JP2542417Y2 - 時計バンドの中留具 - Google Patents
時計バンドの中留具Info
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- JP2542417Y2 JP2542417Y2 JP1990095527U JP9552790U JP2542417Y2 JP 2542417 Y2 JP2542417 Y2 JP 2542417Y2 JP 1990095527 U JP1990095527 U JP 1990095527U JP 9552790 U JP9552790 U JP 9552790U JP 2542417 Y2 JP2542417 Y2 JP 2542417Y2
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- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 7
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 7
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 4
- 230000009191 jumping Effects 0.000 description 3
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 1
- 230000007774 longterm Effects 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
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Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、時計バンドの中留具に関する。
従来の技術 時計バンドの両端に装着された第1及び第2の係止部
材を有し、第1の係止部材は跳上げ部が一体となったロ
ック片を備え、第2の係止部材は、互いに重なり合い時
計バンドの幅方向に移動可能に対向配置された第1操作
部材と第2操作部材を有し、第1操作部材はロック片を
係止するロック係止部材を備え、第2操作部材には前記
跳上げ部を押し上げる跳上げ端を形成した時計バンドの
中留金具が特開昭61−168302号公報として提案されてい
る。
材を有し、第1の係止部材は跳上げ部が一体となったロ
ック片を備え、第2の係止部材は、互いに重なり合い時
計バンドの幅方向に移動可能に対向配置された第1操作
部材と第2操作部材を有し、第1操作部材はロック片を
係止するロック係止部材を備え、第2操作部材には前記
跳上げ部を押し上げる跳上げ端を形成した時計バンドの
中留金具が特開昭61−168302号公報として提案されてい
る。
このものは、第1操作部材と第2操作部材とが重なっ
ているので厚くなり、ロック片と跳上げ部とが一体とな
っているため第1操作部材と第2操作部材との間隔を比
較的大きく開けなければならず、このため中留金具の幅
が広くなり、幅の狭い女性用の時計バンドには使用でき
なかった。
ているので厚くなり、ロック片と跳上げ部とが一体とな
っているため第1操作部材と第2操作部材との間隔を比
較的大きく開けなければならず、このため中留金具の幅
が広くなり、幅の狭い女性用の時計バンドには使用でき
なかった。
また、第1の係止部材と第2の係止部材とを備え、第
1の係止部材は、時計バンドに枢着されるプレートと、
このプレートの内側に設けられた弾性を有する係止片及
び斜面を有する係止解除片とからなり、第2の係止部材
は、その一側部の窓から一端が突出し、他端は斜面を有
し、かつ第1の押圧手段により幅方向外方に付勢されて
いる第1の操作部材と、他側部の窓から一端が突出し、
第2の押圧手段によって長手方向一側に付勢され、常態
において第1の操作部材の操作を規制する規制部を有す
る第2の操作部材と、第1の係止部材の係止片が係止さ
れる係止端部とからなり、係止片と係止端部の係止時に
係止解除片の斜面と第1の操作部材の斜面とが接してい
