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JPH02139458A - 織機の送出し制御装置 - Google Patents

織機の送出し制御装置

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Publication number
JPH02139458A
JPH02139458A JP28978888A JP28978888A JPH02139458A JP H02139458 A JPH02139458 A JP H02139458A JP 28978888 A JP28978888 A JP 28978888A JP 28978888 A JP28978888 A JP 28978888A JP H02139458 A JPH02139458 A JP H02139458A
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Japan
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amount
loom
kickback
rotation
reverse rotation
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Application number
JP28978888A
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Mutsuo Fujitani
睦夫 藤谷
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Tsudakoma Corp
Original Assignee
Tsudakoma Corp
Tsudakoma Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tsudakoma Corp, Tsudakoma Industrial Co Ltd filed Critical Tsudakoma Corp
Priority to JP63289788A priority Critical patent/JP2834455B2/ja
Publication of JPH02139458A publication Critical patent/JPH02139458A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、織機の送出し制御装置、殊に再起動後、数
サイクル内の短時間に停台した場合も、引き続く再起動
の際に、織段が生じることがないように改良した織機の
送出し制御装置に関する。
従来技術 IE常に運転していた織機が停台したときは、直しに自
動逆転動作をかけて、織機を所定の機械回転角位置に設
定し、たとえば職工による不良緯糸の抜取り操作等の停
台原因の修復操作に便利な状態にして待機するのがff
通であり、この動作は、一般に、自動目出1−動作と呼
ばれている。停台原因が緯止りの場合には1.織機は、
その後、織工によって、最大開口角度位置にまで寸動逆
転され、不良緯糸の抜取りを行ない、さらに、所定の起
動用の回転角度位置にまで手動逆転された後、再起動が
かけられる。
このような逆転動作を行なうに際しては、経糸ビームの
送出しモータを逆回転操作することにより、常に、織前
位置を正規の状態に移動する必要があるものであり、こ
のときの送出しモータの所要逆回転量は、一般に、織機
の機械回転角が0度を横切る都度、経糸の1ピック分送
出し世相当とすればよく、これにより、緯糸の抜取り操
作と、その後の再起動に必要な逆転動作に伴う織段(以
下、停止段という)を有効に防止することができる。。
一方、織機は、起動直後の数サイクルは、十分な筬打力
が得られず、また、織機の停止中には、経糸に伸びが生
じるために、これらに起因する織段(以下、起動段とい
う)が発生する。起動段を防止するためには、織機の再
起動に際し°C1送出しモータのみをさらに逆回転し、
織前位置を、iE規の織前位置よりも経糸ビーム側に後
退させる必要があり、これを、特に、キックバック動作
という。一般に、このときのキックバック量としては、
織組織や経糸の種類等により、経糸の長さ方向に、経糸
の1ピック分送出し量以−ヒの所要量となるように設定
しなければならない。
いま、織機が緯止りによって停止したときを考えると(
