JPH02117910A - 光硬化性樹脂組成物 - Google Patents
光硬化性樹脂組成物Info
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- JPH02117910A JPH02117910A JP27070888A JP27070888A JPH02117910A JP H02117910 A JPH02117910 A JP H02117910A JP 27070888 A JP27070888 A JP 27070888A JP 27070888 A JP27070888 A JP 27070888A JP H02117910 A JPH02117910 A JP H02117910A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野)
本発明は光硬化性樹脂組成物に関し、特に光伝送用ガラ
スファイバー(本明細書において、光ファイバーと略記
する)の−次被覆材料に関するものであり、詳細には光
ファイバーとの密着性に優れ、低弾性率で弾性率の温度
依存性が小さく、かつ耐熱性、耐水性に優れた光フアイ
バー被覆材料に関する。
スファイバー(本明細書において、光ファイバーと略記
する)の−次被覆材料に関するものであり、詳細には光
ファイバーとの密着性に優れ、低弾性率で弾性率の温度
依存性が小さく、かつ耐熱性、耐水性に優れた光フアイ
バー被覆材料に関する。
一゛般に光ファイバーは、外部環境からの物理的、化学
的保護及び伝送特性を維持するために、紡糸直後に高分
子材料による被覆が施されている。これらの被覆材料と
して、シリコーン樹脂等の熱硬化樹脂や、ウレタンアク
リレート系、エポキシアクリレート系、ポリブタジェン
アクリレート系等の紫外線硬化樹脂が用いられてきた。
的保護及び伝送特性を維持するために、紡糸直後に高分
子材料による被覆が施されている。これらの被覆材料と
して、シリコーン樹脂等の熱硬化樹脂や、ウレタンアク
リレート系、エポキシアクリレート系、ポリブタジェン
アクリレート系等の紫外線硬化樹脂が用いられてきた。
[発明が解決しようとする課題]
しかしシリコーン樹脂は、低Tg、低弾性率を有し、弾
性率の温度依存性が小さいという長所を有する反面、熱
硬化のため硬化速度が遅く、光ファイバーの生産性に劣
る欠点がある。又、ウレタンアクリレート系、エポキシ
アクリレート系、ポリブタジェンアクリレート系等の紫
外線硬化樹脂は、硬化速度は速いという長所を有する反
面、弾性率の温度依存性が大きい、あるいは耐熱性、耐
水性に劣る欠点等があり、高い信頼性を求められる光フ
アイバー被覆材料としての性能を十分に満たしていない
。
性率の温度依存性が小さいという長所を有する反面、熱
硬化のため硬化速度が遅く、光ファイバーの生産性に劣
る欠点がある。又、ウレタンアクリレート系、エポキシ
アクリレート系、ポリブタジェンアクリレート系等の紫
外線硬化樹脂は、硬化速度は速いという長所を有する反
面、弾性率の温度依存性が大きい、あるいは耐熱性、耐
水性に劣る欠点等があり、高い信頼性を求められる光フ
アイバー被覆材料としての性能を十分に満たしていない
。
本発明の目的は、光ファイバーとの密着性が向上し、又
低弾性率で弾性率の温度依存性が小さく、かつ耐熱性、
耐水性が良好であることを条件に、優れた光伝送特性を
示し、高い信頼性を求められる光ファイバーの一次被覆
材料として好適な光硬化性樹脂組成物を提供することに
ある。
低弾性率で弾性率の温度依存性が小さく、かつ耐熱性、
耐水性が良好であることを条件に、優れた光伝送特性を
示し、高い信頼性を求められる光ファイバーの一次被覆
材料として好適な光硬化性樹脂組成物を提供することに
ある。
本発明者らは種々検討した結果、ウレタン変性(メタ)
アクリレートと、単官能(メタ)アクリレート化合物及
び特定構造のモノアクリレートよりなる組成物が光ファ
イバーとの密着性に優れ、低弾性率で弾性率の温度依存
性が小さく、かつ耐熱性、耐水性に優れ、またこの組成
物で被覆した光ファイバーは優れた伝送特性を示すこと
を見出し本発明に至った。
アクリレートと、単官能(メタ)アクリレート化合物及
び特定構造のモノアクリレートよりなる組成物が光ファ
イバーとの密着性に優れ、低弾性率で弾性率の温度依存
性が小さく、かつ耐熱性、耐水性に優れ、またこの組成
物で被覆した光ファイバーは優れた伝送特性を示すこと
を見出し本発明に至った。
すなわち本発明は、
