JPH0156298B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0156298B2 JPH0156298B2 JP56085537A JP8553781A JPH0156298B2 JP H0156298 B2 JPH0156298 B2 JP H0156298B2 JP 56085537 A JP56085537 A JP 56085537A JP 8553781 A JP8553781 A JP 8553781A JP H0156298 B2 JPH0156298 B2 JP H0156298B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- belt
- belt body
- teeth
- tooth
- elastomer material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16G—BELTS, CABLES, OR ROPES, PREDOMINANTLY USED FOR DRIVING PURPOSES; CHAINS; FITTINGS PREDOMINANTLY USED THEREFOR
- F16G1/00—Driving-belts
- F16G1/28—Driving-belts with a contact surface of special shape, e.g. toothed
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
- Woven Fabrics (AREA)
- Pulleys (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はエラストマー材料製の歯付ベルトに関
し、特にベルト本体を環状無端とし、互いに平行
で同一平面に存する可撓性非伸長性コードを埋込
み、本体の一方の面に歯列を設けたベルトに関す
る。
し、特にベルト本体を環状無端とし、互いに平行
で同一平面に存する可撓性非伸長性コードを埋込
み、本体の一方の面に歯列を設けたベルトに関す
る。
このベルトの歯列は歯付プーリーの歯にかみ合
つて運動伝達を行なう。
つて運動伝達を行なう。
エラストマー材料の歯付ベルトの分野での問題
点は寿命を延ばして金属材料の歯車間の伝達の場
合の寿命に近くすることにある。
点は寿命を延ばして金属材料の歯車間の伝達の場
合の寿命に近くすることにある。
この問題を解訣するために現在までは主として
ベルトの歯列に注意が向けられた。歯列はエラス
トマー材料であるため変形性は金属材料の歯より
も著しく大きく、エラストマー材料の歯付ベルト
と金属材料の歯付プーリーの間の運動伝達中のか
み合いの力学には相違が生ずる。
ベルトの歯列に注意が向けられた。歯列はエラス
トマー材料であるため変形性は金属材料の歯より
も著しく大きく、エラストマー材料の歯付ベルト
と金属材料の歯付プーリーの間の運動伝達中のか
み合いの力学には相違が生ずる。
この問題を解訣するために3種の方法がある。
第1はエラストマー材料の硬度を大にして歯付
ベルトの歯の変形性を少なくする。
ベルトの歯の変形性を少なくする。
第2に歯付ベルトの歯のプロフイルを変更して
金属プーリーの歯にかみ合う間のベルトの歯の変
形性を相殺する。
金属プーリーの歯にかみ合う間のベルトの歯の変
形性を相殺する。
第3に歯付ベルトの歯に被覆を施して歯付ベル
トの歯の剛性を増し、更にベルトとプーリーの歯
との間で滑りにより生ずる歯の摩耗を減少する。
トの歯の剛性を増し、更にベルトとプーリーの歯
との間で滑りにより生ずる歯の摩耗を減少する。
上述の方法によつて歯付ベルトの寿命を長くす
ることが可能になつたが金属材料製の機械的歯車
の寿命に達することは不可能であり、歯付ベルト
と歯付プーリーの寸法を大にする欠点を生じた。
歯付ベルトの歯の硬度を大にすることは歯付ベル
トの剛性を大にし、次の欠点を生じた。
ることが可能になつたが金属材料製の機械的歯車
の寿命に達することは不可能であり、歯付ベルト
と歯付プーリーの寸法を大にする欠点を生じた。
歯付ベルトの歯の硬度を大にすることは歯付ベル
トの剛性を大にし、次の欠点を生じた。
歯付ベルトと歯付プーリーとの間の運動伝達中
