JPH01277211A - カメラのための焦点検出装置 - Google Patents
カメラのための焦点検出装置Info
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- JPH01277211A JPH01277211A JP10880188A JP10880188A JPH01277211A JP H01277211 A JPH01277211 A JP H01277211A JP 10880188 A JP10880188 A JP 10880188A JP 10880188 A JP10880188 A JP 10880188A JP H01277211 A JPH01277211 A JP H01277211A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は瞳分割像ずれ検知方式焦点検出装置に於て、周
期性パターンの被写体に対する焦点検出能力の改善に関
するものである。
期性パターンの被写体に対する焦点検出能力の改善に関
するものである。
従来、カメラの焦点調節装置の一つのタイプとして、焦
点検出用の光学系によって撮影レンズの射出瞳を2つに
分割し、各瞳領域を通過した光束が形成する2つの被写
体像を、光電変換素子列(例えば、CCDセンサ列)で
受光し、その出力から撮影レンズの焦点状態を検出し、
その検出結果に基づいて撮影レンズを駆動する、という
ような方法が知られている。
点検出用の光学系によって撮影レンズの射出瞳を2つに
分割し、各瞳領域を通過した光束が形成する2つの被写
体像を、光電変換素子列(例えば、CCDセンサ列)で
受光し、その出力から撮影レンズの焦点状態を検出し、
その検出結果に基づいて撮影レンズを駆動する、という
ような方法が知られている。
第1図において焦点検出されるべき撮影レンズLNSと
光軸を同じ(してフィールドレンズFLDが配置される
。その後方の光軸に関して対称な位置に2個の2凍結像
しンズFCLA、FCLBが配置される。
光軸を同じ(してフィールドレンズFLDが配置される
。その後方の光軸に関して対称な位置に2個の2凍結像
しンズFCLA、FCLBが配置される。
さらにその後方にセンサ列SAA、SABが配置される
。2凍結像しンズFCLA、 FCLBの近傍には絞
りDIA、DIBが設けられる。フィールドlノノズF
LDは撮影レンズLNSの射出瞳を2個の2凍結像しン
ズFCLA、 FCLBの瞳面にほぼ結像する。その結
果、2凍結像しンズFCLA、FCLBにそれぞれ入射
する光線束は撮影レンズLNSの射出瞳面上において各
2次結像レンズFCLA、FCLBに対応する互いに重
なり合うことのない等面積の領域から射出されたものと
なる。フィールドレンズFLDの近傍に形成された空中
像が2凍結像しンズFCLA、FCLBによりセンサ列
SAA、SABの面上に再結像されると、光軸方向の空
中像位置の変位に基づいて、センサ列SAA、SAB上
の2像はその位置を変えることになる。従って、センサ
列上の2像の相対位置の変位(ずれ)量を検出すれば、
撮影レンズLNSの焦点状態を知ることができる。
。2凍結像しンズFCLA、 FCLBの近傍には絞
りDIA、DIBが設けられる。フィールドlノノズF
LDは撮影レンズLNSの射出瞳を2個の2凍結像しン
ズFCLA、 FCLBの瞳面にほぼ結像する。その結
果、2凍結像しンズFCLA、FCLBにそれぞれ入射
する光線束は撮影レンズLNSの射出瞳面上において各
2次結像レンズFCLA、FCLBに対応する互いに重
なり合うことのない等面積の領域から射出されたものと
なる。フィールドレンズFLDの近傍に形成された空中
像が2凍結像しンズFCLA、FCLBによりセンサ列
SAA、SABの面上に再結像されると、光軸方向の空
中像位置の変位に基づいて、センサ列SAA、SAB上
の2像はその位置を変えることになる。従って、センサ
列上の2像の相対位置の変位(ずれ)量を検出すれば、
撮影レンズLNSの焦点状態を知ることができる。
上記の様な焦点状態検知方法は、被写体条件に依っては
良好に作動しないことがある。その最も典型的なものは
低輝度の被写体である。光電センサの光電荷蓄積時間に
は実用上の限界があり、その間に十分な光電荷を生ずる
だけの光量がないと、信号が形成できない。この様な場
合、蓄積時間を延ばしてもカメラとして極めて使いにく
いものになるか、暗電流が増加して実効S/Nが改善し
ない。
良好に作動しないことがある。その最も典型的なものは
低輝度の被写体である。光電センサの光電荷蓄積時間に
は実用上の限界があり、その間に十分な光電荷を生ずる
だけの光量がないと、信号が形成できない。この様な場
合、蓄積時間を延ばしてもカメラとして極めて使いにく
いものになるか、暗電流が増加して実効S/Nが改善し
ない。
そこで焦点検出用補助光をカメラに搭載し、低輝度時の
光量不足を補うことがよく行われる。第1図の上部光学
系が補助光投光系で、光源のLEDによる発光光はコン
デンサレンズCONを介してパターンチャートCRTを
照明し、CHTのパターンは投光レンズLELにより被
写体面に投影される。第1図の様に撮影レンズと投光レ
ンズを別にするとパララックスを生ずるが、撮影レンズ
から投光するとゴーストを生じやすいので通常、撮影系
の外部に別途投光系が設けられる。
光量不足を補うことがよく行われる。第1図の上部光学
系が補助光投光系で、光源のLEDによる発光光はコン
デンサレンズCONを介してパターンチャートCRTを
照明し、CHTのパターンは投光レンズLELにより被
写体面に投影される。第1図の様に撮影レンズと投光レ
ンズを別にするとパララックスを生ずるが、撮影レンズ
から投光するとゴーストを生じやすいので通常、撮影系
の外部に別途投光系が設けられる。
補助光投光は低輝度被写体以外にも低コントラスト被写
体に有効なことが知られている。低コントラスト時には
演算の基本となるべき明暗パターンがなく焦点検出がで
きない。この様な場合、パターンを被写体面に投影して
強制的に被写体に明暗パターンを与え、それを足がかり
に焦点検出演算を行うことが出来る。
体に有効なことが知られている。低コントラスト時には
演算の基本となるべき明暗パターンがなく焦点検出がで
きない。この様な場合、パターンを被写体面に投影して
強制的に被写体に明暗パターンを与え、それを足がかり
に焦点検出演算を行うことが出来る。
第2図は該第1図構成によるセンサ列SAA。
SAB上に形成された2像の光電変換出力の例を示す。
SAAの出力をA (i)、SABの出力をB (i)
とする。尚、センサの画素数は最低限5個程度必要で、
望ましくは数10個以上が望ましい。像信号A(i)、
B (i)から像ずれ量PRを検出する信号処理方
法としては特開昭58−142306号公報、特開昭5
9−107313号公報、特開昭60−101513号
公報、あるいは特願昭61−160824号などが本出
願人により開示されている。
とする。尚、センサの画素数は最低限5個程度必要で、
望ましくは数10個以上が望ましい。像信号A(i)、
B (i)から像ずれ量PRを検出する信号処理方
法としては特開昭58−142306号公報、特開昭5
9−107313号公報、特開昭60−101513号
公報、あるいは特願昭61−160824号などが本出
願人により開示されている。
これらの公報に開示された方法により像ずれ量を求め、
これに基づいて撮影レンズの焦点調節を行うことによっ
て撮影レンズを合焦状態にもって上記公報に開示された
方法は、たとえば2個の像信号A(’)+ B(1)
+ 1=:1.2.・・・、Nに対し、V(m)=Σm
ax (A(i)、B(i十k m)1一Σmax
IA(i+k)、 B(i−m)] (1)を整数
値mについて計算する。和をとるiの範囲は各添字i、
i+に−m、 i+に、 i−mが閉区間[i、N]
内に入らなければならないという条件から定まる。
これに基づいて撮影レンズの焦点調節を行うことによっ
て撮影レンズを合焦状態にもって上記公報に開示された
方法は、たとえば2個の像信号A(’)+ B(1)
+ 1=:1.2.・・・、Nに対し、V(m)=Σm
ax (A(i)、B(i十k m)1一Σmax
IA(i+k)、 B(i−m)] (1)を整数
値mについて計算する。和をとるiの範囲は各添字i、
i+に−m、 i+に、 i−mが閉区間[i、N]
内に入らなければならないという条件から定まる。
kは整数定数であり、通常はに=1である。またmの範
囲はどの程度大きな像ずれ量まで検出するかという目的
に関わり一概に決まらないが通例N
N −−< m <−内でmを変化させる(1)式で定義2
〜 〜2 された相関量は一例であり、これ以外の公知の相関量で
も以下の原理は全く同様である。
囲はどの程度大きな像ずれ量まで検出するかという目的
に関わり一概に決まらないが通例N
