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JPH02119775A - 細胞傷害性カリクレイン、その製造法および細胞傷害剤としての使用 - Google Patents

細胞傷害性カリクレイン、その製造法および細胞傷害剤としての使用

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Publication number
JPH02119775A
JPH02119775A JP63275116A JP27511688A JPH02119775A JP H02119775 A JPH02119775 A JP H02119775A JP 63275116 A JP63275116 A JP 63275116A JP 27511688 A JP27511688 A JP 27511688A JP H02119775 A JPH02119775 A JP H02119775A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cytotoxic
kallikrein
mouse
fraction
submandibular gland
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP63275116A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadakatsu Shimamura
島村 忠勝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP63275116A priority Critical patent/JPH02119775A/ja
Publication of JPH02119775A publication Critical patent/JPH02119775A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Enzymes And Modification Thereof (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業1−の利用分野〉 本発明は、医学、生理学および免疫学的研究もしく (
を病気の予防および冶fり(こ使用な細胞傷害性のカリ
9しイン(kall+l〜rein)、その製造法およ
びキ■胞傷害剤とシ/゛この使用(こ関する。
〈従来の技術〉 カリ9しインは、活性部位ζこ反応性ヒスチジンJ5よ
ひセ1j:、−残J、(をイ1する蛋白質分解酵素(セ
リンフ)−r 52アーセ)であって ヒトのキII 
N、お、Lひ面W4’4中にり、出され、特にキf1織
カリクレイシは脳動脈硬化fj1\゛)高血圧L1’、
 OJ J′−防、))よひ/41゛た(、1治療ζご
広く臨床利用さ)1.でいる1、一方、免投学的ζ7二
は、セノンフ1コテアー七はキ■胞傷害性′F袖胞やN
 K細胞等の細胞用害作用の重要か因子であることか示
唆されでおり、牛体のキ■胞性免疫に:F−; G:l
る季■胞傷害の機構を解明するためにもその分離が求め
られてきた。1ノかし、J:たその確認もされていなか
った。
〈発明か解決り、ようとする課題〉 このよう(ごカリクレインは、脳動脈硬化症や高血圧症
用の医療薬剤として才3よひ伺究用試薬として広<T;
ザかある。従来の製造方法によると、医療用のものはフ
タの膵臓やヒトの尿からの分離枯製物が利用されている
。しかし、この方法では相科に制限があり、精製工程が
複雑であることから製品の不足と高価格が問題となって
いる。他の動物からの分離精製も試みられており、いく
つかの酵素が単離精製されてヒトのものとの異同も明ら
かになってきた。しかし、い1゛れも収率か低くに程か
複雑であるという難点がある。
一方、細胞傷害性のセリンブ[lテアーセについては、
■−記のようにその存在が確認されるに至っていなかっ
た。
本発明は、以りのような1+’ff来技術の間頴点を解
決し、精製工程が簡単てあ・ってかつ細胞傷害性を有す
るカリクレインを動物組織からt)ることを可能にする
、製造法を提供するものである。
〈課題を解決するための手段〉 本発明者は、細胞傷害性カリクしインをマウス顎F腺か
ら分離することに成功Lノた。その分離精製法は従来法
に較へて極めて容易であり、分離精製された物質がカリ
クレインであることを同定し・、これか細胞傷害性を有
することを確認した。
マウスは、例えばBAIB/cマウスを用いろ。マウス