第5図)、織機の停止直後においては、織布Wに打ぢ込
まれた緯糸WoSWl 、W2・・・のうち、正規の織
前位置Aに最も近い位置にある緯糸Woは、緯止りの原
因となった不良緯糸である(同図(1))。そこで、口
出し動作によって、はぼ経糸Y1、Y2が閉口する所定
の機械回転角まで織機を自動逆転すれば、これに伴なっ
て、送出シモータの逆回転操作が行なわれるので、緯糸
Woは、1ピック分送出し量だけ後退する(同図(2)
)。そこで、職工が、さらに織機を寸動逆転して、経糸
Y1、Y2を最大量lコに開くことにより、緯糸Woを
抜き取ることができる。
つづいて、織機を再逆転し、起動のための所定の機械回
転角位置にセットすると、送出しモータも、再び逆回転
操作がなされる(同図(3))。
次いで、織機の再起動の際には、さらに、キックバック
動作を行なう(同図(4))。すなわち、再起動直後の
数サイクルにおける筬打力は弱いので、たとえば、再起
動後の第1サイクルにおけるビートラインは、同図中3
1で示す位置に留まり、以下、第2、第3・・・サイク
ルにおけるビートラインは、同図の132、B3・・・
で示す位置となって、起動直後の各サイクルにおける織
前位置は、徐々に正規の織前位置Aに近付いて行く。そ
こで、再起動に際しては、第1、サイクルのビートライ
ンB1に合わけたキックバック量Kによるキックバック
動作を行なえば、起動段の発生を有効に防止することが
できる。なお、第2サイクル以降において、織前位置が
徐々に正規の織前位置Aに近付(のは、各サイクルにお
ける経糸張力を検出し、送出しモータの送出し里を最適
に制御する送出し制御系が作動するからである。
かかる一連の制御において、キックバックff1Kは、
経糸ビームの巻径りを計測し、送出しモータを、θ=に
/Dによって表わされる逆回転量0だけ逆回転すること
により、簡単に実現することができる(特開昭61−8
3355号公報)。さらに、経糸Y1、Y2の伸びを考
慮するときは、織機の停止Fから再起動までの経過時間
を逆回転里θに反映すればよく、また、送出しモータの
1ピック分送出し量相当の回転量θpを計測記憶し、こ
れを単位として、θ−aθp(aは適当な定数)により
逆回転量θを定めれば、経糸ビームの巻径りを計測する
ことなく、キックバックff1Kを所定値に制御するこ
とができる(同公報)。
発明が解決しようとする課題 面して、かかる従来技術によるときは、織機の再起動後
、数サイクル内の極く短時間に織機が停台する場合には
、却って織段が発生するおそれがある。すなわら、前述
のように、織機の再起動直後の数サイクル内においては
、キックバック動作によって後退させられた織前位置が
正規の織前位置にまで復帰していないという事情がある
から、これに対して、長時間運転後の停止再起動におけ
ると同様に、織機逆転に伴なう送出しモータの逆回転操
作とキックバック動作とを実行すれば、再起動時におけ
る織前の後退量が過大となり、却って、4段を発生さけ
ることになるからである。
一般に、緯糸飛走用の流体ジェットを作る緯入れ弁、ド
ラム式緯糸測長装置の係止ピン等の緯入れ用部材の故障
や、各種の機械的原因による開1」不良等は、一過性で
ないことが多いために、織機停台原因の除去が不完全で
あると、再起動直後に停台してしまうことが少なくない
。したがって、これらの停台原因が除去されずに織機の
起動操作が繰り返されると、正規の織前位置からの偏移
が累積されるため、−層顕著な4段が形成される結果と
なる。
そこで、この発明の目的は、かかる従来技術の実情に鑑
み、織機の再起動後の織機回転mを計測し、これによっ
て、キックバック量または口出し動作に伴なう送出しモ
ータの逆回転量を補正することにより、再起動から停台
までの時間が数サイクル内の短時間である場合にも、織
前位置を最適に保持し、織段の発生を有効に防止するこ
とかできるようにした、織機の送出し制御装置を提供す
ることにある。
課題を解決するための手段 かかる目的を達成するためのこの発明の構成は、キック
バック動作を行なうごとにより起動段を防止するとき、
織機起動後の織機回転量を検出する回転量検出器と、こ
の回転量検出器からの織機回転量によりキックバック補
正量を決定する補正量演算器とを備えるキックバック量
補正手段を設け、キックバック量補正手段は、織機回転
量に応じてキックバック量を補正するようにしたことを
その要旨とする。
なお、口出し動作に伴なって、経糸の1ピック分送出し
量相当の送出しモータの逆回転により停止段を防止する
