JPH0138494Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0138494Y2 JPH0138494Y2 JP964383U JP964383U JPH0138494Y2 JP H0138494 Y2 JPH0138494 Y2 JP H0138494Y2 JP 964383 U JP964383 U JP 964383U JP 964383 U JP964383 U JP 964383U JP H0138494 Y2 JPH0138494 Y2 JP H0138494Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- flow rate
- fluid
- rate detection
- thermal mass
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 14
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 13
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 3
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Measuring Volume Flow (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
第1図のように流体(主として気体)が流れる
パイプ1の流量検出部1aを流体の温度より高い
温度に加熱し、流れ方向に沿つて一定の距離はな
れた2点A,Bの温度を温度センサー3,4で測
定すると、A,Bの温度差ΔTとパイプ内を流れ
る流体の質量流量Fmとの間には一定の関係が成
立する。
パイプ1の流量検出部1aを流体の温度より高い
温度に加熱し、流れ方向に沿つて一定の距離はな
れた2点A,Bの温度を温度センサー3,4で測
定すると、A,Bの温度差ΔTとパイプ内を流れ
る流体の質量流量Fmとの間には一定の関係が成
立する。
この原理を用いた流量計は熱式質量流量計と呼
ばれ、各種のものが実用に供せられている。
ばれ、各種のものが実用に供せられている。
この種の流量計を構造上大きく分けると、つぎ
の2種に分けることができる。
の2種に分けることができる。
第1の形式は前記第1図のもののように、主パ
イプ1に直接加熱ヒーター2および温度差検出器
5を設け、主パイプの流量を直接検出する方式で
ある。
イプ1に直接加熱ヒーター2および温度差検出器
5を設け、主パイプの流量を直接検出する方式で
ある。
第2の形式は第2図のように主パイプ1にある
種の絞り部8を設け、絞りの前後に入口、出口を
もつ流量検出パイプたるバイパス管7を設け、バ
イパス管に上記の加熱ヒーター2および温度差検
出器5を設けて、バイパス管路の流量を検出する
方式である。
種の絞り部8を設け、絞りの前後に入口、出口を
もつ流量検出パイプたるバイパス管7を設け、バ
イパス管に上記の加熱ヒーター2および温度差検
出器5を設けて、バイパス管路の流量を検出する
方式である。
第2の方法は管径をきわめて小さくすることが
できるため、パイプから流体への熱伝導が行なわ
れやすく、流量の変化に対する温度差の変化が大
きく、検出感度、測定精度の点で優れている。
できるため、パイプから流体への熱伝導が行なわ
れやすく、流量の変化に対する温度差の変化が大
きく、検出感度、測定精度の点で優れている。
しかし、全体の流量とバイパス管を流れる流量
との間に常に比例関係が成立するような絞り部を
設ける必要があり、この比例関係に誤差が生じる
と測定値にも誤差が生じること、また絞り部によ
つて圧力損失が生じること、バイパス管が詰まり
やすいことなどの欠点がある。
との間に常に比例関係が成立するような絞り部を
設ける必要があり、この比例関係に誤差が生じる
と測定値にも誤差が生じること、また絞り部によ
つて圧力損失が生じること、バイパス管が詰まり
やすいことなどの欠点がある。
これに対し、第1の方式は流量検出部1aが詰
まるおそれがなく、また絞り部がないため圧力損
失が少ないなど、第2の方式にくらべてすぐれて
いるが、流量検出部1aの径が大なるため、パイ
プの熱は流体の中心部までは伝達されにくく、流
体との熱交換量が少ない。したがつて、2点間の
温度差が小で、それだけ鈍感な流量計となり、精
度的に一段劣るという欠点がある。
まるおそれがなく、また絞り部がないため圧力損
失が少ないなど、第2の方式にくらべてすぐれて
いるが、流量検出部1aの径が大なるため、パイ
プの熱は流体の中心部までは伝達されにくく、流
体との熱交換量が少ない。したがつて、2点間の
温度差が小で、それだけ鈍感な流量計となり、精
度的に一段劣るという欠点がある。
本考案は、前記2方式のものの欠点が除去さ
れ、加熱パイプと中の流体との熱交換量が大で、
パイプにおける2点の温度差が従来のものより大
となり、したがつて鋭敏にして精度の高い熱式質
量計を提供できるようにした。
れ、加熱パイプと中の流体との熱交換量が大で、
パイプにおける2点の温度差が従来のものより大
となり、したがつて鋭敏にして精度の高い熱式質
量計を提供できるようにした。
しかして本考案の特徴とするところは、熱式質
量流量計において、前記流量検出パイプ、すなわ
ち第1図のものではパイプ1aを、第2図のもの
ではバイパス管7をして、それぞれ内向突出部を
形成せしめたものとしたり、あるいは偏平形状の
ものに形成することにより、パイプ内壁面と流体
との実質的接触面積を大ならしめうるようにした