の顎下腺を摘出L/て計量し・、これに10〜20羞(
W/V)のイークル・−ミニマムエセンシA・ルメシウ
ム(卜IEM)を加えてホモシフ−卜した後、・1°C
で100.0OOX gて1時間遠心分離し、その−1
1清液の願下線抽出ン1ンを得る。この抽出液をセファ
デックス(J−50ゲルクロマトクラフイーで分画して
第1図に示ずようなビークBの画分を得る。このB画分
をざらに逆相高速液体り[1マドクラフイー(1円−C
)で分画して第2図に示ずようなビークCの画分を得る
このビークCの両分は、セリンプロテアーゼであること
、その中のカリクレインであること、さらに細胞傷害性
を有ずろこと、を次のようにして確認した。
(1)セリンブl=1テアーセの基質であるl・シルア
ルキニンメチルエステル(TAME)ここよってセリン
プロテアーゼの活性が認められた。さらに、セリンプロ
テアーセ阻害剤であるシイソプロビルフルオルホスファ
ターセ(DFP)およびファニルメチルスルフォニルフ
ルオライド(PMSF)を用いてセリンプロテアーセ作
用が隋書されることを確認した。
(2)  SOSポリアクリルアミドゲル電気泳動を行
い、分子i 27 、000の牟−ハントを得た。ざら
にメルカプト」−タノールl呑ノ用ゲルを用いて、17
.00(lおよび10,000の二つのバンドを得た。
(3)  (2)の単一・ハンドのタンパク質のアミノ
酸配列を調へてこれがカリクレインと同一・であること
を確認した。
(11)胸腺細胞を標的細胞として用いるトリバンブル
ー色素排除試験によって細胞傷害性を確認した。この他
に、標的細胞としては、牌細胞、Tリンパ球、]3リン
パ球、腫瘍化マウス線維等細胞(1929株)等を用い
て細胞傷害性が認められた。
以下に実施例を示す。特に記載がない限りパーセント表
示は重量パーセントを表す。
実施例1; Fi週令の雄のBALD/ Cマウスの顎丁腺を摘出し
て(4,0g)、これニ20%(w/v) (7)ME
Mを加えテン0〜130分間ホモシネ−・1・した。得
られた均ffl?1t2(1,5gタノバク質ンを/1
 ’C,:で100.000X gて1時間遠心分離し
て、肖られた上清を、llEPEsi50mM NaC
ItlN衝液(pH7,2’)で平衡にしておいたセフ
ァデックスCニー50ゲルクロマトグラフィー (ファ
ルマシア社製、φ4.Ocn+X ]000cmζこて
分画した。溶出は同緩衝液で行った。第1図ピーク13
に相当する両分を集め、次いでこれを直接に、0.1%
トリフルオロ酢酸(TFA)で平衡にしておいたカラノ
、を用いた逆相11PLc (TO8(1+1製、+’
1DS−120Tカラム、 φ2.]5cmX30cm
)に供して、分画した。溶出は0暑%’rト”Aを含む
70%(v/v、’)アセトニトリル配にて流速1m1
/分て行った。第2図ピークCに相当する両分を回収し
て、8430ノJ.gタンパク質の精製分離物を得た。
得られた精製物の性質を次のような確認試験等を行って
確認した。
々 l      ゝ SrlSポリケルアクリルアミドゲル濃度は、、aem
mliらの方法r:U. K. Laemmli、Na
ture, ’21:1(i80−685.(1970
)] (ご′C行−った(アクリル−/ミド淵)朗20
%、Sl)!JJj度2%、ケルP52111m)。ざ
1.りこメルカフトエタノー・ル)不順試料の場合には
メルカーノト]−タノールF)%を加えた。試料な2%
5t)Sを含む試料用緩衝液(5%メルカフトエタノ・
−ルl奈加ンISたは無添加緩衝液)!こ各々溶解−5
分間煮沸処哩して電気泳動ζこ供した。泳動は50〜(
iom八て11−)人・。
分子積標準マーカー(こは、5I)S−6[シクマ比製
、ウシ面詰アルフミン(分子・ψ6G、000)、卵白
アルフミン(同45,000)、パパイン(同3L70
0) PMSI・処理トリアジノ・−りン(+1jl 
24 、000 )、β ラクトり17ブリン(同18
9.り00)、リソチーム(同14,300)および炭
酸脱水素酵素(同2眠000)を含む]、−T゛トクロ
ーiC(同12,400)およびアブ[−1チニン〈同
(i、500)を用いた。・その結果、メルカプ゛l・
エタノール無添加ケルここて分−(−i−27,000
の牟−ハントか得られた。メルカプトJ−夕7ノールを
奈加り゛ルC゛は分1’量27.000. V7,00
0および10 、000の三つの単副ハントか11+ら
れた。これは、SS結合したサフユニツトからなるカリ
クレインの分子−構成と同一である。
アーミ=J鍍配列−θし一定 ?iに法(ごて還元してカルオ、キシメチル化した試本
・Iの一/S〕酸配列を1lcts+cl、の方i、!
