JPH0153339B2 - - Google Patents
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- JPH0153339B2 JPH0153339B2 JP59242551A JP24255184A JPH0153339B2 JP H0153339 B2 JPH0153339 B2 JP H0153339B2 JP 59242551 A JP59242551 A JP 59242551A JP 24255184 A JP24255184 A JP 24255184A JP H0153339 B2 JPH0153339 B2 JP H0153339B2
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Classifications
-
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- C30—CRYSTAL GROWTH
- C30B—SINGLE-CRYSTAL GROWTH; UNIDIRECTIONAL SOLIDIFICATION OF EUTECTIC MATERIAL OR UNIDIRECTIONAL DEMIXING OF EUTECTOID MATERIAL; REFINING BY ZONE-MELTING OF MATERIAL; PRODUCTION OF A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; SINGLE CRYSTALS OR HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; AFTER-TREATMENT OF SINGLE CRYSTALS OR A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; APPARATUS THEREFOR
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-
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Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、低密度ニツケル超合金及びそれから
なるターボ装置ブレードに関する。 本発明は、現在入手しうる最高の性能の超合金
に比較して、低密度でかつ、この超合金よりも、
すぐれた耐クリープ性を有する合金を提供するも
のである。耐クリープ性とは、加熱した時の、単
位密度当たりのクリープに対する抵抗を言う。 (従来の技術) 現在得られる最高の超合金は、PWA(DS200+
Hf)である。その密度は、8.55g/cm9である。
この合金は、粒子の境界線に平行な方向への力に
対し、強い抵抗を与える直接的な凝固により得ら
れた柱状粒子よりなつている。 直接的な凝固により、単結晶よりなるブレード
を作る好適な組成物を作るために、数多くの試み
がなされた。 現在ある最上の合金の一つは、PWA1480、即
ち合金454であり、その密度は8.7g/cm9である。 上記の柱状粒子合金(PWA1480)に比較して、
本発明による合金の耐クリープ性は、温度範囲に
おいて、20℃から50℃の改良を与える。 単結晶凝固を施した後に、部材を作る合金
PWAの組成及び析出熱処理の性質は、同一出願
人によるフランス国特許第2503188号明細書に開
示されている。このフランス国特許は、特開昭57
−179100号(特願昭57−55949号)公報に対応す
るものである。この発明には、 5.4%乃至6.2%のアルミニウムと、 4%乃至7%のコバルトと、 6%乃至9%のクロムと、 2.5%以下のモリブテンと、 5.5%乃至8%のタンタルと、 0乃至1%のチタンと、 7%乃至9%のタングステンと、 残余量のニツケルとを、 それぞれ重量%をもつて含む単結晶スーパーア
ロイから作られた部材のクリープ強度を増すため
の方法であつて、前記部材を、そのNi3Alタイプ
のγ′相を全て溶解する温度にまで加熱し、次い
で、1000℃を越える温度をもつて、γ′相をγ固溶
体から析出させることを特徴とする方法が開示さ
れている。この明細書には、γ′相は、5000Åの平
均粒子の大きさで析出する。 しかし、ターボ装置の可動ブレードを作るため
の合金にとつて、ターボ装置の可動ブレードの遠
心方向の応力を最小にするべく、合金の密度は出
来る限り、小さくしなくてはならないことを考慮
にいれると、実際上、耐クリープ性を選択するこ
