JPH0215129B2 - - Google Patents
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- JPH0215129B2 JPH0215129B2 JP58066731A JP6673183A JPH0215129B2 JP H0215129 B2 JPH0215129 B2 JP H0215129B2 JP 58066731 A JP58066731 A JP 58066731A JP 6673183 A JP6673183 A JP 6673183A JP H0215129 B2 JPH0215129 B2 JP H0215129B2
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- JP
- Japan
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- amplifier
- circuit
- transistor
- output
- signal
- Prior art date
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-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03G—CONTROL OF AMPLIFICATION
- H03G3/00—Gain control in amplifiers or frequency changers
- H03G3/20—Automatic control
- H03G3/30—Automatic control in amplifiers having semiconductor devices
- H03G3/34—Muting amplifier when no signal is present or when only weak signals are present, or caused by the presence of noise signals, e.g. squelch systems
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- Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
- Amplifiers (AREA)
- Networks Using Active Elements (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、増幅回路に係り、そのミユーテイ
ング制御に関する。
ング制御に関する。
第1図及び第2図は、従来の増幅回路のミユー
テイング制御回路を示す。第1図に示す増幅回路
では入力端子2に信号源から加えられる信号を増
幅する増幅器4を設置し、この増幅器4の出力側
に抵抗6を介して信号を取り出すための出力端子
8が形成されているとともに、コンデンサ10を
介してミユーテイング制御用のトランジスタ12
のコレクタが接続され、このトランジスタ12の
エミツタは基準電位点に接続されるとともに、こ
のトランジスタ12のベースにはミユーテイング
制御入力を加えるための制御入力端子14が形成
されている。即ち、このような増幅回路によれ
ば、入力端子2に加えられる信号を増幅器4が増
幅し、その出力は抵抗6を介して出力端子8から
取り出すことができる。また、制御入力端子14
に加えられるミユーテイング制御入力の値に応じ
てトランジスタ12のコレクタ電流が制御され、
この結果、出力端子8に表れるべき増幅信号の信
号レベルが調整され、所望のミユーテイング出力
を得ることができる。
テイング制御回路を示す。第1図に示す増幅回路
では入力端子2に信号源から加えられる信号を増
幅する増幅器4を設置し、この増幅器4の出力側
に抵抗6を介して信号を取り出すための出力端子
8が形成されているとともに、コンデンサ10を
介してミユーテイング制御用のトランジスタ12
のコレクタが接続され、このトランジスタ12の
エミツタは基準電位点に接続されるとともに、こ
のトランジスタ12のベースにはミユーテイング
制御入力を加えるための制御入力端子14が形成
されている。即ち、このような増幅回路によれ
