JPH01264826A - 合成樹脂成形品の成形方法 - Google Patents
合成樹脂成形品の成形方法Info
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- JPH01264826A JPH01264826A JP9397888A JP9397888A JPH01264826A JP H01264826 A JPH01264826 A JP H01264826A JP 9397888 A JP9397888 A JP 9397888A JP 9397888 A JP9397888 A JP 9397888A JP H01264826 A JPH01264826 A JP H01264826A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は合成樹脂成形品の成形方法に係り、詳しくは合
成樹脂シートをプレス成形及び真空成形することにより
合成樹脂成形品を成形する方法に関するものである。
成樹脂シートをプレス成形及び真空成形することにより
合成樹脂成形品を成形する方法に関するものである。
なお、本明細書において「合成樹脂シート」の用語は、
その厚さに限定を受けないものとして使用するが、通常
は厚さ1〜5mmのものが中心となる。
その厚さに限定を受けないものとして使用するが、通常
は厚さ1〜5mmのものが中心となる。
[従来の技術]
合成樹脂シートを真空成形する際にさらに圧空を加える
ことにより、シボ模様の転写率の高い合成樹脂成形品を
成形する方法がある(以下、真空圧空成形という)。こ
れは、第5〜7図に示すように、成形凹部51とシボ模
様52を備えた真空吸引側のポーラス金型53と、該成
形四部51よりかなり小さいプラグ部54を備えた圧空
側のポーラス金型55を用い、次の工程で行うものであ
る。
ことにより、シボ模様の転写率の高い合成樹脂成形品を
成形する方法がある(以下、真空圧空成形という)。こ
れは、第5〜7図に示すように、成形凹部51とシボ模
様52を備えた真空吸引側のポーラス金型53と、該成
形四部51よりかなり小さいプラグ部54を備えた圧空
側のポーラス金型55を用い、次の工程で行うものであ
る。
■ 第5図に示すように、加熱により可塑化した該合成
樹脂シート56を両ポーラス金型53.55間にセット
する。
樹脂シート56を両ポーラス金型53.55間にセット
する。
■ 第6図に示すように、両ポーラス金型53゜55を
型合わせし、前記プラグ部54により合成樹脂シート5
6を成形凹部51内に進入させて予備変形させる。
型合わせし、前記プラグ部54により合成樹脂シート5
6を成形凹部51内に進入させて予備変形させる。
■ 第7図に示すように、ポーラス金型53の裏側を減
圧して合成樹脂シート56を該ポーラス金型53に真空
吸引するとともに、ポーラス金型55の裏側を加圧して
合成樹脂シート56を前記ポーラス金型53側に圧空す
ることにより、合成樹脂シート56を真空圧空成形し、
同時に該合成樹脂シート56の表面にシボ模様52を転
写賦形する。このとき、合成樹脂シート56の裏面とプ
ラグ部54との間には隙間ができる。
圧して合成樹脂シート56を該ポーラス金型53に真空
吸引するとともに、ポーラス金型55の裏側を加圧して
合成樹脂シート56を前記ポーラス金型53側に圧空す
ることにより、合成樹脂シート56を真空圧空成形し、
同時に該合成樹脂シート56の表面にシボ模様52を転
写賦形する。このとき、合成樹脂シート56の裏面とプ
ラグ部54との間には隙間ができる。
■ 前記減圧及び加圧を解除するとともに、両ポーラス
金型53.55を型開きし、合成樹脂成形品57を離型
させる。
金型53.55を型開きし、合成樹脂成形品57を離型
させる。
■ 合成樹脂成形品57から合成樹脂シート56の不要
部分を切除する。
部分を切除する。
上記方法によれば、単なる真空成形(吸引力は1 kg