とが、とても重要である。密度が約10%増加する
と、ブレードを取り付けたデイスクの寿命が約1/
3に減少してしまう。 逆に、密度を減少させると、ブレードのデイス
クをより軽くすることによつて、ターボ装置の性
能を改良することが出来る。 しかし、現在、公知の低クリープ単結晶超合金
の密度は、約8.6g/cm9だつた。 (発明の目的) 本発明の目的は、合金454として知られる合金
よりもすぐれた耐クリープ性を有する単結晶部材
を構成し、かつ密度が8.25g/cm9以下であつて、
上記の公知の合金に対し約5%の改良をなした合
金を提供することにある。 普通、加熱した時の耐クリープ性は、Ta、W
及びMo又はReのような耐火部材を多量に添加し
た時に得られる。 現在、工業的に使用されている最強の単結晶合
金、即ち合金454は、12%のTaと4%のWを含ん
でいる。 また、合金DS200+Hfは、12%のWを含んで
いる。 これらの耐火部材は、クリープ率を減少させ、
かつ寿命を伸ばすのに重要な役割がある。 高温でさえ、これらの部材は、非常に低い拡散
率である。そこで、γ′相、すなわち、加熱したた
時の耐クリープ性の硬化相のNi9(Al、Ti…)の
融合率を緩慢にさせる。 これらの耐火部材は大変重量があるが、加熱し
た時に耐クリープ性を増大させる。しかし、合金
の密度を増大させるという欠点がある。 アルミニウムのような、軽量部材を多量に添加
することによつて、合金の密度を減少させること
が出来るが、γ′相をほぼ析出させるので、好適な
耐クリープ性を得ることが出来ない。 本出願人によるターボ装置用の超合金について
の製造作業によれば、耐火部材に関する合計S1に
ついて次のような関係に導く。 S1=0.5W+Ta+Mo ここで、文字は、対応する元素の重量百分率を
示している。また、合計S2は、硬化γ′相の形成に
おいて、析出する元素に関係している。 S2=Al+Ti+Ta+Nb+V ここで、文字は、対応する元素の原子数を示し
ている。 本出願人は、合金に最適の性質を与えるため
に、低密度と高耐クリープ性とを考慮して、S1と
S2を適当な値に定めた。 これらの条件は次の通りである。 S1は、4重量%から9重量%であり、好ましく
は5.5%から9%である。 S2は、原子数で14.9%から20.6%で、16.5%か
ら18.5%の間であるのが好ましい。 S1は耐火性を与えるための成分であり、S2は硬
化γ′相を析出するためのものである。上記のよう
な組成範囲は、耐火性並びにγ′相の形成のために
好適な値を示している。 合計S2におけるバナジウムは熱処理範囲を広く
する。この熱処理範囲とは、溶融状態へのγ′相の
端部と、合金が溶融し始める点との間の温度ギヤ
ツプのことを云う。この熱処理範囲は、工業的な
条件下における熱処理において有用である。 C、B及びZrが合金に含まれていると、合金
の溶融温度を低下させる。そのためγ′相及びγ/
γ′共融混合物が固溶体に変化する温度と、合金の
溶融温度との間の幅、即ち熱処理範囲を小さくし
てしまう。この理由で、C、B及びZrが含まれ
ていない方が有利である。 S1とS2が上記の条件に適うように、本発明によ
る合金は、次表に示された組成物を含んでいる。
全ての単位は、重量%である。 Co:5%から7% Cr:5%から7% Mo:0.5%から2.5% W:3%から5% Al:6%から7.5% Ti:1.5%から2.25% Nb:0%から0.5% Ta:2%から4% V:0.3%から0.6% Ni:100%の残り ここで、B、C又はZrは自発的に加えない。 各成分をこのような組成範囲にしたことについ
て、その理由を更に説明する。 一般的に云えば、超合金の組成は矛盾する要件
の妥協により選択される。と云うのは、各成分の
含有率の増加は、ある観点からは好ましく、他の
観点からは好ましくない。また、1つの成分の含
有率による超合金の性質に対する影響は、他の成
分の含有率によつても影響されるからである。 そこで、組成範囲の選択は、大変に難かしく、
数多くの実験を必要とし、各成分の含有率の範囲
について、正確に理論付けることは困難である。
もしも組成範囲を正確に理論付けることが可能な
らば、各成分の範囲を選択することは容易であ
り、発明は不要となるであろう。 しかし、各成分の組成範囲について次のように
云うことは可能である。もし、下限以下ならば、
その成分は超合金の性質に何ら寄与しないであろ
うし、上限以上ならば、悪い影響が現われる。こ
のような欠点については後述する。 本発明の主要な目的は、有用な性質に対し影響
を与えずに、公知の超合金における密度を小さく
することにある。 以下に述べる理由を理解するためのもう1つの
