JPH01195185A - 自動車の下部車体構造 - Google Patents
自動車の下部車体構造Info
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- JPH01195185A JPH01195185A JP1832888A JP1832888A JPH01195185A JP H01195185 A JPH01195185 A JP H01195185A JP 1832888 A JP1832888 A JP 1832888A JP 1832888 A JP1832888 A JP 1832888A JP H01195185 A JPH01195185 A JP H01195185A
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- JP
- Japan
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- floor panel
- recess
- side sill
- floor
- sill
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野コ
この発明は、車体の基本的な骨組を構成する各種フレー
ム部材及びフロアパネルが軽合金で形成された自動車の
下部車体構造に関する。
ム部材及びフロアパネルが軽合金で形成された自動車の
下部車体構造に関する。
[従来の技術]
従来より、自動車の大幅な軽量化を実現するために、車
体の基本的な骨組を構成する各種フレーム部材及びフロ
アパネルなどを、従来のプレス鋼板等のスチール材に替
えて、例えば、アルミ合金などの軽合金で形成すること
が考えられている。
体の基本的な骨組を構成する各種フレーム部材及びフロ
アパネルなどを、従来のプレス鋼板等のスチール材に替
えて、例えば、アルミ合金などの軽合金で形成すること
が考えられている。
この場合、軽合金化に伴う各部材の素材強度の低下を補
い、必要な強度及び剛性を確保するために、一般に、上
記フレーム部材は押出成形により閉断面構造を有して形
成されるとともに、上記フロアパネルには、上下の平板
間にハニカム構造を有するコア部材を配設した、所謂、
ハニカムコア材が用いられる。
い、必要な強度及び剛性を確保するために、一般に、上
記フレーム部材は押出成形により閉断面構造を有して形
成されるとともに、上記フロアパネルには、上下の平板
間にハニカム構造を有するコア部材を配設した、所謂、
ハニカムコア材が用いられる。
上記フロアパネルは、車体に取付けられる際には、車体
の前後方向に延びるフレーム部材の中で最も大きく、且
つ、強度及び剛性が高い左右のサイドシル間に配設され
、その車幅方向の側端部が上記サイドシルに溶接固定さ
れる。そして、通常の鋼製の車体の場合には、上記フロ
アパネル及びサイドシルは共にプじス鋼板で形成されて
おり、フロアパネルはサイドシルにスポット溶接で溶接
固定されている。
の前後方向に延びるフレーム部材の中で最も大きく、且
つ、強度及び剛性が高い左右のサイドシル間に配設され
、その車幅方向の側端部が上記サイドシルに溶接固定さ
れる。そして、通常の鋼製の車体の場合には、上記フロ
アパネル及びサイドシルは共にプじス鋼板で形成されて
おり、フロアパネルはサイドシルにスポット溶接で溶接
固定されている。
ところが、サイドシル及びフロアパネルを軽合金で形成
する場合には、強度及び剛性を確保するために、一般に
、部材の厚さをプレス鋼板製の場合に比べてかなり厚く
する必要があり、また、この場合には前記したように、
一般に、サイドシルは閉断面構造を有するとともにフロ
アパネルはハニカムコア材で形成されるため、溶接トー
チ等を内部にセットして操作することができない関係上
、スポット溶接を適用し難いという問題がある。
する場合には、強度及び剛性を確保するために、一般に
、部材の厚さをプレス鋼板製の場合に比べてかなり厚く
する必要があり、また、この場合には前記したように、
一般に、サイドシルは閉断面構造を有するとともにフロ
アパネルはハニカムコア材で形成されるため、溶接トー
チ等を内部にセットして操作することができない関係上
、スポット溶接を適用し難いという問題がある。
