JPH01265841A - 釣り具部品の製造方法 - Google Patents
釣り具部品の製造方法Info
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- JPH01265841A JPH01265841A JP9825288A JP9825288A JPH01265841A JP H01265841 A JPH01265841 A JP H01265841A JP 9825288 A JP9825288 A JP 9825288A JP 9825288 A JP9825288 A JP 9825288A JP H01265841 A JPH01265841 A JP H01265841A
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- fishing
- fishing line
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は釣り用品、釣り竿、リール等の釣り糸に接触す
る部品、例えばガイドリング、ラインリング、ラインガ
イド、ラインローラー等(以下ガイドリング等と称する
)のすべり性、耐摩耗性、熱伝導性、導電性、耐衝撃性
、硬度、糸の寿命の向上などに関するものである。
る部品、例えばガイドリング、ラインリング、ラインガ
イド、ラインローラー等(以下ガイドリング等と称する
)のすべり性、耐摩耗性、熱伝導性、導電性、耐衝撃性
、硬度、糸の寿命の向上などに関するものである。
釣り糸と接触する部品、例えばガイドリング等はナイロ
ン糸に帯電した静電気の為に細かな砂、塩分などが付着
し、長いヤスリ状となり、これに何回となく、こすられ
、削られ、溝ができ、又光自体も切れてしまうため、よ
ほどの硬度がないと耐摩耗的に問題が出ることから、従
来の金属リング、メノーリング、ガラスリング、磁気リ
ング等からタングステンカーバイドリング、ハードクロ
ムリングに変り、更にアルミナリング、ジルコニアリン
グ、シリコンナイトライドリング、シリコンカーバイト
リング、その他セラミックス複合材リングとより硬度の
高い、すべり性のよい耐摩耗性材料に移行してきている
。
ン糸に帯電した静電気の為に細かな砂、塩分などが付着
し、長いヤスリ状となり、これに何回となく、こすられ
、削られ、溝ができ、又光自体も切れてしまうため、よ
ほどの硬度がないと耐摩耗的に問題が出ることから、従
来の金属リング、メノーリング、ガラスリング、磁気リ
ング等からタングステンカーバイドリング、ハードクロ
ムリングに変り、更にアルミナリング、ジルコニアリン
グ、シリコンナイトライドリング、シリコンカーバイト
リング、その他セラミックス複合材リングとより硬度の
高い、すべり性のよい耐摩耗性材料に移行してきている
。
従来の金属性ガイドリング等は耐衝撃性に優れ、使用時
者などに当て破損するといった問題もなく、又導電性に
富み静電気を放電させ、砂、塩、チリ等の微粉の付着を
相当防止できるが、(イ)硬度がセラミックス(Tic
、 TiN 、 SiC)と比較して大変低いため糸
との接触により傷付き易く耐摩耗性に問題がある、(ロ
)セラミックス(SiC等)に比較して摩擦係数が高く
、すべり性が悪いので糸の痛みが激しくすぐに切れてし
まう、(・・)コ゛−ルド色(TiN等)、シルバー光
沢色(TiC等)その他任意の混合色という色彩性、フ
ァツション性に欠ける、などという問題がある。
者などに当て破損するといった問題もなく、又導電性に
富み静電気を放電させ、砂、塩、チリ等の微粉の付着を
相当防止できるが、(イ)硬度がセラミックス(Tic
、 TiN 、 SiC)と比較して大変低いため糸
との接触により傷付き易く耐摩耗性に問題がある、(ロ
)セラミックス(SiC等)に比較して摩擦係数が高く
、すべり性が悪いので糸の痛みが激しくすぐに切れてし
まう、(・・)コ゛−ルド色(TiN等)、シルバー光
沢色(TiC等)その他任意の混合色という色彩性、フ
ァツション性に欠ける、などという問題がある。
又、プラスチック製ガイドリング等は軽くて、製作コス
トが安いという長所があるが、その反面耐摩耗性に問題
があり、又傷つき易いという欠点を有している。
トが安いという長所があるが、その反面耐摩耗性に問題
があり、又傷つき易いという欠点を有している。
次にセラミックス製ガイドリング等について、次のよう
