JPH0212901Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0212901Y2 JPH0212901Y2 JP2230385U JP2230385U JPH0212901Y2 JP H0212901 Y2 JPH0212901 Y2 JP H0212901Y2 JP 2230385 U JP2230385 U JP 2230385U JP 2230385 U JP2230385 U JP 2230385U JP H0212901 Y2 JPH0212901 Y2 JP H0212901Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- upper box
- locking
- engagement hook
- board
- locking members
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Buckles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
この考案は、時計バンドに適用される止め金具
に関するものである。
に関するものである。
「従来の技術」
一般に、時計バンドの止め金具は、片手で操作
するために操作しやすく、また時計や時計バンド
のデザインと調和するような形状に形成すること
が要求される。ところで、金属性の時計バンドに
適用するものとしては、3つ折り止め金具が広く
知られている。この3つ折り止め金具は、底板、
上板およびこの上板の上側に重ね合わされる上箱
の端部相互がこれら板材の長手方向に回動自在に
連結されてなり、上箱の端部に設けられた喰い付
き部が底板と上板とを連結するヒンジピンに係合
されることにより3つおり状態が保持され、時計
およびそれに一体的に取り付けられたバンドを手
首等に固定し、また上記上板の喰い付き部側の端
部を上側に引き上げることにより係合が解除さ
れ、時計および時計バンドを手首から取り外すこ
とができるようになつている。
するために操作しやすく、また時計や時計バンド
のデザインと調和するような形状に形成すること
が要求される。ところで、金属性の時計バンドに
適用するものとしては、3つ折り止め金具が広く
知られている。この3つ折り止め金具は、底板、
上板およびこの上板の上側に重ね合わされる上箱
の端部相互がこれら板材の長手方向に回動自在に
連結されてなり、上箱の端部に設けられた喰い付
き部が底板と上板とを連結するヒンジピンに係合
されることにより3つおり状態が保持され、時計
およびそれに一体的に取り付けられたバンドを手
首等に固定し、また上記上板の喰い付き部側の端
部を上側に引き上げることにより係合が解除さ
れ、時計および時計バンドを手首から取り外すこ
とができるようになつている。
「考案が解決しようとする問題点」
ところが、上記のように構成された止め金具
は、長い期間使用していると喰い付き部が変形し
たり、底板あるいは上板が変形して確実に係止で
きなくなつたり、また上箱に誤つて触れて係止が
解除されてしまうおそれがある等の問題を有する
ものであつた。また意匠的な観点から上箱を時計
バンドの中心部に位置させるようにするために、
上箱が時計バンドの長手方向に長くなり該上箱に
より覆い隠される時計バンドの部分が長くなつて
時計バンドの意匠性を損なわせる等の問題があつ
た。
は、長い期間使用していると喰い付き部が変形し
たり、底板あるいは上板が変形して確実に係止で
きなくなつたり、また上箱に誤つて触れて係止が
解除されてしまうおそれがある等の問題を有する
ものであつた。また意匠的な観点から上箱を時計
バンドの中心部に位置させるようにするために、
上箱が時計バンドの長手方向に長くなり該上箱に
より覆い隠される時計バンドの部分が長くなつて
時計バンドの意匠性を損なわせる等の問題があつ
た。
「問題点を解決するための手段」
この考案による時計バンドの止め金具は、前述
したような問題を解決するための手段として、基
板の上面に係合フツクが突設され、該基板の両端
にそれぞれバンドの端部が接続される第1および
第2の連結板が基板の上面に向けて折り畳み自在
に取り付けられた3つ折れ止め金具を備えたもの
において、前記第1の連結板の自由端に基板の係
合フツクを覆う上箱を設けるとともに、該上箱の
