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JPH01271673A - 可変容量式圧縮機における始動時の容量設定装置 - Google Patents

可変容量式圧縮機における始動時の容量設定装置

Info

Publication number
JPH01271673A
JPH01271673A JP63097925A JP9792588A JPH01271673A JP H01271673 A JPH01271673 A JP H01271673A JP 63097925 A JP63097925 A JP 63097925A JP 9792588 A JP9792588 A JP 9792588A JP H01271673 A JPH01271673 A JP H01271673A
Authority
JP
Japan
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sleeve
spring
drive shaft
compressor
valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP63097925A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0633769B2 (ja
Inventor
Hiromitsu Ono
裕光 大野
Seiji Kato
誠司 加藤
Yasuo Minagawa
皆川 康夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP63097925A priority Critical patent/JPH0633769B2/ja
Priority to EP89303808A priority patent/EP0338762B1/en
Priority to DE8989303808T priority patent/DE68903354T2/de
Priority to US07/339,829 priority patent/US4973229A/en
Priority to CA000597173A priority patent/CA1332595C/en
Publication of JPH01271673A publication Critical patent/JPH01271673A/ja
Publication of JPH0633769B2 publication Critical patent/JPH0633769B2/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B27/00Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
    • F04B27/08Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
    • F04B27/10Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis having stationary cylinders
    • F04B27/1036Component parts, details, e.g. sealings, lubrication
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B27/00Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
    • F04B27/08Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
    • F04B27/14Control
    • F04B27/16Control of pumps with stationary cylinders
    • F04B27/18Control of pumps with stationary cylinders by varying the relative positions of a swash plate and a cylinder block