/ all )に比べて、真空吸引に圧空が加わる分だ
け(1kg/a(+圧空圧力)、成形凹部51とシボ模
様52の転写率が向上する。
/ all )に比べて、真空吸引に圧空が加わる分だ
け(1kg/a(+圧空圧力)、成形凹部51とシボ模
様52の転写率が向上する。
[発明が解決しようとする課題]
ところが、上記真空圧空成形においては、真空圧空時に
合成樹脂シート56の裏面とプラグ部54との間に隙間
ができ、該合成樹脂シート56をプラグ部54の形状に
拘束することができなかったため、該合成樹脂シート5
6の裏面にリブ、凹条等の凹凸形状や凹凸模様を賦形す
ることができないという問題があった。
合成樹脂シート56の裏面とプラグ部54との間に隙間
ができ、該合成樹脂シート56をプラグ部54の形状に
拘束することができなかったため、該合成樹脂シート5
6の裏面にリブ、凹条等の凹凸形状や凹凸模様を賦形す
ることができないという問題があった。
本発明は、合成樹脂成形品を成形すると同時に、合成樹
脂成形品の両面に凹凸形状や凹凸模様を転写賦形するこ
とができ、その転写率を高めることもできる合成樹脂成
形品の成形方法を提供することを目的としている。
脂成形品の両面に凹凸形状や凹凸模様を転写賦形するこ
とができ、その転写率を高めることもできる合成樹脂成
形品の成形方法を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段]
上記目的を達成するために、本発明の合成樹脂成形品の
成形方法においては、成形面に凹凸形状又は凹凸模様を
設けた通気性多孔質の二つのポーラス金型を用い、両ポ
ーラス金型の成形面により可塑状態の合成樹脂シートを
プレス成形するとともに、一方又は両方のポーラス金型
の裏側を減圧することにより前記合成樹脂シートを真空
成形するという手段をとっている。
成形方法においては、成形面に凹凸形状又は凹凸模様を
設けた通気性多孔質の二つのポーラス金型を用い、両ポ
ーラス金型の成形面により可塑状態の合成樹脂シートを
プレス成形するとともに、一方又は両方のポーラス金型
の裏側を減圧することにより前記合成樹脂シートを真空
成形するという手段をとっている。
また、前記プレス成形とともに、一方のポーラス金型の
裏側を減圧し、他方のポーラス金型の裏側を加圧するこ
とにより前記合成樹脂シートを真空圧空成形するという
手段をとることもできる。
裏側を減圧し、他方のポーラス金型の裏側を加圧するこ
とにより前記合成樹脂シートを真空圧空成形するという
手段をとることもできる。
[作用]
両ポーラス金型の成形面により可塑状態の合成樹脂シー
トをプレス成形すると、該合成樹脂シートは両成形面に
拘束されて流動し、それらの間に充満するため、合成樹
脂成形品が成形されると同時に、合成樹脂成形品の両面
に前記凹凸形状又は凹凸模様が転写賦形される。
トをプレス成形すると、該合成樹脂シートは両成形面に
拘束されて流動し、それらの間に充満するため、合成樹
脂成形品が成形されると同時に、合成樹脂成形品の両面
に前記凹凸形状又は凹凸模様が転写賦形される。
また、一方又は両方のポーラス金型の裏側を減圧して合
成樹脂シートを真空成形すれば、該一方又は両方のポー
ラス金型に設けられた凹凸形状又は凹凸模様の転写率が
高まる。
成樹脂シートを真空成形すれば、該一方又は両方のポー
ラス金型に設けられた凹凸形状又は凹凸模様の転写率が
高まる。
また、一方のポーラス金型の裏側を減圧し、他方のポー
ラス金型の裏側を加圧することにより前記合成樹脂シー
トを真空圧空成形すれば、前者のポーラス金型に設けら
れた凹凸形状又は凹凸模様の転写率がさらに高まるとと
もに、合成樹脂シートの冷却効果及び離型性も高まる。
ラス金型の裏側を加圧することにより前記合成樹脂シー
トを真空圧空成形すれば、前者のポーラス金型に設けら
れた凹凸形状又は凹凸模様の転写率がさらに高まるとと
もに、合成樹脂シートの冷却効果及び離型性も高まる。
[実施例]
実施例について第1〜4図に従って説明すると、まず、
