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JPH01297438A - タイヤ用ゴム組成物 - Google Patents

タイヤ用ゴム組成物

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Publication number
JPH01297438A
JPH01297438A JP12585188A JP12585188A JPH01297438A JP H01297438 A JPH01297438 A JP H01297438A JP 12585188 A JP12585188 A JP 12585188A JP 12585188 A JP12585188 A JP 12585188A JP H01297438 A JPH01297438 A JP H01297438A
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JP
Japan
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rubber
polybutadiene
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amount
trans
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Granted
Application number
JP12585188A
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English (en)
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JP2589142B2 (ja
Inventor
Akira Saito
章 斉藤
Yuichi Kitagawa
裕一 北川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP12585188A priority Critical patent/JP2589142B2/ja
Publication of JPH01297438A publication Critical patent/JPH01297438A/ja
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Publication of JP2589142B2 publication Critical patent/JP2589142B2/ja
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は優れた加工性能と改良された物性を有するタイ
ヤ用ゴム組成物に関する。更に詳しくは、本発明は改良
されたブタジェン系複合重合体と天然ゴム系ポリマーと
を原料ゴムとして用いるとともに、特定のカーボンブラ
ックを用いた加工性が良好でかつ強度、耐摩耗性が優れ
たタイヤ用ゴム組成物に関プるものである。このゴム組
成物はトラック、バス等の大型タイヤのトレッド組成物
をはじめとして、各種タイヤに好適に用いられる組成物
でおる。
[従来の技術] 従来より、自動車タイヤのトレッド用ゴム組成物として
は、天然ゴムやスチレン−ブタジェン共重合体ゴム、ポ
リブタジエンなどの合成ゴムがそのタイヤの使用用途に
応じて単独、または適当にブレンドして使用されている
最近、自動車による物資の輸送が盛んになり、大型トラ
ックによって、大量、高速、長距離の輸送が多くなると
、これら大型車輌に使用されるタイヤのトレッドに対し
て、これまでに求められていた耐久性、耐発熱性等に加
えて、耐摩耗性が良いことが要求されるようになってき
た。
これに対し、従来、大型タイヤのトレッド用には、ゴム
として、天然ゴムまたは天然ゴムとポリブタジエンゴム
とのブレンドを用い、耐摩耗性を良好にするため、補強
性の高いカーボンブラックを使用するのが一般的であっ
た。
しかし、天然ゴム単独で使用する場合は強度、耐発熱性
は良好であるものの、耐摩耗性に問題があり、一方、天
然ゴムとポリブタジエンゴム、特にポリブタジエンゴム
として、高シスポリブタジエンゴムを使用した場合には
、耐摩耗性の改善は多少あるものの、耐カット、チッピ
ング性に問題があった。
これらの、大型タイヤのトレッド用ゴム組成物の耐摩耗
性、耐チップカット性の両方の改良を目的として、特開
昭61−143453号公報には、原料ゴムとしてトラ
ンス−1,4結合量が70%以上のポリブタジエンゴム
及び天然ゴム等のゴムを用い、更に特定のカーボンブラ
ックを使用したゴム組成物が提案されている。しかし、
トランス−1,4結合が高いポリブタジエンゴムは、加
工性のよい天然ゴムとブレンドしても混線や成形工程に
おける加工性が十分でなく、加工性を良くしようとして
、分子量を小さくすると、耐発熱性が劣るようになる等
の問題点があった。
また、高トランスポリブタジエンを改良するものとして
、特開昭61−238845号公報には、高トランスS
BRと高ビニルSBRとからなるブロック共重合体が提
案され、このブロック共重合体を含有する加硫ゴム組成
