JPH018251Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH018251Y2 JPH018251Y2 JP1983195525U JP19552583U JPH018251Y2 JP H018251 Y2 JPH018251 Y2 JP H018251Y2 JP 1983195525 U JP1983195525 U JP 1983195525U JP 19552583 U JP19552583 U JP 19552583U JP H018251 Y2 JPH018251 Y2 JP H018251Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slab
- cutting blade
- touch roller
- boss
- rotating shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Milling, Broaching, Filing, Reaming, And Others (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は連続鋳造作業時において鋳片を適宜の
長さに切断する際発生するバリの除去装置に関す
るものである。
長さに切断する際発生するバリの除去装置に関す
るものである。
(従来技術)
鋳片の採尺切断はガスカツターを用いる方式が
一般的であるが、この方式の場合、切断時、特に
鋳片下面に多量のバリが発生し鋳片端部に付着す
る。この切断バリは以後の圧延工程で成品の疵発
生の要因となるため必ず除去しなければならな
い。
一般的であるが、この方式の場合、切断時、特に
鋳片下面に多量のバリが発生し鋳片端部に付着す
る。この切断バリは以後の圧延工程で成品の疵発
生の要因となるため必ず除去しなければならな
い。
従来、この切断バリを除去する際には鋳片を一
旦冷片とし、オフラインでグライダーや人力で削
り取つていたが作業能率が低いことや熱エネルギ
ーの浪費といつた問題がある。又オンラインでの
バリ取り方法としてはスカーフイングによる除去
法があるが、この場合には鋳片を搬送経路上で一
時停止しなければならず温度降下を招くという難
点がある。
旦冷片とし、オフラインでグライダーや人力で削
り取つていたが作業能率が低いことや熱エネルギ
ーの浪費といつた問題がある。又オンラインでの
バリ取り方法としてはスカーフイングによる除去
法があるが、この場合には鋳片を搬送経路上で一
時停止しなければならず温度降下を招くという難
点がある。
更に本願出願人の出願に係る実開昭58−23259
号公報に示されるバリ除去装置があるがこの装置
によれば鋳片先端ローラーに載荷した時点でバリ
取り刃が上昇し鋳片の先端部分から後端にかけて
ほとんど全長にわたつてその下面をバリ取り刃が
接触する構造となつている。このことは切断バリ
の発生場所である端部のみをバリ取り刃が接触す
れば目的を達することができるにもかかわらず不
必要にバリ取り刃が鋳片に接触しこれによるバリ
取り刃の摩耗や搬送作業がスムーズに行ない得な
いなどの問題を生ずる。
号公報に示されるバリ除去装置があるがこの装置
によれば鋳片先端ローラーに載荷した時点でバリ
取り刃が上昇し鋳片の先端部分から後端にかけて
ほとんど全長にわたつてその下面をバリ取り刃が
接触する構造となつている。このことは切断バリ
の発生場所である端部のみをバリ取り刃が接触す
れば目的を達することができるにもかかわらず不
必要にバリ取り刃が鋳片に接触しこれによるバリ
取り刃の摩耗や搬送作業がスムーズに行ない得な
いなどの問題を生ずる。
(考案の目的)
本考案はこのような従来の欠点を解消し、構造
が簡単でしかも特別な駆動源を必要としないバリ
除去装置を提供するものである。
が簡単でしかも特別な駆動源を必要としないバリ
除去装置を提供するものである。
(発明の構成と作用)
以下図面によつて本考案を説明する。
第1図は本考案装置の一実施例を示す全体図で
作動前の状態を表わす。
作動前の状態を表わす。
1は回動軸でその中心を基点に回動可能でかつ
中心位置は変動しないよう図示を省略した公知の
軸受装置により鋳片の搬送ラインと直交する方向
に支承する。2はボスで回動軸1に嵌め込んでキ
ー止めし、更にボス2の鋳片進入側には前面アー
ム3を設け、ボス2と一体に構成する。前面アー
ム3の他端にはタツチローラー4を回転可能に支
承する。また、ボス2には後面アーム5の一端を
固定し、後面アーム5の他端にはスプリング6の
一端を固定する。スプリング6の他端はフレーム
8に固定したベース7に取付ける。9はストツパ
ーで、ボス2の直下でタツチローラ4とは回動軸
1を中心に対称の位置でフレーム8に堅固に固定
する。10は切削刃でボス2の上部で回動軸1の
中心より鋳片進入側に取付ける。11は鋳片搬送
テーブルローラー、12は鋳片である。
中心位置は変動しないよう図示を省略した公知の
軸受装置により鋳片の搬送ラインと直交する方向
に支承する。2はボスで回動軸1に嵌め込んでキ
ー止めし、更にボス2の鋳片進入側には前面アー
ム3を設け、ボス2と一体に構成する。前面アー
ム3の他端にはタツチローラー4を回転可能に支
承する。また、ボス2には後面アーム5の一端を