な問題がある。
な問題がある。
セラミックスの硬度はAt206でHv−2300〜2
700、SiCでHv−2000〜3000、ZrO2
でHv=1300〜14−00.513N4でHv=1
700〜2700 、 TiCでHv−2000〜5
000、TiN f T(v = 2000〜3000
と硬度は高いが、次の様々理由で耐摩耗性がそれほど向
上しない。それは、第1図(b)に示すようにセラミッ
クスの表面には微細ポアー、クランク等の微細空隙部1
があり、その周辺の角部2が鋭利な形となり、釣り糸の
与える力により容易に微小破損が起る。
700、SiCでHv−2000〜3000、ZrO2
でHv=1300〜14−00.513N4でHv=1
700〜2700 、 TiCでHv−2000〜5
000、TiN f T(v = 2000〜3000
と硬度は高いが、次の様々理由で耐摩耗性がそれほど向
上しない。それは、第1図(b)に示すようにセラミッ
クスの表面には微細ポアー、クランク等の微細空隙部1
があり、その周辺の角部2が鋭利な形となり、釣り糸の
与える力により容易に微小破損が起る。
この微小破損は第1図(c)に示すように釣り糸3との
摩擦の際、帯電する静電気により、細かな砂、塩分、そ
の他微粉等を付着して大きくなり破損微小片4となる。
摩擦の際、帯電する静電気により、細かな砂、塩分、そ
の他微粉等を付着して大きくなり破損微小片4となる。
この破損微小片4は釣り糸3に傷を付は切断に至らしめ
ると共にガイドリング等の表面にも傷を付け、本格摩耗
となる。
ると共にガイドリング等の表面にも傷を付け、本格摩耗
となる。
又、セラミックスは衝撃に非常に弱く、岩など固いもの
に当たると破損してしまう事が度々有り、ガイドリング
等の取シ付けに際してはフレームへのカシメにより行な
われるが、この時のカシメによる力で相当数破損する場
合がある。
に当たると破損してしまう事が度々有り、ガイドリング
等の取シ付けに際してはフレームへのカシメにより行な
われるが、この時のカシメによる力で相当数破損する場
合がある。
さらにセラミックスには熱伝導率の低いものがあり、釣
り糸を速度4. m 7秒で走らせた場合釣り糸(例え
ばナイロン銀リン15号)が溶は出してし捷う。
り糸を速度4. m 7秒で走らせた場合釣り糸(例え
ばナイロン銀リン15号)が溶は出してし捷う。
又現在のセラミックス素材色は地味なものが多く、ゴー
ルド色、シルバー色その他豪華さ、色彩的ファツション
性に欠ける。
ルド色、シルバー色その他豪華さ、色彩的ファツション
性に欠ける。
本願は耐摩耗性を向上させ、ポアー等周辺の破損を防ぎ
、さらに安価に色彩的ファツション性を付与するガイド
リング等の製造方法を提供することを目的とする。
、さらに安価に色彩的ファツション性を付与するガイド
リング等の製造方法を提供することを目的とする。
本件発明者は上記の目的を達成するため鋭意研究した結
果、セラミックス表面に散在する微細ポアー及びクラッ
ク等、微細空隙部周辺の角部が鋭利な形となって破損し
やすいのを防止するため、クラック周辺を含め埋め込む
形で、金属又はセラミックスを用いて、コーティングす
ると耐摩耗性、耐衝撃性、耐熱性が向上することを発見
して本願発明を完成した。又コーティングの角部を研磨
除去してクランク周辺の欠陥部のみを補強・保持すれば
、その母材の特性を生かしたまま、同時に欠点を是正で
きることも確認した。
果、セラミックス表面に散在する微細ポアー及びクラッ
ク等、微細空隙部周辺の角部が鋭利な形となって破損し
やすいのを防止するため、クラック周辺を含め埋め込む
形で、金属又はセラミックスを用いて、コーティングす
ると耐摩耗性、耐衝撃性、耐熱性が向上することを発見
して本願発明を完成した。又コーティングの角部を研磨
除去してクランク周辺の欠陥部のみを補強・保持すれば
、その母材の特性を生かしたまま、同時に欠点を是正で
きることも確認した。
す々わち、本件第1の発明の要旨は母材がセラミックス
よりなる釣り異部品において、少なくとも釣り糸との接
触面を金属又はセラミックスでコ一ティングすることを
特徴とする釣り異部品の製造方法にあり、本件第2の発
明は母材がセラミックスよりなる釣り異部品において少
なくとも釣り糸との接触面を金属又はセラミックスでコ
ーティングした後、さらに表層のみを物理的又は化学的
除去することを特徴とする釣り異部品め製造方法にある
。
よりなる釣り異部品において、少なくとも釣り糸との接
