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JPH01232635A - 含浸形陰極構体の製造方法 - Google Patents

含浸形陰極構体の製造方法

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Publication number
JPH01232635A
JPH01232635A JP63056085A JP5608588A JPH01232635A JP H01232635 A JPH01232635 A JP H01232635A JP 63056085 A JP63056085 A JP 63056085A JP 5608588 A JP5608588 A JP 5608588A JP H01232635 A JPH01232635 A JP H01232635A
Authority
JP
Japan
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metal
impregnated cathode
cup
cathode
metal sleeve
Prior art date
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Granted
Application number
JP63056085A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2738694B2 (ja
Inventor
Ikumitsu Nonaka
野中 育光
Nobuyuki Koganezawa
信之 小金沢
Tadanori Taguchi
田口 貞憲
Takayuki Nishiguchi
西口 隆之
Hiroshi Takakura
博 高倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Nisshin Electronics Co Ltd
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Nisshin Electronics Co Ltd
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Nisshin Electronics Co Ltd, Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Nisshin Electronics Co Ltd
Priority to JP5608588A priority Critical patent/JP2738694B2/ja
Publication of JPH01232635A publication Critical patent/JPH01232635A/ja
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  • Solid Thermionic Cathode (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は丈夫で熱効率が良好な含浸形陰極構体の製造方
法に関する。
[従来の技術] 含浸形陰極は、使用時の陰極温度を1000〜1100
℃程度にする必要があり、そのため熱効率の向上につい
て種々の工夫が行われている。
例えば、特開昭56−168316号公報には、ヒータ
を内蔵し閉塞端部の外側に含浸形陰極ペレットを取付け
た金属スリーブの、ヒータ挿入用の開口のある端部側を
金属熱反射スクリーンによって囲むようにした陰極ユニ
ットにおいて、ペレットとスリーブよりなる陰極軸を、
ペレットの底部に固着した熱伝導度の低い金属細条(断
面が薄く扁平な長方形)又は金属細線(例えば直径0.
05mmのW−Re線)によって自立するように、熱反
射スクリーン中に吊るすことが開示されている。
また、特開昭61−288339号公報には、ヒータを
内蔵し閉塞端壁外面に電子放出エミッタを付設した金属
スリーブの内面に、高融点金属または共の酸化物の粉末
および無機質結合材を混合塗布して焼結させた熱吸収性
膜を形成させることが開示されており、また、その実施
例図には、前記金属スリーブの閉塞端壁外面に付設され
た含浸形陰極ペレットを収納した金属カップの底部を、
4本の金屑細線が支持している状態が示されている。
第2図にこのような従来の含浸形陰極構体の一例を示す
。即ち、含浸形陰極(ペレット)1は、空孔率20%の
多孔性タングステン基体に、BaO1Cab、 Al□
01等よりなる電子放出物質を溶融含浸させてなり、例
えばMO金金属のような高融点金属材よりなる有底金属
カップ2に収納されている。−方、上端を平らな面で閉
塞した金属スリーブ3は加熱用ヒータ4を内蔵している
。上記金属カップ2は底面が金属スリーブ3の閉塞端面
の上に背中合わせに付設されており、これら両者の中間
に、はぼ両者共通の中心軸上で十字に交差させた2本の
直径30〜50μmの円形断面のタングステン製陰極支