ば、入力端子2に加えられる信号を増幅器4が増
幅し、その出力は抵抗6を介して出力端子8から
取り出すことができる。また、制御入力端子14
に加えられるミユーテイング制御入力の値に応じ
てトランジスタ12のコレクタ電流が制御され、
この結果、出力端子8に表れるべき増幅信号の信
号レベルが調整され、所望のミユーテイング出力
を得ることができる。
ところで、この増幅回路は、制御入力端子14
に加えられるミユーテイング制御入力のレベルに
応じて増幅器4の出力直流レベルを変動させるお
それがあり、この結果、過渡音(ポツプ音)の発
生原因になるとともに、このようなポツプ音の発
生を防止するためにコンデンサ10を設置しなけ
ればならず、このコンデンサ10は集積回路上の
容量素子で充当することができないので、外部端
子を別に形成して外付けしなければならない不都
合がある。
に加えられるミユーテイング制御入力のレベルに
応じて増幅器4の出力直流レベルを変動させるお
それがあり、この結果、過渡音(ポツプ音)の発
生原因になるとともに、このようなポツプ音の発
生を防止するためにコンデンサ10を設置しなけ
ればならず、このコンデンサ10は集積回路上の
容量素子で充当することができないので、外部端
子を別に形成して外付けしなければならない不都
合がある。
また、第2図に示す増幅回路は、信号増幅用の
増幅器4Aと、信号を遮断してミユーテイングを
行う増幅器4Bとを併設し、これらの増幅器4
A,4Bの出力を切換回路16で切り換えた後、
増幅器18でその出力を出力端子20から取り出
すように構成したものである。この増幅回路で
は、増幅器4Aの入力端子2Aに図示していない
信号源から増幅すべき信号が加えられ、また、増
幅器4Bの入力端子2Bには基準電源から基準電
圧が設定される。また、切換回路16は電気的又
は手動によつて切り換える接点22で構成され、
切り換えて加えられる信号は増幅器18で増幅さ
れた後、出力端子20から取り出される。このよ
うな増幅回路では前記のようなポツプ音の発生は
無いが、ミユーテイング状態が完全ミユートとな
り、制御入力に応じた所望のミユーテイングレベ
ルを得るような操作はできない。
増幅器4Aと、信号を遮断してミユーテイングを
行う増幅器4Bとを併設し、これらの増幅器4
A,4Bの出力を切換回路16で切り換えた後、
増幅器18でその出力を出力端子20から取り出
すように構成したものである。この増幅回路で
は、増幅器4Aの入力端子2Aに図示していない
信号源から増幅すべき信号が加えられ、また、増
幅器4Bの入力端子2Bには基準電源から基準電
圧が設定される。また、切換回路16は電気的又
は手動によつて切り換える接点22で構成され、
切り換えて加えられる信号は増幅器18で増幅さ
れた後、出力端子20から取り出される。このよ
うな増幅回路では前記のようなポツプ音の発生は
無いが、ミユーテイング状態が完全ミユートとな
り、制御入力に応じた所望のミユーテイングレベ
ルを得るような操作はできない。
そこで、この発明は、ミユーテイング操作に伴
うポツプ音を抑制するとともに、ミユーテイング
制御入力に基づいて所望のレベルの出力信号が得
られるようにした増幅回路の提供を目的とする。
うポツプ音を抑制するとともに、ミユーテイング
制御入力に基づいて所望のレベルの出力信号が得
られるようにした増幅回路の提供を目的とする。
即ち、この発明の増幅回路は、信号源から加え
られた入力信号を増幅して第1の出力信号を発生
する第1の増幅器24と、前記第1の出力信号を
受けてミユーテイング制御入力に基づいてミユー
テイング制御された第2の出力信号を発生する第
2の増幅器34とを備えた増幅回路であつて、前
記第2の増幅器は、エミツタが共通に接続された
第1及び第2のトランジスタ54,56を備え、
第1のトランジスタのベースに前記第1の増幅器
と共通に設置されたバイアス回路(直流バイアス
回路36)からバイアス電圧が加えられ、かつ、
前記第2のトランジスタのベースに抵抗30を介
して前記第1の増幅器から第1の出力信号が加え
られる差動回路(差動増幅器50)と、この差動
回路の前記第1及び第2のトランジスタの各エミ
ツタ側に接続されて前記差動回路に動作電流を流
す第3のトランジスタ60を備えるとともに、ベ
ースに前記ミユーテイング制御入力を受けて前記
第2のトランジスタに流れる電流を加減する第4