触面を金属又はセラミックスでコ一ティングすることを
特徴とする釣り異部品の製造方法にあり、本件第2の発
明は母材がセラミックスよりなる釣り異部品において少
なくとも釣り糸との接触面を金属又はセラミックスでコ
ーティングした後、さらに表層のみを物理的又は化学的
除去することを特徴とする釣り異部品め製造方法にある
。
本発明に用いる母材となるセラミックスは通常釣り異部
品として用いられるセラミックス全般が使用可能である
が、特にTiN 、 TiNを添加した各種セラミック
ス、 TiC、αSiC、βSiC、高純度アルミナ、
アルミナ、BeO9CrO2Mgo、SiO2(シリカ
) 、5102 (石英)、シリカガラス、TiO2゜
クリスタルガラス、 ZrO2(立方晶)、単斜晶ジル
コニア、ムライト、スピネル、コージライト、 B4C
。
品として用いられるセラミックス全般が使用可能である
が、特にTiN 、 TiNを添加した各種セラミック
ス、 TiC、αSiC、βSiC、高純度アルミナ、
アルミナ、BeO9CrO2Mgo、SiO2(シリカ
) 、5102 (石英)、シリカガラス、TiO2゜
クリスタルガラス、 ZrO2(立方晶)、単斜晶ジル
コニア、ムライト、スピネル、コージライト、 B4C
。
WC、S i 3N4.ガラス類、Aバ、アルミナ磁器
、ポーセレン、メノー石、サイアロン、その他セラミッ
クス複合材などの焼結体が好ましい。
、ポーセレン、メノー石、サイアロン、その他セラミッ
クス複合材などの焼結体が好ましい。
ところでセラミックス表面には散在する微細ポアー及び
クラック等微細空隙部周辺の角部が非常に破損しやすく
、この時の破壊粉が次の本格破壊の原因となる。本発明
においては第1図(a)に示すようにセラミックス母材
6の上に金属又はセラミックスよりなるコーテイング膜
5で被覆する。
クラック等微細空隙部周辺の角部が非常に破損しやすく
、この時の破壊粉が次の本格破壊の原因となる。本発明
においては第1図(a)に示すようにセラミックス母材
6の上に金属又はセラミックスよりなるコーテイング膜
5で被覆する。
こうすることによってポアー及びクラックをTic。
S+Cr ZrC+ HfC+ TaC+ Cr3C2
+ B4C等の炭化物、 TiN 、 Si3N4.
AIN 、 ZrN 、 HfN 、 TaN 。
+ B4C等の炭化物、 TiN 、 Si3N4.
AIN 、 ZrN 、 HfN 、 TaN 。
CrN等の窒化物、At2o3,5lo2.Tic2.
ZrO2゜Cr2O3等の酸化物のセラミックスまたは
Au 、 Ag 。
ZrO2゜Cr2O3等の酸化物のセラミックスまたは
Au 、 Ag 。
Cr + T+ + At+ Nl + Zn + P
t + Cu 、Fe等の金属でコーティングし埋め
、密着・保持させ、周辺をしっかり補強し、釣り糸の与
える力に依る微小破壊摩耗を減少させ、耐摩耗性の向上
をはかることができる。
t + Cu 、Fe等の金属でコーティングし埋め
、密着・保持させ、周辺をしっかり補強し、釣り糸の与
える力に依る微小破壊摩耗を減少させ、耐摩耗性の向上
をはかることができる。
コーティング方法は、コーティングするセラミックス、
金属の適性を考慮してCVD法、PVD法、溶射法等を
適宜選択して行う。例えばTi 、 Cr、TiN。
金属の適性を考慮してCVD法、PVD法、溶射法等を
適宜選択して行う。例えばTi 、 Cr、TiN。
TiC等は直流法、高周波法、クラスタイオンビーム法
、熱陰極法、 ARE法、プラズマ電子ビーム法(HC
D )、アーク放電型高真空法などのイオンシレーティ
ング法、真空蒸着法、ス・ぐツタリング法などのPVD
(Physical Vapor Depositi
on)法が好ましい。又SiC等のセラミックスはプラ
ズマ法、減圧法、常圧法などのCVD (Chemic
al VaporDeposition)法またはイオ
ンシレーティング法が好ましい。
、熱陰極法、 ARE法、プラズマ電子ビーム法(HC
D )、アーク放電型高真空法などのイオンシレーティ
ング法、真空蒸着法、ス・ぐツタリング法などのPVD
(Physical Vapor Depositi
on)法が好ましい。又SiC等のセラミックスはプラ
ズマ法、減圧法、常圧法などのCVD (Chemic
al VaporDeposition)法またはイオ
ンシレーティング法が好ましい。