持線5が配設され、この支持線5は金属カップ2の底面
と金属スリーブ3の閉塞端面の双方に、それぞれ、抵抗
溶接法またはレーザ溶接法などで溶着されている。更に
図示されていないセラミックスや結晶ガラス材料で作ら
れた絶縁基板の貫通孔に、例えば嵌合して固定された金
属製の陰極支持筒の端面部に、前記2木の支持線5の両
端を、90度おきに4個所で固定して、含浸形陰極が陰
極支持筒に対し所定の相対位置に保持された一つの含浸
形陰極構体が形成される。
このような含浸形陰極構体を受像管や撮像管などの陰極
線管に取付けて、電子を放出させるが、そのためには、
含浸形陰極ペレットを1100℃程度の高温に保持する
必要があり、このようなペレット温度を得るにはヒータ
4の温度を1300〜1400℃にする必要がある。
[発明が解決しようとする課題] 上記従来の技術は、伝導による熱損失を抑制しなから含
浸形陰極ペレットの支持体に対する相対位置を固定する
手段として、特定な方向にたわみ易く応力歪で変形し易
いなどの問題のある金属細条を避け、円形断面の細いタ
ングステン製支持線を使用し、高温度使用中での変形に
対して配慮はしている。しかし、円形断面の線を十字に
交差させ、それを金属カップの底面と金属スリーブの閉
塞端面とで挾持するように積重ねた溶接構造なので、点
溶接による接合強度が低い。このため、上記構造の含浸
形陰極構体に対し長時間の寿命評価試験を行うと、金属
カップ底面、金属スリーブ閉塞端面および十字に交差さ
せた陰極支持線の間で、溶接剥がれという致命的な損傷
が発生した。
この問題の対策として先ず金属スリーブの閉塞端面中心
部に、陰極支持線の十字交差点の厚みを逃げる孔を設け
ることが考えられた。しかし、このようにしても陰極支
持線は高融点で硬いタングステン等で作られ、また金属
カップも高融点たとえばモリブデンの例えば25μm厚
の薄い板で作られており、これらを金属スリーブ閉塞端
面の変形を起させずに確実に取付は固定することは非常
に困難である。また、いずれにせよ、金属カップ底面と
金属スリーブ閉°塞端面とは中間に十字状に交差した直
径30〜50μmの支持線を介在させた状態で重ねられ
ているので、少なくとも支持線の近傍では上記直径程度
の隙間が生じており、金属スリーブと金属カップの間の
熱伝導が著しく悪くなり。
かなり熱放射に頼ることになる。このため安定した電子
放出特性が得られないだけでなく、ヒータ昌度を更に高
温にする必要が生じ、陰極構体各部の溶接強度劣化を引
き起こし、信頼性を著しく損なうという悪循環に陥る。
本発明は、上記のような従来の含浸形陰極構体の課題を
解決し、構成各部材間の接合強度が高く、また、ヒータ
が陰極ペレットを熱伝導によって効率良く加熱でき、安
定した電子放出特性が得られる含浸形陰極横体の製造方
法を堤供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するために本発明においては、金属スリ
ーブ閉塞面、陰極支持線、及び金属カップ底面の三者の
任意の間に、1個または複数個のRu −M o共晶合
金箔片を配置して、これら三者を加圧抵抗溶接法によっ
隙間なく密着固定するようにした。
[作用] 上記手段をとれば、介在する支持線のために、金属カッ
プ底面と金属スリーブ閉塞端面の間に生じていた隙間を
、Ru−Mo共晶合金りなる高融点ろう材が埋めるので
、各構成部品間の接合強度が著しく向上するだけでなく
、金属カップ底面と金属スリーブ閉塞端面の間の熱伝導
も大幅に改善され、安定した電子放出特性が得られる。
[実施例コ 第1図は本発明第1実施例を示す断面図で、図中、6は
Ru−Mo共晶合金箔片7 (71,72)は抵抗溶接
機の電極端子で、その他の符号は第2図の場合と同様で
ある。但し第1図中に示す金属スリーブ3の閉塞端面中
心の孔8は無い(第2実施例用)。
原子パーセン1〜で41.6%のRuと残り58.4%
のM。
からなるIt u −M o共晶合金を予め厚さ100
μmの箔にして、金属カップ2か金属スリーブ3の何れ
か小さい方の外径に合わせて円形に切出したものをRu
−Mo共品合金済片6として用いる。抵抗溶接機の一方
の電極端子72にMO等の高融点材料からなる金属スリ
ーブ3の底面を上にして設置する。この場合、電極端子
72の直径が、金属スリーブ3の内径に合わせである方
が良好な結果が得られる。金属スリーブ3の底面部上に
、この底面中心で十字に交差した2本の支持線5を配置
する。2本の支持線5は、直径30〜50μmのRe−
v線を目的に適う形状に成形しである。ここで、金属ス
リーブ3の外径よりは小さく、金属カップ2の外径と同
程度の前記Ru−Mo共品合金済片6を金属スリーブ3
と同軸に配置する。更に、前記カップ2と同軸に、かつ
スリーブ3の底面とカップ2の底面が平行になるように
、抵抗溶接機の他方の電極端子71で、φ1 、2mm
当り3 kgf程度の一定の力で加圧保持する。
周囲の雰囲気をアルゴンガス等を流して非酸化性にしな
がら電極端子71.72の間に、大電流を流して1秒間
以下で溶接する。本実施例では溶接機の電流源として商
用電源を整流して大容量コンデンサを充電するものを用
いて良好な結果を得た。
