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JPH01199990A - アミノ配糖体の製造法 - Google Patents

アミノ配糖体の製造法

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Publication number
JPH01199990A
JPH01199990A JP2269688A JP2269688A JPH01199990A JP H01199990 A JPH01199990 A JP H01199990A JP 2269688 A JP2269688 A JP 2269688A JP 2269688 A JP2269688 A JP 2269688A JP H01199990 A JPH01199990 A JP H01199990A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
compound
acid
compound shown
group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2269688A
Other languages
English (en)
Inventor
Isamu Watanabe
勇 渡辺
Takeo Ideushi
出牛 武夫
Kazuhiro Kamiya
一博 神谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kowa Co Ltd
Original Assignee
Kowa Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kowa Co Ltd filed Critical Kowa Co Ltd
Priority to JP2269688A priority Critical patent/JPH01199990A/ja
Publication of JPH01199990A publication Critical patent/JPH01199990A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Saccharide Compounds (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、一般式 (式中R1は水素原子、水酸基又はメトキシ基を示す)
で表わされる化合物から、一般式(式中R1は前記の意
味を有する)で表わされるアミノ配糖体を製造する方法
に関する。
式Iの化合物は抗菌性を有し、医薬として有用な物質で
ある(特開昭53−127401号、同55−4060
5号、同55−55198号、同55−164695号
、同56−2997号及び同56−164197号各明
細書参照)。
、式1の化合物は4位のメチルアミン基にグリシル基を
有しており、これが抗菌力増強の大きな因子となってい
る。しかし、このグリシル基は合成過程において、塩基
性条件下で容易に加水分解されるので、これらの化合物
の合成には、塩基性条件下で脱離する保護基を用いるこ
とは好ましくない。そこで従来、弱酸性条件下の接触還
元で脱離できるベンジルオキシカルボニル基が多用され
ているが、触媒が高価であり、装置も工業的な生産に適
していないため、接触還元法を利用しない式Iの化合物
の製造方法の開発が望まれている。
本発明者らは、式■の化合物に0−ヒドロキシ芳香族ア
ルデヒドを作用させて、1位、2′位及び6′位のアミ
ン基をシック塩基として保護したのち、β−ジカルボニ
ル化合物によってアミ7基を保護したグリシン又はその
反応性誘導体を作用させると、容易にグリシル基が導入
され、4個のアミノ基が保護された式■の化合物が得ら
れること、及びこのN−保護化合物に酸を作用させると
、保護基が脱離して目的の式Iの化合物が高収率で得ら
れることを見出して、本発明を完成した。
本発明は、一般式 (式中R1はメトキシ基、水酸基又は水素原子を示す)
で表わされる化合物に一般式 (式中R2は水素原子、低級アルキル基、低級アルコキ
シ基又はハロゲン原子を示す)で表わされる化合物を作
用させて一般式 (式中R1及びR2は前記の意味を有する)で表わされ
る化合物となし、次いで一般式 %式%() (式中R3及びR4は同一もしくは異なって、低級アル
キル基、低級アルコキシ基又は置換基を有していてもよ
いフェニル基を示し、R8とR2は結合して低級アルキ
レン基を形成してもよい)で表わされるカルボン酸もし
くはその反応性誘導体を作用させて一般式 (式中の各記号は前記の意味を有する)で表わされる化
合物となし、次いでこのものに酸を作用させることを特
徴とする、一般式 (式中R1は前記の意味を有する)で表わされるアミノ
グリコシド又はその酸付加塩の製造法である。
本発明方法によれば、安価かつ安全な原料及び装置を用
いて、高収率で目的化合物(1)を工業的に有利に製造
できる。
本発明方法を式で示せば、次のとおりである。
式中の記号は前記の意味を有する。
出発化合物(n)は公知の化合物であり、R1がメトキ
シ基である化合物(II)は、スポラリシンB(KA−
6606H: 1位のアミン基が2位の糖残基に対して
シス配位の化合物)及びスポラリシンz (KA−66
06■: 1位のアミン基が2位の糖残基→に対してト
ランス配位の化合物)として知られ、サラカルボリスポ
ー2属の微生物の代謝産物として入手できる(特開昭5
3−127401号及び同55−111497号明細書
参照)。R1が水酸基である化合物(II)は、5−デ
ーO−メチルスポラリシンB (5−チーo−メfルー
KA−6606I[)及び5−デー○−メチルスポラリ
シンE(5,−デーo−メチル−xA−6606■)と
して知られ、前記のR1がメトキシ基である化合物(n
)に酸、好ましくは鉱酸を作用させて、メチルエーテル
基を開裂することによって得られる(特開昭55−55
198号及び同56−2997号明細書参照)。R1が
水素原子である化合物(II)は、デメトキシスポラリ
シンB(5−デメトキシ−KA−660611)及びデ
メトキシスポラリシンE(5−デメトキシ−KA−66
06■)として知られ、前記のR1が水酸基であるとが
できる(特開昭56−164197号明細書参照)。
一般式■〜■の化合物のR2、R8及び瓜のための低級
アルキル基としては、炭素数1〜6の直鎖もしくは分枝
鎖のものが好ましい。低級アルコキシ基中のアルキル基
としては前記のアルキル基が好ましい。R2のためのハ