にベルトの振動問題が大になり、歯付ベルトの寿
命が長くならない。
にベルトの振動問題が大になり、歯付ベルトの寿
命が長くならない。
歯付ベルト製造のためには著しく硬度の大きい
エラストマー材料を使用することが、ベルトの可
撓性を保つ必要性との妥協のため不可能となる。
エラストマー材料を使用することが、ベルトの可
撓性を保つ必要性との妥協のため不可能となる。
他の問題点として、既知の歯付ベルトは歯付プ
ーリーとの間の運動伝達中に異物が接触して生ず
る被害から十分に防護されていない。
ーリーとの間の運動伝達中に異物が接触して生ず
る被害から十分に防護されていない。
このため、ベルトは特に背面が傷つき易く、傷
が張力抵抗コードの部分まで異物の作用によつて
急速に拡がり、コードの破損を生じ、歯付ベルト
は使用不能となる。
が張力抵抗コードの部分まで異物の作用によつて
急速に拡がり、コードの破損を生じ、歯付ベルト
は使用不能となる。
本発明は上記従来の欠点を解訣することを目的
とし、その構成は、 エラストマー材料8,9からなり、プーリーに
接触する一面とその反対側背面5とを有する無端
の環状ベルト本体1と、 互いに平行かつ共面状態であつてしかも該ベル
ト本体1内に挿入埋設された複数の可撓性で非伸
長性のコード4からなる張力抵抗挿入部材と、 該ベルト本体の前記一面に設けた歯列2と、 該ベルト本体1のエラストマー材料8,9を二
つの異なる材料部分8,9に分割する波形面と、 から成る歯付ベルトにおいて、 前記波形面は、前記ベルト本体1の前記張力抵
抗挿入部材4及び背面5の間の部分に配置され、
かつ該波形面に対応して所定厚さの織物層6が設
けられ、 該波形面及び前記一面間のエラストマー材料9
が、該波形面より背面側のエラストマー材料8よ
り大なる硬度を有し、 該波形面の波形頂部は、前記歯列の各歯2の略
中央の線7に対応する位置において、前記互いに
平行かつ共面状態の複数のコード4に接してい
る、 ことを特徴とする歯付ベルトである。
とし、その構成は、 エラストマー材料8,9からなり、プーリーに
接触する一面とその反対側背面5とを有する無端
の環状ベルト本体1と、 互いに平行かつ共面状態であつてしかも該ベル
ト本体1内に挿入埋設された複数の可撓性で非伸
長性のコード4からなる張力抵抗挿入部材と、 該ベルト本体の前記一面に設けた歯列2と、 該ベルト本体1のエラストマー材料8,9を二
つの異なる材料部分8,9に分割する波形面と、 から成る歯付ベルトにおいて、 前記波形面は、前記ベルト本体1の前記張力抵
抗挿入部材4及び背面5の間の部分に配置され、
かつ該波形面に対応して所定厚さの織物層6が設
けられ、 該波形面及び前記一面間のエラストマー材料9
が、該波形面より背面側のエラストマー材料8よ
り大なる硬度を有し、 該波形面の波形頂部は、前記歯列の各歯2の略
中央の線7に対応する位置において、前記互いに
平行かつ共面状態の複数のコード4に接してい
る、 ことを特徴とする歯付ベルトである。
第1図は本発明歯付ベルトの一部を示す。
第1図に示す通り、歯付ベルトのベルト本体1
の一方の面には歯2が歯みぞ3で互に離間して形
成される。
の一方の面には歯2が歯みぞ3で互に離間して形
成される。
ベルト本体1内では、歯みぞ3の底部附近、即
ち歯2の歯元附近に複数の可撓性、非伸長性コー
ド4を張力抵抗構造として埋めこむ。
ち歯2の歯元附近に複数の可撓性、非伸長性コー
ド4を張力抵抗構造として埋めこむ。
特に、可撓性非伸長性コードは鋼、ナイロン、
ポリエステル、ガラスフアイバ等のコードとす
る。好適な例ではガラスフアイバであり、引張強
度が大きく負荷による伸びはほとんどない。
ポリエステル、ガラスフアイバ等のコードとす
る。好適な例ではガラスフアイバであり、引張強
度が大きく負荷による伸びはほとんどない。
ベルト本体1内でコード4とベルトの背部5と
の間に織物層6を埋めこむ。
の間に織物層6を埋めこむ。
織物層6は好適な例では経糸緯糸を有する織物
層とし、波形層とし、波形のピツチを歯のピツチ
と等しくし、コード4の方向に向う波形頂部は各
歯の中央線7に対して接線方向となる。
層とし、波形層とし、波形のピツチを歯のピツチ
と等しくし、コード4の方向に向う波形頂部は各
歯の中央線7に対して接線方向となる。
第1図の歯付ベルトはエラストマー材料のベル
トとし、織物層6とベルト背面5との間のエラス