固定し、後面アーム5の他端にはスプリング6の
一端を固定する。スプリング6の他端はフレーム
8に固定したベース7に取付ける。9はストツパ
ーで、ボス2の直下でタツチローラ4とは回動軸
1を中心に対称の位置でフレーム8に堅固に固定
する。10は切削刃でボス2の上部で回動軸1の
中心より鋳片進入側に取付ける。11は鋳片搬送
テーブルローラー、12は鋳片である。
ここで第1図に示す本考案装置作動前のタツチ
ローラー4の外周最高レベルはテーブルローラー
11,11によつて形成されるパスライン、即ち
鋳片12の下面よりも高く設定しておき、ボス2
の下部とストツパー9とが接触することによりそ
の上限位置を保つものとする。又スプリング6は
常時縮少方向に力が働きタツチローラー4に鋳片
が載荷しない状態(第1図の状態)でボス2の下
部がストツパー9と接触する強さをもつものとす
る。更にボス2の上部に設けた切削刃10は待機
時においてパスライン以上に保持した状態で安定
させ、作動時即ち鋳片がタツチローラー4に接触
し、タツチローラー4の外周上面がパスラインに
一致した時、切削刃10がパスライン以下となり
鋳片先頭と接触することを防止し、鋳片後端がタ
ツチロールから離脱すると共にスプリング6の縮
少により、切削刃10のみが鋳片下面と接触する
ごとく構成する。切削刃およびタツチローラーを
鋳片の下面より上方に付勢するものは、図示のよ
うにスプリング6により後面アームを引き下げる
方法で行なうのが簡便だが、他の類似の手段で同
様の目的を達成できるものであればよい。
ローラー4の外周最高レベルはテーブルローラー
11,11によつて形成されるパスライン、即ち
鋳片12の下面よりも高く設定しておき、ボス2
の下部とストツパー9とが接触することによりそ
の上限位置を保つものとする。又スプリング6は
常時縮少方向に力が働きタツチローラー4に鋳片
が載荷しない状態(第1図の状態)でボス2の下
部がストツパー9と接触する強さをもつものとす
る。更にボス2の上部に設けた切削刃10は待機
時においてパスライン以上に保持した状態で安定
させ、作動時即ち鋳片がタツチローラー4に接触
し、タツチローラー4の外周上面がパスラインに
一致した時、切削刃10がパスライン以下となり
鋳片先頭と接触することを防止し、鋳片後端がタ
ツチロールから離脱すると共にスプリング6の縮
少により、切削刃10のみが鋳片下面と接触する
ごとく構成する。切削刃およびタツチローラーを
鋳片の下面より上方に付勢するものは、図示のよ
うにスプリング6により後面アームを引き下げる
方法で行なうのが簡便だが、他の類似の手段で同
様の目的を達成できるものであればよい。
次に本考案装置の作用について説明する。
第1図において鋳片12が右方から左方に向つ
て移動する際、その先端部がタツチローラー4に
接触し、鋳片の重量および移動時の運動エネルギ
ーによりタツチローラー4、前面アーム3がとも
に回転軸1の中心を軸として時計方向に回動を始
めタツチローラー4が鋳片12の下面(パスライ
ン)と一致した位置まで回動する。第2図にその
状態を示す。
て移動する際、その先端部がタツチローラー4に
接触し、鋳片の重量および移動時の運動エネルギ
ーによりタツチローラー4、前面アーム3がとも
に回転軸1の中心を軸として時計方向に回動を始
めタツチローラー4が鋳片12の下面(パスライ
ン)と一致した位置まで回動する。第2図にその
状態を示す。
この時回動軸1と一体に構成されたボス2およ
び後面フレーム5も同様に回動軸1の中心を基点
に回動する。これに伴なつてボス2の上方に取付
けた切削刃10が下方に移動し切削刃10の上面
がパスライン以下となる。又スプリング6はその
一端が後面アーム5に取付けてあるので後面アー
ム5の回動により、伸張した状態となる。スプリ
ング6の張力は鋳片12がタツチローラー4に接
触して該タツチローラーを押し下げた時、伸張
し、鋳片が存在しない時は縮少する力をもつよう
設計しておく。鋳片12の後端部が図において左
方に移動し、タツチローラー4を通過後はスプリ
ング6の作用でタツチローラー4が回転軸1を基
点として復帰回動(反時計回り)すると共に切削
刃10も同様に回動し、切削刃10が鋳片12の
下面に接触するまで回動し、切削刃10がパスラ
インと一致する。第3図にその状態を示す。
び後面フレーム5も同様に回動軸1の中心を基点
に回動する。これに伴なつてボス2の上方に取付
けた切削刃10が下方に移動し切削刃10の上面
がパスライン以下となる。又スプリング6はその
一端が後面アーム5に取付けてあるので後面アー
ム5の回動により、伸張した状態となる。スプリ
ング6の張力は鋳片12がタツチローラー4に接
触して該タツチローラーを押し下げた時、伸張
し、鋳片が存在しない時は縮少する力をもつよう
設計しておく。鋳片12の後端部が図において左
方に移動し、タツチローラー4を通過後はスプリ
ング6の作用でタツチローラー4が回転軸1を基
点として復帰回動(反時計回り)すると共に切削
刃10も同様に回動し、切削刃10が鋳片12の
下面に接触するまで回動し、切削刃10がパスラ
インと一致する。第3図にその状態を示す。
このように切削刃10を鋳片下面と接触パスラ
インに一致することにより、鋳片の走行中に鋳片
12の端部に付着したバリ13を削り取る。削り
取る際の抵抗力に対しては鋳片の走行による運動