る時計バンドの中留具が実開平1−121420号公報に開示
されている。
1の係止部材は、時計バンドに枢着されるプレートと、
このプレートの内側に設けられた弾性を有する係止片及
び斜面を有する係止解除片とからなり、第2の係止部材
は、その一側部の窓から一端が突出し、他端は斜面を有
し、かつ第1の押圧手段により幅方向外方に付勢されて
いる第1の操作部材と、他側部の窓から一端が突出し、
第2の押圧手段によって長手方向一側に付勢され、常態
において第1の操作部材の操作を規制する規制部を有す
る第2の操作部材と、第1の係止部材の係止片が係止さ
れる係止端部とからなり、係止片と係止端部の係止時に
係止解除片の斜面と第1の操作部材の斜面とが接してい
る時計バンドの中留具が実開平1−121420号公報に開示
されている。
このものは、第2の操作部材を操作したときにはじめ
て第1の操作部材が操作可能となり、しかも、第1の操
作部材を操作すると、第1の操作部材の斜面が係止解除
片の斜面を押し上げて係止片と係止端部との係合が外れ
るため、意図的な操作を行わない限り第1の係止部材と
第2の係止部材の係合は解除されにくい。しかも、第1
の操作部材と第2の操作部材とは同一平面内を摺動する
ため、中留具を薄形化できるものである。
て第1の操作部材が操作可能となり、しかも、第1の操
作部材を操作すると、第1の操作部材の斜面が係止解除
片の斜面を押し上げて係止片と係止端部との係合が外れ
るため、意図的な操作を行わない限り第1の係止部材と
第2の係止部材の係合は解除されにくい。しかも、第1
の操作部材と第2の操作部材とは同一平面内を摺動する
ため、中留具を薄形化できるものである。
しかし、第1の操作部材と第2の操作部材とが互いに
直交する方向に付勢されているので、第2の操作部材を
長手方向に摺動させながら第1の操作部材を幅方向に摺
動させなければならず、このため非常に操作性が悪い。
直交する方向に付勢されているので、第2の操作部材を
長手方向に摺動させながら第1の操作部材を幅方向に摺
動させなければならず、このため非常に操作性が悪い。
また、係止片はその弾性によってのみ係止端部に係止
されているので、長期使用した結果係止片が変形した
り、係止片のバネ力よりも大きい外力が働くと、操作部
材を操作することなく係止片と係止端部との係合が簡単
に外れてしまうという欠点がある。
されているので、長期使用した結果係止片が変形した
り、係止片のバネ力よりも大きい外力が働くと、操作部
材を操作することなく係止片と係止端部との係合が簡単
に外れてしまうという欠点がある。
考案が解決すべき課題 本考案の目的は、操作が簡単で、使用時に外れにく
く、厚みが薄く、幅が狭いものにも使用できる時計バン
ドの中留具を提供することにある。
く、厚みが薄く、幅が狭いものにも使用できる時計バン
ドの中留具を提供することにある。
課題を解決するための手段 本考案は、上記課題を解決するために、着脱自在に係
止される一対の係止部材を備え、一方の係止部材には鉤
状のロック片と跳上げ部材とがそれぞれ別箇所に設けら
れ、他方の係止部材には、二つの操作部材が設けられた
時計バンドの中留具において、前記他方の係止部材に
は、同一平面内において幅方向に移動し、近接離間可能
に対向配置されると共に、それぞれ幅方向外方へ付勢さ
れる第一の操作部材と第二の操作部材とが設けられ、第
一の操作部材には操作部材離間時に前記ロック片に係合
され、操作部材接近時に係合が解除されるロック係合部
が設けられ、第二の操作部材には操作部材近接時に前記
跳上げ部材を押し上げる押上部が形成され、第一及び第
二の操作部材の対向端部にはそれぞれ押上部とロック係
合部が嵌合される切欠部が形成されたことを特徴とする
構成を有する。
止される一対の係止部材を備え、一方の係止部材には鉤
状のロック片と跳上げ部材とがそれぞれ別箇所に設けら
れ、他方の係止部材には、二つの操作部材が設けられた
時計バンドの中留具において、前記他方の係止部材に
は、同一平面内において幅方向に移動し、近接離間可能
に対向配置されると共に、それぞれ幅方向外方へ付勢さ
れる第一の操作部材と第二の操作部材とが設けられ、第