重要な要素は、本発明による超合金の最初の凝固
の間に、γ相とγ′相の並列した小さな粒子よりな
る共融成分が生成するが、これは合金の強度に寄
与しないことである。硬化γ′粒子の生成による利
点のためには、この共融成分は、次の熱処理の間
に固溶体に入れることが必要である。この共融成
分が増加しすぎると、固溶体に完全に戻すことは
不可能になり、合金の強度を弱めてしまう。 以下、各成分に付き、範囲限定理由について述
べる。 Coが上記のような組成範囲である場合、共融
成分の増加を抑える。含有率が大き過ぎると、δ
相及びμ相のようなもろい相を形成する。 Wは、母相及びγ′相の両方のための硬化成分で
ある。重量があるので、低密度の合金を得るに
は、含有率は小さい方が好ましい。 Nbは、γ′相に入り、合金の強度を高める。含
有率が大きいと、耐酸化性を損うとともに、環境
に悪い影響を及ぼす。 Crは、母相を硬化させるとともに、耐腐食性
に必要である。含有率が多過ぎると、γ′相の体積
を減少させ、合金の強度を弱める。 Alは、耐酸化性を改良するとともに、γ′相の体
積を増加させる軽量成分である。γ′相は、Ni3Al
なる式で示され、このAlは、部分的にTi、Ta及
びNbで置換される。Al含有率が余りに大きい
と、γ′相中のAl原子は、これらの原子により置換
されないので、合金の強度を弱めてしまう。 Taは、γ′相の主要な重量成分であり、合金の
強度を高める。γ′析出相の積層欠陥エネルギーを
増大させることにより強度を高めるには、少なく
とも2%の含有率が必要である。含有率が大きい
と、合金の密度を大きくさせる。 Moは、機械的強度、特に高温における強度に
大変重要である。このために、最低、0.5%の含
有率が必要である。この成分は、γ相に入る。も
し、含有率が大きすぎると、μ相を形成して、合
金を不安定にしてしまう。2.5%以上になると、
10%以下のCrと結合して耐腐食性を弱めてしま
う。Crの含有率が約15%の場合には、このよう
な現象は起らない。 Tiは、γ′相に入る軽量成分である。余りに大き
な含有率であると、比較的大きな含有率のAlと
結合して、共融成分を増加させる。 Vは、共融成分を固溶体中に入れるのを助ける
点で好ましい。含有率が大き過ぎると、耐腐食性
を損う。 以上の事を考慮して、実験の結果、本発明によ
る、超合金の組成範囲が定められた。 単結晶ブレードは、作られた後に熱処理を受
け、γ′相を溶融状態に置く。この処理法は、部材
を、30分から4時間の間、その組成に応じ1290℃
から1325℃までの範囲の温度まで加熱する段階よ
りなるものである。 次に、この部材を、空気中で冷却する。更に、
1981年4月3日に出願されたフランス国特許第
2503188号明細書に開示されたγ′相析出熱処理法
を実施する。 0.5μmの平均粒子の大きさを有するγ′粒子の規
則的分配が確保される。 これらの粒子は、<100>型結晶軸に沿つて、配
置される。 (実施例) 実施例 1 この合金の組成は、次の通りである。 Co:5% Cr:7% Mo:2.25% W:4% Al:6% Ti:2% Nb:0% Ta:4% V:0.5% Ni:100%の残り この合金の密度は、8.23g/cm3である。 γ′の全溶解温度は、約1295℃である。 合金が溶融し始める温度は、約1317℃である。 これら2つの温度の間の比較的大きな差、22℃
即ち熱処理範囲は、従来の単結晶合金のものよ
り、はるかに大きい。 他の元素に対するバナジウムの存在は、0.5%
位の極小量であつても、非常な高温における耐ク
リープ性を増加させる。 実施例 2 この合金の組成は、次の通りである。 Co:5% Cr:7% Mo:2.25% W:4% Al:6% Ti:2% Nb:0.5% Ta:3% V:0.5% Ni:100%の残り この合金の密度は、8.20g/cm3である。γ′相の
全溶解温度は、約1290℃である。合金が溶融し始
める温度は、約1310℃である。熱処理範囲は20℃
である。 本発明による他の実施例では、熱処理範囲は、
いつも10℃以上だつた。 第1図と第2図は、実施例1と2の合金を加熱
した時の耐クリープ性を従来技術で製造された最
上の合金と比較したグラフである。この従来技術
による合金は、次の通りである。 合金E=PWA1480又は合金454、 及び 合金F=PWA1422又はDS200Hf 第1図は、比応力、即ち1000時間後に1%の伸
びを得るのに必要とされ、密度で割つた応力を、
4つの上記合金について、温度℃の関数として表
したものである。第2図には、1000時間で、破壊
に必要とされる比応力が示されている。 これらの図において、曲線1は、前記フランス