のトランジスタ62を備えたミユーテイング制御
回路52と、前記第1及び第2のトランジスタに
流れる電流を取り出して合成するとともに、前記
第1の増幅器の出力部に前記抵抗を介して接続さ
れ、前記ミユーテイング制御入力に応じて加減さ
れる出力インピーダンスに応じてレベル調整され
た前記第2の出力信号を取り出す出力回路72と
から構成したものである。
られた入力信号を増幅して第1の出力信号を発生
する第1の増幅器24と、前記第1の出力信号を
受けてミユーテイング制御入力に基づいてミユー
テイング制御された第2の出力信号を発生する第
2の増幅器34とを備えた増幅回路であつて、前
記第2の増幅器は、エミツタが共通に接続された
第1及び第2のトランジスタ54,56を備え、
第1のトランジスタのベースに前記第1の増幅器
と共通に設置されたバイアス回路(直流バイアス
回路36)からバイアス電圧が加えられ、かつ、
前記第2のトランジスタのベースに抵抗30を介
して前記第1の増幅器から第1の出力信号が加え
られる差動回路(差動増幅器50)と、この差動
回路の前記第1及び第2のトランジスタの各エミ
ツタ側に接続されて前記差動回路に動作電流を流
す第3のトランジスタ60を備えるとともに、ベ
ースに前記ミユーテイング制御入力を受けて前記
第2のトランジスタに流れる電流を加減する第4
のトランジスタ62を備えたミユーテイング制御
回路52と、前記第1及び第2のトランジスタに
流れる電流を取り出して合成するとともに、前記
第1の増幅器の出力部に前記抵抗を介して接続さ
れ、前記ミユーテイング制御入力に応じて加減さ
れる出力インピーダンスに応じてレベル調整され
た前記第2の出力信号を取り出す出力回路72と
から構成したものである。
以下、この発明を図面に示した実施例を参照し
て詳細に説明する。
て詳細に説明する。
第3図はこの発明の増幅回路の実施例を示して
いる。第1の増幅器24は信号増幅用の増幅器で
あり、この増幅器24の入力端子26には図示し
ていない信号源から入力信号が与えられる。この
増幅器24の出力側には第1の出力端子28Aが
形成されるとともに、抵抗30を介して第2の出
力端子28Bが形成されている。また、この第2
の出力端子28Bの側には、全帰還増幅器として
構成された第2の増幅器34が設置され、増幅器
24と増幅器34とは共通の直流バイアス回路3
6を介して結合されている。また、増幅器34に
はミユーテイング制御入力を与える制御入力端子
38が形成され、この制御入力端子38に加えら
れるミユーテイング制御入力に基づき、増幅器3
4の出力インピーダンスが調整される。
いる。第1の増幅器24は信号増幅用の増幅器で
あり、この増幅器24の入力端子26には図示し
ていない信号源から入力信号が与えられる。この
増幅器24の出力側には第1の出力端子28Aが
形成されるとともに、抵抗30を介して第2の出
力端子28Bが形成されている。また、この第2
の出力端子28Bの側には、全帰還増幅器として
構成された第2の増幅器34が設置され、増幅器
24と増幅器34とは共通の直流バイアス回路3
6を介して結合されている。また、増幅器34に
はミユーテイング制御入力を与える制御入力端子
38が形成され、この制御入力端子38に加えら
れるミユーテイング制御入力に基づき、増幅器3
4の出力インピーダンスが調整される。
このような構成によれば、入力端子26に加え
られる信号源からの増幅すべき信号は増幅器24
により増幅され、出力端子28Aからミユーテイ
ングを伴わない第1の出力信号V0を取り出すこ
とができる。また、制御入力端子38に加えられ
るミユーテイング制御入力のレベルに応じて増幅
器34の出力インピーダンスが調整されるので、
この出力インピーダンスをZとすれば、抵抗30
の抵抗値Rとの分圧によつて取り出される第2の
出力信号V0′は、 V0′=Z/R+Z・V0 ……(1) で表される。従つて、出力端子28Bに発生する
第2の出力信号V0′のレベルは第2の増幅器34
の出力インピーダンスに応じて変化し、ミユーテ
イング制御入力のレベルに応じた出力信号レベル
を得ることができる。また、増幅器24,34は
共通の直流バイアス回路36で結合されているの
で、第2の増幅器34のインピーダンス調整に基
づく直流電位の変化が無く、従来のようなミユー
テイング操作に伴う出力直流レベルの変動が無い