こうして金属スリーブ3の閉塞端面に支持線5と金属カ
ップ2とが、Ru−No共異品合金箔片6高融点ろう材
として用いて固定接合される。この後。
従来と同様な構成の含浸形陰極1をカップ2内に入れ、
カップと陰極とを固定する。更に図示を省略したセラミ
ックス絶縁基板の貫通孔に嵌合させた陰極支持筒に支持
線5の端部を90度おきに溶接固定し、ヒータ4をスリ
ーブ3の中に挿入して含浸形陰極構体が完成される。
このようにして、カップ、スリーブ、支持線の少なくと
も一つが高融点ろう材を介して広い面積で接合され、接
合強度が著しく向上し、また、カップ底面とスリーブ端
面とがRu−Mo共晶合金箔片より広い面積で接合され
ているので熱伝導も良くなり装定した電子放出特性が得
られた。
既述の如く第1図中に示すMol金属スリーブ3の閉塞
端面の中心部に設けた孔8は第2実施例のためのもので
、孔径は0.4mm、第2実施例では。
この孔の上で、2本の直径30μmの成形済みのRe−
リ合金製支持線5が十字に交差している。厚さ30μm
で直径を金属カップ2の外径に等しく1.26mmにし
たRu−Mo共晶合金箔片6金属スリーブ3と同軸に配
置する。ここで、底面肉厚40pmのMO製金金属ップ
2を同軸、平行に加圧保持し、直流抵抗溶接機を用いて
非酸化性雰囲気中で溶接固定する。
第3図は、溶接の際の電流値を変えて、従来の方法(ろ
う材なし)と本発明の第1図の実施例による場合との陰
極構体の溶接強度を引張荷重で比較したものである。従
来の方法による場合(線m)に比べて本発明による場合
(線Q)は、強度が1.4倍以上向上している。
[発明の効果コ 以上説明したように本発明によれば、構成部品間の接合
強度が著しく向上し、熱伝導も良くなって安定した電子
放出特性が得られ、高信頼性の含浸形陰極構体が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明第1実施例の断面図、第2図は陰極支持
線を用いた従来の含浸形陰極構体の一例の斜視図、第3
図は本発明による場合と従来の方法による場合の溶接強
度を比較して示す図である。 1・・・含浸形陰極、 2・・・金属カップ、 3・・
・金属スリーブ、 4・・・ヒータ、  5・・・陰極
支持線、6・・・Ru−Mo共晶合金箔片 7.71.
72・・・抵抗溶接機の電極端子、 8・・・金属スリ
ーブ閉塞端面の中心部にあけた孔、  ト・・本発明に
よる場合の陰鷺の溶接強度、 m・・・従来の方法によ
る場合の溶接強度。 第1図 第  3 図 舟博電力(a、u、) 第2図 −f揚形筏糟 −f属カ・ノフ。 −f為ズリーフパ −ヒータ −111ル方碕a便 Ft、t−tier丈鼎セ局−陥片

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ヒータを内蔵し一端を閉塞した金属スリーブと、こ
    の金属スリーブの閉塞端面外側に背中合せに底面を取付
    けた金属カップと、この金属カップに収納されカップの
    開口側から電子を放出する含浸形陰極と、夫々一端が前
    記金属スリーブ閉塞端面と金属カップ底面の間に挾持さ
    れ両者に固着された複数本の陰極支持用金属細線を備え
    た含浸形陰極構体において、前記金属スリーブ閉塞面、
    陰極支持線、及び金属カップ底面の三者の任意の間に、
    1個または複数個のRu−Mo箔を配置して、これら三
    者を加圧抵抗溶接法によって密着固定したことを特徴と
    する含浸形陰極構体の製造方法。 2、Ru−Mo箔として、厚さ10〜100μmのRu
    −Mo共晶合金箔片を用いた特許請求の範囲第1項記載
    の含浸形陰極構体の製造方法。 3、肉厚の最も厚い底面部でも10〜50μmを有する
    金属カップに対して、10〜30μmの厚さを有するR
    u−Mo共晶合金箔片を用いた特許請求の範囲第1項記
    載の含浸形陰極構体の製造方法。 4、前記陰極支持用金属細線の直径を50μm以下とし
    た特許請求の範囲第1項記載の含浸形陰極構体の製造方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2015049995A1 (ja) * 2013-10-02 2015-04-09 ウシオ電機株式会社 ショートアーク型放電ランプおよびショートアーク型放電ランプ用の陰極の製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015049995A1 (ja) * 2013-10-02 2015-04-09 ウシオ電機株式会社 ショートアーク型放電ランプおよびショートアーク型放電ランプ用の陰極の製造方法
TWI609407B (zh) * 2013-10-02 2017-12-21 牛尾電機股份有限公司 Method for producing cathodes for short arc discharge lamps and short arc discharge lamps

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