N −−< m <−内でmを変化させる(1)式で定義2
〜 〜2 された相関量は一例であり、これ以外の公知の相関量で
も以下の原理は全く同様である。
相関量式として(1)式以外では例えばΣmin [A
(i)、 B(i+に−m)]〜Σmin (A(i+
k)、 B(i−m)]Σl A(i) −B(i+に
−m) l−Σl fA(i+k) −B(i−m)
lΣl A(i) B(i+に−m) l ”−Σl
[A(i+k) −B(i−m) l”が採用される
。
(i)、 B(i+に−m)]〜Σmin (A(i+
k)、 B(i−m)]Σl A(i) −B(i+に
−m) l−Σl fA(i+k) −B(i−m)
lΣl A(i) B(i+に−m) l ”−Σl
[A(i+k) −B(i−m) l”が採用される
。
上記(1)式を各mについて演算した典型的な結果は第
3図の様になり、■(m)が正負を反転するmのところ
が画素ピッチ単位で表現した像ずれ量である。この値は
普通整数をとらない。v(mo)とV Cmo +1)
の間で符号の反転があったとすると端数まで含めた像ず
れ量M0は Mo=m0+ IV(mo) / [V(mo+t)
−V(mo)11 (2)によって算出できる。
3図の様になり、■(m)が正負を反転するmのところ
が画素ピッチ単位で表現した像ずれ量である。この値は
普通整数をとらない。v(mo)とV Cmo +1)
の間で符号の反転があったとすると端数まで含めた像ず
れ量M0は Mo=m0+ IV(mo) / [V(mo+t)
−V(mo)11 (2)によって算出できる。
尚、撮影レンズの射出瞳を分割する手段は、上記従来例
以外にもusp4185191に開示されている様に、
光電センサペアの前に微小レンズを配したユニットを多
数直線上に配列しても良く特に限定されない。
以外にもusp4185191に開示されている様に、
光電センサペアの前に微小レンズを配したユニットを多
数直線上に配列しても良く特に限定されない。
〔発明が解決しようとしている問題点〕上記の様な像ず
れ量検知を基本とした焦点検出装置は、−船釣に周期性
の被写体パターンに対し誤動作するという特性を持って
いる。この欠陥は2像のずれを検知する原理から直接に
由来するものである。
れ量検知を基本とした焦点検出装置は、−船釣に周期性
の被写体パターンに対し誤動作するという特性を持って
いる。この欠陥は2像のずれを検知する原理から直接に
由来するものである。
たとえば第4図の様に被写体像が光電センサー面上でピ
ッチPの周期のくり返しパターンであるとすると。この
時、2像A (i)とB (i)の位置合わせをしよう
とすると、矢印αの方向へA(i)をずらしても、また
矢印βの方向へB(i)をずれしても2像を一致させる
ことが出来、像ずれ量を一意(→−)に定義できない。
ッチPの周期のくり返しパターンであるとすると。この
時、2像A (i)とB (i)の位置合わせをしよう
とすると、矢印αの方向へA(i)をずらしても、また
矢印βの方向へB(i)をずれしても2像を一致させる
ことが出来、像ずれ量を一意(→−)に定義できない。
さらに2像が合致するシフト点は上記α、β以外にも周
期性の1ピツチ毎に存在する。
期性の1ピツチ毎に存在する。
上記の事情のため周期性パターンを持つ被写体は従来の
方法では像ずれ量検出不可であり、従って撮影レンズの
デフォーカス量を演算できず、撮影レンズの合焦状態を
判定できない。周期性パターンは人工構築物では存外多
(、たとえば窓格子やてすり、ブラインド、チエツクや
ストライブの服地、整列された本棚等、カメラの被写体
としても無視できないケースが多々ある。
方法では像ずれ量検出不可であり、従って撮影レンズの
デフォーカス量を演算できず、撮影レンズの合焦状態を
判定できない。周期性パターンは人工構築物では存外多
(、たとえば窓格子やてすり、ブラインド、チエツクや
ストライブの服地、整列された本棚等、カメラの被写体
としても無視できないケースが多々ある。
本発明は、被写体面からの結像光束を受光する光電変換
素子列の出力を用い、被写体面明暗パターンの周期性の
強さを演算・判定する手段を有し、少なくとも周期性の
強さがあらかじめ定められた基準を超えたときには、補
助光発光手段の発光時に於て、受光された結像光束の光
電変換素子列出力を用い、撮影レンズの合焦状態の検出
を行うことにより、上記の問題点を解決するものである
。
素子列の出力を用い、被写体面明暗パターンの周期性の
強さを演算・判定する手段を有し、少なくとも周期性の
強さがあらかじめ定められた基準を超えたときには、補
助光発光手段の発光時に於て、受光された結像光束の光
電変換素子列出力を用い、撮影レンズの合焦状態の検出
を行うことにより、上記の問題点を解決するものである
。
本発明の焦点検出方法を用いることに依り、補助光発光
が有効な距離内にあるすべての周期性被写体に焦点検出
可能となる。また本発明は周期性の強さの判定手段を有
するので、必要な場所だけ補助光発光させることが出来
、エネルギー効率の点からも有利である。更に、本発明
の周期性判定手段はデジタル演算で構成するのに適し、
自動焦点検出カメラでは標準的に搭載されているマイク
ロプロセッサに収納することができる。また本発明を外
光除去機能を有する光電変換素子との組み合せで用いる
と本発明は更に有効である。この様な組み合せでは焦点
検出に有害無益な周期性被写体パターンは打ち消され、
補助光の投光パターンのみが焦点検出用像信号として残
るので、誤動作の余地のない焦点検出装置が得られる。
が有効な距離内にあるすべての周期性被写体に焦点検出
可能となる。また本発明は周期性の強さの判定手段を有
するので、必要な場所だけ補助光発光させることが出来
、エネルギー効率の点からも有利である。更に、本発明
の周期性判定手段はデジタル演算で構成するのに適し、
自動焦点検出カメラでは標準的に搭載されているマイク
ロプロセッサに収納することができる。また本発明を外
光除去機能を有する光電変換素子との組み合せで用いる
と本発明は更に有効である。この様な組み合せでは焦点
検出に有害無益な周期性被写体パターンは打ち消され、
補助光の投光パターンのみが焦点検出用像信号として残
るので、誤動作の余地のない焦点検出装置が得られる。
次いで、本発明の実施例につき説明する。第5図は本発
明に係る焦点検出装置に用いる2次結像分離光学系を用
いた瞳分割方式焦点検出光学系である。
明に係る焦点検出装置に用いる2次結像分離光学系を用
いた瞳分割方式焦点検出光学系である。
カメラの撮影レンズ等は省略し、焦点検出光学系のみを
示している。第5図でフィールドレンズFLDの近傍に
測距視野開口Zを有する視野マスクが置かれ、視野マス
クとフィールドレンズとの組は、不図示の撮影レンズの
予定結像面近傍に配置されている。視野Zの像はレンズ
FCLAでセンサ列SAA上に、またレンズFCLBで
センサ列SAB上に分離結像される。2個のセンサ列S
AA、SABの両隣には入射光量に応じて、センサの蓄
積時間を制御するためのAGC回路及び各画素のデータ
を逐次外部出力するための読み出し回路RDがオンチッ
プで集積されている。センサ列の動作原理はCCD構造
をとるものでも、MOS構造をとるものでも、ライン上
の光量分布を検出・出力するものであれば何でも良、い
。
示している。第5図でフィールドレンズFLDの近傍に
測距視野開口Zを有する視野マスクが置かれ、視野マス
クとフィールドレンズとの組は、不図示の撮影レンズの
予定結像面近傍に配置されている。視野Zの像はレンズ
FCLAでセンサ列SAA上に、またレンズFCLBで
センサ列SAB上に分離結像される。2個のセンサ列S
AA、SABの両隣には入射光量に応じて、センサの蓄
積時間を制御するためのAGC回路及び各画素のデータ
を逐次外部出力するための読み出し回路RDがオンチッ
プで集積されている。センサ列の動作原理はCCD構造
をとるものでも、MOS構造をとるものでも、ライン上
の光量分布を検出・出力するものであれば何でも良、い
。
第6図は本発明に関わる自動焦点装置を備えたカメラの
実施例を示す回路図である。
実施例を示す回路図である。
図において、PRSはカメラの制御装置で、例えば、内
部にCPU (中央処理装置)、ROM、RAM。
部にCPU (中央処理装置)、ROM、RAM。
A/D変換機能を有するlチップのマイクロコンピュー
タである。PRSはROMに格納されたカメラのシーケ
ンス・プログラムに従って、自動露出制御機能、自動焦
点調節機能、フィルムの巻き上げ・巻き戻し等のカメラ
の一連の動作を行っている。
タである。PRSはROMに格納されたカメラのシーケ
ンス・プログラムに従って、自動露出制御機能、自動焦
点調節機能、フィルムの巻き上げ・巻き戻し等のカメラ
の一連の動作を行っている。
そのために、PRSは通信用信号So、Sr、5CLK
。
。