    • F04B27/1804Controlled by crankcase pressure

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A0発明の目的 (1)  産業上の利用分野 本発明は自動車用冷房装置等に使用される可変容量式圧
縮機において、揺動斜板の角変位位置を制御するスリー
ブの始動時の位置を規制する装置に関するものである。
(2)  従来の技術 従来前記可変容量式圧縮機は、たとえば米国特許第44
75871号明細書に開示される。ところでかかる従来
のものでは回転軸上のスリーブの両側に2つのばねが相
対向して配設され、これらのばねの荷重バランスにより
スリーブ位置を決め、これにより圧縮機の始動時におけ
る圧縮機の容量が決まるようになっている。
(3)  発明が解決しようとする課題ところで可変容
量式圧縮機では、できるだけ小容量状態で始動して立上
りトルクを低減し、各部材の強度やクラッチ容量を小さ
く設定できるようにし、その結果圧縮機の小型化、軽量
化、コストダウンを図ることが望ましいが、前記従来の
ものでは揺動斜板の角変位位置を変更するスリーブの両
側にがかるばね荷重は第5図において直線a。
bで示すようになり、始動時の前記スリーブ位置はスリ
ーブの左右移動に伴うフリクシランの大きさによって望
ましい所望の設定位置に対しである範囲で左右にばらつ
くことになり、そのため各部材の強度、クラッチの容量
を設計するにあたって前記ばらつき範囲のうち容量の最
大に近いところを基準にする必要を生じ、各部材の強度
、クラッチの容量が必要以上に大きくなり、圧縮機の大
型化、重量増、コストアップを招く原因になるという問
題がある。
本発明は上記実情に鑑みてなされたもので、圧縮機始動
時のスリーブを常に最適の設定位置に保持して各部材、
クラッチにかかる負荷を低減できるようにして前記従来
のものの問題点を解決できるようにした構成簡単な可変
容量式圧縮機における始動時の容量設定装置を提供する
ことを目的とするものである。
B0発明の構成 (1)  課題を解決するための手段 前記目的達成のため、本発明によれば、ハウジング、シ
リンダブロックおよびシリンダヘッドを備えた圧縮機本
体と;この圧縮機本体に回転自在に支承される回転駆動
軸と;前記ハウジング内において回転駆動軸に軸方向に
摺動可能に支承されるスリーブと:このスリーブに前記
回転駆動軸の軸線と直交する軸線回りに揺動可能に支持
されて回転駆動軸に連結されるジャーナルと;このジャ
ーナルに支承され前記軸線回りの揺動のみが許容される
揺動斜板と;この揺動斜板に複数本のコンロッドを介し
て連結される複数の作動ピストンと;前記シリンダブロ
ックの、前記回転駆動軸回りに配設され、前記複数の作
動ピストンを摺動自在に嵌合する複数のシリンダとを備
え、前記スリーブの摺動制御により前記ジャーナルおよ
び揺動斜板の角変位位置を変化させて、前記作動ピスト
ンの作動ストロークを変更するようにした可変容量式圧
縮機において、 前記スリーブの軸方向一側には、該スリーブを軸方向一
方に移動するように付勢するとともにスリーブの係合し
得るストッパを回転駆動軸上のストップ位置に保持し得
る第1ばねを配設し、また前記スリーブの軸方向他側に
は、前記スリーブを軸方向他方に移動するように付勢す
る、前記第1ばねよりも弱い第2ばねを配設し、前記圧
縮機の始動時には、前記第1ばねは、前記第2ばねの弾
発力に抗して前記ストッパをストップ位置に保持し、そ
れに係合される前記スリーブを定位置に保持させる。
(2)作 用 前記構成によれば、回転駆動軸上のスリーブは該スリー
ブを回転駆動軸上の左右位置に移動付勢する第1.第2
ばねと、前記回転駆動軸上に設けられて前記第1ばねの
ストロークを規制するストッパとの協働により、圧縮機
の始動時には、スリーブを常に定位置に保持して各部材
やクラッチに−かかる始動負荷を低減し、これにより各
部材の強度およびクラッチの容量を従来のものよりも小
さく設定することが可能となる。
(3)実施例 以下、図面により本発明の一実施例について説明する。
第1図には本実施例における可変容量式圧縮機Cの要部
が縦断して示されており、この図において、前記圧縮機
Cの圧縮機本体1は、中空円筒状のハウジング2と、そ
