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JPH01501084A - 被制御部材例えば自動車の外部バックミラーのための液圧遠隔制御装置 - Google Patents

被制御部材例えば自動車の外部バックミラーのための液圧遠隔制御装置

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Publication number
JPH01501084A
JPH01501084A JP62506062A JP50606287A JPH01501084A JP H01501084 A JPH01501084 A JP H01501084A JP 62506062 A JP62506062 A JP 62506062A JP 50606287 A JP50606287 A JP 50606287A JP H01501084 A JPH01501084 A JP H01501084A
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JP
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bag
bags
transmitter
receiver
deformable
Prior art date
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Pending
Application number
JP62506062A
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English (en)
Inventor
ドゥルクス・ベルナール
Original Assignee
ブリタックス・(ジェコ)・エス・ア
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Filing date
Publication date
Application filed by ブリタックス・(ジェコ)・エス・ア filed Critical ブリタックス・(ジェコ)・エス・ア
Publication of JPH01501084A publication Critical patent/JPH01501084A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F15FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
    • F15BSYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F15B7/00Systems in which the movement produced is definitely related to the output of a volumetric pump; Telemotors
    • F15B7/001With multiple inputs, e.g. for dual control
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60QARRANGEMENT OF SIGNALLING OR LIGHTING DEVICES, THE MOUNTING OR SUPPORTING THEREOF OR CIRCUITS THEREFOR, FOR VEHICLES IN GENERAL
    • B60Q1/00Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor
    • B60Q1/02Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments
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    • B60Q1/06Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments the devices being headlights adjustable, e.g. remotely-controlled from inside vehicle
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F15B7/00Systems in which the movement produced is definitely related to the output of a volumetric pump; Telemotors
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 被制御部材例えば自動車の外部バックミラーのための液圧遠隔制御装置 本発明は支持部に取付ける調整自在および/またはロック可能な被制御部材例え ばバックミラー、特に自動車の外部バックミラーのための液圧遠隔制御装置に関 するもので、このようなバックミラーの向きは自動車内の運転席で調整するのが 好ましく、本発明による液圧遠隔制御装置は、特に互いに直交する2個の軸線の 周りに回動することによって位置決めをするのが必要とされる他の部材の位置の 調整にも使用することができる。
このような目的のために構成された装置の多くの既知の構造のもののうちで本発 明は、特に −手動操作制御部材またはマニピュレータと、−少なくとも2個の、しかし好適 には3個の液圧位置決め回路と を具え、各液圧位置決め回路は、 一液圧流体を収容する可撓壁の変形可能なバッグよりなる流体圧トランスミッタ としての位置決めトランスミッタと、−可変容積室を有する流体圧レシーバとし ての少なくとも1個の位置決めレシーバと、および −前記トランスミッタを前記レシーバに接続する少なくとも1個のラインと、 を有するものとして構成し、前記液圧回路は、少なくとも1個の液圧回路のトラ ンスミッタの可撓壁バッグを制御部材を手動で操作することにより機械的に変形 し、バッグに収容した流体をこのバッグに接続した少なくとも1個のレシーバに 転送し、前記レシーバにより御前記被制御部材を前記支持部に機械的に連結し、 前記被制御部材の前記支持部に対する位置を前記制御部材の操作に応答して変更 するよう構成した液圧遠隔制御装置に関するものである。
この種の装置は、ヨーロッパ特許出願第152219号に記載されており、レバ ー、リンク、またはロッド装置による伝達機構、ケーブルまたは他の電動モータ を利用する伝動装置を有する従来技術の種々の構造のものと比べてこの種の装置 の極めて重要な利点を挙げており、これら利点を後に簡単に説明する。レバーを 使用する構成は構造が簡単となるが、運転席から助手席側の外部バックミラーを 制御することは、必要とされる経路が直線ではないため不可能となる。これら従 来の構成の欠点は、曲げ部、リンク機構の相当な重量、および摩擦が存在するこ とに関連するもので、この実施例はほとんど動作できなくなる。3方向運動伝達 ケーブルを有する構成はレバー機構よりも実施するのが簡単であるが、摩擦があ って制御ケーブルの有効長さが約50印に制限され、この長さを越えると操作力 は大幅に増加し、装置はほとんど動作しなくなり、調整が極めて困難になるため 運転席から外部バックミラーを制御することはできない。最後に、電動モータを 使用する装置は、自動車のすべての外部バックミラーをこれらバックミラーとド ライバがアクセスできる計器パネルおよび/または自動車の内側に配置した支持 部との間の電気ワイヤが通過する経路に無関係に運転席で制御することができる 。しかし、この種の構成(ヨ電動モータのコストの点とバックミラー内に占める 電動モータのスペースの点において大きな欠点がある。
上述のヨーロッパ特許出願に記載の液圧制御装置の異なる実施例において、手動 操作制御品材は位置決めトランスミ7タの可撓壁室を収容するケーシングのカバ ーに回動自在に取付けまたは関節連結したマニピュレータハンドルまたはスティ ックとしている。マニピュレータハンドルまたはスティックは常に少なくとも1 個の剛性部材に機械的に連結し、この剛性部材はケーシングの内側に取付け、ユ ーザがマニピュレータハンドルまたはスティックで行う回動運動を伝動比のステ ップダウンを有してまたはステップダウンなく内部剛性部材のうちの少なくとも 1個に伝達し、これに゛より位置決めトランスミッタの少なくとも1個の可撓壁 変形可能なバッグを圧縮する。
しかし、上述のヨーロッパ特許出願の目的を達成する液圧遠隔制御装置は、マニ ピュレータおよび位置決めトランスミッタを具える組立体が高価になるという欠 点があり、この理由の一つとしては、部品点数が極めて多いことがあり、他方に はこれら部品の組立てには細心の注意を要する作業を強いられる点がある。更に 、すべての実施例において、マニピュレータハンドルまたはスティックは計器パ ネルに対して自動車の室内に突出するレバーであるため、乗員の安全性の点で危 険があり、また運転席、ボードまたは計器パネルのスタイルに適合するものでも ない。更に、液圧装置の取付は、運転席から制御すべき外部バックミラーまで至 る経路に関して電動モータの供給ラインと同様の利点を有するが、変形可能なバ ッグ、バックミラーまたは接続チューブが破損した場合には、これに関連するイ ーベての液圧回路を取外して交接しなければならないという欠点があり、このた めに上述のヨーロッパ特許出願に記載の装置には各液圧制御回路につき1個の液 圧コネクタを設けることが提案されており、この液圧コネクタは、2個の可変容 積室を有し、一方の可変容積室を対応の位置決めトランスミッタの変形可能バッ グに常に連通させ、他方の可変容積室を対応の位置決めレシーバの可変容積室に 常に連通させ、コネクタの2個の可変容積室を機械的手段により相互に圧力を伝 達する形状に維持している。
本発明は、上述のヨーロッパ特許出願の液圧制御装置の種々の欠点を除去し、こ の装置の種々の構成部材を改良することを意図する。
特に本発明の目的は、構成簡単で経済的であり、手動操作制御装置および被削@ 部材との間の距離および経路に係らず信頼性の高い装置を得るにあり、手動操作 制御部材またはマニピュレータの側においてもまた接続チューブの側においても 摩擦の問題がほとんどない液圧回路を使用する装置を得るにある。
更に、本発明の目的は、形状に制限されず、運転席のすべてのスタイルに適合さ せることができる装置を得るにある。
更に、本発明の目的は、計器パネルに取付けるのを容易にするためマニピュレー タおよび位置決めトランスミッタの容積を減少することができる装置を得るにあ る。
自動車の助手席側の外部バックミラーなどの被制御部材の遠隔制御は、運転席側 と同じ条件でかつ低コストで可能にならなければならないが、液圧コネクタを設 けるため、特に位置決めトランスミッタまたはレシーバなどの構成部材を交換す るのが必要な場合、装置全体を部分的に着脱自在にすると有利である。
本発明による装置の原理は、位置決めトランスミッタのみならず、好適には位置 決めレシーバでも液圧流体を収容する変形可能バッグを直接利用できる点にあり 、液圧流体の成る量が必要に応じて液圧回路のトランスミッタから対応のレシー バに転送される。可撓壁変形可能バッグは、空間内において実用的な任意の位置 をとることができ、特に3個のバッグを中心に対して120°の角度毎に周方向 に配置し、調整可能部材例えば自動車のバックミラーの向きを制御する。トラン スミッタの可撓壁変形可能なバッグを使用すると、これらバッグにより区切られ る可変容積室の形状に関して成る程度制限からの自由が得られる。しかし、スタ イルで決まる形状を有し、また同時に装飾としても機能する支持部にこれら位置 決めトランスミッタバッグを保持または抱持することが必要であり、このような 支持部は固定部材または可動部材であったり、また任意の位置決めトランスミッ タバッグのための可動ホルダ構成部材とバッグ自体との間には機械的構成部材例 えばピストン、ジャック等を介在させないことができる。
本発明の他の原理としては、各液圧回路で利用できる液圧流体のすべての容積を 利用することができるようにするため、手動操作制御部材に関連するカムを使用 し、圧縮により対応のトランスミッタの変形可能バッグに初期的に収容されてい た流体の全容積を押し出すことである。同様に、カムは位置決めレシーバの変形 可能バッグに作用するよう設け、接続チコーブの内部容積のみがデッド容積とな るようにする。この場合、本発明装置に第3の原理を適用するとよい。即ち、特 別な作用例えば手動操作制御部材の操作に応答して少なくとも1個の位置決め指 令に続いて解離または釈放指令を順次伝送する作用を得るためカムの形状を特別 にし変形可能なバッグを重ね合せまた作用を組合せることである。
更に、本発明装置の異なる用途では、被制御部材をロックしたり、取付けたりす ることが必要となる。これらの場合、ロックまたは取付作用は変形可能バッグが 高圧の下に配置されない場合機能させるきよい。
すべての場合において変形可能なバッグの容積はこれらバッグに要求される機能 に関連するが、本発明による遠隔制御装置は、短い距離にわたる調整のみが要求 されるバックミラーまたはスポットライトのような被制御部材またはスポットラ イト、開閉自在の自動車の屋根または内側からロックすることが必要とされる自 動車のようなロックが必要な構成部材の制御に用途が限定される。
本発明に使用される最後の原理としては、手動操作制御一部材の数を少なくした り、または限られた数の手動操作制御部材で制御できる被制御部材の数を増やす ことができるようにするため、トランスミッタの変形可能なバッグからトランス ミッタに関連するレシーバの複数の可変容積室のうちの1個または他のものへ流 れる液圧流体のための経路切換えを行うことである。
上述の目的を達成するため本発明液圧遠隔制御装置は各トランスミッタの可撓壁 のバッグを前記手動操作制御部材に直接取付けたことを特徴とする。
本発明の好適な実施例においては、前記手動操作制御部材は、剛性ケーシン〆を 有する直接接触マニピュレータボタンとし、前記ケーシングには一方では各可撓 壁バッグのための内部空間を、他方ではユーザが可撓壁に加える直接圧力により 各バッグを変形させるため、各変形可能バッグの可撓壁の少なくとも一部分に直 接対向する少なくとも1個の開口を形成する。
この種の構造の利点は、マニピュレータボタンの外部形状を実際上いかなる種類 にすることもでき、特に計器パネルのスタイルにうまく適合させることができる 点である。
特に、剛性ケーシングはほぼ円筒形のケーシングとし、一方の側面をカバーによ り少なくとも部分的に閉鎖し、また内部本体を少なくとも部分的に包囲し、この 内部本体は、ケーシングおよび/またはカバーとともに少なくとも2個のしかし 好適には3個の隔室を形成し、これら隔室は好適には内周にわたり均等に分布さ せ、各隔室に可撓壁バッグを各1個収容し、他のバッグとは隔絶させ、バッグに 直接圧力を加えるための前記開口を前記ケーシングおよび/またはカバーに設け るとよい。この種の構造の利点は位置決めトランスミッタを変形可能なバッグに チューブの位置がどこでもよいことになる点である。しかし、接続チューブを保 護する点からは、ケーシングのカバーとは反対側を表面により閉鎖し、この表面 には変形可能バッグに接続したチューブを挿通するための孔を形成し、またこの 表面には突出アームを設けた内部本体を支持し、この突出アームの数はバッグの 数に等しくし、前記アームによりバッグを収容する隔室対を形成し、内部本体の アームによりバッグを互いに隔絶するとよい。