左右両側壁部に開口部を設け、前記上箱内に上箱
の左右方向に移動自在でかつ前記係合フツクと係
合する一対の係止部材を対向状態に支持し、これ
ら係止部材の間にこれらを互いに離間する方向に
付勢する弾発部材を介在させ、さらに前記係止部
材の上箱の両開口部に臨む位置に、前記弾発部材
を弾性変形させて係合フツクと係止部材との係合
を解くための押圧部を突出形成し、一方前記係合
フツクに前記第2の連結板が折り畳まれた際にこ
れを係止する係止爪を形成した。
したような問題を解決するための手段として、基
板の上面に係合フツクが突設され、該基板の両端
にそれぞれバンドの端部が接続される第1および
第2の連結板が基板の上面に向けて折り畳み自在
に取り付けられた3つ折れ止め金具を備えたもの
において、前記第1の連結板の自由端に基板の係
合フツクを覆う上箱を設けるとともに、該上箱の
左右両側壁部に開口部を設け、前記上箱内に上箱
の左右方向に移動自在でかつ前記係合フツクと係
合する一対の係止部材を対向状態に支持し、これ
ら係止部材の間にこれらを互いに離間する方向に
付勢する弾発部材を介在させ、さらに前記係止部
材の上箱の両開口部に臨む位置に、前記弾発部材
を弾性変形させて係合フツクと係止部材との係合
を解くための押圧部を突出形成し、一方前記係合
フツクに前記第2の連結板が折り畳まれた際にこ
れを係止する係止爪を形成した。
「実施例」
以下、本考案の一実施例を第1図ないし第5図
を参照して説明すると、これらの図において符号
1は基板、2は第1の連結板、3は第2の連結
板、4は上箱、5,6は係止部材であり、これら
符号1ないし6により本実施例の主要部材を構成
している。
を参照して説明すると、これらの図において符号
1は基板、2は第1の連結板、3は第2の連結
板、4は上箱、5,6は係止部材であり、これら
符号1ないし6により本実施例の主要部材を構成
している。
前記基板1は適宜の曲率をもつて湾曲して形成
されており、その凸側のほぼ中心には、上方に突
出するとともにほぼU字形状に折れ曲がつた係合
フツク7が設けられている。この係合フツク7
は、その両自由端が内方に折れ曲がつて係止部材
5,6を係止する係止部8とされ、また全体が第
2の連結板3の方(第3図左方)に屈曲してその
側縁部が第2の連結板が折り畳まれた際にこれを
係止する係止爪9を構成している。なお、前記基
板1上には係合フツク7を間にはさんで長さ方向
に延びる切欠孔10が形成されており、前記第1
および第2の連結板2,3を嵌合するようになつ
ている。
されており、その凸側のほぼ中心には、上方に突
出するとともにほぼU字形状に折れ曲がつた係合
フツク7が設けられている。この係合フツク7
は、その両自由端が内方に折れ曲がつて係止部材
5,6を係止する係止部8とされ、また全体が第
2の連結板3の方(第3図左方)に屈曲してその
側縁部が第2の連結板が折り畳まれた際にこれを
係止する係止爪9を構成している。なお、前記基
板1上には係合フツク7を間にはさんで長さ方向
に延びる切欠孔10が形成されており、前記第1
および第2の連結板2,3を嵌合するようになつ
ている。
これら第1および第2の連結板2,3は前記基
板1とほぼ同一の曲率をもつて湾曲しており、基
板1の両端部にそれぞれ基端がヒンジピン11を
介して折り畳み自在に取り付けられている。一
方、それぞれの連結板2,3の自由端には時計バ
ンド12の端部がヒンジピン11により回動自在
に連結されている。
板1とほぼ同一の曲率をもつて湾曲しており、基
板1の両端部にそれぞれ基端がヒンジピン11を
介して折り畳み自在に取り付けられている。一
方、それぞれの連結板2,3の自由端には時計バ
ンド12の端部がヒンジピン11により回動自在
に連結されている。
前記上箱4は係止部材5,6を支持するもの
で、前記係合フツク7を覆う天板部4aの左右側
縁部に開口部13を有する側壁部4bをコ字状に
取り付け、それらの側壁部4bに形成された貫通
孔14にヒンジピン11の端部を挿入して前記第
1の連結板2に回動自在に設けた構成となつてい
る。
で、前記係合フツク7を覆う天板部4aの左右側
縁部に開口部13を有する側壁部4bをコ字状に
取り付け、それらの側壁部4bに形成された貫通
孔14にヒンジピン11の端部を挿入して前記第
1の連結板2に回動自在に設けた構成となつてい
る。
前記係止部材5,6はそれぞれ全体が角柱状に