A) (a)ポリイソシアネート化合物、(b)分子
量が1000以上のポリヒドロキシ化合物及び(c)分
子中に1個の水酸基と1個以上の(メタ)アクリロイル
基を有する不飽和モノヒドロキシ化合物の3者を反応さ
せて得られるウレタン変性(メタ)アクリレート30〜
60重量部、 B)単官能(メタ)アクリレート化合物40〜30重量
部及び C) 式 CL”CHCOOCLCLOCONHCL
CLCLCL (I )で表わされるモノアクリレ
ート30〜lO重量部(但し、A)、B)およびC)の
総量は100重量部とする)から成る光硬化性樹脂組成
物である。
量が1000以上のポリヒドロキシ化合物及び(c)分
子中に1個の水酸基と1個以上の(メタ)アクリロイル
基を有する不飽和モノヒドロキシ化合物の3者を反応さ
せて得られるウレタン変性(メタ)アクリレート30〜
60重量部、 B)単官能(メタ)アクリレート化合物40〜30重量
部及び C) 式 CL”CHCOOCLCLOCONHCL
CLCLCL (I )で表わされるモノアクリレ
ート30〜lO重量部(但し、A)、B)およびC)の
総量は100重量部とする)から成る光硬化性樹脂組成
物である。
本発明において用いられるウレタン変性(メタ)アクリ
レートという表現は、アクリレートとメタクリレートの
両方を意味する。その他(メタ)アクリロイル基、(メ
タ)アクリル酸、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート単官能(
メタ)アクリレート、多官能(メタ)アクリレートなど
の表現も同様である。
レートという表現は、アクリレートとメタクリレートの
両方を意味する。その他(メタ)アクリロイル基、(メ
タ)アクリル酸、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート単官能(
メタ)アクリレート、多官能(メタ)アクリレートなど
の表現も同様である。
以下、本発明の構成について詳細に説明する。
本発明において用いられるA)ウレタン変性(メタ)ア
クリレートとは、(a)ポリイソシアネート化合物、(
b)ポリヒドロキシ化合物及び(c)分子中に1個の水
酸基と1個以上の(メタ)アクリロイル基を有する不飽
和モノヒドロキシ化合物の3者を反応させて得られる化
合物である。
クリレートとは、(a)ポリイソシアネート化合物、(
b)ポリヒドロキシ化合物及び(c)分子中に1個の水
酸基と1個以上の(メタ)アクリロイル基を有する不飽
和モノヒドロキシ化合物の3者を反応させて得られる化
合物である。
前記した (a)ポリイソシアネート化合物としては、
分子中に2個以上のイソシアネート基を有する物質で、
その具体例としては2.4−トリレンジイソシアネート
、 2.6−1−リレンジイソシアネート、ジフェニル
メタン−4,4°−ジイソシアネート、キシリレンジイ
ソシアネート、ナフチレンジイソシアネート、ヘキサメ
チレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート
などのジイソシアネート化合物やこれらのジイソシアネ
ート化合物のダイマーやトリマー類、さらにこれらのジ
イソシアネート化合物とエチレングリコール、ヘキサン
ジオール、トリメチロールプロパン、グリセリン、ヘキ
サントリオールなどのポリオール類をイソシアネート基
が過剰な条件で反応させた化合物などが挙げられる。こ
れらのポリイソシアネート化合物は単独もしくは2種類
以上を混合して用いても良い。
分子中に2個以上のイソシアネート基を有する物質で、
その具体例としては2.4−トリレンジイソシアネート
、 2.6−1−リレンジイソシアネート、ジフェニル
メタン−4,4°−ジイソシアネート、キシリレンジイ
ソシアネート、ナフチレンジイソシアネート、ヘキサメ
チレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート
などのジイソシアネート化合物やこれらのジイソシアネ
ート化合物のダイマーやトリマー類、さらにこれらのジ
イソシアネート化合物とエチレングリコール、ヘキサン
ジオール、トリメチロールプロパン、グリセリン、ヘキ
サントリオールなどのポリオール類をイソシアネート基
が過剰な条件で反応させた化合物などが挙げられる。こ
れらのポリイソシアネート化合物は単独もしくは2種類
以上を混合して用いても良い。
前記した (b)ポリヒドロキシ化合物としては、分子