国特許第2503188号明細書に開示された熱処理を
受けた後における実施例1の合金の試験片につい
て得られた結果を示している。 X点2は、同様な処理を受けた後における実施
例2の合金について同様な結果を示している。 曲線Eは、合金454の試験片について得られた
結果を示し、曲線Fは、カラム粒合金DS200+
Hfの試験片について得られた結果を示している。 使用中に発見された温度全範囲において、両方
の実施例の合金は、従来技術の合金に比べ優れた
性質を示している。 第1図から、実施例1の合金は、約900℃の温
度において、合金200+Hfに比し、22℃の改良を
与えることがわかる。約1000℃の温度で、80℃の
改良を与える。 実施例1の合金は、更に、8.23g/cm3のような
非常な低密度であるという利点がある。これに対
し、合金DS200+Hfの密度は、8.55g/cm3であ
る。 8.70g/cm3なる密度の単結晶合金454に比べて、
合金1は、850℃以下の温度で非常にすぐれた耐
クリープ性を示し、950℃以上の温度で、多少優
れた性質を示す。 このように、本発明による合金は、従来の合金
に比べ、よりすぐれた合金特性を示すことがわか
る。 第1表は、種々の温度と比応力における結果を
1%の伸びと破壊に達するのに要する時間で示す
ことにより、前記の従来の合金と、本発明による
2個の実施例を比較したものである。 本発明による合金の低密度による利点を考慮に
入れなくても、実施例1の合金は、950℃までの
中間温度で、合金454と同様な耐クリープ性を示
し、高温において、非常に好適な耐クリープ性を
示す。 さらに、低い密度により、ブレードデイスク部
材の重さまたは体積を節約することができる。そ
こで、軽いブレードデイスクを備えたターボ装置
の性能を改良すること可能である。 本発明の組成物のように、密度を5%減少させ
ると、このように優れた効果を示すことが明らか
である。 【表】
なるターボ装置ブレードに関する。 本発明は、現在入手しうる最高の性能の超合金
に比較して、低密度でかつ、この超合金よりも、
すぐれた耐クリープ性を有する合金を提供するも
のである。耐クリープ性とは、加熱した時の、単
位密度当たりのクリープに対する抵抗を言う。 (従来の技術) 現在得られる最高の超合金は、PWA(DS200+
Hf)である。その密度は、8.55g/cm9である。
この合金は、粒子の境界線に平行な方向への力に
対し、強い抵抗を与える直接的な凝固により得ら
れた柱状粒子よりなつている。 直接的な凝固により、単結晶よりなるブレード
を作る好適な組成物を作るために、数多くの試み
がなされた。 現在ある最上の合金の一つは、PWA1480、即
ち合金454であり、その密度は8.7g/cm9である。 上記の柱状粒子合金(PWA1480)に比較して、
本発明による合金の耐クリープ性は、温度範囲に
おいて、20℃から50℃の改良を与える。 単結晶凝固を施した後に、部材を作る合金
PWAの組成及び析出熱処理の性質は、同一出願
人によるフランス国特許第2503188号明細書に開
示されている。このフランス国特許は、特開昭57
−179100号(特願昭57−55949号)公報に対応す
るものである。この発明には、 5.4%乃至6.2%のアルミニウムと、 4%乃至7%のコバルトと、 6%乃至9%のクロムと、 2.5%以下のモリブテンと、 5.5%乃至8%のタンタルと、 0乃至1%のチタンと、 7%乃至9%のタングステンと、 残余量のニツケルとを、 それぞれ重量%をもつて含む単結晶スーパーア
ロイから作られた部材のクリープ強度を増すため
の方法であつて、前記部材を、そのNi3Alタイプ
のγ′相を全て溶解する温度にまで加熱し、次い
で、1000℃を越える温度をもつて、γ′相をγ固溶
体から析出させることを特徴とする方法が開示さ
れている。この明細書には、γ′相は、5000Åの平
均粒子の大きさで析出する。 しかし、ターボ装置の可動ブレードを作るため
の合金にとつて、ターボ装置の可動ブレードの遠
心方向の応力を最小にするべく、合金の密度は出
来る限り、小さくしなくてはならないことを考慮
にいれると、実際上、耐クリープ性を選択するこ
とが、とても重要である。密度が約10%増加する
と、ブレードを取り付けたデイスクの寿命が約1/
3に減少してしまう。 逆に、密度を減少させると、ブレードのデイス
クをより軽くすることによつて、ターボ装置の性
能を改良することが出来る。 しかし、現在、公知の低クリープ単結晶超合金
の密度は、約8.6g/cm9だつた。 (発明の目的) 本発明の目的は、合金454として知られる合金