の開口端面に固着されるシリンダブロック3と、さらに
その端面に重合されるシリンダへラド4とを一体に結着
して全体として円筒状に構成される。
前記シリンダブロック3と、ハウジング2の端壁21に
は、該ハウジング2内を縦通ずる回転駆動軸5がラジア
ルニードル軸受6,7を介して回転自在に支承される。
この回転駆動軸5は圧縮機本体1の軸線LI上にあり、
その圧縮機本体1より突出する突出端にはクラッチを内
蔵した駆動プーリ8が一体に連結される。この駆動プー
リ8は図示しないエンジン等の駆動源に連動されて回転
駆動されるようになっている。
前記シリンダブロック3には、軸線L1を中心とする同
心円上に等間隔を存して放射状に複数個のシリンダ9が
前記回転駆動軸5と平行に形成されており、これらのシ
リンダ9にはそれぞれ作動ピストン10が摺動自在に嵌
合されている。そして各ピストン10は各シリンダ9内
を圧縮室12と背圧室13とに区画している。また各作
動ピストン10の前圧室13側背面にはコンロッド11
の球状の一端が回転自在に連結されており、各コンロッ
ド11はシリンダ9内を軸方向にのびその球状の他端は
、ハウジング2内に達しており、後述する斜板式駆動機
構りの揺動斜板19に回動自在に連結されている。
次に前記斜板式駆動機構りの構造について説明すると、
前記ハウジング2の作動室14内において、前記回転駆
動軸5上にはスリーブ15が軸方向に摺動自在に嵌挿さ
れている。このスリーブ15の左右両側には、回転駆動
軸5の軸線L1と直交する軸線1,1  (第1図紙面
の直角)上に中心をもつ左右一対のピボット軸16が一
体に突設されている。前記左右ピボット軸16には、盤
状のジャーナル17が回転駆動軸5の軸方向に前後に揺
動できるように支承される。前記ジャーナル17の、前
記スリーブ15を囲むように延びる円筒部t7.にはラ
ジアル軸受18を介して揺動斜板19が回転自在に支承
され、この揺動斜板19とジャーナル17の対向面間に
はスラストニードル軸受20が介在されている。揺動斜
板19の外端には回り止め部材21が連結ピン22によ
り連結され、この回り止め部材21は作動室14内にシ
リンダブロック3とハウジング2の端壁2置間にわたっ
て回転駆動軸5と平行に形成した案内溝23にスライド
可能に係合されている。そして前記案内溝23と回り止
め部材21とは、揺動斜板19の回り止め機構24を構
成している。
作動室14内において前記回転駆動軸5には、その径方
向にドライブピン25が一体に突設され、このドライブ
ピン25の先端には、連結腕26が一体に形成されてお
り、この連結腕26には円弧状保合孔27が穿設され、
これらの係合孔27にジャーナル17の取付片17gに
一体に突設した保合ピン28が摺動自在に係合されてい
る。そして円弧状の係合孔27はその長さ範囲で揺動斜
板19のピボット軸16回りの揺動を許容する。そして
回転駆動軸5の回転に応じてジャーナル17が回転する
揺動斜板19の一面には前述のように、複数のピストン
10に連なるコンロッド11の球状他端が回動自在に連
結される。したがって揺動斜板19のピボット軸16の
軸線L!回りの角変位位置に応じて各作動ピストン10
の作動ストロークすなわち吐出量が定まる。
前記回転駆動軸5には、そのシリンダブロック3側端部
に、段差係止部5.を介して小径軸部5、が形成される
。小径軸部5!には圧縮コイルぼねよりなる第1ばねS
P、が巻装され、この第1ばねSP、の一端は小径軸部
58に嵌合係止されるばね座30に係合し、またその他
端は前記段差係止部5.に係止される環状のストッパ3
1に係合されている。そして前記ストッパ31は、前記
スリーブ15が第1図において左に摺動するとき、その
一端面と係合してこの第1ばねSP+を圧縮するように
作用する。そして前記第1ばねSP。
のばね荷重は第4図に示すようにスリーブ15が容量増
側、すなわち右側に移動するにつれて減する。
前記ハウジング2には、その端壁21中央部に、外方に
突出した有底円筒状のシリンダ筒部32が回転駆動軸5
と同心に一体に突設され、このシリンダ筒部32に形成
される環状のシリンダ321内に環状の制御ピストン3
3が摺動自在に嵌合されている。この制御ピストン33
の内、外周面には、軸方向にilMさせてシールリング