本実施例に使用する合成樹脂シート1は、塩化ビニル、
塩化ビニリデン、ポリエチレン、ポリプロピレン、飽和
ポリエステル、ポリアミド(ナイロン等)、酢酸ビニル
共重合体、ABS。
本実施例に使用する合成樹脂シート1は、塩化ビニル、
塩化ビニリデン、ポリエチレン、ポリプロピレン、飽和
ポリエステル、ポリアミド(ナイロン等)、酢酸ビニル
共重合体、ABS。
その他各種の熱可塑性合成樹脂又はこれらの複合材料よ
りなるものである。
りなるものである。
また、本実施例に使用する成形金型は成形凹部を備えた
上部金型2と、成形凸部を備えた下部金型3とからなる
。
上部金型2と、成形凸部を備えた下部金型3とからなる
。
前記上部金型2は、成形凹部4とパーティング面5とを
電鋳により一体形成してなる通気性多孔質の上部ポーラ
ス金型6と、該上部ポーラス金型6の背面周囲を密閉状
に支持する支持枠7と、該上部ポーラス金型6の背面を
支持する支持部材8と、支持部材8の背面に充填された
エポキシ樹脂製の充填材9と、支持枠7の上底部にねじ
止めされた底板10とから構成されている。
電鋳により一体形成してなる通気性多孔質の上部ポーラ
ス金型6と、該上部ポーラス金型6の背面周囲を密閉状
に支持する支持枠7と、該上部ポーラス金型6の背面を
支持する支持部材8と、支持部材8の背面に充填された
エポキシ樹脂製の充填材9と、支持枠7の上底部にねじ
止めされた底板10とから構成されている。
前記上部ポーラス金型6は電鋳により厚さ3〜7mmに
形成され、成形四部4の成形面4aには凹凸模様の一態
様であるシボ模様11が前記電鋳と同時に形成されてい
る。また、第3図に示すように、上部ポーラス金型6を
通気性多孔質としている多数の通気孔12は、前記電鋳
を次のように調整して行うことにより電鋳と同時に貫通
形成されたもので、上部ポーラス金型6の裏側へ向かう
につれて拡径している。
形成され、成形四部4の成形面4aには凹凸模様の一態
様であるシボ模様11が前記電鋳と同時に形成されてい
る。また、第3図に示すように、上部ポーラス金型6を
通気性多孔質としている多数の通気孔12は、前記電鋳
を次のように調整して行うことにより電鋳と同時に貫通
形成されたもので、上部ポーラス金型6の裏側へ向かう
につれて拡径している。
ここで、前記上部ポーラス金型6の製造方法を簡単に説
明すると、 (a)まず、前記成形四部4と同形かつネガ・ポジの関
係にある凸部及びシボ模様を備えたマンドレル(図示し
ない)を製造する。
明すると、 (a)まず、前記成形四部4と同形かつネガ・ポジの関
係にある凸部及びシボ模様を備えたマンドレル(図示し
ない)を製造する。
(b)次に、前記マンドレルの表面にペースト状銀ラッ
カー、酢酸ブチル及び塩化ビニルラッカーの混合液をス
プレーして、導電被膜を形成する。この導電被膜には塩
化ビ三ルラッカ一の粒が点在するために、多数の微少な
非導電部が形成される。
カー、酢酸ブチル及び塩化ビニルラッカーの混合液をス
プレーして、導電被膜を形成する。この導電被膜には塩
化ビ三ルラッカ一の粒が点在するために、多数の微少な
非導電部が形成される。
(C)続いて、スルファミン酸ニッケルと硼酸を主成分
とし、ピンホール抑制用界面活性剤を含まない特殊なメ
ツキ液に前記マンドレルを浸漬する。
とし、ピンホール抑制用界面活性剤を含まない特殊なメ
ツキ液に前記マンドレルを浸漬する。
そして、該マンドレルの導電被膜(カソード)とニッケ
ル電極(アノード)との間に通電すると、導電被膜にニ
ッケルが電着してゆき、前記上部ポーラス金型6が電鋳
形成される。その際、前記導電被膜における微少な非導
電部にはニッケルは電着しないので、この非電着部が成
長してゆくことで前記拡径を伴う通気孔12が形成され
る。
ル電極(アノード)との間に通電すると、導電被膜にニ
ッケルが電着してゆき、前記上部ポーラス金型6が電鋳
形成される。その際、前記導電被膜における微少な非導
電部にはニッケルは電着しないので、この非電着部が成