ので、ポツプ音の発生を確実に防止できる。ま
た、従来のような増幅率の択一的変化に伴う完全
ミユートではなく、ミユーテイング制御入力のレ
ベルに応じた出力信号レベルを得ることができる
ので、連続的に出力信号レベルの制御を行うこと
ができるとともに、ミユーテイング制御を伴わな
い出力を出力端子28Aから取り出すことができ
る。さらに、従来のポツプ音防止のための外付け
のコンデンサが不要になり、総ての回路を集積回
路で構成することができるので、その構成の簡略
化とミユーテイング制御の信頼性の向上を図るこ
とができる。
られる信号源からの増幅すべき信号は増幅器24
により増幅され、出力端子28Aからミユーテイ
ングを伴わない第1の出力信号V0を取り出すこ
とができる。また、制御入力端子38に加えられ
るミユーテイング制御入力のレベルに応じて増幅
器34の出力インピーダンスが調整されるので、
この出力インピーダンスをZとすれば、抵抗30
の抵抗値Rとの分圧によつて取り出される第2の
出力信号V0′は、 V0′=Z/R+Z・V0 ……(1) で表される。従つて、出力端子28Bに発生する
第2の出力信号V0′のレベルは第2の増幅器34
の出力インピーダンスに応じて変化し、ミユーテ
イング制御入力のレベルに応じた出力信号レベル
を得ることができる。また、増幅器24,34は
共通の直流バイアス回路36で結合されているの
で、第2の増幅器34のインピーダンス調整に基
づく直流電位の変化が無く、従来のようなミユー
テイング操作に伴う出力直流レベルの変動が無い
ので、ポツプ音の発生を確実に防止できる。ま
た、従来のような増幅率の択一的変化に伴う完全
ミユートではなく、ミユーテイング制御入力のレ
ベルに応じた出力信号レベルを得ることができる
ので、連続的に出力信号レベルの制御を行うこと
ができるとともに、ミユーテイング制御を伴わな
い出力を出力端子28Aから取り出すことができ
る。さらに、従来のポツプ音防止のための外付け
のコンデンサが不要になり、総ての回路を集積回
路で構成することができるので、その構成の簡略
化とミユーテイング制御の信頼性の向上を図るこ
とができる。
次に、第4図は、この発明の増幅回路の具体的
な回路構成例を示し、第3図に示す実施例と同一
部分には同一符号を付してある。この実施例の場
合、増幅器24は差動増幅器で構成され、この増
幅器24の非反転入力端子(+)と直流バイアス
回路36との間には信号源を構成する再生用磁気
ヘツド40が接続されている。また、この増幅器
24には電源端子42から駆動電圧Vccが印加さ
れているとともに、その出力側には増幅信号を取
り出すための出力端子28A及び抵抗30を介し
て出力端子28Bが形成されている。また、この
増幅器24の出力側と反転入力端子(−)との間
には帰還回路44が設置され、この帰還回路44
は帰還素子46及び抵抗48で構成され、これら
の接続点と増幅器24の反転入力端子(−)が接
続されている。また、帰還素子46の非出力側端
子には抵抗48を介してバイアス回路36が接続
されている。
な回路構成例を示し、第3図に示す実施例と同一
部分には同一符号を付してある。この実施例の場
合、増幅器24は差動増幅器で構成され、この増
幅器24の非反転入力端子(+)と直流バイアス
回路36との間には信号源を構成する再生用磁気
ヘツド40が接続されている。また、この増幅器
24には電源端子42から駆動電圧Vccが印加さ
れているとともに、その出力側には増幅信号を取
り出すための出力端子28A及び抵抗30を介し
て出力端子28Bが形成されている。また、この
増幅器24の出力側と反転入力端子(−)との間
には帰還回路44が設置され、この帰還回路44
は帰還素子46及び抵抗48で構成され、これら
の接続点と増幅器24の反転入力端子(−)が接
続されている。また、帰還素子46の非出力側端
子には抵抗48を介してバイアス回路36が接続
されている。
そして、増幅器34には、差動回路として差動
増幅器50と、その動作電流をミユーテイング制
御入力に応じて加減するミユーテイング制御回路
52が設置されている。
増幅器50と、その動作電流をミユーテイング制
御入力に応じて加減するミユーテイング制御回路
52が設置されている。
差動増幅器50はエミツタを共通にされた一対
のトランジスタ54,56で構成され、トランジ