トマー材料8は歯付ベルトの残りの部分を形成す
るエラストマー材料9とは異なる材料とする。
トとし、織物層6とベルト背面5との間のエラス
トマー材料8は歯付ベルトの残りの部分を形成す
るエラストマー材料9とは異なる材料とする。
実施例の例では、エラストマー材料8の硬度は
50〜70シヨアA硬さとし、エラストマー材料9の
硬度は70〜90シヨアA硬さとする。それ故、エラ
ストマー材料8は主部の材料9よりも著しく軟い
材料とする。
50〜70シヨアA硬さとし、エラストマー材料9の
硬度は70〜90シヨアA硬さとする。それ故、エラ
ストマー材料8は主部の材料9よりも著しく軟い
材料とする。
第1図に示すエラストマー材料8とエラストマ
ー材料9との組成を次に示す。
ー材料9との組成を次に示す。
エラストマー材料8を形成する材料は次の通り
である。
である。
ポリクロロプレンポリマ 100重量部
酸化亜鉛 5 〃
酸化マグネシウム 4 〃
ステアリン酸 1 〃
ワツクス 1 〃
ジオクチレートジフエニルアミン 2 〃
芳香族鉱物油 5 〃
カーボンブラツク 30 〃
エラストマー材料9を形成する材料は次の通り
である。
である。
ポリクロロプレンポリマ 100重量部
酸化亜鉛 5 〃
酸化マグネシウム 4 〃
ステアリン酸 1 〃
ワツクス 1 〃
ジオクチレートジフエニルアミン 2 〃
芳香族鉱物油 5 〃
カーボンブラツク 70 〃
本発明の他の実施例による歯付ベルトを第2図
に示し、ベルトの一部の長手方向断面を示す。
に示し、ベルトの一部の長手方向断面を示す。
第2図に示すベルトの第1図との差は歯を覆う
被覆10を歯2と歯みぞ3の外面に施す。
被覆10を歯2と歯みぞ3の外面に施す。
本出願人のイタリア国特許第973166号に述べた
被覆は歯の被覆10として好適であり、ゴム引き
織物の2枚の層の間に1層のエラストマー材料を
介挿して形成する。
被覆は歯の被覆10として好適であり、ゴム引き
織物の2枚の層の間に1層のエラストマー材料を
介挿して形成する。
更に、好適な例として、本出願人のイタリア国
特許第864204号に記した被覆は、1層のエラスト
マー材料を介挿して2層にした織物層の最外層の
織物層を記述する。
特許第864204号に記した被覆は、1層のエラスト
マー材料を介挿して2層にした織物層の最外層の
織物層を記述する。
本発明による歯付ベルトによつて前述の目的が
達せられる。
達せられる。
従つて、本発明によれば次に示す利点がある。
ベルトがプーリーに巻回されて曲がつたと
き、ベルト背面5側のエラストマー材料8部分
に引張力が作用するが、このエラストマー材料
8は軟い材料ゆえ上記引張力を受けても破損す
ることは無い。しかるに、歯面側の硬いエラス
トマー材料9のうちの特に外周方向部分(即ち
コードと波形面との間のエラストマー材料9部
分)は硬い材料ゆえ上記引張力の影響を受けて
破損してしまうおそれがある。
き、ベルト背面5側のエラストマー材料8部分
に引張力が作用するが、このエラストマー材料
8は軟い材料ゆえ上記引張力を受けても破損す
ることは無い。しかるに、歯面側の硬いエラス
トマー材料9のうちの特に外周方向部分(即ち
コードと波形面との間のエラストマー材料9部
分)は硬い材料ゆえ上記引張力の影響を受けて
破損してしまうおそれがある。
しかしながら、この場合、所定厚さの織物層
6が上記引張力を吸収して緩衝材の役割を果た
すことにより、上記エラストマー材料9が引張
力の影響を受けて破損することを防止し得、ベ
ルトの信頼性及び寿命を向上し得る。
6が上記引張力を吸収して緩衝材の役割を果た
すことにより、上記エラストマー材料9が引張
力の影響を受けて破損することを防止し得、ベ
ルトの信頼性及び寿命を向上し得る。
又背面側エラストマー材料8と歯面側エラス
トマー材料9との硬度差が比較的大きい場合に
両エラストマー材料の可撓性に大きな差がある
ため、もしも織物層が無いとすると、両エラス
トマー材料が剥離し易くなつてしまう。
トマー材料9との硬度差が比較的大きい場合に
両エラストマー材料の可撓性に大きな差がある
ため、もしも織物層が無いとすると、両エラス
トマー材料が剥離し易くなつてしまう。
しかしながら、例えば、両エラストマー材料
の各可撓性他値の中間の可撓性値を有する所定
厚さの織物層を設けることにより、この織物層
が両エラストマー材料間の連結材料の役割を果
