、ステップS73に進んで、複
数の基準点B、Dを見失った回数ILostBDがしき
い値T2を超過したか否かの判断がなされる。複数の基
準点B、 Dを見失った回数ILostBDがしきい値
T2を超過していなければ、ステップ86Bに進む。
複数の基準点B、 Dを見失った回数ILostBDが
しきい値T2を超過していれば、ステップ5135に移
行してクラッチ20を切り、エンジン19を停止させ、
フェールランプを点滅させる。
また、前記ステップS72において、基準点りの見失い
回数I LostDがしきい値Tlを超過したと判断さ
れた場合は、ステップS74に移行して基準点り見失い
フラグに“1 “をセットした後にステップS?3に進
む。
また、前記ステップS70の判断が否定であれば、ステ
ップS75に進み、今度はボールカウンタ27のカウン
ト値が02″か否かの判断がなされる。
ステップS75の判断が肯定ならば、基準点C1Dを見
失ったと判断され、ステップS76に進み、まず、前記
基準点り見失い処理と同様の、基準点Cの見失い処理が
行われる。
ステップS7?では、基準点Cの見失い回数I Los
tCがしきい値TIを超過したか否かの判断がなされる
。基準点Cの見失い回数I LostCがしきい値Tl
を超過していない場合は、ステップS7gに進んで、基
準点りの見失い処理が行われる。
ステップS79では、基準点りの見失い回数I Los
tDがしきい値T1を超過したか否かの判断がなされる
基準点りの見失い回数1 t、ostoがしきい値TI
を超過していなければステップS80に進み、基準点C
,Dを連続して見失った回数ルostCDの値に“1”
を加える。
そして、ステップS81に進み、複数の基準点C,Dを
連続して見失った回数ILostCDがしきい値T2を
超過しているか否かの判断がなされる。見失い回数IL
ostCDがしきい値T2を超過していなければ、ステ
ップ868に進む。
見失い回数ILostCDがしきい値T2を超過してい
れば、ステップ8135に進んでクラッチ20を切り、
エンジン19を停止させ、フェールランプを点滅させる
前記ステップS77において、基準点Cの見失い回数I
 LostCがしきい値Tlを超過したと判断された場
合は、ステップ88′2に移行して基準点C見失いフラ
グに1 “をセットした後にステップ378に進む。
また、前記ステップS79において、基準点りの見失い
回数I LostDがしきい値Tlを超過したと判断さ
れた場合は、ステップS83に移行して基準点り見失い
フラグに“1 ″をセットした後にステップS80に進
む。
なお、ステップS75における判断が否定の場合、すな
わち、ボールカウンタの値が“4““3″、“2”でな
いという場合は、3カ所の基準点を見失ったと判断され
るので、この場合はただちにステップ5135に進んで
クラッチ20を切り、エンジン19を停止させ、フェー
ルランプを点滅させる。
第4図(その1)のステップS62において、受光信号
が、θan±θにの範囲内で検出されたものでないと判
断されると、ステップS63に進み、前記受光信号がθ
bn±θにの範囲内で検出されたものであるか否かの判
断がなされる。
前記受光信号がObn±θにの範囲内で検出されたもの
、すなわち基準点Bからの反射光の受光信号であると判
断されると、ステップS84に進み、ボールカウンタの
値が“1”か否かの判断がなされる。
該判断が否定の場合は、第4図(その3)のステップS
87に進み、肯定の場合は、ステップS85に進む。
以下、ステップS86、およびステップS88〜510
0の処理が行われる。
また、第4図(その1)のステップS63の判断が否定
となった場合には、ステップS64に進んで、前記受光
信号がθen±θにの範囲内で検出されたか否かの判断
がなされる。
そして、該受光信号がocn±θにの範囲内で検出され
たもの、すなわち基準点Cからの反射光の受光信号であ
ると判断されると、ステップ5101に進み、ボールカ
ウンタの値が“2”か否かの判断がなされる。
該判断が否定の場合は、第4図(その4)のステップ5
104に進み、肯定の場合はステップ5102に進む。
以下、ステップ5103、およびステップ8105〜5
117の処理が行われる。
さらに、第4図(その1)のステップS64の判断が否
定となった場合には、ステップS65に進んで、前記受
光信号がOdn±θにの範囲内で検出されたか否かの判
断がなされる。
そして、該受光信号がOdn±θにの範囲内で検出され
たもの、すなわち基準点りからの反射光の受光信号であ
ると判断されると、ステップ5118に進み、ボールカ
ウンタの値が“3#か否かの判断がなされる。
該判断が否定の場合は、第4図(その5)のステップ5
121に進み、肯定の場合はステップ5119に進む。