他の変更例として、位置決めトランスミッタのどの変形可能バッグにも圧力が加 ってはならない場合にマニピュレータを最大限保護することができるようにする ため、内部本体、開口を持たないカバー、および変形可能なバッグに圧力を加え るためすべての開口を側面に設けたケーシングを、単一体として支持部に対して 2個の端部位置間で移動自在に取付け、一方の端部位置は、ケーシングがロック 機構により支持部にロックされてカバーのみが支持部の外部に突出する引込位置 とし、他方の端部位置は、ケーシングが支持部の外部に少なくとも部分的に突出 しバッグに圧力を加えるための開口にユーザが自由にアクセスすることができる 操作位置とするとよい。
更に他の変更例として、被制御部材が不慮に動作してはならない安全部材である 場合、剛性ケーシングを皿状に形成し、この皿状体の底部を閉鎮し、かつこの皿 状体内で皿状体に固着した中心ロッドの周りに変形可能なバッグを収容配置し、 前記中心ロッドはマニピュレータを支持部に固着するためのベースに連結し、前 記ベースは、変形可能なバッグにアクセスするための皿状体に形成した少なくと も1個の開口から離して対向させ、前記バッグは中心ロッドに挿通した接続チュ ーブに接続するとよい。
本発明装置の他の変更例の構造として、前記手動操作制御部材は、リニヤマニピ ュレータとし、複数個の互いに並置した押ボタンを具え、各押ボタンにはこの押 ボタンを支持部に固着するベースで揺動軸線の周りに回動自在に取付けたブツシ ャを設け、各揺動ブツシャとベースとの間に少なくとも1個の変形可能バッグを 介挿配置する。この場合、この構造の利点は、押ボタンの形状が操作に無関係と なり、あらゆるスタイルの計器パネルに適合させることができるようになる点で ある。更に他の利点として、この種の手動制御部材の構造上の原理を、それぞれ 変形可能なバッグを設けたいかなる数の押ボタンにも適用できる点である。この 種のりニヤマニピュレータの一つの実施例においては、前記リニヤマニピュレー タは少なくとも3個の互いに並置した押ボタンを有するものとし、これら押ボタ ンのブツシャをマニピュレータの同一側でブツシャの一方の端部の近傍の共通ベ ースに担持した共通揺動ピンの周りに回動自在にし、前記ベースに接続チューブ を挿通するだめの開口を形成し、各接続チューブは各ブツシャと共通ベースとの 間に収容した単独の変形可能バッグに接続する。
2個の変形可能バッグを各押ボタンに関連させることができる点で有利な他の実 施例においては、前記リニヤマニピュレータは、少なくとも2個の互いに並置し た押ボタンを有するものとし、各押ボタンのブツシャの中心部を共通ベースに担 持した共通揺動ピンの周りに回動自在にし、前記ベースには各ブツシャに対向さ せて2個の変形可能バッグに接続したチューブを挿通するための2個の開口を設 け、前記バッグは各ブツシャと共通ベースとの間に収容し、各バッグはそれぞれ 揺動ピンの各側方に配置する。この構造上の原理は、それぞれ2個の変形可能な バッグを有するいかなる数の揺動押ボタンにも適用できる。従って、それぞれ2 個のバッグに関連する2個の揺動押ボタンで4個の機能を得ることができるよう になり、この装置は制御部材に必要なスペースを減少することができるとともに 、例えば解離または釈放機能などの機能を追加することができるようになる。こ の種の実施例はいかなる形状の計器パネルにもうまく適合させることができる。
更に、本発明の好適な実施例においては、前記手動操作制御部材は振動マニピュ レータとして構成し、このマニピュレータを支持部に固着するための管状体と、 この管状体に設けたボール−ソケット継手により案内され、カムをなす部分によ り前記管状体に掛合する振動ブツシャとを有するものとして構成し、前記カムを なす部分は前記管状体の内側で好適には均等に分布させた少なくとも3個の変形 可能バッグを変形する構成とし、前記振動ブツシャには管状体の外側に位置する 押プレートを設け、この押プレートに任意の偏心スラスト力が加わるとき、管状 体とブツシャとの相対移動を生じ、これにより少なくとも1個の変形可能バッグ を圧縮する構成とする。
この実施例の更に有利な変更例においては、カムをテ、:すブツシャの部分は管 状体の端面にボール継手連結しかつ肉薄部分により押プレートに取付けたヘッド とし、前記肉薄部分は管状体とともに少なくとも1個の窪みを生じ、この窪みに バッグをヘッドの周りに分布させて収容する。この場合、装置を組合せるとき、 少なくとも1個のバッグには常に部分的に液圧流体が充填されているため、振動 ブツシャは装置を所定位置に配置した後には取外すことができない。
上述のように、バッグの容積は被制御部材のために決められた移動量の大きさに 依存する。この実施例において、ブツシャ内部のカムの形状はバッグを空にする ことができ、バッグ内のすべての液体を使用することができる。この実施例にお いては、振動ブツシャの断面は円形である必要はなく、振動ブツシャのヘッドに は変形可能なバッグを圧縮する少なくとも3個のローブを有するカム外形を設け るとよい。この種の構造によれば、特に各ローブが変形可能なバッグに対向する とき成る軸線に沿う移動を優先して行うことができるが、この装置によれば、ロ ーブが2個のバッグに同時に少なくとも部分的に圧着するとき2個の軸線に沿っ て同時に被制御部材を移動させることができる。振動マニピュレータの外形をこ れら機能には無関係にし、自動車の運転席のスタイルに適合させることができる ようにするため、ブツシャのカムをなす部分はスカートとし、このスカートの外 面は、少なくとも部分的に、管状体の内側で軸受面をなす凹面球状ドーム内にボ ール継手として取付けた凸面球状ドームとして形成し、スカートの内[lIt、 iによりこのスカートに掛合しかつ管状体に固着したボスとともに少なくとも1 個の窪みを生じ、前記スカートの内側でこの窪みに変形可能バックをボスの周り に分布させて収容するとよい。
本発明の更に他の実施例においては、手動操作制御部材は、マニピュレータを支 持部に固着するためのベースに浮遊取付けしたブツシャを有するマニピュレータ とし、前記ベースには変形可能バッグを収容する少なくとも3個の窪みを設け、 前記バッグに対向させてブツシャにカムを設け、ブツシャにスラスト力を加える とき前記カムが前記バッグを圧縮する構成とする。構成が簡単な点で有利なこの 実施例においては、少なくとも2個のバッグをブツシャに設けたカムに対向する 部分でオーバーラツプさせ、ブツシャをベースに向けて移動する際、このカムの バッグに対するアプローチストロークを、2個の部分的に重なり合うバッグの重 なり合わない部分に対向するカムのアプローチストロークよりも短かくすると、 対応の制御ストロークを極めて短かくすることの他に、被制御部材の異なる2方 向の位置決めを同時に制御することができるようになる。
互いに重なり合うバッグを有する浮遊マニピュレータの実施例の変更例において は、前記ベースは、追加した変形可能中心バッグを収容する中心窪みを追加して 設け、この中心バッグの周りに他の変形可能バッグを中心バッグに重ね合せずに 分布させ、またブツシャには中心バッグに対向する中心カムを設は中心バッグお よび少なくとも1個の他のバッグを同時に圧縮するよう前記カムには球形軸受面 を設け、中心カムの中心バッグに向うアプローチストロークをブツシャの他のカ ムのアプローチストロークよりも短かくし、中心カムの全ストロークは、組立て て少なくとも2個のバッグがオーバーラツプ領域を有するとき、このオーバーラ ツプ領域に対向するカムの面が2個のバッグのオーバーラツプ部分の表面に一致 するよう構成する。
この種の装置は、中心バッグ以外のバッグに作用することによって、方向づけら れるバックミラーに対して解離制御機能を付加することができる。この浮遊マニ ピュレータは、作用する機能が選択した形状に無関係であるため、計器パネルの どんなスタイルにも適合させることができる。
構成が簡単な調整手段により、調整可能な複数個の可動部材を制御するのが好ま しい場合、本発明の他の好適な実施例においては、手動操作制御部材は、2個の 被制御部材の一方または他方を選択的に制御することができる経路切換マニピュ レータとし、前記被制御部材の各々の位置は少なくとも2個、しかし好適には3 個の変形可能レシーババッグの型式の流体圧力位置決めレシーバにより設定する ものとし、マニピュレータには、対応する数の変形可能なトランスミッタバッグ 型の流体圧力位置決めトランスミッタを収容する本体を設け、各トランスミッタ バッグは接続チューブにより2個の被制御部材の各々に関連する少なくとも2個 の位置決めレシーバに並列接続し、またマニピュレータには変形可能密閉トラン スミッタバッグの型式の2個の流体圧力密閉トランスミッタを設け、各密閉トラ ンスミッタバッグを接続チューブにより変形可能な密閉レシーババッグ型の流体 圧力密閉レシーバに接続し、この密閉レシーババッグを機械的手段により変形可 能なアイソレータバッグの各々に圧力伝達関係となるよ−う保持し、前記アイソ レータバッグの数は、位置決めレシーババッグの数に対応させ、かつ各被制御部 材に関連する変形可能位置決めレシーババッグの上流域に配置し、密閉トランス ミッタバッグの圧縮により流体を密閉トランスミッタバッグに接続した密閉レシ ーババッグに転送し、この密閉レシーババッグは加圧状態で容積が増大し、これ により対応の被制御部材の位置決めレシーババッグの上流域のアイソレータバッ グを同時に圧縮し、これら位置決めレシーババッグとマニピュレータの位置決め トランスミッタバッグとの間の連通を遮断し、他方の被制御部材に関連する位置 決めレシーババッグと位置決めトランスミッタバッグの連通を維持する構成とす る。
本発明による制御装置がこの種の経路切換マニピュレータを含む場合、構成が簡 単で操作が容易な実施例においては、マニピュレータの本体をベースに固着し、 このベースを支持部に回動軸線の周りに回動自在に取付け、ベースの各側部に窪 みを設け、各窪みに2個の密閉トランスミッタバッグのうちの各1個を少なくと も部分的に収容し、また各密閉トランスミッタバッグを支持部に保持し、支持部 に対してマニピュレータを軸線の周りに一方の側または他方の側に回動すること により密閉トランスミッタバッグのうちの一方を圧縮する構成とする。即ち、被 制御部材のうちの1個に至る一方の経路の密閉制御を行うことができ、他方の被 制御部材のみを制御(位置決め、調整またはロック)することができる。接続チ ューブは一体部材である場合長くなりすぎて据付けが困難であるが、上述のヨー ロッパ特許出願において既に提案したように、装置の液圧回路の各々に少なくと も1個の着脱自在コネクタを使用すると有利である。この場合、各液圧回路は少 なくとも1個の着脱自在のコネクタを有するものとし、このコネクタは、接続チ ューブにより対応の変形可能なトランスミッタバッグに接続した変形可能レシー バ接続バッグと、接続チューブにより対応の変形可能なレシーババッグに接続し た変形可能トランスミッタ接続バッグと、これらトランスミッタ接続バッグおよ びレシーバ接続バッグを収容し、またこれら接続バッグを互いに圧着させて保持 し、レシーバ接続バッグに加わる圧力をトランスミッタ接続バッグに伝達するケ ーシングとを設ける。本発明によれば、このとき、前記着脱自在コネクタのケー シングを、2個のパネルを有する単独のコネクタ本体により構成し、これら2個 のパネルを折り返して部分により互いに着脱自在に結着する構成とし、各パネル にはそれぞれ同じ数の少なくとも3個の窪みを設け、これらパネルを折り返し互 いに結着するときパネルの窪みが向い合うようにし、3個のトランスミッタ接続 バッグの各々をパネルの3個の窪みに各1個収容し、他方のパネルの3個の窪み にはそれぞれ3個のレシーバ接続バッグを各1個収容し、互いに対向させるとよ い。
構造が簡単な実施例においては、コネクタ本体はプラスチック材料で一体に成形 し、窪みを設けた2個のパネルを少なくとも1個の可撓性のヒンジにより互いに 連結し、また弾性キャッチにより互いに着脱自在に結着する構成とする。
本発明による制御装置が、経路切換マニピュレータと、それぞれ単独のコネクタ 本体を収容する着脱自在のコネクタを有する場合、コネクタ本体の2個のパネル のうちの一方に2組の窪み列を設け、各組の窪み列として、2個の被制御部材の 一方に制御圧力を伝達するための3個のレシーバ接続バッグを収容する少なくと も3個の窪みと、 3個の変形可能なアイソレータバッグを収容する少なくとも3個の窪みとを設け 、各アイソレータバッグを対応の組の3個のレシーバ接続バッグの対応のものに それぞれ連通させ、2組のレシーバ接続バッグを3個の独立した対としてのバッ グ対に接続し、各接続バッグ対は、一方の組のレシーバ接続バッグとアイソレー タバッグを介して連通ずる他方の組のレシーバ接続バッグを有し、アイソレータ バッグは接続チューブにより互いに接続し、この接続チューブには経路切換マニ ピュレータの3個の位置決めトランスミッタバッグの対応のものに接続したチュ ーブに接続口、またコネクタ本体の他方のパネルには2組の窪み列を設け、各組 の窪み列として、 2個の被制御部材のうちの一方に制御圧力を伝達するための3個のトランスミッ タ接続バッグを収容し、各トラン材の3個の位置決めレシーババッグのうちの対 応のものに接続するようにした少なくとも3個の窪みと、伝達チューブにより経 路切換マニピュレータの2個の密閉トランスミッタバッグの対応のものに接続し た少なくとも1個の変形可能な密閉レシーババッグを収容する少なくとも1個の 窪みとを設け、2個のパネルを折り返し、互いに結着したとき被制御部材に対応 する3個のレシーバ接続バッグの各々が同じ被制御部材に対応する3個のトラン スミッタ接続バッグの対応のものに圧力伝達関係となり、また同じ被制御部材に 対応する3個のトランスミッタ接続バッグに関連する密閉レシーババッグが同じ 被制御部材に対応する3個のレシーバ接続バッグに連通ずる3個のアイソレータ バッグに圧力伝達関係となる構成配置とする。
制御装置に、コネクタが存在することにより、各液圧回路を、液圧流体に関して 互いに独立の2個の部分に分割することができる。従って、液圧回路がトランス ミッタ側またはレシーバ側で損傷を受けた場合、2個の組立体のうちの一方のみ を交換し、この回路全体から液圧流体を空にする必要がない。コネクタの修理お よび保守を容易にするため、コネクタ本体の2個のパネルの少なくとも一方のパ ネルを2個の部分により構成し、これら部分を互いに独立的に他方のパネルから 取外すことができるようにし、各部分に対応のパネルの2組の窪み列のうちの一 方の組の窪み列を設ける。この場合、2個の被制御部材が、左側バックミラーお よび右側バックミラーである場合、一方のパネルを持上げて一方のバックミラー に関連するバッグにアクセスすることができ、他方のバックミラーに関連するバ ッグは不慮のいかなる作用からも保護することができる。
