JPH019279Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH019279Y2 JPH019279Y2 JP1980119216U JP11921680U JPH019279Y2 JP H019279 Y2 JPH019279 Y2 JP H019279Y2 JP 1980119216 U JP1980119216 U JP 1980119216U JP 11921680 U JP11921680 U JP 11921680U JP H019279 Y2 JPH019279 Y2 JP H019279Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stator
- rotor
- inverter
- synchronous machine
- casing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 claims description 33
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims description 10
- 238000013459 approach Methods 0.000 claims description 2
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 4
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 3
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 3
- 238000013016 damping Methods 0.000 description 2
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 2
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 230000010354 integration Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000035772 mutation Effects 0.000 description 1
- 230000000087 stabilizing effect Effects 0.000 description 1
- 230000001052 transient effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Control Of Ac Motors In General (AREA)
- Synchronous Machinery (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、同期電動機、同期発電機のような
同期機の改良に関するものである。
同期機の改良に関するものである。
従来の同期電動機の一例を第1図に示す。
同図において、1は同期電動機ケーシング、2
aは同期電動機を駆動するために同期電動機に電
力を供給するインバータ、3は同期電動機のロー
タであり、このロータ3はケーシング1に軸受け
等(図示せず)を介して回転自在に取り付けられ
ている。4は同期電動機のステータであり、この
ステータ4はケーシング1に固定されている。こ
の同期電動機をインバータによつて駆動した時
に、ロータ3が乱調を起こして不安定になること
がある。
aは同期電動機を駆動するために同期電動機に電
力を供給するインバータ、3は同期電動機のロー
タであり、このロータ3はケーシング1に軸受け
等(図示せず)を介して回転自在に取り付けられ
ている。4は同期電動機のステータであり、この
ステータ4はケーシング1に固定されている。こ
の同期電動機をインバータによつて駆動した時
に、ロータ3が乱調を起こして不安定になること
がある。
このロータの乱調を抑制するために、従来は、
ロータにダンパ巻線を取付けて安定化するような
手段が取られていたが、このダンパ巻線をロータ
に取り付けて安定化を計るやり方では、供給され
た電気エネルギがダンパ巻線部分において失われ
ることになり、同期電動機の運転効率が低下する
という欠点が存在していた。
ロータにダンパ巻線を取付けて安定化するような
手段が取られていたが、このダンパ巻線をロータ
に取り付けて安定化を計るやり方では、供給され
た電気エネルギがダンパ巻線部分において失われ
ることになり、同期電動機の運転効率が低下する
という欠点が存在していた。
この考案は、同期機の運転効率を低下させるこ
となく、前述のロータの乱調、すなわち同期機全
体の乱調を抑制することを目的としてなされたも
のであつて、ステータをケーシングに対して変位
(移動)可能なように支持し、ケーシングに対す
るステータの変位状態の量をインバータにフイー
ドバツクさせ、インバータの出力を制御するよう
に構成した同期機を提供するものである。すなわ
ち、ロータの乱調にもとづくステータの変位状態
を検出し、このステータの変位状態の量にもとづ
いて、上記インバータから同期機の各相に供給さ
れる電力の位相、振幅等を制御することによつ
て、上記ステータの変位状態の量が小さくなるよ
うに、すなわち同期機の内部相差角が零に近づく
ように制御するようにした同期機を提供するもの
である。
となく、前述のロータの乱調、すなわち同期機全
体の乱調を抑制することを目的としてなされたも
のであつて、ステータをケーシングに対して変位
(移動)可能なように支持し、ケーシングに対す
るステータの変位状態の量をインバータにフイー
ドバツクさせ、インバータの出力を制御するよう
に構成した同期機を提供するものである。すなわ
ち、ロータの乱調にもとづくステータの変位状態
を検出し、このステータの変位状態の量にもとづ
いて、上記インバータから同期機の各相に供給さ
れる電力の位相、振幅等を制御することによつ
て、上記ステータの変位状態の量が小さくなるよ