中に2個以上の゛水酸基を有する化合物で、分子量力月
000以上で好ましくは2000〜4000である。
中に2個以上の゛水酸基を有する化合物で、分子量力月
000以上で好ましくは2000〜4000である。
その具体例としては、ポリエチレングリコール、ポリプ
ロピレングリコール、ポリオキシテトラメチレングリコ
ール、プロピレンオキシド−テトラヒドロフラン共重合
体などのポリエーテルポリオールや、アジピン酸、ドデ
カンジカルボン酸と前記したポリオール類やジエチレン
グリコール、ポリプロピレングリコールなどと反応して
得られるポリエステルポリオール、さらにポリカプロラ
クトンポリオール、末端水酸基を有する飽和ポリオレフ
ィンなどが挙げられる。これらのポリヒドロキシ化合物
の分子量カ月000未満では、弾性率が高くなり、伝送
特性上好ましくない。
ロピレングリコール、ポリオキシテトラメチレングリコ
ール、プロピレンオキシド−テトラヒドロフラン共重合
体などのポリエーテルポリオールや、アジピン酸、ドデ
カンジカルボン酸と前記したポリオール類やジエチレン
グリコール、ポリプロピレングリコールなどと反応して
得られるポリエステルポリオール、さらにポリカプロラ
クトンポリオール、末端水酸基を有する飽和ポリオレフ
ィンなどが挙げられる。これらのポリヒドロキシ化合物
の分子量カ月000未満では、弾性率が高くなり、伝送
特性上好ましくない。
前記した (c)不飽和モノヒドロキシ化合物としては
例えば、 2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート
、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレートのよう
なヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート、 N−ヒ
ドロキシメチル(メタ)アクリルアミドのようなN−ヒ
ドロキシアルキル(メタ)アクリルアミド、エチレング
リコールモノ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコ
ールモノ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコー
ルモノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコー
ルモノ(メタ)アクリレートのような(ポリ)アルキレ
ングリコールモノ(メタ)アクリレート、トリメチロー
ルプロパンジ(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ
)アクリレートと(メタ)アクリル酸との等モル反応生
成物などが挙げられ、これらは単独もしくは2種以上を
混合して用いることができる。
例えば、 2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート
、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレートのよう
なヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート、 N−ヒ
ドロキシメチル(メタ)アクリルアミドのようなN−ヒ
ドロキシアルキル(メタ)アクリルアミド、エチレング
リコールモノ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコ
ールモノ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコー
ルモノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコー
ルモノ(メタ)アクリレートのような(ポリ)アルキレ
ングリコールモノ(メタ)アクリレート、トリメチロー
ルプロパンジ(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ
)アクリレートと(メタ)アクリル酸との等モル反応生
成物などが挙げられ、これらは単独もしくは2種以上を
混合して用いることができる。
(a)、(b)及び(c)の量は通常(b)1当量に対
しくal 1.1〜2.0当量、(c) 0.1−1.
2当量であり、好ましくは (b) l当量に対して
(a) 1.2〜1.8当量、(c) 0.2〜1.0
当量である。
しくal 1.1〜2.0当量、(c) 0.1−1.