物も提案されているが、高トランスSBRはスチレンの
共重合でガラス転位温度が高めで、かつ結晶融点も室温
以下のような低いか、または存在せず、高トランス部分
が有する耐摩耗性や強度の改良効果の発現が不十分であ
った。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、前述した従来の方法では解決できなかった、
耐発熱性や制動特性といったタイヤの基本性能を保持し
つつ、改良された耐摩耗性、耐カット性を有し、更に良
好な成形加工性を有するタイヤ用ゴム組成物をもたらそ
うとするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは上記課題を解決すべくゴム組成物に使用す
るポリマーについて鋭意検討を行った結果、特定の構造
のポリマーからなる複合重合体を使用することによって
目的が達成できることを見出し本発明を完成した。
すなわら、本発明は 下記(I>、(n)及び(III)成分を有するタイヤ
用ゴム組成物を提供するものである。
<I>成分: 下記(A)成分、(B)成分及び(C)成分からなり、
それらの合計量が100重量部である原料ゴム成分。
(A)成分: 樹脂状トランスポリブタジエンブロックとゴム状ポリブ
タジエンブロックとを有するブロック共重合体(A−1
)、及び ゴム状ポリブタジエン(A−2)を主体とするポリブタ
ジエン系複合重合体であって、ブロック共重合体(A−
1)中の樹脂状トランスポリブタジエンの結晶融点が3
0〜130℃トランス結合量が80%以上、重量平均分
子量が2万〜20万であり、ゴム状ポリブタジエンブロ
・ツクのガラス転移温度が一70℃以下、トランス結合
量が40〜60%、重量平均分子量が4万〜40万であ
り、ゴム状ポリブタジエン(A −2)のガラス転位温
度が一70℃以下、トランス結合量が40〜60%、重
量平均分子量が4万〜40万であり、複合重合体全体の
トランス結合量が55〜80%、ムーニー粘度(ML 
  、  100℃)が25〜150で1+4 あるポリブタジエン系複合重合体10〜70重量%。
(B)成分: 天然ゴム又はシス結合量が90%以上のポリイソプレン
ゴム20〜90重量%。
(C)成分ニ ガラス転位温度が−110〜−30℃であるポリブタジ
エンゴム又はスチレン−ブタジェン共重合体ゴムO〜3
0重1%。
(II)成分; ヨウ素吸着量が90〜140ffig/g、DBP吸油
量がiio〜140 d/100 gである補強性カー
ボンブラックを(I>成分100重量部に対し35〜8
0重量部。
(m)成分: 加硫剤を(I)成分100重量部に対し0.5〜3.0
重間部。
以下、本発明について詳しく説明する。
本発明のゴム組成物の原料ゴム成分は、(A>成分: ポリブタジエン系複合重合体10〜10重量%、(B)
成分: 天然ゴムまたはシス結合量90%以上のポリイソプレン
ゴムが20〜90重足%、 (C)成分ニ ガラス転位温度が−110〜−30℃であるポリブタジ
エンゴムまたはスチレン−ブタジェン共重合体ゴムが0
〜30重量% からなる。
次に(A)成分のポリブタジエン系複合重合体に関して
説明する。
本発明のポリブタジエン系複合重合体は、樹脂状トラン
スポリブタジエンブロックおよびゴム状ポリブタジエン
ブロックとを有するブロック共重合体(A−1)とゴム
状ポリブタジエン(A −2)とを主体とするものであ
る。
ブロック共重合体(A−1)は、樹脂状トランスポリブ
タジエンブロックとゴム状ポリブタジエンブロックとか
らなり、樹脂状トランスポリブタジエンブロックは結晶
融点が30〜130℃、トランス結合量が80%以上、
重量平均分子量が2万〜20万の範囲であり、一方ゴム
状ポリブタジエンブロックはガラス転移温度が一70℃
以下、トランス結合量が40〜60%、重量平均分子量
が4万〜40万の範囲にある。
また、複合重合体を形成するゴム状ポリブタジエン(A
−2)は、ガラス転位温度が一70℃以下、トランス結
合量が40〜60%、重量平均分子量が4万〜40万の
範囲であり、ブロック共重合体中のゴム状ポリブタジエ
ンブロックと同一のポリマーでも、異なるポリマー構造
のものでも良い。
ブロック共重合体中の樹脂状トランスポリブタジエンブ
ロックの結晶融点が30℃より低いと、得られる組成物
の強度、耐摩耗性、耐カット性が劣り、一方結晶融点が
130℃を超えると、樹脂状トランスポリブタジエンブ
ロックの十分な架橋がされにくく、強度が低下し、耐発
熱性も悪くなる。
本発明においては、樹脂状トランスポリブタジエンブロ
ックの結晶融点は、好ましくは40〜120℃、更に好
ましくは50〜110℃の範囲である。
ブロック共重合体中の樹脂状トランスポリブタジエンブ
ロックのトランス結合量が80%より低いと、耐摩耗性
、強度、硬度が低下し好ましくない。
樹脂状トランスポリブタジエン部分のトランス結合量は
、82〜95%であることが更に好ましい。
ブロック共重合体中の樹脂状トランスポリブタジエンブ
ロックの重量平均分子量が2万より低いと、強度、耐摩
耗性、耐発熱性、反ばつ弾性が劣り、一方この重量平均
分子量が20万を超えると、複合重合体が硬くなり、混
練や成形等の加工性が悪化し複合重合体が有する本来の
性能を発揮しにくくなるため好ましくない。樹脂状トラ
ンスポリブタジエン部分の重量平均分子量は4万〜20