コーテイング材についてはその特性を利用することによ
って他の効果も付加することができる。
って他の効果も付加することができる。
例えばTiN 、 Tic 、 Ti 、 Crなどは
導電性が付与され釣り糸への静電気の帯電による破壊微
粉などの付着が防止でき耐摩耗性が、−段と向上する。
導電性が付与され釣り糸への静電気の帯電による破壊微
粉などの付着が防止でき耐摩耗性が、−段と向上する。
又SjCなどは高い熱伝導率を持つので、その摩擦熱に
より釣り糸が切れてしまうのを防ぐことができる。
より釣り糸が切れてしまうのを防ぐことができる。
又、色彩的ファンジョンを付与するには地味なセラミッ
クス母材の表面にTjN (ゴールド色)、TiC(シ
ルバー色)等、又はこれらの混合色を適宜選択或いは混
合してコーティングすると良い。
クス母材の表面にTjN (ゴールド色)、TiC(シ
ルバー色)等、又はこれらの混合色を適宜選択或いは混
合してコーティングすると良い。
本発明におけるコーティングは1種類、1層に限ること
なく、勿論2種類以上、2層以上であってもよい。例え
ば硬度、耐摩耗性、熱伝導性、導電性、すべり性、装飾
性等の向上を目的としてSiC膜へのTiN 、 Ti
C膜を付けたり、TiC膜へTiN 、 SiC膜を付
ける等、或いはTi 、 Cr等の金属の組み合わせに
依る使用法もある。
なく、勿論2種類以上、2層以上であってもよい。例え
ば硬度、耐摩耗性、熱伝導性、導電性、すべり性、装飾
性等の向上を目的としてSiC膜へのTiN 、 Ti
C膜を付けたり、TiC膜へTiN 、 SiC膜を付
ける等、或いはTi 、 Cr等の金属の組み合わせに
依る使用法もある。
又、本発明のコーティングは第2図に示すようにうねり
をもたせたコーテイング膜5を層形成させることにより
釣り糸3との接触の際、摩擦抵抗の減少や発熱の減少を
図り、糸及びガイドリング等の寿命を伸ばすことができ
る。
をもたせたコーテイング膜5を層形成させることにより
釣り糸3との接触の際、摩擦抵抗の減少や発熱の減少を
図り、糸及びガイドリング等の寿命を伸ばすことができ
る。
さらに本発明において、表面のポアー又はクラック等の
欠陥部の保持・補強のみを目的とする場合は第3図に示
すように、−度付けた表面コーテイング膜5のみをバレ
ル研磨、ダイヤペースト研磨、ランプ、ポリッシング等
の物理的方法又は化学的方法で除去し、表面の欠陥部]
(空隙部)のみを埋められた状態にすればその母材の特
性はそのまま生かされ、欠陥部のみ補強することができ
る。
欠陥部の保持・補強のみを目的とする場合は第3図に示
すように、−度付けた表面コーテイング膜5のみをバレ
ル研磨、ダイヤペースト研磨、ランプ、ポリッシング等
の物理的方法又は化学的方法で除去し、表面の欠陥部]
(空隙部)のみを埋められた状態にすればその母材の特
性はそのまま生かされ、欠陥部のみ補強することができ
る。
尚、コーテイング膜の厚さは01μm未満では地肌の凹
凸のためコーティングが均一になされないので、0.1
μm以上が好寸しい。又コーテイング膜の粗さは大きす
ぎると釣り糸の傷みを激しくするので38(定義はJI
S BO601)程度以下が好ましい。
凸のためコーティングが均一になされないので、0.1
μm以上が好寸しい。又コーテイング膜の粗さは大きす
ぎると釣り糸の傷みを激しくするので38(定義はJI
S BO601)程度以下が好ましい。
〔実施例1〕
次の6種類の発明品及び比較品を製作して耐摩耗テスト
と釣り糸の寿命テストを行った。
と釣り糸の寿命テストを行った。
比較品A:セラミノクス(AI!、203)製ラインロ
ーラー。
ーラー。
比較品B:セラミンクス(SiC)製ラインローラー
〇 発明品C:比較品Aをバレル研磨によfio、1s以下
に表面を仕上げ、そこへアーク 放電型高真空イオンシレーティング 法によりTiNを3μm厚さにコーティングしたもの。
〇 発明品C:比較品Aをバレル研磨によfio、1s以下
に表面を仕上げ、そこへアーク 放電型高真空イオンシレーティング 法によりTiNを3μm厚さにコーティングしたもの。
発明品D=比較品Aをバレル研磨により0.1S以下に
表面を仕上げ、そこへアーク 放電型高真空イオングレーティング 法によりTicを2μm厚さにコーティングし、更にT
iNを2μm厚さにコーティングしたもの。
表面を仕上げ、そこへアーク 放電型高真空イオングレーティング 法によりTicを2μm厚さにコーティングし、更にT
