JPH0133338Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は底面から印字用紙を供給する形式の卓
上形プリンタ装置を設定する設置台に関する。

〔考案の技術的背景との問題点〕

卓上形プリンタ装置はオフイスコンピユータや
ワードプロセツサその他各種分散処理システムの
ハードコピー出力用に非常に多く使用されている
が、それらを用紙の供給方式によつて分類する
と、単票方式と連続用紙方式とに分類され、後者
はさらにプリンタ装置の背面から用紙が挿入され
る背面給紙方式と、プリンタ装置の印字部の直下
から用紙が供給される底面給紙方式とに分けられ
る。この底面給紙方式は背面給紙方式が用紙装着
時にオペレータが背面にまわらなければならない
のに対し正面から用紙を装着できる利点がある。
第１図、第２図は底面給紙方式プリンタ装置の２
例を示したものであり各図のＡ図は正面図、Ｂ図
は右側面図である。第１図においては、用紙１を
テーブル２の下からプリンタ装置３の底面へ挿入
するに際し、何も補助的役割をするものが無くオ
ペレータは低い姿勢で卓の下から上方をのぞき乍
ら用紙を挿入しなければならず、更に印字部上方
まで用紙を挿入した状態で用紙を片手で落ちない
ように支えつつ、体を起こしてもう一方の手でプ
リンタ装置上方から用紙を取上げるという極めて
やりづらい作業が必要であるといつた欠点があつ
た。また第２図においては、テーブル２の下部に
チエンスプロケツト方式の用紙送り機構４が設け
てあり、その機構に用紙をセツトすればスイツチ
操作によりモータ駆動でプリンタ装置の印字部上
方まで用紙を送り込むことができる。しかし乍ら
用紙送り機構４がプリンタ装置印字部の直下でし
かも垂直に配置されているため、オペレータはや
はり卓の不に低い姿勢でかがみ込むようにして作
業しなければならない。また、チエンスプロケツ
ト方式の紙送り機構では用紙の両端に紙送り用の
穴が必要であり、穴のない摩擦送り用紙は使え
ず、また用紙の幅に変化のある場合は紙送り機構
を左右に移動させて用紙の穴と合せる作業が必要
であり、機構が複雑で高価である。といつた種々
の欠点を有していた。

〔考案の目的〕

本考案は以上のような欠点を生じない底面給紙
形プリンタ装置のための設置台を提供することを
目的とする。

〔考案の概要〕

本考案では、プリンタ装置を載置するテーブル
を支持するサイドフレーム又は脚に、その中間高
さ位置に前面がほぼテーブルとほぼ揃う位置まで
突出させたセンターテーブル（中間支持板）を取
付け、これに用紙を沿わせて移動させるペーパー
ガイドを設け、用紙箱から引き出した用紙を装置
の前面で自由な姿勢で給紙できるようにしたもの
である。

〔考案の実施例〕

第３図、第４図は本考案の一実施例を示し、第
３図は正面図、第４図は右側面図である。これら
の図において、１１はプリンタ装置、１２はプリ
ンタ装置設置台、１３はプリンタ装置を載置する
テーブル、１４は用紙箱、１５は前面に用紙の辷
りよい丸みをもち前面より奥に向つて上向きに傾
斜した面を有するペーパーガイド、１６はテーブ
ル１３の下方に位置し設置台１２の脚１２ａに取
付けられ前面まで突出しペーパーガイド１５を固
定するセンターテーブル、１７はペーパーガイド
１５から受け取つた用紙の縦送りガイド、１８は
プリンタ内用紙ガイド、１９は印字ヘツド、２０
は用紙、２１はプラテン、２２は紙送り用トラク
タである。

なお、図示のように、センターテーブル１６は
テーブル１３と用紙箱１４との間にあつて、その
前縁はテーブル１３の前縁近傍まで突出させてい
る。また、縦送りガイド１７も、プリンタ装置内
用紙ガイド１８へ用紙２０を送り込むためにペー
パガイド上端部からプリンタ内用紙ガイド１８に
向け縦方向に向け設けられる。

次に給紙操作を説明する。オペレータは用紙箱
１４から用紙２０を取り出して引き上げ乍らペー
パーガイド１５面上をすべらせて用紙２０の先端
を縦送りガイド１７入口に挿入して順次用紙２０
を送り込む、そのときオペレータはペーパーガイ
ド１５上の用紙２０を手の平で上方に押し上げる
だけで用紙はプリンタ内用紙ガイド１８を通過
し、プラテン２１の上部まで押し出される。その
用紙はプリンタ内用紙ガイド１８及びプラテン２
１部の摩擦抵抗によりそのまま静止可能な状態に
なる。ここでオペレータはその用紙先端部を紙送
り用トラクタ２２に装着するだけで用紙セツトを
終了する。

〔考案の効果〕

本考案は以上のようになるものであつて、）
オペレータは用紙をトラクタに装着する前にテー
ブルの下にもぐり込んだり、用紙が床面にすべり
落ちたりしないように無理な姿勢でその用紙を抑
えたりというような厄介な作業をする必要がなく
手前で操作性よく容易に用紙の初期セツトができ
る。）用紙の幅による調整等が不要である。
機構が簡単で安価である。等の効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図Ａ，Ｂ及び第２図Ａ，Ｂは従来装置を示
す図、第３図は本考案の一実施例を示す正面図、
第４図は第３図の側面図である。 １２：プリンタ装置設置台、１２ａ：脚、１
３：テーブル、１５：ペーパーガイド、１６：セ
ンターテーブル、１７：縦送りガイド、１８：プ
リンタ内用紙ガイド。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. プリンタ装置を載置するテーブルと、このテー
   ブルとテーブルの下に設けられる用紙箱との間に
   あつてこのテーブルを支える脚に取付けられかつ
   テーブル前縁近傍まで突出させたセンターテーブ
   ルと、前面に用紙の辷りよい丸みを有し前面より
   奥に向かつて上向きの傾斜を有し前記センターテ
   ーブル前縁で取り付けられたペーパーガイドと、
   このペーパーガイド上を送り出された用紙を受け
   てプリンタ装置内用紙ガイドへ用紙を送り込むた
   めにペーパーガイド上端部からプリンタ内用紙ガ
   イドに向け縦方向に設けた縦送りガイドとを具備
   したことを特徴とする底面給紙形プリンタ装置設
   置台。