ものにあっては、同様の構成による逆回転量補正手段を
設け、織機回転量に応じて、送出しモータの逆回転量を
補正するようにしてもよい。
さらに、キックバック動作と、口出し動作に伴なう送出
しモータの逆回転との双方を行なうものにあっては、キ
ックバック量補正手段と逆回転量補正手段との双方を設
け、織機回転量に応じて、キックバック量と送出しモー
タの逆回転量との双方に対する補正を行なってもよいも
のとする。
作用 而して、この構成によるときは、織機の再起動がなされ
た後、数サイクル内の短時間に織機が停台した場合、織
前位置は、先きの停止再起動の際のキックバック動作に
よる織前の後退動作の影響が残留している可能性がある
が、この影響は、キックバック量補正手段により、次回
の再起動におけるキックバック量を、織機起動後の織機
回転量に応じて、長時間運転後の通常の場合よりも小さ
くなるように補正することによって、完全に消去するこ
とができる。
このことは、口出し動作に伴なう送出しモータの逆回転
に対しても全(同様であり、したがって、逆回転量補正
手段の構成は、キックバック量補正手段のそれと全く同
一で足る。
また、キックバック動作と、口出し動作に伴なう送出し
モータの逆回転との双方を行なうものにあっては、キッ
クバック量と逆回転量とが織前位置の移動に対して同一
の効果を与えるから、同一構成のキックバック量補正手
段と逆回転量補正手段とにより、その双方に対して補正
を行なえばよい。
実施例 以下、図面を以って実施例を説明する。
織機の送出し制御装置は、張力センサ11と、巻径セン
サ12とを検出端とし、送出しモータMを操作端とする
閉ループ制御系であって(第1図)、制御装置本体13
と、加え合せ点14と、駆動増幅器15とを備えるとと
もに、キックバック量補正手段30を含むキックバック
制御装置20を付設してなる。
経糸Yはミ送出しモータMによって駆動される経糸ビー
ムWBに巻かれており、テンションロール1゛Rを介し
て、図示しないブレストロールに向け′C引き出され、
図示しない綜絖により、上経糸Y1と下経糸Y2とに分
離されて開口し、また、図示しない筬によって筬打ちさ
れて織布を形成する。経糸ビームWBには、速度発電機
]゛Gと、ロータリエンコーダENとを有する送出しモ
ータMが直結されている。
’J/7センサ11は、たとえば、テンションロール1
”Rに負荷される力を検出するロードセル素子であり、
その出力は、経糸Yの張力Tとして、制御装置本体13
に入力されている。巻径センサ12は、経糸ビームWB
の巻径りを検知する任意形式のセンサであって、その出
力も、制御装置本体13に入力されている。
制御装置本体13の出力は、キックパック制御装@20
に含まれるリレー接点Rybを介して、加え合せ点14
の加算端子に導かれ、その出力は、駆動増幅器15を経
て、送出しモータMに接続されている。加え合せ点14
の減算端子には、速度発電機1゛Gの出力がフィードバ
ックされている。
キックバック制御装置20は、キックバック量補正手段
30の他に、キックバック量設定器21と、キックバッ
ク量演算器22と、比較器23と、カウンタ26とを主
要部材としてなる。
キックバック量演算器22には、キックバック量設定器
21と、巻径センサ12との各出力が入力され、その出
力は、キックバック量補正手段30に含まれる掛算器3
3を介して、比較器23に入力されている。また、比較
器23の他の入力には、カウンタ26を介し、ロータリ
エンコーダENの出力が接続されている。
比較器23の出力は、フリップフロップ24のリセント
端子Rに接続され、そのセット端子Sには、図示しない
織機制御回路からのキックバック指令信号S1が入力さ
れている。フリップフロップ24の出力端子Qは、リレ
ーRyとワンショットパルス発生器25とに分岐接続さ
れ、後者の出力は、カウンタ26のクリア端子Cに接続
されている。加え合せ点14の他の加算端子には、リレ
ー接点Ryaを介して速度設定器STが接続され、リレ
ー接点Ryaは、前述のリレー接点Rybとともに、リ
レーRyによって駆動される。
キックバック量補正手段30は、起動カウンタ31と、
補正量演算器32と、前述の掛算器33とを、この順に
縦続してなり、起動カウンタ31には、図示しない織機
の機械回転角検出用のエンコーダを信号源とする零度信
号S2と、図示しない織機制御回路からの織機運転信号
S3とが入力されている。
織機の正常運転中には、リレーRyは復帰しており、し
たがって、リレー接点Rybは閉成し、リレー接点Ry
aは開放されているから、制御装置本体13は、張力セ