S、、Stがそれぞれ嵌着されており、これらのシール
リングSt、Stは、シリンダ32.と制御ピストン3
3との内外摺動面間を流体密にシールする。而して前記
シールリングS+、Stは、前述のように制御ピストン
33の軸方向に!il!iiされていることにより、制
御ピストン33にこれを傾けようとする力が作用しても
この力に対抗して制御ピストン33の傾きを抑制するよ
うに作用する。
制御ピストン33とシリンダ筒部32の端壁間に制御圧
室34が画成される。制御圧室34内には、圧縮コイル
ばねよりなる第2ばねS P tが収容されており、こ
のばねSR,の両端は、前記制御ピストン33とシリン
ダ筒部32の端壁間に係合されており、前記制御ピスト
ン33を第1図左方、すなわち作動室14側に偏倚して
いる。制御ピストン33の作動室14側端部はアンギュ
ラボール軸受35を介して制御プレート36に回転自在
に支承される。制御プレート36は軸方向に延びる円筒
部36.が一体に形成され、この円筒部36、は回転駆
動軸5の外周面に回転自在に嵌挿支持されてその端面ば
、前記第2ばねSPtの弾発力により前記スリーブ15
の端面に係合される。
また前記円筒部36.には軸方向のスリット37が穿設
され、このスリット37を前記ドライブピン25が貫通
しており、回転駆動軸5と制御プレート36とは一体と
なって回転する。また制御プレート36の背面とハウジ
ング2の端壁28間にはスラストニードル軸受38が介
在される。制御ピストン33が左右に摺動すれば、これ
に追従してスリーブ15が軸方向に移動しそれに応じて
ジャーナル17および揺動斜板19のピボット軸16ま
わりの角変位位置が変化する。すなわち第1図において
制御ピストン33が左方に移動したときスリーブ15も
左方に移動し、それに応じてジャーナル17および揺動
斜板19が時計方向に回動して各作動ピストン10の摺
動ストロークが小となり、また制御ピストン33が右方
に移動したとき、作動ピストン10にかかる作動圧によ
りスリーブ15も右方に移動し、それに応じてジャーナ
ル17および揺動斜板19が第1図反時計方向に回動し
、各作動ピストン10の摺動ストロークが大きくなる。
短円筒状のシリンダヘッド4は仕切板40を介して前記
シリンダブロック3の端面にパツキン41を介して固着
され、このシリンダヘッド4の中央部には吐出室42が
形成されこの吐出室42のシリンダブロック3との境界
は前記仕切板40によって仕切られる。そしてこの吐出
室42にはシリンダヘッド4に形成した吐出管路44が
連通される。またシリンダヘッド4には、前記吐出室4
2を囲繞するように吸入室45が形成され、この吸入室
45のシリンダブロック3との境界も前記仕切板40に
よって仕切られる。そしてこの吸入室45はシリンダブ
ロック3に穿設した連通路46を介してハウジング2内
の作動室14に連通される。さらに作動室14には、ハ
ウジング2の壁面に形成した吸入管路47が連通される
前記仕切板40には、吐出室42とシリンダ9の圧縮室
12を連通ずる吐出口48が穿設されており、この吐出
口4日には作動ピストン10が圧縮作動しているとき吐
出口48を開く吐出弁49が設けられる。さらに仕切板
40には前記吸入室45とシリンダ9の圧縮室12とを
連通ずる吸入口50が穿設されており、この吸入口50
には作動ピストン10が吸入作動しているときこの吸入
口50を開(吸入弁51が設けられる。
圧縮機Cの吸入行程により、複数の作動ピストン10が
順次に往復動するとき、冷媒は吸入管路47、作動室1
4、連通路46を通って吸入室45に入り、そこから吸
入弁51を開弁して圧縮室12に吸入される。また圧縮
機Cの圧縮行程により圧縮室12内の圧縮冷媒は吐出弁
49を開弁し、吐出室42から突出管路44に圧送され
る。
前述のように構成される可変容量式圧縮機の容量制御は
制御弁Vによって行われる0次にこの制御弁Vの構成に
ついて説明すると、この制御弁Vは吐出室42に通じる
吐出通路52、前記作動室14および連通路46を介し
て吸入室45に通じる吸入通路53、および前記制御圧
室34に通じる制御通路54との間に介設される。
ハウジング2の端壁2Iに形成した弁ハウジング55内
には、弁本体56が設けられる。この弁本体56は弁ハ
ウジング55内に吐出通路52の連通する吐出圧弁室5