通信選択信号CLCM、C3DR,CDDRを用いて、
カメラ本体内の周辺回路およびレンズ内制御装置と通信
を行って、各々の回路やレンズの動作を制御する。
カメラ本体内の周辺回路およびレンズ内制御装置と通信
を行って、各々の回路やレンズの動作を制御する。
SOはPRSから出力されるデータ信号、SIはPRS
に入力されるデータ信号、5CLKは信号So、 S
Iの同期クロックである。
に入力されるデータ信号、5CLKは信号So、 S
Iの同期クロックである。
LCMはレンズ通信バッファ回路であり、カメラが動作
中のときにはレンズ用電源端子VLに電力を供給すると
ともに、PRSからの選択信号CLCMが高電位レベル
(以下“H”と略記し、低電位レベルは“L”と略記す
る)のときには、カメラとレンズ間の通信バッファとな
る。
中のときにはレンズ用電源端子VLに電力を供給すると
ともに、PRSからの選択信号CLCMが高電位レベル
(以下“H”と略記し、低電位レベルは“L”と略記す
る)のときには、カメラとレンズ間の通信バッファとな
る。
PRSがCLCMを“H″にして、S CL Kに同期
して所定のデータをSOから送出すると、LCMはカメ
ラ・レンズ間通信接点を介して、5CLK、S。
して所定のデータをSOから送出すると、LCMはカメ
ラ・レンズ間通信接点を介して、5CLK、S。
の各々のバッファ信号LCK、DCLをレンズへ出力す
る。それと同時にレンズからの信号DLCのバッファ信
号をSlに出力し、PRSはS CL Kに同期してS
Iからレンズのデータを入力する。
る。それと同時にレンズからの信号DLCのバッファ信
号をSlに出力し、PRSはS CL Kに同期してS
Iからレンズのデータを入力する。
SDRは、COD等から構成される焦点検出用のライン
・センサ装置SNSの駆動回路である。ライン・センサ
装置SNSは第5図に示した様に構成され、受光素子列
SAA、SABや信号処理回路等が集積されている。又
、駆動回路SDRは信号C3DRがH″のとき選択され
て、So、SI、5CLKを用いてPRSから制御され
る。信号CKはCOD駆動用クロりクΦl、Φ2を生成
するためのクロックであり、信号INTENDは蓄積動
作が終了したことをPRSに知らせる信号である。
・センサ装置SNSの駆動回路である。ライン・センサ
装置SNSは第5図に示した様に構成され、受光素子列
SAA、SABや信号処理回路等が集積されている。又
、駆動回路SDRは信号C3DRがH″のとき選択され
て、So、SI、5CLKを用いてPRSから制御され
る。信号CKはCOD駆動用クロりクΦl、Φ2を生成
するためのクロックであり、信号INTENDは蓄積動
作が終了したことをPRSに知らせる信号である。
SNSの出力信号O8はクロックΦ1.Φ2に同期した
時系列の像信号であり、SDR内の増幅回路で増幅され
た後、AO3としてPRSに出力される。PRSはAO
3をアナログ入力端子から入力し、CKに同期して、内
部のA/D変換機能でディジタル信号として、RAMの
所定アドレスに順次格納する。
時系列の像信号であり、SDR内の増幅回路で増幅され
た後、AO3としてPRSに出力される。PRSはAO
3をアナログ入力端子から入力し、CKに同期して、内
部のA/D変換機能でディジタル信号として、RAMの
所定アドレスに順次格納する。
同じ(SNSの出力信号である5AGCは、SNS内の
AGC(自動利得制御: Auto Ga1n Co
ntrol)センサの出力であり、SDRに入力されて
、SNSの蓄積制御に用いられる。
AGC(自動利得制御: Auto Ga1n Co
ntrol)センサの出力であり、SDRに入力されて
、SNSの蓄積制御に用いられる。
SPCは撮影レンズを介した被写体からの光を受光する
、露出制御用の測光センサであり、その出力5spcは
PRSのアナログ入力端子に入力され、A/D変換後、
所定のプログラムに従って自動露出制御に用いられる。
、露出制御用の測光センサであり、その出力5spcは
PRSのアナログ入力端子に入力され、A/D変換後、
所定のプログラムに従って自動露出制御に用いられる。
AuTは補助光ユニットであり、制御装置PRSと接点
を介して通信する。SALは補助光発光信号であり、S
ALがHレベルに於て補助光ALEDを点灯する。
を介して通信する。SALは補助光発光信号であり、S
ALがHレベルに於て補助光ALEDを点灯する。
DDRはスイッチ検知および表示用回路であり、信号C
DDRが“H”のとき選択されて、So、 Sl。
DDRが“H”のとき選択されて、So、 Sl。
5CLKを用いてPRSから制御される。即ち、PRS
から送られてくるデータに基づいてカメラの表示部材D
SPの表示を切り替えたり、カメラの各種操作部材のオ
ン・オフ状態を通信によってPRSに報知する。
から送られてくるデータに基づいてカメラの表示部材D
SPの表示を切り替えたり、カメラの各種操作部材のオ
ン・オフ状態を通信によってPRSに報知する。
SWI、SW2は不図示のレリーズボタンに連動したス
イッチで、レリーズボタンの第一段階の押下によりSW
lがオンし、引き続いて第2段階の押下でSW2がオン
する。PRSはSW1オンで測光、自動焦点調節を行い
、SW2オンをトリガとして露出制御とフィルムの巻き
上げを行う。
イッチで、レリーズボタンの第一段階の押下によりSW
lがオンし、引き続いて第2段階の押下でSW2がオン
する。PRSはSW1オンで測光、自動焦点調節を行い
、SW2オンをトリガとして露出制御とフィルムの巻き
上げを行う。
なお、SW2はマイクロコンピュータであるPRSの「
割り込み入力端子」に接続され、SW1オン時のプログ
ラム実行中でもSW2オンによって割り込みがかかり、
直ちに所定の割り込みプログラムへ制御を移すことがで
きる。
割り込み入力端子」に接続され、SW1オン時のプログ
ラム実行中でもSW2オンによって割り込みがかかり、
直ちに所定の割り込みプログラムへ制御を移すことがで
きる。
MTRIはフィルム給送用、MTR2はミラーアップ・
ダウンおよびシャッタばねチャージ用のモータであり、
各々の駆動回路MDRI、MDR2により正転、逆転の
制御が行われる。PRSからMDRI。
ダウンおよびシャッタばねチャージ用のモータであり、
各々の駆動回路MDRI、MDR2により正転、逆転の
制御が行われる。PRSからMDRI。
MDR2に入力されている信号MIF、MIR,M2F
。
。
M2Rはモータ制御用の信号である。
MCI、MG2は各々シャッタ先幕・後幕走行開始用マ
グネットで、信号SMGI、5MG2、増幅トランジス
タTRI、TR2で通電され、PR3によりシャッタ制
御が行われる。なお、スイッチ検知および表示用回路D
DR,モーター駆動回路MDRI。
グネットで、信号SMGI、5MG2、増幅トランジス
タTRI、TR2で通電され、PR3によりシャッタ制
御が行われる。なお、スイッチ検知および表示用回路D
DR,モーター駆動回路MDRI。
MDR2、シャッタ制御は本発明と直接間わりがないの
で、詳しい説明は省略する。
で、詳しい説明は省略する。
レンズ内制御回路LPR3にLCKに同期して入力され
る信号DCLは、カメラからレンズFLNSに対する命
令のデータであり、命令に対するレンズの動作は予め決
められている。LPR3は所定の手続きに従ってその命
令を解析し、焦点調節や絞り制御の動作や、出力DLC
からレンズの各部動作状況(焦点調節光学系の駆動状況
や、絞りの駆動状態等)や各種パラメータ(開放Fナン
バ、焦点距離、デフォーカス量対焦点調節光学系の移動
量の係数等)の出力を行う。
る信号DCLは、カメラからレンズFLNSに対する命
令のデータであり、命令に対するレンズの動作は予め決
められている。LPR3は所定の手続きに従ってその命
令を解析し、焦点調節や絞り制御の動作や、出力DLC
からレンズの各部動作状況(焦点調節光学系の駆動状況
や、絞りの駆動状態等)や各種パラメータ(開放Fナン
バ、焦点距離、デフォーカス量対焦点調節光学系の移動
量の係数等)の出力を行う。
実施例では、ズームレンズの例を示しており、カメラか
ら焦点調節の命令が送られた場合には、同時に送られて
(る駆動量・方向に従って焦点調節用モータLTMRを
信号LMF、LMRによって駆動して、光学系を光軸方
向に移動させて焦点調節を行う。光学系の移動量はエン
コーダ回路ENCのパルス信号5ENCでモニタし、L
PR8内のカウンタで計数しており、所定の移動が完了
した時点でLPR3自身が信号LMF、LMRを“L″
にしてモータLMTRを制動する。
ら焦点調節の命令が送られた場合には、同時に送られて
(る駆動量・方向に従って焦点調節用モータLTMRを
信号LMF、LMRによって駆動して、光学系を光軸方
向に移動させて焦点調節を行う。光学系の移動量はエン
コーダ回路ENCのパルス信号5ENCでモニタし、L
PR8内のカウンタで計数しており、所定の移動が完了