たして上記剥離のおそれを無くし、一層信頼性
及び寿命を向上し得るものである。
の各可撓性他値の中間の可撓性値を有する所定
厚さの織物層を設けることにより、この織物層
が両エラストマー材料間の連結材料の役割を果
たして上記剥離のおそれを無くし、一層信頼性
及び寿命を向上し得るものである。
上記織物層6を設けることにより、万一両エ
ラストマー材料8,9層間に異物が介在されて
いたとしても、該織物層が緩衝材料としての役
割を果たすことにより、該異物によるエラスト
マー材料の損傷を防止し得、ベルト性能を向上
し得る。
ラストマー材料8,9層間に異物が介在されて
いたとしても、該織物層が緩衝材料としての役
割を果たすことにより、該異物によるエラスト
マー材料の損傷を防止し得、ベルト性能を向上
し得る。
更に上記織物層6の緩衝材料としての役割に
より、ベルトの長手方向のみならず種々の方向
の振動を吸収し得、更にベルト性能を向上し得
る。
より、ベルトの長手方向のみならず種々の方向
の振動を吸収し得、更にベルト性能を向上し得
る。
波形頂部が各歯の略中央の線7に対応する位
置で、複数のコードに接しているので、ベルト
本体の歯の間の部分で硬いエラストマー材料9
層の厚さは歯の歯元からの距離の増加に応じて
厚くなると共に、この厚くなる状態は上記中央
線に関して左右で正確に対称に生ずることにな
る。従つて、ベルト本体の歯の変形性は歯の歯
みぞでの各断面において均等になり、この結
果、歯の歯みぞに対応するベルト自体の曲げ半
径は一定となり、歯みぞの上記中央線における
局部的な小さな曲げ半径が生ずる危険を防止
し、更に一層信頼性及び寿命を向上し得る。
(尚、この小さな曲げ半径は張力抵抗挿入体の
安全に対して極めて危険であり、特にガラスフ
アイバコードの場合は曲げ応力に対して極めて
脆性が大きい。) 更に本発明は、次に示す如き効果も有する。
置で、複数のコードに接しているので、ベルト
本体の歯の間の部分で硬いエラストマー材料9
層の厚さは歯の歯元からの距離の増加に応じて
厚くなると共に、この厚くなる状態は上記中央
線に関して左右で正確に対称に生ずることにな
る。従つて、ベルト本体の歯の変形性は歯の歯
みぞでの各断面において均等になり、この結
果、歯の歯みぞに対応するベルト自体の曲げ半
径は一定となり、歯みぞの上記中央線における
局部的な小さな曲げ半径が生ずる危険を防止
し、更に一層信頼性及び寿命を向上し得る。
(尚、この小さな曲げ半径は張力抵抗挿入体の
安全に対して極めて危険であり、特にガラスフ
アイバコードの場合は曲げ応力に対して極めて
脆性が大きい。) 更に本発明は、次に示す如き効果も有する。
ベルト本体背部に軟いエラストマー材料が存在
するため、歯付プーリーに組合せて動力伝達を行
なう間に作用する曲げ応力に対してベルトの可撓
性が増し、可撓性の増加のため、ベルト作動中の
振動を減少する。即ちベルトの歯がプーリーの歯
にかみ合う時に振動が生じない。
するため、歯付プーリーに組合せて動力伝達を行
なう間に作用する曲げ応力に対してベルトの可撓
性が増し、可撓性の増加のため、ベルト作動中の
振動を減少する。即ちベルトの歯がプーリーの歯
にかみ合う時に振動が生じない。
軟いエラストマー材料と硬いエラストマー材料
の分割面を波形とし、軟いエラストマー材料は歯
の背面に多く、硬いエラストマー材料は歯みぞの
背面に多くしたため、可撓性がベルト全体に均分
化され、ベルトがプーリーにかみ合つて運動伝達
を行なうベルト作動中に振動を生ずるのを防ぐ。
の分割面を波形とし、軟いエラストマー材料は歯
の背面に多く、硬いエラストマー材料は歯みぞの
背面に多くしたため、可撓性がベルト全体に均分
化され、ベルトがプーリーにかみ合つて運動伝達
を行なうベルト作動中に振動を生ずるのを防ぐ。
軟いエラストマー材料と硬いエラストマー材料
とを分割する面を波形とすることによつて、ベル
ト本体の歯の間の部分で硬いエラストマー材料層
の厚さは歯の歯元からの距離の増加に応じて厚く
なる。このため、ベルト本体の変形体は歯の歯み
ぞでの各断面において均等になる。この結果、歯
の歯みぞに対応するベルト自体の曲げ半径は一定
となり、歯みぞの中央線に局部的な小さな曲げ半
径が生ずる危険を防ぐ。この小さな曲げ半径は張
力抵抗挿入体の安全に対して極めて危険であり、
特にガラスフアイバコードの場合は曲げ応力に対
して極めて脆性が大きい。