更に、本発明は、少なとも1個の被制御部材を支持部にボール継手関節連結によ り保持し、一方では、互いに補完し合う形状であり前記関節連結手段と同じ中心 を有しまたロック圧力により互いに押し合わされる球形ドーム状の少なくとも2 個の軸受面が互いに摩擦掛合することにより被制御部材の支持部に対する位置を ロックし、また他方では、前記被制御部材と支持部との間に介在させた位置決め レシーバの可変容積室のうちの少なくとも1個の容積が増加することにより支持 部に対する被制御部材の向きを変更することができる構成とした型式の上述の種 類の液圧遠隔制御装置に関するものである。この場合、本発明によれば、制御装 置は、可変容積室型の解離トランスミッタを有する少なくとも1個の液圧回路を 追加して設け、前記解離トランスミッタはユーザの手の届く範囲に配置して接続 チューブにより支持部に取付けた可変容積室の型式の少なくとも1個の解離レシ ーバに接続し、解離トランスミッタの前記可変容積室の容積を減少させることに より解離レシーバの可変容積室の容積を増加させ、前記ロック圧力に対抗する圧 力を生じて前記摩擦軸受面を互いに引き離す構成とする。
この装置の他方のトランスミッタおよびレシーバの他方の可変容積室についても 同様であるが、前記解離トランスミッタおよび解離レシーバの可変容積室の各々 は、少なくとも1個の変形可能な可撓壁バッグを有するものとし、解離トランス ミッタとしてはこのバッグを手動操作制御部材に直接取付け、また解離レシーバ としてはこのバッグを対応の支持部に設けた少なくとも1個の窪みに保持し、前 記ロック圧力は前記摩擦軸受面に弾性的に加わる構成とするとよい。
摩擦軸受面およびボール継手の関節連結手段の実施例に基づいて、解離レシーバ バッグの形状および構成を異なるものにすることができる。
球形ドーム形状の摩擦軸受面が、被制御部材に連結しかつ支持部に形成してこの 摩擦軸受面を包囲する凹面状軸受面に掛合する場合、凸状軸受面をプレートの側 面に形成し、このプレートの被制御部材側とは反対側の底部に半球形ボスを設け 、このボスを支持部に向けて突出し、このボスの半径を凸状軸受面の半径よりも 小さくし、凸状軸受面に同心状の半球形のボールをなすようにし、かつこのボス を支持部のボウルに掛合させ、複数個のフィンガにより凸状軸受面に加わる圧縮 力によって半球形ボールをボウル内で回転自在に所定位置に保持し、各フィンガ は支持部に固着し、また凸状軸受面を包囲し、各フィンガが断続的に凹面状軸受 面の一部を形成し、各フィンガを支持部に連結する領域でプレートに向う側面に 周方向に延在する窪みを形成し、この窪みに一連のソーセージ状の膨張可能なバ ッグの少なくとも1個を収容し、各バッグは小さい内部容積のチューブにより直 列に接続して解離レシーバの可変容積室を形成し、対応のトランスミッタから受 ける解離指令に応答してソーセージ状のバッグの膨張によりフィンガの固有弾性 復帰作用に抗して半径方向に拡開させ、凸状軸受面を解放し、位置決めレシーバ の作用により支持部における半球形のボールによってプレートを回転させる構成 とすると好適である。
ボール継手関節連結手段の球形ドーム状の摩擦軸受面は、被制御部材に接続した プレートに形成した凸状軸受面を設け、凸状軸受面を包囲しかつ支持部に固着し たベースにより支持した凹面状軸受面に前記凸状軸受面を掛合させた実施例の場 合、凹面状軸受面を周縁スカートに形成し、このスカートは半径方向溝孔により 順次に配列したパネルに分割し、また前記スカートによりベースに形成した環状 溝を包囲し、この環状溝に解離レシーバの可変容積室を収容し、この可変容積室 は可撓壁を有しかつほぼ円環体の形状を有する変形可能バッグにより構成し、解 離トランスミッタからの解離指令に応答して前記円環体のバッグを膨張させるこ とによりスカートのパネルを凸状軸受面に対してスカートを形成する材料の弾性 復帰特性に抗して半径方向外方に拡開させ、凸状軸受面をスカートの凹面状軸受 面によるロック状態から少なくとも部分的に解放し、位置決めレシーバの作用に より双方の軸受面の相対移動を可能にする構成とするとよい。
前記ボール継手関節連結手段は、半球形のボールを有するものとして構成し、こ のボールを一方では被制御部材に連結したプレートに形成した半球形のソケット に掛合させ、他方では支持部にボールを連結する連結部材に固着し、この連結部 材はソケットの底部に貫通させ、また一方では支持部に圧着し、他方では連結部 材に圧着する弾性部材により負荷を与え、ロック圧力を生ずるようにした実施例 においては、前記解離レシーバの可変容積室を支持部に設けた窪みに配置した変 形可能バッグとし、解離トランスミッタの可変容積室の容積を減少することによ り解離レシーバの変形可能バッグが膨張するとき前記弾性部材の作用に抗する作 用が前記連結部材に加わる構成とし、この可変容積室を可撓壁変形可能なバッグ により構成する。
本発明の他の利点および特徴を以下に図面につき説明するが、本発明はこれら種 々の実施例に限定されるものではない。
第1aおよびlb図は、それぞれ直接接触固定マニピュレータボタンの第1の実 施例の正面図および一部断面とする部分側面図、 第28および2b図は、それぞれ直接接触固定マニピュレータボタンの第2の実 施例の断面図および一部断面とする側面図、 第38および3b図は、それぞれ直接接触固定マニピュレータボタンの第28お よび2b図と同様の断面図および一部断面とする側面図、 第4aおよび4b図は、それぞれ直接接触固定マニピュレータボタンの’tfE 2aおよび2b図と同様の断面図、および一部所面とする側面図、 第58および5b図は、それぞれ直接接触引込可能マニピュレータボタンの横断 面図および縦断面図、jlEsc図は、第5aおよび5b図に示すマニピュレー タボタンの構成部材の部分縦断面図、 第6aおよび6b図は、リニヤマニピュレータの第1の実施例の正面図および縦 断面図、 第78および7b図は、リニヤマニピュレータの第2の実施例の第6図と同様の 正面図および縦断面図、第8a図は、振動マニピュレータボタンの第1の実施例 の部分縦断面図、 第8b図は、第8a図に示すマニピュレータボタンの構成部材のa−a線上の断 面図、 第9図は、振動マニピュレータボタンの第2の実施例の第8a図と同様の部分縦 断面図、 第10aおよび10b図は、それぞれいわゆる浮遊タイプのマニピュレータの第 1構成部材および第2構成部材の平面図、 第10c図は、第10aおよび10b図に示す構成部材の組立体よりなる浮遊マ ニピュレータの縦断面図、第10dおよび10e図は、それぞれ調整軸線および 基本調整領域を有する自動車の外部バックミラーの視界を示す線図、および3個 の位置決めレシーバの作用により制御されるこの種の転向可能バックミラーの線 図、第11a図は、浮遊タイプのマニピュレータの第2の実施例の制御カム型ブ ツシャの正面図、 第11b図は、第11a図のb−b線上の断面図、第12図は、直接接触経路切 換回動マニピュレータの一部回路図とする斜視図、 第13図は、マニピュレータを被制御部材の位置決めレシーバに接続する液圧回 路コネクタの縦断面図、第14図は、第13図のコネクタの開放状態の平面図、 第15図は、経路切換マニピュレータを有する装置のコネクタの開放状態の線図 的平面図、 第16a図は、バックミラーをケーシングに関節連結し、またロックおよび解離 する手段を有し、本発明装置により制御する調整自在のバックミラーの実施例の 部分縦断面図、第16b図は、第16a図のc−c線上の断面図、!17aおよ び18a図は、それぞれケーシングとバックミラーをケーシングに関節連結し、 またロックおよび解離する手段を有するバックミラーの他の2個の実施例のjR 16a図と同様の部分縦断面図、 第17b図は第17a図のd−d線上の部分縦断面図、第18b図は、第18a 図の部分線図、第18c図は、第18a図の機構の構成部材の線図である。
第18およびlb図には、被制御部材の液圧遠隔制御装置のための手動制御部材 または固定操作ボタン型のマニピュレータを示し、被制御部材は、以下に説明す るように自動車の転向可能外部バックミラーとすることができる。バックミラー の位置決めを遠隔制御するための液圧装置は、3個の液圧位置決め回路を有し、 各液圧位置決め回路は、それぞれゴム状合成材料の可撓壁を有する変形可能トラ ンスミッタバッグにより構成される位置決めトランスミッタを有し、このトラン スミッタバッグは小さい直径の可撓チューブ(比較的価かな弾性変形をする)を 介して位置決めレシーバをなす同様の可撓壁を有する変形可能バッグに連通する 。2個のトランスミッタバッグおよびレシーババッグと接続チューブとよりなる 装置には所定量の液圧流体を充填し、トランスミッタバッグが圧縮されるとこの トランスミッタバッグは容積が減少し、トランスミッタバッグに含まれる液圧流 体が加圧状態で接続チューブを経てレシーババッグに転送され、このレシーババ ッグの容積は増加する。
転向可能なバックミラーと、このバッグに機械的に連結した支持部との間にレシ ーババッグを配置し、このバックミラーをヨーロッパ特許出願第152219号 の第4図につき説明したボール継手関節連続手段(これについては支持ケーシン グにおける転向可能バックミラーの取付構造の詳細を参照するとよい)により支 持部に取付けたため、位置決めレシーババッグのうちの1個の容積の増加がバッ クミラーを支持ケーシングに対して回動させ、これにより支持部におけるバック ミラーの回動中心の周囲に分布されている位置決めレシーババッグの他の少なく とも1個の圧縮を伴ない、これにより圧縮された位置決めレシーババッグから液 圧流体が加圧状態でそれに接続チューブにより接続されている位置決めトランス ミッタバッグに転送される。
第1aおよびlb図に示すマニピュレータボタンは、はぼ円筒形の外部形状を有 し、カバー2により一端を閉鎖され、平坦ディスクの形状の端部部材4の一方の 表面から突出する3裂葉状の内部本体3を包囲する管状側壁1により構成される ケーシングを有し、端部部材4の他方の表面は、支持部6例えば計器パネルまた はボードに設けた孔に弾性掛合するための突起5を設ける。側壁1のカバー2と は反対側の端部でケーシングを、接着剤、超音波溶接、または他の適当な方法で 、場合によっては着脱自在に対向する端部部材40表面の周縁に固着する。この ようにして側壁1およびカバー2が一体部片をなす例えば比較的剛性のプラスチ ック材料のケーシングを、やはり一体部片をなす端部部材4および内部本体3よ りなる同様のプラスチック材料の剛性部材に固定する。この組立体をクリップ動 作により支持部6の固定位置に取付ける。内部本体303個の半径方向アーム7 の各々により他の2個のアームとともに凹面状の隔室を画成し、側壁1およびカ バー2の対向部分に関連して3個のソケットを形成し、各ソケットは、側壁1お よびカバー2の一部に形成した開口8によりボタンの外部に開放させる。3個の ソケットの各々は、マニピュレータボタンの中心の周りに120°の角度毎に分 布させ、それぞれに位置決めトランスミッタバッグ9を収容し、各トランスミッ タバッグ9はアーム7により他のバッグから分離された変形可能バッグとし、こ のバッグを対応の位置決めレシーバに接続するチューブ9aを端部部材4および 支持部6に対向して設けた孔に挿通させる。
このように、剛性のケーシングによって保護された各変形可能なバッグには、対 応の開口8を通して外側からアクセスすることができ、ユーザがバッグ9の可撓 壁のアクセス可能な部分に直接圧力を加えてソケット内のバッグを圧縮し、液圧 位置決め制御指令を対応のレシーバに転送することができるに十分である。圧力 は前方および/または側方から2個のバッグ9に同時に容易に加えることができ 、これは開口8の形状および寸法、バッグ9、開口8およびアーム7がボタンの 中心の周りに周方向に互いに120°毎の角度で分布されているためである。こ のマニピュレータは、形状が簡単で製造が容易な単に2個の剛性部分のみの組立 体によって形成されるという他の利点がある。更に、マニピュレータボタンの厚 さ、即ち支持部6に対して直交する方向の寸法が僅かであり、ケーシングは例え ば多角形断面とすることができるため、マニピュレータボタンの外形状を計器パ ネルのスタイルに適合させることができる。
第28および2b図に示すマニピュレータは、変形可能なバッグに直接接触する ための固定マニピュレータボタンであり、このボタンは上述の7ニピユレータボ タンと同一または類似の構造の多数の性質を有する。大きな違いは、3個の変形 可能なバッグ19にアクセスする3個の開口18が楕円形の開口でありカバー1 2と端部部材14との間で側壁11によってのみ形成する点と、内部本体13が 薄いただし剛性のウェブの形式で中心から側壁11の内面に向って延びる3個の 半径方向アーム17により構成される点である。支持部16にマニピュレータボ タンを保持する手段は図示しないが、上述の実施例と同様、バッグ19のチュー ブ19aを端部部材14および支持部16に設けた対向孔に挿通する。
他方、第38および3b図に示す直接接触固定マニピュレータボタンにおいては 、全体的構成および大部分の構成部材は上述の2個の実施例と同一であるが、変 形可能なトランスミッタバッグ29にアクセスする開口28が、開口のない側壁 21によって支持部26に固着した端部部材24に連結されたカバー22にのみ 形成した円形開口である点が異なる。更に、この実施例において、中心本体23 の半径方向アーム27は、側壁21の内面まで達しないが、バッグ29を互いに 隔絶するに十分な大きさを有する。
第2a、 2bおよび3a、 3b図に示すマニピュレータボタンの例では、開 口を通してアクセスできるバッグにそれぞれ半径方向および軸線方向の圧力を加 えることによって指令が与えられるものであり、第18および1b図に示す実施 例と同様の利点を有し、ユーザの指先で操作することができ指令を発するための 選択穆作が良好である。
制御される部材が、変形可能なトランスミッタバッグの不慮の圧縮により不慮に 変化しない位置に指向されたおよび/またはロックされている安全部材である場 合、使用するマニピュレータボタンは第38および3b図に示す実施例の変更例 とするとよく、第48および4b図の形式とする。i4aおよび4b図において 、側面31は保護ケーシングをなす比較的厚いディスクの形式のカバー32の側 面であり、このケーシングは支持部または計器パネルに対向する面に中心窪みを 設け、この中心窪みに、支持部36にマニピュレータを取付けるためベース34 から突出する剛性中心ロッド35の端部に固着した丸味のあるコア33を掛合固 着する。ベース34に面しかつこのベース34から離れる面において、ケーシン グ32には3個の隔室を設け、これら隔室はコア33に連結する中心窪みの周り に分布させ、各隔室に変形可能なトランスミッタ39を収容し、コア33の周り に固着して各バッグ39を窪みに保持する環状のプレート37に形成した円形開 口を通して外部から各バッグの一部に直接アクセスすることができる。この実施 例において、バッグ39の接続チューブは中心ロッド35およびコア33に形成 したチャンネルに挿通し、バッグ39を保持する隔室の底部に導入する。従って 、制御は下側から行い、指先をベース36とケーシング32との間に挿入し、少 なくとも1個のバッグ39はプレート37の対応の開口を通して隔室の底部に向 けて圧縮される。