うに、すなわち同期機の内部相差角が零に近づく
ように制御するようにした同期機を提供するもの
である。
周知のように、同期電動機が大容量の電源に接
続され、同期運転を続けている際に、その内部相
差角δがある周期をもつて周期的変化をなす場合
には、その発生するトルク中の変化をする部分△
Tは次式で表され、この△Tの大きさが乱調の大
きさに相当する。
続され、同期運転を続けている際に、その内部相
差角δがある周期をもつて周期的変化をなす場合
には、その発生するトルク中の変化をする部分△
Tは次式で表され、この△Tの大きさが乱調の大
きさに相当する。
△T=IdΩ/dt+TdΩ+Ts∫Ωdt ……
ただし、上式において、Iは慣性モーメン
ト、Tdは制動係数、Tsは過渡時における同期化
力係数、Ωはdδ/dtすなわち角速度の変化分であ
る。また、上式中の第1項は慣性によるトルク、
第2項は制動トルク、第3項は同期化トルクを示
す。
ト、Tdは制動係数、Tsは過渡時における同期化
力係数、Ωはdδ/dtすなわち角速度の変化分であ
る。また、上式中の第1項は慣性によるトルク、
第2項は制動トルク、第3項は同期化トルクを示
す。
そして乱調を防止するには、ロータの慣性を適
当に選定して、電源に接続された時に有する固有
振動の周波数を、乱調の原因である強制振動の周
波数から適当に離隔することが必要であり、これ
と共にロータの有する制動トルクを大きくするこ
とが必要であり、従来のものでは、上記の制動ト
ルクを大きくするためにダンパ巻線を使用してい
たが、この考案では、謂わば上式の第2項の係数
を増加させることによつて総合的に制動トルクを
大きくするようにしたものである。
当に選定して、電源に接続された時に有する固有
振動の周波数を、乱調の原因である強制振動の周
波数から適当に離隔することが必要であり、これ
と共にロータの有する制動トルクを大きくするこ
とが必要であり、従来のものでは、上記の制動ト
ルクを大きくするためにダンパ巻線を使用してい
たが、この考案では、謂わば上式の第2項の係数
を増加させることによつて総合的に制動トルクを
大きくするようにしたものである。
以下この考案を同期電動機に適用した一実施例
につき図面に基づいて説明する。
につき図面に基づいて説明する。
第2図、第3図において、1はケーシング、2
はインバータ、3はロータ、3aはロータ軸、4
はステータで、このステータ4は複数の板ばね5
でケーシング1にロータ3の軸回りに回動可能に
支持されている。6はステータ4の運動を検出す
るセンサであり、このセンサ6によつてステータ
4の変位、速度及び加速度の少なくとも1つ(以
下運動という)を計測用アンプ7を介してインバ
ータ2にフイードバツクする装置が構成されてい
る。
はインバータ、3はロータ、3aはロータ軸、4
はステータで、このステータ4は複数の板ばね5
でケーシング1にロータ3の軸回りに回動可能に
支持されている。6はステータ4の運動を検出す
るセンサであり、このセンサ6によつてステータ
4の変位、速度及び加速度の少なくとも1つ(以
下運動という)を計測用アンプ7を介してインバ
ータ2にフイードバツクする装置が構成されてい
る。
以上のように構成された同期電動機は、回転中
に乱調を起こしてロータ3が捩り振動を起こす
と、これの反力をステータ4が受ける。この装置
ではばね5でステータ4をケーシング1に回動可
能に支持しているので、ステータ4が受けた前記
反力でステータ4が動いて捩り振動を起こす。こ
の運動をセンサ6が検知して計測用アンプ7で増
幅してインバータ2にフイードバツク補償するこ
とにより、ロータ3の捩り振動を安定化すること
ができ、同期電動機の乱調を安定化することがで
きる。
に乱調を起こしてロータ3が捩り振動を起こす
と、これの反力をステータ4が受ける。この装置
ではばね5でステータ4をケーシング1に回動可
能に支持しているので、ステータ4が受けた前記
反力でステータ4が動いて捩り振動を起こす。こ
の運動をセンサ6が検知して計測用アンプ7で増
幅してインバータ2にフイードバツク補償するこ
とにより、ロータ3の捩り振動を安定化すること
ができ、同期電動機の乱調を安定化することがで
きる。
この乱調の安定化は、例えば前記式1の第2項
のTdΩに相当する項の係数をインバータ2のフ
イードバツクで増加させて行うもの、即ち、イン
バータ2から供給される電力の位相、振幅等を制
御することによつて同期機の内部相差角を変える
ように制御するものである。すなわち、インバー
タ2は、電流指令信号に基づき3相の各相に位
相、振幅等を併せて分配して出力するが、センサ
6より計測アンプ7を介して入力した信号の速度
信号と等価な信号に変換することによりその位
相、利得等を調整して上記電流指令信号にフイー
ドバツクすることによりその位相を補償する。
のTdΩに相当する項の係数をインバータ2のフ
イードバツクで増加させて行うもの、即ち、イン
バータ2から供給される電力の位相、振幅等を制
御することによつて同期機の内部相差角を変える
ように制御するものである。すなわち、インバー
タ2は、電流指令信号に基づき3相の各相に位
相、振幅等を併せて分配して出力するが、センサ
6より計測アンプ7を介して入力した信号の速度
信号と等価な信号に変換することによりその位
相、利得等を調整して上記電流指令信号にフイー
ドバツクすることによりその位相を補償する。
この時のフイードバツク信号の符号は、ロータ
3の反力でステータ4が動くので、この動きを抑
える方向となる。例えば、ステータ4の変位信号
をインバータ2にフイードバツクしてインバータ
2内に組込まれているオペアンプを用いた周知の
微分回路によりその位相を進め、等価的に速度信
号としてインバータ2内でフイードバツクするこ
とにより、ダンピングをかせいで乱調を安定化す
る。そして、速度信号の場合はそのままフイード
バツクしてよく、加速度の場合はインバータ2内
に組込まれているオペアンプを用いた周知の積分
回路により積分して速度信号と等価にしてフイー
ドバツクをかける。また、加速度信号をフイード