2当量であり、好ましくは (b) l当量に対して
(a) 1.2〜1.8当量、(c) 0.2〜1.0
当量である。
また (a) 、 (b) 、 (c)の反応の順序は
特に限定はなく、例えば (a) 、 (b) 、 (
c)を同時に反応させる、(a)と(b)を反応させて
から (c)を反応させる、または (a)と(c)を
反応させてから (b)を反応させる方法があり、通常
反応温度は約20℃から150℃である。この際、反応
を促進するためにトリエチルアミン、ジブチルスズジラ
ウレート等の通常のウレタン化反応の触媒を用いたり、
また(メタ)アクリロイル基の重合を防止するためにベ
ンゾキノン、ハイドロキノン、ハイドロキノンモノメチ
ルエーテル、カテコール、フェノチアジンなどの通常の
ラジカル重合禁止剤を用いたり、反応系に空気又は酸素
を導入してもよい。
特に限定はなく、例えば (a) 、 (b) 、 (
c)を同時に反応させる、(a)と(b)を反応させて
から (c)を反応させる、または (a)と(c)を
反応させてから (b)を反応させる方法があり、通常
反応温度は約20℃から150℃である。この際、反応
を促進するためにトリエチルアミン、ジブチルスズジラ
ウレート等の通常のウレタン化反応の触媒を用いたり、
また(メタ)アクリロイル基の重合を防止するためにベ
ンゾキノン、ハイドロキノン、ハイドロキノンモノメチ
ルエーテル、カテコール、フェノチアジンなどの通常の
ラジカル重合禁止剤を用いたり、反応系に空気又は酸素
を導入してもよい。
本発明のウレタン変性(メタ)アクリレートの末端は通
常(メタ)アクリロイル基であるが、−部イソシアネー
ト基やヒドロキシル基であってもよい、ウレタン変性(
メタ)アクリレートの使用割合は30〜60重量部であ
り、30重量部未満では組成物の粘度が低くなり作業上
被覆困難となり、又ウレタン変性(メタ)アクリレート
の持つ強靭性が不足し、耐熱性、耐水性の面で劣る。ま
た、60重量部を超大る場合は、組成物の粘度が高くな
り、作業上被覆困難となる。
常(メタ)アクリロイル基であるが、−部イソシアネー
ト基やヒドロキシル基であってもよい、ウレタン変性(
メタ)アクリレートの使用割合は30〜60重量部であ
り、30重量部未満では組成物の粘度が低くなり作業上
被覆困難となり、又ウレタン変性(メタ)アクリレート
の持つ強靭性が不足し、耐熱性、耐水性の面で劣る。ま
た、60重量部を超大る場合は、組成物の粘度が高くな
り、作業上被覆困難となる。
本発明において用いられるB)単官能(メタ)アクリレ
ート化合物とは、組成物のTg、弾性率、粘度などを調
整するために加えられるアクリレート化合物であり、例
えば、 2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ド
デシル(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ
)アクリレート、エチレングリコールノニルフェニルエ
ーテル(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコー
ルノニルフェニルエーテル(メタ)アクリレート、ブチ
ルグリシジルエーテルの(メタ)アクリル酸付加物、テ
トラヒドロフルフリルアルコールカプロラクトン付加物
の(メタ)アクリレート、 2−エチルヘキシルアルコ
ールエチレンオキシド付加物の(メタ)アクリレート、
ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプ
ロピル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)
アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、ジ
シクロペンテニル(メタ)アクリレート、ジシクロペン
テニルオキシエチル(メタ)アクリレート等の単官能(
メタ)アクリレートで、低Tg(−25℃〜−50℃程
度)のアクリレート化合物が望ましい、また、これらは
単独あるい°は二種以上併用しても良い。また、このB
)は、ウレタン結合を有さないものであることが望まし
い。
ート化合物とは、組成物のTg、弾性率、粘度などを調
整するために加えられるアクリレート化合物であり、例