この実施例において、バッグ39は中空のケーシングに収容することができ、ケ ーシングを中心コア33に連結する半径方向アームにより互いに隔絶される。
すべての変更例において、変形可能なトランスミッタバッグは剛性ケーシングに 収容され、これらケーシングは閉鎮した底部を有する上向きの皿状の形状とし、 この皿状部に固着し、支持部に装置を固着するベースに連結する中心ロッドの周 りにバッグを保持する。
i5a乃至50図には、トランスミッタバッグに直接接触するマニピュレータの 他の実施例を示すが、このマニピュレータは支持部に固着する型式ではなく、支 持部内に引込むことができるものである。上述の実施例のように、この支持部4 6は計器パネルとし、この計器パネルにはリム46aで囲んだ円形開口を形成し 、このリム46aは、計器パネルの内部に向って厚さを増し、この開口には、例 えばボール型のロック機構46bを収容し、支持部46に対する突出位置および 引込位置にマニピュレータをロックしつるようにする。
このマニピュレータは、はぼ円筒形の側壁41を有する管状ケーシングにより構 成し、このケーシングの軸線方向の一方の端部は開放し、他方の端部はカバー4 2によって完全に閉鎖し、カバー42の周縁部は肩部42aをなす厚さが増加し た部分により側壁41に連結し、この肩部42aを支持部46の開口の外周縁に 圧着し、支持部46における休止押込み後退位置にマニピュレータの引込みを制 限しつるようにする(第5e図参照)。マニピュレータは、更に半径方向に延び る3個のアーム47を設けた内部本体43を有し、これらアームは互いに120 °の角度をなして配列し、かつ軸線方向に延び、カバー42とは反対側の端部を 円形ディスクの形式の端部部材44に固着する。内部本体43のアーム47間に 形成される3個の隔室の各々は変形可能なトランスミッタバッグ49を収容し、 このバッグを対応のレシーババッグに接続するチューブ49aを端部部材44に 形成した孔に挿通する。隔室内に収容した内部本体43および3個のバッグ49 を可撓性のシース45により包囲し、このシースは薄く弾性のある薄膜によりな るスリーブによって構成され、これにより組立てが容易になり、バッグ49の弾 性感が改善され、端部部材44、本体43、バッグ49よりなる組立体は、端部 部材44が側壁41の端部に圧着するまでケーシング内に容易に導入することが でき、この側壁41には周方向に互いに120°の角度をなすよう分布させた3 個の開口48を設け、各開口は収容したバッグ49を直接圧縮させるため隔室に アクセスする開口部をなす。側壁42を端部部材に固着した後、マニピュレータ は動作する準備が整う。マニピュレータが第5b図に示すように支持部46に引 込みまたは押込まれた休止位置から始って、ユーザが制御指令を伝送したいとき 、ユーザはマニピュレータのカバー42を掴み、端部部材44がリム46aに衝 合するまで支持部46から軸線方向に引張り、このときロック機構46bが突出 位置または作用位置にマニピュレータをロックする。この位置において、ユーザ は少なくとも1個のバッグを対応の開口48を通して指で十分圧縮することがで きる。所要の制御指令を発した後、ユーザはマニピュレータを引込位置に戻し、 この位置でもロック機構46bによって再びロックされる。
図示の実施例のマニピュレータは、特に断面に関して多くの異なる形状にするこ とができ、例えば多角形状にすることができる。ケーシング41.42および内 部本体43は単にバッグ49を支持する作用を行い、各バッグは例えば1.1c m3の容積とすることができ、組立ての前後に流体を充填し、これにより計器パ ネルのスタイルにマニピュレータを容易に適合させることができる。
第6aおよび6b図においては、いわゆる「リニア」型の間接接触マニピュレー タを示し、このマニピュレータは互いに側方に並置した3個の押ボタン50を有 し、各押ボタンはほぼ矩形の舌状体の形式のブツシャまたはロック51を有し、 これらブツシャの底部52を外側面から突出させ、その内側面は湾曲させて溝5 3を形成し、この溝53の各側方は、舌状体の頂部の端部55まで延びる2個の 薄い側方ウェブ54によって閉じこの頂部の端部55は内側に折曲げる。頂部の 湾曲した端部55によって、ブツシャを横ビン560周りに揺動自在に取付け、 この横ビン56は端部55に挿通し、3個のブツシャ51に共通にし、計器パネ ルとしての支持部58に固着するための共通ベース57に取付ける。各ブツシャ 51に対向してベース57に窪みまたは隔室を設け、この隔室に変形可能なトラ ンスミッタバッグ59を収容し、このバッグの底部はベース57に担持して隔室 を区切る止部57aにより保持するとともに、接続チューブ59aをバッグ59 の頂部の近傍のベース57に形成した孔に挿通する。ブツシャ51を押し込むと 、ピン560周りにベース57の方向に回動し、対応のバッグ59を圧縮し、こ のとき止部57aが溝53内に収容され、バッグ59を最大限圧縮する。この実 施例の場合、ブツシャの形状はその操作に無関係であり、計器パネルのスタイル に適合することができる。マニピュレータは3個以上のブツシュボタンを設け、 各ブツシュボタンには1個の変形可能なバッグを設け、ブツシュボタンのうちの 1個は解離または連結用のトランスミッタバッグとし、解離または連結用のレシ ーババッグに連通させ、レシーババッグは、対応のトランスミッタバッグを圧縮 して膨張したとき2個の接触表面間の摩擦を排除または少なくとも大幅に減少す る。これら2個の接触表面が互いにこすれ合うことによりバックミラーを特別な 位置に保持する。この解離指令は回動指令に先行し、このことは以下に第16a 乃至18c図につき説明するように回動を容易にする。
第78および7b図には、間接接触リニヤマニピュレータの第2の実施例を示し 、このマニピュレータは2個のダブルブツシュボタン60 (先の実施例のよう に3個のシングルブツシュボタン50ではない)を有する。各ブツシュボタン6 0は、矩形の舌状体の形式のブツシャ61を有し、このブツシャの底部62は厚 さが増加し、外側面において突出し、中心部分63は厚さが増加し、内側面にお いて突出し、頂部65を内側面に向けて曲げ戻し、これら3個の部分は三角形状 の2個の薄い側方ウェブ64により互いに連結し、舌状体61の外面に直交する 方向に見て最大寸法は2個のブツシュボタン60に共通の横ピン66が通過する 領域である中心部分63であり、横ピン660周りに各ブツシャ61が揺動自在 に取付けられる。ピン66はベース67に支持し、このベース67は任意の適当 な既知の手段例えばねじ連結、クリッピング、接着剤、結合等により計器パネル 68に固着する作用を行い、ベースは2個のブツシュボタン60に共通である。
このベース67は各ブツシュボタン60に対して2個の窪みまたは隔室を有し、 各隔室はそれぞれピン66の各側方にブツシャ6102個の対応の半部に対向し 、各窪みに変形可能なトランスミッタバッグ69を収容し、接続チューブ69a を対応の窪みの底部およびベース67に形成した孔に挿通する。ブツシャ61は ピン66の周りに双方向に揺動し、これによりバッグ69を圧縮し、制御指令を 対応のレシーバに発する。各ブツシャ61と共通のベース67との間に配置した バッグは同一のまたは異なる容積とすることができる。ベース67およびブツシ ャ61よりなる組立体は各バッグ69を保護する剛性ケーシングをなす。この実 施例においては、2個のダブルブツシュボタン60により4個の機能を実施する ことができ、バックミラー制御マニピコレータに必要なスペースを減少すること ができ、3個のバックミラー位置決め指令の他に他の機能例えば連結または解離 指令を付加することができる。この機構は並置した2個のブツシュボタン60以 上に拡張することができ、各ブツシュボタンは2個の変形可能なバッグを設けで あるため2個の機能を果たすことができ、マニピュレータの形状は計器パネルの スタイルに適合することができる。
第8aおよび8b図は、振動マニピュレータ70の実施例を示し、このマニピュ レータ70はヘッド72を有する振動ブツシャ71を有し、ブツシャ71は回動 運動中ヘッド72により管状体73に掛合案内され、この管状体73ハ閉鎖端部 74を有し、この閉鎖端部74には管状体73の内部に向って突出するほぼ半球 形の中心ボス75を設け、このボス75をヘッド72の端部に形成した半球形の 窪みに掛合させ、管状体73にブツシャ71を関節連結するボール継手を構成す るようにする。これにより支持部76例えば計器パネルに対するマニピュレータ 70の取付けを支持部76の開口に保持できる。振動ブツシャ71にはスラスト 板77を設け、このスラスト板77は管状体73の外側に位置し、周縁部分を外 方に(即ちユーザに向って)突出する止部として形成し、操作中ユーザの指が滑 るのを制限するとともに内方に(管状体73および支持部76に向って)突出す る薄いスカートとしても形成し、管状体73に形成した窪みに収容した3個の変 形可能なバッグ79に異物が侵入しないようマニピュレータを保護する。これら バッグ79は、管状体の開放端部の内面とスラスト板77にヘッド72を連結す るネック78における薄い部分の外面との間に収容する。各バッグ79は例えば 2または3cI113の容積とし、ネック78の周りに周方向に等間隔毎に分布 させ、各バッグを例えば120”の円弧にわたり延在させる。管状体73の端部 740ボ一ル継手関節連結875に案内したヘッド72の外形は3個のローブ7 2aを有する変形カムとして形成し、これらローブは振動ブツシャ71に外側か ら偏心スラスト力が加わるときバッグ79を圧縮する。図示の実施例において、 バッグ79の接続チューブ79aはヘッド72と管状体73との間に挿通し、端 部部材74に形成した孔を経て管状体に貫通させる。
従って、このマニピュレータは単に2個の剛性部分、即ちブツシャ71および管 状体73と、3個の変形可能なバッグ79とを有し、装置を組立てたとき少なく とも部分的に充填されている少なくきも1個のバッグが存在するきき、振動ブツ シャ71は取外すことができず、マニピュレータが所定位置をとるとすぐ少なく とも1個のバッグによって管状体73に保持される。
動させようとする移動量に基づいて選択する。ヘッド72の内部の3裂葉状のカ ム形状はバッグ79を空にしてバッグのうちの少なくとも1個に含まれている液 体をすべて使用することができるだけでなく、各ローブ72aがバッグ79に対 向するとき若干の軸線に沿って移動する優先権を与えるか、被制御部材例えばバ ックミラーをヘッドのローブ72aが2個のバッグ79に同時に部分的に圧着す るとき同時に2個の軸線に沿って移動させることができる。
第9図には、管状体内でボール継手関節連結により案内され、管状体内に収容し た変形可能なバッグを圧縮するカムを有する振動ブツシャを設けたマニピュレー タの第2の実施例を示す。しかし、この第2実施例において、第1の実施例と同 様マニピュレータ80を支持部86の開口に取付ける管状体83は、中心通路部 分を有し、この中心通路部分は凹面状ドームの形式のIR動軸受面として構成し 、管状スカート82の外面に形成した対応の曲率を有する凸面状ドームの形状の 摺動軸受面に連係動作させ、管状スカート82は同時にブツシュボタン81のカ ムを形成する。ブツシュボタン81は、管状体83に掛合する管状スカート82 の他に、管状体の外側のスラスト板87を有し、このスラスト板は管状体83の 凹面状の軸受面の曲率中心の側方に存在する。スラスト板87とは反対側に管状 体83を端部部材84により閉鎖する。
この端部部材84の中心部分により球根状のボス85を支持し、このボス85を 管状体83の内部に向けて突出させ、スカート82内に相当大きな半径方向クリ アランスを持って嵌合させる。このようにしてスカート82の内面と中心ボス8 5の外面とが両者間に環状の窪みを形成し、この環状窪み内に3個の変形可能な トランスミッタバッグ89をボス85の周りに周方向に分布させ、各バッグを中 心におけるほぼ120°の角度の円弧にわたり延在させる。トランスミッタバッ グ89を対応の位置決めレシーバに接続するチューブ(図示せず)はスカート8 2と中心ボス85との間に通過させ、端部部材84に形成した孔に挿通させる。
ユーザにより振動ブツシャ81のスラスト板87に加わる偏心圧力がスカート8 2により管状体83内でのブツシャの回動を生じ、これにより少なくとも1個の バッグ89を中心ボス85に圧縮し、これにより液圧流体の容積を圧力状態の下 で対応のバックミラーの位置決めレシーバに転送する。
上述の実施例において、各バッグ89の容積は2または3am”のオーダーで、 バックミラーに必要な位置決め運動に適合するとともに振動ブツシャは所定位置 にロックしない。
更に、マニピュレータの外形は計器パネルのスタイルに適合し、最終的にマニピ ュレータは、その構成部材が所定位置に配置され、ポケット即ちバッグ89に充 填された後には取外すことができない。他方第9図に示す実施例においては、バ ッグ89を所定位置に配置した後に液圧流体を充填しなければならずこの機構は 、3個の剛性部材即ち振動ブツシュボタン81、管状体83およびボス85を有 する端部部材84により構成され、この端部部材84を管状体83に取付けるが 、第88および8h図に示す実施例では機構は2個の剛性部材のみで構成され、 バッグにはバッグの取付は前後に充填することができる。
第10a乃至10c図には、いわゆる「浮遊」ブツシャ型のマニピュレータの実 施例を示す。このマニピュレータは第10b図の平面図に示すようなほぼ平坦な ブツシャを有し、一方ではマニピュレータの平面に対して平行に限定されたクリ アランスをとって移動自在にまた他方ではマニピュレータの平面に直交する有効 経路上を第10a図の平面図に示すベースに対して移動自在に取付ける。
第10c図に断面図を示すこのマニピュレータ90はベース91を有し、このベ ース91によりマニピュレータを計器パネル(図示せず)に固着し、またこのベ ース91は、はぼ平坦な底部を有し、比較的薄い厚さのリム92により囲まれた 矩形のボウルの形状を有する。ベース91の頂部または内面に3個の窪みを形成 し、各窪みにマニピュレータの3個の変形可能なトランスミッタバッグのうちの 1個を部分的に収容し、1個のバッグは底部中央バッグ93(第10a図参照) とし、他の2個のバッグは側方バッグ94.95とし、これら側方バッグは互い に対向する凹面でほぼC字状の形状をなすようにし、バッグ94の端部部分94 aをバッグ95の端部部分95aの上方に配置して部分的に重ね合わせ、このオ ーバーラツプ部分をバッグ93の反対側でベース92の中心部分に位置させ、1 個のバッグを対応の位置決めレシーバに接続する3個の接続チューブ96をベー ス92の底部の中心部分の3個のバッグ93.94および950間に限定される 領域に形成した孔に挿通し、各バッグは対応の窪みに保持し、この窪みの平面図 で見た形状はそれぞれの押込みの形状を有する。