′、c、J、 Biol、 CI+e+n。
2別7!J90−7!197 (+り81)] !こて
液相アミノ酸シクエンザー(A 円Jl i c〔l 
Ri osys Lems?−1′製、470A!t2
)で調へた。
以トの分子量およびアミノ酸配列分析の結果から、精製
分離タンパ7質at力リクレイノ(ご属するものである
ことが6111月された。
組胞−イ■〜割性會舌−性謙−1u’l一定試トlをR
1)ト1f−1640−1B地(キップ!社製)て−噌
透析する。種)2の潤度に調製した透11i試料の各1
07J、lを、胸I!細1抱の10%加熱処理胎児ウシ
血清(ハイク1フーン社製)含有量培地?″′;=遊液
仁こ最終容11007z(細胞数約lXl0)になる様
に加える。浮遊j音は9(1−ウj:ルンイグロプレ−
1−(:2=二シンク製)にrめ分?4’、 LyでJ
′5<。これを「逼%炭酸カスを含む加湿雰囲気中で1
37°Cて3(4間培養ずろ。各培養の生細胞をトリパ
ンフルー色素排除試験で計数する。
細胞傷害活性は下記の式で示すA11l胞傷害活性(%
)で表した。
細胞傷害活性(%)= (1−試験培養の細胞数/対照培養の細胞数)X100
その結果、本精製物(50)18/ m l )の活性
50.2%が認められた。
セ1゛ ロー” −゛I!1リ−しt セリンブDテアーセ活性の測定は、Moriwaki(
+)方法[薬学雑誌、91413−416 (1971
)]に準しで′r A p+ 1:、を基質に用いで行
った。試;jail O、11n+n lを0.1ml
の0、団T A旨Eおよ0O61ト1燐酸緩南液(1+
ll 8.0)と混合し、;30°(゛て30分間イン
ギ:Lヘートする。反応を0.2mlの15%(w/v
) I・リクDル酢酸および帆1mlの2%(w/ν)
マンガンカリウノ、を加えて反応を停止[−させる、1
分後、0.1mlの10%(IJ/v)重炭酸ナトリウ
1、を加え、次いて4mlの0./1%クロモトローフ
酸の67%硫酸溶液とよく混合する。混合液の吸光度を
58Onmて測定する。その結果、本精製物は特異的な
カリクレイン活性(8(i、77J、moles/mi
n/mg)を有することか証明された。
宝  −イーンー活オLの一阻 7七−イ1ユj1] 試料(3,′7xlO−’計1)をD Fl)またはP
 M S F’の3.7×10−2uni、3.7X 
IQ−’mMまたは3.7mMc7)溶液(コ各々加え
て、37℃で60分間インキュベートシた。基質TA阻
:を用いて−1−記の方法でカリクレイン活性を測定し
た。ドロ害剤を加えかい対!!何と比較したカリクレー
イン活性をト1]害率(%)で表した。その結果、本精
製物のニス:J−ル分解作用はノlリクレイン阻害剤(
こよって確実むこr口害されることか証明された(表1
)。
一−−−/ /、−、、−、−、−−−− 表−1− セリンフロテアーセ阻害剤ζごよるセリンプ1−1テア
ーセ活性の阻害作用 団害剤  試料/ド■1害剤比 阻害率 無しく月明)O DFP         10−”         
   :3.110  ’            4
2.310−’           95.4)’M
SF        10−/           
 L510−’            38.’J1
0’=           84.7実施例2: BALB/ c71ブスの雌の5週令を用いて実施例と
同様に精製物を調製した。督られた調製物ci、セリン
ブロテアーセ活性が6.7μ…oles/m団/n18
、細胞傷害性活性が32.3%(2371g/ml)で
あって、アミノ酸配列はカリクレインのm G K −
(iと同・てあ・旬こ。
本発明の好ましい実施態様をここに詳細ζこ記述しIた
が、腫/、7の変更が本発明の精神または添付した特許
請求の範囲に反するごとなく1テわれろことは当業者に
理解されよう。
く本発明の効果〉 以北のようζこ、本発明ζこよれは、細胞傷害性カック
レイ〉・をマウス顎F腺から容易に高収率で製造するこ
とかiJi能にん゛す、臨床用もしくは実験研究用の細
胞傷害性カリクレインを大量に安価に提供することかで
きる。
また、本発明もこまって製造されるカリクレインは高い
細胞傷害性活性をイ1することから、カリクレインを1
.Y来の脳動脈硬化症や高血圧症の予防治療のみならず
、鞘I胞、例えば、自rfn球、癌細胞、ウイルズ感染
斤■胞等の破壊にこれを使用することかでき、諸疾唐、
のj−防治療にきわめて有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の細胞傷害性カリクレインの調製工程
ζこおけるケルクロマトクラ゛フィーの溶出パターンを
示す、説明図である。 第2図は、本発明の細胞傷害性)1リクレインの調製工
程における逆相高速?(1体り1コマトクラーノ7−の
溶出パターンを示す、説明図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、マウス顎下腺から分離した細胞傷害性カリクレイン
    。 2、マウス顎下腺をホモジネートして、遠心分離し、ゲ
    ルクロマトグラフィー分画の後、さらに逆相高速液体ク
    ロマトグラフィーで分画して精製することからなる、細
    胞傷害性カリクレインの製造法。 3、請求項1に記載の細胞傷害性カリクレインの、細胞
    傷害剤としての使用。
JP63275116A 1988-10-31 1988-10-31 細胞傷害性カリクレイン、その製造法および細胞傷害剤としての使用 Pending JPH02119775A (ja)

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