した時点でLPR3自身が信号LMF、LMRを“L″
にしてモータLMTRを制動する。
このため、−旦カメラから焦点調節の命令が送られた後
は、カメラの制御装置PR3はレンズの駆動が終了する
まで、レンズ駆動に関して全く関与する必要がない。ま
た、カメラから要求があった場合には、上記カウンタの
内容をカメラに送出することも可能な構成になっている
。
は、カメラの制御装置PR3はレンズの駆動が終了する
まで、レンズ駆動に関して全く関与する必要がない。ま
た、カメラから要求があった場合には、上記カウンタの
内容をカメラに送出することも可能な構成になっている
。
カメラから絞り制御の命令が送られた場合には、同時に
送られてくる絞り段数に従って、絞り駆動用としては公
知のステッピング・モータDMTRを駆動する。なお、
ステッピング・モータはオープン制御が可能なため、動
作をモニタするためのエンコーダを必要としない。
送られてくる絞り段数に従って、絞り駆動用としては公
知のステッピング・モータDMTRを駆動する。なお、
ステッピング・モータはオープン制御が可能なため、動
作をモニタするためのエンコーダを必要としない。
上記第6図の動作を説明する前に本発明の周期性判定動
作について説明する。
作について説明する。
まず、被写体パターンの周期性を焦点検出用相関演算の
結果から判定する場合につき説明する。
結果から判定する場合につき説明する。
上記(1)式に基づき2個の被写体像A (i)、 B
(i)の相互相関(の微分形)を演算すると、周期性
の強くない通常の被写体パターンでは第3図の様なV(
m)が得られ、撮影レンズデフォーカス量に対応したゼ
ロクロス点が判定できる。しかし第4図に示した様な強
い周期性パターンでは、V(m)を計算すると第7図(
a)状に(り返しが現われ、ゼロクロス点が複数出現す
る。あるmlとm1+1の間でV(m)の正負の反転が
生じたとすると、△V (m 、)=V(m H+1)
−V(m +) (3)の絶対値の大き
さ1△V(m、)lがそのゼロクロス点の2像合致点と
しての信頼度を表わすが、異なるゼロクロス点で1△V
(m)lの値が大差な(出現するのが周期性被写体に対
する相関演算の結果の特徴である。すなわち、 ■V(m)の符号が反転するm:ml 、m2.・・・
等のゼロクロス点数が複数個存在し、かつ■1△V(m
I ) l = l△V(m 2 ) I = −で
ある。
(i)の相互相関(の微分形)を演算すると、周期性
の強くない通常の被写体パターンでは第3図の様なV(
m)が得られ、撮影レンズデフォーカス量に対応したゼ
ロクロス点が判定できる。しかし第4図に示した様な強
い周期性パターンでは、V(m)を計算すると第7図(
a)状に(り返しが現われ、ゼロクロス点が複数出現す
る。あるmlとm1+1の間でV(m)の正負の反転が
生じたとすると、△V (m 、)=V(m H+1)
−V(m +) (3)の絶対値の大き
さ1△V(m、)lがそのゼロクロス点の2像合致点と
しての信頼度を表わすが、異なるゼロクロス点で1△V
(m)lの値が大差な(出現するのが周期性被写体に対
する相関演算の結果の特徴である。すなわち、 ■V(m)の符号が反転するm:ml 、m2.・・・
等のゼロクロス点数が複数個存在し、かつ■1△V(m
I ) l = l△V(m 2 ) I = −で
ある。
尚、通常の非周期性被写体でも複数のゼロクロス点が発
生することはあるが、第7図(b)に示す様に1△V(
m+)I)I△V(m2)lであり真の2像合致点に対
応するゼロクロス点m1に対し、明瞭に他のゼロクロス
点は信頼性の点で区別される。
生することはあるが、第7図(b)に示す様に1△V(
m+)I)I△V(m2)lであり真の2像合致点に対
応するゼロクロス点m1に対し、明瞭に他のゼロクロス
点は信頼性の点で区別される。
以上の事実から、たとえばひとつの周期性判定方法とし
て最大の1△V(m)lを示すゼロクロス点をm、とし
たとき、 1△V(m)l >FX lΔV(m I ) +
(4)となるmがL個以上あることを周期性パタ
ーンであることの判定条件として用いることができる。
て最大の1△V(m)lを示すゼロクロス点をm、とし
たとき、 1△V(m)l >FX lΔV(m I ) +
(4)となるmがL個以上あることを周期性パタ
ーンであることの判定条件として用いることができる。
ここにFはO<F≦1なる正数定数、Lは1以上の正整
数である。またこの判定条件を用いるに際し、ゼロクロ
ス点の信頼性因子1△V(m ) lを被写体のコント
ラストCで除算し正規化しても良い。
数である。またこの判定条件を用いるに際し、ゼロクロ
ス点の信頼性因子1△V(m ) lを被写体のコント
ラストCで除算し正規化しても良い。
通例Cとは
C=MAX[A(il−MIN[A(+)]
(5a)N or C=、Σ l A(i) −A(i−1)
l (5b)!=2 のことである。ここでMAX[A(i)lは像信号Al
+A2.・・・ANの最大値、MIN (A(i)lは
像信号A I + A2 + ・・・ANの最小値を
意味する。A(+)のかわりにB(i)を用いても良く
、または両像信号を併用してCを演算しても良い。
(5a)N or C=、Σ l A(i) −A(i−1)
l (5b)!=2 のことである。ここでMAX[A(i)lは像信号Al
+A2.・・・ANの最大値、MIN (A(i)lは
像信号A I + A2 + ・・・ANの最小値を
意味する。A(+)のかわりにB(i)を用いても良く
、または両像信号を併用してCを演算しても良い。
別の判定基準としては、たとえばもっと簡易的にV(m
)が符号反転するゼロクロス点の数を単純にカウントし
て閾値を設けても良いし、またはゼロクロス点の信頼性
因子1△V(m)lの大きさの順にゼロクロス点mをリ
ストアツブし、L番目のゼロクロス点について信頼性閾
値を定義しても良い。
)が符号反転するゼロクロス点の数を単純にカウントし
て閾値を設けても良いし、またはゼロクロス点の信頼性
因子1△V(m)lの大きさの順にゼロクロス点mをリ
ストアツブし、L番目のゼロクロス点について信頼性閾
値を定義しても良い。
以上開示した様な方法により被写体パターンの周期性を
判定し、被写体の周期性が大であると判定された場合は
、補助光発光手段を発光し、被写体面にパターンを投光
する。補助光の光量分布はパターンを持っている必要が
あり、例えば第8図(a)の様な周期性被写体に対し、
同図(b)の光量分布を持つ補助光を投影し、被写体の
輝度分布を同図(C)のごとくなし、非周期性被写体に
変化させることで、焦点検出可能状態へ移行させること
が出来る。
判定し、被写体の周期性が大であると判定された場合は
、補助光発光手段を発光し、被写体面にパターンを投光
する。補助光の光量分布はパターンを持っている必要が
あり、例えば第8図(a)の様な周期性被写体に対し、
同図(b)の光量分布を持つ補助光を投影し、被写体の
輝度分布を同図(C)のごとくなし、非周期性被写体に
変化させることで、焦点検出可能状態へ移行させること
が出来る。
次いで、第6図に示した本発明に係る焦点検出装置のフ
ローに従って説明する。
ローに従って説明する。
不図示の電源スィッチが操作されると、マイクロコンピ
ュータPR5への給電が開始され、PR3(tROMに
格納されたシーケンスプログラムの実行を開始する。
ュータPR5への給電が開始され、PR3(tROMに
格納されたシーケンスプログラムの実行を開始する。
第9図(a)は上記プログラムの全体の流れを表わすフ
ローチャートである。
ローチャートである。
上記操作にてプログラムの実行が開始されると、ステッ
プ(002)においてレリーズボタンの第1ストローク
にてオンとなるスイッチSW、の状態検知がなされ、ス
イッチSW、がオフのときには、ステップ(003)で
PRS内のRAMに設定されている制御用のフラグが全
てクリアされる。尚、このスイッチSW1の検出はコン
ピュータPR8から信号CDDRをHとなし回路DDR
を選択し、スイッチSW1の検知命令としてのSO倍信
号DDRに伝えることにより、スイッチSW1の状態検
知をDDRにて行い、その結果をSI倍信号してPR3
に伝えることにて行う。上記ステップ(002)、
(003)はスイッチSW1がオンとなるか、あるいは
電源スィッチがオフとなるまでくり返し実行され、SW
lがオンとなることによってステップ(004)へ移行
する。
プ(002)においてレリーズボタンの第1ストローク
にてオンとなるスイッチSW、の状態検知がなされ、ス
イッチSW、がオフのときには、ステップ(003)で
PRS内のRAMに設定されている制御用のフラグが全
てクリアされる。尚、このスイッチSW1の検出はコン
ピュータPR8から信号CDDRをHとなし回路DDR
を選択し、スイッチSW1の検知命令としてのSO倍信
号DDRに伝えることにより、スイッチSW1の状態検