スタ54のベースにはバイアス回路36から一定
の直流バイアス電圧が設定され、また、トランジ
スタ56のベースには増幅器24の出力端子28
Bが抵抗30を介して接続されている。これらト
ランジスタ54,56のエミツタと基準電位点
(GND)58との間にはミユーテイング制御回路
52のトランジスタ60が基準電位点側をエミツ
タにして接続され、このトランジスタ60のベー
スと電源ラインとの間には抵抗63を介してトラ
ンジスタ62が接続され、このトランジスタ62
のベースにはミユーテイング制御入力を加えるミ
ユーテイング制御入力端子38が形成されてい
る。また、トランジスタ62のエミツタにはベー
スが接続されたトランジスタ64が設置され、ト
ランジスタ64のコレクタには他チヤンネルへの
ミユーテイング出力を与える制御出力端子66が
形成されている。また、差動増幅器50の出力は
各トランジスタ54,56のコレクタ側から取り
出され、このコレクタと電源ラインとの間にはベ
ース、コレクタを共通にしてダイオードに構成さ
れたトランジスタ68,70が個別に接続され、
各トランジスタ68,70のベースには出力回路
72のトランジスタ74,76のベースがそれぞ
れ接続されている。トランジスタ74,76のエ
ミツタは共通に電源ラインに接続され、各コレク
タと基準電位点との間には、エミツタを基準電位
点側にしたトランジスタ78,80がそれぞれ接
続されている。トランジスタ78のベース、コレ
クタはトランジスタ80のベースに共通に接続さ
れ、電流反転回路を構成している。また、トラン
ジスタ68とトランジスタ74、トランジスタ7
0とトランジスタ76は共に電流反転回路を構成
している。この出力回路の出力点はトランジスタ
74,80のコレクタに形成され、差動増幅器5
0のトランジスタ56のベースに共通に接続さ
れ、全帰還増幅器を構成している。
のトランジスタ54,56で構成され、トランジ
スタ54のベースにはバイアス回路36から一定
の直流バイアス電圧が設定され、また、トランジ
スタ56のベースには増幅器24の出力端子28
Bが抵抗30を介して接続されている。これらト
ランジスタ54,56のエミツタと基準電位点
(GND)58との間にはミユーテイング制御回路
52のトランジスタ60が基準電位点側をエミツ
タにして接続され、このトランジスタ60のベー
スと電源ラインとの間には抵抗63を介してトラ
ンジスタ62が接続され、このトランジスタ62
のベースにはミユーテイング制御入力を加えるミ
ユーテイング制御入力端子38が形成されてい
る。また、トランジスタ62のエミツタにはベー
スが接続されたトランジスタ64が設置され、ト
ランジスタ64のコレクタには他チヤンネルへの
ミユーテイング出力を与える制御出力端子66が
形成されている。また、差動増幅器50の出力は
各トランジスタ54,56のコレクタ側から取り
出され、このコレクタと電源ラインとの間にはベ
ース、コレクタを共通にしてダイオードに構成さ
れたトランジスタ68,70が個別に接続され、
各トランジスタ68,70のベースには出力回路
72のトランジスタ74,76のベースがそれぞ
れ接続されている。トランジスタ74,76のエ
ミツタは共通に電源ラインに接続され、各コレク
タと基準電位点との間には、エミツタを基準電位
点側にしたトランジスタ78,80がそれぞれ接
続されている。トランジスタ78のベース、コレ
クタはトランジスタ80のベースに共通に接続さ
れ、電流反転回路を構成している。また、トラン
ジスタ68とトランジスタ74、トランジスタ7
0とトランジスタ76は共に電流反転回路を構成
している。この出力回路の出力点はトランジスタ
74,80のコレクタに形成され、差動増幅器5
0のトランジスタ56のベースに共通に接続さ
れ、全帰還増幅器を構成している。
以上の構成に基づきその動作を説明する。
磁気ヘツド40で検出された再生信号は増幅器
24で増幅された後、各出力端子28A,28B
から個別に取り出される。この場合、制御入力端
子38に一定のミユーテイング制御入力が加えら
れていると、このミユーテイング制御入力に伴つ
てトランジスタ62にはエミツタ電流が流れ、こ
のエミツタ電流がトランジスタ60,64のベー
スに加えられてその動作電流が決定される。即
ち、トランジスタ60のコレクタ電流によつて差
動増幅器50のトランジスタ54,56に流れる