長してゆくことで前記拡径を伴う通気孔12が形成され
る。
引き続き、上部金型2について説明すると、前記支持部
材8は銅、鉄等よりなる多数の小さい金属球8aをハン
ダ等の金属又はエポキシ樹脂等の合成樹脂により接合し
てなるものであり、金属球8a間に隙間が形成されるた
め通気性を有している。
材8は銅、鉄等よりなる多数の小さい金属球8aをハン
ダ等の金属又はエポキシ樹脂等の合成樹脂により接合し
てなるものであり、金属球8a間に隙間が形成されるた
め通気性を有している。
続いて、下部金型3は前記成形凹部4よりわずかに小さ
い成形凸部13とパーティング面14とを電鋳により一
体形成してなる通気性多孔質の下部ポーラス金型15と
、前記上部金型2と同様の支持枠7、支持部材8、充填
材9及び底板10とから構成されている。
い成形凸部13とパーティング面14とを電鋳により一
体形成してなる通気性多孔質の下部ポーラス金型15と
、前記上部金型2と同様の支持枠7、支持部材8、充填
材9及び底板10とから構成されている。
この下部ポーラス金型15は前記上部ポーラス金型6と
同様にして電鋳形成され、多数の通気孔12を有してい
る。また、成形凸部13の成形面13aには前記シボ模
様に代えて2本の講」6が形成されている。
同様にして電鋳形成され、多数の通気孔12を有してい
る。また、成形凸部13の成形面13aには前記シボ模
様に代えて2本の講」6が形成されている。
そして、上部金型2には真空ポンプ等を使用した減圧装
置17が通気管18を介して接続され、下部金型3には
エアポンプ等を使用した圧空装置19が通気管20を介
して接続されている。
置17が通気管18を介して接続され、下部金型3には
エアポンプ等を使用した圧空装置19が通気管20を介
して接続されている。
さて、上記成形装置を用いて合成樹脂成形品を成形する
方法について説明する。
方法について説明する。
■ まず、第2図に示すように、上部金型2と下部金型
3を型開きし、これらの間に加熱により可塑化させた合
成樹脂シート1をセットする。
3を型開きし、これらの間に加熱により可塑化させた合
成樹脂シート1をセットする。
■ 次に、第1図に示すように、上部金型2と下部金型
3を型締めして、両ポーラス金型6.15の成形面4a
、13aにより前記可塑状態の合成樹脂シート1を20
kg/CXl〜70kg/cx&のプレス圧でプレス成
形すると、該合成樹脂シート1は両成形面4a、13a
に拘束されて流動し、それらの間に充満する。
3を型締めして、両ポーラス金型6.15の成形面4a
、13aにより前記可塑状態の合成樹脂シート1を20
kg/CXl〜70kg/cx&のプレス圧でプレス成
形すると、該合成樹脂シート1は両成形面4a、13a
に拘束されて流動し、それらの間に充満する。
従って、合成樹脂成形品21が成形されると同時に、合
成樹脂成形品21の表面には成形面4aの成形凹部4及
びシボ模様11が転写賦形され、同じく裏面には成形面
13aの成形凸部13及び溝16が転写賦形されてリブ
22が形成される。
成樹脂成形品21の表面には成形面4aの成形凹部4及
びシボ模様11が転写賦形され、同じく裏面には成形面
13aの成形凸部13及び溝16が転写賦形されてリブ
22が形成される。
なお、上記の通り、プレス成形をプレス圧20kg/−
以上で行うと、上記の転写賦形性(特にリブ22の賦形
性)が向上するので望ましい。
以上で行うと、上記の転写賦形性(特にリブ22の賦形
性)が向上するので望ましい。
■ さらに、前記減圧装置17を作動させて上部ポーラ
ス金型6の裏側を減圧するとともに、圧空装置19を作
動させて下部ポーラス金型15の裏側を加圧することに
より、合成樹脂シート1を真空圧空成形すれば、該合成
樹脂シート1は上部ポーラス金型6の成形面4aに押付
けられるため、前記成形凹部4及びシボ模様11の転写
率が高まる。
ス金型6の裏側を減圧するとともに、圧空装置19を作
動させて下部ポーラス金型15の裏側を加圧することに