知をDDRにて行い、その結果をSI倍信号してPR3
に伝えることにて行う。上記ステップ(002)、
(003)はスイッチSW1がオンとなるか、あるいは
電源スィッチがオフとなるまでくり返し実行され、SW
lがオンとなることによってステップ(004)へ移行
する。
ステップ(004)はrAE制御」のサブルーチンを意
味している。このrAE制御」サブルーチンでは測光演
算処理、露光制御ならびに露光後のシャッタチャージ、
フィルム巻上げ等の一連のカメラ動作制御が行われる。
味している。このrAE制御」サブルーチンでは測光演
算処理、露光制御ならびに露光後のシャッタチャージ、
フィルム巻上げ等の一連のカメラ動作制御が行われる。
なお、rAE制御」サブルーチンは本発明とは直接間わ
りがないので詳細な説明は省略するが、このサブルーチ
ンの機能の概要は次の通りである。
りがないので詳細な説明は省略するが、このサブルーチ
ンの機能の概要は次の通りである。
SWlがオン中はこのrAE制御」サブルーチンが実行
され、その度にカメラのモード設定や測光および露光制
御演算、表示が行われる。不図示のレリーズボタンの第
2ストロークでスイッチSW2がオンになると、マイク
ロコンピュータPR3の持つ割り込み処理機能によって
レリーズ動作が開始され、上記露光制御演算で求められ
た露光量に基づいて絞りあるいはシャツタ秒時の制御を
行い、露光終了後にはシャッタチャージおよびフィルム
給送動作を行うことによってフィルム1コマの撮影が実
行する。
され、その度にカメラのモード設定や測光および露光制
御演算、表示が行われる。不図示のレリーズボタンの第
2ストロークでスイッチSW2がオンになると、マイク
ロコンピュータPR3の持つ割り込み処理機能によって
レリーズ動作が開始され、上記露光制御演算で求められ
た露光量に基づいて絞りあるいはシャツタ秒時の制御を
行い、露光終了後にはシャッタチャージおよびフィルム
給送動作を行うことによってフィルム1コマの撮影が実
行する。
さて、ステップ(004)にて「AE制御」が終了する
と、ステップ(005)のrAE制御」サブルーチンが
実行される。
と、ステップ(005)のrAE制御」サブルーチンが
実行される。
第9図(b)にl’−AF制御」サブルーチンのフロー
チャートを示す。
チャートを示す。
先づステップ(102)でフラグPRMVの状態を検知
する。PRMVは後で述べるようにレンズ制御に関わる
フラグであるが、前述したようにSW。
する。PRMVは後で述べるようにレンズ制御に関わる
フラグであるが、前述したようにSW。
オフ中はステップ(003)にて全てのフラグがクリア
されているので、SW、オンから初めてステップ(00
5)のrAF制御」サブルーチンがコールされたときに
は、フラグPRMVも0であるのでステップ(106)
へ移行する。
されているので、SW、オンから初めてステップ(00
5)のrAF制御」サブルーチンがコールされたときに
は、フラグPRMVも0であるのでステップ(106)
へ移行する。
ステップ(106)ではフラグAUXJFの状態を検知
する。AUXJFは補助光制御に関わるフラグであり、
前述したようにステップ(003)にてクリアされてお
りフラグAUXJFもφであるからステップ(108)
へ移行する。
する。AUXJFは補助光制御に関わるフラグであり、
前述したようにステップ(003)にてクリアされてお
りフラグAUXJFもφであるからステップ(108)
へ移行する。
ステップ(108)は「像信号入力」のサブルーチンで
あり、このサブルーチンを実行することで、マイクロコ
ンピュータPR3のRAM上の所定アドレスにセンサ装
置SNSから像信号のA/D変換信号が格納される。又
、ステップ(10B)では、像信号のレベルと、(5a
)、(5b)等で定義されたコントラストCを入力と同
時に演算し、低輝度もしくは低コントラスト(Cが小)
と判定されたときにフラッグLSIGFLGを1にセッ
トする。
あり、このサブルーチンを実行することで、マイクロコ
ンピュータPR3のRAM上の所定アドレスにセンサ装
置SNSから像信号のA/D変換信号が格納される。又
、ステップ(10B)では、像信号のレベルと、(5a
)、(5b)等で定義されたコントラストCを入力と同
時に演算し、低輝度もしくは低コントラスト(Cが小)
と判定されたときにフラッグLSIGFLGを1にセッ
トする。
ステップ(111)ではフラグAUXMODの状態を検
知する。フラグAUXMODは補助光モードであること
を表わすフラグである。補助光に関する制御は後で述べ
る。
知する。フラグAUXMODは補助光モードであること
を表わすフラグである。補助光に関する制御は後で述べ
る。
前述したように(003)にて全フラグがクリアされて
おり、フラグAUXMODも0であるから、ステップ(
112)に移行する。ステップ(112)ではフラグL
SIGFLGの状態検知を行う。LSIGFLGはステ
ップ(10B)の「像信号入力」サブルーチン内で設定
されるフラグで、被写体輝度が低いもしくは、像信号の
コントラストが低い場合にはlにセットされる。ここで
は被写体輝度、コントラストがともに充分あるもの(L
SIGFLGはO)として説明を進める。フラグLSI
GFLGはOであるからステップ(113)に移行し、
被写体輝度、コントラストが充分あるということから補
助光モードフラグAUXMODをクリアする。
おり、フラグAUXMODも0であるから、ステップ(
112)に移行する。ステップ(112)ではフラグL
SIGFLGの状態検知を行う。LSIGFLGはステ
ップ(10B)の「像信号入力」サブルーチン内で設定
されるフラグで、被写体輝度が低いもしくは、像信号の
コントラストが低い場合にはlにセットされる。ここで
は被写体輝度、コントラストがともに充分あるもの(L
SIGFLGはO)として説明を進める。フラグLSI
GFLGはOであるからステップ(113)に移行し、
被写体輝度、コントラストが充分あるということから補
助光モードフラグAUXMODをクリアする。
次にステップ(114)において「焦点検出」サブルー
チンを実行する。
チンを実行する。
このサブルーチン内では、RAMに格納されている像信
号データから撮影レンズの焦点を(1)式、(2)式を
用いて演算、検出し、合焦状態ならば合焦フラグJFを
1にし、被写体が補助光投光にもかかわらず、低コント
ラストのために焦点検出が不可能であったならば焦点検
出不能フラグAFNGを1にし、両者の内のいずれかの
状態の場合にはレンズ駆動を禁止するためのレンズ駆動
禁止フラグLMVDIを1にセットしてリターンする。
号データから撮影レンズの焦点を(1)式、(2)式を
用いて演算、検出し、合焦状態ならば合焦フラグJFを
1にし、被写体が補助光投光にもかかわらず、低コント
ラストのために焦点検出が不可能であったならば焦点検
出不能フラグAFNGを1にし、両者の内のいずれかの
状態の場合にはレンズ駆動を禁止するためのレンズ駆動
禁止フラグLMVDIを1にセットしてリターンする。
また、コントラストが高く合焦でない場合にはデフォー
カス量を求める。なお、この時はフラグLMVDIはO
のまま保持される。
カス量を求める。なお、この時はフラグLMVDIはO
のまま保持される。
次のステップ(115)では、周期性の判定を行なう。
たとえば(1)式にて求めたV(m)に対するゼロクス
点゛に対して(3)式及び(4)式によりゼロクス点で
の近似した1△V(m)lが複数存在するかを判定し、
即ち複数個の相関ゼロ点の信頼度判定を行ない、2像合
致と認める点が複数存在するときに、LSIGFLGを
1にセットし、ステップ(131)に分枝する。周期性
被写体でないときは、ステップ(116)へ進む。ステ
ップ(131)以降の補助光関係のフラグ制御は、後述
するステップ(121)以下と基本的には同じである。
点゛に対して(3)式及び(4)式によりゼロクス点で
の近似した1△V(m)lが複数存在するかを判定し、
即ち複数個の相関ゼロ点の信頼度判定を行ない、2像合
致と認める点が複数存在するときに、LSIGFLGを
1にセットし、ステップ(131)に分枝する。周期性
被写体でないときは、ステップ(116)へ進む。ステ
ップ(131)以降の補助光関係のフラグ制御は、後述
するステップ(121)以下と基本的には同じである。
次のステップ(116)では合焦または焦点検出不能を
表示するための「表示」サブルーチンを実行する。これ
は表示回路DDRに所定のデータを通信して表示装置D
SPに表示せしめるわけであるが、この動作は本発明と
直接間わりがないので、これ以上の説明は省略する。
表示するための「表示」サブルーチンを実行する。これ
は表示回路DDRに所定のデータを通信して表示装置D
SPに表示せしめるわけであるが、この動作は本発明と
直接間わりがないので、これ以上の説明は省略する。