えば、 2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ド
デシル(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ
)アクリレート、エチレングリコールノニルフェニルエ
ーテル(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコー
ルノニルフェニルエーテル(メタ)アクリレート、ブチ
ルグリシジルエーテルの(メタ)アクリル酸付加物、テ
トラヒドロフルフリルアルコールカプロラクトン付加物
の(メタ)アクリレート、 2−エチルヘキシルアルコ
ールエチレンオキシド付加物の(メタ)アクリレート、
ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプ
ロピル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)
アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、ジ
シクロペンテニル(メタ)アクリレート、ジシクロペン
テニルオキシエチル(メタ)アクリレート等の単官能(
メタ)アクリレートで、低Tg(−25℃〜−50℃程
度)のアクリレート化合物が望ましい、また、これらは
単独あるい°は二種以上併用しても良い。また、このB
)は、ウレタン結合を有さないものであることが望まし
い。
又、必要に応じて上記B)以外に、エチレングリコール
ジ(メタ)アクリレート、ネオベンチルグリコールジ(
メタ)アクリレート、 1.4−ブタンジオールジ(メ
タ)アクリレート、ビスフェノールA・エチレンオキシ
ド付加物のジ(メタ)アクリレート、トリスアクリロイ
ルオキシエチルイソシアヌレート、トリメチロールプロ
パントリ(メタ)アクリレート等の多官能(メタ)アク
リレートを本発明の効果を損なわない範囲で用いても良
い。
ジ(メタ)アクリレート、ネオベンチルグリコールジ(
メタ)アクリレート、 1.4−ブタンジオールジ(メ
タ)アクリレート、ビスフェノールA・エチレンオキシ
ド付加物のジ(メタ)アクリレート、トリスアクリロイ
ルオキシエチルイソシアヌレート、トリメチロールプロ
パントリ(メタ)アクリレート等の多官能(メタ)アク
リレートを本発明の効果を損なわない範囲で用いても良
い。
アクリレート化合物の使用割合は、30重量部未満では
、組成物のTgが高くなり、弾性率の温度依存性が大き
くなり、伝送特性に劣る。又、40重量部を超える場合
は、組成物の粘度が低くなり、作業上被覆困難となる。
、組成物のTgが高くなり、弾性率の温度依存性が大き
くなり、伝送特性に劣る。又、40重量部を超える場合
は、組成物の粘度が低くなり、作業上被覆困難となる。
本発明において用いられるC)式[I]で表わされるモ
ノアクリレートは、n−ブチルイソシアネートのヒドロ
キシエチルアクリレートの付加物であり、市販品として
日本曹達株式会社製のニラソーキュアーt1M−1があ
る。このモノアクリレートの使用割合は、10重量部未
満では、光ファイバーとの密着性に効果が無い、30重
量部を超える場合には、組成物のTgが高くなり、弾性
率の温度依存性が大きくなり伝送特性が劣る。
ノアクリレートは、n−ブチルイソシアネートのヒドロ
キシエチルアクリレートの付加物であり、市販品として
日本曹達株式会社製のニラソーキュアーt1M−1があ
る。このモノアクリレートの使用割合は、10重量部未
満では、光ファイバーとの密着性に効果が無い、30重
量部を超える場合には、組成物のTgが高くなり、弾性
率の温度依存性が大きくなり伝送特性が劣る。
本発明の組成物は、必要に応じて光重合開始剤、シラン
カップリング剤、酸化防止剤、フィラー等の各種添加剤
が配合される。
カップリング剤、酸化防止剤、フィラー等の各種添加剤
が配合される。
光重合開始剤は特に限定するものでないが、例えばベン
ゾイル、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインイソプ
ロピルエーテル、ベンゾインブチルエーテル、ベンジル
、ベンゾフェノン、 2−ヒドロキシ−2−メチルプロ
ピオフェノン、 2.2−ジェトキシアセトフェノン、
ベンジルジメチルケタール、アントラキノン、クロルア