より、合成樹脂シート1を真空圧空成形すれば、該合成
樹脂シート1は上部ポーラス金型6の成形面4aに押付
けられるため、前記成形凹部4及びシボ模様11の転写
率が高まる。
なお、上記■■の工程において、両ポーラス金型6,1
5は合成樹脂シート1を冷却して可塑状態から硬化状態
に戻す作用をする。
5は合成樹脂シート1を冷却して可塑状態から硬化状態
に戻す作用をする。
また、前記圧空を加えることにより上記成形凹部4及び
シボ模様11の転写性と合成樹脂シート1の冷却効果が
高まり、さらに次の離型が容易になるという効果もある
。
シボ模様11の転写性と合成樹脂シート1の冷却効果が
高まり、さらに次の離型が容易になるという効果もある
。
■ 次に、前記減圧及び加圧を解除するとともに、両金
型2.3を型開きし、合成樹脂成形品21を離型させる
。
型2.3を型開きし、合成樹脂成形品21を離型させる
。
■ 合成樹脂成形品21から合成樹脂シート1の不要部
分を切除する(第4図)。
分を切除する(第4図)。
以上の通り、本実施例によれば、合成樹脂成形品21を
成形すると同時に、合成樹脂成形品21の両面に凹凸形
状や凹凸模様を転写賦形することができ、その転写率を
高めることもできる。
成形すると同時に、合成樹脂成形品21の両面に凹凸形
状や凹凸模様を転写賦形することができ、その転写率を
高めることもできる。
なお、本発明は前記実施例の構成に限定されるものでは
なく、例えば以下のように発明の趣旨から逸脱しない範
囲で任意に変更して具体化することもできる。
なく、例えば以下のように発明の趣旨から逸脱しない範
囲で任意に変更して具体化することもできる。
(1)前記実施例において、下部ポーラス金型15から
の圧空を行わないようにしてもよい。この場合も、上部
ポーラス金型6による真空成形により、成形凹部4及び
シボ模様11の転写率は向上する。この成形方法の適用
範囲は広いが、特に表面模様を重視する成形品(例えば
自動車用ドアーサイド、ピラー内装品等)に適用できる
。
の圧空を行わないようにしてもよい。この場合も、上部
ポーラス金型6による真空成形により、成形凹部4及び
シボ模様11の転写率は向上する。この成形方法の適用
範囲は広いが、特に表面模様を重視する成形品(例えば
自動車用ドアーサイド、ピラー内装品等)に適用できる
。
また、両ポーラス金型6,15の裏側を減圧して真空成
形を行うこともできる。こうすることにより、上部ポー
ラス金型6のシボ模様11の転写率と、下部ポーラス金
型15の講16の転写率の両者がほぼ均等に向上する。
形を行うこともできる。こうすることにより、上部ポー
ラス金型6のシボ模様11の転写率と、下部ポーラス金
型15の講16の転写率の両者がほぼ均等に向上する。
この成形方法の適用範囲も広く、さらには表面にシボ模
様を付け、裏面は鏡面とする成形品(例えば、容器類、
自動車用コンソールの蓋、グローボックスリッド等)に
も適用できる。
様を付け、裏面は鏡面とする成形品(例えば、容器類、
自動車用コンソールの蓋、グローボックスリッド等)に
も適用できる。
なお、前記実施例において、減圧装置17及び圧空装置
19と通気管18.20との間にバルブ回路を設けたり
、減圧と圧空を切替えることができる装置を使用したり
すれば、上記成形方法の変更が容易になる。
19と通気管18.20との間にバルブ回路を設けたり
、減圧と圧空を切替えることができる装置を使用したり
すれば、上記成形方法の変更が容易になる。
(2)前記ポーラス金型6.15に代えて、錐、レーザ
ー等により通気孔を形成したポーラス金型を用いること
もできる。特に、前記下部ポーラス金型15は、リブ2
2を形成しうる溝16を有していればよく、シボ模様の
ような精密さを要しないので、前記電鋳による精密なポ
ーラス金型を用いるまでもない。
ー等により通気孔を形成したポーラス金型を用いること
もできる。特に、前記下部ポーラス金型15は、リブ2
2を形成しうる溝16を有していればよく、シボ模様の