以下、ステップ5120、およびステップ8122〜5
134の処理が行われる。
ステップS62.S63.S64.S65の判断がすべ
て否定であると、受光信号は基準点A。
B、C,Dのいずれからの反射光によるものではないこ
とになり、該受光信号は、基準点以外の反射物体からの
反射光、または他の光源からの光を受光した信号と判断
され、ノイズとして処理される。
受光信号がノイズであると判断されると、ステップS6
5から866に進み、ノイズ警告灯が一時点灯され、ノ
イズを検出したlトの自走車1の座標、および自走車1
から見たノイズ発生源の方位角が読込まれ、その値が記
憶部29に記憶される。
上述のフローチャートにおいて示したように、本実施例
では基準点A、B、C,Dのそれぞれを、しきい値Tl
の回数を超過して見失った場合には、それぞれ基準点A
見失いフラグ、基準点B見失いフラグ、基準点C見失い
フラグ、および基準点り見失いフラグに“1 “がセッ
トされるように構成されている。
そして、該各基準点見失いフラグの状態が“1″の場合
は、前記切換手段36が、第1図に示された側に切換え
られ、3カ所の基準点の位置情報、開き角、および方位
角に基いて自走車1の位置および進行方位が算出される
なお、第4図(その3)、(その4)および(その5)
に示された各ステップの処理は、第4図(その2)ステ
ップ868〜83の処理と同様に行われるので詳細な説
明は省略する。
次に、前記基準点見失い処理および自走車1から見た基
準点の方位角θa〜θd決定処理について第5図、第6
図のフローチャートを参照して説明する。
第5図は基準点り見失い処理のフローチャートである。
前記ステップS70で基準点りを見失ったと判断された
ので、ステップ5140では、基準点りの見失い回数I
 LostDに11”が加算される。
ステップ5141では、基準点B見失い回数ILost
Bが“θ″か否かの判断、つまり、基準点Bを見失って
いるか否かの判断がなされる。基準点Bを見失りていな
い場合はステップ5143に移行し、基準点Bを見失っ
ていた場合は、基準点BおよびDを見失っていることに
なるので、ステップ5142に進んで、基準点Bおよび
D見失い回数ILostBDに“1°が加算される。
ステップ5143では、自走車1が前回検出した基準点
りの方位角と、前々回検出した基準点りの方位角との差
(θdn −(θdn−1) )をΔθとして読込み、
前々回検出方位角θdn−1を前回検出方位角θdnで
更新し、さらに、前回検出方位角θdnをθdn+Δθ
で更新する。
このような見失い処理によって、予測された範囲内に基
準点を検出できなかった場合は、検出できなかった基準
点の方位角データを前回、前々回のデータに基いて推定
更新し、該更新データに基いて自走車1の位置および方
位角を算出する。
基準点A、 B、およびC見失い処理も、基準点り見失
い処理と同様に行われる。
なお、前記方位角の差Δθは(θdn−(θdn−1)
 1を算出した結果に限らず、実験によって求められた
値に基づいてあらかじめ設定された固定の値をΔθとし
て使用しても良い。
第6図は基準点Aの方位角θaの決定処理を示すフロー
チャートである。
同図において、ステップ5150では、見失い回数カウ
ンタ30の基準点Aの見失い回数I LostAと、基
準点A、  Bを連続して見失った回数を記憶する複数
見失い回数カウンタ31の見失い回数I LostAB
、基準点り、Aを連続して見失った回数ILostDA
 、基準点A、CをA、Cの順に見失った回数ILos
tAC、および基準点A、  CをC1Aの順に見失っ
た回数I LostCAとに0”をセットする。
ステップ5151では、θan−1にθanを読込み、
θanにθXを読込んでデータを更新する。
ステップ5152では、基準点A見失いフラグにO°を
セットする。基準点A見失いフラグに“O”がセットさ
れると、前記切換手段36は第1図に示した側とは反対
の側に切換えられ、第1演算部34による自走車1の位
置、進行方位演算が行われる。
基準点Aの方位角θaは以上のように決定される。なお
、基準点Bの方位角θb、基準点Cの方位角θc1およ
び基準点りの方位角θdを決定する処理は、基準点Aの
方位角θaの決定処理と同様であるので説明は省略する
以上の説明のように、本実施例では、受光部3で光が検
出されると、該光が予定された基準点に配置された反射
器6からの反射光であるか否かが判別され、予定された
反射器6からの正常な反射光である場合のみに、該受光
信号に基いて自走車1の位置および進行方位が算出され
る。
そして、反射器6からの反射光が受光されずに基準点を
見失ったような場合には、前回および前々回に受光信号
を検出した方位角に基いて見失った基準点の方位角を推