一の操作部材には操作部材離間時に前記ロック片に係合
され、操作部材接近時に係合が解除されるロック係合部
が設けられ、第二の操作部材には操作部材近接時に前記
跳上げ部材を押し上げる押上部が形成され、第一及び第
二の操作部材の対向端部にはそれぞれ押上部とロック係
合部が嵌合される切欠部が形成されたことを特徴とする
構成を有する。
作用 鉤状のロック片がロック係合部に係合することによっ
て、一対の係止部材が強固に係止され、第一の操作部材
と第二の操作部材とを内側に押圧して接近させると、ロ
ック片とロック係合部との係合が解除されると共に、押
上部が跳上げ部材を押し上げて、一方の係止部材が浮き
上がる。
て、一対の係止部材が強固に係止され、第一の操作部材
と第二の操作部材とを内側に押圧して接近させると、ロ
ック片とロック係合部との係合が解除されると共に、押
上部が跳上げ部材を押し上げて、一方の係止部材が浮き
上がる。
第一の操作部材と第二の操作部材とを同一平面内に設
けたことによって、他方の係止部材が薄型化され、第一
の操作部材及び第二の操作部材の対向端部に相手側の端
部である押上部及びロック係合部が嵌合される切欠部を
形成したため、他方の係止部材の幅も小さくて済む。
けたことによって、他方の係止部材が薄型化され、第一
の操作部材及び第二の操作部材の対向端部に相手側の端
部である押上部及びロック係合部が嵌合される切欠部を
形成したため、他方の係止部材の幅も小さくて済む。
実施例 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
る。
第1図において、1は時計バンドの中留具であって、
互いに着脱自在に係合する一対の固定係止部材2と回動
係止部材3とを備える。
互いに着脱自在に係合する一対の固定係止部材2と回動
係止部材3とを備える。
固定係止部材2は、フレーム部4と、第一の操作部材
5と、第二の操作部材6と、カバー部材7とを備える。
5と、第二の操作部材6と、カバー部材7とを備える。
フレーム部4は平行な一対の側枠8,8′と該側枠8,8′
の一端寄りを連結する連結部9とにより平面ほぼエ字状
に構成され、側枠8,8′の他端と連結部9との間に連結
凹部10が形成され、側枠8,8′の一端と連結部9との間
にバンド取付凹部11が形成される。
の一端寄りを連結する連結部9とにより平面ほぼエ字状
に構成され、側枠8,8′の他端と連結部9との間に連結
凹部10が形成され、側枠8,8′の一端と連結部9との間
にバンド取付凹部11が形成される。
第一の操作部材5は、その先端が連結凹部10内に延び
るように一方の側枠8を貫通して、時計バンド12(第3
図参照)の幅方向に摺動自在に装着される。また、第2
図に示すように、その内側端部の略中央にL型に屈曲す
るロック係合部13が設けられると共に、ロック係合部13
の側枠8寄りの側縁上面に傾斜部13′が形成され、時計
バンド12の幅方向に沿う長孔14が穿設され、内側端部の
連結部9寄りにバネ当接凹部15が形成され、内側端部の
他端寄りに切欠部16が形成される。
るように一方の側枠8を貫通して、時計バンド12(第3
図参照)の幅方向に摺動自在に装着される。また、第2
図に示すように、その内側端部の略中央にL型に屈曲す
るロック係合部13が設けられると共に、ロック係合部13
の側枠8寄りの側縁上面に傾斜部13′が形成され、時計
バンド12の幅方向に沿う長孔14が穿設され、内側端部の
連結部9寄りにバネ当接凹部15が形成され、内側端部の
他端寄りに切欠部16が形成される。
第二の操作部材6は、第一の操作部材と同一平面内に
おいて時計バンド12の幅方向に摺動可能となるように、
他方の側枠8′を貫通して装着される。また、その内側
端部の連結部9寄りに第一の操作部材5のロック係合部
13に対応する切欠部17が形成され、連結部9の反対寄り
には第一の操作部材5の切欠凹部16に対応する突部18が
一体に設けられると共に、ここに時計バンド12の幅方向
に沿う長孔19が穿設され、突部18の先端上面を先細に傾
斜させて押上部20が形成される。
おいて時計バンド12の幅方向に摺動可能となるように、
他方の側枠8′を貫通して装着される。また、その内側