このサイドシルとフロアパネルとの固定方法について、
フレーム部材等を含めて車体の骨組全体を軽合金で形成
することを特に意識したものではないが、フロアパネル
にハニカムコア材を用いた場合のフロアパネルのサイド
シルへの接合構造として、例えば、実開昭57−133
479号公報では、フロアパネルを形成するハニカムコ
ア材の上面板と下面板の側端部をコア部材から延長して
上記側端部に凹部を形成するとともに、サイドシルのフ
ロアパネル側の側面部に上記凹部に嵌合可能な凸部を形
成し、上記凹部に凸部を嵌合させることにより、フロア
パネルとサイドシルとを接合することが提案されている
。
フレーム部材等を含めて車体の骨組全体を軽合金で形成
することを特に意識したものではないが、フロアパネル
にハニカムコア材を用いた場合のフロアパネルのサイド
シルへの接合構造として、例えば、実開昭57−133
479号公報では、フロアパネルを形成するハニカムコ
ア材の上面板と下面板の側端部をコア部材から延長して
上記側端部に凹部を形成するとともに、サイドシルのフ
ロアパネル側の側面部に上記凹部に嵌合可能な凸部を形
成し、上記凹部に凸部を嵌合させることにより、フロア
パネルとサイドシルとを接合することが提案されている
。
しかしながら、上記接合構造によれば、確かに溶接を用
いることなく、ハニカムコア材で形成されたフロアパネ
ルをサイドシルに接合することができるものの、両方の
側端部についてフロアパネルの凹部をサイドシルの凸部
に嵌合させて組立を行うので組立作業に手間がかかると
いう問題がある。
いることなく、ハニカムコア材で形成されたフロアパネ
ルをサイドシルに接合することができるものの、両方の
側端部についてフロアパネルの凹部をサイドシルの凸部
に嵌合させて組立を行うので組立作業に手間がかかると
いう問題がある。
このため、フロアパネルの上面部とサイドシルの側面部
とを連続した隅肉溶接で溶接することが考えられる。す
なわち、例えば、第5図に示すように、サイドシル53
のフロアパネル52側の側面部53aに、°その下面部
53bから水平に伸長されたフロア受は部51を設け、
フロアパネル52を、フロア受は部51上に載置した状
態で左右のサイドシル53.53間に配置し、左右から
押圧力を加えるとともに上方からも押圧力を加えること
により、フロアパネル52の側端部52dとサイドシル
53の側面部53aとを当接させ−且つ・フロアパネル
52の下面板52bとフロア受は部51とを当接させて
位置決めを行い、この状態で、上記フロアパネル52の
上面板52aとサイドシル53の側面部53aとを隅肉
溶接することにより、フロアパネル52をサイドシル5
3に接合することができる。
とを連続した隅肉溶接で溶接することが考えられる。す
なわち、例えば、第5図に示すように、サイドシル53
のフロアパネル52側の側面部53aに、°その下面部
53bから水平に伸長されたフロア受は部51を設け、
フロアパネル52を、フロア受は部51上に載置した状
態で左右のサイドシル53.53間に配置し、左右から
押圧力を加えるとともに上方からも押圧力を加えること
により、フロアパネル52の側端部52dとサイドシル
53の側面部53aとを当接させ−且つ・フロアパネル
52の下面板52bとフロア受は部51とを当接させて
位置決めを行い、この状態で、上記フロアパネル52の
上面板52aとサイドシル53の側面部53aとを隅肉
溶接することにより、フロアパネル52をサイドシル5
3に接合することができる。
[発明が解決しようとする問題点]
ところが、上記したように、フロアパネル52の上面板
52aとサイドシル53の側面部53aとを隅肉溶接し
た場合には、その溶接肉盛部54が車室59内に突出す
ることになり、車室59内に内装材60などを配設する
際に、第5図において破線で示すように、この内装材6
0と上記溶接肉盛部54との干渉が生じ、内装材60の
取付けに支障をきたすという問題がある。
52aとサイドシル53の側面部53aとを隅肉溶接し
た場合には、その溶接肉盛部54が車室59内に突出す
ることになり、車室59内に内装材60などを配設する
際に、第5図において破線で示すように、この内装材6
0と上記溶接肉盛部54との干渉が生じ、内装材60の
取付けに支障をきたすという問題がある。