さて次のステップ(117)ではフラグLMVDIの状
態を検知する。先に述べたように、レンズ駆動が必要な
い場合にはLMVDIが1にセットされるので、ステッ
プ(117)においてフラグLMVDIが1ならば、ス
テップ(11B)でrAF制御」サブルーチンをリター
ンする。LMVDIが0ならばステップ(119)に移
行してレンズ駆動サブルーチン「レンズ駆動」を実行し
演算されたデフォーカス量に応じてレンズを駆動する。
態を検知する。先に述べたように、レンズ駆動が必要な
い場合にはLMVDIが1にセットされるので、ステッ
プ(117)においてフラグLMVDIが1ならば、ス
テップ(11B)でrAF制御」サブルーチンをリター
ンする。LMVDIが0ならばステップ(119)に移
行してレンズ駆動サブルーチン「レンズ駆動」を実行し
演算されたデフォーカス量に応じてレンズを駆動する。
「レンズ駆動」サブルーチン(119)が終了すれば、
ステップ(120)にてレンズ駆動実行フラグPRMV
を1にセットしたのち、ステップ(130)でrAF制
御」サブルーチンをリターンする。
ステップ(120)にてレンズ駆動実行フラグPRMV
を1にセットしたのち、ステップ(130)でrAF制
御」サブルーチンをリターンする。
rAF制御」サブルーチンをリターンするとステップ(
002)に戻り、スイッチSW1がオンの限り、AE制
御とAF制御サブルーチンがくり返される。
002)に戻り、スイッチSW1がオンの限り、AE制
御とAF制御サブルーチンがくり返される。
今、第9図(a)のメイン・フローにおいて再び(2回
目)ステップ(005)のrAF制御」がコールされた
とすると、ステップ(102)でフラグPRMVの状態
検知が行われる。
目)ステップ(005)のrAF制御」がコールされた
とすると、ステップ(102)でフラグPRMVの状態
検知が行われる。
前回の「AF副制御ルーチンでの合焦あるいは焦点検出
不能ならば、フラグPRMVはlにセットされていない
から、ステップ(106)以降の上述のフローを再び実
行してゆ(。前回レンズ駆動が行われた場合にはステッ
プ(120)にてPRMVが1にセットされているから
、ステップ(103)へ移行する。
不能ならば、フラグPRMVはlにセットされていない
から、ステップ(106)以降の上述のフローを再び実
行してゆ(。前回レンズ駆動が行われた場合にはステッ
プ(120)にてPRMVが1にセットされているから
、ステップ(103)へ移行する。
ステップ(103)ではレンズと通信して、現在のレン
ズの駆動状況を検知し、レンズ側からステップ(119
)で指示した所定の駆動が終了したことが知らされれば
ステップ(105)にてフラグPRMVを0にし、ステ
ップ(106)以降のフローを実行してゆく。尚、この
判定はエンコーダENCからレンズ駆動中はモニター信
号5ENCが送出されているので、この信号5ENCを
コンピュータPR3にて検知することにて行われる。ま
た、レンズ側から未だ駆動中であることが知らされたな
らばステップ(104)に移行して、「AF副制御サブ
ルーチンをリターンする。
ズの駆動状況を検知し、レンズ側からステップ(119
)で指示した所定の駆動が終了したことが知らされれば
ステップ(105)にてフラグPRMVを0にし、ステ
ップ(106)以降のフローを実行してゆく。尚、この
判定はエンコーダENCからレンズ駆動中はモニター信
号5ENCが送出されているので、この信号5ENCを
コンピュータPR3にて検知することにて行われる。ま
た、レンズ側から未だ駆動中であることが知らされたな
らばステップ(104)に移行して、「AF副制御サブ
ルーチンをリターンする。
従って、rAF制御」サブルーチンではレンズが駆動し
ていない状態でのみ新たな焦点検知動作、レンズ制御を
行うことになる。
ていない状態でのみ新たな焦点検知動作、レンズ制御を
行うことになる。
すなわち、通常モードではスイッチSW1がオンの限り
、AEとAF制御サブルーチンが絞り返され、かつAF
制御サブルーチンでは像信号に基づきデフォーカス量検
知がなされ、像信号もしくは演算値について所定の条件
が満たされなければ焦点検出不能表示を行い、合焦判定
がされれば合焦表示を行い、非合焦でデフォーカス量が
求められると、このデフォーカス量分のレンズ駆動がな
され合焦状態へ移行させることとなる。
、AEとAF制御サブルーチンが絞り返され、かつAF
制御サブルーチンでは像信号に基づきデフォーカス量検
知がなされ、像信号もしくは演算値について所定の条件
が満たされなければ焦点検出不能表示を行い、合焦判定
がされれば合焦表示を行い、非合焦でデフォーカス量が
求められると、このデフォーカス量分のレンズ駆動がな
され合焦状態へ移行させることとなる。
次に補助光に関わる動作について説明する。
上記AF制御サブルーチンにおいて被写体輝度が低い、
もしくはコントラストが低い場合には、ステップ(10
8)で、また周期性被写体の場合はステップ(115)
でフラグL S I G F L Gが1にセットされ
、ステップ(112)のL S I G F L G状
態検知でステップ(121)に移行する。
もしくはコントラストが低い場合には、ステップ(10
8)で、また周期性被写体の場合はステップ(115)
でフラグL S I G F L Gが1にセットされ
、ステップ(112)のL S I G F L G状
態検知でステップ(121)に移行する。
ステップ(121)では補助光ユニットAUT装置部材
の状態を検知し、ユニットAUTが装着されていなけれ
ばステップ(113)へ移行し、これまで説明してきた
通常と同じ動作を行う。ユニットが装着されていればス
テップ(122)に移行し、補助光モードフラグAUX
MODを1にセットする。
の状態を検知し、ユニットAUTが装着されていなけれ
ばステップ(113)へ移行し、これまで説明してきた
通常と同じ動作を行う。ユニットが装着されていればス
テップ(122)に移行し、補助光モードフラグAUX
MODを1にセットする。
尚、補助光ユニットAUTがカメラ本体に内蔵されてい
る場合は、ステップ(121)を省略しても良い。
る場合は、ステップ(121)を省略しても良い。
次にステップ(123)でフラグAUXUSEの状態を
検知する。AUXUSEは実際に補助光投光がなされた
ときに、(フラグAUXMODが1にセットされた状態
で)ステップ(108)の[像信号人力Jサブルーチン
が実行された時においてlにセットされるフラグである
。いま説明している状況では初めて補助光モードになっ
たわけであるから、それ以前には補助光投光がなされて
おらずステップ(124) 7−旦rAF制御」をリタ
ーンする。すなわち、この場合ステップ(108)で入
力した像信号データは破棄し、次のrAF制御」におい
て補助光投光状態で像信号を入力し、これを焦点検出に
使用することとなる。
検知する。AUXUSEは実際に補助光投光がなされた
ときに、(フラグAUXMODが1にセットされた状態
で)ステップ(108)の[像信号人力Jサブルーチン
が実行された時においてlにセットされるフラグである
。いま説明している状況では初めて補助光モードになっ
たわけであるから、それ以前には補助光投光がなされて
おらずステップ(124) 7−旦rAF制御」をリタ
ーンする。すなわち、この場合ステップ(108)で入
力した像信号データは破棄し、次のrAF制御」におい
て補助光投光状態で像信号を入力し、これを焦点検出に
使用することとなる。
さて、ステップ(122)にて初めてAUXMODが1
にセットされた状態で、rAF制御Jがリターンしての
後上記の如くして再びrAF制御」サブルーチンがコー
ルされると、ステップ(108)の「像信号入力」サブ
ルーチンでは補助光投光状態で像信号を入力し、ステッ
プ(111)での補助光モードフラグAUXMODの状
態検知でステップ(121)に移行する。
にセットされた状態で、rAF制御Jがリターンしての
後上記の如くして再びrAF制御」サブルーチンがコー
ルされると、ステップ(108)の「像信号入力」サブ
ルーチンでは補助光投光状態で像信号を入力し、ステッ
プ(111)での補助光モードフラグAUXMODの状
態検知でステップ(121)に移行する。
尚、該「像信号入力」サブルーチンではフラグAUXM
ODが1にセットされているため、像信号の蓄積に際し
、SALをHレベルとなし補助光ALEDを点灯させる
。
ODが1にセットされているため、像信号の蓄積に際し
、SALをHレベルとなし補助光ALEDを点灯させる
。
ステップ(121)、 (122)を経てステップ(
123)では補助光使用フラグAUXUSHの状態検知
を行う。既にステップ(108)において補助光投光状
態で「像信号人力」サブルーチンを実行しておりAUX
USEはlにセットされているからステップ(114)
へ移行し、「焦点検出」サブルーチンを実行する。以降
は通常のAF制御と同様である。