定し、該推定基準点に従って、自走車1の位置および進
行方位が算出される。
但し、1カ所の基準点の連続見失い回数が予定の回数よ
りも多くなった場合には、該基準点を除く3カ所の基準
点をもとに自走車1の位置検出を行い、操向制御を継続
して行えるようにしている。
また、2カ所の基準点を連続して見失ったような場合は
、重大な障害があると推定されるので見失い回数が予定
回数を超過した時点で自走車1の走行を停止させるよう
にしている。
さらに、本実施例では3カ所の基準点を見失ったと判断
された場合には、直ちに自走車1を停止させるようにし
た。しかし、3カ所の基準点を見失ったと判断された場
合にも予定の回数を設定しておき、見失い回数が該回数
を超過してから自走車1を停止させるようにしても良い
このように、本実施例によれば、−時的な障害によって
基準点からの反射光が正常に検出されない場合でも、基
準点を推定することによって予定の走行コースに従い自
走車1の走行を継続させることができる。
そして、該基準点の推定の誤差が蓄積されて正確な操向
制御が行われなくなることが予想されるような基準点の
連続見失い回数に達した時、つまり、見失い回数がしき
い値T1を超えた時は、3カ所の基準点に基いて制御が
行われるので、自走車1の位置検出誤差が大きくなるお
それはない。
一方、前記障害が一時的なものでなく、かつ重大な障害
であると判断された場合、つまり、複数の基準点を繰返
し見失ったような場合には、自走車1の走行を停止させ
て、自走車1が予定されたコースから逸脱しないように
している。
本実施例では、予定の回数だけ基準点を見失った場合に
、見失い処理をおこなったり、自走車1を停止するよう
にしたが、予定の時間だけ基準点を見失った場合、ある
いは、予定の距離だけ自走車1が走行する間基準点を見
失った場合に、見失い処理を行なりたり、自走車1を停
止するようにしても良い。
また、本実施例では反射器6からの反射光が受光されず
に基準点を見失ったような場合には、前回および前々回
に受光信号を検出した方位角に基づいて見失った基準点
の方位角を推定し、該推定基準点に従って、自走車1の
位置および進行方位が算出されるように構成されている
が、方位角を推定した後、この推定した方位角は次回の
基準点の検出用のみに使用するものとして、この回の自
走車1の位置および進行方位の計算はキャンセルして、
前回のままの進行方位での走行を継続するように構成し
ても良い。
また、本実施例では、自走車1を戻り位置から作業開始
位置まで、無線操縦で誘導するようにしたが、戻り位置
で、自走車1を停止させた状態で、光ビームを走査して
、基準点の方位角の検出を行い、該方位角に基いて戻り
位置から作業開始位置までの走行コースを演算し、該コ
ースに沿って自走車1を作業開始位置まで走行させるこ
ともできる。そして、この場合には、戻り位置から作業
開始位置までの走行中にも基準点識別処理を行うように
する。
なお、本実施例は4カ所の基準点に基いて自走車1の位
置、進行方位を検出し、操向制御をするシステムに本発
明を適用した例であるが、本発明はこれに限らず、4カ
所の基準点のうち、自走車1を包囲する三角形の頂点に
位置している基準点を検出し、該3カ所の基準点の位置
情報に基いて自走車1の位置、進行方位を検出し操向制
御を行うように構成されたシステム(特願昭63−26
2191号に記載の装置)にも適用できる。
すなわち、1カ所の基準点を見失なった場合には、4カ
所の基準点のうち、自走車lを包囲する三角形の頂点に
位置している基準点に限らず、見失った基準点を除く3
カ所の基準点に基いて自走車1の位置、進行方位を検出
し操向制御を行うように構成することができる。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、次の
ような効果が達成できる。
(1)1カ所の基準点を見失った場合には、基準点の推
定によらず、該基準点を除いた3カ所の基準点に基いて
自走車の操向制御が継続できるので、基準点の推定に基
く制御と比べて自走車の位置検出精度が向上する。
(2)複数の基準点を頬繁に見失った場合のみに自走車
が停止するようにできるので、無駄な作業中断が発生せ
ず作業効率が向上する。
(3)基準点を一時的に見失った場合には、3カ所の基
準点に基く制御によって自走車の走行が継続でき、再び
前記見失った基準点を検出した場合は4カ所の基準点に
基く制御に切換えて自走車の走行が行えるので、自走車
が多少ローリングするような悪条件の作業区域でも正確
な自走車の位置検出が行え、自走車の適用範囲が拡大で
きる。
【図面の簡単な説明】
、第1図、第2図は本発明の一実施例を示すブロック図
、第3図は操向制御のフローチャート、第4図は基準点