動作電流が制御され、このトランジスタ54,5
6に流れる電流によつて差動増幅50の増幅利得
が決定されることになる。即ち、トランジスタ5
4のベースには直流バイアス回路36より一定の
バイアスが加えられ、一方、トランジスタ56の
ベースには出力端子28Bの側から増幅信号が加
えられることになり、その出力側から出力回路7
2に対して増幅信号が出力されることになる。即
ち、制御入力端子38に加えられるミユーテイン
グ制御入力に基づいて増幅器34の出力インピー
ダンスZが調整されることになり、このインピー
ダンスZと抵抗30の抵抗値Rとの関係によつて
出力端子28Bに発生する増幅信号レベルが制御
入力端子38に加えられるミユーテイング制御入
力のレベルに応じて調整されることになる。
24で増幅された後、各出力端子28A,28B
から個別に取り出される。この場合、制御入力端
子38に一定のミユーテイング制御入力が加えら
れていると、このミユーテイング制御入力に伴つ
てトランジスタ62にはエミツタ電流が流れ、こ
のエミツタ電流がトランジスタ60,64のベー
スに加えられてその動作電流が決定される。即
ち、トランジスタ60のコレクタ電流によつて差
動増幅器50のトランジスタ54,56に流れる
動作電流が制御され、このトランジスタ54,5
6に流れる電流によつて差動増幅50の増幅利得
が決定されることになる。即ち、トランジスタ5
4のベースには直流バイアス回路36より一定の
バイアスが加えられ、一方、トランジスタ56の
ベースには出力端子28Bの側から増幅信号が加
えられることになり、その出力側から出力回路7
2に対して増幅信号が出力されることになる。即
ち、制御入力端子38に加えられるミユーテイン
グ制御入力に基づいて増幅器34の出力インピー
ダンスZが調整されることになり、このインピー
ダンスZと抵抗30の抵抗値Rとの関係によつて
出力端子28Bに発生する増幅信号レベルが制御
入力端子38に加えられるミユーテイング制御入
力のレベルに応じて調整されることになる。
そこで、第5図に示すように、増幅器34にお
けるトランジスタ60に流れる電流をI1、トラン
ジスタ54,74に流れる電流をI2、トランジス
タ56,80に流れる電流をI3、トランジスタ5
4のベースに対する入力電圧をVIN、トランジス
タ54,56のエミツタ抵抗をreとすると、電流
I2、I3は、 I2=VIN−V0/2re+I1/2 ……(2) I3=−(VIN−V0)/2re+I2/2 ……(3) となり、出力電流I0は、 I0=I2−I3 =1/re−(VIN−V0′) ……(4) となる。したがつて、増幅器34におけるインピ
ーダンス(相互コンダクタンスGnの逆数)1/
Gn(=Z)は、 1/Gn=VIN−V0/I0=re=kT/q・1/I=kT/q
・2/I1 ……(5) (ただし、k、Tは定数) そこで、抵抗30の抵抗値をRとすると、出力
端子28Bに得られる出力信号V0′は、 V0′=1/Gn/R+1/Gn・V0 ……(6) となり、1/GnはI1に反比例するためI1の電流値
により出力レベルが可変できることは明らかであ
る。
けるトランジスタ60に流れる電流をI1、トラン
ジスタ54,74に流れる電流をI2、トランジス
タ56,80に流れる電流をI3、トランジスタ5
4のベースに対する入力電圧をVIN、トランジス
タ54,56のエミツタ抵抗をreとすると、電流
I2、I3は、 I2=VIN−V0/2re+I1/2 ……(2) I3=−(VIN−V0)/2re+I2/2 ……(3) となり、出力電流I0は、 I0=I2−I3 =1/re−(VIN−V0′) ……(4) となる。したがつて、増幅器34におけるインピ
ーダンス(相互コンダクタンスGnの逆数)1/
Gn(=Z)は、 1/Gn=VIN−V0/I0=re=kT/q・1/I=kT/q
・2/I1 ……(5) (ただし、k、Tは定数) そこで、抵抗30の抵抗値をRとすると、出力
端子28Bに得られる出力信号V0′は、 V0′=1/Gn/R+1/Gn・V0 ……(6) となり、1/GnはI1に反比例するためI1の電流値
により出力レベルが可変できることは明らかであ
る。
したがつて、この増幅回路によれば、単一のミ
ユーテイング制御入力端子38に加えられるミユ
ーテイング制御入力に基づきトランジスタ60,