ントラキノン、エチルアントラキノン、ブチルアントラ
キノン、ジフェニルスルファイド、ジチオカーバメート
、2−クロルチオキサントン、a−り四ロメチルナフタ
レンアントラセン、3.3°14,4°−テトラ−(1
−ブチルパーオキシカルボニル)ベンゾフェノン、 2
,4.6−1リメチルベンゾイルジフエニルフオスフイ
ンオキシドなどが挙げられる。これらは単独あるいは二
種以上併用しても良い。また、これらの光重合開始剤に
、ミヒラーケトン、トリエチルアミン、アルキルモルホ
リン等のアミンを併用して用いてもよい、これらの光重
合開始剤の使用割合は、通常、本発明の樹脂組成物の1
重量%以上、10重量%未満であり、好ましくは2重量
%から5重量%である。
ゾイル、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインイソプ
ロピルエーテル、ベンゾインブチルエーテル、ベンジル
、ベンゾフェノン、 2−ヒドロキシ−2−メチルプロ
ピオフェノン、 2.2−ジェトキシアセトフェノン、
ベンジルジメチルケタール、アントラキノン、クロルア
ントラキノン、エチルアントラキノン、ブチルアントラ
キノン、ジフェニルスルファイド、ジチオカーバメート
、2−クロルチオキサントン、a−り四ロメチルナフタ
レンアントラセン、3.3°14,4°−テトラ−(1
−ブチルパーオキシカルボニル)ベンゾフェノン、 2
,4.6−1リメチルベンゾイルジフエニルフオスフイ
ンオキシドなどが挙げられる。これらは単独あるいは二
種以上併用しても良い。また、これらの光重合開始剤に
、ミヒラーケトン、トリエチルアミン、アルキルモルホ
リン等のアミンを併用して用いてもよい、これらの光重
合開始剤の使用割合は、通常、本発明の樹脂組成物の1
重量%以上、10重量%未満であり、好ましくは2重量
%から5重量%である。
本発明の組成物は、例えば、主成分がシリカの石英ガラ
ス光ファイバーの被覆材料等として有用である。その使
用例を以下に示す。
ス光ファイバーの被覆材料等として有用である。その使
用例を以下に示す。
石英母材を約2000℃に加熱して、線引速度60〜3
00m/分で外径125±3μに紡糸して光ファイバー
を得る。この紡糸直後の光ファイバーを被覆材料の入っ
た槽中な通し、硬化後の外径が通常200〜300μ、
好ましくは250μになる様に調節される。又、硬化は
塗布後の光ファイバーを高圧水銀灯を用いて、窒素ガス
雰囲気中で紫外線を照射して行う方法が代表的である。
00m/分で外径125±3μに紡糸して光ファイバー
を得る。この紡糸直後の光ファイバーを被覆材料の入っ
た槽中な通し、硬化後の外径が通常200〜300μ、
好ましくは250μになる様に調節される。又、硬化は
塗布後の光ファイバーを高圧水銀灯を用いて、窒素ガス
雰囲気中で紫外線を照射して行う方法が代表的である。
[実施例]
以下に合成例、実施例、比較例を挙げ本発明を説明する
。
。
合成例1
分子量2000のポリオキシテトラメチレングリコール
300重量部、2.4−トリレンジイソシアネート39
.2重量部を500mβの攪拌機、温度計を装備したフ
ラスコに仕込み、窒素気流下で70℃で4時間反応させ
たところ、NGO基が初期の尾になった0次に、この反
応液にヒドロキシエチルアクリレ−)1B、3重量部、
ハイドロキノン0.2重量部、ジブチルスズジラウレー
ト 0.1重量部を加え、空気を反応液中にバブリング
しながら70℃で更に5時間反応させてウレタン変性(
メタ)アクリレート(八−1)を合成した。
300重量部、2.4−トリレンジイソシアネート39
.2重量部を500mβの攪拌機、温度計を装備したフ
ラスコに仕込み、窒素気流下で70℃で4時間反応させ
たところ、NGO基が初期の尾になった0次に、この反
応液にヒドロキシエチルアクリレ−)1B、3重量部、
ハイドロキノン0.2重量部、ジブチルスズジラウレー
ト 0.1重量部を加え、空気を反応液中にバブリング
しながら70℃で更に5時間反応させてウレタン変性(
メタ)アクリレート(八−1)を合成した。
合成例2
分子量2000のプロブレンオキシド−テトラヒドロフ
ラン共重合体(保止ケ谷化学製・PPTG 2000)
300重量部、 2.4−トリレンジイソシアネート3
9.2重量部を500mρの攪拌機、温度計を装備した
フラスコに仕込み、窒素気流下で70℃で5時間反応さ
せたところ、NGO基が初期の%になった。次に、この
反応液にヒドロキシエチルアクリレート18.3重量部
、ハイドロキノン0.2重量部、ジブチルスズジラウレ
ート01重量部を加え、空気を反応液中にバブリングし
ながら70℃で更に5時間反応させてウレタン変性(メ
タ)アクリレート(A−2)を合成した。
ラン共重合体(保止ケ谷化学製・PPTG 2000)
300重量部、 2.4−トリレンジイソシアネート3
9.2重量部を500mρの攪拌機、温度計を装備した
フラスコに仕込み、窒素気流下で70℃で5時間反応さ
せたところ、NGO基が初期の%になった。次に、この
反応液にヒドロキシエチルアクリレート18.3重量部
、ハイドロキノン0.2重量部、ジブチルスズジラウレ
ート01重量部を加え、空気を反応液中にバブリングし
ながら70℃で更に5時間反応させてウレタン変性(メ
タ)アクリレート(A−2)を合成した。
合成例3
分子量850のポリオキシテトラメチレングリコール3
00重量部、 2.4−トリレンジイソシアネー1−9
2.1重量部を500mβの攪拌機、温度計を装備した
フラスコに仕込み、窒素気流下で70°Cで4時間反応
させたところ、NGO基が初期の届になった。次に、こ
の反応液にヒドロキシエチルアクリレート43重量部、
ハイドロキノン0.2重量部、ジブチルスズジラウレー
ト0.1重量部を加え、空気を反応液中にバブリングし
ながら70℃で更に5時間反応させてウレタン変性(メ
タ)アクリレート(A−3)を合成した。
00重量部、 2.4−トリレンジイソシアネー1−9
2.1重量部を500mβの攪拌機、温度計を装備した
フラスコに仕込み、窒素気流下で70°Cで4時間反応
させたところ、NGO基が初期の届になった。次に、こ
の反応液にヒドロキシエチルアクリレート43重量部、
ハイドロキノン0.2重量部、ジブチルスズジラウレー
ト0.1重量部を加え、空気を反応液中にバブリングし
ながら70℃で更に5時間反応させてウレタン変性(メ
タ)アクリレート(A−3)を合成した。
実施例1〜4及び比較例1〜3
表−1に示す配合内容(重量部)にて、所定のウレタン
変性(メタ)アクリレート、アクリレート化合物、モノ
アクリレート、光重合開始剤を加えて十分に混合攪拌し
、各々の被覆材料を得た。
変性(メタ)アクリレート、アクリレート化合物、モノ
アクリレート、光重合開始剤を加えて十分に混合攪拌し
、各々の被覆材料を得た。
被覆材料の評価:
実施例及び比較例で得られた被覆材料について次の評価
を行い、その結果を表−2に示した。なお、評価はべの
方法によった。
を行い、その結果を表−2に示した。なお、評価はべの
方法によった。
1) 180°剥離テスト
ガラス板に被覆材料を厚さ 100〜150μに塗布し
、窒素雰囲気中で80W/cI11の高圧水銀灯を用い
て80mJ/am2の紫外線を照射し硬化フィルムを作
成した。次に、このガラス板からの硬化フィルムの18
0°剥離強さを、インストロン試験機を用いて引張速度
100mm/分で測定した。
、窒素雰囲気中で80W/cI11の高圧水銀灯を用い
て80mJ/am2の紫外線を照射し硬化フィルムを作
成した。次に、このガラス板からの硬化フィルムの18
0°剥離強さを、インストロン試験機を用いて引張速度
100mm/分で測定した。
2)2.5%弾性率
180°剥離テストと同様の方法で硬化フィルムを作成
した。次に、このフィルムをガラス板よりはがして、J
ISに−7113に準じて23℃及び−40℃での引張
弾性率を測定した。
した。次に、このフィルムをガラス板よりはがして、J
ISに−7113に準じて23℃及び−40℃での引張
弾性率を測定した。
3)耐熱性及び耐水性
180°剥離テストと同様の方法で硬化フィルムを作成
した。次に、このフィルムをガラス板よりはがし、耐熱
性の場合は80℃に保たれた恒温槽に入れ、又耐水性の
場合は80℃に保たれた温水中に浸漬し、各々30日後
に硬化フィルムを取出し、JIS K−7113に準じ
て、引張強度伸び25%弾性率を測定し、恒温槽あるい
は温水に浸漬する前の測定値(初期値)を1としてその
保持率を計算した。
した。次に、このフィルムをガラス板よりはがし、耐熱
性の場合は80℃に保たれた恒温槽に入れ、又耐水性の
場合は80℃に保たれた温水中に浸漬し、各々30日後
に硬化フィルムを取出し、JIS K−7113に準じ