識別処理のフローチャート、第5図は基準点見失い処理
のフローチャート、第6図は方位角決定処理のフローチ
ャート、第7図、第8図は自走車の進行方位と方位角お
よび開き角との関係図、第9図は自走車の走行コースと
反射器の配置状態を示す図、第10図は自走車と反射器
の配置状態を示す斜視図、第11図は基準点の方位角説
明図である。 1・・・自走車、2・・・発光器、3・・・受光器、6
・・・反射器、7・・・ロータリエンコーダ、9・・・
カウンタ、10・・・開き角演算部、11・・・識別処
理部、13・・・位置・進行方位第2演算部、14・・
・操舵部、23・・・予定角度設定部、24・・・識別
部、25゜32.33・・・比較部、26・・・予測方
位角演算部、27・・・ボールカウンタ、28・・・見
失い処理部、29・・・ノイズ記憶部、30・・・見失
い回数カウンタ、31・・・数数見失い回数カウンタ、
34・・・位置・進行方位第1演算部、36・・・切換
手段、37・・・対角開き角演算部 代理人 弁理士 平木通人 外1名 第 図(その1) を茹り 第 図(その1) 第 図(その3) 第 図(その2) 第 図(その4) 第 図(その5) 第 図 第 図

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)自走車から離れた位置に固定された4ヵ所の基準
    点からの光信号を受光して、該受光信号および前記各基
    準点の位置情報に基づいて自走車の位置および進行方位
    を検出する自走車の操向位置検出装置において、 水平方向で回動自在に前記自走車に搭載され、前記光信
    号を受光する受光手段と、 該受光手段の受光間隔に基づいて自走車の進行方向に対
    する前記基準点の方位角を検出する手段と、 4ヵ所の基準点の、予め設定された位置情報、および該
    基準点の前記方位角に基づいて自走車の位置および進行
    方位を算出する第1演算手段と、前記4ヵ所の基準点の
    うちの任意の3ヵ所の基準点の、予め設定された位置情
    報、および該基準点の前記方位角に基づいて自走車の位
    置および進行方位を算出する第2演算手段と、 前記4ヵ所の基準点のうちの1ヵ所からの光信号が検出
    されなかった場合に、基準点見失い信号を出力する手段
    を有する識別処理部と、 前記見失い信号に応答して、前記第2演算手段を選択し
    、前記見失った基準点を除外した3ヵ所の基準点の位置
    情報および方位角に基づいて自走車の位置および進行方
    位を算出する切換手段とを具備したことを特徴とする自
    走車の操向位置検出装置。
  2. (2)前記識別処理部が、1ヵ所の基準点からの光信号
    が連続して検出されなかった回数、および該回数のしき
    い値を比較する比較手段を有していて、該回数がしきい
    値を超過した時に前記見失い信号を出力することを特徴
    とする請求項1記載の自走車の操向位置検出装置。
  3. (3)前記識別処理部が、前記方位角検出手段で検出さ
    れた方位角に基いて、次回の走査で検出されるべき基準
    点の方位を予測する手段と、次回の走査において検出さ
    れるべき基準点が前記予測方位に検出されなかった場合
    に、検出されなかった基準点の方位を推定する手段とを
    具備したことを特徴とする請求項1または2記載の自走
    車の操向位置検出装置。
  4. (4)前記第1演算手段が、4ヵ所の基準点の方位角、
    および該4ヵ所の基準点のうち対角位置に配置された2
    ヵ所の基準点間の開き角、ならびに前記4ヵ所の基準点
    の位置情報に基いて自走車の位置および進行方位を算出
    するように構成されたことを特徴とする請求項1、2ま
    たは3記載の自走車の操向位置検出装置。
  5. (5)前記第1演算手段が、4ヵ所の基準点のうち、自
    走車を包囲する三角形の頂点に位置する3ヵ所の基準点
    の方位角、および自走車から見た前記各基準点間の開き
    角、ならびに前記3ヵ所の基準点の位置情報に基いて自
    走車の位置および進行方位を算出するように構成された
    ことを特徴とする請求項1、2または3記載の自走車の
    操向位置検出装置。
  6. (6)前記受光手段と共に回転自在に自走車に搭載され
    た発光手段を具備し、前記光発生手段が、該発光手段か
    らの照射光をその入射方向に反射する光反射手段であっ
    て、前記基準点に配置されていることを特徴とする請求
    項1、2、3、4または5記載の自走車の操向位置検出
    装置。
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