このため、従来では、干渉する部分の溶接肉盛部をグラ
インダ等で除去した後に内装材60などを取付けるよう
にしていたが、この除去作業がわずられしく、内装材6
0などの設置に手間がかかるという問題があった。。
インダ等で除去した後に内装材60などを取付けるよう
にしていたが、この除去作業がわずられしく、内装材6
0などの設置に手間がかかるという問題があった。。
[発明の目的]
この発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、上記
フロアパネルとサイドシルとの溶接部が車室内に突出す
ることを防止することができる自動車の下部車体構造を
提供することを目的とする。
フロアパネルとサイドシルとの溶接部が車室内に突出す
ることを防止することができる自動車の下部車体構造を
提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段]
このため、この発明は、車体の骨組を構成するフレーム
部材とフロアパネルとが軽合金で形成された自動車の下
部車体構造において、上記フロアパネルがハニカムコア
材で形成されるとともに、該フロアパネルの車幅方向の
側端部に位置するサイドシルは、押出成形により上記フ
ロアパネル側の側面部に凹部を有して形成されており、
上記サイドシルとフロアパネルとの溶接部が上記凹゛部
内に設置されているようにしたものである。
部材とフロアパネルとが軽合金で形成された自動車の下
部車体構造において、上記フロアパネルがハニカムコア
材で形成されるとともに、該フロアパネルの車幅方向の
側端部に位置するサイドシルは、押出成形により上記フ
ロアパネル側の側面部に凹部を有して形成されており、
上記サイドシルとフロアパネルとの溶接部が上記凹゛部
内に設置されているようにしたものである。
[発明の効果]
この発明によれば、サイドシルのフロアパネル側の側面
部に凹部を設け、上記サイドシルとフロアパネルとの溶
接部を上記凹部内に位置させるようにしたので、上記溶
接部は車室内に突出することがなく、従って、車室内に
内装材を配設する際に、この内装材と上記溶接部とが干
渉することを防止できる。
部に凹部を設け、上記サイドシルとフロアパネルとの溶
接部を上記凹部内に位置させるようにしたので、上記溶
接部は車室内に突出することがなく、従って、車室内に
内装材を配設する際に、この内装材と上記溶接部とが干
渉することを防止できる。
[実施例コ
以下、この発明の実施例を、添付図面に基づいて詳細に
説明する。 ・ 第2図に示すように、本実施例に係る自動車の車体1で
は、軽量化を目的として、その基本的な骨組を形成する
各種のフレーム部材、例えば、車幅方向の両端部におい
て、車体lの前後方向に延びて左右一対にそれぞれ設け
られたサイドシル3、アッパ及びロアのフロントフレー
ム4及び5、リヤベルトラインレインフォースメントロ
、車室前部において上方に延びる左右のフロントピラー
7、及び車幅方向にそれぞれ延設されたフロントヘッダ
8、アッパ及びロアのクロスメンバ9及び10、そして
車室の床面を形成するフロアパネル2などが、例えばア
ルミ合金などの軽合金で形成されている。
説明する。 ・ 第2図に示すように、本実施例に係る自動車の車体1で
は、軽量化を目的として、その基本的な骨組を形成する
各種のフレーム部材、例えば、車幅方向の両端部におい
て、車体lの前後方向に延びて左右一対にそれぞれ設け
られたサイドシル3、アッパ及びロアのフロントフレー
ム4及び5、リヤベルトラインレインフォースメントロ
、車室前部において上方に延びる左右のフロントピラー
7、及び車幅方向にそれぞれ延設されたフロントヘッダ
8、アッパ及びロアのクロスメンバ9及び10、そして
車室の床面を形成するフロアパネル2などが、例えばア
ルミ合金などの軽合金で形成されている。
上記各フレーム部材3乃至lOは、いずれも、押出成形
によって中空状に形成されており、例えば、サイドシル
3について第1図に示すように、その横断面は閉断面構
造を有している。
によって中空状に形成されており、例えば、サイドシル
3について第1図に示すように、その横断面は閉断面構
造を有している。
また、上記フロアパネル2は、所謂、ハニカムコア材で
形成されている。すなわち、第1図に詳しく示すように
