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JPH0213393Y2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0213393Y2
JPH0213393Y2 JP1985015198U JP1519885U JPH0213393Y2 JP H0213393 Y2 JPH0213393 Y2 JP H0213393Y2 JP 1985015198 U JP1985015198 U JP 1985015198U JP 1519885 U JP1519885 U JP 1519885U JP H0213393 Y2 JPH0213393 Y2 JP H0213393Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
case
angle
tip
rotary shaft
Prior art date
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Expired
Application number
JP1985015198U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61148835U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985015198U priority Critical patent/JPH0213393Y2/ja
Publication of JPS61148835U publication Critical patent/JPS61148835U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0213393Y2 publication Critical patent/JPH0213393Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

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  • Filling Or Emptying Of Bunkers, Hoppers, And Tanks (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は粒体等を定量排出するロータリーバル
ブの噛込み防止装置に関する。
(従来技術及びその問題点) 第8図に示すように従来のロータリーバルブ
は、ロータリーケース1内に概ね水平なロータリ
ー軸2を回転自在に配置すると共に、ロータリー
軸2の外周面に複数のブレード21を放射直線状
に設け、ブレード21の半径方向外方側の先端部
21aをケース内壁面1aに近接させ、ケース1
の下端部に粒体排出口5を設け、ケース1の上部
側に粒体投入口6を設けている。矢印Rがロータ
リーの回転方向である。
このようなロータリーバルブで問題になるの
は、投入口6の回転方向前端部P付近における粒
体の噛込み現象である。即ちブレード先端部21
aとケース内壁面1aの間で粒体が挟まれてしま
い、それにより粒体を変形あるいは圧壊したり、
ケース自体を損傷させるおそれがある。
上記噛込み現象を防止するために、例えば特公
昭43−26892のようにブレードの形状を工夫した
装置等が開発されているが、ブレード自体が極め
て厚肉でその断面積が大きいために、ケース内の
スペースの利用効率は良くない。従つてブレード
の材料費等が高くつくと共に、ケースも大型化し
てしまう。
(考案の目的) 本考案の目的は、(1)確実な粒体の噛込み防止、
(2)ケース内のスペースの有効利用による供給容量
の向上あるいはケースのコンパクト化、(3)ブレー
ド等の加工の容易化である。
(目的を達成するための手段) 上記目的を達成するために本考案は、ロータリ
ーケース内に概ね水平なロータリー軸を回転自在
に配置すると共に、ロータリー軸の外周面に複数
のブレードを設け、ブレードの半径方向外方側の
先端部をケース内壁面に近接させ、ケースの下端
部に粒体排出口を設け、ケースの上部側に粒体投
入口を設けたロータリーバルブにおいて、投入口
をブレード上端よりも回転方向後方側に位置さ
せ、ケースの内壁面に、投入口から回転方向前方
側へ一定の距離にわたりブレードの先端部から間
隔を隔てるように凹部を形成し、ブレードを概ね
一様な厚さの薄い板材で構成し、粒体投入時に回
転方向前方側のブレードとの間に空間部が出来る
ようにブレードをその先端部が回転中心側の内端
部よりも回転方向後方側に来るように傾斜させ、
かつブレードが水平状態になつた時にブレードの
水平部分の内端部と粒体投入口前端部とを結ぶ線
と水平線とのなす角度が、粒体の安息角よりも小
さくなるように構成している。
(実施例) 第1図において、ロータリーケース1内には水
平なロータリー軸2が回転自在に支持されてお
り、ロータリー軸2の外周面には複数枚のブレー
ド3が円周方向に等間隔を隔てて設けられてい
る。ケース1の下端には排出口5が設けられ、排
出口5は高圧ガス式の粒体移送装置7に接続して
いる。ケース1の上部側には粒体投入口6が形成
されており、投入口6はブレード3の回転円周の
上端縁Tより回転方向Rの後方側(以下「後側」
という)に位置し、その後端部(回転方向後方側
の端部)6bはロータリー軸2の軸心よりも高い
位置に形成されている。