よりもすぐれた耐クリープ性を有する単結晶部材
を構成し、かつ密度が8.25g/cm9以下であつて、
上記の公知の合金に対し約5%の改良をなした合
金を提供することにある。 普通、加熱した時の耐クリープ性は、Ta、W
及びMo又はReのような耐火部材を多量に添加し
た時に得られる。 現在、工業的に使用されている最強の単結晶合
金、即ち合金454は、12%のTaと4%のWを含ん
でいる。 また、合金DS200+Hfは、12%のWを含んで
いる。 これらの耐火部材は、クリープ率を減少させ、
かつ寿命を伸ばすのに重要な役割がある。 高温でさえ、これらの部材は、非常に低い拡散
率である。そこで、γ′相、すなわち、加熱したた
時の耐クリープ性の硬化相のNi9(Al、Ti…)の
融合率を緩慢にさせる。 これらの耐火部材は大変重量があるが、加熱し
た時に耐クリープ性を増大させる。しかし、合金
の密度を増大させるという欠点がある。 アルミニウムのような、軽量部材を多量に添加
することによつて、合金の密度を減少させること
が出来るが、γ′相をほぼ析出させるので、好適な
耐クリープ性を得ることが出来ない。 本出願人によるターボ装置用の超合金について
の製造作業によれば、耐火部材に関する合計S1に
ついて次のような関係に導く。 S1=0.5W+Ta+Mo ここで、文字は、対応する元素の重量百分率を
示している。また、合計S2は、硬化γ′相の形成に
おいて、析出する元素に関係している。 S2=Al+Ti+Ta+Nb+V ここで、文字は、対応する元素の原子数を示し
ている。 本出願人は、合金に最適の性質を与えるため
に、低密度と高耐クリープ性とを考慮して、S1と
S2を適当な値に定めた。 これらの条件は次の通りである。 S1は、4重量%から9重量%であり、好ましく
は5.5%から9%である。 S2は、原子数で14.9%から20.6%で、16.5%か
ら18.5%の間であるのが好ましい。 S1は耐火性を与えるための成分であり、S2は硬
化γ′相を析出するためのものである。上記のよう
な組成範囲は、耐火性並びにγ′相の形成のために
好適な値を示している。 合計S2におけるバナジウムは熱処理範囲を広く
する。この熱処理範囲とは、溶融状態へのγ′相の
端部と、合金が溶融し始める点との間の温度ギヤ
ツプのことを云う。この熱処理範囲は、工業的な
条件下における熱処理において有用である。 C、B及びZrが合金に含まれていると、合金
の溶融温度を低下させる。そのためγ′相及びγ/
γ′共融混合物が固溶体に変化する温度と、合金の
溶融温度との間の幅、即ち熱処理範囲を小さくし
てしまう。この理由で、C、B及びZrが含まれ
ていない方が有利である。 S1とS2が上記の条件に適うように、本発明によ
る合金は、次表に示された組成物を含んでいる。
全ての単位は、重量%である。 Co:5%から7% Cr:5%から7% Mo:0.5%から2.5% W:3%から5% Al:6%から7.5% Ti:1.5%から2.25% Nb:0%から0.5% Ta:2%から4% V:0.3%から0.6% Ni:100%の残り ここで、B、C又はZrは自発的に加えない。 各成分をこのような組成範囲にしたことについ
て、その理由を更に説明する。 一般的に云えば、超合金の組成は矛盾する要件
の妥協により選択される。と云うのは、各成分の
含有率の増加は、ある観点からは好ましく、他の
観点からは好ましくない。また、1つの成分の含
有率による超合金の性質に対する影響は、他の成
分の含有率によつても影響されるからである。 そこで、組成範囲の選択は、大変に難かしく、
数多くの実験を必要とし、各成分の含有率の範囲
について、正確に理論付けることは困難である。
もしも組成範囲を正確に理論付けることが可能な
らば、各成分の範囲を選択することは容易であ
り、発明は不要となるであろう。 しかし、各成分の組成範囲について次のように
云うことは可能である。もし、下限以下ならば、
その成分は超合金の性質に何ら寄与しないであろ
うし、上限以上ならば、悪い影響が現われる。こ
のような欠点については後述する。 本発明の主要な目的は、有用な性質に対し影響
を与えずに、公知の超合金における密度を小さく
することにある。 以下に述べる理由を理解するためのもう1つの
重要な要素は、本発明による超合金の最初の凝固
の間に、γ相とγ′相の並列した小さな粒子よりな
る共融成分が生成するが、これは合金の強度に寄
与しないことである。硬化γ′粒子の生成による利
点のためには、この共融成分は、次の熱処理の間
に固溶体に入れることが必要である。この共融成
分が増加しすぎると、固溶体に完全に戻すことは
不可能になり、合金の強度を弱めてしまう。 以下、各成分に付き、範囲限定理由について述