iNを2μm厚さにコーティングしたもの。
発明品E:比較品Bをバレル研磨により0.1S以下に
表面を仕上げ、そこへアーク 放電型高真空イオンブレーティング 法によりTiNを3μm厚さにコーティングしたもの。
表面を仕上げ、そこへアーク 放電型高真空イオンブレーティング 法によりTiNを3μm厚さにコーティングしたもの。
発明品F:比較品Bをバレル研磨によfio、1s以下
に表面を仕上げ、そこへアーク 放電型高真空イオンブレーティング 法によりTiCを2μm厚さにコーティングし、更にT
iNを2μm厚さにコーティングしたもの。
に表面を仕上げ、そこへアーク 放電型高真空イオンブレーティング 法によりTiCを2μm厚さにコーティングし、更にT
iNを2μm厚さにコーティングしたもの。
第4図(a) 、 (b)に示した試験装置でラインロ
ーラー7に300gの荷重をかけ、釣り糸3を4 m
/secの速度で200km糸を走らせた結果比較量A
のラインローラーは糸の通った所が6〜1011mの溝
状を生じ、比較量B、発明品C1発明品Eはわずかな摩
耗痕を残し、発明品D、発明品Fはほとんど摩耗痕も生
じなかった。
ーラー7に300gの荷重をかけ、釣り糸3を4 m
/secの速度で200km糸を走らせた結果比較量A
のラインローラーは糸の通った所が6〜1011mの溝
状を生じ、比較量B、発明品C1発明品Eはわずかな摩
耗痕を残し、発明品D、発明品Fはほとんど摩耗痕も生
じなかった。
釣り糸寿命テスト
同じく第4図(a) 、 (b)に示す試験装置を用い
4、 m/sec 、荷重300Jで釣り系鋼リン1゜
5号が何kmを走らせた所で糸が切れるかをテストした
。
4、 m/sec 、荷重300Jで釣り系鋼リン1゜
5号が何kmを走らせた所で糸が切れるかをテストした
。
比較量Aは3〜27kmで糸が切断してしまうのに対し
、発明品C,Dは70〜80kmの糸の走り効果を確認
した。又比較量Bは160〜180kmであったのに対
し、発明品E、Fは190〜300km以上、糸の寿命
があった。
、発明品C,Dは70〜80kmの糸の走り効果を確認
した。又比較量Bは160〜180kmであったのに対
し、発明品E、Fは190〜300km以上、糸の寿命
があった。
〔実施例2〕
外径1.5mm、内径11龍、高さ2.9 mmのSi
C単体ガイドリング(比較量)と、SiC単体力゛イド
υングにTiNを3μm厚さにアーク放電型高真空イオ
ンブレーティング法によりコーティングしたもの(発明
品)を用いて耐衝撃テストを行った。耐衝撃テストは比
較量及び発明品を所定高さからセメント床へ落下させる
ことにより行った。
C単体ガイドリング(比較量)と、SiC単体力゛イド
υングにTiNを3μm厚さにアーク放電型高真空イオ
ンブレーティング法によりコーティングしたもの(発明
品)を用いて耐衝撃テストを行った。耐衝撃テストは比
較量及び発明品を所定高さからセメント床へ落下させる
ことにより行った。
比較量は2mの高さから落下すると50%破損するが、
発明品は2mの高さからでは10%しか破損せず、4m
高さからの落下では40%の破損であった。
発明品は2mの高さからでは10%しか破損せず、4m
高さからの落下では40%の破損であった。
〔実施例3〕
地味々セラミックス素材色に対し、TiNをコーティン
グし、バレル研磨で0.1S以下としたところ輝くよう
な光沢を得た。又TiNを曲線状にランダムにコーティ
ングし、更にTiCを部分的にコーティングしたところ
、ゴールド色、シルバー色の独特の模様を得、ファツシ
ョン性を付与することができた。
グし、バレル研磨で0.1S以下としたところ輝くよう
な光沢を得た。又TiNを曲線状にランダムにコーティ
ングし、更にTiCを部分的にコーティングしたところ
、ゴールド色、シルバー色の独特の模様を得、ファツシ
ョン性を付与することができた。
本発明に係る方法による釣り具部品は、従来のセラミッ
クス製ラインローラ、ガイドリング、ラインリング、ラ
インガイドに比べ、耐摩耗性、耐衝撃性、すベシ性、釣
り糸の寿命延長および色彩ファンジョン性の優れたもの
とすることができる。
クス製ラインローラ、ガイドリング、ラインリング、ラ
インガイドに比べ、耐摩耗性、耐衝撃性、すベシ性、釣
り糸の寿命延長および色彩ファンジョン性の優れたもの
とすることができる。
第1図はセラミックス釣り具の拡大略図で(a)は本発