、フロアパネル2は、所定の間隔を設けて互いに対向し
て配置された平板状の上面板2a及び下面板2bと、こ
れら2枚の平板間に配設され、良く知られたハニカム構
造をなすコア部材2c、・・・、2cとで構成されてお
り、該コア部材2C0・・・、2cは、その上端部及び
下端部がろう付によって上記上面板2a及び下面板2b
にそれぞれ固着されている。
形成されている。すなわち、第1図に詳しく示すように
、フロアパネル2は、所定の間隔を設けて互いに対向し
て配置された平板状の上面板2a及び下面板2bと、こ
れら2枚の平板間に配設され、良く知られたハニカム構
造をなすコア部材2c、・・・、2cとで構成されてお
り、該コア部材2C0・・・、2cは、その上端部及び
下端部がろう付によって上記上面板2a及び下面板2b
にそれぞれ固着されている。
上記各フレーム部材3乃至IO及びフロアパネル2は、
上記したようにそれぞれ閉断面構造及びハニカム構造を
有するとともに、その諸寸法及び厚さなどをそれぞれ適
当に設定することにより、各部材に必要とされる強度及
び剛性がそれぞれ確保されている。
上記したようにそれぞれ閉断面構造及びハニカム構造を
有するとともに、その諸寸法及び厚さなどをそれぞれ適
当に設定することにより、各部材に必要とされる強度及
び剛性がそれぞれ確保されている。
上記フロアパネル2は、前後方向に延設されたフレーム
部材の中で最も大きく、且つ、強度及び剛性が高い上記
左右のサイドシル3.3の間に配置され、その車幅方向
の側端部を隅肉溶接することにより上記サイドシル3,
3に固定されている。
部材の中で最も大きく、且つ、強度及び剛性が高い上記
左右のサイドシル3.3の間に配置され、その車幅方向
の側端部を隅肉溶接することにより上記サイドシル3,
3に固定されている。
゛ ところで、本実施例では、フロアパネル2とサイド
シル3との接合部において、溶接肉盛部が車室内側に突
出することを防止するために、上記サイドシル3の側面
部に凹部を設け、この凹部で溶接を行うようにしている
。
シル3との接合部において、溶接肉盛部が車室内側に突
出することを防止するために、上記サイドシル3の側面
部に凹部を設け、この凹部で溶接を行うようにしている
。
以下、フロアパネル2とサイドシル3との接合部につい
て説明する。
て説明する。
第1図に示すように、上記サイドシル3のフロアパネル
2側の側面部3aには、その下面部3bから水平に伸長
されたフロア受は部11が設けられるとともに、該フロ
ア受は部11の上方に、フロアパネル2の側端部2dを
収納する凹部12が設けられており、該凹部12の上部
にはテーパ部12aが形成されている。一方、フロアパ
ネル2の側端部2dの上部には、上記凹部12のテーパ
部12aと組み合わされるテーパ部2eが形成されてい
る。そして、上記凹部12のテーパ部12aの上側の始
点12bは、フロア受は部11からの高さがフロアパネ
ル2の高さよりも高くなるように設定されている。
2側の側面部3aには、その下面部3bから水平に伸長
されたフロア受は部11が設けられるとともに、該フロ
ア受は部11の上方に、フロアパネル2の側端部2dを
収納する凹部12が設けられており、該凹部12の上部
にはテーパ部12aが形成されている。一方、フロアパ
ネル2の側端部2dの上部には、上記凹部12のテーパ
部12aと組み合わされるテーパ部2eが形成されてい
る。そして、上記凹部12のテーパ部12aの上側の始
点12bは、フロア受は部11からの高さがフロアパネ
ル2の高さよりも高くなるように設定されている。
従って、フロアパネル2を、フロア受は部11上に載置
した状態で左右のサイドシル3.3間に配置し、左右か
ら押圧力を加えることにより、サイドシル3に設けられ
た凹部12のテーパ部12aとフロアパネル2の側端部
2dのテーパ部2eトを当接させて、フロアパネル2の
サイドシル3゜3に対する位置決めを行った際には、フ
ロアパネル2の側端部2dにおいて、上記凹部12のテ
ーパ部12aとフロアパネル2の上面板2aとの間に空
隙部13が形成される。このとき、フロアパネル2は、
テーパ部2eに加わる押圧力の垂直方向の分力により下
方に押圧され、その下面板2bが、確実に、フロア受は
部11に当接するので、別途に押圧力を上方から加える
必要がなく、フロアパネル2の上下方向の位置決めを容