べる。 Coが上記のような組成範囲である場合、共融
成分の増加を抑える。含有率が大き過ぎると、δ
相及びμ相のようなもろい相を形成する。 Wは、母相及びγ′相の両方のための硬化成分で
ある。重量があるので、低密度の合金を得るに
は、含有率は小さい方が好ましい。 Nbは、γ′相に入り、合金の強度を高める。含
有率が大きいと、耐酸化性を損うとともに、環境
に悪い影響を及ぼす。 Crは、母相を硬化させるとともに、耐腐食性
に必要である。含有率が多過ぎると、γ′相の体積
を減少させ、合金の強度を弱める。 Alは、耐酸化性を改良するとともに、γ′相の体
積を増加させる軽量成分である。γ′相は、Ni3Al
なる式で示され、このAlは、部分的にTi、Ta及
びNbで置換される。Al含有率が余りに大きい
と、γ′相中のAl原子は、これらの原子により置換
されないので、合金の強度を弱めてしまう。 Taは、γ′相の主要な重量成分であり、合金の
強度を高める。γ′析出相の積層欠陥エネルギーを
増大させることにより強度を高めるには、少なく
とも2%の含有率が必要である。含有率が大きい
と、合金の密度を大きくさせる。 Moは、機械的強度、特に高温における強度に
大変重要である。このために、最低、0.5%の含
有率が必要である。この成分は、γ相に入る。も
し、含有率が大きすぎると、μ相を形成して、合
金を不安定にしてしまう。2.5%以上になると、
10%以下のCrと結合して耐腐食性を弱めてしま
う。Crの含有率が約15%の場合には、このよう
な現象は起らない。 Tiは、γ′相に入る軽量成分である。余りに大き
な含有率であると、比較的大きな含有率のAlと
結合して、共融成分を増加させる。 Vは、共融成分を固溶体中に入れるのを助ける
点で好ましい。含有率が大き過ぎると、耐腐食性
を損う。 以上の事を考慮して、実験の結果、本発明によ
る、超合金の組成範囲が定められた。 単結晶ブレードは、作られた後に熱処理を受
け、γ′相を溶融状態に置く。この処理法は、部材
を、30分から4時間の間、その組成に応じ1290℃
から1325℃までの範囲の温度まで加熱する段階よ
りなるものである。 次に、この部材を、空気中で冷却する。更に、
1981年4月3日に出願されたフランス国特許第
2503188号明細書に開示されたγ′相析出熱処理法
を実施する。 0.5μmの平均粒子の大きさを有するγ′粒子の規
則的分配が確保される。 これらの粒子は、<100>型結晶軸に沿つて、配
置される。 (実施例) 実施例 1 この合金の組成は、次の通りである。 Co:5% Cr:7% Mo:2.25% W:4% Al:6% Ti:2% Nb:0% Ta:4% V:0.5% Ni:100%の残り この合金の密度は、8.23g/cm3である。 γ′の全溶解温度は、約1295℃である。 合金が溶融し始める温度は、約1317℃である。 これら2つの温度の間の比較的大きな差、22℃
即ち熱処理範囲は、従来の単結晶合金のものよ
り、はるかに大きい。 他の元素に対するバナジウムの存在は、0.5%
位の極小量であつても、非常な高温における耐ク
リープ性を増加させる。 実施例 2 この合金の組成は、次の通りである。 Co:5% Cr:7% Mo:2.25% W:4% Al:6% Ti:2% Nb:0.5% Ta:3% V:0.5% Ni:100%の残り この合金の密度は、8.20g/cm3である。γ′相の
全溶解温度は、約1290℃である。合金が溶融し始
める温度は、約1310℃である。熱処理範囲は20℃
である。 本発明による他の実施例では、熱処理範囲は、
いつも10℃以上だつた。 第1図と第2図は、実施例1と2の合金を加熱
した時の耐クリープ性を従来技術で製造された最
上の合金と比較したグラフである。この従来技術
による合金は、次の通りである。 合金E=PWA1480又は合金454、 及び 合金F=PWA1422又はDS200Hf 第1図は、比応力、即ち1000時間後に1%の伸
びを得るのに必要とされ、密度で割つた応力を、
4つの上記合金について、温度℃の関数として表
したものである。第2図には、1000時間で、破壊
に必要とされる比応力が示されている。 これらの図において、曲線1は、前記フランス
国特許第2503188号明細書に開示された熱処理を
受けた後における実施例1の合金の試験片につい
て得られた結果を示している。 X点2は、同様な処理を受けた後における実施
例2の合金について同様な結果を示している。 曲線Eは、合金454の試験片について得られた
結果を示し、曲線Fは、カラム粒合金DS200+
Hfの試験片について得られた結果を示している。 使用中に発見された温度全範囲において、両方