端部の連結部9寄りに第一の操作部材5のロック係合部
13に対応する切欠部17が形成され、連結部9の反対寄り
には第一の操作部材5の切欠凹部16に対応する突部18が
一体に設けられると共に、ここに時計バンド12の幅方向
に沿う長孔19が穿設され、突部18の先端上面を先細に傾
斜させて押上部20が形成される。
カバー部材7は、第1図に示すように、フレーム部4
の連結凹部10の内周に組み込まれ、第一及び第二の操作
部材5,6を覆う部材であって、その上面のロック係合部1
3と押上部20に対応する位置に、時計バンド12の幅方向
に長い差込孔21、21′が形成される。
の連結凹部10の内周に組み込まれ、第一及び第二の操作
部材5,6を覆う部材であって、その上面のロック係合部1
3と押上部20に対応する位置に、時計バンド12の幅方向
に長い差込孔21、21′が形成される。
また、第2図に示すように、カバー部材7の連結部9
寄りには、側壁7′からやや間隔を開けて隔壁22が設け
られ、カバー部材7の上面から下面に亘って、操作部材
5,6の長孔14,19に挿通されるガイドピン23,23′がそれ
ぞれ架設される。
寄りには、側壁7′からやや間隔を開けて隔壁22が設け
られ、カバー部材7の上面から下面に亘って、操作部材
5,6の長孔14,19に挿通されるガイドピン23,23′がそれ
ぞれ架設される。
そして、フレーム部4の側枠8,8′にそれぞれ第一の
操作部材5と第二の操作部材6とを同一平面内に位置す
るように貫通させると共に、その外側端を側枠8,8′か
ら外方に突出させ、第一の操作部材5のロック係合部13
を第二の操作部材6の切欠部17に対応させ、第二の操作
部材6の押上部20を第一の操作部材5の切欠部16に対応
させる。
操作部材5と第二の操作部材6とを同一平面内に位置す
るように貫通させると共に、その外側端を側枠8,8′か
ら外方に突出させ、第一の操作部材5のロック係合部13
を第二の操作部材6の切欠部17に対応させ、第二の操作
部材6の押上部20を第一の操作部材5の切欠部16に対応
させる。
また、カバー部材7の側壁7′と隔壁22との間にコイ
ルバネ24を設置してコイルバネ24と操作部材5,6とを隔
離し、コイルバネ24の両端を第一の操作部材5のバネ当
接凹部15と第二の操作部材6の切欠部17にそれぞれ当接
させ、操作部材5,6を時計バンド12の幅方向外方に付勢
させる。
ルバネ24を設置してコイルバネ24と操作部材5,6とを隔
離し、コイルバネ24の両端を第一の操作部材5のバネ当
接凹部15と第二の操作部材6の切欠部17にそれぞれ当接
させ、操作部材5,6を時計バンド12の幅方向外方に付勢
させる。
通常の状態ではコイルバネ24が操作部材5,6を外方に
押し付けているため、ガイドピン23,23′が長孔14,19の
内端に位置しているが、操作部材5,6を内側に押すと、
操作部材5,6はガイドピン23,23′がそれぞれ長孔14,19
の外端に当接するまで時計バンド12の幅方向内方に摺動
する。
押し付けているため、ガイドピン23,23′が長孔14,19の
内端に位置しているが、操作部材5,6を内側に押すと、
操作部材5,6はガイドピン23,23′がそれぞれ長孔14,19
の外端に当接するまで時計バンド12の幅方向内方に摺動
する。
すなわち、操作部材5,6はガイドピン23,23′に規制さ
れて時計バンド12の長手方向に移動することはできず、
時計バンド12の幅方向においても長孔14,19の長さ以上
に移動することはない。
れて時計バンド12の長手方向に移動することはできず、
時計バンド12の幅方向においても長孔14,19の長さ以上
に移動することはない。
第1図に示すように、回動係止部材3は、上蓋25と、
ロック片27と、跳上げ部材28とを備える。上蓋25は固定
係止部材2の連結凹部10とほぼ同幅であり、上面が凸に
湾曲し、その長手方向の一端に固定係止部材2の取り付
け片34に形成した管状の取り付け部26にピン35で回動自
在に取り付けられる取り付け壁36が設けられる。
ロック片27と、跳上げ部材28とを備える。上蓋25は固定
係止部材2の連結凹部10とほぼ同幅であり、上面が凸に
湾曲し、その長手方向の一端に固定係止部材2の取り付