易に行うことができるようになっている。
した状態で左右のサイドシル3.3間に配置し、左右か
ら押圧力を加えることにより、サイドシル3に設けられ
た凹部12のテーパ部12aとフロアパネル2の側端部
2dのテーパ部2eトを当接させて、フロアパネル2の
サイドシル3゜3に対する位置決めを行った際には、フ
ロアパネル2の側端部2dにおいて、上記凹部12のテ
ーパ部12aとフロアパネル2の上面板2aとの間に空
隙部13が形成される。このとき、フロアパネル2は、
テーパ部2eに加わる押圧力の垂直方向の分力により下
方に押圧され、その下面板2bが、確実に、フロア受は
部11に当接するので、別途に押圧力を上方から加える
必要がなく、フロアパネル2の上下方向の位置決めを容
易に行うことができるようになっている。
そして、上記位置決めを行った後に行うフロアパネル2
とサイドシル3との溶接を、上記空隙部13で行うこと
により、溶接肉盛部14を空隙部13内(凹部12内)
に位置させ、上記肉盛部14が車室19内に突出するこ
とを防止するようになっている。
とサイドシル3との溶接を、上記空隙部13で行うこと
により、溶接肉盛部14を空隙部13内(凹部12内)
に位置させ、上記肉盛部14が車室19内に突出するこ
とを防止するようになっている。
以上、説明したように、本実施例によれば、サイドシル
3のフロアパネル2側の側面部3aに凹部!2を設け、
上記サイドシル3とフロアパネル2との溶接肉盛部14
を上記凹部12内に位置させるようにしたので、上記溶
接肉盛部14は車室19内に突出することがなく、従っ
て、車室19内に内装材を配設する際に、この内装材と
上記溶接肉盛部14とが干渉することを防止することが
できる。
3のフロアパネル2側の側面部3aに凹部!2を設け、
上記サイドシル3とフロアパネル2との溶接肉盛部14
を上記凹部12内に位置させるようにしたので、上記溶
接肉盛部14は車室19内に突出することがなく、従っ
て、車室19内に内装材を配設する際に、この内装材と
上記溶接肉盛部14とが干渉することを防止することが
できる。
また、本実施例では、上記凹部12をフロアパネル2の
側端部2dを収納するに足る大きさに形成するとともに
、凹部12の上部にテーパ部12aを設け、一方、上記
フロアパネル2の側端部2dの上部に上記テーバ部12
aと組み合わされるテーバ部2eを形成したので、フロ
アパネル2を左右のサイドシル3.3間に取り付ける際
には、フロアパネル2をフロア受は部11上に載置した
状態で左右から押圧力を加えるだけで、上記テーパ部1
2a、2eの作用によりフロアパネル2を下方にも押圧
することができるので、上方から別途に押圧力を加える
ことなく、容易にフロアパネル2の上下方向の位置決め
を行うことができるのである。
側端部2dを収納するに足る大きさに形成するとともに
、凹部12の上部にテーパ部12aを設け、一方、上記
フロアパネル2の側端部2dの上部に上記テーバ部12
aと組み合わされるテーバ部2eを形成したので、フロ
アパネル2を左右のサイドシル3.3間に取り付ける際
には、フロアパネル2をフロア受は部11上に載置した
状態で左右から押圧力を加えるだけで、上記テーパ部1
2a、2eの作用によりフロアパネル2を下方にも押圧
することができるので、上方から別途に押圧力を加える
ことなく、容易にフロアパネル2の上下方向の位置決め
を行うことができるのである。
尚、上記実施例(以下、第1実施例という。)は、サイ
ドシル3の側面部3aに比較的大きな凹部12を形成し
、フロアパネル2の側端部2dを上記凹部12内に収納
するとともに、溶接肉盛部14を凹部12内に位置させ
るようにしたものであったが、サイドシルの側面部に、
溶接肉盛部を収納するに足る小さな凹部を設けることに
より、上記溶接肉盛部が車室内側に突出することを防止
できる。
ドシル3の側面部3aに比較的大きな凹部12を形成し
、フロアパネル2の側端部2dを上記凹部12内に収納
するとともに、溶接肉盛部14を凹部12内に位置させ
るようにしたものであったが、サイドシルの側面部に、
溶接肉盛部を収納するに足る小さな凹部を設けることに
より、上記溶接肉盛部が車室内側に突出することを防止
できる。
以下、本発明の第2実施例について説明する。