の実施例の合金は、従来技術の合金に比べ優れた
性質を示している。 第1図から、実施例1の合金は、約900℃の温
度において、合金200+Hfに比し、22℃の改良を
与えることがわかる。約1000℃の温度で、80℃の
改良を与える。 実施例1の合金は、更に、8.23g/cm3のような
非常な低密度であるという利点がある。これに対
し、合金DS200+Hfの密度は、8.55g/cm3であ
る。 8.70g/cm3なる密度の単結晶合金454に比べて、
合金1は、850℃以下の温度で非常にすぐれた耐
クリープ性を示し、950℃以上の温度で、多少優
れた性質を示す。 このように、本発明による合金は、従来の合金
に比べ、よりすぐれた合金特性を示すことがわか
る。 第1表は、種々の温度と比応力における結果を
1%の伸びと破壊に達するのに要する時間で示す
ことにより、前記の従来の合金と、本発明による
2個の実施例を比較したものである。 本発明による合金の低密度による利点を考慮に
入れなくても、実施例1の合金は、950℃までの
中間温度で、合金454と同様な耐クリープ性を示
し、高温において、非常に好適な耐クリープ性を
示す。 さらに、低い密度により、ブレードデイスク部
材の重さまたは体積を節約することができる。そ
こで、軽いブレードデイスクを備えたターボ装置
の性能を改良すること可能である。 本発明の組成物のように、密度を5%減少させ
ると、このように優れた効果を示すことが明らか
である。 【表】
第1図は、温度を横軸に、1000時間後の1%の
伸びのための比応力を縦軸に取り、公知の合金
と、本発明による合金とを比較したグラフであ
り、第2図は、温度を横軸に、1000時間後の破壊
のための比応力を縦軸に取り、公知の合金と、本
発明による合金とを比較したグラフである。
伸びのための比応力を縦軸に取り、公知の合金
と、本発明による合金とを比較したグラフであ
り、第2図は、温度を横軸に、1000時間後の破壊
のための比応力を縦軸に取り、公知の合金と、本
発明による合金とを比較したグラフである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 単結晶凝固により、ターボ装置部材を作るの
に使用され、加熱した時にすぐれた耐クリープ性
を示し、次の成分を、重量%で含む低密度ニツケ
ル超合金。 Co:5%から7% Cr:5%から10% Mo:0.5%から2.5% W:3%から5% Al:6%から7.5% Ti:1.5%から2.25% Ta:2%から4% V:0.3%から0.6% Ni:100%の残り 2 次の成分を、重量%で含むことを特徴とする
特許請求の範囲第1項に記載の低密度ニツケル超
合金。 Co:5% Cr:7% Mo:2.25% W:4% Al:6% Ti:2% Ta:4% V:0.5% Ni:100%の残り 3 単結晶凝固により、ターボ装置部材を作るの
に使用され、加熱した時にすぐれた耐クリープ性
を示し、次の成分を、重量%で含む低密度ニツケ
ル超合金。 Co:5%から7% Cr:5%から10% Mo:0.5%から2.5% W:3%から5% Al:6%から7.5% Ti:1.5%から2.25% Nb:0.5%以下 Ta:2%から4% V:0.3%から0.6% Ni:100%の残り 4 次の成分を、重量%で含むことを特徴とする
特許請求の範囲第3項に記載の低密度ニツケル超
合金。 Co:5% Cr:7% Mo:2.25% W:4% Al:6% Ti:2% Nb:0.5% Ta:3% V:0.5% Ni:100%の残り 5 Co:5%から7% Cr:5%から10% Mo:0.5%から2.5% W:3%から5% Al:6%から7.5% Ti:1.5%から2.25% Ta:2%から4% V:0.3%から0.6% Ni:100%の残り をそれぞれ重量%で含む低密度ニツケル超合金
を、1000℃以上の温度で、数時間、γ′相が析出す
る迄、熱処理して作られたターボ装置ブレード。 6 熱処理段階において、1290℃から1325℃まで
の温度で、γ′相を固溶体に変化させ、また1000℃
以上の温度で、γ′相が析出する前に、空気により
冷却することを特徴とする特許請求の範囲第5項
に記載のターボ装置ブレード。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR8318421A FR2555204B1 (fr) | 1983-11-18 | 1983-11-18 | Superalliage monocristallin a base de nickel, a faible masse volumetrique, pour aubes de turbomachine |