ロゲン原子としては、弗素原子、塩素原子、臭素原子な
どが好ましい。R3及びR4のためのフェニル基は、前
記のような低級アルキル基、低級アルコキシ基又はハロ
ゲン原子などで置換されていてもよい。
R3と馬が結合して形成する低級アルキレン基としては
炭素数2〜8の直鎖もしくは分枝鎖のものが好ましい。
本発明方法を実施するに際しては、まず化合物(n)に
化合物(Ill)を作用させて化合物GV)を製造する
。化合物(III)は化合物(II)に対して6当量以
上用いれば目的物(財)が得られるが、4位のメチルア
ミン基との反応を避けるため6当量用いることが好まし
い。反応は溶媒中で行うことが好ましり、メタノール、
エタノール、ジメチルホルムアミド及びこれらと水との
混合物などの溶媒を使用できる。反応は0〜100℃、
好ましくは室温付近で数分間ないし数時間で完了する。
化合物(Iv)の分離精製は通常の方法で行えるが、粗
製のまま次の反応に用いることができる。
次いで化合物(財)に化合物(V)又はその反応性誘導
体を作用させると化合物■)が得られる。
化合物(V)は例えば、一般式 %式% (式中のR5及びR4は前記の意味を有する)で表わさ
れる化合物とグリシンを好ましくは塩基の存在下で反応
させることによって製造することができる。
反応性誘導体としては、酸ハロゲン原子、活性エステル
例エバフェニルエステル、シアンメチルエステル、N−
ヒドロキシスクシンイミドエステル、N−ヒドロキシフ
タルイミドエステルなど、酸アジド、酸無水物、混合酸
無水物、その他ペプチド合成の分野で用いられているも
のなどを使用できる。
反応は溶媒中、好ましくは塩基の存在下に化合物(IV
)と1〜3当量の化合物(V)を0〜200℃で数分間
ないし数時間接触させることによって完了する。溶媒と
しては、テトラヒドロフラン、ジオキサン等の環状エー
テル類、塩化メチレン、アセトニトリル、ジメチルホル
ムアミドなどが挙げられる。塩基としては、水酸化ナト
リウム、水酸化カルシウム等の無機塩基、トリエチルア
ミン、ピリジン、ジメチルアミノピリジンなどの有機塩
基が挙げられる。
こうして得られた化合物(VDに酸を作用させると目的
の化合物(1)が得られる。酸としては塩酸、硫酸、臭
化水素酸、トリフルオロ酢酸、p−トルエンスルホン酸
などが用いられる。本反応は、化合物■とV又はその反
応性誘導体の反応終了後、その反応液に前記の酸を4〜
10当量加え、0〜50℃で1〜10時間攪拌すること
にょって完了する。
目的化合物(1)の単離精製は常法により行われるが、
カラムクロマトグラフィな利用することが特に好ましい
。吸着剤としては、例えばCM−セファデックス、アン
バーライトIRC−50、同IRC−84、同CG−5
0、カルボキシメチル−セルロース等の陽イオン交換樹
脂を用いることが好ましい。展開は、アルカリ性水液、
例えばアンモニア水、蟻酸アンモニウム水溶液などを展
開溶媒として用い、濃度勾配法又は濃度段階法により行
うことができる。溶出液より活性画分を集め、凍結乾燥
すると、目的化合物の純品を得ることができる。
化合物(1)は常法により酸付加塩に導くことができる
。酸としては無機酸、例えば硫酸、塩酸、臭化水素酸、
沃化水素酸、燐酸、炭酸、硝酸等ならびに有機酸、例え
ば酢酸、フマル酸、リンゴ酸、クエン酸、マンデル酸、
コノ・り酸等が用いられる。
実施例 5−デーO−メチルスポラリシンAI:5−7’ −0
−メチル−KA−6606I : Rtが水酸基である
化合物I〕の製造: (a)5−デー0−メチルスポラリシンB100■をメ
タノール2 mlに溶解し、これにサリチルアルデヒド
のメタノール溶液(10v/v%)1゜’l rnlを
加え、室温で30分間靜装した。
反応液を濃縮すると、淡黄色の1.2’、6’ −ト!
JスーN−サリチリデンー5−デーO−メチルスポラリ
シンB (R,が水酸基、R2が水素原子である化合物
■)の粗製物が得られた。このものはさらに精製するこ
とな(、次の反応に使用した。
(b)  (a)で得られたN−保護化合物をジオキサ
ン’l、 5 mlに溶解し、ベンゾイルイソプロペニ
ルグリシンシアノメチルエステル125rn9及びトリ
エチルアミン0.1 mlを加え、60℃に2時間加温
した。この反応液にジオキサン’l、 5 ml及び6
規定塩酸Q、 3mlを加え、室温で2時間攪拌した。
水15+++lを加え、30℃以下で約15m/まで濃
縮し、クロロホルムで洗浄した。水層な水で希釈し、ア
ンモニア水で中和したのちCM−セファデックスC−2
5(NH4型)10mlを充填したカラムに吸着させ、
0.05規定及び0.5規定のアンモニア水苔100m
A!を用い濃度勾配法で精製した。目的物を含む画分を
集め、凍結乾燥すると、無色固体の5−デーO−メチル
スポラリシンA 89 m9が得られた。このものの物
理化学的及び生物学的の性状は標品のそれと一致した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中R_1はメトキシ基、水酸基又は水素原子を示す
    )で表わされる化合物に一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中R_2は水素原子、低級アルキル基、低級アルコ
    キシ基又はハロゲン原子を示す)で表わされる化合物を
    作用させて一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中R_1及びR_2は前記の意味を有する)で表わ
    される化合物となし、次いで一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中R_3及びR_4は同一もしくは異なつて、低級
    アルキル基、低級アルコキシ基又は置換基を有していて
    もよいフェニル基を示し、R_3とR_4は結合して低
    級アルキレン基を形成してもよい)で表わされるカルボ
    ン酸もしくはその反応性誘導体を作用させて一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中の各記号は前記の意味を有する)で表わされる化
    合物となし、次いでこのものに酸を作用させることを特
    徴とする、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中R_1は前記の意味を有する)で表わされるアミ
    ノグリコシド又はその酸付加塩の製造法。
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