第3図に示すように、本実施例では、フロアパネル22
の側端部22dは垂直な平面状に形成されている。一方
、サイドシル23の側面部23aには、第1実施例の場
合と同様のフロア受は部21が設けられるとともに、上
記フロアパネル22をフロア受は部21上に載置した状
態におけるフロアパネル22の上面板22aの高さに対
応する位置を下端部とする比較的小さな凹部25が形成
されている。該凹部25の大きさは、フロアパネル22
とサイドシル23とを溶接する際に溶接肉盛部を収納す
ることができるように適当に設定されている。
の側端部22dは垂直な平面状に形成されている。一方
、サイドシル23の側面部23aには、第1実施例の場
合と同様のフロア受は部21が設けられるとともに、上
記フロアパネル22をフロア受は部21上に載置した状
態におけるフロアパネル22の上面板22aの高さに対
応する位置を下端部とする比較的小さな凹部25が形成
されている。該凹部25の大きさは、フロアパネル22
とサイドシル23とを溶接する際に溶接肉盛部を収納す
ることができるように適当に設定されている。
そして、上記サイドシル23の側面部23aとフロアパ
ネル22の側端部22dとを当接させ、且つ、フロアパ
ネル22の下面板22bをフロア受は部21に当接させ
て位置決めを行い、その後にフロアパネル22とサイド
シル23との溶接を行う際に、上記凹部25で溶接を行
うことにより、溶接肉盛部24を凹部25内に位置させ
、上記溶接肉盛部24が車室29内に突出することを防
止することができる。
ネル22の側端部22dとを当接させ、且つ、フロアパ
ネル22の下面板22bをフロア受は部21に当接させ
て位置決めを行い、その後にフロアパネル22とサイド
シル23との溶接を行う際に、上記凹部25で溶接を行
うことにより、溶接肉盛部24を凹部25内に位置させ
、上記溶接肉盛部24が車室29内に突出することを防
止することができる。
また、上記第2実施例は、サイドシル23の側面部23
aに凹部25を1箇所だけ設けたものであったが、同様
の凹部を、フロア受は部からの高さを変えて複数個設け
ることにより、車種が異なりフロアパネルの高さが変更
される場合にでもサイドシルを変更することなく、溶接
肉盛部の車室内への突出を防止するようにすることがで
きる。
aに凹部25を1箇所だけ設けたものであったが、同様
の凹部を、フロア受は部からの高さを変えて複数個設け
ることにより、車種が異なりフロアパネルの高さが変更
される場合にでもサイドシルを変更することなく、溶接
肉盛部の車室内への突出を防止するようにすることがで
きる。
以下、本発明の第3実施例について説明する。
第4図に示すように、本実施例では、サイドシル33の
車室39側の側面部33aには、複数箇所(例えば3箇
所)に、第2実施例の場合と同様の凹部35,36.3
7がそれぞれ形成されている。
車室39側の側面部33aには、複数箇所(例えば3箇
所)に、第2実施例の場合と同様の凹部35,36.3
7がそれぞれ形成されている。
これら凹部35,36.37は、それぞれ高さが異なる
フロアパネル45.46.47に合わせて、フロア受は
部31からの高さを変えてそれぞれ所定の位置に設けら
れている。
フロアパネル45.46.47に合わせて、フロア受は
部31からの高さを変えてそれぞれ所定の位置に設けら
れている。
そして、例えば、車種が異なる場合など、フロアパネル
に要求される強度及び剛性が異なり、高さが異なるフロ
アパネル45,46.47を用いる必要が生じた場合に
でも、それぞれの車種に最適の高さを有するフロアパネ
ル45,46.47に対して、サイドシル33を変更す
ることなく、フロアパネル45,46.47とサイドシ
ル33との溶接を、上記フロアパネル45,46.47
の高さに対応して設けられた凹部35,36.37でそ
れぞれ行うことにより、溶接肉盛部が車室39内に突出
することを防止することができる。
に要求される強度及び剛性が異なり、高さが異なるフロ
アパネル45,46.47を用いる必要が生じた場合に
でも、それぞれの車種に最適の高さを有するフロアパネ
ル45,46.47に対して、サイドシル33を変更す
ることなく、フロアパネル45,46.47とサイドシ
ル33との溶接を、上記フロアパネル45,46.47