明に係るコーテイング膜で被覆されたもの、(b)はセ
ラミックス母材素地、(c)はナイロン製釣り糸の摩擦
によりセラミックス母材の微小破壊をそれぞれ示す。第
2図はうねシをもたせたコーテイング膜を示し、第3図
はセラミックス表面部微細ポアー、クラックのみを金属
、セラミックスで埋めた図を示す。第4図は実施例の試
験装置の概略図を示す。 1・・・セラミックス母材の空隙部、2・・・1周辺の
カケ易い角部、3・・・釣り糸、4・・・セラミックス
微小破壊粉、5・・・コーテイング膜、6・・・セラミ
ックス母材。
明に係るコーテイング膜で被覆されたもの、(b)はセ
ラミックス母材素地、(c)はナイロン製釣り糸の摩擦
によりセラミックス母材の微小破壊をそれぞれ示す。第
2図はうねシをもたせたコーテイング膜を示し、第3図
はセラミックス表面部微細ポアー、クラックのみを金属
、セラミックスで埋めた図を示す。第4図は実施例の試
験装置の概略図を示す。 1・・・セラミックス母材の空隙部、2・・・1周辺の
カケ易い角部、3・・・釣り糸、4・・・セラミックス
微小破壊粉、5・・・コーテイング膜、6・・・セラミ
ックス母材。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、母材がセラミックスよりなる釣り具部品において、
少なくとも釣り糸との接触面を金属又はセラミックスで
コーティングすることを特徴とする釣り具部品の製造方
法。 2、母材がセラミックスよりなる釣り具部品において、
少なくとも釣り糸との接触面を金属又はセラミックスで
コーティングした後、さらに表層のみを物理的又は化学
的除去することを特徴とする釣り具部品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9825288A JPH01265841A (ja) | 1987-12-03 | 1988-04-22 | 釣り具部品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30723587 | 1987-12-03 | ||
JP62-307235 | 1987-12-03 | ||
JP9825288A JPH01265841A (ja) | 1987-12-03 | 1988-04-22 | 釣り具部品の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01265841A true JPH01265841A (ja) | 1989-10-23 |
JPH0522489B2 JPH0522489B2 (ja) | 1993-03-29 |
Family
ID=26439448
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9825288A Granted JPH01265841A (ja) | 1987-12-03 | 1988-04-22 | 釣り具部品の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01265841A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05153887A (ja) * | 1991-11-29 | 1993-06-22 | Kyocera Corp | 釣り糸用ガイド部材 |
US5981060A (en) * | 1997-05-27 | 1999-11-09 | Kyocera Corporation | Decorative member |
US6284376B1 (en) | 1997-07-31 | 2001-09-04 | Kyocera Corporation | Ornamental article and process for producing the same |
JP2006180831A (ja) * | 2004-12-28 | 2006-07-13 | Shimano Inc | スピニングリールの釣り糸案内機構 |
JP2010148448A (ja) * | 2008-12-25 | 2010-07-08 | Globeride Inc | スポーツ用品、及びスポーツ用品の製造方法 |
Citations (13)
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