123)では補助光使用フラグAUXUSHの状態検知
を行う。既にステップ(108)において補助光投光状
態で「像信号人力」サブルーチンを実行しておりAUX
USEはlにセットされているからステップ(114)
へ移行し、「焦点検出」サブルーチンを実行する。以降
は通常のAF制御と同様である。
又、ステップ(115)にて繰り返しの周期性が検知さ
れた時にはステップ(131)、 (132)、
(134)が上述の低コントラスト検知下でのステップ
(121)。
れた時にはステップ(131)、 (132)、
(134)が上述の低コントラスト検知下でのステップ
(121)。
(122)、 (123)と同様に行なわれrAF制
御」をリターンし、その後再びrAF制御」がコールさ
れると、上述の補助光モードと同様にしてステップ(1
0B)、(111)、(121)、(122)、(12
3)を介してステップ(114)を実行する。よって繰
り返し周期性が高いと判定された場合も低コントラスト
時と同様に補助光投光下でのAF制御動作が行なわれる
。
御」をリターンし、その後再びrAF制御」がコールさ
れると、上述の補助光モードと同様にしてステップ(1
0B)、(111)、(121)、(122)、(12
3)を介してステップ(114)を実行する。よって繰
り返し周期性が高いと判定された場合も低コントラスト
時と同様に補助光投光下でのAF制御動作が行なわれる
。
上述したように低輝度、低コントラストもしくは周期性
被写体の条件下であり、かつ補助光ユニットが装着され
た時に補助光モードとなり、補助光発光下での検知像信
号に基づき焦点調節動作を行うわけであるが、補助光投
光状態で合焦した場合、ステップ(114)の「焦点検
出」サブルーチン内で補助光合焦フラグAUXJFが1
にセットされ、この場合rAF制御」のフローにおいて
は、ステップ(106)でAUXJFの状態が検知され
てステップ(107)へ移行したのちrAF制御」サブ
ルーチンをリターンする。即ち補助光投光状態で合焦し
た場合には、スイッチSW、をオフするまでは再び焦点
調整動作及びレンズ駆動は行わないようになる。
被写体の条件下であり、かつ補助光ユニットが装着され
た時に補助光モードとなり、補助光発光下での検知像信
号に基づき焦点調節動作を行うわけであるが、補助光投
光状態で合焦した場合、ステップ(114)の「焦点検
出」サブルーチン内で補助光合焦フラグAUXJFが1
にセットされ、この場合rAF制御」のフローにおいて
は、ステップ(106)でAUXJFの状態が検知され
てステップ(107)へ移行したのちrAF制御」サブ
ルーチンをリターンする。即ち補助光投光状態で合焦し
た場合には、スイッチSW、をオフするまでは再び焦点
調整動作及びレンズ駆動は行わないようになる。
第10図は周期性判定の他の一例を示す説明図である。
該第10図に示した様な被写体像信号A (i)もしく
はB (i)があるとき、その最大値Amaxと、最小
値Am1nを求め、その中間にスライスレベルSLを設
定する。
はB (i)があるとき、その最大値Amaxと、最小
値Am1nを求め、その中間にスライスレベルSLを設
定する。
SL=(Amax+Am1n)/2 (6
)周期性パターンであれば、スライスレベルに対する像
信号A (i)の大小関係がiに依存して周期的に変化
する。
)周期性パターンであれば、スライスレベルに対する像
信号A (i)の大小関係がiに依存して周期的に変化
する。
この現象は、(A(i)−8L)の符号だけに着目して
見て行けば良いので容易に検出でき、正負の交互の周期
的な反転数が所定数を越えたときに周期性の強い被写体
パターンと判定すれば良い。
見て行けば良いので容易に検出でき、正負の交互の周期
的な反転数が所定数を越えたときに周期性の強い被写体
パターンと判定すれば良い。
尚、スライスレベルとしてはA (i)の視野全体の平
均値(ΣA(i))/Nとして設定しても良い。また被
写体の周期パターンに重畳してゆるい輝度分布が存在す
ることも多いので、スライスレベルを、局部的な像信号
平均値とし、iとともに変化させると、もっと良好な判
別ができる。すなわち 5L(i)=Σ A(i+1り/(2J+1)
(7)A=−J とする。ただしJは適当な正整数で、スムージング幅(
2J+1)が問題にしている周期性パターンのピッチよ
り十分大きくなる様にとる。
均値(ΣA(i))/Nとして設定しても良い。また被
写体の周期パターンに重畳してゆるい輝度分布が存在す
ることも多いので、スライスレベルを、局部的な像信号
平均値とし、iとともに変化させると、もっと良好な判
別ができる。すなわち 5L(i)=Σ A(i+1り/(2J+1)
(7)A=−J とする。ただしJは適当な正整数で、スムージング幅(
2J+1)が問題にしている周期性パターンのピッチよ
り十分大きくなる様にとる。
上記の方法はA (i)の変動の激しいことを検出して
いるだけで、変動の周期性までは検出していない。本発
明の主旨としては周期性被写体を含む、もう少し大きな
像信号の集合に対し周期的判定信号を出しても良いので
、発光不要の被写体に対し補助光発光する場合が若干あ
る以外は本方法で充分実用性を持つ。
いるだけで、変動の周期性までは検出していない。本発
明の主旨としては周期性被写体を含む、もう少し大きな
像信号の集合に対し周期的判定信号を出しても良いので
、発光不要の被写体に対し補助光発光する場合が若干あ
る以外は本方法で充分実用性を持つ。
上記(6)、 (7)式等を用いて像信号の変動から
直接に周期性判定する場合には、焦点検出演算の手前で
判定を実用できるので、無効な演算が少なくなる。すな
わち前記第9図のフローチャートに於て、ステップ(1
08)の像信号入力時から、ステップ(112)のLS
IGFLGセット状態検出までの間に(6)、 (7
)式等用いて像信号の周期性を判定するサブルーチンを
挿入し、周期性被写体であると、判定したときにはLS
IGFLGを1に 。
直接に周期性判定する場合には、焦点検出演算の手前で
判定を実用できるので、無効な演算が少なくなる。すな
わち前記第9図のフローチャートに於て、ステップ(1
08)の像信号入力時から、ステップ(112)のLS
IGFLGセット状態検出までの間に(6)、 (7
)式等用いて像信号の周期性を判定するサブルーチンを
挿入し、周期性被写体であると、判定したときにはLS
IGFLGを1に 。
セットし、ステップ(112)からステップ(121)
に分枝するフローにする。このとき、第9図(b)のス
テップ(115)及び、ステップ(131)以下は省略
できる。
に分枝するフローにする。このとき、第9図(b)のス
テップ(115)及び、ステップ(131)以下は省略
できる。
又、周期性判定の他の方法としてデジタルフーリエ変換
を用いる方法を採っても良い。像信号輝度分布のデジタ
ルフーリエ変換のパワースペクトルを演算すると、非理
性被写体では第11図(a)の様になだらかなあまり激
しい変動のないパワースペクトルが得られる。図で横軸
は空間周波数、fNはナイトキスト周波数である。とこ
ろが周期性パターンでは同図(b、)の様に特定の空間
周波数で強いピークが見られ、非周期性パターンと明瞭
に区別される。従って、全パワースペクトル和に対する
特定スペクトルの比率を求め、その値が一定値を超えれ
ば周期性被写体と判定できる。具体的には、像信号A(
i)、i=1.2.・・・Nのパワースペ〜2 クトル成分をA(3)、 i=1.2.・・・Nとする
とき、を求め、γ+>Rを満たすiがあれば周期性被写
体とする。Rは0<R<1のあらかじめ定められたを加
え、その和が閾値Rを超えたとき周期性が強いと判定す
ればもっと確実な動作ができる。
を用いる方法を採っても良い。像信号輝度分布のデジタ
ルフーリエ変換のパワースペクトルを演算すると、非理
性被写体では第11図(a)の様になだらかなあまり激
しい変動のないパワースペクトルが得られる。図で横軸
は空間周波数、fNはナイトキスト周波数である。とこ
ろが周期性パターンでは同図(b、)の様に特定の空間
周波数で強いピークが見られ、非周期性パターンと明瞭
に区別される。従って、全パワースペクトル和に対する
特定スペクトルの比率を求め、その値が一定値を超えれ
ば周期性被写体と判定できる。具体的には、像信号A(
i)、i=1.2.・・・Nのパワースペ〜2 クトル成分をA(3)、 i=1.2.・・・Nとする
とき、を求め、γ+>Rを満たすiがあれば周期性被写
体とする。Rは0<R<1のあらかじめ定められたを加
え、その和が閾値Rを超えたとき周期性が強いと判定す
ればもっと確実な動作ができる。
尚、本実施例で言うパワースペクトルとはフーリエ正弦
変換と、余弦変換の2乗和である。
変換と、余弦変換の2乗和である。
また、(8)式はパースパルの定理により、と変形でき
るので、全部のiについてパワースペクトルでは全部の