ンサ11からの経糸Yの張力Tと、巻径センサ12から
の経糸ビームWBの巻径りとを使用し、送出しモータM
を駆動制御することにより、経糸Yの張力1゛を所定値
に維持することができる。なお、一般に、張力Tは、筬
打ち時においてピークとなるから、張力1゛を所定値に
保つことは、そのまま、織前位置を正規の位置に保持す
るように、送出しモータMによる経糸Yの送出し制御を
実行することとなる。なお、巻径りは、送出しモータM
の一定回転量に対する経糸Yの送出しmが、巻径りによ
って変動することを防止し、制御系の閉ループゲインを
一定にするために使用される。
何らかの織機停台原因が発生して織機が停止すると、制
御装置本体13は、図示しない織機制御回路からの停止
信号によってその作動を停止するから、送出しモータM
も停止し、したがって、織前位置は、その時点における
位置のままとなる。
織機停止後の口出し動作と、その後の手動逆転動作とに
伴い、送出しモータMは、図示しない逆回転制御回路に
よって、その時点における経糸Yの1ピック分送出し量
相当の逆回転動作を行ない、不良緯糸の抜取り等による
織前位置の変動に対処する。
つづいて、織機再起動に先き立ち、キックバック指令信
号S1が発生するので、フリップフロップ24がセット
され、リレーRyが作動する。したがって、リレー接点
Ryaを介して、速度設定器STが加え合り点14に接
続されるから、送出しモータMは、速度設定器STに設
定される一定速度で逆回転することができる。一方、カ
ウンタ26は、ワンショットパルス発生器25の出力に
より、リレーRyの作動と同時にクリアされた後、ロー
タリエンコーダENの出力により、送出しモータMの逆
回転量θを計測することができ、この逆回転量θは、比
較器23において、掛算器33の出力として与えられる
設定逆回転mθ0と比較される。
比較器23は、その入力である逆回転mθと設定逆回転
mθ0とを対比し、0=00となったときに出力を発生
してフリップフロップ24をリセットするから、これに
よってリレーRYは復帰し、その後、直ちに織機は再起
動される。また、制御装置本体13は、同時に、送出し
モータMによる送出し制御を開始することができる。す
なわち、このとき、送出しモータMによって行なわれる
キックバック動作は、送出しモータMを、逆回転量θ=
00だけ逆回転するものとなっている。
設定器[01転量θ0は、キックバック量設定器21に
設定されるキックバック以設定値aを基にして、キック
バック量演算器22と、キックバック量補正手段30と
によって算出される。すなわち、いま、キックバック■
設定値aは、経糸Yの1ピック分送出し瓜yを単位とし
て設定するものとすれば1、+ツタバック■演算器22
は、巻径センサ12からの巻径りを使用して、基準設定
逆回転■θolを、θol=ay/Dによって算出する
ことができる。ただし、ここで、Ko=ayは、このと
きの設定キックバック量を表わすから、掛算器33に入
力されるキックバック補正量δが、δ=1であるときは
、θ0−θo1となって、設定キックバック爪Koのキ
ックバック動作を実現することができる。
一方、キックバック量補正手段30の起動カウンタ31
は、零度信号S2と織機運転信号S3とを入力して、前
回の織機停止時点までの織機運転時間を、織機の機械回
転角360度を単位として計測し、記憶している。すな
わち、起動カウンタ31は、前回の織機停止時点までの
織機の運転サイクル数nを出力することができるので、
補正量演算器32の人出力特性を、たとえば第2図のよ
うに定めれば、補正量演算器32の出力として、運転サ
イクル数nに対応するキックバック補正量δを得ること
ができ、これを使用して、00=6001により、設定
逆回転量θ0を得ることができる。
そこで、補τEUt演算器32の人出力特性を、再起動
直後のサイクルごとのビートラインB1、B2・・・の
移動特性(第5図)に適合したものとすれば、前回の再
起動時に行なわれたキックバック動作の影響を有効に消
去することができる。すなわち、このときのキックバッ
ク量補正手段30は、織機起動後の運転サイクル数nに
応じて、送出しモータMの逆回転量0を補正することに
より、キックバックftKを補正するように動作してい
るものである。
他の実施例 キックバック量演算器22は、巻径りを使用することな
く、キックバック動作における設定逆回転ff1Oo1
を算出することができるぐ第3図)。すなわち、零度信
号S2と織機運転信号S3とを入力とするアンドゲート