7を画成するとともにその内部に吸入通路53の連通す
る吸入圧弁室58が形成され、さらに制御通路54の連
通する通路59が形成されており、この通路59は前記
吐出圧弁室57と吸入圧弁室58とを連通する。
前記弁本体56には、前記吐出圧弁室57および通路5
9間を連通、遮断可能な第1弁機構60と、通路59お
よび吸入圧弁室58を連通、遮断可能な第2弁機構61
とを備える。
前記第1弁機構60は、弁本体56に形成した弁座62
に着座可能な球状の弁体63と、該弁体63を閉弁方向
に付勢する弁ばね64と、弁体63を開弁方向に作動す
るためのブツシュロッド65とを備えており、前記弁体
63と弁ばね64は弁室57に設けられ、ブツシュロッ
ド65は前記通路59内を移動可能に縦通される。
また第2弁機構61は弁本体56に形成した弁座67に
着座可能で前記ブツシュロッド65と一体のスプール弁
68と液弁68を閉弁方向に付勢する弁ばね69とを備
え、前記スプール弁68と弁ばね69は、弁本体56内
に形成した、前記吸入圧弁室58に収容される。
前記吸入圧弁室58内には、前記弁ばね69を囲繞する
とともにその両端が前記スプール弁68および吸入圧弁
室58の端板5B、に流体密に接続されるベローズ70
が収容されており、このベローズ70内は端板58.に
穿設した通孔71を介して大気に連通されている。した
がって吸入圧弁室58内の吸入圧力Psが上昇するとベ
ローズ70は収縮して第2弁機構61を開弁じ、また吸
入圧弁室58内の吸入圧力Psが下降するとベローズ7
0は膨脹して第1弁機構60を開弁する。
次に吐出容量の可変制御作用について説明すると、冷房
装置は冷房負荷が大となると吸入圧力PSが上昇し、冷
房負荷が小となれば吸入圧力Psが下降する特性がある
ので、いま冷房負荷が減少して吸入圧力Psが低下する
と、第1弁機構60の弁体63が開弁して吐出通路52
と制御通路54が連通して吐出圧力Pdにより、制御圧
室34の制御圧力Pcが上昇しそれに応じて制御ピスト
ン33は第2ばねSP、の弾発力に助成されて第1図左
方に移動し、制御プレート36を介して第3図(A)よ
り(B)に示すようにスリーブ15を左方に移動する。
これによりジャーナル17はピボット軸16回りに時計
方向に回動すなわち揺動斜板19を起立方向に回動する
。したがって、複数の作動ピストン10の作動ストロー
クは小さく圧縮機の吐出容量は減少する。そして圧縮機
の容量が最小になるときは第3図(B)に示すようにス
リーブ15は左限に達し、ストッパ31を介して第1ば
ねSPlを圧縮する。
次に空調装置の負荷が増大して吸入圧力Psが上昇する
と、今度はベローズ70が収縮するので、第2弁機構6
1のスプール弁68が開弁するとともに第1弁機構60
が閉弁するので、通路59と吸入圧通路53とが連通し
て制御圧室34の圧力Pcが減少し、それに応じて制御
ピストン33が第1図右方に移動する。これによりスリ
ーブ15は複数の作動ピストン10にかかる作動圧をう
けて右方に移動する。これによりジャーナル17はピボ
ット軸16回りに反時計方向に移動して揺動斜板19を
同方向に傾倒させ各作動ピストン10の作動ストローク
が大きくなり圧縮機Cの吐出容量が増大する。
以上のようにして可変容量式圧縮機Cの吐出容量が制御
される。
ところでこの可変容量式圧縮機Cは、その始動時の状態
では、第3図(C)に示すように第2ばねSP8の弾発
力はスリーブ15をストッパ31に当るまで左方に移動
させ、この時点での第2ばねSP、のばね荷重Fz  
(第4図)は当然にスリーブ15の左方への移動に伴う
フリクシタンよりも太き(設定される。
一方第1ばねSP、の弾発力は、ストッパ31を回転駆
動軸5の段差係止部5Iに弾発係止させる。そしてこの
時点でのばねS P +のばね荷重F、(第4図)は、
前記第2ばねSP!のばね荷重F8に、スリーブ15の
右方への移動に伴うフリクシタンを加えたものよりも大
きく設定される。
以上の第1.第2ばねsp、、sp、のばね荷重設定に
より圧縮機Cはその始動時にはスリーブは常に第3図(
C)に示す設定位置に保持され、この位置ではストッパ
31は第1ばねSPIの弾発力で段差係止部51に係止
されてストップ位置に保持され、スリーブ15は第2ば
ねSP2の弾発力でストッパ31の一側に係合される。
したがって前記従来のものでは、圧縮機の始動時のスリ