形成されており、また前記上箱4に対向方向の相
対移動を許容した状態で支持されている。一方、
これら係止部材5,6の側壁には前記係合フツク
7を囲むようにして切欠凹所15が形成され、こ
の切欠凹所15の先端(すなわち係止部材の先
端)には係合フツク7の係止部8に係合する係止
突部16が突設されている。さらに前記一方の係
止部材5の先端からは長さ方向に延びる軸部17
が突出しており、他方の係止部材6の先端に形成
された挿入孔18に挿入されるようになつてい
る。なお、この挿入孔18内には係止部材5,6
を互いに離間する方向へ付勢する弾発部材(図示
例ではコイルスプリング)19が装着されてい
る。また前記係止部材5,6の上箱の開口部13
に臨む位置には、それぞれ弾発部材19を弾性変
形させて係合フツク7と係止部材5,6との係合
を解くための押圧操作用の押圧部20が段部を間
に有するように突出形成されている。
形成されており、また前記上箱4に対向方向の相
対移動を許容した状態で支持されている。一方、
これら係止部材5,6の側壁には前記係合フツク
7を囲むようにして切欠凹所15が形成され、こ
の切欠凹所15の先端(すなわち係止部材の先
端)には係合フツク7の係止部8に係合する係止
突部16が突設されている。さらに前記一方の係
止部材5の先端からは長さ方向に延びる軸部17
が突出しており、他方の係止部材6の先端に形成
された挿入孔18に挿入されるようになつてい
る。なお、この挿入孔18内には係止部材5,6
を互いに離間する方向へ付勢する弾発部材(図示
例ではコイルスプリング)19が装着されてい
る。また前記係止部材5,6の上箱の開口部13
に臨む位置には、それぞれ弾発部材19を弾性変
形させて係合フツク7と係止部材5,6との係合
を解くための押圧操作用の押圧部20が段部を間
に有するように突出形成されている。
「作用」
次ぎに、このように構成された止め金具の作用
について説明する。
について説明する。
手首に時計バンド12を固定するには、第2の
連結板3を基板1側に折り畳み、係合フツク7に
形成された係止爪9に係止して折り畳み状態に保
持する。次ぎに、上箱4を持つて親指と例えば人
指し指とで係止部材5,6の両押圧部20をはさ
むようにして押圧しながら、第1の連結板2を基
板1に折り畳み、ここで係止部材5,6の押圧操
作を解除すれば、係止部材5,6は弾発部材19
の弾性で元の状態に復帰し、係止突部16が係合
フツク7の係止部8に係合する。この状態におい
ては、前記2つの連結板2,3の自由端が上箱4
に覆われて外部から目視できないようになるとと
もに、確実に折り畳み状態に係止される。
連結板3を基板1側に折り畳み、係合フツク7に
形成された係止爪9に係止して折り畳み状態に保
持する。次ぎに、上箱4を持つて親指と例えば人
指し指とで係止部材5,6の両押圧部20をはさ
むようにして押圧しながら、第1の連結板2を基
板1に折り畳み、ここで係止部材5,6の押圧操
作を解除すれば、係止部材5,6は弾発部材19
の弾性で元の状態に復帰し、係止突部16が係合
フツク7の係止部8に係合する。この状態におい
ては、前記2つの連結板2,3の自由端が上箱4
に覆われて外部から目視できないようになるとと
もに、確実に折り畳み状態に係止される。
また、手首等から時計バンド12を取り外すに
は、上箱4の両側壁部4bから突出している係止
部材5,6の押圧部20を押して、係合フツク7
との係合を外し、第1の連結板2を引き上げる。
第2の連結板3はたとえばバンド12をもつて引
き上げれば、係止爪9による係止力が弱いので、
容易にこれを基板1に対して開いた状態にするこ
とができる。
は、上箱4の両側壁部4bから突出している係止
部材5,6の押圧部20を押して、係合フツク7
との係合を外し、第1の連結板2を引き上げる。
第2の連結板3はたとえばバンド12をもつて引
き上げれば、係止爪9による係止力が弱いので、
容易にこれを基板1に対して開いた状態にするこ
とができる。
なお、前記実施例に示した係合フツク7、係止
爪9および係止部材5,6は、その形状が実施例
のものに限られるものではない。また係合フツク
7が形成される位置においても基板1のいずれで
も良い。
爪9および係止部材5,6は、その形状が実施例
のものに限られるものではない。また係合フツク
7が形成される位置においても基板1のいずれで
も良い。