22aの出力によってバイナリカウンタ22bを駆動す
れば、バイナリカウンタ22bの出力は、運転中の織機
の1サイクルごとに、そのレベルが反転する。そこで、
ロータリエンコーダENの出力とバイナリカウンタ22
bの出力とを入力とする別のアンドゲート22cを設け
、その出力を、カウンタ22dによって計数すれば、カ
ウンタ22dの内容として、織機の1サイクルごとの送
出しモータMの回転量Opを得ることができ、このもの
は、経糸Yの1ピック分送出しffl yに相当する。
ただし、カウンタ22dは、ワンショットパルス発生器
22eを介して1、バイナリカウンタ22bの出力の立
上りによってクリアされる。このようにして計測される
送出しモータMの回転量θpを、立下りで動作する別の
ワンショットパルス発生器22gの出力によって、ラッ
チ22fに転送して記憶すれば、ラッチ22fの内容と
して、停台直前における1ピック分送出しmyに相当す
る送出しモータMの回転量θpを得ることができるから
、以下、掛算器22hにより、001=aθpとして、
設定逆回転徂θ01を算出することができる。
起動カウンタ31と、補正量演算器32とは、それぞれ
、零度信号S2を入力とするカウンタ31aと織機運転
信号S3をカウンタ31aのクリア端子Cに導くワンシ
ョットパルス発生器31b1デコーダ32aとリレーR
I 5R2−Rnと設定器STI 、Sr1・・・ST
nによって形成することができる(第4図)。カウンタ
31aは、織機運転信号S3が発生した後の運転サイク
ル数nを計測する一方、デコーダ32aは、運転サイク
ル数nに対応して、リレーR1、R2・・・Iりnの1
個を作動せしめるから、リレー接点R1a、 R2a・
・・R2nにより、設定器STI 、S’I’2 ・・
・S’l’nの設定値δ1、δ2・・・δnの1個をキ
ックバック補正量δとして選択出力することができる。
ただし、カウンタ3 ]、 aの桁数が溢れたときは、
デコーダ32aは、リレーRnを作動させるものとし、
リレーRnによって選択される設定値δnは、δn−1
としておけばよい。
以上の説明において、零度イハ号S2は、単に、織機の
機械回転角360度を単位とする織機の運転サイクル数
nを計数するためのものであるから、現実の機械回転角
0度に対応している必要はなく、0〜360度内の他の
任意の角度を示すものであってもよいものとする。
また、起動カウンタ31は、織機起動後の織機の運転時
間を、機械回転角360度を単位として計測するもので
あるから、これに代えて、織機の機械回転角検出用のエ
ンコーダの分解能を最小単位とする任意の機械回転角を
中位として、織機回転用そのものを計測するようにして
もよい。さらに、織機の起動曲線が固定されているとき
は、適当なタイマを設けて、織機起動後の経過時間を計
測するようにすることもできる。さらには、織機起動時
と停止時とにおiJる各機械回転角の差を以って、織機
回転単としてもよい。すなわち、起動カウンタ31は、
織機起動後の織機回転単、または、これに代わる量を適
確に検出することができる回転m検出器であれば足り、
その出力か整数でないときは、補正量演算器32の入出
力特性(第2図)は、連続的な曲線として与えればよい
。織機起動後の織機回転単に応じて精確なキックバック
補正量δを決定することができるから、−層精密な補正
動作を実現することができる。
以」ユの各実施例によるキックバック制御装置20は、
同−構1戊によって、そのまま、I」出し動作に伴なう
送出しモータMの逆回転動作に適用することができる。
すなわら、たとえば第1図において、キックバック指令
信号S1を逆回転指令信号S4とするとともに、以下、
キックバック量設定器21、キックパック量演算器22
、キラパック組設定値a1キックバック補「E量δを、
それぞれ、逆回転量設定器21、逆回転量演算器22、
逆回転量設定値a、逆回転補正量δと読み替えることに
より、逆回転制御装置20を形成することができ、この
とき、キックバック量補正手段30も逆回転量補正手段
30となる。E]出し動作に際して、図示しない織機制
御回路から逆回転指令信号S4を出力することにより、
送出しモータMを所定の逆回転量θ=00だけ逆回転制
御することができる。
一般に、口出し動作に伴なう送出しモータMの逆回転m
Oは、経糸Yの1ピック分送出しff1yに相当すれば
よいから、逆回転m設定値aは、a−1に設定される。
再起動の際のキックバックff1Kが、経糸Yの1ビッ
ク分送出し爪yを越えない値に設定される場合は、再起