ーブ位置のばらつきを考慮して各部材の強度やクラッチ
容量を必要以上に大きく設定していたのに対し、この実
施例のものでは第4図に示すように圧縮機の始動時では
スリーブ15は常に一定の設定位置に保たれるので、そ
のスリーブ位置に合せて各部材の強度、クラッチ容量等
を従来のものよりも小さく適正値に設計することができ
る。
なおこの実施例では、本発明装置を自動車用の冷房装置
に適用される可変容量式圧縮機に適用した場合を説明し
たが、これを他の可変容量式圧縮機にも適用できること
は勿論である。
C0発明の効果 以上のように本発明によれば、可変容量式圧縮機におい
て、その始動時には、その吐出容量を決定するスリーブ
の位置を常に定位置に設定することができるので、この
スリーブの位置に合せて圧縮機の各部材の強度、クラッ
チの容量等を設計することができ、従来のこの種圧縮機
の如く始動時のスリーブのばらつきを考慮する必要のあ
るものに比べて前記各部材の強度、クラッチの容量等を
小さく設計することができ、その結果圧縮機全体の小型
、軽量化およびコストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図は本発明
装置を備えた可変容量式圧縮機の、要部縦断側面図、第
2図は第1図■−■線に沿う拡大断面図、第3図(A)
〜(C)は本発明装置の作動状態を示す第1図の部分図
、第4図はスリーブと第1.第2ばねとの関係を示す線
図、第5図は従来のもののスリーブと一対のばねとの関
係を示す線図である。 L+、Lt・・・軸線、SP+、SPx・・・第1.第
2ばね、 l・・・本体、2・・・ハウジング、3・・・シリンダ
ブロック、4・・・シリンダヘッド、5・・・回転駆動
軸、10・・・作動ピストン、11・・・コンロッド、
15・・・スリーブ、17・・・ジャーナル、19・・
・揺動斜板、31・・・ストッパ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  ハウジング(2)、シリンダブロック(3)およびシ
    リンダヘッド(4)を備えた圧縮機本体(1)と;この
    圧縮機本体(1)に回転自在に支承される回転駆動軸(
    5)と;前記ハウジング(2)内において回転駆動軸(
    5)に軸方向に摺動可能に支承されるスリーブ(15)
    と;このスリーブ(15)に前記回転駆動軸(5)の軸
    線(L_1)と直交する軸線(L_2)回りに揺動可能
    に支持されて回転駆動軸(5)に連結されるジャーナル
    (17)と;このジャーナル(17)に支承され前記軸
    線(L_2)回りの揺動のみが許容される揺動斜板(1
    9)と;この揺動斜板(19)に複数本のコンロッド(
    11)を介して連結される複数の作動ピストン(10)
    と;前記シリンダブロック(3)の、前記回転駆動軸(
    5)回りに配設され、前記複数の作動ピストン(10)
    を摺動自在に嵌合する複数のシリンダ(9)とを備え、
    前記スリーブ(15)の摺動制御により前記ジャーナル
    (17)および揺動斜板(19)の角変位位置を変化さ
    せて、前記作動ピストン(10)の作動ストロークを変
    更するようにした可変容量式圧縮機において、 前記スリーブ(15)の軸方向一側には、該スリーブ(
    15)を軸方向一方に移動するように付勢するとともに
    スリーブ(15)の係合し得るストッパ(31)を回転
    駆動軸(5)上のストップ位置に保持し得る第1ばね(
    SP_1)を配設し、また前記スリーブ(15)の軸方
    向他側には、前記スリーブ(15)を軸方向他方に移動
    するように付勢する、前記第1ばね(SP_1)よりも
    弱い第2ばね(SP_2)を配設し、前記圧縮機(C)
    の始動時には、前記第1ばね(SP_1)は、前記第2
    ばね(SP_2)の弾発力に抗して前記ストッパ(31
    )をストップ位置に保持し、それに係合される前記スリ
    ーブ(15)を定位置に保持させることを特徴とする、
    可変容量式圧縮機における始動時の容量設定装置。
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