「考案の効果」
以上説明したように本考案によれば、係止部材
を操作することによつて、腕に時計バンドを固定
するときの係止を確実に行うことができるととも
に、誤つて外れることを防止することができ、ま
た時計バンドを装着したときに上箱が露出する部
分を小さくするので、時計バンドの意匠性を損な
うことがない等の種々の優れた効果を奏する。
を操作することによつて、腕に時計バンドを固定
するときの係止を確実に行うことができるととも
に、誤つて外れることを防止することができ、ま
た時計バンドを装着したときに上箱が露出する部
分を小さくするので、時計バンドの意匠性を損な
うことがない等の種々の優れた効果を奏する。
第1図ないし第5図は本考案の一実施例を示す
もので、第1図は時計バンドの止め金具を示す平
面図、第2図はこれを折り畳んだ状態を示す平面
図、第3図は側面図、第4図は第1図鎖線円部
を拡大した一部切欠断面図、第5図は斜視図であ
る。 1……基板、2……第1の連結板、3……第2
の連結板、4……上箱、5,6……係止部材、7
……係合フツク、8……係止部、9……係止爪、
12……時計バンド、19……弾発部材(コイル
スプリング)、20……押圧部。
もので、第1図は時計バンドの止め金具を示す平
面図、第2図はこれを折り畳んだ状態を示す平面
図、第3図は側面図、第4図は第1図鎖線円部
を拡大した一部切欠断面図、第5図は斜視図であ
る。 1……基板、2……第1の連結板、3……第2
の連結板、4……上箱、5,6……係止部材、7
……係合フツク、8……係止部、9……係止爪、
12……時計バンド、19……弾発部材(コイル
スプリング)、20……押圧部。
Claims (1)
- 基板の上面に係合フツクが突設され、該基板の
両端にそれぞれバンドの端部が接続される第1お
よび第2の連結板が基板の上面に向けて折り畳み
自在に取り付けられた3つ折り止め金具を備え、
前記第1の連結板の自由端には基板の係合フツク
を覆う上箱が設けられるとともに、該上箱の左右
両側壁部には開口部が設けられ、前記上箱内には
上箱の左右方向に移動自在でかつ前記係合フツク
と係合する一対の係止部材が対向状態に支持さ
れ、これら係止部材の間にはこれらを互いに離間
する方向に付勢する弾発部材が介在させられ、さ
らに前記係止部材の上箱の両開口部に臨む位置に
は、前記弾発部材を弾性変形させて係合フツクと
係止部材との係合を解くための押圧部が突出形成
され、一方前記係合フツクには前記第2の連結板
が折り畳まれた際にこれを係止する係止爪が形成
されていることを特徴とする時計バンドの止め金
具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2230385U JPH0212901Y2 (ja) | 1985-02-19 | 1985-02-19 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2230385U JPH0212901Y2 (ja) | 1985-02-19 | 1985-02-19 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61139614U JPS61139614U (ja) | 1986-08-29 |
JPH0212901Y2 true JPH0212901Y2 (ja) | 1990-04-11 |
Family
ID=30514475
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2230385U Expired JPH0212901Y2 (ja) | 1985-02-19 | 1985-02-19 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0212901Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-02-19 JP JP2230385U patent/JPH0212901Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61139614U (ja) | 1986-08-29 |
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