て、引張強度伸び25%弾性率を測定し、恒温槽あるい
は温水に浸漬する前の測定値(初期値)を1としてその
保持率を計算した。
4)伝送損失
300m 7分の速度で紡糸した外径+25.Mの光フ
ァイバーに、実施例および比較例で得られた被覆材料を
、紡糸直後に、硬化後の外径が250戸になるように塗
布し、直ちに3.2kWの高圧水銀灯を用い、窒素雰囲
気下で硬化させた。このようにして得られたこれらの被
覆光ファイバーを波長1.311mで23℃および一4
0℃における光伝送損失を測定した。
ァイバーに、実施例および比較例で得られた被覆材料を
、紡糸直後に、硬化後の外径が250戸になるように塗
布し、直ちに3.2kWの高圧水銀灯を用い、窒素雰囲
気下で硬化させた。このようにして得られたこれらの被
覆光ファイバーを波長1.311mで23℃および一4
0℃における光伝送損失を測定した。
【発明の効果1
以乍説明の如く、本発明の組成物は、光ファイバーとの
密着性が向上し、又低弾性率で弾性率の温度依存性が小
さく、かつ耐熱性、耐水性が良好ということより、優れ
た光伝送特性を示し、高い信頼性を求められる光ファイ
バーの一次被覆材料とし°て好適である。
密着性が向上し、又低弾性率で弾性率の温度依存性が小
さく、かつ耐熱性、耐水性が良好ということより、優れ
た光伝送特性を示し、高い信頼性を求められる光ファイ
バーの一次被覆材料とし°て好適である。
出願人 三井東圧化学株式会社
代理人 弁理士 苦杯 忠
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 A)(a)ポリイソシアネート化合物、 (b)分子量が1000以上のポリヒドロキシ化合物及
び (c)分子中に1個の水酸基と1個以上の(メタ)アク
リロイル基を有する不飽和モノヒドロキシ化合物の3者
を反応させて得られるウレタン変性(メタ)アクリレー
ト30〜60重量部、 B)単官能(メタ)アクリレート化合物40〜30重量
部及び C)式CH_2=CHCOOCH_2CH_2OCON
HCH_2CH_2CH_2CH_3〔 I 〕で表わさ
れるモノアクリレート30〜10重量部(但し、A)、
B)およびC)の総量は100重量部とする)から成る
光硬化性樹脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27070888A JPH02117910A (ja) | 1988-10-28 | 1988-10-28 | 光硬化性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27070888A JPH02117910A (ja) | 1988-10-28 | 1988-10-28 | 光硬化性樹脂組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02117910A true JPH02117910A (ja) | 1990-05-02 |
Family
ID=17489856
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27070888A Pending JPH02117910A (ja) | 1988-10-28 | 1988-10-28 | 光硬化性樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02117910A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0570536A (ja) * | 1991-09-12 | 1993-03-23 | Fujikura Ltd | 紫外線硬化型樹脂組成物およびこれからなる光フアイバ用被覆材料 |
-
1988
- 1988-10-28 JP JP27070888A patent/JPH02117910A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0570536A (ja) * | 1991-09-12 | 1993-03-23 | Fujikura Ltd | 紫外線硬化型樹脂組成物およびこれからなる光フアイバ用被覆材料 |
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