ような精密さを要しないので、前記電鋳による精密なポ
ーラス金型を用いるまでもない。
もっとも、前記電鋳によるポーラス金型6,15は製造
納期の短縮、製造コストの低減、労力の軽減、小さい孔
径も可能、孔径の統一、拡径による流動抵抗の減少等と
いう多くの利点があるため、種々の点で極めて有利であ
る。
納期の短縮、製造コストの低減、労力の軽減、小さい孔
径も可能、孔径の統一、拡径による流動抵抗の減少等と
いう多くの利点があるため、種々の点で極めて有利であ
る。
(3)ポーラス金型の成形面に設ける凹凸形状は前記成
形凹部4、成形凸部13又は溝16に限定されず、合成
樹脂成形品21に部品取付部を形成するための凹凸や、
合成樹脂成形品21の一部の厚さを増減させるための凹
凸等、各種形状を設けることができる。
形凹部4、成形凸部13又は溝16に限定されず、合成
樹脂成形品21に部品取付部を形成するための凹凸や、
合成樹脂成形品21の一部の厚さを増減させるための凹
凸等、各種形状を設けることができる。
(4)ポーラス金型の成形面に設ける凹凸模様は前記シ
ボ模様11に限定されず、ステッチ模様、ステッチ模様
、木目模様等の各種模様を設けることができる。
ボ模様11に限定されず、ステッチ模様、ステッチ模様
、木目模様等の各種模様を設けることができる。
[発明の効果]
本発明は以上の通り構成されているので、次に記載する
効果を奏する。
効果を奏する。
請求項1の成形方法によれば、合成樹脂成形品を成形す
ると同時に、該合成樹脂成形品の両面に凹凸形状や凹凸
模様を転写賦形することができるばかりでなく、片面又
は両面における凹凸形状や凹凸模様の転写率を高めるこ
ともできる。
ると同時に、該合成樹脂成形品の両面に凹凸形状や凹凸
模様を転写賦形することができるばかりでなく、片面又
は両面における凹凸形状や凹凸模様の転写率を高めるこ
ともできる。
請求項2の成形方法によれば、片面における凹凸形状や
凹凸模様の転写率をさらに高めるこ−とができるととも
に、合成樹脂成形品の冷却効果及び離型性を向上させる
こともできる。
凹凸模様の転写率をさらに高めるこ−とができるととも
に、合成樹脂成形品の冷却効果及び離型性を向上させる
こともできる。
第1図は本発明の実施例に使用する金型の型締め状態の
断面図、第2図は同じく型開き状態の断面図、第3図は
ポーラス金型の部分拡大斜視図、第4図は成形された合
成樹脂成形品を示す断面図、第5図は従来方法に使用す
る金型の型開き状態の断面図、第6図は同じく型締め状
態の断面図、第7図は同じく真空圧空成形時の断面図で
ある。 1・・・合成樹脂シート、4・・・成形凹部、4a・・
・成形面、6・・・上部ポーラス金型、11・・・シボ
模様、13・・・成形凸部、13a・・・成形面、15
・・・下部ポーラス金型、16・・・溝。 特許出願人 江南特殊産業株式会社
断面図、第2図は同じく型開き状態の断面図、第3図は
ポーラス金型の部分拡大斜視図、第4図は成形された合
成樹脂成形品を示す断面図、第5図は従来方法に使用す
る金型の型開き状態の断面図、第6図は同じく型締め状
態の断面図、第7図は同じく真空圧空成形時の断面図で
ある。 1・・・合成樹脂シート、4・・・成形凹部、4a・・
・成形面、6・・・上部ポーラス金型、11・・・シボ
模様、13・・・成形凸部、13a・・・成形面、15
・・・下部ポーラス金型、16・・・溝。 特許出願人 江南特殊産業株式会社
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、成形面(4a、13a)に凹凸形状(4、13、1
6)又は凹凸模様(11)を設けた通気性多孔質の二つ
のポーラス金型(6、15)を用い、両ポーラス金型(
6、15)の成形面(4a、13a)により可塑状態の
合成樹脂シート(1)をプレス成形するとともに、一方
又は両方のポーラス金型(6)の裏側を減圧することに
より前記合成樹脂シート(1)を真空成形することを特