ブツシャ97はベース91の寸法よりも僅かに大きい寸法の矩形のカバーとして 形成し、外面は平坦にし、周縁には内面から突出するリム98を有し、このリム の底端部には周縁ビード99を設け、このビード99をカバー97の内部に向け て突出させ、このビードによりベース91の周縁に弾性的にクリップし、カバー はこのベースに対してベース91とブツシャ97との間に包囲されるバッグ93 .94および95を圧縮する方向に移動することができるようにし、この圧縮方 向に直交する方向には僅かなりリアランスを保つようにする。バッグを選択的に 圧縮するため、ブツシャ97は底面から突出する4個のカムを設け、これらカム のうちの第10c図の断面図には見えない1個のカムをバッグ93の垂直方向上 方に配置するとともに、第10c図の断面図で見えている他の3個のカムは、バ ッグ94の側部に垂直方向に整列するほぼ三角形断面の側方カム100と、バッ グ95の側部に垂直方向に整列し短かいベース部分が下方に対向する台形断面形 状の側方カム101と、2個のバッグ94.95の重なり合う部分94a。
95aに垂直方向に整列しやはり台形断面形状を有する中心カム102とする。
この中心カム102は厚さが最大で、この厚さは休止位置で圧力をブツシャ97 に加えないときカム102がバッグ94aの面と一致するよう形成する。
カム100.101および102並びに図面に示さないカムの形状はバッグに連 係動作するバックミラーを動かすに必要な液圧流体の容積全体を利用することが できるものとし、この容積は例えば0.5〜2cm’の間で変化するものとし、 カム102に対してはゼロであるが他の3個のカムに対しては短かいアプローチ 行程Xを有するものとする。計器パネルのスタイルに適合しつるまた据付けが容 易な単に2個の剛性部分よりなるこのマニピュレータは、3個のバックノウち2 個のバッグが重なり合うことと4個のカムが存在することにより4個の異なる機 能を行うことができるようになり、上述のようにバッグ93およびバッグ94. 95の重なり合わない部分の圧縮により特定の方向への回動によりバックミラー を3種類の位置決め機能があり、この圧縮は浮遊ブツシャ97のカム100.1 01および図面で見えないカムに対応する位置に圧力を加えることによって得ら れ、これら位置はブツシャ97の頂部に設けた標記H,Bおよびαで示される。
第4番目の機能は、特別な機能であり、バックミラーの回動制御の実施例ではバ ッグの重なり合った部分94a、 95aを圧縮することによりバ・ククミラー を所定位置に急速に位置決めする指令であり、この圧縮はブツシャ97の標記* の位置に圧力を加えることにより行う。ブツシャ97の行程は、ユーザがこの領 域*に圧力を加えるとき、ブツシャ97のカム100.101がバッグ94およ び95に接するように構成する。
これら2個のバッグに同時に圧力を加えると後に説明するようにバックミラーを 第10d図に示す優先的な所定軸線Y。
Y′に沿って指向させる作用を行い、角度位置決め調整はブツシャ97のαの標 記領域に圧力を加えてバッグ93を圧縮することによって行う。各バッグ94. 95の容積に対する重なり合ったバッグ部分94a、 95aの容積の比は、急 速アプローチ機能を行うよう選択する。軸線Y、 Y’の位置がユーザの期待す るものと正確に一致していない場合、ブツシャ97上の2個の標記H,Bの領域 のうちの一方に圧力を加えてバッグ94.95のうちの一方を個別に圧縮するこ とによって修正する。
第10d図において、矩形部分A、 A’ 、 B、 B’は自動車のドライバ の目の端部位置のエンベロープを示す。しかし、多くの場合、ドライバの目はほ ぼ優先的な横軸z、z’上を移動し、この横軸は運転台および/またはドライビ ングポジションに基づいて僅かに傾いている。軸線y、 y’は軸線z、z’に 直交するよう選択し、急速位置決め領域*に圧力を加えることによりドライバの 目がこの軸線Z。
Z′に復帰した後、ブツシャ97の領域αに圧力を加えることによりこの軸線Y 、Y’の周りに角度αにわたりバックミラーを回転させることにより調整が完了 する。
第10e図において、103はバックミラーケーシングを線図的に示し、このケ ーシング内においてミラー104を配置し、ミラーとミラーケーシングとの間に 3個のレシーバを介在させる。レシーバ105.106はそれぞれバッグ95. 94に接続し、レシーバ107はバッグ93に接続する。領域Hまたは已に加え る圧力により、レシーバ106または105の容積を増加させ、従ってバックミ ラーを上方または下方に回動させる制御を行う。レシーバ107の容積が増加す ることによって、領域αに加わる圧力がミラーをレシーバ105および106の 中心を通過する軸線の周りに回動させ、領域*に加わる圧力により2個のレシー バ105.106に対して同時に作用し、ドライバの目が軸線Y、 Y’上にく るようバックミラーを迅速に移動させる。
3個のバッグと4個の機能を有するこの種のマニピュレータはマニピュレータで 利用できるn個のバッグのうち少なくとも2個のバッグのオーバーラツプがp個 ある場合n個の変形可能なバッグとn + 1 + n + 2 + ・・・n +pの機能を有するマニピュレータに拡張することができる。
簡単な変更例においては、バッグ94.95にオーバーラツプ部分を設けず、こ の場合3個の異なる指令または機能の組合せによりバックミラーの位置決めを制 御する3個の変形可能なバッグを有するマニピュレータを構成する。
第11aおよびllb図に線図的に示すマニピュレータ110は第10a乃至1 0a図につき説明した実施例の変更例であり、同じ原理により機能する、即ちバ ックミラーを位置決めする3個の指令と、バックミラーを所定位置に迅速に調整 する1個の指令を設けることができる。大きな違いは、このマユピコレータ11 00ベースの底部の中心部分に更に窪みを付加して設け、この付加窪みに付加変 形可能バッグ112を部分的に収容保持し、この周りに第11a図の底部位置に あり上述の実施例のバッグ93に対応するバッグ113と、上述の実施例のバッ グ94.95に対応し、ベースの頂部で(第11a図で見て)部分的に重なり合 うL字状の2個の側方バッグ114.115とを分布させる。他のバッグと重な らない中心バッグ112に対向させてブツシャ117 (第11b図参照)には 中心カム118を追加して設け、このカムを半球形の軸受面とし、またバッグ1 12の容積に対応する容積例えば2caIsとし、0.5anの厚さと4CII +2の断面積を有するものに対応させる。中心カム118の半球形彫状により、 ブツシャ117を中心カム118の中心領域■に加える圧力で押し込んでブツシ ャ117を半球形カム118で回動して少なくとも他の1個のバッグ113.1 14または115を同時に圧縮することができる。半球形カム118の中心バッ グ112に対するアプローチ行程がすべてのカムの対応のバッグに対するアプロ ーチストロークのうちで最も短かく、このカム118の最大ストロークは、この カムが押し込まれて最大ストロークを生じた後、バッグ114.115の重なり 合う部分に対向するブツシャ117に形成し、バッグ113を圧縮するカム11 9とは反対側のカム112がバッグ114.115の2個の重なり合う部分に同 一面上に並ぶ位置をとるようにする。ブツシャ117を半球形カム118で回転 して僅かに回動させ、この結果、ブツシャ117の領域*に圧力が加わると、バ ックミラーを急速に位置決めするため重なり合うバッグを圧縮することができる 。他の点に関してはこのマニピュレータは上述の実施例と同様に機能する。第1 1aおよびllb図に示すマニピュレータは4個のバッグを有し、このうちの2 個が重なり合い、また5個のバッグを有し、5個の制御機能を行い、バックミラ ー以外の付属品を制御するのに使用することができる。バックミラーを制御する 場合、ブツシャ117を操作するとき最初に圧縮されるバッグ112を設けたこ とに関連する追加の機能は、第16a乃至18a図につき後述するバックミラー の連結または解離のための制御である。
上述の実施例のように、このマニピュレータは計器パネルのスタイルに適合し、 各バッグの容積の相対的な値は被、制御部材の所要のストロークに従って選択す る。
第12図には、2個の被制御部材例えば自動車の右側の外部バックミラーおよび 左側の外部バックミラーの一方または他方を選択的に制御するのに使用する単独 マニピュレータの制御装置を線図的に示す。右側のバックミラーの位置は3個の 変形可能な位置決めレシーババッグ130.131および132により決定され 、左側のバックミラーの位置は3個の変形可能な位置決めレシーババッグ133 .134および135によって決定される。位置決めレシーババッグ130〜1 35の各々は僅かな容積の流入チャンネルを介して変形可能なアイソレータバッ グ136〜141に連通させ、各アイソレータバッグの容積は対応の位置決めレ シーババッグの容積よりも小さくし、アイソレータバッグ136.139は同一 の接続チューブ142に並列接続するとともに、アイソレータバツグ137.1 40を同一の接続チューブ143に並列接続し、アイソレータバッグ138.1 41を同一の接続チューブ144に並列接続する。各接続チューブ142.14 3および144はそれぞれ変形可能な位置決めトランスミッタバッグ145.1 46および147に接続し、これら3個の位置決めトランスミッタバッグは、経 路切換マニピュレータ148のカバー150により包囲された本体149に収容 し、この本体149は3個の開口を有し、各開口を通してユーザは3個の位置決 めトランスミッタバッグ145〜147の対応のバッグに直接圧力を加えること ができ、各バッグは本体149内の対応の隔室に収容する。この本体149は、 図示しない支持部の縦方向軸線0゜0′の周りに回動自在に取付けたほぼ矩形の ベース152に管状のグリップ151を介して取付けたハンドル状の形状として 形成する。縦方向軸線o、0′の各側方でベース152にそれぞれ対称的な細長 い窓を設け、多窓にそれぞれ変形可能な密閉したトランスミッタバッグ153. 154を収容し、これらトランスミッタバッグ153.154は支持部に保持し 、また2個の接続チューブ155.156のうちの一方によりそれぞれ2個の変 形可能な密閉レシーババッグ157.158のうちの一方に接続する。これらバ ッグ157.158は右側バックミラーのケーシングおよび左側バックミラーケ ーシングにそれぞれ保持した細長変形可能バッグとし、一方のバッグ157は右 側バックミラーの変形可能な位置決めレシーババッグ130〜132の上流域の 3個の変形可能アイソレータバッグ136〜138に圧力伝達関係にし、他方の バッグ158は左側バックミラーの変形可能な位置決めレシーババッグ133〜 135の上流域の3個の変形可能なアイソレータバッグ139〜141に圧力を 伝達する構成配置とする。このようにしてユーザが本体149およびベース15 2よりなる手動制御部材を軸線0.o′の周りに第12図で見て左方に回動する と、ベース152が密閉トランスミッタバッグ153を圧縮し、これによりチュ ーブ155を介して液圧流体を加圧状態で密閉レシーババック157に転送し、 これによりレシーババッグ157の容積が増加し、同時に3個のアイソレータバ ッグ136〜138を圧縮し、これらアイソレータバッグの容積を最小に減少し 、右側のバックミラーの3個の位置決めレシーババッグ130〜132が接続チ ューブ142〜144から隔絶される。この結果、マニピュレータ148の本体 149の位置決めトランスミッタバッグをユーザが圧縮しても右側のバックミラ ーの位置決めレシーババッグの状態に作用せず、左側のバックミラーの位置決め レシーババッグ133〜135のみが制御指令を受けることができ、圧縮されな いアイソレータバッグ139〜141および管状グリップ151内を通過し、位 置決めトランスミッタバッグ145〜147に接続する接続チューブ142〜1 44によりこの左側バックミラーの指向性を変更することができる。逆に、マニ ピュレータ148をベースの軸線0,0′の周りに右方に回動すると密閉トラン スミッタバッグ154が圧縮され、これにより密閉レシーババッグ158が膨張 し、アイソレータバッグ139〜141が圧縮され、この結果、左方バックミラ ーの位置決めレシーババッグ133〜135が位置決めトランスミッタバッグ1 45〜147から隔絶される。これにより、左方のバックミラーの指向の変更を 阻止し、右方のバックミラーの位置のみを、チューブ142〜144およびアイ ソレータバッグ136〜138を介して位置決めレシーババッグ130〜132 に連通ずる位置決めトランスミッタバッグ145〜147に対する作用により変 更することができる。
2個のバックミラーへの制御経路を切換えるこのマニピュレータ148は、被制 御部材の3個の変形可能な位置決めレシーババッグに接続した3個の位置決めト ランスミッタバッグへの直接接触を与えるマニピュレータの原理をマニピュレー タ全体を一方または他方の側に回動することに組合せ、2個の被制御部材のうち の一方または他方にのみ位置決め制御指令を伝送し、例えば左側のバックミラー を制御し、また右側のバックミラーの指向を制御する。位置決めレシーババッグ 130〜132および133〜135に関連して小さいアイソレータバッグ13 6〜138および139〜141は位置決めトランスミッタバッグ145〜14 7からの液圧流体が位置決めレシーババッグ130〜132および133〜13 5にそれぞれ進入するのを阻止する弁として作用し、このとき密閉レシーババッ グ157または158は密閉トランスミッタバッグ153または154を圧縮す ることによって膨らむ。この実施例において、位置決めトランスミッタバッグ1 45〜147の容積は位置決めレシーババッグ130〜135の容積の2倍とし 、各位置決めトランスミッタバッグ145〜147を2個の転向可能なバックミ ラーを同一方向への位置決めを制御する2個の位置決めレシーババッグに並列接 続すること勿論である。
第13および14図には、接続チューブを接続するのに使用するコネクタを示し 、このコネクタがない場合、これら接続チューブは長すぎて変形可能なトランス ミッタバッグと対応の変形可能なレシーババッグ例えばバックミラーの位置決め バッグとの間を接続するのが困難になる。更に、上述のヨーロッパ特許出願で記 載したように、この型式のコネクタの存在に関連する利点は、液圧回路のトラン スミッタバッグ側の回路部分またはレシーババッグ側の回路部分に損傷があった 場合に欠陥部分のみを交換しさえすればよいという点である。この種のコネクタ は、トランスミッタおよび/またはレシーババッグを空にすることなしに、液圧 回路の2個の相補部分を接続したり分離することができる。
このコネクタ160は合成材料の一体成形本体を有し、この本体は幅狭の舌状部 164をなす可撓性ヒンジにより互いにヒンジ連結した2個のパネル161.1 62により構成され、この舌状部164は材料の厚さが減少し、折曲げ軸線x、  x’およびY、 Y’をなす2個の平行ライン165間に存在する。