とを分割する面を波形とすることによつて、ベル
ト本体の歯の間の部分で硬いエラストマー材料層
の厚さは歯の歯元からの距離の増加に応じて厚く
なる。このため、ベルト本体の変形体は歯の歯み
ぞでの各断面において均等になる。この結果、歯
の歯みぞに対応するベルト自体の曲げ半径は一定
となり、歯みぞの中央線に局部的な小さな曲げ半
径が生ずる危険を防ぐ。この小さな曲げ半径は張
力抵抗挿入体の安全に対して極めて危険であり、
特にガラスフアイバコードの場合は曲げ応力に対
して極めて脆性が大きい。
硬いエラストマー材料と軟いエラストマー材料
のベルト本体内の分割面を波形にした他の利点
は、ベルトの長手方向の振動に対する振動吸収材
として作用し、振動を生じない。
のベルト本体内の分割面を波形にした他の利点
は、ベルトの長手方向の振動に対する振動吸収材
として作用し、振動を生じない。
硬度の異なる両エラストマー材料間の分割素
子、連結素子として織物層を介在させたことの利
点は次の通りである。
子、連結素子として織物層を介在させたことの利
点は次の通りである。
歯付ベルト本体の硬いエラストマー材料層外面
を囲む織物層の存在によつて歯の歯みぞに対応し
てベルト本体の応力を均等に配分し、ベルト本体
の寿命が長くなる。
を囲む織物層の存在によつて歯の歯みぞに対応し
てベルト本体の応力を均等に配分し、ベルト本体
の寿命が長くなる。
ベルトの歯を形成するために著しく硬いエラス
トマー材料を使用した場合に歯付プーリーにかみ
合う時に同じ可撓性であつても連結素子を形成す
る織物層によつて異なる硬度のエラストマー材料
の剥離を防ぐ。
トマー材料を使用した場合に歯付プーリーにかみ
合う時に同じ可撓性であつても連結素子を形成す
る織物層によつて異なる硬度のエラストマー材料
の剥離を防ぐ。
ベルト本体内の織物層の被覆によつて、歯の被
覆と同様に、異物による張力抵抗挿入体の損傷を
防ぐ。
覆と同様に、異物による張力抵抗挿入体の損傷を
防ぐ。
ベルト本体内に使用する織物層としては、裂け
又は切断の生じない織物を使用するのが好適であ
る。
又は切断の生じない織物を使用するのが好適であ
る。
本発明は種々の変型が可能であり、実施例並び
に図面は例示であつて発明を限定するものではな
い。
に図面は例示であつて発明を限定するものではな
い。
第1図は本発明による歯付ベルトの一部の断面
図、第2図は別の実施例の一部の断面図である。 1……ベルト本体、2……歯、3……歯みぞ、
4……張力抵抗コード、6……織物層、8……軟
いエラストマー材料、9……硬いエラストマー材
料、10……被覆。
図、第2図は別の実施例の一部の断面図である。 1……ベルト本体、2……歯、3……歯みぞ、
4……張力抵抗コード、6……織物層、8……軟
いエラストマー材料、9……硬いエラストマー材
料、10……被覆。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 エラストマー材料8,9からなり、プーリー
に接触する一面とその反対側背面5とを有する無
端の環状ベルト本体1と、 互いに平行かつ共面状態であつてしかも該ベル
ト本体1内に挿入埋設された複数の可撓性で非伸
長性のコード4からなる張力抵抗挿入部材と、 該ベルト本体の前記一面に設けた歯列2と、 該ベルト本体1のエラストマー材料8,9を二
つの異なる材料部分8,9に分割する波形面と、 から成る歯付ベルトにおいて、 前記波形面は、前記ベルト本体1の前記張力抵
抗挿入部材4及び背面5の間の部分に配置され、
かつ該波形面に対応して所定厚さの織物層6が設
けられ、 該波形面及び前記一面間のエラストマー材料9
が、該波形面より背面側のエラストマー材料8よ
り大なる硬度を有し、 該波形面の波形頂部は、前記歯列の各歯2の略
中央の線7に対応する位置において、前記互いに
平行かつ共面状態の複数のコード4に接してい
る、 ことを特徴とする歯付ベルト。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
IT22557/80A IT1131268B (it) | 1980-06-05 | 1980-06-05 | Cinghia dentata |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5743039A JPS5743039A (en) | 1982-03-10 |