万であることが更に好ましい。
ブロック共重合体の樹脂状トランスポリブタジエンブロ
ックの分子量分布(型口平均分子n(Mw)と数平均分
子ffl(Mn)との比(Mw /Mn))は1.2〜
4の範囲が好ましく、1.2〜3の範囲が更に好ましい
つぎに、複合重合体を形成するブロック共重合体(A−
1)中のゴム状ポリブタジエンブロックおよびゴム状ポ
リブタジエン(A −2)はガラス転位温度が一70℃
以下であり、ガラス転位温度が一70℃を超えると耐摩
耗性が低下する。ガラス転位温度が一70℃以下のポリ
ブタジエンゴムはビニル結合が約35%以下のLi系ポ
リブタジエンゴムである。ガラス転位温度は、−100
〜−80℃が更に好ましい。
ブロック共重合体のゴム状ポリブタジエンブロックおよ
びゴム状ポリブタジエンのトランス結合量は40〜60
%の範囲であり、トランス結合量が40%より低いと強
度や耐摩耗性が劣り、一方トランス結合量が60%を超
えると、複合重合体の静的および動的なゴムらしさが失
われる。トランス結合量は45〜55%が更に好ましい
ブロック共重合体のゴム状ポリブタジエンブロックおよ
びゴム状ポリブタジエンの重量平均分子量は4万〜40
万の範囲であり、重量平均分子量が4万より低いと、耐
発熱性、反ばつ弾性、耐摩耗性、強度等の物性が劣り、
一方、重量平均分子量が40万を超えると、配合物の粘
度が増加し、ロール加工性や押出加工性が問題となり、
動的性能が良い特徴を発揮しにくくなる。この重量平均
分子量は、5万〜30万の範囲が更に好ましい。ゴム状
ポリブタジエンブロックおよびゴム状ポリブタジエンの
分子量分布(M w / M n)は1.2〜3.0の
範囲が好ましい。
ブロック共重合体(A−1)中のゴム状ポリブタジエン
ブロックと、ゴム状ポリブタジエン(A−2)とは、同
じ構造であっても良いし、前記の範囲内で異なる構造で
あっても良い。
本発明においては、複合重合体中には樹脂状トランスポ
リブタジエンのホモポリマーは含まれないか、または樹
脂状トランスポリブタジエンのホモポリマーの結晶融点
が30〜130℃、トランス結合量が80%以上、重量
平均分子量が2万〜20万であって、その量がブロック
ポリマー(A−1)中の樹脂状トランスポリブタジエン
ブロックの量とこの樹脂状トランスポリブタジエンホモ
ポリマーの量との合計量に対して30重量%以下である
ことが好ましい。
樹脂状トランスポリブタジエン部分(ブロック共重合体
中の樹脂状トランスポリブタジエンブロックと樹脂状ト
ランスポリブタジエンホモポリマーとの両方の合計量)
は、ブロック共重合体(A−1)に多く含まれることが
組成物の耐摩耗性、耐発熱性の面から好ましく、樹脂状
トランスポリブタジエンホモポリマーとしての量は、樹
脂状トランスポリブタジエン部分の量の20%以下であ
ることが更に好ましい。
また、樹脂状トランスポリブタジエン部分の量は複合重
合体の量の3〜70重回%である。樹脂状トランスポリ
ブタジエン部分の母が3%より少ないと、加工性、強度
、耐摩耗性の改良効果が少なく、この二が70%を超え
ると、反ばつ弾性、耐発熱性が悪化しする。樹脂状トラ
ンスポリブタジエン部分の量は複合重合体の量の5〜6
0重量%であることが好ましい。
本発明においては、複合重合体を形成するブロック共重
合体(A−1)の量は、複合重合体の量の少なくとも5
重量%であることが好ましい。
この量が5%より少ないと、加工性と耐摩耗性のバラン
スが悪化するので好ましくない。ブロック共重合体の量
は、複合重合体の量の少なくとも10重合%であること
が更に好ましい。
本発明において、複合重合体を形成するホモポリマーの
ゴム状ポリブタジエンの舟は、0〜90重n%の範囲が
好ましく、0〜80%の範囲が更に好ましい。
本発明の複合重合体全体のトランス結合量は、55〜8
0%の範囲である。このトランス結合口が55%より少
ないと、組成物の強度、耐摩耗性が十分ではなく、トラ
ンス結合量が80%を超えると、組成物の耐発熱性、低
温特性が悪化する。このトランス結合量は、60〜75
%の範囲が特に好ましい。
更に、本発明の複合重合体のムーニー粘度(ML   
、  100℃)は、25〜150の範囲である。
1+4 ムーニー粘度が25より低いと、組成物の耐発熱性、耐
摩耗性、強度が劣り、ムーニー粘度が150を超えると
、組成物のロール加工性、押出加工性が悪化する。複合
重合性のムーニー粘度が70以上の場合、ゴム用伸展油
を複合重合体100部あたり5〜50部加えることによ
って、ムーニー粘度を加工しやすい範囲に調節すること
も可能である。
本発明の複合重合体の重量平均分子量は、4万〜40万
の範囲が好ましい。
本発明の複合重合体の分子量分布(Mv/Mn)は、1
.2〜5が好ましく、1.2〜3が更に好ましい。
本発明のポリブタジエン系複合重合体は、(a)ブタジ
ェン単量体と不活性溶剤からなる単量体溶液を調合する
工程、 (b)希土類元素化合物と有機マグネシウム化合物より
なる触媒にて0〜150℃の温度下にブタジェンを80
%以上のトランス結合に重合する工程、(e)引き続き
、上記触媒に更に有機リチウム化合物を加え、30〜2
00°Cの温度下にブタジェンを60%以下のトランス
結合に重合する工程、(d)得られた複合重合体より不
活性溶剤を除去する工程、 を基本的工程とする製造方法によって製造される。
製造方法は、回分重合法であっても、連続重合法であっ
てもよい。
(a)の工程は、ブタジェン単量体と不活性溶剤からな
る単量体溶剤を調合する工程である。この工程において
用いる不活性溶剤としては、用いる触媒を失活させるも
のでなければ特に制限されないが、使用される溶剤とし
てn−ペンタン、n−ヘキサン、n−へブタン、シクロ
ヘキサン等の脂肪族または脂環族炭化水素、ベンゼン、
トルエン等の芳香族炭化水素が好ましく、これらは2種
以上の混合物であっても、あるいは少足の不純物を含む
ものであってもよい。ブタジェンは溶剤中で1〜50重
世%、好ましくは5〜30%の濃度で調合される。ブタ
ジェンは、その中に、少足のプロパジエン、1.2−ブ
タジェン等のアレン類を含むものであってもよい。
(b)の工程は、希土類元素化合物と有機マグネシウム
化合物よりなる触媒にて0〜150°Cの温度下にブタ
ジェンを80%以上トランス結合に重合する工程である
。この工程で用いる、触媒の主成分である希土類元素化
合物としては、希土類元素としてランタン、セリウム、
プラセオジム、ネオジム、サマリウム等の元素番号57
〜71の元素を含む化合物であり、好ましい元素として
はランタン、セリウム、ネオジムが挙げられ、それらの
有機酸塩が好適な化合物として用いられる。有機酸とし
ては、アルコール、チオアルコール、フェノール、チオ
フェノール、カルボン酸、チオカルボン酸、アルキルア
リルスルホン酸、硫酸のモノアルコールエステル、リン
酸化合物等がある。(b)の工程のもう一つの触媒成分
は、有機マグネシウム化合物であり、その例としては、
ジエチルマグネシウム、ジ−n−プロピルマグネシウム
、ジイソプロピルマグネシウム、ジ−n−ブチルマグネ
シウム等が好ましい。これらの二つの成分の触媒は、希
土類元素化合物/有機マグネシウム化合物の比で、11
0.1〜1150の範囲で用いられる。
更に、この工程においては、有機マグネシウム化合物の
活性を高めるために、有機リチウム化合物や有機アルミ
ニウム化合物を共存させることも可能でおる。有機リチ
ウム化合物の例としては、n−プロピルリチウム、イソ
プロピルリチウム、n−ブチルリチウム、5ec−ブチ
ルリチウム、tert−ブチルリチウムなどが好ましい
ものとして必げられ、これら有機リチウム化合物の使用
量によって、この工程で得られるポリブタジエンのトラ
ンス結合量を変化させることが可能である。有機アルミ
ニウム化合物の例としては、[・リメチルアルミニウム
、トリエチルアミニウム、トリイソプロピルアルミニウ
ム、1〜リイソブヂルアルミニウム、ジエチルアルミニ
ウムハイドライドなどが好ましいものとしてあげられる
この工程において、重合反応は上記の触媒系を用いて、
0〜150°C,好ましくは30〜120’Cで実施さ
れ、その重合形式は回分法であっても連続法でおっても
よい。この工程では、得られる高トランス重合体の仝復
命重合体中における割合が、3〜70重橿%、好ましく
は5〜60川量%となるように重合を進行させて、次の (C)引き続き、上記触媒に更に有機リチウム化合物を
加え、30〜200℃の温度下にブタジェンを60%以
下のトランス結合に重合する工程に進める。
この工程で使用する、有機リチウム化合物としては、n
−プロピルリチウム、イソプロピルリチウム、n−ブチ
ルリチウム、5ee−ブチルリチウム、tert−ブチ
ルリチウムなどが好ましいものとしてあげられ、これら
有機リチウム化合物の使用量は、有機リチウム化合物中
のリチウム原子と有機マグネシウム化合物中のマグネシ
ウム原子との比であられして、Li/Mgモル比が2.
0以上、好ましくは2.5以上であり、特にこの工程に
おいて重合するポリブタジエンのトランス結合量が55
%以下になるようにするには、3,0以上、好ましくは
4.0ないし5.0以上である。
また、この工程で加える有機リチウム化合物と同様に触
媒に重合活性を高めるか、ないしは1.2−ビニル結合
量を高めトランス結合量を低いものとする目的でルイス
塩基を用いることができる。好適に用いられるルイス塩
基としては、エーテル類、チオエーテル類、三級アミン
類等があり、それらの例としては、ジメチルエーテル、
ジエチルエーテル、テトラハイドロフラン、アニソール
、モノグライム、ジグライム等のエーテル類、トリエチ
ルアミン、トリプロピルアミン、N、N、N’、N’−
テトラメチルエチレンジアミン、ジピペリジノエタン等
の三級アミン類、チオフェン、チオテトラハイドロフラ
ンなどのチオエーテルである。これらルイス塩基の好ま
しい使用量は、有機リチウム化合物1モルあたり0,0
1〜50モル程度である。
重合は前記の有機リチウム化合物を追添した触媒によっ
て30〜200℃、好ましくは50〜150℃の温度下
に行われる。この工程において(a)の工程で調合され
た単量体混液ないしは他の組成に調合された単量体混液
を重合系内へ導入してもよい。この場合、(b)の工程
で未反応であった残存単量体と、(C)の工程で導入さ
れる単量体の両方が(C)工程で重合される。(C)工
程は、ブタジェンを60%以下、好ましくは55%以下
のトランス結合を有するものに重合する工程であり、こ
の(C)工程で重合される相対的に低いトランス結合量
を有する部分の複合重合体における割合は30〜97%
になるように重合を進行させる。重合反応は所定の反応
率に達した後、公知の重合停止剤を反応系に加えて停止
させる。次いで、(d)の工程において、通常のゴム状
重合体の製造に用いられる脱溶剤および乾燥の方法によ
り、重合された複合重合体と溶剤とを分離する。
前記の製造方法において、複合重合体を構成する各成分
の分子量、分子数、ミクロ構造等は(b)および(C)
工程で使用する触媒の組成、攪比重合濡度、単♀体量等
によってコンI〜ロールすることが可能である。
また、(C)の工程においては、生成した重合体の活性
リチ「クム末端の反応性を利用して、公知のカップリン
グ反応技術や末端変性技術を適用して、分岐構)六の付
与、分子M分布の拡大、ポリマーと添Iノ[1剤との相
互作用の改良といったことも可能である。これらのカッ
プリング反応技術では、2官能以上の多官能性化合物が
使用され、それらの例としては、ジブチル2塩化スズ、
ジAクチル2塩化スズ、安息香酸メヂル、ブチル3塩化
スズ、ブチル3塩化ケイ素、4塩化スズ、4塩化ケイ素
、アジピン酸ジエチル、炭酸ジメチル、エポキシ化大豆
油、液状エポキシ化ポリブタジエン、エヂレンビストリ
クロルシラン、テトラグリシジルジアミノメヂルシクロ
ヘキザン、テ(へラグリシジルジアミノジフェニルメタ
ンなどがあげられる。
カップリング反応によって、得られる複合重合体は、コ
ールドフロー、グリーン強度、加工性等の改良が図られ
る。
また、末端変性技術としては、活性リチウム末端とトリ
アルキル塩化スズ、トリアリル塩化スズとの反応、分子
中に一〇−N<結合を有する化合I 物(式中Xは、酸素または硫黄原子を表す)、N、N−
ジアルキルアミノ芳香族アルデヒド化合物、N、N−ジ
アルキルアミノ芳香族ケトン化合物、イソシアナート化
合物、チオイソシアナート化合物、カルボジイミド化合
物などの活性化合物との反応が例としてあげられ、これ
らの反応性基の導入により、得られる複合重合体は加硫
ゴム組成物とした場合の反ばつ弾性、耐発熱性等の動的
性能が改善される。
以上に記載した原料ゴムの<A>成分である複合重合体
の量は原料ゴムの10〜70重量%である。
(A)成分の量が10%重旧未満では、加硫した組成物
の耐摩耗性、加工性の改良効果が十分でなく、70ii
%を超えると、耐発熱性、低温性能が劣る。
(A)成分の量は、原料ゴムの20〜60重量%の範囲
が好ましい。
つぎに、原料ゴム成分の(B)成分は、天然ゴムまたは
シス結合量が90%以上のポリイソプレンゴムである。
この原料ゴム成分は(A)成分とともに本発明にタイヤ
用ゴム組成物の主要成分であり、ゴム組成物の強度、耐
久性、耐発熱性を優れたものとするために不可欠な成分
である。
天然ゴムとしては、世界各国で生産されるクラムゴム、
シートゴムが使用される。シス含有量が90%以上のポ
リイソプレンゴムはZeigler −Natta系触
媒や、l−i系触媒によって重合された合成ゴムである
。これら(B)成分のゴムの母は、原料ゴムの20〜9
0重1%である。(B)成分が20重間%未満では、強
度、耐チップカット性、耐発熱性が十分でなく、90重
量%を超えると耐摩耗性が劣る。(B)成分の渚は原料
ゴムの30〜80重母%が更に好ましい。
更に、原料ゴム成分としては(C)成分として、ガラス
転移温度が−110〜−30’Cであるポリブタジエン
ゴムまたはスチレン−ブタジェン共重合体ゴムを0〜3
0重量%の範囲で使用することができる。(C)成分は
、ゴム組成物が前記(A)成分と(B)成分とだけを原
料ゴムとした場合に必ずしも十分でない性能、たとえば
、ウェットスキッド抵抗等をゴム組成物に付与するため
に使用される。(C)成分として使用されるゴムとして
は、高シスポリブタジエンゴム、低シスポリブタジエン
ゴム、高ビニルポリブタジエンゴム、乳化重合スヂレン
ーブタジエン共重合体ゴム、溶液重合低ビニルスチレン
−ブタジェン共重合体ゴム、溶液重合中ビニルスヂレン
ーブタジエン共重合体ゴム、溶液重合高ビニルスチレン
−ブタジェン共重合体ゴムなどが本発明のゴム組成物が
目的とする特長を損なわない範囲において使用される。
つぎに、本発明のゴム組成物においては、カーボンブラ
ックとして、ヨウ素吸着量が90〜140mg/’i、
DBP吸油量が110〜140rd/100gであるも
のを、原料ゴム100重量部に対して、35〜80重量
部配合置部。
カーボンブラックのヨウ素吸着量が90mFi/’;J
未渦では、十分な強度、耐摩耗性とならず、140In
FI/’jを超えると、耐発熱性、反ばつ弾性が悪化す
る。また、DBP吸油量が110m1/100g未満で
は、耐摩耗性、耐カット性が劣り、140d/100 
gを超えると、モジュラスが高くなりすぎ、また加工性
が悪化し好ましくない。カーボンブラックのヨウ素吸着
量は100〜135/Ffff/gの範囲が、DBP吸
油量はiio〜130 d/100 gの範囲が更に好
ましい。
また、カーボンブラックの量が、原料ゴム10重量部あ
たり35重量部未満では、強度、耐摩耗性、耐カット性
が劣り、80重量部を超えると耐発熱性、耐チッピング
性が低下する。カーボンブラックの間は原料ゴム100
千吊部あたり、400〜75部が更に好ましい。
つぎに、本発明のゴム組成物においては、加硫剤を0.
5〜3.0重層部配合する。
加硫剤としては、硫黄が代表的なものであって好んで使
用され、そのほかに、テトラメチルチウラム・ジスルフ
ィドヤモルホリン・ジスルフィド等の硫黄含有化合物、
オキシム類、パーオキサイド類が使用される。
更に本発明のゴム組成物においては、必要に応じて、ゴ
ム用伸展油、ゴム用薬品を配合する。ゴム用伸展油は、
配合物の加工性を改善し、また配合物の硬度の調節のた
めに使用され、アロマチック系、ナフテン系、パラフィ
ン系のものが代表的であり、その吊は原料ゴム100i
i部あたりO〜30重量部程置部おる。ゴム用薬品とし
ては、亜鉛華やステアリン酸等の加硫促進助剤、スルフ
ェンアミド系、チウラム系、チアゾール系、グアニジン
系等の加硫促進剤、アミン系、フェノール系等の老化防
止剤または酸化防止剤、紫外線吸収剤、粘着付与剤、可
塑剤、無機充填剤等が、各々の使用目的に応じて配合さ
れる。
本発明のゴム組成物は、前記の各成分を、ゴム用混練ロ
ール、インターナルミ主1ノー、押出機などのゴム用混
合装置によって配合混練したのら、常法によってタイヤ
として成型組立され、130〜200°Cの温度におい
て、加圧下において加硫され、使用に供される。
以上のようにして得た本発明の組成物は、既存の天然ゴ
ム/合成ゴムにカーボンブラックを配合した加硫ゴム組
成物に比較して以下に示す特徴を示す。
合成ゴムとして、通常のポリブタジエンゴム(高シスポ
リブタジエンまたは低シスポリブタジエン)を使用した
組成物に比較して、引張強度、耐摩耗性、加工性が良好
である。
又、合成ゴムとして、1〜ランス結合量が70%以上の
ポリブタジエンを使用した組成物に比較して、加工性が
良好であり、強度、耐カット性も良好である。
更に、合成ゴムとして、スチレン−ブタジェン共重合体
を使用した組成物に比較して、耐摩耗性、反撥弾性、耐
発熱性が良好でおる。
[実 施 例] 以下、実施例によって本発明の組成物の特徴を更に詳し
く説明する。
■、実施例で用いる本発明の重合体の調製以下の方法に
よって本発明のタイヤ用ゴム組成物に使用する複合重合
体(試料A)を得た。
内容積10gで、高さ対内径の比(L/D )が4でお
るステンレス鋼製の撹拌器およびジャケット付きの反応
器を2基直列に接続し、1基目の底部より、1,3−ブ
タジェンのn−へキリン溶液および触媒として、バーサ
チック酸ランタン、ジブチルマグネシウム、n−ブチル
リチウムを連続的に供給し、反応器内温を77°Cに保
持して重合反応を行なわせた。ブタジェンの溶液濃度は
18重品%とし、ブタジェンの供給速度は0.67 K
l/hrとした。触媒の供給量はブタジェン100gr
あたり、バーサチック酸ランタンは0.15mmol 
、ジブデルマグネシウムは0.80mm0I 、n−ブ
チルリチウムはo、 10mm0+とした。
1基目の反応器の重合反応が定常状態となって安定した
1隻1基目反応器の頭部出口より重合体溶液を1ノンブ
リングし、組合率を測定した結果69.4%であり、得
られた重合体のミクロ構造は、トランス結合87%、シ
ス結合7%、ビニル結合6%であり、DSCによって測
定したガラス転移温度は一86°C1結晶融点は」−8
5°C,GPCによる分子量はMW =11.7万、M
n = 5.1万、MW /Mn =2.3で、カーブ
の形状はなだらかな1山であった。
1基目から出た重合体溶液を2基目反応器底部に導入し
、更に2基目底部より追加の1,3−ブタジェンのn−
へキリン溶液およびn−ブチルリチウムを連続的に供給
した。2基目反応器に導入したブタジェン溶液の濃度は
18重4%、ブタジェンの供給速度は0.67 Ny/
hrとした。2基目反応器に導入したn〜プチルリブー
ウムの量は、2基目に供給したブタジェン100gあた
り、1 、60mmo lとした。2基目の反応器内温
を120’Cに保持して重合を行なわせた後、2基目頭
部より出た重合体溶液に安定剤として、2,4−ジーt
ert−ブチルーp−クレゾールを重合体100小量部
あたり0.6重唱部を連続して供給して混合し、次いで
この重合体溶液を熱水中に導入してスチームストリッピ
ングを行なって溶媒を除去した。得られたゴム状重合体
は熱ロールによって乾燥し、目的とする複合重合体く試
料A)を得た。
前記の2基目反応器の出口での反応率は、全供給上ツマ
−に対して99.8%であった。得られた重合体のミク
ロ構造は、トランス結合64%、シス結合26%、ビニ
ル結合10%で必り、ムーニー粘度(ML   、  
100’C)は52、GPCによるMW=1+4 20.2万、Mn−7o、0万、Mw /Mn = 2
.02であり、GPC曲線の形状はなだらかな曲線であ
った。
前記の分析結果より、1基目反応器で重合されたトラン
ス結合量87%の樹脂状トランスポリブタジエン部分は
後金重合体全体に対し35重量%、2基目反応器内で重
合された低トランスゴム状ポリブタジエン部分は複合単
合体仝体の65壬吊%で、そのミクロ構造は、トランス
結合52%、シス結合35%、ビニル結合13%と削算
される。
得られた複合重合体2gをn−ヘキサンとシクロへキリ
ンとの混合溶剤100M1に加熱溶解後、これをOoC
まで冷却し、0℃に保持したまま遠心分離して沈殿物と
溶液とに分離した。得られた沈殿を乾燥し秤量したとこ
ろ、複合重合体に対し、0.8i1%であった。ずなわ
ら、高トランス樹脂状ポリブタジエンホモボリマーは、
1基目で得られたポリブタジエン(ブロックポリマー中
の高トランス樹脂状ポリブタジエンと樹脂状トランスポ
リブタジエンホモポリマーの合計量)に対して2.3重
量%であった。複合重合体(試料A)の分析値を表1に
示す。
試料Aを得たのと同様な方法で、触媒の量、触媒各成分
の組成比、七ツマ−の1基目反応器と2基目反応器への
供給の比率、重合温度等の重合条件を変化させ、表1に
示す分析値を有する試料B〜試料Nを得た。試料Nは1
基目反応器だけのポリマーである。なお、試料Gに関し
ては、連続重合方法によらず、回分重合方法によって調
製した。従って、表1の分析値の1基目反応器出ロポリ
マーに担当するのは、反応途中において、追加のブタジ
ェンおよび「)−ブチルリチウムを添加する直前にリー
ンプリングしたポリマーの分析値となる。
更に、表2に示すバリウム−マグネシウム系触媒によっ
て調製されたゴム状トランスポリブタジエン(試料P)
および市販のゴム状重合体(試料Q−T)を用意した。
次に本発明に用いる測定方法について説明する。
本発明におけるポリブタジエンのミクロ構造の分析は、
試料を二硫化炭素に溶解し、赤外分光光度計(日本分光
A −202型)によって赤外分光吸収スペクトルを測
定し、モレロ法によって、シス、トランス、ビニルの各
結合量を測定した。
本発明における分子量の測定はGPC(島原製作所、L
C−5A型、カラムニドl5G40.50.60゜各1
本、検出器:示差屈折訓)を使用し、標準ポリスチレン
のピークの分子量の溶出カウント数との関係から予め求
めた検量線を用い、常法に従ってポリブタジエンの平均
分子量を泪算した。
ガラス転移温度、結晶融点の測定は、DSCCセイコー
電子、DSC−20型)を使用し、昇温速度10°C/
minで測定した。ガラス転移温度は、DSC曲線の開
始点であり、結晶融点はピーク温度(中点)である。
(以下余白) ■、ゴム組成物の調製および測定 ゴム配合物は、表3に示す評価用配合により、内容量1
.7.Qの試験用パンバリーミキリ゛−および10イン
チ試験用ロールを使用し、ASTM−D−3403−7
5に示される標準混合手順の方法Bの混合仕様に準じて
混練し、成型した後、145℃で35分加硫し、物性を
測定した。測定は、以下に承り方法に従って行なった。
(1)配合物ムーニー粘度=L型ローターを使用し、1
00’Cで測定。
(2)硬さ、引張試験、J I S −K −6301
に従って測定。
(3)反l!ii!弾性: J I S −K −63
01の反撥弾性測定装置を用い、試料を70°Cのオー
ブン中で1時間予熱後、素早く取り出して70’Cの反
撥弾性を測定。
(4)グツドリッチ発熱:グツドリツヂフレクソメータ
ーを使用し、印加荷重24ボンド、変位は0、225イ
ンチ、スタート50’c、回転数180Orpmの条イ
1で試験を行ない、20分後の上昇温度差を測定した。
(5)耐摩耗性:改良型ランボーン摩耗試験機を使用し
、1ノンプル回転速度50Trt/min 、スリップ
率24%、荷重5Kgの条件で測定。天然ゴムを使用し
た標準配合物を100とした指数で表示。数字が大きい
ほど耐摩耗性が良好。
(6)  耐カット性 デュポン式ダート試験機を用い、水平に置いた厚さ5 
mmの加硫ゴムサンプルに、先端形状が1#X10mで
、30°の角度を有する刃を乗せ、刃の上に所定量の垂
を自然落下させて、刃が試験片を打ち抜く時の垂のはじ
めの高さおよび垂の重さで耐カット性を判定。1〜5の
等級で示し、数字の高い方が耐カット性が良好である。
(7)ロール操作性 10インヂロールでの配合物ストックのまきつき状態、
エツジの形状で判定。数字が大きいほど良好。
実施例1−1〜1−7、比較例1−1〜1−9表4に示
す本発明範囲内の複合重合体である試料A−Gおよび本
発明範囲外の重合体11〜Qを使用し、天然ゴムとの組
成物を原料ゴムとして表3の配合の組成物を調製し、加
工性の判定および加硫物性の測定を行なった。結果を表
4に示す。
表4に示す如く、本発明において限定する構造因子を有
する複合重合体と天然ゴムとからなる実施例1−1〜1
−7の組成物は、良好な加工性および引張強度、反撥弾
性、耐摩耗性、耐加工性のバランスが良好であるのに対
し、本発明の範囲外の重合体と天然ゴムとからなる組成
物は、加工性又は加硫物性の一部が劣る。
(以下余白) 表 評価用 原料ゴム N 220カーボンブラツク 亜鉛華1号 ステアリン酸 老化防止剤87ON八*2 イ  オ  ウ *1 東海カーボン製、商Ir ヨウ素吸看硲121mg/ DBP吸油吸油量11ノ p−フェニレンジアミ *3  N−tert−ブチル−1 ベンゾチアジル・スノ・ 100部 *1 50部 3部 2部 2部 1、75部 1部 へ名シーストロ ′J ’ 100g 4′ −フェニル− ミン ?− レフエンアミド 実施例2−1へ−2−5、比較例2−1〜2−5原料ゴ
ムとして試料A(複合重合体)と、天然ゴムを使用し、
カーボンブラックとして表5に示される。ヨウ素吸着量
およびDBP吸油量の異なるものを使用して表6に示す
組成のゴム配合物を調製し加工性および加硫物物性を評
価した。結果を表6に示づ。
表6の結果から明らかな如く、ヨウ素吸1およびDBP
吸油量が本発明で限定する範囲のカーボンブラックを使
用した実施例2−1〜2−5の組成物はいずれも良好な
加硫物物性を有す・るが比較例2−1〜2〜3の本発明
の範囲外のカーボンブラックを使用した組成物は、複合
重合体を原料ゴムとして用いた場合でも、引張強度おる
いは耐摩耗性が劣る。
(以下余白) 実施例3−1〜3−7、比較例3−1〜3−5表3に示
す評価配合を用い、表7に示す組成の原料ゴムを使用し
た組成物を調製し、評価を行ない結果を表7に示した。
表7の結果から明らかな如く、本発明で限定される範囲
の組成のIJu料ゴム成分を使用した実施例の組成物は
良好な加硫物物性を有するが、原料ゴムの組成が本発明
の範囲外である比較例の組成物は、加硫物物性のいずれ
かに問題がある。
(以下余白) 実施例4−1〜4−4、比較例4−1〜4−4表8に示
す評価配合、および表9の組成の配合物を得、加工性お
よび加硫物物性を評価した。その結果を表9に示す。
表9の結果から明らかな如く、実施例の加硫ゴム組成物
は、良好な加硫物物性を有するのに対し、カーボンブラ
ックの量が、本発明の範囲外である比較例4−1〜2の
加硫ゴム組成物は、耐摩耗性、引張強度、加工性、耐カ
ット性が劣る。
(以下余白) 表    8 評価用配合 N 220カーボンブラツク     変 量アロマチ
ックオイル*1      変 量亜鉛華1号    
    3部 ステアリン酸           2部老化防止剤8
1ONA         2部イ  オ  ウ   
              1.75 部加硫促進剤
 NS          1部*1: 共同石油ソニ
ック X 140[発明の効果] 以上から明らかなように、本発明の複合手合体を含有す
る加硫ゴム組成物は、加工性、耐摩耗性、引張強度、耐
発熱性、及び耐カッ]・性が良好である等の特徴を有し
、これらの特徴を生かしてトラック、バス等の大型タイ
ヤ用1〜レツドをはじめとして、軽1〜ラック用トレッ
ド、建設車両1〜レツドへの用途に好適でおり、且つ各
種タイヤのトレッド以外の部分にも好適に用いられるも
のであり、多くの分野に有用な加硫ゴム組成物である。
特許出願人 旭化成工業株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記( I )、(II)及び(III)成分を有するタイ
    ヤ用ゴム組成物。 ( I )成分: 下記(A)成分、(B)成分及び(C)成分からなりそ
    れらの合計量が100重量部である原料ゴム成分。 (A)成分: 樹脂状トランスポリブタジエンブロックとゴム状ポリブ
    タジエンブロックとを有するブロック共重合体(A−1
    )、及び ゴム状ポリブタジエン(A−2)を主体とするポリブタ
    ジエン系複合重合体であって、 ブロック共重合体(A−1)中の樹脂状トランスポリブ
    タジエンの結晶融点が30〜130℃トランス結合量が
    80%以上、重量平均分子量が2万〜20万であり、ゴ
    ム状ポリブタジエンブロックのガラス転移温度が−70
    ℃以下、トランス結合量が40〜60%、重量平均分子
    量が4万〜40万であり、ゴム状ポリブタジエン(A−
    2)のガラス転位温度が−70℃以下、トランス結合量
    が40〜60%、重量平均分子量が4万〜40万であり
    、 複合重合体全体のトランス結合量が55〜80%、ムー
    ニー粘度(ML_1_+_4、100℃)が25〜15
    0であるポリブタジエン系複合重合体10〜70重量%
    。 (B)成分: 天然ゴム又はシス結合量が90%以上のポリイソプレン
    ゴム20〜90重量%。 (C)成分: ガラス転位温度が−110〜−30℃であるポリブタジ
    エンゴム又はスチレン−ブタジエン共重合体ゴム0〜3
    0重量%。 (II)成分; ヨウ素吸着量が90〜140mg/g、DBP吸油量が
    110〜140ml/100gである補強性カーボンブ
    ラックを( I )成分100重量部に対し35〜80重
    量部。 (III)成分: 加硫剤を( I )成分100重量部に対し0.5〜3.
    0重量部。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH028232A (ja) * 1988-06-28 1990-01-11 Asahi Chem Ind Co Ltd 耐屈曲特性の良好なゴム組成物
GB2354523A (en) * 1999-08-18 2001-03-28 Goodyear Tire & Rubber Tread rubber for high traction tyres
JP2001158833A (ja) * 1999-12-02 2001-06-12 Bridgestone Corp ゴム組成物及びそれを用いた空気入りタイヤ

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