64のベース電流を制御し、この実施例に示す当
該チヤンネルの増幅出力は勿論のこと、トランジ
スタ64のコレクタから出力端子66に加えられ
る他のチヤンネルの増幅利得の調整も可能になる
ことから、単一の制御入力に基づいて複数チヤン
ネルのミユーテイング制御を行うことができる。
また、この場合、ミユーテイング制御は制御入力
端子38に加えられる制御信号を直流信号で設定
することができる。さらに、このようなミユーテ
イング制御を伴う増幅回路は、磁気ヘツドからの
再生信号を前置増幅器の段階で調整できるメリツ
トがある。
ユーテイング制御入力端子38に加えられるミユ
ーテイング制御入力に基づきトランジスタ60,
64のベース電流を制御し、この実施例に示す当
該チヤンネルの増幅出力は勿論のこと、トランジ
スタ64のコレクタから出力端子66に加えられ
る他のチヤンネルの増幅利得の調整も可能になる
ことから、単一の制御入力に基づいて複数チヤン
ネルのミユーテイング制御を行うことができる。
また、この場合、ミユーテイング制御は制御入力
端子38に加えられる制御信号を直流信号で設定
することができる。さらに、このようなミユーテ
イング制御を伴う増幅回路は、磁気ヘツドからの
再生信号を前置増幅器の段階で調整できるメリツ
トがある。
なお、実施例では信号源として磁気ヘツド40
を例に取つて説明したが、この増幅回路はこの種
の信号源だけでなく、入力端子前段の各種の信号
源に対して対応することができるものであり、こ
の発明はこの種の増幅系統に限定されるものでは
ない。
を例に取つて説明したが、この増幅回路はこの種
の信号源だけでなく、入力端子前段の各種の信号
源に対して対応することができるものであり、こ
の発明はこの種の増幅系統に限定されるものでは
ない。
以上説明したように、この発明によれば、次の
ような効果が得られる。
ような効果が得られる。
(a) 第1の増幅器を通して第1の出力信号が得ら
れるとともに、第2の増幅器を通じて第1の出
力信号のミユーテイング制御を極めて容易に効
率良く行うことができ、ミユーテイング制御に
伴う過渡音の発生を抑制でき、ミユーテイング
制御入力に応じたレベルを持つ第2の出力信号
を第1の出力信号とは別個に得ることができ
る。
れるとともに、第2の増幅器を通じて第1の出
力信号のミユーテイング制御を極めて容易に効
率良く行うことができ、ミユーテイング制御に
伴う過渡音の発生を抑制でき、ミユーテイング
制御入力に応じたレベルを持つ第2の出力信号
を第1の出力信号とは別個に得ることができ
る。
(b) トランジスタの整合性の問題が無く、波形歪
の無い良好なミユーテイング特性が得られ、
IC化に適した増幅回路が構成でき、また、電
流値によつてミユーテイング特性が決定され、
優れた直線性を実現できる。
の無い良好なミユーテイング特性が得られ、
IC化に適した増幅回路が構成でき、また、電
流値によつてミユーテイング特性が決定され、
優れた直線性を実現できる。
第1図及び第2図は従来の増幅回路を示す回路
図、第3図はこの発明の増幅回路の実施例を示す
回路図、第4図はこの発明の増幅回路の具体的な
回路構成例を示す回路図、第5図は第4図に示し
た増幅回路の動作を示す回路図である。 24……第1の増幅器、30……抵抗、34…
…第2の増幅器、36……直流バイアス回路、5
0……差動増幅器(差動回路)、52……ミユー
テイング制御回路、54……第1のトランジス
タ、56……第2のトランジスタ、60……第3
のトランジスタ、62……第4のトランジスタ、
72……出力回路。
図、第3図はこの発明の増幅回路の実施例を示す
回路図、第4図はこの発明の増幅回路の具体的な
回路構成例を示す回路図、第5図は第4図に示し
た増幅回路の動作を示す回路図である。 24……第1の増幅器、30……抵抗、34…
…第2の増幅器、36……直流バイアス回路、5
0……差動増幅器(差動回路)、52……ミユー
テイング制御回路、54……第1のトランジス
タ、56……第2のトランジスタ、60……第3
のトランジスタ、62……第4のトランジスタ、
72……出力回路。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 信号源から加えられた入力信号を増幅して第
1の出力信号を発生する第1の増幅器と、前記第
1の出力信号を受けてミユーテイング制御入力に