け片34に形成した管状の取り付け部26にピン35で回動自
在に取り付けられる取り付け壁36が設けられる。
ロック片27は固定係止部材2の差込孔21を通してロッ
ク係合部13に掛止されるものであって、先端が他方の側
枠8′方向に屈曲されて略鉤状を成し、その先端下面に
傾斜面32が形成され、上蓋25の下面の長手方向他端寄り
に突設される。
ク係合部13に掛止されるものであって、先端が他方の側
枠8′方向に屈曲されて略鉤状を成し、その先端下面に
傾斜面32が形成され、上蓋25の下面の長手方向他端寄り
に突設される。
また、ロック片27の一側面には、差込孔21の下端に係
合する表面がなだらかな突起33がダボ出し加工等により
一体に設けられる。
合する表面がなだらかな突起33がダボ出し加工等により
一体に設けられる。
跳上げ部材28は、固定係止部材2の差込孔21′を通し
てカバー部材7内に差し込まれる部材であって、その一
側面の先端部に押上部20に対応するテーパー面29が形成
され、上蓋25の下面においてバンド取り付け部26寄りに
装着される。
てカバー部材7内に差し込まれる部材であって、その一
側面の先端部に押上部20に対応するテーパー面29が形成
され、上蓋25の下面においてバンド取り付け部26寄りに
装着される。
そして、第4図に示すような平面略エ字状のバンド取
り付け枠30の一端寄りに架設されたピン31とバンド取り
付け枠30との空間に回動係止部材3の上蓋25を通し、第
3図に示すように、バンド取り付け枠30の他端に時計バ
ンド12を取り付け、時計バンド12の他端を固定係止部材
2のバンド取付凹部11に取り付ける。
り付け枠30の一端寄りに架設されたピン31とバンド取り
付け枠30との空間に回動係止部材3の上蓋25を通し、第
3図に示すように、バンド取り付け枠30の他端に時計バ
ンド12を取り付け、時計バンド12の他端を固定係止部材
2のバンド取付凹部11に取り付ける。
固定係止部材2と回動係止部材3とを係合するには、
回動係止部材3の上蓋25をピン35回りに下方に回動さ
せ、ロック片27及び跳上げ部材28をそれぞれ固定係止部
材2の差込孔21,21′を通してカバー部材7の内部に差
し込む。すると、第5図に示すように、ロック片27の傾
斜面32がロック係合部13の傾斜部13′に当接し、これを
時計バンド12の中方向内方に押し退けて降下する。
回動係止部材3の上蓋25をピン35回りに下方に回動さ
せ、ロック片27及び跳上げ部材28をそれぞれ固定係止部
材2の差込孔21,21′を通してカバー部材7の内部に差
し込む。すると、第5図に示すように、ロック片27の傾
斜面32がロック係合部13の傾斜部13′に当接し、これを
時計バンド12の中方向内方に押し退けて降下する。
ロック片27の先端がロック係合部13を通り過ぎるとコ
イルバネ24の弾発力によりロック係合部13が外方に復元
し、ロック片27と係合する。このとき、ロック片27の突
起33が差込孔21の側縁下端にスナップ係合する。
イルバネ24の弾発力によりロック係合部13が外方に復元
し、ロック片27と係合する。このとき、ロック片27の突
起33が差込孔21の側縁下端にスナップ係合する。
固定係止部材2と回動係止部材3との係合を解くに
は、操作部材5,6を手で内方に押すとロック係合部13が
内方に移動してロック片27とロック係合部13との係合が
外れる。また、第6図に示すように、押上部20が跳上げ
部材28のテーパー面29に当接してこれを押し上げ、ロッ
ク片27の突起33が差込孔21の側縁から外れ、これにより
回動係止部材3の上蓋25がやや浮き上がるので、手でさ
らに上方に回動させて固定係止部材2と回動係止部材3
との係合を外せばよい。
は、操作部材5,6を手で内方に押すとロック係合部13が
内方に移動してロック片27とロック係合部13との係合が
外れる。また、第6図に示すように、押上部20が跳上げ
部材28のテーパー面29に当接してこれを押し上げ、ロッ
ク片27の突起33が差込孔21の側縁から外れ、これにより
回動係止部材3の上蓋25がやや浮き上がるので、手でさ
らに上方に回動させて固定係止部材2と回動係止部材3
との係合を外せばよい。