の高さに対応して設けられた凹部35,36.37でそ
れぞれ行うことにより、溶接肉盛部が車室39内に突出
することを防止することができる。
第1図は本発明の第1実施例に係るフロアパネルとサイ
ドシルとの接合部を説明するために第2図をX−X線で
切断して示した拡大断面図、第2図は上記第1実施例に
係る車体の全体斜視図、第3図は本発明の第2実施例に
係るフロアパネルとサイドシルとの接合部の拡大断面図
、第4図は本発明の第3実施例に係るサイドシルの拡大
断面図、第5図は従来例に係るフロアパネルとサイドシ
ルとの接合部の拡大断面図である。 l・・・車体、 2,22,45,46.47・・・フ
ロアパネル、2 a、 22 a−・・上面板、2 b
、 22 b・・・下面板、2c・・・コア部材、2d
、22d・・・フロアパネルの側端部、3,23.33
・・・サイドシル、3a、23a、33g”・サイドシ
ルの側面部、! 2,25,35,36゜37・・・凹
部、14.24・・・溶接肉盛部。
ドシルとの接合部を説明するために第2図をX−X線で
切断して示した拡大断面図、第2図は上記第1実施例に
係る車体の全体斜視図、第3図は本発明の第2実施例に
係るフロアパネルとサイドシルとの接合部の拡大断面図
、第4図は本発明の第3実施例に係るサイドシルの拡大
断面図、第5図は従来例に係るフロアパネルとサイドシ
ルとの接合部の拡大断面図である。 l・・・車体、 2,22,45,46.47・・・フ
ロアパネル、2 a、 22 a−・・上面板、2 b
、 22 b・・・下面板、2c・・・コア部材、2d
、22d・・・フロアパネルの側端部、3,23.33
・・・サイドシル、3a、23a、33g”・サイドシ
ルの側面部、! 2,25,35,36゜37・・・凹
部、14.24・・・溶接肉盛部。
Claims (1)
- (1)車体の骨組を構成するフレーム部材とフロアパネ
ルとが軽合金で形成された自動車の下部車体構造であっ
て、 上記フロアパネルがハニカムコア材で形成されるととも
に、該フロアパネルの車幅方向の側端部に位置するサイ
ドシルは、押出成形により上記フロアパネル側の側面部
に凹部を有して形成されており、上記サイドシルとフロ
アパネルとの溶接部が上記凹部内に設置されていること
を特徴とする自動車の下部車体構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1832888A JPH01195185A (ja) | 1988-01-28 | 1988-01-28 | 自動車の下部車体構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1832888A JPH01195185A (ja) | 1988-01-28 | 1988-01-28 | 自動車の下部車体構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01195185A true JPH01195185A (ja) | 1989-08-07 |
Family
ID=11968556
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1832888A Pending JPH01195185A (ja) | 1988-01-28 | 1988-01-28 | 自動車の下部車体構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01195185A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021008238A (ja) * | 2019-07-02 | 2021-01-28 | トヨタ自動車株式会社 | 車体下部構造 |
-
1988
- 1988-01-28 JP JP1832888A patent/JPH01195185A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021008238A (ja) * | 2019-07-02 | 2021-01-28 | トヨタ自動車株式会社 | 車体下部構造 |
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