ケース内壁面1aには、投入口6から回転方向
Rの前方側(以下「前側」という)へ前記上端縁
Tを越えて一定の長さにわたり凹部9が形成され
ている。凹部9はブレード先端部3aに対して半
径方向に粒体2〜3個分の間隔dを隔てている。
例えば間隔dは12mmである。
ブレード3は概ね一様な厚さの薄い板で構成さ
れており、ロータリー軸2の外周面から半径方向
外方に概ね放射直線状に少し延びた後、折曲点3
bにおいて後側へ略90゜折れ曲り、そのまま直線
状にケース内壁面1aに近接する位置まで延びて
いる。即ちブレード3は、ロータリー軸2の外周
面から折曲点3bまでの放射線状の短い立ち上が
り部11と、折曲点3bから先端部3aまでの長
い傾斜部8を備えている。ブレード3の先端部3
aは、移送装置7内の高圧ガスを投入口側に漏ら
さない程度にケース内壁1aに近接している。即
ち移送装置7内の高圧ガスをシールしている。な
お投入口後端部6bと排出口5の間のケース1部
分にはガス抜き孔10が設けられている。
隣合うブレード3同志の位置関係及びブレード
3と投入口6の前、後端部6a,6bとの位置関
係について詳しく説明する。第1図中の角度α
は、1つのブレード3の傾斜部8と、その先端部
3aとそれより後側のブレード3の折曲部3bを
結ぶ直線とのなす角度である。また角度γは、ブ
レード先端部3aが投入口後端部6bの位置に来
た時に、折曲点3bと投入口前端部6aとを結ぶ
直線が水平線に対してなす角度である。また角度
βは、ブレード先端部3aが投入口後端部6bに
位置している時に、1つ前のブレード3の傾斜部
8が水平線に対してなす角度である。また粒体の
安息角をθとする。上記のような各種角度におい
て、角度α及びγは安息角θよりを小さく設定さ
れ、角度βは安息角θよりも大きく設定されてい
る。ちなみに図示の実施例にでは、α=10゜、β
=45゜、γ=25゜であり、又安息角θは粒体の種類
によつて幾分異なるが、例えば30゜〜35゜前後であ
る。
なお第1図の実施例では、ブレード先端部3a
が投入口後端部6bに位置しているときには、そ
のブレード3の傾斜部8が概ね水平状態になるよ
うに設定されている。
(作用) 第1図のように1つのブレード先端部3aが投
入口後端部6bに位置している状態から、第2図
に示す状態までロータリー軸2が回転すると、前
後のブレード3,3間の外周側のスペース、即ち
後側ブレード3の傾斜部8とケース内壁面1aで
挟まれる3角形状の空間S1内に粒体は流れ込
む。また第2図の状態において、前側のブレード
3の傾斜部8と後側ブレード3の折曲点3bを結
ぶ3角形の空間S2と、立ち上がり部11間の空
間S3には粒体は流入しない。
第2図の状態からロータリー軸2がさらに回転
して、第3図のように後側ブレード3の先端部3
aが投入口後端部6bに位置し、概ね所定量の粒
体が流入した場合において、角度γは安息角θよ
り小さく設定されているので、粒体は軸心側の空
間S3には流入せず、また上述の3角形の空間S
2にも入り込まない。即ち定量流入時には、前側
ブレード3の後面側にS2及びS3という余裕ス
ペースが確保される。
第3図の状態からロータリー軸2がさらに回転
すると、第4図のように粒体を収納している前後
のブレード3が凹部9の区間を通過する途中にお
いて、後側ブレード3の傾斜部8の水平線に対す
る角度βが安息角θを越えたとき、粒体は空間S
及びS2に流れ込む。
そして第5図に示すように、前後のブレード3
が凹部9の回転方向前端部Pを通過する時には、
粒体の略全部がロータリー軸心側に詰込まれ、ブ
レード3間の外周側部分には空間S′形成されてい
る。従つて、ブレード3とケース内壁面1aとの
間に粒体を噛込むことはない。
ロータリー軸2がさらに回転して、第6図に示
すように前後のブレード3間が排出口5の部分ま
で来ると粒体は排出口を5介して移送装置7内に
落下する。
なお移送装置7内には移送媒体用の高圧ガスが
存在しているので、第6図の状態においてはブレ
ード3間の部分も高圧になるが、排出口5から投
入口6に戻る途中において、ガス抜き孔(第1
図)10から高圧ガスは抜ける。従つて高圧ガス
によつて、投入口6の粒体が上方に押し戻される
というような不具合は生じない。
(別の実施例) 第7図に示す実施例は、折曲部を有しない直線
状のブレード3を用いた例である。ちなみに第7
図の実施例は第1図の実施例の立ち上がり部11
を省略した形状である。
(考案の効果) 以上説明したように本考案は: (1) 粒体の投入口6をブレード上端よりも回転方
向後方側に位置させ、ケース1の内壁面1a
に、投入口6から回転方向前方側へ一定の距離
にわたりブレード3の先端部から間隔を隔てる
ように凹部9を形成し、粒体投入時にブレード
3の回転方向後面側に空間部(例えばS2,S
3)が出来るように、ブレード3をその先端部
3aが回転中心側の内端部よりも回転方向後方
側に来るように傾斜させているので、ブレード
3が凹部9の区間を通過する間に粒体はロータ
リー軸心側に詰込まれ、外周側に空間S′が形成
されるようになる。従つてブレード先端部3a
とケース内壁面1aの間の粒体の噛込み現象は
解消され、噛込み現象によるブレード3やケー
ス1の損傷または粒体の変形あるいは圧壊を防
止出来る。
より詳しく説明すると、本考案の重要な特徴
は、粒体投入時に回転方向前方側のブレード3
との間に空間部S2,S3が出来るようにブレ
ード3をその先端部3aが回転中心側の内端部
3bよりも回転方向後方側に来るように傾斜さ