基づいてミユーテイング制御された第2の出力信
号を発生する第2の増幅器とを備えた増幅回路で
あつて、 前記第2の増幅器は、 エミツタが共通に接続された第1及び第2のト
ランジスタを備え、第1のトランジスタのベース
に前記第1の増幅器と共通に設置されたバイアス
回路からバイアス電圧が加えられ、かつ、前記第
2のトランジスタのベースに抵抗を介して前記第
1の増幅器から第1の出力信号が加えられる差動
回路と、 この差動回路の前記第1及び第2のトランジス
タの各エミツタ側に接続されて前記差動回路に動
作電流を流す第3のトランジスタを備えるととも
に、ベースに前記ミユーテイング制御入力を受け
て前記第2のトランジスタに流れる電流を加減す
る第4のトランジスタを備えたミユーテイング制
御回路と、 前記第1及び第2のトランジスタに流れる電流
を取り出して合成するとともに、前記第1の増幅
器の出力部に前記抵抗を介して接続され、前記ミ
ユーテイング制御入力に応じて加減される出力イ
ンピーダンスに応じてレベル調整された前記第2
の出力信号を取り出す出力回路と、 から構成したことを特徴とする増幅回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58066731A JPS59191909A (ja) | 1983-04-14 | 1983-04-14 | 増幅回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58066731A JPS59191909A (ja) | 1983-04-14 | 1983-04-14 | 増幅回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59191909A JPS59191909A (ja) | 1984-10-31 |
JPH0215129B2 true JPH0215129B2 (ja) | 1990-04-11 |
Family
ID=13324323
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58066731A Granted JPS59191909A (ja) | 1983-04-14 | 1983-04-14 | 増幅回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59191909A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04261657A (ja) * | 1991-02-15 | 1992-09-17 | Masaki Takahashi | 前腕用回旋運動器 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS527532B2 (ja) * | 1971-12-03 | 1977-03-03 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5167654U (ja) * | 1974-11-21 | 1976-05-28 | ||
JPS527532U (ja) * | 1975-07-03 | 1977-01-19 | ||
JPS5387039U (ja) * | 1976-12-17 | 1978-07-18 |
-
1983
- 1983-04-14 JP JP58066731A patent/JPS59191909A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS527532B2 (ja) * | 1971-12-03 | 1977-03-03 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04261657A (ja) * | 1991-02-15 | 1992-09-17 | Masaki Takahashi | 前腕用回旋運動器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59191909A (ja) | 1984-10-31 |
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