徴とする合成樹脂成形品の成形方法。 2、成形面(4a、13a)に凹凸形状(4、13、1
6)又は凹凸模様(11)を設けた通気性多孔質の二つ
のポーラス金型(6、15)を用い、両ポーラス金型(
6、15)の成形面(4a、13a)により可塑状態の
合成樹脂シート(1)をプレス成形するとともに、一方
のポーラス金型(6)の裏側を減圧し、他方のポーラス
金型(15)の裏側を加圧することにより前記合成樹脂
シート(1)を真空圧空成形することを特徴とする合成
樹脂成形品の成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9397888A JPH01264826A (ja) | 1988-04-15 | 1988-04-15 | 合成樹脂成形品の成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9397888A JPH01264826A (ja) | 1988-04-15 | 1988-04-15 | 合成樹脂成形品の成形方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01264826A true JPH01264826A (ja) | 1989-10-23 |
Family
ID=14097490
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9397888A Pending JPH01264826A (ja) | 1988-04-15 | 1988-04-15 | 合成樹脂成形品の成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01264826A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02153719A (ja) * | 1988-12-05 | 1990-06-13 | Honda Motor Co Ltd | 合成樹脂シートの成形方法 |
JP2022042889A (ja) * | 2020-09-03 | 2022-03-15 | トヨタ紡織株式会社 | 成形体の製造方法、真空型及び成形体 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61104820A (ja) * | 1984-10-18 | 1986-05-23 | Honda Motor Co Ltd | 合成樹脂シ−ト用しぼ付型 |
JPS61258725A (ja) * | 1985-05-10 | 1986-11-17 | Sekisui Plastics Co Ltd | 発泡シ−トの熱成形方法 |
-
1988
- 1988-04-15 JP JP9397888A patent/JPH01264826A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61104820A (ja) * | 1984-10-18 | 1986-05-23 | Honda Motor Co Ltd | 合成樹脂シ−ト用しぼ付型 |
JPS61258725A (ja) * | 1985-05-10 | 1986-11-17 | Sekisui Plastics Co Ltd | 発泡シ−トの熱成形方法 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH02153719A (ja) * | 1988-12-05 | 1990-06-13 | Honda Motor Co Ltd | 合成樹脂シートの成形方法 |
JP2022042889A (ja) * | 2020-09-03 | 2022-03-15 | トヨタ紡織株式会社 | 成形体の製造方法、真空型及び成形体 |
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