JPH0156298B2 true JPH0156298B2 (ja) | 1989-11-29 |
Family
ID=11197805
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56085537A Granted JPS5743039A (en) | 1980-06-05 | 1981-06-03 | Geared belt |
Country Status (14)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4445879A (ja) |
JP (1) | JPS5743039A (ja) |
AR (1) | AR224577A1 (ja) |
AT (1) | AT388218B (ja) |
BE (1) | BE889069A (ja) |
BR (1) | BR8103532A (ja) |
CA (1) | CA1154983A (ja) |
DE (1) | DE3122227A1 (ja) |
ES (1) | ES259200Y (ja) |
FR (1) | FR2484037B1 (ja) |
GB (1) | GB2077388B (ja) |
IT (1) | IT1131268B (ja) |
LU (1) | LU83406A1 (ja) |
MX (1) | MX155217A (ja) |
Families Citing this family (21)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5845584U (ja) * | 1981-09-21 | 1983-03-26 | 株式会社東芝 | 発光表示装置 |
US4553443A (en) * | 1982-11-19 | 1985-11-19 | Geomarex | High frequency vibratory systems for earth boring |
JPS59169950U (ja) * | 1983-04-26 | 1984-11-14 | 三ツ星ベルト株式会社 | 用紙送り用トラクタ−ベルト |
US4626232A (en) * | 1984-10-09 | 1986-12-02 | Dayco Corporation | Belt construction and method of making the same |
US4617075A (en) * | 1984-10-09 | 1986-10-14 | Dayco Corporation | Method of making a belt |
WO1988000878A1 (en) * | 1984-10-09 | 1988-02-11 | Dayco Products, Inc. | Belt construction and method of making the same |
DE222637T1 (de) * | 1985-10-29 | 1987-11-05 | Hutchinson S.A., Paris | Treibriemen. |
DE3645345C2 (de) * | 1986-08-08 | 1997-02-13 | Dayco Products Inc | Verfahren zur Herstellung eines Zahnriemens |
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DE69215875T2 (de) * | 1991-07-18 | 1997-07-03 | Dayco Products, Inc., Miamisburg, Ohio | Verfahren zur herstellung von zahnriemenkonstruktionen |
US5362281A (en) * | 1993-04-08 | 1994-11-08 | The Gates Rubber Company | Toothed power transmission belt with fabric reinforcement |
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