一方のパネルはベース161を形成し、このベース161の外面には弾性クリッ プ作用により支持部167に固着するための突起166を担持し、可撓性ヒンジ 163とは反対側の端縁には2個のフック168を担持し、これらフックは弾性 的に変形可能であり、蓋をなすようパネル162をベース161に向けて折り返 すとき本体を釈放自在に閉じ、フック168は第13図の断面で示すようにヒン ジ163とは反対側で蓋162の端縁に弾性的にクリップ嵌合する。2個のパネ ル161゜162の各々の内面に矩形の3個の窪みを設け、これら2個のパネル を互いに折り合せ、互いに結着するとき一方のパネルの3個の窪みの各々は他方 のパネルの対応の窪みに対向する。パネル161の窪みの各々に窪みの形状に対 応する形状の変形可能なバッグ169を収容し、接続チューブ169aはパネル 161の端縁に設けた切欠部に挿通する。同様に、変形可能なバッグ170をパ ネル162の3個の窪みに収容し、チューブ169aをコネクタから導出した側 面とは反対側でパネル162の端縁に設けた切欠部に接続チューブ170aを挿 通する。2個のパネル161.162を互いに結着するとき、即ちコネクタを閉 じ合せるとき、バッグ170はそれぞれバッグ169に押し付けられて圧縮され 、これにより一方のバッグの容積の増加が他方のバッグの同量の減少を生じ、バ ッグ対は圧力伝達関係になる。3個の接続チューブ169aをバックミラーの位 置決めを制御するマニピュレータの3個の変形可能な位置決めトランスミッタバ ッグに接続する場合、バック169は接続レシーババッグを構成し、このレシー ババッグの容積の増加がバッグ170の容積の減少を生じ、従ってこれらバッグ 170はトランスミッタバッグを構成し、接続チューブ170aは当該バックミ ラーの3個の位置決めレシーババッグに接続し、コネクタのバッグ170から追 い出されだ液圧流体の容積は転送されてこの位置決め作用を行う。
この種のコネクタは、第1a〜lb図および第8a ”” 10c図につき説明 した実施例のマニピュレータと対応の位置決めレシーバとの間に配置する。しか し、変更例において、3個以上の互いに接続したトランスミッタバッグおよびレ シーババッグを設け、第7a、 7bおよびlla、 llb図によるマニピュ レータに関連する連結または解離指令を生ずるようにすることもできる。最後に 、第12図の制御装置において一方でのアイソレータバッグ136〜138およ び139〜141と他方でのチューブ142〜1440分岐点との間に配置する ことができる。
しかし、経路切換マニピュレータを設けた装置に適合させるためにコネクタの変 更例も可能であり、これを第15図に線図的に示す。
上述の実施例のように、この経路切換コネクタ171は、合成材料の一体部片に 成形したまた2個のパネル172.173よりなる単独のコネクタ本体を有し、 これらパネルは平面図で見てほぼ矩形形状とし、可撓性ヒンジ174によりほぼ 軸線0,0′の周りに互いに回動自在にヒンジ連結し、一方のパネルにより、コ ネクタを適当な手段例えば弾性クリップにより支持部(図示せず)に固着するベ ース172を構成するとともに、他方のパネルにより、任意の適当な既知の釈放 自在の緊締手段例えば弾性クリップフック175を担持する蓋173を構成し、 このフック175をヒンジ174の反対側でベース172の端縁にクリップする ことにより蓋173をベース172に緊締する。上述の実施例と同様に、各パネ ル172.173の内面に窪みを設け、これら窪みに対応形状の変形可能なバッ グを収容し、蓋173をベース172に緊締してコネクタ171を閉じるききこ れらバッグは圧力伝達関係となるよう選択的に互いに圧着する。詳細に説明する と、このコネクタを、一方では第12図に示す3個の変形可能な位置決めトラン スミッタバッグ145〜147および2個の変形可能な密閉トランスミッタバッ グ153.154を具える経路切換マニピュレータと、他方ではそれぞれ3個の 変形可能な位置決めレシーババッグにより位置決めされる2個の被制御部材例え ば自動車の左側および右側の外部バックミラーとの間に取付けようとするとき、 第12図におけるバッグ130〜132および133〜135のような以下に示 すバッグをパネル172.173に収容する。
ベース172は可撓性ヒンジ174側とは反対側の端縁に6個の変形可能な接続 レシーババッグ176〜181を収容し、各バッグは容積の小さいチャンネルを 介して小さい変形可能なアイソレータバッグ182〜187にそれぞれ連通させ 、これらバッグはヒンジ連結軸線0.o′に直交する中間横方向軸線の両側に3 個のグループとして対称的に配置し、更にこれら2個のグループのバッグの対称 のものを3個の対にして接続し、アイソレータバッグ182はチャンネル188 によりアイソレータバッグ187に接続し、このチャンネル188の中間点をチ ューブ189の下流域端部の入口に配置し、このチューブ189を位置決めトラ ンスミッタバッグのうちの1個、例えば第12図のバッグ145に接続する。同 様に、アイソレータバッグ183.186を互いにチャンネル190を介して接 続し、このチャンネル190をチューブ191の下流域端部に導入させ、このチ ューブ191は他の位置決めトランスミッタバッグ例えば第12図のマニピュレ ータのバッグ146に接続する。またアイソレータバッグ184.185は互い にチャンネル192を介して連通し、このチャンネル192をチューブ193の 下流域端部に接続し、このチューブ193は第12図に示すマニピュレータの第 3の位置決めトランスミッタバッグ147に接続する。接続レシーババッグ17 6〜181はこのように対応のアイソレータバッグ182〜187、接続チャン ネル188.190または192および接続チューブ189.191または19 3により制御マニピュレータの3個の位置決めトランスミッタバッグ145.1 47のそれぞれに2個づつ接続され、これら3個の接続チューブのすべてはバッ グおよびコネクタパネルの平面に直交するよう延在させる。
ヒンジ174とは反対側のカバー173の端縁に6個の接続レシーババック19 4〜199を設け、これらレシーババッグは対応の接続チューブ194a〜19 9aを介して2個のバックミラーの対応の位置決めレシーババッグに連通させる 。より詳細に説明すると、コネクタを閉じ合せるとき第12図に示すマニピュレ ータの位置決めトランスミッタバッグ145に接続した接続レシーババッグ17 6、181に対して圧力伝達関係となる接続レシーババッグ194および199 をそれぞれ接続チューブ194aおよび199aにより位置決めレシーババッグ 130および133に接続し、それぞれ右側および左側のバックミラーの同一方 向の位置決めを制御する。同様に、コネクタを閉じ合せたとき、第12図に示す マニピュレータの位置決めトランスミッタバッグ146に接続した接続レシーバ バッグ177および180に圧力伝達関係になる接続トランスミッタバッグ19 5および198をそれぞれ接続チューブ195aおよび198aにより位置決め レシーババッグ131および134に接続し、右側および左側のバックミラーの 第2方向の位置決めを制御し、マニピュレータの位置決めトランスミッタバッグ 147に接続した接続レシーババッグ178および179に圧力伝達関係となる 接続トランスミッタバッグ196および197をそれぞれ接続チューブ196a および197aにより位置決めレシーババッグ132および135に接続し、そ れぞれ右側および左側のバックミラーの第3方向の位置決めを制御する。カバー 173のヒンジ174側には、3個の直列接続した密閉レシーババッグよりなる 組を2組収容し、−組は密閉レシーババッグ200.201.202とし、これ らを小さなチャンネルにより直列に接続し、また各密閉レシーババッグを接続ト ランスミッタバッグ194〜196のそれぞれに対応させて配置し、これらバッ グは軸線o、 o’に直交する中間横方向軸線の同一側に配置し、他方の組は密 閉レシーババッグ203.204および205とし、これらを小さいチャンネル により直列に接続し、各密閉レシーババッグは、コネクタ171の前記中間横方 向軸線の他方の側の3個の接続トランスミッタバッグ197〜199にそれぞれ 対応させて配置する。更に、第1の組の中心の密閉レシーババッグ201は接続 チューブ206を介して経路切換マニピュレータの2個の密閉トランスミッタバ ッグのうちの一方に、例えば第12図のマニピュレータのバッグ153に連通さ せ、第2の組の中心の密閉レシーババッグ204は接続チューブを介して同じマ ニピュレータの他の密閉トランスミッタバッグ154に連通ずる。最後に、コネ クタ171を閉じるとき、密閉レシーババッグ200〜205はそれぞれアイソ レータバッグ182〜187に対して圧力伝達関係となる。
このようにして、コネクタ171を閉じるとき、ユーザが第12図に示すマニピ ュレータ148をこの第12図の左方に揺動すると、密閉トランスミッタバッグ 153を圧縮し、これにより加圧液圧流体をチューブ206から密閉レシーババ ッグ200〜202に押し出し、これらレシーババッグが膨らんで対応のアイソ レータバッグ182〜184を圧縮する。この結果、接続レシーババッグ176 〜178はチューブ189.191および193から切り離され、従ってマニピ ュレータの位置決めトランスミッタバッグ145〜147から切離される。次に 、マニピュレータの位置決めトランスミッタバッグ145〜147のうちのいず れか1個を圧縮すると、接続レシーババッグ179〜181のうちの対応のもの を膨張させる。バッグ179〜181のうちの1個の容積の増加により接続トラ ンスミッタバッグ197〜199のうちの対応のものの容積を減少し、従って、 加圧液圧流体を第12図の左側のバックミラーの位置決めレシーババッグ133 〜135のうちの対応のものに伝達し、右側のバックミラーに対する位置決め指 令は不可能になる。逆に、ユーザが第12図に示すマニピュレータ148を右側 に揺動すると、密閉トランスミッタバッグ154を圧縮し、チューブ207によ り加圧液圧流体を転送して密閉レシーババッグ203〜205を膨張させる。バ ッグ203〜205の膨張によりアイソレータバッグ185〜187を圧縮し、 これらアイソレータバッグの容積を最小値まで減少し、接続レシーババッグ17 9〜181とマニピュレータの3個の位置決めトランスミッタバッグ145〜1 47に接続するチューブ189.191および193との間の連通を阻止する。
この結果接続レシーババッグ179〜181が隔絶され、容積を変更することが できず、従って接続トランスミッタバッグ197〜199も隔絶され、左側バッ クミラーの位置決め指令が接続トランスミッタバッグ197〜199に伝達され ない。一方、マニピュレータの位置決めトランスミッタバッグ145〜147の うちのいずれかを圧縮すると、接続レシーババッグ176〜178のうちの対応 のものを膨張させ、従って接続トランスミッタバッグ194〜196のうちの対 応のものの容積を減少し、加圧流体を位置決めレシーババッグ130〜133に 伝達し、右側バックミラーの向きを制御する。
2個のバックミラーのうちの一方に対応するコネクタの異なるバッグにアクセス することができるとともに、他方のバックミラーに対応するバッグ用にコネクタ 1710本体に設けた保護を維持することができるようにするため、コネクタの カバー173を、破線で示すようにコネクタ171の中間横方向軸線に沿って互 いに隣接する2個の半部173aおよび173bに分割し、各カバーの半部に2 個のフック175を担持し、これらフックによりベース172に弾性的にクリッ プ連結するようにする。
第15図に示すコネクタを、第13および14図に示すコネクタ並びに第12図 に示す制御装置と比べると、第12図のケーシングまたはバックミラーの保護ハ ウジング内で2個のバックミラーの位置決めバックミラーの位置決めレシーババ ッグ130〜132および133〜135の直ぐ上流域に設けたアイソレータバ ッグ136〜141および密閉レシーババッグ157および158が、アイソレ ータバッグ182〜187および密閉レシーババッグ200〜205に置き替っ ており、これらバッグは第14図に示すコネクタのバッグ169に対応する接続 レシーババッグ176〜181の直ぐ上流域に位置し、密閉レシーババッグ20 0〜205は第14図のコネクタのバッグ170に対応する接続トランスミッタ バッグ194〜199に近接配置する。
この結果、第15図に示す経路切換コネクタは2つの利点力する。第1に、密閉 トランスミッタバッグを密閉レシーババッグに接続するチューブの長さを減少さ せることがきる点であり、特にバックミラーのケーシングまたはハウジング内の バッグの組に直接必要とされるスペースを減少することができ、これらバッグの 組は第16a〜18c図につき説明するように位置決めレシーババッグおよび随 意に1個またはそれ以上の連結および解離バッグに限定される。
第16a図には、自動車の外部バックミラーの一部を線図的に示し、このバック ミラーの位置決めは本発明による液圧遠隔制御装置により制御し、またこのバッ クミラーはヨーロッパ特許出願第152219号の第4図に示す型式とし、この 型式のものに多くの構造上の特徴が共通しており、操作方法は第16a図に示す バックミラーのそれとほぼ同一であるためこのヨーロッパ特許出願の記載を参照 するとよい。
このバックミラーはケーシング210を有し、空力学的抗力を減少するよう湾曲 させ、凹面側の窪みにおいてミラー211の後面をプレート212に固着し、こ のプレート212を一方ではケーシングまたはハウジング210の内側に固着し た支持m213に関節連結手段により保持し、他方では3個の位置決めレシーバ 214により支持部213に対して相対移動で!6ようにする。このレシーバは 変形可能な位置決めレシーババッグ215を有し、このバッグ215を接続チュ ーブ216により直接または間接的に(上述の型式のコネクタにより)上述の型 式のようなマニピュレータの位置決めトランスミッタバッグに接続する。位置決 めレシーババッグ215は、支持部213に固着したシリンダ217内に配置し 、このシリンダ217のミラー211の側に軸方向案内孔を設け、この案内孔に 段付きピストン218の最小直径部分を挿通し、このピストン218の最大直径 部分をシリンダ217内に収容し、バッグ215に圧着させ、このバッグ215 は支持部213に圧着させ、対応の位置決めトランスミッタバッグの圧縮によっ てバッグ215の容積が増加すると、ピストン218がミラー211およびプレ ート212に向って後方に押し出され、これらミラーおよびプレートを外方に向 けて押し戻し、これにより支持部213に対してミラー2110指向性を関節連 結手段の作用によって変更する。この関節連結手段は、プレート212に設けた 半球形のボウル220に収容しかつボウル220の底部に形成した開口および支 持部213に形成した開口に挿通するロッド221に取付けた半球形のボール2 19を有し、このロッドの端部をケーシング210に隣接する半径方向カップ2 22に固着する。螺旋状の圧縮ばね223によりロッド221の支持部213と ケーシング210との間に突出する部分を包囲し、このばね223の一端を支持 部213に圧着させ、他端をカップ222に圧着させ、ロッド221をケーシン グ210に向けて軸線方向に偏倚し、従って半球形のボール219をプレート2 12のボウル220に向けて軸線方向に押し付け、このプレート212をピスト ン218に圧着保持し、ピストンをバッグ215に対して押し付けるようにする 。更、に、関節連結手段は、2個の摩擦軸受面を有し、これら摩擦軸受面は互い に接触し、ミラー211をレシーババック例えばバッグ215の作用による移動 後にとる位置に保持し、これら2個の摩擦軸受面のうちの一方は、プレート21 2に形成し、半球形のボール219に同心状にケーシング210に向って突出す る凸状球形ドーム224とし、他方の摩擦軸受面は支持部213に形成しまたミ ラー211に向って突出し、半球形のボール219に同心状の凹面状球形ドーム 225の形状を有する表面である。この種の構成において、ばね223が摩擦軸 受面224.225の互いの接触を保持し、従ってボウル220に対してプレー ト212を半球形のボール2190周りに回動させる力に対して相当大きな抵抗 力を与える作用を有する。支持部213に対するミラー211およびプレート2 12のこの回動を排除または少なくとも大幅に減少するため、ケーシングのカッ プ222およびロッド221の端部に対向して円形の窪み226(第16b図参 照)を設け、この窪み226はケーシング210の壁厚部227に形成し、可撓 壁を有する変形可能な解離レシーババッグ228をこの窪み226に収容し、接 続チューブ228aによりこのバッグ228を変形可能な解離トランスミッタバ ッグ、例えば第11a図に示すマニピュレータのバッグ112に接続する。この ようにして、解離トランスミッタバッグを圧縮すると、この解離トランスミッタ バッグの容積を減少し、これにより直接または間接的に(随意にコネクタの補助 の下に)解離レシーババッグ228の容積を増加し、ボウル220およびロッド 221にばね223の作用に抗する負荷を加え、これにより一方では半球形のボ ール219とボウル220との間のまた他方では2個の摩擦軸受面224.22 5間のすべての接触を排除しようとする。