エネルギーで充分打ち勝つことが可能である。
インに一致することにより、鋳片の走行中に鋳片
12の端部に付着したバリ13を削り取る。削り
取る際の抵抗力に対しては鋳片の走行による運動
エネルギーで充分打ち勝つことが可能である。
バリ取り完了後の鋳片12の端部が図において
左方に移動し切削刃10を通過後はスプリング6
の作用で第1図の状態に復帰し次の動作に備え
る。
左方に移動し切削刃10を通過後はスプリング6
の作用で第1図の状態に復帰し次の動作に備え
る。
また鋳片12の先端曲り等によりパスラインか
らの垂れ下りに対する対策としては通過時(第2
図)の切削刃10のパスラインからの間隔を鋳片
曲りを考慮して設定すれば良い。
らの垂れ下りに対する対策としては通過時(第2
図)の切削刃10のパスラインからの間隔を鋳片
曲りを考慮して設定すれば良い。
(考案の効果)
以上のように本考案装置を用いることにより、
オンラインで鋳片の一時停止を行なわず、バリ取
りのための特別の動力を必要とせず、かつ構造簡
単で安価な設備によりバリを除去することが可能
で省力化、省エネルギー及び圧延後の成品疵減少
による歩留向上を計ることができるものである。
オンラインで鋳片の一時停止を行なわず、バリ取
りのための特別の動力を必要とせず、かつ構造簡
単で安価な設備によりバリを除去することが可能
で省力化、省エネルギー及び圧延後の成品疵減少
による歩留向上を計ることができるものである。
なお本考案装置を逆走可能なラインに2基設置
することにより鋳片後端のみならず先端に付着し
たバリも除去可能であり、更に鋳片搬送時の鋳片
上面に付着したバリに対しても本考案装置を搬送
経路の上部に設けることによりバリ除去が可能で
ある。
することにより鋳片後端のみならず先端に付着し
たバリも除去可能であり、更に鋳片搬送時の鋳片
上面に付着したバリに対しても本考案装置を搬送
経路の上部に設けることによりバリ除去が可能で
ある。
図は本考案の実施例を示し、第1図は作動前の
本考案装置の全体図、第2図、第3図は作動中の
全体図である。 1は回動軸、2はボス、3は前面アーム、4は
タツチローラー、5は後面アーム、6はスプリン
グ、7はベース、8はフレーム、9はストツパ
ー、10は切削刃、11はテーブルローラー、1
2は鋳片、13はバリ。
本考案装置の全体図、第2図、第3図は作動中の
全体図である。 1は回動軸、2はボス、3は前面アーム、4は
タツチローラー、5は後面アーム、6はスプリン
グ、7はベース、8はフレーム、9はストツパ
ー、10は切削刃、11はテーブルローラー、1
2は鋳片、13はバリ。
Claims (1)
- 鋳片搬送ラインと直交する方向に設けた回転軸
と、該回転軸に嵌め込まれ該回転軸中心より鋳片
進入側の上部に切削刃を設けたボスと、該ボスの
更に鋳片進入側に設けた前面アームと、その先端
に設けたタツチローラーと該タツチローラーおよ
び切削刃を鋳片の下面位置より上方に位置するよ
うに付勢するスプリングとからなり、鋳片の進入
によつて前記タツチローラーが下降され、それに
伴い切削刃が鋳片下面位置より下方に位置され、
鋳片の尾端がタツチローラーを離脱することによ
り、切削刃のみが鋳片下面に接触するようにタツ
チローラーおよび切削刃を回動可能に構成したこ
とを特徴とする連鋳片のバリ除去装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19552583U JPS60103611U (ja) | 1983-12-21 | 1983-12-21 | 連鋳片のバリ除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19552583U JPS60103611U (ja) | 1983-12-21 | 1983-12-21 | 連鋳片のバリ除去装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60103611U JPS60103611U (ja) | 1985-07-15 |
JPH018251Y2 true JPH018251Y2 (ja) | 1989-03-06 |
Family
ID=30419865
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19552583U Granted JPS60103611U (ja) | 1983-12-21 | 1983-12-21 | 連鋳片のバリ除去装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60103611U (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56117973U (ja) * | 1980-02-12 | 1981-09-09 |
-
1983
- 1983-12-21 JP JP19552583U patent/JPS60103611U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60103611U (ja) | 1985-07-15 |
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