iで同時にスペクトル成分が求まるが、画素数Nが必ず
しも多くないのとN=2K(K整数)の条件を満たすと
は限らないので、高速変換アルゴリズムが有利とは言え
ない。数少ないiについてパワースペクトルを演算する
ことは比較的容易であり、実空間での演算でスペクトル
演算すべきiを概略推定することも可能である。尚、像
信号から直接演算判定をしてもデジタルフーリエ変換し
ても、フローチャートに占めるサブルーチンの位置づけ
は変らない。
るので、全部のiについてパワースペクトルでは全部の
iで同時にスペクトル成分が求まるが、画素数Nが必ず
しも多くないのとN=2K(K整数)の条件を満たすと
は限らないので、高速変換アルゴリズムが有利とは言え
ない。数少ないiについてパワースペクトルを演算する
ことは比較的容易であり、実空間での演算でスペクトル
演算すべきiを概略推定することも可能である。尚、像
信号から直接演算判定をしてもデジタルフーリエ変換し
ても、フローチャートに占めるサブルーチンの位置づけ
は変らない。
以上の実施例では全て、補助光発光のない状態で形成さ
れた像信号を用い、周期性判定し、周期性が強いと判定
された被写体に対し、パターンのある補助光を投光し、
再度像信号を形成する様なシーケンスを前提とした。し
かし、本発明は、光量分布パターンのある補助光を被写
体面に投光して、周期性の強い被写体輝度分布を非周期
性に変換する方法、及びその方法の有効性を判定する手
段を提示するものである。例えば補助光発光時の像信号
と、非発光時の像信号とを有し、その選択を行なう様な
シーケンスにおいても本発明は有効である。
れた像信号を用い、周期性判定し、周期性が強いと判定
された被写体に対し、パターンのある補助光を投光し、
再度像信号を形成する様なシーケンスを前提とした。し
かし、本発明は、光量分布パターンのある補助光を被写
体面に投光して、周期性の強い被写体輝度分布を非周期
性に変換する方法、及びその方法の有効性を判定する手
段を提示するものである。例えば補助光発光時の像信号
と、非発光時の像信号とを有し、その選択を行なう様な
シーケンスにおいても本発明は有効である。
以上の如く本発明の焦点検出装置に依れば、従来像ずれ
検知方式焦点検出法では、検出不可とされていた周期性
被写体でも正確な自動焦点検出ができる。また本発明は
周期性パターンだけに特異的に反応するパターン判定手
段を備えているので、補助光発光を最少限にとどめるこ
とができ電力消費の点でも有利である。さらに上記周期
性判定手段は簡易なソフトウェアで構成できるので、自
動焦点カメラ内蔵のマイクロプロセッサ上で動作させる
ことができ容易に実現できる等多大な効果を奏するもの
である。
検知方式焦点検出法では、検出不可とされていた周期性
被写体でも正確な自動焦点検出ができる。また本発明は
周期性パターンだけに特異的に反応するパターン判定手
段を備えているので、補助光発光を最少限にとどめるこ
とができ電力消費の点でも有利である。さらに上記周期
性判定手段は簡易なソフトウェアで構成できるので、自
動焦点カメラ内蔵のマイクロプロセッサ上で動作させる
ことができ容易に実現できる等多大な効果を奏するもの
である。
第1図は自動焦点検出装置の光学系を示す構成図、第2
図はセンサーにおける像信号を示す説明図、第3図は焦
点検出装置による相関量を示す説明図、第4図は同期性
を有する像信号を示す説明図、第5図は本発明に係る焦
点検出装置の光学系を示す構成図、第6図は本発明に係
る焦点検出装置の一実施例を示す回路図、第7図(a)
、 (b)は本発明に係る焦点検出装置に用いられる
周期性の判定動作を説明するための説明図、第8図(a
)、 (b)。 (c)は補助光投光時における像信号変化を示す説明図
、第9図(a)、 (b)は第6図示の焦点検出装置
の動作を説明する説明図、第10図は周期性判定の他の
一例を示す説明図、第11図(a)、 (b)は周期
性判定の他の一例を示す説明図である。 AUT・・・補助光ユニット PR8・・・マイクロコンピュータ− 特許出願人 キャノン株式会社 ・ る (b) (b) (C) CrND (α) (b、) δN
図はセンサーにおける像信号を示す説明図、第3図は焦
点検出装置による相関量を示す説明図、第4図は同期性
を有する像信号を示す説明図、第5図は本発明に係る焦
点検出装置の光学系を示す構成図、第6図は本発明に係
る焦点検出装置の一実施例を示す回路図、第7図(a)
、 (b)は本発明に係る焦点検出装置に用いられる
周期性の判定動作を説明するための説明図、第8図(a
)、 (b)。 (c)は補助光投光時における像信号変化を示す説明図
、第9図(a)、 (b)は第6図示の焦点検出装置
の動作を説明する説明図、第10図は周期性判定の他の
一例を示す説明図、第11図(a)、 (b)は周期
性判定の他の一例を示す説明図である。 AUT・・・補助光ユニット PR8・・・マイクロコンピュータ− 特許出願人 キャノン株式会社 ・ る (b) (b) (C) CrND (α) (b、) δN
Claims (2)
- (1)被写体からの像をそれぞれ受光する第1と第2の
光電変換素子列と、該第1と第2の光電変換素子列の出
力に基づいて撮影レンズの焦点状態を検出するカメラの
ための焦点検出装置において、前記光電変換素子列の出
力に基づき光電変換素子列の出力信号の周期性の強さを
演算・判定する演算回路と、該演算回路にて周期性が強
いと判定された際に補助光源を駆動してパター投光を行
わせる補助光駆動回路を設け、光電変換素子列の出力信
号の周期性が強い時にパターン投光下における前記光電
変換素子列の出力信号に基づいて焦点状態検出を行うこ
とを特徴とするカメラの焦点検出装置。 - (2)前記演算回路は第1と第2の光電変換素子列の各
出力信号間関係をシフトしながらシフトごとの相関量を
求め、所定値以上の相関量を示した数が所定値以上の時
に周期性が強いと判定する特許請求の範囲第1項に記載
のカメラの焦点検出装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10880188A JPH01277211A (ja) | 1988-04-28 | 1988-04-28 | カメラのための焦点検出装置 |
US07/343,665 US4980716A (en) | 1988-04-28 | 1989-04-27 | Focus detecting device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10880188A JPH01277211A (ja) | 1988-04-28 | 1988-04-28 | カメラのための焦点検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01277211A true JPH01277211A (ja) | 1989-11-07 |
JPH0584882B2 JPH0584882B2 (ja) | 1993-12-03 |
Family
ID=14493826
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10880188A Granted JPH01277211A (ja) | 1988-04-28 | 1988-04-28 | カメラのための焦点検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01277211A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005345962A (ja) * | 2004-06-07 | 2005-12-15 | Sony Corp | 固体撮像装置、フォーカス制御方法 |
JP2017207771A (ja) * | 2012-04-25 | 2017-11-24 | 株式会社ニコン | 焦点検出装置、焦点調節装置およびカメラ |
-
1988
- 1988-04-28 JP JP10880188A patent/JPH01277211A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005345962A (ja) * | 2004-06-07 | 2005-12-15 | Sony Corp | 固体撮像装置、フォーカス制御方法 |
JP2017207771A (ja) * | 2012-04-25 | 2017-11-24 | 株式会社ニコン | 焦点検出装置、焦点調節装置およびカメラ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0584882B2 (ja) | 1993-12-03 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |