JPH0129593Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0129593Y2 JPH0129593Y2 JP1983050837U JP5083783U JPH0129593Y2 JP H0129593 Y2 JPH0129593 Y2 JP H0129593Y2 JP 1983050837 U JP1983050837 U JP 1983050837U JP 5083783 U JP5083783 U JP 5083783U JP H0129593 Y2 JPH0129593 Y2 JP H0129593Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- back cover
- watch case
- case body
- hook
- notch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Mirrors, Picture Frames, Photograph Stands, And Related Fastening Devices (AREA)
- Casings For Electric Apparatus (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の技術分野〕
この考案は、時計ケース本体に裏蓋が取り付け
られてなる時計ケースの裏蓋部構造に関する。
られてなる時計ケースの裏蓋部構造に関する。
従来、腕時計ケースとしては、第1図に示すも
のが知られている。すなわち、時計ケース本体1
に形成された両バンド取付部2の凹状切欠部3内
に、裏蓋取付部4を形成し、この裏蓋取付部4
に、第2図に示す如く構成された裏蓋5のフツク
部6を係合することにより、時計ケース本体1の
下部に裏蓋5を取り付ける構成となつている。す
なわち、この種のものは、裏蓋取付部4を時計ケ
ース本体1の外部側に設ける形式のものである
が、バンド取付部2を利用する構成により、外観
を損わないようにしている。
のが知られている。すなわち、時計ケース本体1
に形成された両バンド取付部2の凹状切欠部3内
に、裏蓋取付部4を形成し、この裏蓋取付部4
に、第2図に示す如く構成された裏蓋5のフツク
部6を係合することにより、時計ケース本体1の
下部に裏蓋5を取り付ける構成となつている。す
なわち、この種のものは、裏蓋取付部4を時計ケ
ース本体1の外部側に設ける形式のものである
が、バンド取付部2を利用する構成により、外観
を損わないようにしている。
この場合、裏蓋5は、第2図に示す如く、上記
両バンド取付部2に対応してその上面周縁部から
垂直に起立する起立部7が夫々形成されており、
この起立部7の上端面両側部には外側に孤状に折
曲形成されてなる一対のフツク部6,6を設けた
構成となつている。
両バンド取付部2に対応してその上面周縁部から
垂直に起立する起立部7が夫々形成されており、
この起立部7の上端面両側部には外側に孤状に折
曲形成されてなる一対のフツク部6,6を設けた
構成となつている。
ところで、この種のものにおいては、裏蓋5を
プレス加工する際に、先ず、その第1工程で、起
立部7と同時にフツク部6を垂直に成形し、次
に、その第2工程で、フツク部6を孤状に折曲成
形するようにしているが、この際、フツク部6が
第2図破線で示す如く、傾めに大きく曲がつて成
形されるおそれがあつた。このようにフツク部6
が傾いて成形されると、裏蓋5を時計ケース本体
1に装着する際に、裏蓋5のフツク部6がバンド
取付部2の延出部8に乗り上げて装着することが
できなくなる。
プレス加工する際に、先ず、その第1工程で、起
立部7と同時にフツク部6を垂直に成形し、次
に、その第2工程で、フツク部6を孤状に折曲成
形するようにしているが、この際、フツク部6が
第2図破線で示す如く、傾めに大きく曲がつて成
形されるおそれがあつた。このようにフツク部6
が傾いて成形されると、裏蓋5を時計ケース本体
1に装着する際に、裏蓋5のフツク部6がバンド
取付部2の延出部8に乗り上げて装着することが
できなくなる。
そこで、バンド取付部2を構成する両延出部
8,8の対応する側面間の寸法(切欠部3の長手
方向の寸法)Aに対して、両フツク部6,6にお
ける外側(延出部8,8に対向する側)の側面間
の寸法Bを大幅に小さくして、各フツク部6,6
と延出部8,8間に所定大のクリヤランス部C,
Cを設け、フツク部6の変形を吸収するようにし
ている。
8,8の対応する側面間の寸法(切欠部3の長手
方向の寸法)Aに対して、両フツク部6,6にお
ける外側(延出部8,8に対向する側)の側面間
の寸法Bを大幅に小さくして、各フツク部6,6
と延出部8,8間に所定大のクリヤランス部C,
Cを設け、フツク部6の変形を吸収するようにし
ている。
しかしながら、このようにクリヤランス部C,
Cを設けると、両クリヤランス部C,Cを加えた
分だけ、時計ケース本体1と裏蓋5との間にガタ
が生じ、時計ケース本体1と裏蓋5との間に設け
たOリングがずれ、気密不良を起すおそれがあつ
た。
Cを設けると、両クリヤランス部C,Cを加えた
分だけ、時計ケース本体1と裏蓋5との間にガタ
が生じ、時計ケース本体1と裏蓋5との間に設け
たOリングがずれ、気密不良を起すおそれがあつ
た。
この考案は、上述した事情を背景になされたも
ので、その目的とするところは、時計ケース本体
と裏蓋とのガタを簡単な構成で防止することによ
つて、良好な気密性を保持するようにした時計ケ
ースの裏蓋部構造を提供することにある。
ので、その目的とするところは、時計ケース本体
と裏蓋とのガタを簡単な構成で防止することによ
つて、良好な気密性を保持するようにした時計ケ
ースの裏蓋部構造を提供することにある。
この考案は、上述した目的を達成するために、
時計ケース本体に設けられた切欠部内の裏蓋取付
部に、裏蓋上面に起立部を介して設けられたフツ
ク部を係合してなる時計ケースにおいて、前記切
欠部内にあつて、前記フツク部の側面と前記切欠
部を形造る時計ケース本体の側面との間に、所定
大のクリヤランス部を設けても、前記起立部の少
なくとも一側面に、前記時計ケース本体の側面方
向に突出形成された段部を設けることにより、時
計ケース本体と、裏蓋との間のガタを防止するよ
うにした点を要旨とするものである。
時計ケース本体に設けられた切欠部内の裏蓋取付
部に、裏蓋上面に起立部を介して設けられたフツ
ク部を係合してなる時計ケースにおいて、前記切
欠部内にあつて、前記フツク部の側面と前記切欠
部を形造る時計ケース本体の側面との間に、所定
大のクリヤランス部を設けても、前記起立部の少
なくとも一側面に、前記時計ケース本体の側面方
向に突出形成された段部を設けることにより、時
計ケース本体と、裏蓋との間のガタを防止するよ
うにした点を要旨とするものである。
以下、この考案の一実施例を第3図乃至第6図
を参照して具体的に説明する。なお、第3図乃至
第6図において、第1図および第2図に示すもの
と構成的に略同一のものとは、同一符号をもつて
示し、その説明を省略するものとする。時計ケー
ス本体1のバンド取付部2を構成する切欠部3内
には、切欠部3を形造る時計ケース本体1の内壁
面1aに一体成形された一対の裏蓋取付部4,4
が設けられている。この裏蓋取付部4は、平板状
に形成された突出部で、上記内壁面1aの下部側
両側部に形成されたものである。
を参照して具体的に説明する。なお、第3図乃至
第6図において、第1図および第2図に示すもの
と構成的に略同一のものとは、同一符号をもつて
示し、その説明を省略するものとする。時計ケー
ス本体1のバンド取付部2を構成する切欠部3内
には、切欠部3を形造る時計ケース本体1の内壁
面1aに一体成形された一対の裏蓋取付部4,4
が設けられている。この裏蓋取付部4は、平板状
に形成された突出部で、上記内壁面1aの下部側
両側部に形成されたものである。
また、裏蓋5においては、バンド取付部2を構
成する両延出部8,8の対応する側面間の寸法
(切欠部6の長手方向の寸法)Aに対して、両フ
ツク部6,6における外側(延出部8,8に対向
する側)の側面間の寸法Bを大幅に小さくするこ
とにより、各フツク部6,6と延出部8,8間に
所定大のクリヤランス部C,Cが設けられている
が、起立部7の長手方向の寸法Dは、上記寸法B
に対して僅かに大きく形成されており、起立部
6,6の側面と延出部8,8の側面との間隙を挾
めている。すなわち、本実施例では、起立部7の
長手方向の両側面に、延出部8の側面方向に突出
形成され、フツク部6の側面に対して所定大の段
差を形成する段部9,9が設けられた構成となつ
ている。なお、図中10は、時計ケース本体1と
裏蓋5との間に介在されたOリングを示す。
成する両延出部8,8の対応する側面間の寸法
(切欠部6の長手方向の寸法)Aに対して、両フ
ツク部6,6における外側(延出部8,8に対向
する側)の側面間の寸法Bを大幅に小さくするこ
とにより、各フツク部6,6と延出部8,8間に
所定大のクリヤランス部C,Cが設けられている
が、起立部7の長手方向の寸法Dは、上記寸法B
に対して僅かに大きく形成されており、起立部
6,6の側面と延出部8,8の側面との間隙を挾
めている。すなわち、本実施例では、起立部7の
長手方向の両側面に、延出部8の側面方向に突出
形成され、フツク部6の側面に対して所定大の段
差を形成する段部9,9が設けられた構成となつ
ている。なお、図中10は、時計ケース本体1と
裏蓋5との間に介在されたOリングを示す。
而して、時計ケース本体1に裏蓋5を取り付け
る場合には、時計バンド取付部2の切欠部3内
に、裏蓋5のフツク部6,6を挿入し、フツク部
6,6を裏蓋取付部4,4の下面に押し当てなが
ら、裏蓋5を強く押し上げる。これによつて、フ
ツク部6,6は、第6図に示すように、裏蓋取付
部4,4を乗り越えて切欠部3を形造る内壁面1
aの上部に嵌合するようになる。この場合、フツ
ク部6,6が変形加工されていたとしても、フツ
ク部6,6と延出部8,8との間には夫々クリヤ
ランス部C,Cが設けられているので、時計ケー
ス本体1に裏蓋5が装着できなくなるという不都
合は生じない。
る場合には、時計バンド取付部2の切欠部3内
に、裏蓋5のフツク部6,6を挿入し、フツク部
6,6を裏蓋取付部4,4の下面に押し当てなが
ら、裏蓋5を強く押し上げる。これによつて、フ
ツク部6,6は、第6図に示すように、裏蓋取付
部4,4を乗り越えて切欠部3を形造る内壁面1
aの上部に嵌合するようになる。この場合、フツ
ク部6,6が変形加工されていたとしても、フツ
ク部6,6と延出部8,8との間には夫々クリヤ
ランス部C,Cが設けられているので、時計ケー
ス本体1に裏蓋5が装着できなくなるという不都
合は生じない。
このように、時計ケース本体1に裏蓋5が取り
付けられた状態においては、時計ケース本体1に
対して裏蓋5が回転する方向に力が加わつたとし
ても、起立部7の両側面に設けられた段部9,9
が延出部8,8に突き当るので、時計ケース本体
1と裏蓋5との間にガタが生ずることがなく、し
たがつてリング10がずれないので、気密性を
損なうこともない。
付けられた状態においては、時計ケース本体1に
対して裏蓋5が回転する方向に力が加わつたとし
ても、起立部7の両側面に設けられた段部9,9
が延出部8,8に突き当るので、時計ケース本体
1と裏蓋5との間にガタが生ずることがなく、し
たがつてリング10がずれないので、気密性を
損なうこともない。
なお、上記実施例は、バンド取付部2の切欠部
3を利用するようにしたが、切欠部はバンド取付
部に限らない。その他、この考案を逸脱しない範
囲において、種々変形応用可能である。
3を利用するようにしたが、切欠部はバンド取付
部に限らない。その他、この考案を逸脱しない範
囲において、種々変形応用可能である。
この考案は、以上詳細に説明したように、時計
ケース本体に設けられた切欠部内の裏蓋取付部
に、裏蓋上面に起立部を介して設けられたフツク
部を係合するようにしてなる時計ケースにおい
て、前記切欠部内にあつて前記フツク部の側面と
前記切欠部を形造る時計ケース本体の側面との間
に所定大のクリヤランス部を設けても、前記起立
部の少なくとも一側面に前記時計ケース本体の側
面方向に突出形成された段部を設けることによ
り、時計ケース本体と裏蓋との間のガタを防止す
るようにしたから、時計ケース本体と裏蓋との気
密性を保持することができる。
ケース本体に設けられた切欠部内の裏蓋取付部
に、裏蓋上面に起立部を介して設けられたフツク
部を係合するようにしてなる時計ケースにおい
て、前記切欠部内にあつて前記フツク部の側面と
前記切欠部を形造る時計ケース本体の側面との間
に所定大のクリヤランス部を設けても、前記起立
部の少なくとも一側面に前記時計ケース本体の側
面方向に突出形成された段部を設けることによ
り、時計ケース本体と裏蓋との間のガタを防止す
るようにしたから、時計ケース本体と裏蓋との気
密性を保持することができる。
第1図および第2図は、従来例を示し、第1図
は、時計ケースの側面図、第2図は裏蓋の側面
図、第3図乃至第6図は、この考案の一実施例を
示し、第3図は分解斜視図、第4図は側面図、第
5図は裏蓋の側面図、第6図は要部拡大断面図で
ある。 1……時計ケース本体、3……切欠部、4……
裏蓋取付部、5……裏蓋、6……フツク部、7…
…起立部、9……段部。
は、時計ケースの側面図、第2図は裏蓋の側面
図、第3図乃至第6図は、この考案の一実施例を
示し、第3図は分解斜視図、第4図は側面図、第
5図は裏蓋の側面図、第6図は要部拡大断面図で
ある。 1……時計ケース本体、3……切欠部、4……
裏蓋取付部、5……裏蓋、6……フツク部、7…
…起立部、9……段部。
Claims (1)
- 時計ケース本体側面に形成された切欠部に、裏
蓋の起立部の上部を折曲げて形成したフツク部を
係止してなる時計ケースにおいて、上記起立部の
下部側面を上記切欠部の側面方向に突出させて段
差部を形成し、この段差部を上記切欠部の側面で
位置決めしたことを特徴とする時計ケースの裏蓋
部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5083783U JPS59158079U (ja) | 1983-04-07 | 1983-04-07 | 時計ケ−スの裏蓋部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5083783U JPS59158079U (ja) | 1983-04-07 | 1983-04-07 | 時計ケ−スの裏蓋部構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59158079U JPS59158079U (ja) | 1984-10-23 |
JPH0129593Y2 true JPH0129593Y2 (ja) | 1989-09-08 |
Family
ID=30181284
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5083783U Granted JPS59158079U (ja) | 1983-04-07 | 1983-04-07 | 時計ケ−スの裏蓋部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59158079U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0450558Y2 (ja) * | 1986-02-07 | 1992-11-27 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS585266U (ja) * | 1981-07-01 | 1983-01-13 | 松下電工株式会社 | 漏電しや断器 |
-
1983
- 1983-04-07 JP JP5083783U patent/JPS59158079U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS585266U (ja) * | 1981-07-01 | 1983-01-13 | 松下電工株式会社 | 漏電しや断器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59158079U (ja) | 1984-10-23 |