ことにある。
量流量計において、前記流量検出パイプ、すなわ
ち第1図のものではパイプ1aを、第2図のもの
ではバイパス管7をして、それぞれ内向突出部を
形成せしめたものとしたり、あるいは偏平形状の
ものに形成することにより、パイプ内壁面と流体
との実質的接触面積を大ならしめうるようにした
ことにある。
すなわち、第3図は前記パイプの第1実施例を
示し、パイプ内壁に内向突出部6を設けたのが特
徴である。第4図は前記パイプの第2実施例を示
し、パイプ内に、経緯方向の突出部6にて格子部
を設けてある。第5図は前記パイプ1の第3実施
例を示し、パイプ断面を花弁状に形成してあり、
内向花弁部6が突出部に相当する。第5図は前記
パイプの第4実施例で、パイプ断面を長円形にし
てある。
示し、パイプ内壁に内向突出部6を設けたのが特
徴である。第4図は前記パイプの第2実施例を示
し、パイプ内に、経緯方向の突出部6にて格子部
を設けてある。第5図は前記パイプ1の第3実施
例を示し、パイプ断面を花弁状に形成してあり、
内向花弁部6が突出部に相当する。第5図は前記
パイプの第4実施例で、パイプ断面を長円形にし
てある。
本考案の熱式質量流量計は上述した構造のもの
で、流量検出パイプの内壁面と流体との接触面積
が大となつているので、検出パイプは流体との熱
交換能力が大となつており、ために、パイプ内を
通る流体はヒーターにて充分に加熱され、加熱前
と加熱後の2点A,Bの温度差が大となつてい
る。
で、流量検出パイプの内壁面と流体との接触面積
が大となつているので、検出パイプは流体との熱
交換能力が大となつており、ために、パイプ内を
通る流体はヒーターにて充分に加熱され、加熱前
と加熱後の2点A,Bの温度差が大となつてい
る。
したがつて、本考案によれば、2点間の温度差
を大ならしめ得て、それだけ鋭敏にして信頼度の
高い熱式質量流量計を提供できるのである。
を大ならしめ得て、それだけ鋭敏にして信頼度の
高い熱式質量流量計を提供できるのである。
第1図及び第2図は、本考案に係る熱式質量流
量計の概略図である。第3図乃至第5図は流量検
出パイプの端面形状の各実施例を示す図である。 図中、1……パイプ、2……ヒーター、3,4
……温度センサー、5……温度差検出部、6……
突出部、7……バイパス管、8……絞り。
量計の概略図である。第3図乃至第5図は流量検
出パイプの端面形状の各実施例を示す図である。 図中、1……パイプ、2……ヒーター、3,4
……温度センサー、5……温度差検出部、6……
突出部、7……バイパス管、8……絞り。
Claims (1)
- ヒーターを備えていて、このヒーターを挟む2
点に温度センサーが配されている流量検出パイプ
内を流体が流れ、かつ前記2点の各温度の差を検
出して流体の質量流量を測定する熱式質量流量計
において、前記流量検出パイプをして、内向突出
部を形成せしめたものとしたり偏平形状のものに
形成することにより、流量検出パイプ内壁面と流
体との実質的接触面積を大ならしめるようにした
熱式質量流量計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP964383U JPS59115314U (ja) | 1983-01-25 | 1983-01-25 | 熱式質量流量計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP964383U JPS59115314U (ja) | 1983-01-25 | 1983-01-25 | 熱式質量流量計 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59115314U JPS59115314U (ja) | 1984-08-03 |
JPH0138494Y2 true JPH0138494Y2 (ja) | 1989-11-17 |
Family
ID=30141099
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP964383U Granted JPS59115314U (ja) | 1983-01-25 | 1983-01-25 | 熱式質量流量計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59115314U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015500490A (ja) * | 2011-12-12 | 2015-01-05 | カールスルーアー・インスティトゥート・フュア・テヒノロギーKarlsruher Institut fuer Technologie | 流体の質量流量を測定する装置および方法 |
-
1983
- 1983-01-25 JP JP964383U patent/JPS59115314U/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015500490A (ja) * | 2011-12-12 | 2015-01-05 | カールスルーアー・インスティトゥート・フュア・テヒノロギーKarlsruher Institut fuer Technologie | 流体の質量流量を測定する装置および方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59115314U (ja) | 1984-08-03 |
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