この結果、プレート212に形成したボウル220の半球形のボール219の周 りの回動は、位置決めレシーババッグ215の容積の増加の作用により容易に行 われる。従ってこの装置は、制御指令に対する感度が極めて高くなる。解離トラ ンスミッタバッグを釈放すると、ばね223は解離レシーババッグ228を圧縮 し、軸受面224.225問および半球ボール219とボウル220との間の摩 擦接触を回復し、ミラーおよびプレートをそのときにとる位置にロックする。こ の装置において、ばね223の較正により軸受面224.225間の摩擦を多少 大きくし、ミラーおよびプレート212のいかなる振動をも排除するとともに、 解離バッグ228の膨張により装置が解離したとき位置決めバッグ、例えばバッ グ215に対する負荷が極めて小さい極めて柔軟性のある調整能力が得られる。
第17aおよび17b図には、3R7a図に示すバックミラーの変更例の一部を 線図的に示し、このバックミラーは連結または連結−解離機構の構成部材の構造 に関して第7図の実施例と異なる。この変更例においては、バックミラーケーシ ング230を有し、このバックミラーケーシング内でミラー231を支持部23 3に保持したプレート232にボール継手関節連結手段により固着する。更にプ レート232のケーシング230に対向する側面から球形ドームとして突出する 凸状摩擦軸受面234を設け、この摩擦軸受面234をやはり球形ドーム状の凹 面状摩擦軸受面235に掛合させ、この摩擦軸受面は、軸受面234を包囲し、 また支持部233により支持してプレート232に向って突出させる。この変更 例の特徴は、凹面状軸受面235をスカート236の半径方向内面の軸線方向外 部に形成する点であり、このスカート236は、一方では円形ディスクとして構 成したベース状の支持部233の周縁に配置し、他方ではこのスカートはパネル またはセグメントに分割し、これらセグメントを湾曲させて、順次連続的に配列 し、また半径方向溝孔237により互いに分離し、円形ベース233の周囲に形 成した環状の溝に等角度間隔毎に分布させる。この環状の溝に解離レシーババッ グ238を収容し、このバッグ233は変形可能で薄い壁を有する可変容積のバ ッグとし、溝に沿って細長いソーセージ状にし、このソーセージ体の一端で接続 チューブ238aにより変形可能な解離トランスミッタまたは制御バッグに接続 したほぼ1周するループを構成する円環状バッグの形状にする(第17b図参照 )。解離トランスミッタバッグを圧縮すると、解離レシーババッグ238が膨張 し、これによりスカート236のパネルおよび凹面状セグメント235を凸状軸 受面234に対してまた初期位置に復帰させようとするスカートパネルおよびセ グメントの弾性復帰作用に抗して半径方向外方に拡開する。スカートは適当な合 成材料により形成する。これにより凸状軸受面234は凹面状セグメント235 の圧着から自由1こなり、プレート232およびミラー231とともに、図示し ないがベース233キプレート232との間でバックミラーに取付けた位置決め レシーバの作用によりケーシングに対して移動することができるようになる。こ の変更例は、上述の実施例では必要であったロッド221、カップ222、およ びばね223が不要である点で有利である。
第18a〜18c図には、位置決めレシーバの作用を容易にする解離または連結 −解離機構を有するバックミラーの他の変更例を示し、この場合、解離レシーバ の他には単に2個の比較的剛性の部材を有するだけである。この変更例はやはり ケーシング240を有し、このケーシング内でプレート242にミラー241を 固着し、このプレート242には肉厚の中心部分243を設け、この中心部分の ケーシング240に対向するベース244にケーシング240に向って突出する 半球形の中心ボス245を設け、このボス245をケーシング240の底部から 突出するボスまたは隆起部246に形成した球形ドーム状の窪みにボール継手と して掛合させる。プレート242の中心部分243の側面を、半球形ボス245 の中心に一致する中心を有する凸状球形ドームとしての摩擦軸受面247とし、 この凸状軸受面247を断続的に包囲する凹面状摩擦面に掛合させ、この凹面状 摩擦面は内部凹面をフィンガ248の球形ドームの一部として形成した集合体と し、これらフィンガ248は軸受面247の周囲に等角度間隔毎に分布させ、各 フィンガはフット249によりケーシング240に固着し、これらフット249 は肉薄にし、凸状軸受面247に対向する側面に、プレート242の中心部分2 43の周りで周方向の円の円弧部としての窪みを形成する。これら窪みの各々に は、第18c図に示すように小さい内部容積を有する小チャンネル251により 直列接続した一連のソーセージ状の膨張可能な円筒形バッグ250を各1個収容 し、これらバッグ250がこの装置の変形可能な解離レシーババッグをなす。対 応の解離制御またはトランスミッタバッグの圧縮によりこれらソーセージ状のバ ッグ250を膨張させることにより、フィンガの弾性復帰力に抗してフィンガ2 48を半径方向外方に拡開させ、この弾性復帰力は凸状軸受面247にフィンガ を掛合させ、半球ボール245をボス246の窪みの底部に保持する。フィンガ 248の半径方向拡開により凸状軸受面247を、フィンガ248の内面の凹面 状軸受面部分の支持から自由になり、これにより収容した位置決めレシーバの例 えばフィンガ248およびケーシング240の周囲に対する作用によるミラー2 41およびプレート242のケーシング240に対する回動を容易にする。
この実施例において、短かい半径の半球形ボス245の中心Oは、ミラー241 およびプレート242の回転中心並びに大きな半径の凸状面247および4個ま たは6個のフィンガ248の内面の凹面部分のエンベロープの中心に一致させ、 バッグ250の膨張の際に短かい半径方向ストロークでもフィンガ248間の回 動により中心部分243を移動するに十分となるようにする。
RG、10b FIG、15 FIG、i8c 国際調査報告 国際調査報告 FRB700371

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.支持部(213,210)上で移動自在の少なくとも1個の被制御部材(2 11)を制御するため −手動操作制御部材と −少なくとも2個の、しかし好適には3個の液圧位置決め回路と を具え、各液圧位置決め回路は、 −液圧流体を収容する可撓壁の変形可能なバッグよりなる流体圧トランスミッタ としての位置決めトランスミッタ(9)と、 −可変容積室(215)を有する流体圧レシーバとしての少なくとも1個の位置 決めレシーバ(214)と、および−前記トランスミッタを前記レシーバに接続 する少なくとも1個のライン(9a,216)と、を有するものとして構成し、 前記液圧回路は、少なくとも1個の液圧回路のトランスミッタの可撓壁バッグ( 9)を、制御部材を手動で操作することにより機械的に変形し、バッグに収容し た流体をこのバッグに接続した少なくとも1個のレシーバ(214)に転送し、 前記レシーバ(214)により前記被制御部材(211)を前記支持部(213 ,210)に機械的に連結し、前記被制御部材の前記支持部に対する位置を前記 制御部材の操作に応答して変更するよう構成した液圧遠隔制御装置において、各 トランスミッタの可撓壁のバッグ(9)を前記手動操作制御部材に直接取付けた ことを特徴とする液圧遠隔制御装置。 2.前記手動操作制御部材は、剛性ケーシング(1,2,4)を有する直接接触 マニピュレータボタンとし、前記ケーシングには一方では各可撓壁バッグ(9) のための内部空間を、他方ではユーザが可撓壁に加える直接圧力により各バッグ (9)を変形させるため、各変形可能バッグ(9)の可撓壁の少なくとも一部分 に直接対向する少なくとも1個の開口(8)を形成した請求項1記載の装置。 3.剛性ケーシングはほぼ円筒形のケーシング(1)とし、一方の側面をカバー (2)により少なくとも部分的に閉鎖し、また内部本体(3)を少なくとも部分 的に包囲し、この内部本体(3)は、ケーシング(1)および/またはカバー( 2)とともに少なくとも2個のしかし好適には3個の隔室を形成し、これら隔室 は好適には内周にわたり均等に分布させ、各隔室に可撓壁バッグ(9)を各1個 収容し、他のバッグとは隔絶させ、バッグ(9)に直接圧力を加えるための前記 開口(8)を前記ケーシング(1)および/またはカバー(2)に設けた請求項 2記載の装置。 4.ケーシング(1)のカバー(2)とは反対側を表面(4)により閉鎖し、こ の表面(4)には変形可能バッグ(9)に接続したチューブ(9a)を挿通する ための孔を形成し、またこの表面(4)には突出アーム(7)を設けた内部本体 (3)を支持し、この突出アームの数はバッグ(9)の数に等しくし、前記アー ムによりバッグ(9)を収容する隔室対を形成し、内部本体(3)のアーム(7 )によりバッグを互いに隔絶する構成とした請求項3記載の装置。 5.内部本体(43)、開口を持たないカバー(42)、および変形可能なバッ グ(49)に圧力を加えるためすべての開口(48)を側面に設けたケーシング (41)を、単一体として支持部(46)に対して2個の端部位置間で移動自在 に取付け、一方の端部位置は、ケーシング(41)がロック機構により支持部( 46)にロックされてカバー(42)のみが支持部(46)の外部に突出する引 込位置とし、他方の端部位置は、ケーシング(41)が支持部(46)の外部に 少なくとも部分的に突出しバッグ(49)に圧力を加えるための開口(48)に ユーザが自由にアクセスすることができる操作位置とした請求項4記載の装置。 6.安全部材を制御するため、剛性ケーシング(31)を皿状に形成し、この皿 状体の底部を閉鎖し、かつこの皿状体内で皿状体(31)に固着した中心ロッド (33,35)の周りに変形可能なバッグ(39)を収容配置し、前記中心ロッ ドはマニピュレータを支持部(36)に固着するためのベース(34)に連結し 、前記ベース(34)は、変形可能なバッグ(39)にアクセスするための皿状 体に形成した少なくとも1個の開口から離して対向させ、前記バッグ(39)は 中心ロッド(33,35)に挿通した接続チューブに接続した請求項2記載の装 置。 7.前記手動操作制御部材は、リニヤマニピュレータとし複数個の互いに並置し た押ボタン(50)を具え、各押ボタンにはこの押ボタンを支持部に固着するベ ース(57)で揺動軸線(56)の周りに回動自在に取付けたブッシャ(51) を設け、各揺動ブッシャ(51)とベース(57)との間に少なくとも1個の変 形可能バッグ(59)を介挿配置した請求項1記載の装置。 8.前記リニヤマニピュレータは少なくとも3個の互いに並置した押ボタン(5 0)を有するものとし、これら押ボタンのブッシャ(51)をマニピュレータの 同一側でブッシャの一方の端部の近傍の共通ベース(57)に担持した共通揺動 ピン(56)の周りに回動自在にし、前記ベース(57)に接続チューブ(59 a)を挿通するための開口を形成し、各接続チューブは各ブッシャ(51)と共 通ベース(57)との間に収容した単独の変形可能バッグ(59)に接続した請 求項7記載の装置。 9.前記リニヤマニピュレータは、少なくとも2個の互いに並置した押ボタン( 60)を有するものとし、各押ボタンのブッシャ(61)の中心部を共通ベース (67)に担持した共通揺動ピン(66)の周りに回動自在にし、前記ベース( 67)には各ブッシャ(61)に対向させて2個の変形可能バッグ(69)に接 続したチューブ(69a)を挿通するための2個の開口を設け、前記バッグ(6 9)は各ブッシャ(61)と共通ベース(67)との間に収容し、各バッグ(6 5)はそれぞれ揺動ピン(66)の各側方に配置した請求項7記載の装置。 10.前記手動操作制御部材は振動マニピュレータ(70)として構成し、この マニピュレータを支持部(76)に固着するための管状体(73)と、この管状 体(73)に設けたポールーソケット継手(72,75)により案内され、カム をなす部分(72)により前記管状体(73)に掛合する振動ブッシャ(71) とを有するものとして構成し、前記カムをなす部分(72)は前記管状体(73 )の内側で好適には均等に分布させた少なくとも3個の変形可能バッグ(79) を変形する構成とし、前記振動ブッシャ(71)には管状体(73)の外側に位 置する押プレート(77)を設け、この押プレート(77)に任意の偏心スラス ト力が加わるとき、管状体(73)とブッシャ(71)との相対移動を生じ、こ れにより少なくとも1個の変形可能バッグ(79)を圧縮する構成とした請求項 1記載の装置。 11.カムをなすブッシャ(71)の部分は、管状体(73)の端面(74,7 5)にポール継手連結しかつ肉薄部分(78)により押プレート(77)に取付 けたヘッド(72)とし、前記肉薄部分(78)は管状体(73)とともに少な くとも1個の窪みを生じ、この窪みにバッグ(79)をヘッド(72)の周りに 分布させて収容した請求項10記載の装置。 12.振動ブッシャ(71)のヘッド(72)には変形可能なバッグ(79)を 圧縮する少なくとも3個のローブ(72a)を有するカム外形を設けた請求項1 1記載の装置。 13.ブッシャ(81)のカムをなす部分はスカート(82)とし、このスカー トの外面は、少なくとも部分的に、管状体(83)の内側で軸受面をなす凹面球 状ドーム内にボール継手として取付けた凸面球状ドームとして形成し、スカート (82)の内面によりこのスカート(82)に掛合しかつ管状体(83)に固着 したボス(85)とともに少なくとも1個の窪みを生じ、前記スカート(82) の内側でこの窪みに変形可能バッグ(89)をボス(85)の周りに分布させて 収容した請求項10記載の装置。 14.