考案の効果 本考案の時計バンドの中留具によれば、一方の係止部
材のロック片を他方の係止部材のロック係合部に臨ませ
て、一方の係止部材を押し下げるだけで簡単に確実に一
対の係止部材を係合することができ、第一及び第二の操
作部材を一動作で同時に内側に押すだけでこれら係止部
材の係合が外れると共に、押上部が跳上げ部を押し上げ
て一方の係止部材が浮き上がるので、特別の操作をする
ことなく容易に時計バンドを外すことができて、非常に
操作性が良い。
材のロック片を他方の係止部材のロック係合部に臨ませ
て、一方の係止部材を押し下げるだけで簡単に確実に一
対の係止部材を係合することができ、第一及び第二の操
作部材を一動作で同時に内側に押すだけでこれら係止部
材の係合が外れると共に、押上部が跳上げ部を押し上げ
て一方の係止部材が浮き上がるので、特別の操作をする
ことなく容易に時計バンドを外すことができて、非常に
操作性が良い。
また、二つの操作部材を同時に押した場合のみに一対
の係止部材の係合を解除することができ、意図的な操作
をしないかぎり中留具が外れる心配がなく、安全性が高
い。さらに、鉤状のロック片がロック部材に係合して一
対の係止部材が係止されるので、大きな外力が加わって
も、バネ力によって係止するもののように簡単に係合が
外れたり、係止部分の変形によって係合が緩くなる心配
がない。
の係止部材の係合を解除することができ、意図的な操作
をしないかぎり中留具が外れる心配がなく、安全性が高
い。さらに、鉤状のロック片がロック部材に係合して一
対の係止部材が係止されるので、大きな外力が加わって
も、バネ力によって係止するもののように簡単に係合が
外れたり、係止部分の変形によって係合が緩くなる心配
がない。
とくに、第一及び第二の操作部材が重合されず、同一
平面内において時計バンドの幅方向に移動可能に対向配
置されているので、中留具が薄型化され、ロック片と跳
上げ部材が別個所に設けられると共に、第一及び第二の
操作部材の対向端部にはそれぞれ押上部とロック係合部
が嵌合される切欠部が形成されているので、中留具の幅
が狭くてすみ、特に、幅の狭い女性持用の時計バンドの
中留具としても使用できる。
平面内において時計バンドの幅方向に移動可能に対向配
置されているので、中留具が薄型化され、ロック片と跳
上げ部材が別個所に設けられると共に、第一及び第二の
操作部材の対向端部にはそれぞれ押上部とロック係合部
が嵌合される切欠部が形成されているので、中留具の幅
が狭くてすみ、特に、幅の狭い女性持用の時計バンドの
中留具としても使用できる。
なお、隔壁によってコイルバネと操作部材とを隔離す
れば、コイルバネがずれたり、操作部材に接触すること
がなく、安定的に伸縮する。
れば、コイルバネがずれたり、操作部材に接触すること
がなく、安定的に伸縮する。
第1図は、本考案の実施例を示す時計バンドの中留具の
斜視図、 第2図は、固定係止部材の横断面図、 第3図は、中留具係合時の時計バンドの要部斜視図、 第4図は、バンド取り付け枠の斜視図、 第5図は、第3図のA−A線断面図、 第6図は、第3図のB−B線断面図である。 1……中留具、2……固定係止部材、3……回動係止部
材、4……フレーム部、5……第一の操作部材、6……
第二の操作部材、7……カバー部材、8、8′……側
枠、9……連結部、10連結凹部、11……バンド取付凹
部、12……時計バンド、13……ロック係合部、13′……
傾斜部、14、19……長孔、15……バネ当接凹部、16、17
……切欠部、18……突部、20……押上部、21、21′……
差込孔、22……隔壁、23、23′……ガイドピン、24……
コイルバネ、25……上蓋、26……バンド取り付け部、27
……ロック片、28……跳上げ部材、29……テーパー面、
30……バンド取り付け枠、31……ピン、32……傾斜面、
33……突起、34……取り付け片、35……ピン、36……取
り付け壁。
斜視図、 第2図は、固定係止部材の横断面図、 第3図は、中留具係合時の時計バンドの要部斜視図、 第4図は、バンド取り付け枠の斜視図、 第5図は、第3図のA−A線断面図、 第6図は、第3図のB−B線断面図である。 1……中留具、2……固定係止部材、3……回動係止部