動後の織機回転量が数サイクル内であったときのキック
バック動作による影響も、1ピック分送出し量yを越え
ることがなく、したがって、口出し動作に伴なう送出し
モータMの逆回転■θを補正することにより、これを有
効に消去することができる。
また、送出しモータMは、これらの逆回転制御装置20
とキックバック制御装置20との双方を備えるものとし
てもよい。口出し動作の際の送出しモータMの逆回転量
θど、キックバック動作におけるキックバックIKとの
双方を、織機回転量に対応して補正することができるか
ら、キックバックff1Kが経糸Yの1−ピック分送出
しmyを越えるものであっても、何ら支障なく対処する
ことができるばかりでなく、各省に対する補正量を組み
合わせることにより、−層精確な補正動作を実現するこ
とができるものである。
発明の効果 以」二説明したように、この発明によれば、織機起動後
の織機回転量を検出する回転星検出器と、回転量検出器
からの織機回転量によりキックバック補正量を決定する
補正m演算器とを備え、織機回転量に応じてキックバッ
ク粗を補正するキックバック量補正手段を設けることに
よって、再起動後数サイクル内の短時間に停台した場合
において、前回のキックバック動作の影響か残留してい
るときであっても、これを消去するようにして今回のキ
ックバック量を補正設定することかできるから、再起動
による織段の発生を有効に阻止することができるという
優れた効果がある。
また、同様の構成の逆回転量補正手段を設ければ、同様
の場合にねける織段の発生を、口1.lS t、動作に
伴なう送出しモル夕の逆回転mを補圧することによって
も阻止することができ、さらに、逆回転量補正手段とキ
ックバック量補正手段との双方を併用することにより、
−層精確な補正動作を実現することができるという優れ
た効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図と第2図は実施例を示し、第1図は全体系統説明
図、第2図は補正−m演算器の入出力特性図である。 第3図と第4図は、それぞれ別の実施例を示す要部系統
説明図である。 第5図は従来例を示す動作線図である。 M・・・送出しモータ K・・・キックバック量 θ・・・逆回転量 δ・・・キックバック補正量、逆回転補正量30・・・
キックバック量補正手段、 逆回転量補正手段 32・・・補正量演算器

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)織機の再起動に際し、所定のキックバック量相当の
    送出しモータの逆回転により起動段を防止する織機の送
    出し制御装置において、織機起動後の織機回転量を検出
    する回転量検出器と、該回転量検出器からの織機回転量
    によってキックバック補正量を決定する補正量演算器と
    を備えるキックバック量補正手段を付設し、該キックバ
    ック量補正手段は、織機回転量に応じてキックバック量
    を補正することを特徴とする織機の送出し制御装置。 2)織機の停止後の口出し動作に伴ない、経糸の1ピッ
    ク分送出し量相当の送出しモータの逆回転により停止段
    を防止する織機の送出し制御装置において、織機起動後
    の織機回転量を検出する回転量検出器と、該回転量検出
    器からの織機回転量によって送出しモータの逆回転補正
    量を決定する補正量演算器とを備える逆回転量補正手段
    を付設し、該逆回転量補正手段は、織機回転量に応じて
    送出しモータの逆回転量を補正することを特徴とする織
    機の送出し制御装置。 3)織機の停止後の口出し動作に伴ない、経糸の1ピッ
    ク分送出し量相当の送出しモータの逆回転により停止段
    を防止するとともに、織機の再起動に際し、所定のキッ
    クバック量相当の送出しモータの逆回転により起動段を
    防止する織機の送出し制御装置において、特許請求の範
    囲第1項記載のキックバック量補正手段と、特許請求の
    範囲第2項記載の逆回転量補正手段とを付設し、前記キ
    ックバック量補正手段と逆回転量補正手段とは、それぞ
    れ、織機回転量に応じて、キックバック量と送出しモー
    タの逆回転量とを補正することを特徴とする織機の送出
    し制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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