せ、ブレード3が水平状態になつた時にブレー
ド3の水平部分の内端部3bと粒体投入口前端
部6aとを結ぶ線と水平線とのなす角度γが、
粒体の安息角θよりも小さくなるように構成し
ていることである。
上記構成により、ブレード3の水平状態にお
いてブレード上の粒体が空間部S2,S3に流
れ込まず、空間部S2,S3が非充填部として
確保され、そしてブレード3が前掲姿勢になつ
た時にブレード上の粒体が上記空間部S2,S
3に流入し、粒体をブレード3内に完全に収納
しきつてしまう。
故に粒体投入口通過後において、ブレード先
端部3aを越えるオーバー粒体が存在せず、粒
体の噛込み、特に凹部9の前端部Pにおける噛
込みも確実に防止できる。
(2) ブレード3を概ね一様な厚さの薄い板材で構
成しているので、ケース1内のデツドスペース
が極めて少なく、ケース1内の空間を極めて有
効に利用出来る。従つてケースの大きさをコン
パクトに保ちつつロータリーバルブの容量を大
きく取ることができる。又ブレード3の加工も
容易であり、加工費用も安くつく。
(3) ケース1の上部側に粒体投入口6を配置する
構造を採用しているの、投入口6の縦長さを減
らし、ケースを軽量コンパクトにすることが出
来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用したロータリーバルブの
縦断面図、第2図〜第6図はロータリーバルブの
作動を順次示す部分縦断面図、第7図はブレード
の変形例を示す縦断面図、第8図は従来例の縦断
面図である。 1……ケース、2……ロータリー軸、3……ブ
レード、3a……先端部、5……排出口、6……
投入口、9……凹部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ロータリーケース1内に概ね水平なロータリー
    軸2を回転自在に配置すると共に、ロータリー軸
    2の外周面に複数のブレード3を設け、ブレード
    3の半径方向外方側の先端部3aをケース内壁面
    1aに近接させ、ケース1の下端部に粒体排出口
    5を設け、ケース1の上部側に粒体投入口6を設
    けたロータリーバルブにおいて、投入口6をブレ
    ード上端Tよりも回転方向後方側に位置させ、ケ
    ース1の内壁面に、投入口6から回転方向前方側
    へ一定の距離にわたりブレード3の先端部3aか
    ら間隔dを隔てるように凹部9を形成し、ブレー
    ド3を概ね一様な厚さの薄い板材で構成し、粒体
    投入時に回転方向前方側のブレード3との間に空
    間部S2,S3が出来るようにブレード3をその
    先端部3aが回転中心側の内端部3bよりも回転
    方向後方側に来るように傾斜させ、かつブレード
    3が水平状態になつた時にブレード3の水平部分
    の内端部3bと粒体投入口前端部6aとを結ぶ線
    と水平線とのなす角度γが、粒体の安息角θより
    も小さくなるように構成したことを特徴とするロ
    ータリーバルブの噛込み防止構造。
JP1985015198U 1985-02-05 1985-02-05 Expired JPH0213393Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985015198U JPH0213393Y2 (ja) 1985-02-05 1985-02-05

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985015198U JPH0213393Y2 (ja) 1985-02-05 1985-02-05

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61148835U JPS61148835U (ja) 1986-09-13
JPH0213393Y2 true JPH0213393Y2 (ja) 1990-04-13

Family

ID=30500824

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985015198U Expired JPH0213393Y2 (ja) 1985-02-05 1985-02-05

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4960553B2 (ja) * 2001-06-01 2012-06-27 赤武エンジニアリング株式会社 ロータリフィーダ
JP5791916B2 (ja) * 2011-02-23 2015-10-07 株式会社タイワ精機 精米機用定量供給装置
JP6092817B2 (ja) * 2014-06-12 2017-03-08 株式会社 鐘川製作所 飼料搬送装置
JP6092980B1 (ja) * 2015-10-19 2017-03-08 株式会社 鐘川製作所 飼料搬送装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5293169U (ja) * 1976-01-09 1977-07-12

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JPS61148835U (ja) 1986-09-13

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