バツクして等価的に前記式の第1項のIdΩ/dt を変え、あるいは変異信号により第3項を変えて
固有振動の周波数を変化させ、乱調の原因である
強制振動の周波数から適当に離隔させて乱調の安
定化をはかつてもよい。
3の反力でステータ4が動くので、この動きを抑
える方向となる。例えば、ステータ4の変位信号
をインバータ2にフイードバツクしてインバータ
2内に組込まれているオペアンプを用いた周知の
微分回路によりその位相を進め、等価的に速度信
号としてインバータ2内でフイードバツクするこ
とにより、ダンピングをかせいで乱調を安定化す
る。そして、速度信号の場合はそのままフイード
バツクしてよく、加速度の場合はインバータ2内
に組込まれているオペアンプを用いた周知の積分
回路により積分して速度信号と等価にしてフイー
ドバツクをかける。また、加速度信号をフイード
バツクして等価的に前記式の第1項のIdΩ/dt を変え、あるいは変異信号により第3項を変えて
固有振動の周波数を変化させ、乱調の原因である
強制振動の周波数から適当に離隔させて乱調の安
定化をはかつてもよい。
なお、前述した実施例では、ステータを板状の
ばねで支持した例を示したが、ステータをロータ
の軸回りに回動可能に支持してそれをばねで支え
たものにも適用できる。また実施例ではばねが2
個の例を示したが何個でもよく、センサは変位
計、速度計、加速度計などが適用できる。
ばねで支持した例を示したが、ステータをロータ
の軸回りに回動可能に支持してそれをばねで支え
たものにも適用できる。また実施例ではばねが2
個の例を示したが何個でもよく、センサは変位
計、速度計、加速度計などが適用できる。
さらに、前述した実施例は同期電動機に適用し
たものであるが、この考案は同期発電機について
も同様に適用できるものである。
たものであるが、この考案は同期発電機について
も同様に適用できるものである。
以上説明したようにこの考案は、ステータをロ
ータの軸に対して回転できるようにしてステータ
を回転方向にばねで支持する装置と、ステータの
運動を検出してインバータにフイードバツクをか
ける装置で構成することにより、ロータの乱調を
安定化できるようにしたものである。
ータの軸に対して回転できるようにしてステータ
を回転方向にばねで支持する装置と、ステータの
運動を検出してインバータにフイードバツクをか
ける装置で構成することにより、ロータの乱調を
安定化できるようにしたものである。
第1図は従来の同期電動機の概略側断面図、第
2図はこの考案の一実施例を示す概略側断面図、
第3図は第2図の−線に沿う断面図である。 1……ケーシング、2……インバータ、3……
ロータ、4……ステータ、5……ばね、6……セ
ンサ、7……計測用アンプ。なお、図中同一符号
は同一または相当部分を示す。
2図はこの考案の一実施例を示す概略側断面図、
第3図は第2図の−線に沿う断面図である。 1……ケーシング、2……インバータ、3……
ロータ、4……ステータ、5……ばね、6……セ
ンサ、7……計測用アンプ。なお、図中同一符号
は同一または相当部分を示す。
Claims (1)
- 同期機を駆動するインバータ、同期機のロー
タ、同期機のケーシング、上記ロータに対向して
配置され、上記ケーシングに対して変位可能に支
持された同期機のステータ、および上記ケーシン
グに対する上記ステータの変位状態の量を検出
し、上記変位状態の量にもとづく値を上記インバ
ータにフイードバツクする手段を有し、上記ステ
ータの変位状態の量にもとづいて上記インバータ
から同期機の各相に供給される電力の位相、振幅
等を制御することによつて、同期機の内部相差角
が零に近づくように制御するようにしたことを特
徴とする同期機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980119216U JPH019279Y2 (ja) | 1980-08-21 | 1980-08-21 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980119216U JPH019279Y2 (ja) | 1980-08-21 | 1980-08-21 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5648273U JPS5648273U (ja) | 1981-04-28 |
JPH019279Y2 true JPH019279Y2 (ja) | 1989-03-14 |
Family
ID=29351428
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1980119216U Expired JPH019279Y2 (ja) | 1980-08-21 | 1980-08-21 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH019279Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7396120B2 (en) | 2002-10-25 | 2008-07-08 | Canon Kabushiki Kaisha | Inkjet recording method and recording product |
-
1980
- 1980-08-21 JP JP1980119216U patent/JPH019279Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7396120B2 (en) | 2002-10-25 | 2008-07-08 | Canon Kabushiki Kaisha | Inkjet recording method and recording product |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5648273U (ja) | 1981-04-28 |
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