材、4……フレーム部、5……第一の操作部材、6……
第二の操作部材、7……カバー部材、8、8′……側
枠、9……連結部、10連結凹部、11……バンド取付凹
部、12……時計バンド、13……ロック係合部、13′……
傾斜部、14、19……長孔、15……バネ当接凹部、16、17
……切欠部、18……突部、20……押上部、21、21′……
差込孔、22……隔壁、23、23′……ガイドピン、24……
コイルバネ、25……上蓋、26……バンド取り付け部、27
……ロック片、28……跳上げ部材、29……テーパー面、
30……バンド取り付け枠、31……ピン、32……傾斜面、
33……突起、34……取り付け片、35……ピン、36……取
り付け壁。
Claims (1)
- 【請求項1】着脱自在に係止される一対の係止部材を備
え、一方の係止部材には鉤状のロック片と跳上げ部材と
がそれぞれ別箇所に設けられ、他方の係止部材には、二
つの操作部材が設けられた時計バンドの中留具におい
て、前記他方の係止部材には、同一平面内において幅方
向に移動し、近接離間可能に対向配置されると共に、そ
れぞれ幅方向外方へ付勢される第一の操作部材と第二の
操作部材とが設けられ、前記第一の操作部材には操作部
材離間時に前記ロック片に係合され、操作部材接近時に
係合が解除されるロック係合部が設けられ、前記第二の
操作部材には操作部材近接時に前記跳上げ部材を押し上
げる押上部が形成され、第一及び第二の操作部材の対向
端部にはそれぞれ押上部とロック係合部が嵌合される切
欠部が形成されたことを特徴とする時計バンドの中留
具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990095527U JP2542417Y2 (ja) | 1990-09-13 | 1990-09-13 | 時計バンドの中留具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990095527U JP2542417Y2 (ja) | 1990-09-13 | 1990-09-13 | 時計バンドの中留具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0454216U JPH0454216U (ja) | 1992-05-08 |
JP2542417Y2 true JP2542417Y2 (ja) | 1997-07-30 |
Family
ID=31834298
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990095527U Expired - Lifetime JP2542417Y2 (ja) | 1990-09-13 | 1990-09-13 | 時計バンドの中留具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2542417Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0586156B1 (en) * | 1992-08-27 | 1997-10-29 | Citizen Watch Co., Ltd. | Buckle for watch bands |
CN107280157B (zh) * | 2017-07-26 | 2023-05-16 | 广东小天才科技有限公司 | 表带结构及具有该表带结构的智能手表 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0610820Y2 (ja) * | 1988-02-12 | 1994-03-23 | シチズン時計株式会社 | 時計バンドの中留金具 |
-
1990
- 1990-09-13 JP JP1990095527U patent/JP2542417Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0454216U (ja) | 1992-05-08 |
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