手動操作制御部材は、マニピュレータを支持部に固着するためのベース( 91)に浮遊取付けしたブッシャ(97)を有するマニピュレータとし、前記ベ ース(91)には変形可能バッグ(94,95,93)を収容する少なくとも3 個の窪みを設け、前記バッグに対向させてブッシャ(97)にカム(100,1 01,102)を設け、ブッシャにスラスト力を加えるとき前記カムが前記バッ グを圧縮する構成とした請求項1記載の装置。 15.少なくとも2個のバッグ(94,95)をブッシャ(97)に設けたカム (102)に対向する部分(94a,95a)でオーバーラップさせ、ブッシャ (97)をベース(91)に向けて移動する際、このカム(102)のバッグに 対するアプローチストロークを、2個の部分的に重なり合うバッグ(94,95 )の重なり合わない部分に対向するカム(100,101)のアプローチストロ ークよりも短かくした請求項1記載の装置。 16.前記ベースは、追加した変形可能中心バッグ(112)を収容する中心窪 みを追加して設け、この中心バッグの周りに他の変形可能バッグ(113,11 4,115)を中心バッグ(112)に重ね合せずに分布させ、またブッシャ( 117)には中心バッグ(112)に対向する中心カム(118)を設け中心バ ッグ(112)および少なくとも1個の他のバッグ(113,114,115) を同時に圧縮するよう前記カム(118)には球形軸受面を設け、中心カム(1 18)の中心バッグ(112)に向うアプローチストロークをブッシャ(117 )の他のカムのアプローチストロークよりも短かくし、中心カム(118)の全 ストロークは、組立てて少なくとも2個のバッグ(114,115)がオーバー ラップ領域を有するとき、このオーバーラップ領域に対向するカム(122)の 面が2個のバッグ(114,115)のオーバーラップ部分の表面に一致するよ う構成した請求項15記載の装置。 17.手動操作制御部材は、2個の被制御部材の一方または他方を選択的に制御 することができる経路切換マニピュレータ(148)とし、前記被制御部材の各 々の位置は少なくとも2個しかし好適には3個の変形可能レシーババッグ(13 0〜132,133〜135)の型式の流体圧力位置決めレシーバにより設定す るものとし、マニピュレータには、対応する数の変形可能なトランスミッタバッ グ(145,146、147)型の流体圧力位置決めトランスミッタを収容する 本体(149)を設け、各トランスミッタバッグは接続チューブ(142,14 3,144)により2個の被制御部材の各々に関連する少なくとも2個の位置決 めレシーバに並列接続し、またマニピュレータには変形可能密閉トランスミッタ バッグ(153,154)の型式の2個の流体圧力密閉トランスミッタを設け、 各密閉トランスミッタバッグを接続チューブ(155,156)により変形可能 な密閉レシーババッグ(157,158)型の流体圧力密閉レシーバに接続し、 この密閉レシーババッグを機械的手段により変形可能なアイソレータバッグ(1 36〜138,139〜141)の各々に圧力伝達関係となるよう保持し、前記 アイソレータバッグの数は、位置決めレシーババッグの数に対応させ、かつ各被 制御部材に関連する変形可能位置決めレシーババッグ(130〜132および1 33〜135)の上流域に配置し、密閉トランスミッタバッグ(153,154 )の圧縮により流体を密閉トランスミッタバッグに接続した密閉レシーババッグ (157,158)に転送し、この密閉レシーババッグは加圧状態で容積が増大 し、これにより対応の被制御部材の位置決めレシーババッグ(130〜132お よび133〜135)の上流域のアイソレータバッグ(136〜138,139 〜141)を同時に圧縮し、これら位置決めレシーババッグとマニピュレータ( 148)の位置決めトランスミッタバッグ(145,146,147)との間の 連通を遮断し、他方の被制御部材に関連する位置決めレシーババッグと位置決め トランスミッタバッグの連通を維持する構成とした請求項1乃至16のうちのい ずれか一項に記載の装置。 18.マニピュレータ(148)の本体(149)をベース(152)に固着し 、このベースを支持部に回動軸線(O,O′)の周りに回動自在に取付け、ベー ス(152)の各側部に窪みを設け、各窪みに2個の密閉トランスミッタバッグ (153,154)のうちの各1個を少なくとも部分的に収容し、また各密閉ト ランスミッタバッグを支持部に保持し、支持部に対してマニピュレータ(148 )を軸線(O,O′)の周りに一方の側または他方の側に回動することにより密 閉トランスミッタバッグのうちの一方を圧縮する構成とした請求項17記載の装 置。 19.各液圧回路は少なくとも1個の着脱自在のコネクタを有するものとし、こ のコネクタは、接続チューブ(169a)により対応の変形可能なトランスミッ タバッグに接続した変形可能レシーバ接続バッグ(169)と、接続チューブ( 170a)により対応の変形可能なレシーババッグに接続した変形可能トランス ミッタ接続バッグ(170)と、これらトランスミッタ接続バッグおよびレシー バ接続バッグを収容し、またこれら接続バッグを互いに圧着させて保持し、レシ ーバ接続バッグ(169)に加わる圧力をトランスミッタ接続バッグ(170) に伝達するケーシング(161,162)とを設け、前記着脱自在コネクタのケ ーシングを、2個のパネル(161,162)を有する単独のコネクタ本体(1 60)により構成し、これら2個のパネルを折り返して部分(168)により互 いに着脱自在に結着する構成とし、各パネルにはそれぞれ同じ数の少なくとも3 個の窪みを設け、これらパネルを折り返し互いに結着するときパネルの窪みが向 い合うようにし、3個のトランスミッタ接続バッグ(170)の各々をパネル( 162)の3個の窪みに各1個収容し、他方のパネル(161)の3個の窪みに はそれぞれ3個のレシーバ接続バッグ(169)を各1個収容し、互いに対向さ せた請求項1乃至18のうちのいずれか一項に記載の装置。 20.コネクタ本体(160)はプラスチック材料で一体に成形し、窪みを設け た2個のパネル(161,162)を少なくとも1個の可撓性のヒンジ(163 )により互いに連結し、また弾性キャッチ(168)により互いに着脱自在に結 着する構成とした請求項19記載の装置。 21.請求項17または18に記載の経路切換マニピュレータ(148)を具え る請求項19または20に記載の装置において、コネクタ本体(171)の2個 のパネル(172,173)のうちの一方に2組の窪み列を設け、各組の窪み列 として、2個の被制御部材の一方に制御圧力を伝達するための3個のレシーバ接 続バッグ(176〜178,179〜182)を収容する少なくとも3個の窪み と、 3個の変形可能なアイソレータバッグ(182〜184,185〜187)を収 容する少なくとも3個の窪みとを設け、各アイソレータバッグを対応の組の3個 のレシーバ接続バッグの対応のものにそれぞれ連通させ、2組のレシーバ接続バ ッグ(176〜181)を3個の独立した対としてのバッグ対(176−181 ,177−180,178−179)に接続し、各接続バッグ対は、一方の組の レシーバ接続バッグとアイソレータバッグ(182〜187)を介して連通する 他方の組のレシーバ接続バッグを有し、アイソレータバッグ(182〜187) は接続チューブ(188,190,192)により互いに接続し、この接続チュ ーブ(188,190,192)には経路切換マニピュレータ(148)の3個 の位置決めトランスミッタバッグ(145〜147)の対応のものに接続したチ ューブ(189,191,193)に接続し、またコネクタ本体の他方のパネル (173)には2組の窪み列を設け、各組の窪み列として、2個の被制御部材の うちの一方に制御圧力を伝達するための3個のトランスミッタ接続バッグ(19 4〜196および197〜199)を収容し、各トランスミッタ接続バッグは接 続チューブ(194a〜199a)により対応の被制御部材の3個の位置決めレ シーババッグ(130〜132および133〜135)のうちの対応のものに接 続するようにした少なくとも3個の窪みと、 伝達チューブ(206,207)により経路切換マニピュレータ(148)の2 個の密閉トランスミッタバッグ(153,154)の対応のものに接続した少な くとも1個の変形可能な密閉レシーババッグ(200−201−202,203 −204−205)を収容する少なくとも1個の窪みとを設け、2個のパネル( 172,173)を折り返し、互いに結着したとき被制御部材に対応する3個の レシーバ接続バッグ(176〜173,179〜181)の各々が同じ被制御部 材に対応する3個のトランスミッタ接続バッグ(194〜196,197〜19 9)の対応のものに圧力伝達関係となり、また同じ被制御部材に対応する3個の トランスミッタ接続バッグに関連する密閉レシーババッグ(200〜202,2 03〜205)が同じ被制御部材に対応する3個のレシーバ接続バッグに連通す る3個のアイソレータバッグ(182〜184,185〜187)に圧力伝達関 係となる構成配置とした装置。 22.コネクタ本体(171)の2個のパネルの少なくとも一方のパネルを2個 の部分(173a,173b)により構成し、これら部分(173a,173b )を互いに独立的に他方のパネル(172)から取外すことができるようにし、 各部分に対応のパネル(173)の2組の窪み列のうちの一方の組の窪み列を設 けた請求項21記載の装置。 23.少なとも1個の被制御部材(211)を支持部(213,210)にボー ル継手関節連結により保持し、一方では、互いに補完し合う形状であり前記関節 連結手段と同じ中心を有しまたロック圧力により互いに押し合わされる球形ドー ム状の少なくとも2個の軸受面(224,225)が互いに摩擦掛合することに より被制御部材(211)の支持部(213,210)に対する位置をロックし 、また他方では、前記被制御部材(211)と支持部(213,210)との間 に介在させた位置決めレシーバ(214)の可変容積室(215)のうちの少な くとも1個の容積が増加することにより支持部(213,210)に対する被制 御部材(211)の向きを変更することができる構成とした請求項1乃至22の うちのいずれか一項に記載の装置において、可変容積室型の解離トランスミッタ を有する少なくとも1個の液圧回路を追加して設け、前記解離トランスミッタは ユーザの手の届く範囲に配置して接続チューブ(228a)により支持部(21 3,210)に取付けた可変容積室(228)の型式の少なくとも1個の解離レ シーバに接続し、解離トランスミッタの前記可変容積室の容積を減少させること により解離レシーバの可変容積室(228)の容積を増加させ、前記ロック圧力 に対抗する圧力を生じて前記摩擦軸受面(224,225)を互いに引き離す構 成とした装置。 24.前記解離トランスミッタおよび解離レシーバの可変容積室の各々は、少な くとも1個の変形可能な可撓壁バッグ(228)を有するものとし、解離トラン スミッタとしてはこのバッグを手動操作制御部材に直接取付け、また解離レシー バとしてはこのバッグを対応の支持部(210)に設けた少なくとも1個の窪み に保持し、前記ロック圧力は前記摩擦軸受面(224,225)に弾性的に(2 23)加わる構成とした請求項23記載の装置。 25.前記ボール継手関節連結手段は、半球形のボール(219)を有するもの として構成し、このボール(219)を一方では被制御部材(211)に連結し たプレート(212)に形成した半球形のソケット(220)に掛合させ、他方 では支持部(213,210)にボールを連結する連結部材(221)に固着し 、この連結部材はソケット(220)の底部に貫通させ、また一方では支持部( 213)に圧着し、他方では連結部材(221)に圧着する弾性部材(213) により負荷を与え、ロック圧力を生ずるようにした請求項23または24記載の 装置において、前記解離レシーバの可変容積室を支持部(210)に設けた窪み に配置した変形可能バッグ(228)とし、解離トランスミッタの可変容積室の 容積を減少することにより解離レシーバ(228)の変形可能バッグが膨張する とき前記弾性部材(223)の作用に抗する作用が前記連結部材(211)に加 わる構成とした装置。 26.前記ボール継手関節連結手段の球形ドーム状の摩擦軸受面(234,23 5)は、被制御部材(231)に接続したプレート(232)に形成した凸状軸 受面(234)を設け、凸状軸受面を包囲しかつ支持部(230)に固着したベ ース(233)により支持した凹面状軸受面(235)に前記凸状軸受面(23 4)を掛合させた請求項23または24に記載の装置において、凹面状軸受面( 235)を周縁スカート(236)に形成し、このスカート(236)は半径方 向溝孔により順次に配列したパネルに分割し、また前記スカート(236)によ りペースに形成した環状溝を包囲し、この環状溝に解離レシーバの可変容積室を 収容し、この可変容積室は可撓壁を有しかつほぼ円環体の形状を有する変形可能 バッグにより構成し、解離トランスミッタからの解離指令に応答して前記円環体 のバッグを膨張させることによりスカート(236)のパネルを凸状軸受面(2 34)に対してスカートを形成する材料の弾性復帰特性に抗して半径方向外方に 拡開させ、凸状軸受面(234)をスカートの凹面状軸受面(235)によるロ ック状態から少なくとも部分的に解放し、位置決めレシーバの作用により双方の 軸受面の相対移動を可能にする構成とした装置。 27.前記ボール継手関節連結手段の球形ドーム状摩擦軸受面(248,247 )は被制御部材(241)に接続したプレート(243)に形成した凸状軸受面 (247)を有し、この凸状軸受面(247)を包囲しかつ支持部(240)に 形成した凹面状軸受面に凸状軸受面を掛合させた請求項23または24記載の装 置において、凸状軸受面(247)をプレート(243)の側面に形成し、この プレート(243)の被制御部材側とは反対側の底部(244)に半球形ボス( 245)を設け、このボス(245)を支持部(240)に向けて突出し、この ボス(245)の半径を凸状軸受面(247)の半径よりも小さくし、凸状軸受 面に同心状の半球形のボールをなすようにし、かつこのボス(245)を支持部 (240)のボウル(246)に掛合させ、複数個のフィンガ(248)により 凸状軸受面(247)に加わる圧縮力によって半球形ボールをボウル内で回転自 在に所定位置に保持し、各フィンガは支持部(240)に固着し、また凸状軸受 面(247)を包囲し、各フィンガが断続的に凹面状軸受面の一部を形成し、各 フィンガ(248)を支持部(240)に連結する領域(249)でプレート( 243)に向う側面に周方向に延在する窪みを形成し、この窪みに一連のソーセ ージ状の膨張可能なバッグ(250)の少なくとも1個を収容し、各バッグは小 さい内部容積のチューブ(251)により直列に接続して解離レシーバの可変容 積室を形成し、対応のトランスミッタから受ける解離指令に応答してソーセージ 状のバッグの膨張によりフィンガの固有弾性復帰作用に抗して半径方向に拡開さ せ、凸状軸受面(247)を解放し、位置決めレシーバの作用により支持部(2 40)における半球形のボール(245)によってプレート(243)を回転さ せる構成とした装置。
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