FR8318421 | 1983-11-18 |
Related Child Applications (1)
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JPH0153339B2 true JPH0153339B2 (ja) | 1989-11-14 |
Family
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JP59242551A Granted JPS60125342A (ja) | 1983-11-18 | 1984-11-19 | 低密度ニッケル超合金及びそれからなるターボ装置ブレード |
JP63250050A Pending JPH01127639A (ja) | 1983-11-18 | 1988-10-05 | ターボ装置ブレード |
Family Applications After (1)
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---|---|---|---|
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JP (2) | JPS60125342A (ja) |
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FR (1) | FR2555204B1 (ja) |
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FR2599757B1 (fr) * | 1986-06-04 | 1988-09-02 | Onera (Off Nat Aerospatiale) | Superalliage monocristallin a base de nickel, notamment pour aubes de turbomachine |
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US7531054B2 (en) * | 2005-08-24 | 2009-05-12 | Ati Properties, Inc. | Nickel alloy and method including direct aging |
US7985304B2 (en) * | 2007-04-19 | 2011-07-26 | Ati Properties, Inc. | Nickel-base alloys and articles made therefrom |
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US4402772A (en) * | 1981-09-14 | 1983-09-06 | United Technologies Corporation | Superalloy single crystal articles |
GB2106138B (en) * | 1981-09-19 | 1986-03-19 | Rolls Royce | Single-crystal nickel alloy casting |
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1986
- 1986-06-20 US US06/878,401 patent/US4777017A/en not_active Expired - Lifetime
-
1988
- 1988-10-05 JP JP63250050A patent/JPH01127639A/ja active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
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FR2555204A1 (fr) | 1985-05-24 |
EP0143694A1 (fr) | 1985-06-05 |
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DE3464937D1 (en) | 1987-08-27 |
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---|---|---|---|
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